JP2004007035A - 信号処理装置およびスプリッタ - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタ回路を備えた複数の信号処理装置が並列された場合でも、信号減衰を生じない信号処理装置を提供する。
【解決手段】スプリッタ11a,11bは、電話機12aによってPHONEポート16の接続部P_P1とP_P2とが切断状態になると、接続回路18のインピーダンスが高くなり、LINEポート15とローパスフィルタ回路20とを切断状態にする。ローパスフィルタ回路20は、LINEポート15を介して入力した信号から音声信号を抽出してPHONEポート16に出力する。ハイパスフィルタ回路21は、LINEポート15を介して入力した信号からデータ信号を抽出してモデムポート17に出力する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、xDSL(Digital Subscriber Line)において使用される、音声信号などの第1の信号とデータ信号などの第2の信号とを分離・合成する場合などに用いられる信号処理装置およびスプリッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
電話回線を利用して、加入者が電話サービスをそのまま使用しながら、データ通信サービスの提供を受けることを可能にするxDSL通信が知られている。
例えばADSL通信では、電話サービスとして用いられる音声周波数帯域である0〜4KHzよりも高い周波数帯域である25KHz〜1104KHzが、データ通信サービスに用いられる。
このようなサービスを受ける加入者宅では、電話回線の通信ポートに、例えば、ツイストペアなどの2つの電線からなる2軸ケーブルを介してスプリッタのLINEポートが接続される。
また、スプリッタのPHONEポートに電話機が接続され、モデムポートにxDSLモデムが接続される。
これらのポートの各々は、上記通信ケーブルに対応する2つの電線がそれぞれ接続される2つの接続部を有している。
スプリッタは、電話回線を介して伝送されるアナログ信号から、0〜4KHzの音声信号を抽出するフィルタ回路を内蔵している。
このフィルタ回路としては、例えば、ラダー型のものが用いられ、第1の電線および第2の電線上でそれぞれ直列に接続された複数のコイルと、当該複数の第1のコイルの接合部と当該複数の第2のコイルの接合部との間に介在するコンデンサとを用いて構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、加入者宅では、電話回線の通信ポートに、複数のスプリッタが並列接続される場合がある。
この場合に、例えば、第1のスプリッタのPHONEポートに接続された第1の電話機がオンフック状態(非通話状態)の場合に、第1のスプリッタのPHONEポートの第1の電線および第2の電線が切断状態となっているため、第1のスプリッタのフィルタ回路を構成するコイル(L)とコンデンサ(C)とを直列接続した回路が、上記電話回線の通信ポートに接続される通信ケーブルの第1の電線と第2の電線との間に接続されることとなる。
その結果、第1の電線と第2の電線とを介して伝送される信号に減衰極が生じてしまい、第2のスプリッタのPHONEポートに接続された第2の電話機がオフフック状態(通話状態)のときに、当該第2の電話機を用いた通信で、ダイヤル信号の誤発信や、ファクシミリ、ナンバーディスプレイおよび情報提供サービスの動作不良が生じるという問題がある。
【0004】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、フィルタ回路を備えた複数の信号処理装置が並列された場合でも、信号減衰を生じない信号処理装置およびスプリッタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、第1の発明の信号処理装置は、第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入力または出力する第1の入出力手段と、前記第1の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第1の信号を透過し、前記第2の信号を透過しないフィルタ回路と、前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を切断状態にする接続回路とを有する。
【0006】
上述した第1の発明の信号処理装置では、第2の入出力手段が第2の状態(信号を入力および出力しない状態)になると、接続回路によって、前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間が切断状態にされる。
これにより、フィルタ回路が、第1の入出力手段から切り離される。
そのため、当該信号処理装置を複数並列に接続した場合に、所定の信号処理装置の第2の入出力手段が第2の状態となっても当該信号処理装置のフィルタ回路を構成する例えばコイルやコンデンサによる影響が第1の入出力手段側に生じることはなく、当該信号処理装置に並列に接続された他の信号処理装置に入出力される信号が減衰することを効果的に回避できる。
【0007】
また、第1の発明の信号処理装置は、好ましくは、前記接続回路は、前記第2の入出力手段が前記第1の状態の場合に、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で信号を伝送可能なインピーダンスを有し、前記第2の入出力手段が前記第2の状態の場合に、前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を実質的に切断するインピーダンスを有する。
また、第1の発明の信号処理装置は、好ましくは、前記接続回路は、前記第1の入出力手段から前記フィルタ回路に向けて順方向となる第1のダイオードと、前記フィルタ回路から前記第1の入出力手段に向けて順方向となる第2のダイオードとを、前記第1の状態で前記順方向に電話回線電流が流れるように、前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間の電線上に並列に配設して構成される。
また、第1の発明の信号処理装置は、好ましくは、前記第1の入出力手段および前記第2の入出力手段の各々は、複数の電線を用いて伝送される信号を入力または出力し、前記第2の入出力手段は、信号の入力または出力に用いる第1の電線と第2の電線とが接続状態の場合に前記第1の状態になり、前記第1の電線と前記第2の電線とが切断状態の場合に前記第2の状態になる。
また、第1の発明の信号処理装置は、好ましくは、前記フィルタ回路は、前記第1の電線および前記第2の電線上に配設された複数のコイルと、前記複数のコイルの接合部で前記第1の電線と前記第2の電線との間に介在するコンデンサとを有する。
【0008】
第2の発明の信号処理装置は、第1の周波数帯域の音声信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域のデータ信号とを入出力する第1の入出力手段と、前記音声信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記音声信号を透過し、前記データ信号を透過しないフィルタ回路と、前記第1の入出力手段と前記第1のフィルタ回路との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を切断状態にする接続回路とを有する。
【0009】
第3の発明のスプリッタは、第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入出力する第1の入出力手段と、前記第1の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第1の信号を透過し、前記第2の信号を透過しない第1のフィルタ回路と、前記第1の入出力手段と前記第1のフィルタ回路との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記第1のフィルタ回路との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記第1のフィルタ回路との間を切断状態にする接続回路と、前記データ信号を入力または出力する第3の入出力手段と、前記第1の入出力手段と前記第3の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第3の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第2の信号を透過し、前記第1の信号を透過しない第2のフィルタ回路とを有する。
【0010】
第4の発明の信号処理装置は、第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入出力する第1の入出力手段と、前記第1の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第1の信号を透過し、前記データ信号を透過しないフィルタ回路と、前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を切断状態にする接続回路と、前記第1の入出力手段で入力または出力される前記第1の信号および前記第2の信号を入力または出力する第3の入出力手段とを有する。
【0011】
第5の発明の信号処理装置は、第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入力または出力する第1の入出力手段と、前記第1の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第1の信号を透過し、前記第2の信号を透過しないフィルタ回路と、前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を切断状態にする接続回路と、前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサとを有する。
第5の発明の信号処理装置では、第1の発明の作用に加えて、コンデンサにより、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように動作する。当該コンデンサの容量は、例えば、フィルタ回路のインダクタンスとの関係を基に決定されている。
【0012】
第6の発明の信号処理装置は、第1の周波数帯域の音声信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域のデータ信号とを入出力する第1の入出力手段と、前記音声信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記音声信号を透過し、前記データ信号を透過しないフィルタ回路と、前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を切断状態にする接続回路と、前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサとを有する。
【0013】
第7の発明のスプリッタは、第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入出力する第1の入出力手段と、前記第1の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第1の信号を透過し、前記第2の信号を透過しない第1のフィルタ回路と、前記第1の入出力手段と前記第1のフィルタ回路との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記第1のフィルタ回路との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記第1のフィルタ回路との間を切断状態にする接続回路と、前記第1の入出力手段と前記第1のフィルタ回路との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサと、前記第2の信号を入力または出力する第3の入出力手段と、前記第1の入出力手段と前記第3の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第3の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第2の信号を透過し、前記第1の信号を透過しない第2のフィルタ回路とを有する。
【0014】
第8の発明の信号処理装置は、第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入出力する第1の入出力手段と、前記第1の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第1の信号を透過し、前記第2の信号を透過しないフィルタ回路と、前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を切断状態にする接続回路と、前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサと、前記第1の入出力手段で入力または出力される前記第1の信号および前記第2の信号を入力または出力する第3の入出力手段とを有する。
【0015】
第9の発明の信号処理装置は、第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入力または出力する第1の入出力手段と、第1のフィルタ回路との間で前記第1の信号および前記第2の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を切断状態にする接続回路と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサとを有する。
【0016】
第10の発明の信号処理装置は、第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入力または出力する第1の入出力手段と、第1のフィルタ回路との間で前記第1の信号および前記第2の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を切断状態にする接続回路と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサと、前記第2の信号を入力または出力する第3の入出力手段と、前記第1の入出力手段と前記第3の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第3の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第2の信号を透過し、前記第1の信号を透過しない第2のフィルタ回路とを有する。
【0017】
第11の発明の信号処理装置は、第1の周波数帯域の音声信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域のデータ信号とを入力または出力する第1の入出力手段と、第1のフィルタ回路との間で前記音声信号および前記データ信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を切断状態にする接続回路と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサとを有する。
【0018】
第12の発明の信号処理装置は、第1の周波数帯域の音声信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域のデータ信号とを入力または出力する第1の入出力手段と、第1のフィルタ回路との間で前記音声信号および前記データ信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を切断状態にする接続回路と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサと、前記データ信号を入力または出力する第3の入出力手段と、前記第1の入出力手段と前記第3の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第3の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記データ信号を透過し、前記音声信号を透過しない第2のフィルタ回路とを有する。
【0019】
第13の発明の信号処理装置は、第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入力または出力する第1の入出力手段と、第1のフィルタ回路との間で前記第1の信号および前記第2の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を切断状態にする接続回路と、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサと、前記第1の入出力手段で入力または出力される前記第1の信号および前記第2の信号を入力または出力する第3の入出力手段とを有する。
なお、上述した各発明において、例えば、前記第1の信号は音声信号であり、前記第2の信号はデータ信号である。
また、上述した各発明において、例えば、前記接続回路は、前記第1の入出力手段から前記第2の入出力回路に向けて順方向となる第1のダイオードと、前記第2の入出力回路から前記第1の入出力手段に向けて順方向となる第2のダイオードとを、前記第1の状態で前記順方向に電話回線電流が流れるように、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力回路との間の電線上に並列に配設して構成され、前記コンデンサは、前記第1のダイオードおよび前記第2のダイオードと並列に、前記電線上に配設されている。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係わる通信システムについて説明する。
第1実施形態
本実施形態は、第1〜第4の発明に対応した実施形態である。
図1は、本実施形態の通信システム1の全体構成図である。
図1に示すように、通信システム1は、例えば、スプリッタ11a,11b、電話機12a,12b、ADSLモデム13およびパーソナルコンピュータ14を有する。
通信システム1では、電話回線の通信ポート3に対して、スプリッタ11aと11bとが並列に接続されている。
通信ポート3では、音声周波数帯域である0〜4KHzの音声信号(本発明の第1の信号)と、データ通信周波数帯25KHz〜1104KHzのデータ信号(本発明の第2の信号)とを重畳した信号が入出力される。
ここで、音声信号は、電話機12a,12bの通話に用いられる信号である。
また、データ信号は、ADSLモデム13で変復調され、パーソナルコンピュータ14を用いた通信で用いられる信号である。
通信システム1は、例えば、加入者の家庭内などに構築され、スプリッタ11aと11bとが異なる部屋に配設されている。
なお、スプリッタ11a,11bが本発明の信号処理装置およびスプリッタに対応している。
【0021】
以下、図1に示す通信システム1の各構成要素について説明する。
〔スプリッタ11a,11b〕
スプリッタ11aと11bとは、例えば、同じ構成を有している。
以下、スプリッタ11aの構成を説明する。
図1に示すように、スプリッタ11aは、例えば、LINEポート15、PHONEポート16、モデムポート17、接続回路18、ローパスフィルタ回路20およびハイパスフィルタ回路21を有する。
ここで、LINEポート15が本発明の第1の入出力手段に対応し、PHONEポート16が本発明の第2の入出力手段に対応し、モデムポート17が本発明の第3の入出力手段に対応し、接続回路18が本発明の接続回路に対応し、ローパスフィルタ回路20が本発明のフィルタ回路および第1のフィルタ回路に対応し、ハイパスフィルタ回路21が本発明の第2のフィルタ回路に対応している。
【0022】
LINEポート15は、接続部L_P1,L_P2を有する。
接続部L_P1には、ツイストペアなどの通信ケーブル5の電線5_1の一端が接続される。電線5_1の他端は、電話回線の通信ポート3の接続部L0_P1に接続される。
接続部L_P2には、通信ケーブル5の電線5_2の一端が接続される。電線5_2の他端は、電話回線の通信ポート3の接続部L0_P2に接続される。
【0023】
PHONEポート16は、接続部P_P1,P_P2を有する。
接続部P_P1には、ツイストペアなどの通信ケーブル6の第1の電線の一端が接続される。通信ケーブル6の第1の電線の他端は、電話機12aに接続される。
接続部P_P2には、通信ケーブル6の第2の電線の一端が接続される。通信ケーブル6の第2の電線の他端は、電話機12aに接続される。
【0024】
モデムポート17は、接続部M_P1,M_P2を有する。
接続部M_P1には、ツイストペアなどの通信ケーブル7の第1の電線の一端が接続される。通信ケーブル7の第1の電線の他端は、ADSLモデム13に接続される。
接続部M_P2には、通信ケーブル7の第2の電線の一端が接続される。通信ケーブル7の第2の電線の他端は、ADSLモデム13に接続される。
【0025】
接続回路18では、LINEポート15の接続部L_P1とローパスフィルタ回路20との間の第1の電線上に、接続部L_P1からローパスフィルタ回路20に向けて順方向となるダイオードD1と、ローパスフィルタ回路20から接続部L_P1に向けて順方向となるダイオードD2とが相互に並列に配設されている。
ダイオードD1は、電話機12aがオフフック状態(通信ケーブル6の第1の電線と第2の電線とが接続状態になり、PHONEポート16を介して有効な信号が入力または出力される場合)となり、通信ポート3から電話機12aに向けて電話回線電流が流れている場合に、当該電話回線電流がバイアス電流となって、インピーダンスが音声信号伝送可能な程度に小さくなる。
ダイオードD2は、電話機12aがオフフック状態となり、電話機12aから通信ポート3に向けて電話回線電流が流れている場合に、これが順方向のバイアス電流となって、インピーダンスが音声信号伝送可能な程度に小さくなる。
また、ダイオードD1,D2は、電話機12aがオンフック状態(通信ケーブル6の第1の電線と第2の電線とが切断状態になり、PHONEポート16を介して有効な信号が入力および出力されない場合)の場合に、インピーダンスが、LINEポート15の接続部L_P1とローパスフィルタ回路20とが実質的に切断状態になる程度に大きくなる。
【0026】
また、接続回路18では、LINEポート15の接続部L_P2とローパスフィルタ回路20との間の第2の電線上に、接続部L_P2からローパスフィルタ回路20に向けて順方向となるダイオードD3と、ローパスフィルタ回路20から接続部L_P2に向けて順方向となるダイオードD4とが相互に並列に配設されている。
ダイオードD3は、電話機12aがオフフック状態(通信ケーブル6の第1の電線と第2の電線とが接続状態)となり、通信ポート3から電話機12aに向けて電話回線電流が流れている場合に、これが順方向のバイアス電流となって、インピーダンスが音声信号伝送可能な程度に小さくなる。
ダイオードD4は、電話機12aがオフフック状態となり、電話機12aから通信ポート3に向けて電話回線電流が流れている場合に、これが順方向のバイアス電流となって、インピーダンスが音声信号伝送可能な程度に小さくなる。
また、ダイオードD3,D4は、電話機12aがオンフック状態(通信ケーブル6の第1の電線と第2の電線とが切断状態)の場合に、インピーダンスが、LINEポート15の接続部L_P2とローパスフィルタ回路20とが実質的に切断状態になる程度に大きくなる。
【0027】
本実施形態では、このような接続回路18をLINEポート15とローパスフィルタ回路20との間に設けたことで、電話機12aがオンフック状態で、ローパスフィルタ回路20を通信ケーブル5から切断することができる。
【0028】
ローパスフィルタ回路20は、LINEポート15および接続回路18を介して入力した信号から、データ通信周波数帯25KHz〜1104KHzのデータ信号を減衰し(透過せず)、音声周波数帯域である0〜4KHzの音声信号を透過してPHONEポート16に出力する。
図2は、ラダー型のローパスフィルタ回路20の構成の一例を説明するための図である。
図2に示すように、端子30_1,30_2,31_1,31_2を有する。
端子30_1は、ダイオードD1,D2に接続されている。
端子30_2は、ダイオードD3,D4に接続されている。
端子31_1は、接続部P_P1に接続されている。
端子31_2は、接続部P_P2に接続されている。
端子30_1と端子31_1との間には、コイルL1,L2が直列に接続されている。
端子30_2と端子31_2との間には、コイルL3,L4が直列に接続されている。
コイルL1とL2の接合部と、コイルL3とL4の接合部との間には、コンデンサC1が設けられている。
端子31_1と端子31_2との間には、コンデンサC2が設けられている。
ローパスフィルタ回路20は、入力された信号の周波数が高くなるに従い、コイルL1〜L4のリアクタンスが大きくなり、一方、コンデンサC1,C2のリアクタンスが小さくなるため、減衰量が大きくなり、フィルタの出力信号が小さくなる。本実施形態では、データ通信周波数帯25KHz〜1104KHzのデータ信号が入力された場合に、減衰量が大きくなるように(当該データ信号を除去するように)、コイルL1〜L4およびコンデンサC1,C2の定数が決められている。
【0029】
ハイパスフィルタ回路21は、コンデンサC11とC12とを有する。
コンデンサC11は、LINEポート15の接続部L_P1と、モデムポート17の接続部M_P1との間に介在する。
コンデンサC12は、LINEポート15の接続部L_P2と、モデムポート17の接続部M_P2との間に介在する。
ハイパスフィルタ回路21は、LINEポート15を介して入力した信号から、音声周波数帯域である0〜4KHzの音声信号を減衰し(透過せず)、データ通信周波数帯25KHz〜1104KHzのデータ信号を透過してモデムポート17に出力する。
【0030】
〔電話機12a,12b〕
電話機12aと12bとは、例えば、同じ構成を有している。
電話機12aは、通話時にオフフック状態となり、通信ケーブル6の第1の電線と第2の電線とを接続状態にする。
また、電話機12aは、非通話時にオンフック状態となり、通信ケーブル6の第1の電線と第2の電線とを切断状態にする。
【0031】
〔ADSLモデム13〕
ADSLモデム13は、通信ケーブル7を介してモデムポート17から入力したデータ信号を誤り訂正および復調してパーソナルコンピュータ14に出力する。
また、ADSLモデム13は、通信ケーブル9の第1の電線および第2の電線を介してPC14から入力したデータ信号を変調して通信ケーブル7を介してモデムポート17に出力する。
ADSLモデム13におけるデータ信号の変復調には、たとえば、DMT(Discrete Multi Tone Moduration)方式が用いられる。DMT方式は、データ信号の伝送効率を高めるために、多重搬送波を用いており、各多重搬送波の伝送信号はそれぞれ帯域幅が同一で、その中心周波数が異なるQAM(Quadrature Amplitude/Phase Modulation)変調された多数個のサブチャネルの和で構成される。
【0032】
〔パーソナルコンピュータ14〕
パーソナルコンピュータ14は、CPU、メモリおよびI/Fを備え、ADSLモデム13、スプリッタ11a、並びに通信ポート3に接続された電話回線を介して他のサーバ装置などとの間で、データ信号の送受信を行う。
【0033】
以下、上述した通信システム1の動作例を説明する。
当該動作例では、電話機12aがオンフック状態、電話機12bがオフフック状態の場合を説明する。
この場合には、電話機12aによって、スプリッタ11aのPHONEポート16の接続部P_P1とP_P2とが切断状態になっている。
そのため、スプリッタ11aの接続回路18のダイオードD1,D2,D3,D4には電話回線電流は流れず、LINEポート15側から見て接続回路18は大きなインピーダンスを有し、LINEポート15とローパスフィルタ回路20とが実質的に切断状態になる。
【0034】
また、電話機12bによって、スプリッタ11bのPHONEポート16の接続部P_P1とP_P2とが接続状態になっている。
そのため、スプリッタ11bの接続回路18のダイオードD1,D2,D3,D4には電話回線電流が流れ、LINEポート15側から見て接続回路18は通信可能な程度に十分に小さなインピーダンスを有し、LINEポート15とローパスフィルタ回路20とが接続状態になる。
スプリッタ11bでは、通信ポート3からの信号が通信ケーブル5を介してLINEポート15で受信され、当該受信した信号が接続回路18を介してローパスフィルタ回路20に出力される。
そして、ローパスフィルタ回路20では、LINEポート15から入力した信号から、データ通信周波数帯25KHz〜1104KHzのデータ信号を減衰し(透過せず)、音声周波数帯域である0〜4KHzの音声信号を透過してPHONEポート16に出力する。
【0035】
電話機12bは、スプリッタ11bのPHONEポート16から入力した音声信号に応じた音声出力を行う。
また、電話機12bからの音声信号が、スプリッタ11bのPHONEポート16を介してローパスフィルタ回路20に入力され、ローパスフィルタ回路20、接続回路18、LINEポート15、並びに通信ケーブル5を介して通信ポート3に出力される。
一方、スプリッタ11aでは、通信ポート3からの信号が通信ケーブル5およびLINEポート15を介して、ハイパスフィルタ回路21に入力される。
そして、ハイパスフィルタ回路21において、LINEポート15を介して入力した信号から、音声周波数帯域である0〜4KHzの音声信号が減衰され、データ通信周波数帯25KHz〜1104KHzのデータ信号を透過してモデムポート17に出力される。
そして、当該データ信号が、モデムポート17からADSLモデム13に出力され、ADSLモデム13で復調された後に、パーソナルコンピュータ14に出力される。
また、パーソナルコンピュータ14からのデータ信号が、通信ケーブル9を介してADSLモデム13に出力され、ADSLモデム13で変調された後に、スプリッタ11aのモデムポート17、ハイパスフィルタ回路21、LINEポート15、並びに通信ケーブル5を介して通信ポート3に出力される。
【0036】
以上説明したように、通信システム1では、スプリッタ11aに上述したように接続回路18を設け、電話機12aがオンフック状態でLINEポート15とローパスフィルタ回路20とが切断状態になる。
そのため、従来のように、図2に示すスプリッタ11aのローパスフィルタ回路20のコイルL1、コンデンサC1およびコイルL3を直列接続し、コイルL2、コンデンサC2およびコイルL4を直列に接続した回路をコンデンサC1に対して並列に接続した回路が、通信ケーブル5の電線5_1と5_2との間に挿入されることはなく、電線5_1と5_2を伝送する信号に減衰極が生じることを回避でき、高い通信品質を得ることができる。
【0037】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
例えば、上述した実施形態では、2個のスプリッタ11a,11bが並列に接続された場合を例示したが、3個以上のスプリッタを並列に接続してもよい。
また、上述した実施形態では、xDSLの一例としてADSLを例示したが、VDSL(Very high speed Digital Subscriber Line)などのその他の通信方式を用いた場合にも本発明は適用可能である。
また、上述した実施形態では、本発明の信号処理装置をスプリッタに適用した場合を例示したが、スプリッタ以外にも上述したフィルタ回路を備え、並列接続される信号処理装置にも本発明は適用可能である。
【0038】
上述した実施形態では、スプリッタ11a,11bの構成としてハイパスフィルタ回路21を備えた場合を例示したが、図3に示すように、LINEポート15、接続回路18、ローパスフィルタ回路20およびPHONEポート16を備え、ハイパスフィルタ回路21を備えていないスプリッタ61bを用いてもよい。
【0039】
また、図4に示すスプリッタ81bのように、例えば、LINEポート15、PHONEポート16、モデムポート17、接続回路18およびローパスフィルタ回路20を有し、ハイパスフィルタ回路21を備えないものを用いても良い。
【0040】
また、図1に示すスプリッタ11a,11bの接続回路18は、上述したようにダイオードを用いるものの他、図5に示すように、接合型のスイッチ80を用いてもよい。この場合に、スイッチ80は、制御信号CNTによりオン/オフが切り換えられる。制御信号CNTは、PHONEポート16に接続された電話機12aがオンフック状態およびオフフック状態の何れであるかを検出する手段で生成される。
【0041】
第2実施形態
本実施形態は、第5〜第8の発明に対応した実施形態である。
図6は、本実施形態の通信システム501の全体構成図である。
図6に示すように、通信システム501は、例えば、スプリッタ511a,511b、電話機12a,12b、ADSLモデム13およびパーソナルコンピュータ14を有する。
図6において、図1と同じ符号を付した構成要素は、第1実施形態で説明したものと同じである。
通信システム501では、電話回線の通信ポート3に対して、スプリッタ511aと511bとが並列に接続されている。
スプリッタ511a,511bが本発明の信号処理装置およびスプリッタに対応している。
スプリッタ511a,511bは、図1に示すスプリッタ11a,11bの構成と対比して分かるように、スプリッタ11a,11bの構成に、接続回路18と並列に配設されたコンデンサC30,C31を追加した構成を有している。
【0042】
以下、図6に示すスプリッタ511a,511bについて説明する。
スプリッタ511aと511bとは、例えば、同じ構成を有している。
図6に示すように、スプリッタ511aは、例えば、LINEポート15、PHONEポート16、モデムポート17、接続回路18、ローパスフィルタ回路20、ハイパスフィルタ回路21、並びにコンデンサC30,C31を有する。
ここで、LINEポート15が本発明の第1の入出力手段に対応し、PHONEポート16が本発明の第2の入出力手段に対応し、モデムポート17が本発明の第3の入出力手段に対応し、接続回路18が本発明の接続回路に対応し、ローパスフィルタ回路20が本発明のフィルタ回路および第1のフィルタ回路に対応し、ハイパスフィルタ回路21が本発明の第2のフィルタ回路に対応し、コンデンサC30,C31が本発明のコンデンサに対応している。
【0043】
コンデンサC30は、LINEポート15の接続部L_P1とローパスフィルタ回路20との間の第1の電線上に、ダイオードD1,D2と並列に接続されている。
コンデンサC31は、LINEポート15の接続部L_P2とローパスフィルタ回路20との間の第2の電線上に、ダイオードD3,D4と並列に接続されている。
コンデンサC30,C31の容量は、通信システム1の動作時に音声周波数帯域である0〜4KHz(第1の周波数帯域)とデータ通信周波数帯域である25KHz〜1104KHz(第2の周波数帯域)とにローパスフィルタ回路20との関係で減衰極が生じないように設定されている。
【0044】
通信システム501の動作は、コンデンサC30,C31によって、減衰極が音声周波数帯域およびデータ通信周波数帯域からずれるという点を除いて、前述した第1実施形態の通信システム1と同じである。
【0045】
以上、説明したように、通信システム501によれば、コンデンサC30,C31を用いたことで、数百pFの容量を持つコンデンサと等価のダイオードD1,D2,D3,D4と、図2に示すローパスフィルタ回路20のコイルL1,L2,L3,L4およびコンデンサC1,C2との組み合わせにより音声周波数帯域およびデータ通信周波数帯域に減衰極が生じることを回避できる。そのため、音声通話およびデータ通信を高品質に行うことができる。
【0046】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
例えば、上述した実施形態では、2個のスプリッタ511a,511bが並列に接続された場合を例示したが、3個以上のスプリッタを並列に接続してもよい。
また、上述した実施形態では、スプリッタ511a,511bの構成としてハイパスフィルタ回路21を備えた場合を例示したが、図7に示すように、LINEポート15、接続回路18、コンデンサC30,C31、ローパスフィルタ回路20およびPHONEポート16を備え、ハイパスフィルタ回路21を備えていないスプリッタ561bを用いてもよい。
【0047】
また、図8に示すスプリッタ581bのように、例えば、LINEポート15、PHONEポート16、モデムポート17、接続回路18、コンデンサC30,C31およびローパスフィルタ回路20を有し、ハイパスフィルタ回路21を備えていないスプリッタ581bを用いても良い。
【0048】
第3実施形態
本実施形態は、第9〜13の発明に対応した実施形態である。
図9は、本実施形態の通信システム601の全体構成図である。
図9に示すように、通信システム601は、例えば、信号処理装置2a,2b、スプリッタ21a,21b、電話機12a,12b、ADSLモデム13およびパーソナルコンピュータ14を有する。
通信システム601では、電話回線の通信ポート3に対して、信号処理装置2aおよびスプリッタ21aと、信号処理装置2bおよびスプリッタ21bとが並列に接続されている。
通信ポート3では、音声周波数帯域である0〜4KHzの音声信号(本発明の第1の信号)と、データ通信周波数帯25KHz〜1104KHzのデータ信号(本発明の第2の信号)とを重畳した信号が入出力される。
ここで、音声信号は、電話機12a,12bの通話に用いられる信号である。
また、データ信号は、ADSLモデム13で変復調され、パーソナルコンピュータ14を用いた通信で用いられる信号である。
通信システム601は、例えば、加入者の家庭内などに構築され、信号処理装置2aおよびスプリッタ21aと、信号処理装置2bおよびスプリッタ21bとが異なる部屋に配設されている。
なお、信号処理装置2a,2bが本発明の信号処理装置に対応している。
【0049】
以下、図9に示す通信システム601の各構成要素について説明する。
〔信号処理装置2a,2b〕
信号処理装置2aと2bとは、例えば、同じ構成を有している。
以下、信号処理装置2aの構成を説明する。
図9に示すように、信号処理装置2aは、例えば、LINEポート80、スプリッタポート81、モデムポート82、接続回路18、コンデンサC30,C31、ハイパスフィルタ回路を構成するコンデンサC11,C12を有する。
ここで、LINEポート80が本発明の第1の入出力手段に対応し、スプリッタポート81が本発明の第2の入出力手段に対応し、モデムポート82が本発明の第3の入出力手段に対応し、接続回路18が本発明の接続回路に対応し、コンデンサC11,C12が本発明の第2のフィルタ回路に対応し、コンデンサC30,C31が本発明のコンデンサに対応している。
【0050】
LINEポート80は、接続部L_P1,L_P2を有する。
接続部L_P1には、ツイストペアなどの通信ケーブル5の電線5_1の一端が接続される。電線5_1の他端は、電話回線の通信ポート3の接続部L0_P1に接続される。
接続部L_P2には、通信ケーブル5の電線5_2の一端が接続される。電線5_2の他端は、電話回線の通信ポート3の接続部L0_P2に接続される。
【0051】
スプリッタポート81は、接続部S_P1,S_P2を有する。
接続部S_P1には、ツイストペアなどの通信ケーブル6の第1の電線の一端が接続される。通信ケーブル6の第1の電線の他端は、スプリッタ21aに接続される。
接続部S_P2には、通信ケーブル6の第2の電線の一端が接続される。通信ケーブル6の第2の電線の他端は、スプリッタ21aに接続される。
【0052】
モデムポート82は、接続部M_P1,M_P2を有する。
接続部M_P1には、ツイストペアなどの通信ケーブル7の第1の電線の一端が接続される。通信ケーブル7の第1の電線の他端は、ADSLモデム13に接続される。
接続部M_P2には、通信ケーブル7の第2の電線の一端が接続される。通信ケーブル7の第2の電線の他端は、ADSLモデム13に接続される。
【0053】
接続回路18では、LINEポート80の接続部L_P1とスプリッタポート81の接続部S_P1との間の第1の電線上に、接続部L_P1から接続部S_P1に向けて順方向となるダイオードD1と、接続部S_P1から接続部L_P1に向けて順方向となるダイオードD2とが相互に並列に配設している。
ダイオードD1は、電話機12aがオフフック状態(通信ケーブル6の第1の電線と第2の電線とが接続状態となり、スプリッタポート81で有効な信号が入力および出力される状態)となり、通信ポート3からスプリッタ21aに向けて電話回線電流が流れ、当該電話回線電流が順方向のバイアス電流となる場合に、インピーダンスが音声信号伝送可能な程度に小さくなる。
ダイオードD2は、電話機12aがオフフック状態となり、電話機12aから通信ポート3に向けて電話回線電流が流れ、これが順方向のバイアス電流となる場合に、インピーダンスが音声信号伝送可能な程度に小さくなる。
また、ダイオードD1,D2は、電話機12aがオンフック状態(通信ケーブル6の第1の電線と第2の電線とが切断状態となり、スプリッタポート81で有効な信号が入力および出力されない状態)の場合に、電話回線電流が流れないため、LINEポート80の接続部L_P1とスプリッタポート81の接続部S_P1とが実質的に切断状態になる程度にインピーダンスが大きくなる。
【0054】
また、接続回路18では、LINEポート80の接続部L_P2とスプリッタポート81の接続部S_P1との間の第2の電線上に、接続部L_P2から接続部S_P2に向けて順方向となるダイオードD3と、接続部S_P2から接続部L_P2に向けて順方向となるダイオードD4とが相互に並列に配設されている。
ダイオードD3は、電話機12aがオフフック状態(通信ケーブル6の第1の電線と第2の電線とが接続状態)となり、通信ポート3から電話機12aに向けて電話回線電流が流れ、これが順方向のバイアス電流となる場合に、インピーダンスが音声信号伝送可能な程度に小さくなる。
ダイオードD4は、電話機12aがオフフック状態となり、電話機12aから通信ポート3に向けて電話回線電流が流れ、これが順方向のバイアス電流となる場合に、インピーダンスが音声信号伝送可能な程度に小さくなる。
また、ダイオードD3,D4は、電話機12aがオンフック状態(通信ケーブル6の第1の電線と第2の電線とが切断状態)の場合に、電話回線電流が流れないため、LINEポート80の接続部L_P2とスプリッタポート81の接続部S_P2とが実質的に切断状態になる程度にインピーダンスが大きくなる。
【0055】
本実施形態では、このような接続回路18をLINEポート80とスプリッタポート81との間に設けたことで、電話機12aがオンフック状態で、後述するスプリッタ21a内のローパスフィルタ回路を通信ケーブル5から切断することができる。
【0056】
コンデンサC30は、LINEポート80の接続部L_P1とスプリッタポート81の接続部S_P1との間の第1の電線上に、ダイオードD1,D2と並列に接続されている。
コンデンサC31は、LINEポート80の接続部L_P2とスプリッタポート81の接続部S_P2との間の第2の電線上に、ダイオードD3,D4と並列に接続されている。
コンデンサC30,C31の容量は、通信システム1の動作時に音声周波数帯域である0〜4KHz(第1の周波数帯域)とデータ通信周波数帯域である25KHz〜1104KHz(第2の周波数帯域)に減衰極が生じないように設定されている。
【0057】
また、信号処理装置2aでは、コンデンサC11とC12によってハイパスフィルタ回路が構成される。
コンデンサC11は、LINEポート80の接続部L_P1と、モデムポート82の接続部M_P1との間に介在する。
コンデンサC12は、LINEポート80の接続部L_P2と、モデムポート82の接続部M_P2との間に介在する。
コンデンサC11,C12によって構成されるハイパスフィルタ回路は、LINEポート80を介して入力した信号から、音声周波数帯域である0〜4KHzの音声信号を減衰し(透過せず)、データ通信周波数帯25KHz〜1104KHzのデータ信号を透過してモデムポート82に出力する。
【0058】
〔スプリッタ21a,21b〕
スプリッタ21aと21bとは、例えば、同じ構成を有している。
以下、スプリッタ21aの構成を説明する。
図10は、図9に示すスプリッタ21aの構成図である。
図10に示すように、スプリッタ21aは、例えば、LINEポート85、PHONEポート86、モデムポート87、ローパスフィルタ回路20およびハイパスフィルタ回路51を有する。
【0059】
LINEポート85は、接続部L_P11,L_P12を有する。
接続部L_P11には、図9に示す通信ケーブル6の第1の電線の一端が接続される。当該第1の電線の他端は、信号処理装置2aの接続部S_P1に接続される。
接続部L_P12には、図9に示す通信ケーブル6の第2の電線の一端が接続される。当該第2の電線の他端は、信号処理装置2aの接続部S_P2に接続される。
【0060】
PHONEポート86は、接続部P_P1,P_P2を有する。
接続部P_P1には、図9に示すツイストペアなどの通信ケーブル8の第1の電線の一端が接続される。通信ケーブル8の第1の電線の他端は、電話機12aに接続される。
接続部P_P2には、通信ケーブル7の第2の電線の一端が接続される。通信ケーブル8の第2の電線の他端は、電話機12aに接続される。
【0061】
モデムポート87は、接続部M_P11,M_P12を有する。本実施形態では、モデムポート87は使用されていない。
ハイパスフィルタ回路51は、コンデンサC21,C22を有し、データ信号を透過し、音声信号を透過しない。
【0062】
ローパスフィルタ回路20は、図10を用いて第1実施形態で説明した構成を有している。
【0063】
〔電話機12a,12b〕
電話機12aと12bとは、例えば、同じ構成を有している。
電話機12aは、通話時にオフフック状態となり、通信ケーブル8の第1の電線と第2の電線とを接続状態にする。
また、電話機12aは、非通話時にオンフック状態となり、通信ケーブル8の第1の電線と第2の電線とを切断状態にする。
【0064】
〔ADSLモデム13〕
ADSLモデム13は、通信ケーブル7を介して信号処理装置2aのモデムポート82から入力したデータ信号を誤り訂正および復調してパーソナルコンピュータ14に出力する。
また、ADSLモデム13は、通信ケーブル9の第1の電線および第2の電線を介してPC14から入力したデータ信号を変調して通信ケーブル7を介して信号処理装置2aのモデムポート82に出力する。
【0065】
〔パーソナルコンピュータ14〕
パーソナルコンピュータ14は、CPU、メモリおよびI/Fを備え、ADSLモデム13、スプリッタ21a、並びに通信ポート3に接続された電話回線を介して他のサーバ装置などとの間で、データ信号の送受信を行う。
【0066】
以下、上述した通信システム601の動作例を説明する。
当該動作例では、電話機12aがオンフック状態、電話機12bがオフフック状態の場合を説明する。
この場合には、電話機12aによって、スプリッタ21aのPHONEポート86の接続部P_P1とP_P2とが切断状態になっている。
これにより、信号処理装置2aの接続回路18のダイオードD1,D2,D3,D4には電話回線電流は流れず、接続回路18は大きなインピーダンスを有し、LINEポート80とスプリッタポート81とが実質的に切断状態になる。すなわち、ケーブル5とスプリッタ21aのローパスフィルタ回路20とが切断状態になる。
【0067】
また、電話機12bによって、スプリッタ21bのPHONEポート86の接続部P_P1とP_P2とが接続状態になっている。
そのため、信号処理装置2bの接続回路18のダイオードD1,D2,D3,D4には電話回線電流が流れ、接続回路18は通信可能な程度に十分に小さなインピーダンスを有し、LINEポート80とスプリッタポート81とが接続状態になる。すなわち、ケーブル5とスプリッタ21bのローパスフィルタ回路20とが接続状態になる。
信号処理装置2bでは、通信ポート3からの信号が通信ケーブル5を介してLINEポート80で受信され、当該受信した信号が接続回路18、スプリッタポート81、LINEポート85を介してスプリッタ21b内のローパスフィルタ回路20に出力される。
そして、ローパスフィルタ回路20では、LINEポート85から入力した信号から、データ通信周波数帯25KHz〜1104KHzのデータ信号を減衰し(透過せず)、音声周波数帯域である0〜4KHzの音声信号を透過してPHONEポート86に出力する。
【0068】
電話機12bは、スプリッタ21bのPHONEポート86から入力した音声信号に応じた音声出力を行う。
また、電話機12bからの音声信号が、スプリッタ21bのPHONEポート86を介してローパスフィルタ回路20に入力され、ローパスフィルタ回路20、LINEポート85、並びに信号処理装置2bを介して通信ポート3に出力される。
一方、信号処理装置2aでは、通信ポート3からの信号が通信ケーブル5およびLINEポート80を介して、ハイパスフィルタ回路を構成するコンデンサC21,C22に入力される。
そして、コンデンサC21,C22において、LINEポート80を介して入力した信号から、音声周波数帯域である0〜4KHzの音声信号が減衰され、データ通信周波数帯25KHz〜1104KHzのデータ信号を透過してモデムポート82に出力される。
そして、当該データ信号が、モデムポート82から通信ケーブル7を介してADSLモデム13に出力され、ADSLモデム13で復調された後に、通信ケ−ブル9を介してパーソナルコンピュータ14に出力される。
また、パーソナルコンピュータ14からのデータ信号が、通信ケーブル9を介してADSLモデム13に出力され、ADSLモデム13で変調された後に、信号処理装置2aのモデムポート82、ハイパスフィルタ回路を構成するコンデンサC21,C22、LINEポート80、並びに通信ケーブル5を介して通信ポート3に出力される。
【0069】
また、通信システム501では、上述した動作は、コンデンサC30,C31の機能によって、減衰極が音声周波数帯域およびデータ通信周波数帯域からずれるように行われる。
【0070】
以上説明したように、通信システム601では、上述した構成の信号処理装置2a,2bをそれぞれスプリッタ21a,21bの前段に設け、電話機12aがオンフック状態でケーブル5とスプリッタ21a内のローパスフィルタ回路20とが切断状態になる。
そのため、従来のように、図2に示すスプリッタ21aのローパスフィルタ回路20のコイルL1、コンデンサC21およびコイルL3を直列接続し、コイルL2、コンデンサC22およびコイルL4を直列に接続した回路をコンデンサ21に対して並列に接続した回路が、通信ケーブル5の電線5_1と5_2との間に挿入されることはなく、電線5_1と5_2を伝送する信号に減衰極が生じることを回避でき、高い通信品質を得ることができる。
また、通信システム601によれば、コンデンサC30,C31を用いたことで、数百pFの容量を持つコンデンサと等価のダイオードD1,D2,D3,D4と、図2に示すローパスフィルタ回路20のコイルL1,L2,L3,L4およびコンデンサC1,C2との組み合わせにより音声周波数帯域およびデータ通信帯域に減衰極が生じることを回避できる。そのため、音声通話およびデータ通信を高品質に行うことができる。
【0071】
第3実施形態の変形例
上述した第1実施形態では、信号処理装置2a,2bの構成としてコンデンサC11,C12から構成されるハイパスフィルタ回路を備えた場合を例示したが、図11に示すように、LINEポート80、接続回路18およびスプリッタポート81を備え、ハイパスフィルタ回路を備えていない信号処理装置202bを用いてもよい。
【0072】
なお、上述した実施形態では、本発明の第1の信号として音声信号を例示したが、当該第1の信号はデータ信号であってもよい。この場合は、本発明により、2つのデータ信号が重畳された信号が、2つのデータ信号に分離される。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、フィルタ回路を備えた複数の信号処理装置が並列された場合でも、信号減衰を生じない信号処理装置およびスプリッタを提供することができる。
また、本発明によれば、第1の周波数帯域および第2の周波数帯域に減衰極が生じなく、高品質な音声通話およびデータ通信が可能な信号処理装置およびスプリッタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態の通信システムの全体構成図である。
【図2】図2は、図1に示すローパスフィルタ回路の構成の一例を説明するための図である。
【図3】図3は、図1に示すスプリッタの第1の変形例を説明するための図である。
【図4】図4は、図1に示すスプリッタの第2の変形例を説明するための図である。
【図5】図5は、図1に示すスプリッタの第3の変形例を説明するための図である。
【図6】図6は、本発明の第2実施形態の通信システムの全体構成図である。
【図7】図7は、図6に示すスプリッタの第1の変形例を説明するための図である。
【図8】図8は、図6に示すスプリッタの第2の変形例を説明するための図である。
【図9】図9は、本発明の第3実施形態の通信システムの全体構成図である。
【図10】図10は、図9に示すスプリッタの構成図である。
【図11】図11は、図9に示す通信システムの変形例を説明するための図である。
【符号の説明】
2a,2b,202b…信号処理装置、3…通信ポート、5,6,7,8,9…通信ケーブル、11a,11b,21a,21b,511a,511b…スプリッタ、12a,12b…電話機、13…ADSLモデム、14…パーソナルコンピュータ、18…接続回路、20…ローパスフィルタ回路、21…ハイパスフィルタ回路、C30,C31…コンデンサ

Claims (19)

  1. 第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入力または出力する第1の入出力手段と、
    前記第1の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第1の信号を透過し、前記第2の信号を透過しないフィルタ回路と、
    前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を切断状態にする接続回路と
    を有する信号処理装置。
  2. 前記接続回路は、前記第2の入出力手段が前記第1の状態の場合に、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で信号を伝送可能なインピーダンスを有し、前記第2の入出力手段が前記第2の状態の場合に、前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を実質的に切断するインピーダンスを有する
    請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記接続回路は、前記第1の入出力手段から前記フィルタ回路に向けて順方向となる第1のダイオードと、前記フィルタ回路から前記第1の入出力手段に向けて順方向となる第2のダイオードとを、前記第1の状態で前記順方向に電話回線電流が流れるように、前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間の電線上に並列に配設して構成される
    請求項2に記載の信号処理装置。
  4. 前記第1の入出力手段および前記第2の入出力手段の各々は、複数の電線を用いて伝送される信号を入力または出力し、
    前記第2の入出力手段は、信号の入力または出力に用いる第1の電線と第2の電線とが接続状態の場合に前記第1の状態になり、前記第1の電線と前記第2の電線とが切断状態の場合に前記第2の状態になる
    請求項1に記載の信号処理装置。
  5. 前記フィルタ回路は、前記第1の電線および前記第2の電線上に配設された複数のコイルと、前記複数のコイルの接合部で前記第1の電線と前記第2の電線との間に介在するコンデンサとを有する
    請求項4に記載の信号処理装置。
  6. 第1の周波数帯域の音声信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域のデータ信号とを入出力する第1の入出力手段と、
    前記音声信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記音声信号を透過し、前記データ信号を透過しないフィルタ回路と、
    前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を切断状態にする接続回路と
    を有する信号処理装置。
  7. 第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入出力する第1の入出力手段と、
    前記第1の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第1の信号を透過し、前記第2の信号を透過しない第1のフィルタ回路と、
    前記第1の入出力手段と前記第1のフィルタ回路との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記第1のフィルタ回路との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記第1のフィルタ回路との間を切断状態にする接続回路と、
    前記第2の信号を入力または出力する第3の入出力手段と、
    前記第1の入出力手段と前記第3の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第3の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第2の信号を透過し、前記第1の信号を透過しない第2のフィルタ回路と
    を有するスプリッタ。
  8. 第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入出力する第1の入出力手段と、
    前記第1の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第1の信号を透過し、前記第2の信号を透過しないフィルタ回路と、
    前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を切断状態にする接続回路と、
    前記第1の入出力手段で入力または出力される前記第1の信号および前記第2の信号を入力または出力する第3の入出力手段と
    を有する信号処理装置。
  9. 第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入力または出力する第1の入出力手段と、
    前記第1の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第1の信号を透過し、前記第2の信号を透過しないフィルタ回路と、
    前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を切断状態にする接続回路と、
    前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサと
    を有する信号処理装置。
  10. 第1の周波数帯域の音声信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域のデータ信号とを入出力する第1の入出力手段と、
    前記音声信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記音声信号を透過し、前記データ信号を透過しないフィルタ回路と、
    前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を切断状態にする接続回路と、
    前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサと
    を有する信号処理装置。
  11. 第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入出力する第1の入出力手段と、
    前記第1の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第1の信号を透過し、前記第2の信号を透過しない第1のフィルタ回路と、
    前記第1の入出力手段と前記第1のフィルタ回路との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記第1のフィルタ回路との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記第1のフィルタ回路との間を切断状態にする接続回路と、
    前記第1の入出力手段と前記第1のフィルタ回路との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサと、
    前記第2の信号を入力または出力する第3の入出力手段と、
    前記第1の入出力手段と前記第3の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第3の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第2の信号を透過し、前記第1の信号を透過しない第2のフィルタ回路と
    を有するスプリッタ。
  12. 第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入出力する第1の入出力手段と、
    前記第1の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第1の信号を透過し、前記第2の信号を透過しないフィルタ回路と、
    前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間を切断状態にする接続回路と、
    前記第1の入出力手段と前記フィルタ回路との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサと、
    前記第1の入出力手段で入力または出力される前記第1の信号および前記第2の信号を入力または出力する第3の入出力手段と
    を有する信号処理装置。
  13. 第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入力または出力する第1の入出力手段と、
    第1のフィルタ回路との間で前記第1の信号および前記第2の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を切断状態にする接続回路と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサと
    を有する信号処理装置。
  14. 第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入力または出力する第1の入出力手段と、
    第1のフィルタ回路との間で前記第1の信号および前記第2の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を切断状態にする接続回路と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサと、
    前記第2の信号を入力または出力する第3の入出力手段と、
    前記第1の入出力手段と前記第3の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第3の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記第2の信号を透過し、前記第1の信号を透過しない第2のフィルタ回路と
    を有する信号処理装置。
  15. 第1の周波数帯域の音声信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域のデータ信号とを入力または出力する第1の入出力手段と、
    第1のフィルタ回路との間で前記音声信号および前記データ信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を切断状態にする接続回路と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサと、
    を有する信号処理装置。
  16. 第1の周波数帯域の音声信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域のデータ信号とを入力または出力する第1の入出力手段と、
    第1のフィルタ回路との間で前記音声信号および前記データ信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を切断状態にする接続回路と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサと、
    前記データ信号を入力または出力する第3の入出力手段と、
    前記第1の入出力手段と前記第3の入出力手段との間に介在し、前記第1の入出力手段と前記第3の入出力手段との間で伝送される信号のうち、前記データ信号を透過し、前記音声信号を透過しない第2のフィルタ回路と
    を有する信号処理装置。
  17. 第1の周波数帯域の第1の信号と前記第1の周波数帯域より高い第2の周波数帯域の第2の信号とを入力または出力する第1の入出力手段と、
    第1のフィルタ回路との間で前記第1の信号および前記第2の信号の入力または出力を行う第2の入出力手段と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間に介在し、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力または出力する第1の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を接続状態にし、前記第2の入出力手段が有効な信号を入力および出力しない第2の状態で前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間を切断状態にする接続回路と、
    前記第1の入出力手段と前記第2の入出力手段との間で前記接続回路に対して並列に接続され、前記第1の周波数帯域および前記第2の周波数帯域に減衰極が生じないように容量が設定されたコンデンサと、
    前記第1の入出力手段で入力または出力される前記第1の信号および前記第2の信号を入力または出力する第3の入出力手段と
    を有する信号処理装置。
  18. 前記第1の信号は音声信号であり、前記第2の信号はデータ信号である
    請求項7または請求項11に記載のスプリッタ、または請求項8、請求項12または請求項17に記載の信号処理装置。
  19. 前記接続回路は、前記第1の入出力手段から前記第2の入出力回路に向けて順方向となる第1のダイオードと、前記第2の入出力回路から前記第1の入出力手段に向けて順方向となる第2のダイオードとを、前記第1の状態で前記順方向に電話回線電流が流れるように、前記第1の入出力手段と前記第2の入出力回路との間の電線上に並列に配設して構成され、
    前記コンデンサは、前記第1のダイオードおよび前記第2のダイオードと並列に、前記電線上に配設されている
    請求項9〜18のいずれかに記載のスプリッタまたは信号処理装置。
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