JP2003018788A - シャフト抜け防止機構、このシャフト抜け防止機構に於けるシャフト抜脱方法及びこのシャフト抜け防止機構を備えたブラシレスモータ - Google Patents

シャフト抜け防止機構、このシャフト抜け防止機構に於けるシャフト抜脱方法及びこのシャフト抜け防止機構を備えたブラシレスモータ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転中又は振動や衝撃に対しては確実にシャ
フトの抜け防止機構が働き、又意図的に簡単にシャフト
を抜脱出来るシャフト抜け防止機構を提供する。 【解決手段】 シャフト1の端部外周に環状の係止溝1
aが設けられており、この係止溝1aを構成する端部1
bの一方にDカット部1c、その反対側に係止段部1d
が設けられている。抜け止め部材4は、弾性材料から成
り、リング状部材の基部4aと係止爪4bで構成されて
いる。この基部4aは、ラジアル軸受2の反開口端面2
aと軸受ハウジング3の段部3aに動かぬよう挟持され
ている。又、係止爪4bはリング状部材の基部4aの内
側にほぼ等間隔に設けられ、それぞれ軸受ハウジング3
の底方向に向かってくの字に曲げられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャフトの端部に
形成された係止溝と、軸受側に設けられたこの係止溝に
係合する抜け止め部材で構成される抜け止め防止機構を
備えたモータの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のモータ、特にアウターロータ型ブ
ラシレスモータに於いて、薄型化等の理由で、ロータを
端部に取り付けたシャフトの抜け止め防止機構は、シャ
フトの端部即ち軸受ハウジングの底部に設けられてい
る。
【0003】このシャフトの抜け止め防止機構の構造と
しては、一般的にシャフトの端部の外周に環状の係止溝
が設けられ、軸受ハウジングの底部に抜け止め部材が設
けられている。この抜け止め部材は弾性材でなり、形状
としては、リング状の部材自体にスリットを入れバネ性
を持たせたワッシャーであったり、リング状部材の内側
にシャフトの係止溝を係止する複数のバネ性を持たせた
係止爪が設けられたワッシャーであったりするものが知
られている。
【0004】この構造に於ける、シャフトの抜け止め防
止機構は、シャフトの端部が軸受ハウジングの底部に設
けられた抜け止め部材つまりワッシャーのスリット部又
は係止爪を押し広げながら挿通されて行き、シャフトの
端部が軸受ハウジングの底部に設けられたスラスト軸受
に突き当たると同時にシャフトの端部に設けられた環状
の係止溝に前記ワッシャーのスリット部又は係止爪が嵌
挿される。これにより、シャフトは抜け止め部材に係止
することになりこのシャフトは抜けなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
最近、特に環境保護が叫ばれてきており、資源の
有効活用又は環境に対するより良い廃棄方法が要求され
てきている。例えば、モータに関しては修理して再使用
するか、或いは、不要在庫品を機種変更して再使用する
場合がある。更に、モータを廃棄する場合は、このモー
タを解体し部品を分別して行うことになるが、前述のよ
うに構成されたシャフト抜け防止機構を備えたモータの
ロータ部をステータ部より脱離しようとした場合、シャ
フトは軸受より容易に抜脱することが出来ない欠点があ
った。
【0006】そこで、この発明は、前記の欠点を解決し
て、回転動作中及び振動や衝撃に対しては確実にシャフ
トの抜け防止機構が働き、又意図的に分解しようとする
場合は簡単にシャフトを軸受より抜脱出来るシャフト抜
け防止機構を提供しようというもので有る。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するに
は、請求項1に記載の発明のように、ロータ部を取り付
けたシャフトと、前記シャフトを回転自在に支承する軸
受を保持するステータ部中央に設けた軸受ハウジング
と、前記シャフトが前記軸受から抜けないようにする抜
け止め手段と、を備えたモータのシャフト抜け防止機構
に於いて、前記抜け止め手段は、前記シャフトの端部に
形成された係止部と、前記軸受ハウジングの底部に固設
された前記係止部と係合する抜け止め部材から構成さ
れ、所定の抜脱力に対して前記シャフトの係止部が前記
抜け止め部材より離脱可能にすることにより達成でき
る。
【0008】又、前記シャフトの係止部は、請求項2に
記載の発明のように、このシャフトの先端部の外周に形
成された環状の係止溝と、この係止溝を構成する係止段
部とDカット部とを有する端部としたことにより達成で
きる。尚、このシャフトDカット部は、請求項3に記載
の発明のように、シャフトの端部にほぼ等間隔に少なく
とも1箇所以上設け、更に、請求項4に記載の発明のよ
うに、前記シャフトのDカット部の包絡線の描く円の最
小径は、シャフトの端部径より小さく、係止溝径と等し
いかややより大きくしてやれば達成できる。
【0009】前記抜け止め部材は、請求項5に記載の発
明のように、軸受ハウジングの底部のに設けられた段部
又はスリーブと、前記軸受の反開口面に挟持される環状
の基部と、この環状の基部の内側にほぼ等間隔に同心円
上に配置され、軸受ハウジングの底方向にくの字に曲げ
られた弾性変形可能な係止爪とすれば達成できる。又、
前記係止爪の先端の包絡線が描く円の最小径は、請求項
6に記載の発明のように、前記シャフトのDカット部の
包絡線の描く円の最小径よりは大きく、シャフトの端部
径より小さくすれば達成できる。
【0010】前記シャフト抜け防止機構に於けるシャフ
トの抜脱方法は、請求項7に記載の発明のように、前記
抜け止め部材の係止爪の一方を前記シャフトのDカット
部を合わせ、抜きながら所定角度を回転させ、係止爪の
もう一方の係止を外すことによりシャフトの抜脱を可能
とすることができる。
【0011】尚、請求項8に記載の発明のように、ブラ
シレスモータの軸受支持機構に前述したシャフト抜け防
止機構を備えることにより、前記課題を解決して、回転
動作中又は振動や衝撃に対しては確実にシャフトの抜け
防止機構が働き、又意図的にアウターロータ型ブラシレ
スモータを分解できるモータを得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づき本発明の構成を説明する。図1は、本発明に係る第
1の実施の形態を示すモータのシャフト抜け防止機構の
要部断面図、図2は図1に於けるシャフトの端部の係止
部を説明する断面図、図3は図1に於ける抜け止め部材
を説明する構造図、図4は図1により説明したシャフト
の係止溝と軸受ハウジングの底部に設けた抜け止め部材
との寸法関係を説明する説明図、及び図5は図1により
説明した抜け止め部材にシャフトを挿入し係止、及び抜
脱する手順を示す説明図、図6は図1に示すシャフト抜
け防止機構を備えたブラシレモータの断面図である。
【0013】図1及び図2に於いて、シャフト1の端部
外周に環状の係止溝1aが設けられており、この係止溝
1aを構成する端部1bの一方にDカット部1c、その
反対側に係止段部1dが設けられている。図2は、図1
に示すシャフト1の係止溝1aを切断し端部1b側に見
た図である。
【0014】図1及び図3に於いて、抜け止め部材4
は、弾性材料から成り、リング状部材の基部4aと係止
爪4bで構成されている。この基部4aは、ラジアル軸
受2の反開口面2aと軸受ハウジング3の段部3aに動
かぬよう挟持されている。又、係止爪4bは長方形の爪
であり、リング状部材の基部4aの内側にほぼ等間隔に
設けられ、それぞれ軸受ハウジング3の底方向に向かっ
てくの字に曲げられている。
【0015】図4は、前記シャフト1の係止溝1a、端
部1b、及びDカット部1cと抜け止め部材4の係止爪
4bの寸法的位置関係を説明したものである。シャフト
1の端部1bの半径をR1、Dカット部1cのシャフト
1の中心からの最短距離をR2、係止溝1aの半径をR
3、又抜け止め部材4の無荷重時の係止爪4bの包絡線
の描く最小円の半径をr1、係止爪4bにシャフト1の
抜脱操作により、シャフト1の通常回転時には掛からな
い程の大きな荷重が掛かり、基部4aの位置まで曲げら
れた時の係止爪4bの包絡線の描く最小円の半径をr2
とすると、R3≦R2、R2<r1<R1、R3<r2
の寸法関係をもって構成されている。又、係止溝1aの
溝幅をH、係止爪4bの曲げ高さをhとすると、H>h
の寸法関係も持っている。
【0016】この様に構成されたシャフト抜け防止機構
にシャフト1を挿入して係止する手順、及び抜脱する手
順の説明を図1及び図5に示す。
【0017】まずシャフト1を軸受2の開口部(図面上
方)より挿入して行くと、シャフト1の端部1bの先端
R部が抜け止め部材4の係止爪4b1、4b2を押し開
き、更にスラスト軸受5に突き当たり止まる。この状態
は、図5(A)に示す如く、シャフト1の係止溝1aが
抜け止め部材4の爪部4b1,4b2に挿入された係止
状態となる。尚、この状態に於いては、抜け止め部材4
の係止爪4b1,4b2はシャフト1の係止溝1aに接
触しないように位置関係が設定されている。尚、モータ
の回転動作中に於いてもこの状態は維持される。又、こ
の係止状態に於いて、シャフト1の係止段部1dは係止
爪4b1,4b2の必ず1箇所以上が引掛ることになる
のでシャフト1は所定抜脱力以内では抜けることがな
い。
【0018】次にシャフトを抜脱する手順を説明する
と、図5(A)に於いて、まずシャフト1を回しながら
上方向(図に於ける)へ引き抜き(抜脱操作)を開始す
ると、シャフト1の係止段部1dと抜け止め部材4の係
止爪4b1、及びシャフト1のDカット部1cと抜け止
め部材4の係止爪部4b2が相対する位置に移動して来
る。この位置を迎えた時、シャフト1を更に上方向に引
き抜きをすると、図5(B)に示す如くシャフト1の係
止段部1dと係止される抜け止め部材4の係止爪4b1
は接触し弾性変形し、一方、Dカット部1c側の係止爪
4b2は非接触状態となる。
【0019】次に、シャフト1を180゜回転させると
図5(C)の如くに、Dカット部1dは係止爪4b1側
に移動しシャフト1の係止段部1dと抜け止め部材4の
係止爪4b1の係止が解除され、もう一方の係止爪4b
2は端部1bの外周に乗り上げし弾性変形する。
【0020】この状態で、シャフト1を上方へ引き抜く
と抜け止め部材4の係止爪4b2はシャフト1の端部1
bの外周面を軸方向に摺動しながらこの外周面から外れ
ることになり、係止は解除されシャフト1の抜脱は行わ
れる(図5(D))。
【0021】図6は、第1の実施の形態になるシャフト
抜け防止機構を備えたブラシレスモータの断面図であ
る。図6に於いて、磁性材料からなる円筒状をしたロー
タヨーク9の中央に、本発明からなるシャフト抜け防止
機構を備えたシャフト1、及びその内周側面にマグネッ
ト10が固着されている。更に、ステータコア7にはコ
イル8が巻回され、中央環状部にラジアル軸受2とスラ
スト軸受5を固設した軸受ハウジング3が挿着され、ス
テータベース6に固着されている。又、このラジアル軸
受2の反開口端面と軸受ハウジングの底部の段部に本発
明からなるシャフト抜け防止機構を備えた抜け止め部材
4が挟持固定されている。
【0022】図7は、前述図1に於ける第1の実施の形
態の変形例として、シャフト1のDカット部1cを、図
7のようにキー溝状21cの形状にしても良い。尚、こ
のキー溝状21cの溝幅寸法は、前記抜け止め部材4の
長方形の係止爪4bの幅寸法より大きく設定されてい
る。
【0023】図8は、本発明の第2の実施の形態を示す
要部断面図である。此の第2の実施の形態は、シャフト
11の係止溝11aを構成する端部11bにDカット部
11cをシャフト1の軸対称に2箇所設け、抜け止め部
材14のリング状部材の基部14aに等間隔に4箇所に
長方形の係止爪14bを設けたものである。シャフト1
1の抜け防止構成は第1の実施の形態と同じである。
又、シャフト11の抜脱手順は、シャフト11を90゜
回転しながら行う以外は第1の実施の形態と同じであ
る。
【0024】尚、本発明に係る係止部は加工可能な範囲
内に於いて複数個設けることができるが、その条件は次
のようになる。Dカット部を円周方向にn箇所均等に設
けるとすると、係止爪は2n箇所必要となり、抜脱に於
けるシャフトの必要回転角度は、360゜/2nとな
る。
【0025】図9は、前述図1に於ける第1の実施の形
態、及び図8に於ける第2の実施の形態の変形例を説明
する図である。この図9に示す如く、軸受ハウジング1
3の底部に段部を設けず、代わりに軸受ハウジング13
の底部にスリーブ12を嵌挿し、このスリーブ12を介
して抜け止め部材4又は(図8に於ける)14をラジア
ル軸受2の反開口端面と軸受ハウジング13の底部で動
かぬよう挟持し本発明の抜け防止機構を構成することが
できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明によれば、ロータ部を取り付けたシャフトと、前
記シャフトを回転自在に支承する軸受を保持するステー
タ部中央に設けた軸受ハウジングと、前記シャフトが前
記軸受から抜けないようにする抜け止め手段と、を備え
たモータのシャフト抜け防止機構に於いて、前記抜け止
め手段は、前記シャフトの端部に形成された係止部と、
前記軸受ハウジングの底部に固設された前記係止部と係
合する抜け止め部材からシャフト抜け防止機構を構成
し、所定の抜脱力に対して前記シャフトの係止部が前記
抜け止め部材より離脱可能にすることにより提供するこ
とができる。
【0027】又、前記シャフトの係止部は、請求項2に
記載した発明によれば、このシャフトの先端部の外周に
形成された環状の係止溝と、この係止溝を構成する係止
段部とDカット部とを有する端部としたことにより提供
することができる。尚、このシャフトDカット部は、請
求項3に記載した発明によれば、シャフトの端部にほぼ
等間隔に少なくとも1箇所以上設け、更に、請求項4に
記載した発明によれば、前記シャフトのDカット部の包
絡線の描く円の最小径は、シャフトの端部径より小さ
く、係止溝径と等しいかややより大きくしてやることに
より提供できる。
【0028】前記抜け止め部材は、請求項5に記載した
発明によれば、軸受ハウジングの底部に設けられた段部
又はスリーブと、前記軸受の反開口面に挟持される環状
の基部と、この環状の基部の内側にほぼ等間隔に同心円
上に配置され、軸受ハウジングの底方向にくの字に曲げ
られた弾性変形可能な係止爪とすることにより簡単に提
供できる。又、前記係止爪の先端の包絡線が描く円の最
小径は、請求項6に記載した発明によれば、前記シャフ
トのDカット部の包絡線の描く円の最小径よりは大き
く、シャフトの端部径より小さくすれば精度良く提供で
きる。
【0029】前記シャフト抜け防止機構に於けるシャフ
トの抜脱方法は、請求項7に記載した発明によれば、前
記抜け止め部材の係止爪の一方を前記シャフトのDカッ
ト部を合わせ、抜きながら所定角度を回転させ、係止爪
のもう一方の係止を外すことによりシャフトの抜脱を敏
速に、且つ簡単に行うことができる。
【0030】尚、請求項8に記載した発明によれば、ブ
ラシレスモータの軸受支持機構に前述したシャフト抜け
防止機構を備えることにより、前記課題を解決して、回
転動作中又は振動や衝撃に対しては確実にシャフトの抜
け防止機構が働き、又意図的にアウターロータ型ブラシ
レスモータを分解できるモータを提供することができ
る。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示すシャフト抜け防止機構
の要部断面図である。
【図2】図1に於けるシャフトの端部の係止部を説明す
る係止溝を切断した断面図である。
【図3】図1に於ける抜け止め部材の構造を説明する構
造図である。
【図4】第1の実施の形態に於ける係止部の寸法関係を
説明する図である。
【図5】第1の実施の形態に於けるシャフト挿入及び抜
脱の手順を説明する説明図である。
【図6】第1の実施の形態のシャフト抜け防止機構を備
えたブラシレスモータの断面図である。
【図7】図1に於けるDカット部を別構造に置き換えた
図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示すシャフト抜け
防止機構の要部断面図である。
【図9】図1又は図8に於ける軸受ハウジングの段部を
廃止して、スリーブに置き換えた図である。
【符号の説明】
1 シャフト 1a (シャフト)係止溝 1b (シャフト)端部 1c (シャフト)Dカット部 1b (シャフト)係止段部 2 ラジアル軸受 2a (ラジアル軸受)反開口面 3 軸受ハウジング 3a (軸受ハウジング)段部 4 抜け止め部材 5 スラスト軸受

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ部を取り付けたシャフトと、前記
    シャフトを回転自在に支承する軸受を保持するステータ
    部中央に設けた軸受ハウジングと、前記シャフトが前記
    軸受から抜けないようにする抜け止め手段と、を備えた
    モータのシャフト抜け防止機構に於いて、前記抜け止め
    手段は、前記シャフトの端部に形成された係止部と、前
    記軸受ハウジングの底部に固設された前記係止部と係合
    する抜け止め部材から構成され、所定の抜脱力に対して
    前記シャフトの係止部が前記抜け止め部材より離脱可能
    にしたことを特徴とするシャフト抜け防止機構。
  2. 【請求項2】 前記シャフトの係止部は、このシャフト
    の先端部の外周に形成された環状の係止溝と、この係止
    溝を構成する係止段部とDカット部とを有する端部とし
    たことを特徴とする請求項1に記載のシャフト抜け防止
    機構。
  3. 【請求項3】 前記シャフトのDカット部は、シャフト
    の端部にほぼ等間隔に少なくとも1箇所以上設けられた
    請求項2に記載のシャフト抜け防止機構。
  4. 【請求項4】 前記シャフトのDカット部の包絡線の描
    く円の最小径は、シャフトの端部径より小さく、係止溝
    径と等しいかややより大きいことを特徴とする請求項3
    に記載のシャフト抜け防止機構。
  5. 【請求項5】 前記抜け止め部材は、軸受ハウジングの
    底部に設けられた段部又はスリーブと、前記軸受の反開
    口面に挟持される環状の基部と、この環状の基部の内側
    にほぼ等間隔に同心円上に配置され、軸受ハウジングの
    底方向にくの字に曲げられた弾性変形可能な係止爪から
    なることを特徴とする請求項2に記載のシャフト抜け防
    止機構。
  6. 【請求項6】 前記係止爪の先端の包絡線が描く円の最
    小径は、前記シャフトのDカット部の包絡線の描く円の
    最小径よりは大きく、シャフトの端部径より小さいこと
    を特徴とする請求項5に記載のシャフト抜け防止機構。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6に記載のシャフト
    抜け防止機構に於けるシャフトの抜脱方法は、前記抜け
    止め部材の係止爪の一方を前記シャフトのDカット部を
    合わせ、抜きながら所定角度を回転させ、係止爪のもう
    一方の係止を外すことによりシャフトの抜脱を可能とし
    たことを特徴とするシャフト抜け抜脱方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7に記載のシャフト
    抜け防止機構を軸受支持機構に備えたブラシレスモー
    タ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110253245A (zh) * 2019-07-14 2019-09-20 江门市海森机械配件有限公司 胶轮轴承安装机

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