JP2003018620A - 局内側端子板、ハイパスフィルタ用端子板および主配線板 - Google Patents
局内側端子板、ハイパスフィルタ用端子板および主配線板Info
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Abstract
え、極めて容易な配線処理を行うだけでユーザにADS
Lサービスを提供可能な主配線板を提供する。また、こ
のような主配線板に好適に使用可能な局内側端子板(I
SP)およびハイパスフィルタ用端子板を提供する。 【解決手段】 外線側端子板と、ロウパスフィルタを有
するの局内側端子板と、ハイパスフィルタを有するハイ
パスフィルタ用端子板とを有する主配線板であって、外
線側端子板からの出力は、局内側端子板およびハイパス
フィルタ用端子板に並列に入力されるよう接続し、局内
側端子板は電話交換機システムと接続し、ハイパスフィ
ルタ用端子板はADSLシステムと接続する。
Description
をADSL(asymmetric digital subscriber line)シ
ステムに接続する主配線板に関し、特に、既存の主配線
板に僅かな改良を加え、極めて容易な配線処理を行うだ
けでユーザにADSLサービスの提供を可能とする主配
線板、およびこの主配線板に好適に用いることができる
局内側端子板およびハイパスフィルタ用端子板に関す
る。
ク接続サービスが急速に普及しているが、このサービス
をユーザに提供するためには、従来の電話通信システム
の主配線板(MDF)を改良してADSLシステムと接
続する必要がある。
すように、従来の電話通信システムでは、MDFの外線
側端子板(OSP)1と電話端末101’とを接続し、
局内側端子板(ISP)2’と電話交換機(POTS)
6とを接続し、OSP1の11bとISP2’の21b
とをジャンパ接続して回線を接続する。
は、ユーザが電話通信を行う場合にはPOTSシステム
6と接続し、ADSL通信を行う際にはADSLシステ
ム5と接続する必要がある。つまり、電話通信用の信号
(POTS信号)はPOTSシステム6に、ADSL信
号はADSLシステム5に送信する機能が必要となる。
そこで、従来は、図5のシステムを図4に示すように改
良し、ユーザに対してADSLサービスの提供を行って
いた。
P2’に加え、入力側スプリッタモジュール中継端子板
(SPM−IN)8’と出力側スプリッタモジュール中
継端子板(SPM−OUT)9を設け、ADSLシステ
ム5と接続するスプリッタモジュール(SPM)7と接
続する。
POTS信号とADSL信号との合成信号が入力され
る。POTSスプリッタ102は、ADSL端末である
PC100からのADSL信号と、電話端末であるTE
L110からのPOTS信号とを合成し、合成信号をM
DFに入力する。MDFは、この合成信号をOSP1で
受信する。ここで、ADSLサービス契約を締結したユ
ーザからの信号は、ISP2’に直接入力せず、SPM
−IN8’に入力する。SPM−IN8’は、この信号
をSPM7に入力する。
3’を有する。POTSスプリッタカード3’は、ロー
パスフィルタ(LPF)とハイパスフィルタ(HPF)
とを有し、ユーザ側からの信号をPOTS信号とADS
L信号とに分ける(分配する)。ADSL信号は、PO
TS信号(従来の電話通信)で用いられない高い周波数
帯域の信号であるため、LPFでは通過できず、HPF
は通過する。逆に、POTS信号は、LPFは通過し、
HPFでは通過しない。つまり、ADSL信号は、出力
端子71a’’から出力され、ADSLシステム5に入
力する。また、POTS信号は、出力端子71a’から
出力されSPM−OUT9に入力する。SPM−OUT
9は、SPM7から入力された信号、つまりPOTS信
号をISP2’に入力する。ISP2’は、POTS信
号をPOTSシステム6に送信する。このように、ユー
ザ側からのADSL信号はADSLシステム5へ、PO
TS信号はPOTSシステム6へそれぞれ伝送される。
ム5からユーザ側への信号は、上述した流れと逆にたど
ることでスプリッタ102に入力される。スプリッタ1
02は、ADSL信号はADSL端末100に、POT
S信号は電話端末101に入力する。
技術では、MDFの管理者は、図4に示す従来の通信シ
ステムにSPM−IN8’とSPM−OUT9とSPM
7との3つの要素を加える必要があり、さらに、従来の
システムと新たな要素およびADSLシステム5とを接
続する複雑な配線処理を行う必要があった。
ステムではISP2’と直接接続しているのに対し、図
4に示すシステムではSPM−IN8’とSPM7とS
PM−OUT9とを介してISP2’と接続する。つま
り、 OSP1のUスリット端子11aの接続先を、ISP
2’のジャンパ接続用Uスリット端子21bからSPM
−IN8’のジャンパ接続用Uスリット端子81aに変
更し、 SPM−IN8’のUスリット端子81a’をSPM
7のPOTS接続端子71a’と接続し、 SPM7のHPFからの出力端子71a”をADSL
システム5に接続し、 SPM7のLPFからの出力端子71a’をSPM−
OUT9のUスリット端子91a’と接続し、 SPM−OUT9のジャンパ接続用Uスリット端子9
1aをISP2’のジャンパ接続用Uスリット端子21
aに接続する、必要があった。このような複雑な改良処
理および配線処理を必要とするため、ユーザにADSL
サービスを提供するまでには極めて長い時間を要した。
であり、従来の主配線板(MDF)に僅かな変更を加
え、極めて容易な配線処理を行うだけでユーザにADS
Lサービスを提供可能な主配線板を提供することを目的
とする。また、このような主配線板に好適に使用可能な
局内側端子板(ISP)およびハイパスフィルタ用端子
板を提供することを目的とする。
めに、請求項1記載の主配線板の局内側端子板の発明
は、電話通信用の信号を取り出すロウパスフィルタを有
することを特徴とする。
板の局内側端子板において、断器用コネクタ間にロウパ
スフィルタを有することを特徴とする。
ルタ用端子板の発明は、ADSL(asymmetric digital
subscriber line)信号を取り出すハイパスフィルタを
有することを特徴とする。
板用のハイパスフィルタ用端子板において、主配線板の
外線側端子板と直接または間接に接続する第1のUスリ
ット端子と、ADSLシステムと接続する第2のUスリ
ット端子と、第1および第2のUスリット端子間に設け
られた2つの断器用コネクタとを有し、断器用コネクタ
間にハイパスフィルタを有することを特徴とする。
端子板と、請求項1または2の局内側端子板と、請求項
3または4のハイパスフィルタ用端子板とを有する主配
線板であって、外線側端子板からの出力は、局内側端子
板およびハイパスフィルタ用端子板に並列に入力される
よう接続し、局内側端子板は電話交換機システムと接続
し、ハイパスフィルタ用端子板はADSLシステムと接
続することを特徴とする。
端子板と、請求項1または2の局内側端子板とを有する
主配線板であって、外線側端子板からの出力は、局内側
端子板と、主配線板の外部に設けられたADSLシステ
ムと接続する請求項3または4のハイパスフィルタ用端
子板とに並列に入力されるよう接続し、局内側端子板は
電話交換機システムと接続することを特徴とする。
内側端子板およびハイパスフィルタ用端子板を、実施の
形態によって詳細に説明する。以下、主配線板について
説明し、あわせて局内側端子板およびハイパスフィルタ
用端子板についても説明する。
ザ側から入力された音声信号(POTS信号)とデータ
信号(高周波ADSL信号)の合成信号を、ロウパスフ
ィルタ(LPF)を有する局内側端子板(ISP)とハ
イパスフィルタ(HPF)を有するハイパスフィルタ用
端子板(HPF用端子板)に入力する。ISPは、上記
合成信号をLPFに通すことでPOTS信号を取りだ
し、この信号を電話交換機システム(POTSシステ
ム)に入力する。HPF用端子板は、上記合成信号をH
PFに通すことでADSL信号を取り出し、この信号を
ADSLシステムに入力する。
にLPFを設け、ユーザ側からの入力信号に対してIS
Pと並列の位置にHPF用端子板を設け、外部側端子板
(OSP)をISPとHPF用端子板と二重接続するよ
うに配線するだけで、ユーザにADSLサービスの提供
が可能となる。以下、このMDFを好適に実施した例
を、図面を参照しながら詳述する。
DFは、従来同様に加入者端末(PC100、TEL1
01)と電話交換機6との間に配置され、OSP1とI
SP2とHPF用端子板8とを有する。
のまたはこれと同等のものを採用でき、図1に示すよう
に保護回路12とUスリット端子11とを備える。
(LPFカード)を加えたものを採用し、OSP1(加
入者端末)とPOTSシステム6とを接続する。LPF
は、POTS信号とADSL信号との合成信号からPO
TS信号を取り出すことができるフィルタであればよ
い。つまり、ADSL信号用に使用される帯域の信号を
取り除くことができるフィルタであればよい。このよう
なフィルタとしては公知のフィルタを採用できる。図1
に示すように、OSP1とはUスリット端子21bで、
POTSシステム6とはUスリット端子21b’で接続
する。Uスリット端子21bおよび21b’の間には断
器用コネクタ22b、22b’を有する。LPF(LP
Fカード3)は、断器用コネクタ22bおよび22b’
の間に設ければよい。
す。図2に示すように、LPFカード3は、LPFに入
力端子(LPFカード接続端子)31bと出力端子(L
PFカード接続端子)31b’とを接続した構成を有す
る。LPFカード接続端子31bはOSI1側のUスリ
ット端子21bと接続し、31b’はPOTSシステム
6側のUスリット端子21b’と接続する。
5と接続する。HPF用端子板8は、Uスリット端子2
1a、21a’と、断器用コネクタ22a、22a’
と、HPFカード4とを有する。HPFは、POTS信
号とADSL信号との合成信号からADSL信号を取り
出すことができるフィルタであればよい。つまり、PO
TS信号用に使用される帯域の信号を取り除くことがで
きるフィルタであればよい。このようなフィルタとして
は公知のフィルタを採用できる。図1に示すように、O
SP1とはUスリット端子21aにより、ADSLシス
テム5とはUスリット端子21a’により接続する。U
スリット端子21aおよび21a’はの間には断器用コ
ネクタ22aおよび22a’を有する。HPF(HPF
カード4)は、断器用コネクタ22aおよび22a’の
間に設ければよい。
す。図4に示すように、HPFカード4は、HPFとH
PFカード接続端子31a、31a’とを有する。HP
Fカード接続端子31aは、Uスリット端子21aと接
続する断器用コネクタ22aと、HPFカード接続端子
31a’は、Uスリット端子21a’と接続する断器用
コネクタ22a’とそれぞれ接続する。
P2およびHPF用端子板8に入力できるように配線す
る。すなわち、この出力に対してISP2とHPF用端
子板8とを並列に接続する。従って、図1に示すよう
に、Uスリット端子11aを、Uスリット端子21aお
よび21bとそれぞれジャンパ線で接続すればよい。ま
た、図6、図7に示すようにUスリット端子11aをU
スリット端子21aおよび21bのいずれかとジャンパ
線で接続し、かつUスリット端子21aと21bとを接
続してもよい。
ット端子21b’をPOTSシステム6とPOTS信号
用ケーブルにより接続し、HPF用端子板8のUスリッ
ト端子21a’をADSLシステム5とADSL信号用
ケーブルにより接続する。
末)が作成したPOTS信号とPC100(ADSL端
末)が作成したADSL信号との合成信号を電話回線1
03経由でOSP1に入力する。OSP1は、この合成
信号をISP2およびHPF用端子板8に入力する。つ
まり、合成信号は、OSP1に入力されると一時保護回
路12aを経由してUスリット端子11aに入力され
る。そして、ジャンパ線でOSP1と接続されているI
SP2のUスリット端子21bとHPF用端子板8のU
スリット端子21aとに入力される。
合成信号からPOTS信号を取り出す。そして、POT
S信号をPOTSシステム6に入力する。ISP2は、
OSP1からUスリット端子21bに入力された合成信
号を断器端子22b経由でLPFカード3に入力する。
LPFカード3は、入力端子31bに合成信号が入力さ
れると、これをLPFに通す。LPFは、合成信号から
所定の帯域よりも低い帯域の信号を取り出す。つまり、
POTS信号を取り出す。取り出したPOTS信号は出
力端子31b’から断器端子22b’に入力する。断器
端子22b’に入力された合成信号は、Uスリット端子
21b’からPOTS用ケーブルを介してPOTSシス
テム6に入力される。
い、上記合成信号からADSL信号を取り出す。そし
て、ADSL信号をADSLシステム5に入力する。H
PF用端子板8は、OSP1からUスリット端子21a
に入力された合成信号を断器端子22a経由でHPFカ
ード4に入力する。HPFカード4は、入力端子31a
に合成信号が入力されると、これをHPFに通し、合成
信号から所定の帯域よりも高い帯域の信号を取り出す。
つまりADSL信号を取り出す。取り出したADSL信
号は出力端子31a’から断器端子22a’に入力す
る。断器端子22a’に入力された合成信号は、Uスリ
ット端子21a’からADSL用ケーブルを介してAD
SLシステム5に入力される。
信号およびPOTSシステム6からのPOTS信号は、
上述した信号転送経路を逆順にたどることで加入者端末
(TEL101、PC端末100)に到達する。
101宛てのPOTS信号は、MDFのISP2に入力
される。ISP2はLPFを有するが、前記したように
POTS信号はLPFを通過可能なためISP2を通過
する。ISP2を通過するとOSP1を介してPOTS
スプリッタ102に入力される。POTSスプリッタ1
02は、公知の方法により、入力されたPOTS信号を
TEL101に入力する。
00宛てのADSL信号は、MDFのHPF用端子板8
に入力される。HPF用端子板8はHPFを有するが、
ADSL信号はHPFを通過可能なためHPF用端子板
8を通過する。HPF用端子板8を通過するとOSP1
を介してPOTSスプリッタ102に入力される。PO
TSスプリッタ102は、公知の方法により、入力され
たADSL信号をPC100に入力する。
したが、上述の実施の形態はこの発明の説明のための例
示であって、この実施形態のみにこの発明の範囲を限定
する趣旨ではない。当業者は、この発明の要旨を逸脱す
ることなく、種々の変形、改良、修正、簡略化などを上
記実施形態に加えた種々の他の形態でもこの発明を実施
することができる。例えば、HPF用端子板8をMDF
とADSLシステム5との間またはADSLシステム5
内に設けることもできる。このようにHPF用端子板8
をMDFの外部に設ければ、既存のMDFはISP2に
LPFを追加し、外部に設けたHPF用端子板8とOS
P1とを接続するだけでユーザにADSLサービスを提
供できる。
によれば、従来のMDFにHPF用端子板を新規に追加
し、外線側端子板(OSP)を、HPF用端子板と局内
側端子板(ISP)とに接続し、HPF用端子板にHP
Fカードを、ISPにLPFを実装する。HPF用端子
板は、ADSLシステムと接続する。これにより、従来
のシステム(POTS信号系)のケーブルおよびジャン
パ線を変更することなくユーザにADSLサービスを提
供できる。つまり、従来のシステムの配線を変更せず
に、新たに追加したADSLシステムと接続するHPF
用端子板とOSPとをジャンパ接続するだけの作業でシ
ステムを構築できる。
図である。
す。
す。
る。
ネクタ) 31a、31a’ HPFカード接続端子 31b、31b’ LPFカード接続端子 71a スプリッタモジュール入力端子 71a’ POTS接続端子 71a’’ ADSL接続端子 81a ジャンパ接続用Uスリット 81a’ スプリッタ接続用Uスリット 91a ジャンパ接続用Uスリット 91a’ スプリッタ接続用Uスリット 100 PC端末(ADSL端末;PC) 101、104 電話端末(TEL) 102 端末側POTSスプリッタ 103 電話回線
Claims (6)
- 【請求項1】 電話通信用の信号は通過可能で、ADS
L(asymmetric digital subscriber line)信号は通過
不能なロウパスフィルタを有することを特徴とする主配
線板の局内側端子板。 - 【請求項2】 断器用コネクタ間に前記ロウパスフィル
タを有することを特徴とする請求項1記載の主配線板の
局内側端子板。 - 【請求項3】 ADSL(asymmetric digital subscri
ber line)信号は通過可能で、電話通信用の信号は通過
不能なハイパスフィルタを有することを特徴とする主配
線板用のハイパスフィルタ用端子板。 - 【請求項4】 主配線板の外線側端子板と直接または間
接に接続する第1のUスリット端子と、ADSLシステ
ムと接続する第2のUスリット端子と、第1および第2
のUスリット端子間に設けられた2つの断器用コネクタ
とを有し、当該断器用コネクタ間に前記ハイパスフィル
タを有することを特徴とする請求項3記載の主配線板用
のハイパスフィルタ用端子板。 - 【請求項5】 外線側端子板と、請求項1または2記載
の局内側端子板と、請求項3または4記載のハイパスフ
ィルタ用端子板とを有する主配線板であって、 外線側端子板からの出力は、前記局内側端子板およびハ
イパスフィルタ用端子板に並列に入力されるよう接続
し、 前記局内側端子板は電話交換機システムと接続し、 前記ハイパスフィルタ用端子板はADSLシステムと接
続することを特徴とする主配線板。 - 【請求項6】 外線側端子板と、請求項1または2記載
の局内側端子板とを有する主配線板であって、 外線側端子板からの出力は、前記局内側端子板と、主配
線板の外部に設けられたADSLシステムと接続する請
求項3または4記載のハイパスフィルタ用端子板とに並
列に入力されるよう接続し、 前記局内側端子板は電話交換機システムと接続すること
を特徴とする主配線板。
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