JP2002509668A - ツイストペア通信システム - Google Patents

ツイストペア通信システム

Info

Publication number
JP2002509668A
JP2002509668A JP50100999A JP50100999A JP2002509668A JP 2002509668 A JP2002509668 A JP 2002509668A JP 50100999 A JP50100999 A JP 50100999A JP 50100999 A JP50100999 A JP 50100999A JP 2002509668 A JP2002509668 A JP 2002509668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
data
network
telephone
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP50100999A
Other languages
English (en)
Inventor
デイビッド、ディー.グッドマン
Original Assignee
ケイス、インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ケイス、インコーポレーテッド filed Critical ケイス、インコーポレーテッド
Publication of JP2002509668A publication Critical patent/JP2002509668A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/2801Broadband local area networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/10Adaptations for transmission by electrical cable
    • H04N7/108Adaptations for transmission by electrical cable the cable being constituted by a pair of wires
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/44Star or tree networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ツイストワイヤ・ペア網を通して情報サービスと端末デバイスとの間に情報を通す通信システム。情報サービスは電話交換機と、データ網およびテレビ配給システムなどのその他のサービスを含む。端末デバイスは電話およびコンピュータおよびテレビなどのその他のデバイスを含む。このシステムは情報サービスに接続されたメイン情報インタフェースと、端末デバイスおよびメイン情報インタフェースに接続されたツイスト・ペア配線網とを含む。配線網は、電話交換機と電話との間に音声信号を通すための多重能動電話ペアを含む。情報インタフェースは、能動電話ペアに対して,(a)電話交換機と1つまたは複数の電話との間を通る電話周波数帯域の電話信号と、(b)他の情報サービスと1つまたは複数の端末デバイスとの間に情報を送る電話周波数帯域より高い高域周波数帯域の高周波信号とを結合する回路を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 ツイストペア通信システム 発明の背景 本発明はビルディングの中の電話通信に使用されるようなアンシールド・ツイ ストペア(UTP)を介してのコンピュータデータまたはビデオなどの情報の通 信に関するものである。 第1図について述べれば、ビルディング100aが各種の外部情報システムに 接続される代表的な場合において、ビルディング内部の通信は種々の配線網を使 用する事ができる。この情報システムは公衆スイッチ電話網(PSTN)120 と、テレビ提供システム124およびデータ網122にを含む事ができる。ビル ディング100aは、単一家族住居または集合住宅またはオフィスビルとする事 ができる。 PSTN120はビルディング100aに対して1本または複数本のUTPケ ーブル121により接続される。UTPケーブル121は複数のワイヤペアを含 み、各ワイヤペアが外部電話線をビルディングに提供する。テレビ提供システム 124はケーブルまたは衛星テレビシステムとし、これが広帯域接続125、代 表的には同軸ケーブルを通して複数のテレビ信号チャンネルを提供する。 インターネットなどのデータ網122は高速接続(例えば1Mb/sまたはこ れ以上のレート)を提供する数種の方法のいずれか1つでビルディング100a に接続される。データ網122は1本または複数本のUTPケーブル121を使 用してPSTN120を通してデータをビルデイング100aに往復させる事が できる。例えば2本のワイヤペアがT1または部分T1フォーマットでデータを 搬送し、これらのフォーマットにおいてこれらのワイヤペアはもっぱらデータの ために使用される。あるいはまた、データ網122はデジタル・サブスクライバ ・ループ(DSL)信号技術を使用して一部のUTPケーブル121を通してビ ルディング100に対して接続され、この際にデータ通信は同一ワイヤを通る音 声電話通信と異なる周波数範囲で通過させられる。 またデータ網122はテレビ提供システム124を通してビルディング100 aに接続する事ができる。例えばテレビ番組と同時にケーブルテレビ提供システ ムを通して双方向データ通信網を送る事ができる。 ビルディング100aの中において、UTPケーブル121は、メイン配線ブ ロックなどの電話インタフェース132で終端する。同様に広帯域接続125は テレビインタフェース152で終端する。データ網122はデータインタフェー ス142を通してビルディング100a中のデバイスに接続される。データ網1 22がPSTN120を通して接続されるならば、データインタフェース142 は使用される信号の型(例えばT1、DSL)に対応するインタフェースを提供 する。データ網122がテレビ提供システム124を通して接続されるならば、 データインタフェース142はテレビインタフェース152を通して広帯域接続 125に接続されたケーブルモデムとする事ができる。 ビルディング100aの中において、電話、データおよびテレビ信号について それぞれ別個の網が使用される。電話配線網130は電話134を電話インタフ ェース132およびPSTN120に接続する。ビルディング100の中におい て電話スイッチ装置が配置されていなければ、電話配線網130とUTPケーブ ル121は各電話134からPSTN120中の電話スイッチまでの接続的電路 を成す。複数の電話134が同一の電話線の延長である場合、これらの電話は同 一の導線路に接続する事ができる。 データ配線網140はデータインタフェース142を通してデータ網122に 1つまたは複数のコンピュータ144を接続する。ビルディングの中に使用され るデータ配線網の共通形式は10BaseTN、10Base2、100Bas eT4,または100VGなどのイーサネット標準(IEEE STD 802 .3,802.12)の1つに属する。 10BaseTにおいて、各データ通信パスはコンピュータ144をデータイ ンタフェース142に接続する2本のUTPから成る。通信は10Mb/sのレ ートである。1以上のコンピュータ144がデータ配線網40に接続される場合 、データ配線網140は、データインタフェース142と各コンピュータ144 に接続されたハブ(図示されていない)を含む。各コンピュータ144は適当な 電気的配線インタフェースをデータ配線網140に供給する網インタフェースコ ントローラ(NIC)を含む。IEEE 802.3標準によれば、10Bas eT通信パスは介入ハブなしでは330フィートより長くあってはならない。 2つの通信デバイスを接続する2本のUTPは、各方向の通信について1本の UTPから成る。2本のUTPは両方向において同時的通信には使用されない。 しかし両方のデバイスが偶然同時に通信するケースがある。 10BaseTにおいては、一方のデバイスが他方のデバイスから信号を受け ている時、そのデバイスは伝送してはならない。その結果、両側が同時に伝送す る状況は、各側のデバイスが反対側のデバイスからの信号を受ける前に伝送を開 始する場合にのみ生じる。これは、いわゆる「衝突」状態を生じる。 衝突が起こった時、各デバイスはその伝送を中断して、このデバイスが信号を 受けなくなるまで待たなければならない。一定の静寂期間後に各デバイスが再び 伝送を試みる事ができる。 その結果、10BaseTデバイスがその出発ワイヤペアで伝送している時、 到着ワイヤペアに対して他端のデバイスが衝突を生じる信号を出したかいなかを 決定するようにモニタしなければならない。そのデバイスは衝突を生じる信号で 送られる情報を解釈する必要はない。 バイナリデータ流を生じるためにデバイスによって伝送される信号はバイナリ データ流のマンチェスターコーディングである。データ流のマンチェスターコー ディングは、少なくとも1つの遷移毎入力ビットを有するバイレベル信号である 。10MB/sデータ流の場合、コーディングされたデータ流のスペクトルは近 似的に3MHzから15MHzに達する。 10Base2、第2の10Mb/s IEEE 802.3標準において、データ通信 はコンピュータ144をデータインタフェース142に接続する単一の伝送線、 代表的には同軸ケーブル(例えばRG−58)から成る。この場合、データ配線 網140はスター型に配置され、または複数のコンピュータ144をデータイン タフェース142に接続するデイジーチェーン構造とする事ができる。10Ba se2デバイスが信号を伝送線に加える場合、10BaseTにおいて使用され るのと類似のマンチェスターコーディングを使用する。複数の10Base2デ バイスが同一線から複数の信号を受ける。 10Base2において、2つのデバイスが同時に転送して衝突を生じる時、 これらのデバイスは受信信号のDCレベルをモニタする事によって衝突を検出す る。一方のデバイスが伝送する時、このデバイスはDCオフセットを伝送線に加 える。第2デバイスが、伝送している時でもこのオフセットを検出する。 IEEE標準は10Base2と10BaseTについて同一の伝送レベルを要求 するが、最小限受信レベルは10Base2の場合、10BaseTよりも6d B低い。 10Base2標準と10BaseT標準に使用される信号方式の変換回路が 多くのメーカから市販されている。この回路は代表的には「メディア変換器」と 呼ばれている。集積回路メディア変換器の一例は、Level One Corp.から市販さ れているLXT906集積回路である。 10BaseT4は、100Mb/sのIEEE 802.3(u)標準であり、通信は4 本のUTPを通して実施される。伝送に際して、4本のうちの3本のUTPにお けるそれぞれにおいて、1つのデバイスは33.3Mb/sを送信する。受信に 際しては、伝送のために使用されないUTPを含めて、4本のうちの3本のUT P上に、そのデバイスは33.3Mb/sを受ける。伝送のために使用されない UTPは、10BaseTの2ワイヤペア標準の場合と同様に、衝突検出のため に使用される。33.3Mb/sデータ流はそれぞれブロックコーディングされ るので、その結果、音声帯域において有効エネルギーを有せず近似的に25MH zに達する信号を生じる。 100Mb/sであるIEEE 802.12標準の100VGにおいても、通信は4本 のUTPを通して実施される。デバイスはデータの伝送に際して、4本のUTP のそれぞれにおいて25Mb/sを送信する。110VGにおいては、衝突検出 アプローチに依存するのでなく、ハブはデータ伝送期間に1つのデバイスに対し て伝送許可を与える。データを伝送するために、非ゼロ復帰(NRZ)信号アプ ローチが使用されるので、その結果、近似的に15MHzに達するコーディング データを生じる。 テレビ配線網150は、各テレビ154をテレビインタフェース152を通し てテレビ提供システム124に接続する同軸ネットワーク(例えば、RG−6) である。テレビ配線網は代表的には、所望チャンネルに同調する多数のテレビ1 54に対して同一の広帯域信号を提供する。テレビ154は、同調能力を与える 「セット−トップ・ボックス」(図示されていない)を通してテレビ配線網15 0に接続される。またある種のセット−トップ・ボックスは、例えばペイ・パー ビュー・ムービーズをオーダしまたはインタフェーステレビ(ITV)機能を与 えるために、制御情報をテレビ提供システム124に送り返す手段を成す。 またコンピュータ146は、電話配線網130に接続された電話モデム147 を使用してダイヤル電話接続を通してデータ網122に接続される。電話モデム は音声周波数帯域の範囲内のアナログ信号を使用する事ができる。アナログ電話 モデムは56kb/s以下の比較的低いデータレートをサポートする。またコン ピュータ146はケーブルモデム148を通してテレビ配線網150に対して接 続される事ができる。 概要 大部分のビルディングは既存の電話配線網を有するが、データ配線網またはテ レビ配線網を有しないかもしれない。一般的観点として、本発明は、データ信号 およびテレビ信号の双方向通信、並びに電話通信のためにこのようなビルディン グ中の現存の電話配線網を使用する方法およびデバイスを提供して、ビルディン グ中にこのような通信施設を設置するコストを低減する。さらに必ずしも複雑な インタフェース電子装置を使用せずまた現存の電話サービスに干渉する事なく、 テレビとコンピュータが電話配線網に接続される。また本発明は、広いレンジと 、高いセキュリティと、配線費用の低下を示す新規な通信媒体変換器およびデー タハブを特徴とする。また既存の電話配線網は、配線網の通信能力を改善するた めのフィルタおよびターミネータを含むデバイスを備える事ができる。 本発明は、マンションビルまたはホテルなど、既存の電話配線網を有する集合 住宅ビルの中のデータ通信およびテレビ通信の追加を含む種々の環境において応 用される。 一般に1つの観点において、本発明は、1つまたは複数の電話を含む複数の端 末デバイスおよび電話交換サービスその他の情報サービスを含む複数の情報サー ビスの間のツイストワイヤペア通信網を通る通信システムにある。このシステム は、各情報サービスに接続されたメイン情報インタフェースと、端末デバイスお よびメイン情報インタフェースに接続されたツイストペア配線網とを含む。この 配線網は、電話交換機と1つまたは複数の電話との間に音声信号通過させるため の複数の能動電話ペアを含む。情報インタフェースは、(a)電話交換機と1つ または複数の電話機との間を通る電話周波数帯域の電話信号と、(b)他の情報 サービスと1つまたは複数のの端末デバイスとの間に情報を通すための電話周波 数帯域より高い周波数帯域の高周波信号とを能動電話ペアの上に結合するための 回路を含んでいる。 本発明の観点は下記の特徴のいずれか1つまたは複数を含む。 他の情報サービスはデータ網を含み、また端末デバイスはコンピュータを含む 事ができる。この場合、メイン情報インタフェースはさらに、コンピュータとデ ータ網との間に情報を通すためのデータハブを含む。 他の情報サービスはテレビ提供システムを含む。 ツイストペア配線網はメイン情報インタフェースと端末デバイスとに接続され た複数のケーブルを含み、またこれらのケーブルはメイン情報インタフェースか ら端末デバイスへの分岐パスを成し、また配線網はケーブルの分岐点において、 高周波帯域信号の劣化を減少するための接続を含むことができる。 端末デバイスはテレビ受信器と対応の遠隔制御装置とを含み、またメイン情報 インタフェースはビデオセレクターを含み、このビデオセレクターは情報サービ スのいずれか1つに接触されまた高周波帯域でツイストペア配線網を通して遠隔 制御装置から送信される制御情報を受信する受信器と、制御情報に対応して高周 波帯域でツイストペア配線網を通してテレビ信号をテレビ受信器に供給するため の送信器とを含むことができる。ビデオセレクターはテレビ放送を選択するため の同調器を含む事ができる。またビデオセレクターはデータ網に接続されたコン ピュータを含む事ができ、また制御情報はデータ網上のビデオ情報ソースを識別 する情報を含むことができる。 通信システムは、端末デバイスと情報サービスとの間を通る情報が他の端末デ バイスを通る事を防止するためのプライバシー回路を含むことができる。プライ バシー回路は、端末デバイスに接続された複数のポートとデータ網に接続された 1つのポートとを有するデータハブを含み、また前記データハブは、端末デバイ スに接続された1つのポート上に受けられたデータの他の端末デバイスに接続さ れたポートへの伝送を防止するための回路を含むことができる。さらにハブは、 データ網に接続されたポート上に受けられた端末デバイスに対するデータの、前 記端末デバイスに接続されたポート以外のポートへの伝送を防止するための回路 を含むことができる。 システムは配線網を通る信号の劣化を減少するための回路を含むことができる 。この回路は信号を増幅する回路と、信号を等化する回路とを含む。また回路は 、ワイヤペア間の漏話を減少させる回路を含むことができる。 システムは媒体変換器を含み、この場合媒体変換器は複数の導線を通して情報 サービスに接続され、またこれより少数の導線を通して配線網に接続され、また また媒体変換器は、情報サービスから複数の導線を通して情報を受信しこの情報 をこれより少数の導線を通して配線網に伝送するための回路を含むことができる 。媒体変換器は、2つのワイヤペアを通して受信された10BaseT信号を1 つのワイヤペア上に転送される信号に変換する事ができる。 図面の簡単な説明 第1図は、ビルディングの中において別々の配線網を通して、電話網、データ 網およびテレビ提供システムに接続された複数の電話、コンピュータおよびテレ ビを示すブロックダイヤグラム、 第2図は、ビルディングの中において共通のUTP網を通して配線網を通して 、 電話網、データ網およびテレビ提供システムに接続された複数の電話、コンピュ ータおよびテレビを示すブロックダイヤグラム、 第3図は、分岐配線パスと、この配線パス中のジャックに接続された電話、コ ンピュータおよびテレビを含むUTP網を示す図、 第4図は、それぞれ直接にメイン情報インタフェースに接続された複数のユニ ット配線網を含むUTP網を示す図、 第5図は、複数のユニット配線網が中間配線網と複数の中間配給インタフェー スを通してメイン情報インタフェースに接続されたUTP網を示す図、 第6図はワイヤペアに対する帯域幅の割り当てを示す図、 第7図a−cは1本のUTP上の10Mb/s信号に対する3種のアプローチ のスペクトル、 第8図は、電話、コンピュータおよびテレビを外部情報サービスに接続する音 声、データおよびビデオハブを示し、 第9図は、1本のUTP接続のそれぞれ1つの音声、データおよびビデオ信号 パスを示し、 第10図は、1本のUTP接続の信号パスの詳細図、 第11図は、2本のUTP10BaseT信号を単一のUTPへ接続する媒体 コンバータを示し、 第12図は、単一の能動UTPを通して通信するために10BaseTに変換 する媒体変換器を示し、 第13図は、単一の能動UTPを通して通信するために10BaseTに変換 する他の媒体変換器を示し、 第14図は、単一の能動UTPを通して複数のデバイスと通信するために10 BaseTを変換するための媒体変換器を示し、 第15図は、100VG信号を3能動UTPに変換するための媒体変換器を示 し、 第16図は、100BaseT4信号を3能動UTPに変換するための媒体変 換器を示し、 第17図は、セキュリティハブを示し、 第18図は、拡大レンジハブ用の物理層回路を示し、 第19図は、単一の配線網を示し、 第20図はスプリットおよび分岐を有する配線網を示し、 第21図a−bはジャンクションを示し、 第22図a−cは受動高周波ジャンクションを示し、 第23図a−bは能動高周波ジャンクションを示し、 第24図a−dは音声で、データおよびビデオハブを配線網に接続する他のア プローチを示し、 第25図a−bは壁ジャックを示し、 第26図a−cは他の壁ジャックを示し、 第27図は壁ジャックに取り付けられたデータハブを示し、 第28図は中間配給インタフェース中のデータハブを示し、 第29図a−bは中間配給インタフェースにおいてデータハブを含む実施態様 を示し、また 第30図a−cはWebTVインタフェースを含むビデオセレクターの実施態 様を示す。詳細な説明 1 概説(第2図乃至第5図) 下記に説明するシステムは一般的に、種々の外部情報サービスを、ビルディン グ内部の双方向通信リンクを通して種々のデバイスに接続する。外部情報サービ スは電話、データおよびテレビシステムを含み、またデバイスは電話、コンピュ ータおよびテレビを含む。ビルディング内部において、通信リンクは、電話通信 に使用される型のアンシールド・ツイストワイヤペア(UTP)網を中心とした 共通インフラストラクチャーを、共有する。ビルディング内部の通信について説 明するが、複数のビルから成るキャンパス内部のデバイスをリンクするためにこ のシステムのバージョンを使用する事ができる。またシステムの二、三のバージ ョンにおいては、デバイスと外部情報サービスとの間の通信のほかに、またはそ の代わりに、通信をビルディング内部のデバイス間においてサポートする。例え ばビルディングの中の複数のコンピュータが必ずしも外部データ網に接続されな いで相互に通信する事ができる。 第2図について述べれば、数種の外部の情報サービスがビルディング100b に対して接続される。これらのサービスは公衆スイッチ電話網120、インター ネットなどのデータ網122、およびケーブルテレビシステムなどのテレビ提供 システム124を含む。これらのサービスがビルディングの中のメイン情報イン タフェース200に接続される。この場合、メイン情報インタフェース200は UTPケーブル121を通してPSTN120に接続され、また同軸ケーブルま たは光ケーブルなどの広帯域接続125を通してテレビ提供システムに接続され る。メイン情報インタフェース200は、論理接続123によって示すように、 PSTN120を通してまたはテレビ提供システム124を通してデータ網12 2に接続される。 メイン情報インタフェース200はビルディング100b中のUTP網250 に接続される。本発明によれば、UTP網250はビルディング全体に分散配置 された電話134,コンピュータ144およびテレビ154に対する共通通信リ ンクを成す。 「電話」とは、電話セット、応答機、ファックス装置を含めて、電話線に接続 されうる種々の装置のいずれかとする事ができる。「コンピュータ」とは、デー タ通信インタフェースを有する任意装置とする事ができる。この種の装置はデス クトップコンピュータおよびラップトップコンピュータのほか、データ通信能力 を有する器具またはその他の装置を含む事ができる。「テレビ」はテレビ受信機 、並びにテレビ受信機と無線リモコンおよびユーザに対して対話型テレビサービ ス(ITV:interactive television)を与える事のできるセットトップ・ボッ クスの組合わせを含む。このようなITVサービスにおいて、無線リモコンから のコマンドがテレビ提供システムに返送されてユーザに与えられるテレビ信号に 影響する。 第3図について述べれば、UTP網250a(第2図におけるUTP網250 の一例)は単一の家庭住居の中に見られるような分岐構造である。この実施例に おいてUTPケーブル(1つまたは複数のワイヤペアの束、代表的には住居中の 1つまたは2つのペア)がメイン情報インタフェース200に対する配線接続を 成す。複数の壁ジャック300a−cにおけるサービスを与えるため、ケーブル はこれらのジャックに対してデイジー・チェーン接続され、またはそのパスの1 つまたは複数の点において分裂して分岐樹木構造を成す。第3図において、ジャ ック300aはデイジー・チェーン接続を成す接続である。ジャック300bは ケーブル中の分割点にある。ジャック300cはケーブル中の終端点である。電 話134、コンピュータ144,テレビ154がこれらのジャック300a−c に接続されている。 第4図について述べれば、図示の他の型のUTP網250bは小さな集合住宅 において見られるような型の配線網である。各ユニットはそれ自体のユニットU TP網400を有し、これらのUTP網は直接にメイン情報インタフェース20 0に接続される。各ユニットUTP網400は第2図に図示されたものと類似の 構造を有し、デイジーチェーン・ジャックを備え、ケーブルパス中において分割 する。 第5図について述べれば、他のUTP網250cはホテルまたはマンション建 築などの大型ビルディングの中に見られるような型の配線網を示す。別々のUT P網400が別々のユニットに対してサービスを提供する。この場合、各ユニッ トUTP網400が中間配給インタフェース520に接続される。次に中間配給 インタフェース520が中間UTP網500を通してメイン情報インタフェース 200に接続される。例えば各中間配給インタフェース520がビルディングの 各階に配置され、その階のユニットに対してサービスを提供する。中間配給イン タフェース520は、ユニットUTP網400に達するケーブルと中間UTP網 網500を通してメイン情報インタフェース200に達するケーブルとの間に物 理接続を形成する点を成す。2 信号方式(第6図乃至第7図) UTP網250(第2図)上の信号方式の一般的アプローチは、電話通信に使 用されるUTPケーブル上の信号を多重化することにある(すなわち能動UTP 網)。これらの信号が通常の電話通信に使用される周波数より高い周波数帯域幅 において多重化される。通常の電話通信に使用される周波数帯域は約3.3kH zに達する。高周波帯域は、ビルディング内部に十分な信号伝送を供給しながら 、 電話帯域から32MHzまたはこれ以上まで延在する事ができる。電話通信に使 用されるUTPケーブルに加えて、またはその代わりに、使用可能ならば電話通 信に使用されないケーブルを使用する事もできる。 第6図について述べれば、このシステムにおいて能動UTP網に使用される周 波数帯域の好ましい割当ては下記である。 ・0−3.3kHz:電話134とPSTN120との間の双方向通信に使用 される電話帯域610。 ・2−2.5MHz:テレビのリモコンなどの端末装置からメイン情報インタ フェース250に制御信号を送信するために使用される制御帯域620。 ・3−15MHz:コンピュータ144とメイン情報インタフェース250と の間の双方向通信に使用されるデータ帯域630。 ・17−32MHz:FM変調NTSC複合信号などの変調テレビ信号をメイ ン情報インタフェース250からテレビ154に送信するためのテレビ帯域 640。 イナクティブUTP網において、電話帯域610の一部をデータ帯域630の 一部として使用する事ができる。さらに詳しくは、下記に説明される一部のデー タ信号アプローチ(例えば、10Base2)は衝突検出のために低周波数を使 用する。2.1 データ信号(第7図) システムの種々のバージョンにおいて、データ帯域630中の信号はIEEE 802 .3「イーサネット」標準または関連の802.12標準に基づいている。さらに詳しく は、1本のUTPまたは2本のUTPにおける信号は、コンピュータなどのデバ イスとデータ通信ハブおよびルータなどの間の10Mb/sデータ通信を提供す る10BaseTおよび10Base2標準に関連する。2本よりも多いUTP における信号は、100Mb/s標準の100BaseT4および100VGに 関連する。 2.1.1 1本のUTPを通しての10Mb/s システムのバージョンは、単一UTPを通しての10Mb/sデータの転送の ために数種の信号アプローチのいずれか1つを使用する事ができる。これらのア プローチは下記を含む。 1.標準10Base2信号、 2.電話帯域中の伝送を禁止する修正10Base2信号、および 3.電話帯域中の伝送を禁止し各デバイスがデータ帯域の中に伝送通知トーン を送信する修正10Base2信号。 第7図aについて述べれば、第1アプローチにおいて、データが10Base 2標準によって定義された信号を使用して単一のUTPを通して送信される。標 準によれば、DCに近い低周波数710が衝突検出のために使用される。低周波 数710は電話通信と干渉しないので、このような信号アプローチは電話通信に も使用されないUTPにおいては有用である。 第7図bについて述べれば、図示の修正10Base2信号アプローチは低周 波数での伝送を禁止する。下記において完全に説明するように、このような信号 アプローチを使用する衝突検出アプローチはデータ帯域630中の信号のみを使 用する。この修正信号は電話帯域を使用しないので、能動UTPにおいて使用す る事ができる。 第7図cについて述べれば、能動UTPにおいて使用する事のできる他の信号 アプローチは衝突検出のためにデータ帯域630中のトーンを使用する。2つの デバイスがこの修正10Base2信号を使用して通信している時、各デバイス はこれが伝送している事を表示するために1つのトーン(または他のある種の狭 い帯域信号)を使用する。2つのデバイスはそのトーンについて2つの相異なる 周波数を割当てられる。このシステムにおいては、4.5MHz 720a、5 .5MHz 720bとする。1つのデバイスが2つの周波数の一方で伝送し、 他方の周波数で聴取して衝突が生じたかいなかを決定する。 4.5MHzおよび5.5MHzの伝送トーン周波数はデバイスによって伝送 される符号化データの周波数帯域の中にあるけれども、これらの周波数において 安価なセラミックフィルタが使用できるので、これらの周波数が選ばれる。フィ ルタは約0.3MHzの帯域幅を有する。これは比較的狭い帯域幅であるので、 これら2つのトーン周波数帯域幅をフィルタリング・アウトしても、符号化デー タ信号には大きな影響を与えない。 またこの修正10Base2信号を使用するシステムの二、三のバージョンに おいては、2またはそれ以上のデバイスが同一の伝送トーン周波数を共用する。 例えば、ユニット中の複数のコンピュータが一方のトーン周波数を使用し、離間 したハブが他方の周波数を使用する事ができる。このようなシステムにおいては 、同一のトーン周波数を共用する複数のデバイスがこの周波数において1つのト ーンを同時的に伝送しまたこの同一周波数において他のデバイスによって出され るトーンの伝送があればこれを検出しなければならない。 データ帯域630の内部の伝送トーン周波数を使用する変わりに、データ帯域 との重なり合いを避けるために3MHz以下のトーン周波数を選定する事ができ るる。 2.1.2 2本のUTPを通しての10Mb/s 2本のUTPを通してのデータ通信は標準10BaseT信号を使用する。1 0BaseT標準によれば、衝突検出は任意の低周波数信号を使用する事なく実 施され、従って2本のUTPの各側におけるデータ通信はいずれかのUTP上の 電話音声帯域とも干渉しない。 2.1.3 3本またはそれ以上のUTPを通しての100Mb/s 標準100BaseT4および100VG信号のいずれにおいても2つのデバ イス間の通信のために4本のUTPが必要とされる。不幸にして、集合住宅ビル 中の配線は各ユニットに達する3以上のUTPを含む事はまれであり、一部のビ ルは2本しか備えていない。本発明によれば、システムのバージョンが2つの1 00Mb/s信号の1つを使用するアプローチは、4本未満のUTPを使用する 。 2つのデバイス(すなわち、コンピュータとハブ)が通信する標準100Ba seT4システムにおいて、一方のデバイスから他方のデバイスにデータを伝送 するために3本のUTPのみが使用され、また他方のデバイスからデータを受信 するために3本のUTPの相異なるサブセットが使用される。伝送時に、デバイ スが第4のUTP上で聴取して衝突を検出する。 第1の100Mb/s信号アプローチにおいては、データの伝送と衝突の検出 のために3本のUTPのみが使用される。伝送に際して、1つのデバイスが10 0BaseT4において使用された信号アプローチに従ってデータ帯域630中 の3本のUTPにデータを伝送する。また、この装置は、3本のUTPの1つに DCオフセットを加えて、他方のデバイスもDCオフセットをこの同一UTPに 加えていたかどうかを検出する。他の2本のUTPは電話通信のために電話帯域 を使用する事ができる。なぜなら、各UTPを通しての100BaseT4デー タ信号は電話帯域と干渉しないからである。 衝突検出のためにDCオフセットを使用する変わりに、前記の修正10Bas e2信号アプローチのいずれか1つに使用されるアプローチと類似の伝送トーン アプローチを使用する事ができる。 第2の100Mb/sのアプローチは100VG(IEEE 802.12)標準に基づ いている。100VGシステムにおいては、4つの差分信号が4本のUTPに伝 送される。我々の第2の100Mb/sアプローチにおいては、3本のUTPの みが使用される。3本のUTP上に差分モード信号と共通モード信号の組合せを 使用して、4つの差分信号がエンコーディングされる。この信号アプローチの一 例では、1つの差分信号は2本のUTP上の共通モード信号の差として伝送され る。残りの3つの差分信号は3本のUTP上に差分信号として修正されずに伝送 される。原則として、5つの差分信号までを3本のUTPを構成する6ワイヤ上 で伝送する事ができ、4信号のみが必要とされる。100VG標準によれば電話 帯域は使用されず、従ってこの100Mb/s信号に使用される3本のUTPは 能動電話線としても使用する事ができる。 2.1.4 複数本のUTPを通しての10Mb/s 10Mb/sを長距離送信するためには、複数UTP上の伝送用のデータ流を 分割する一般的アプローチを使用する事ができる。一般にこのアプローチは標準 10Mb/sデータ流をN並列流に分割する段階を含む。これらの平行流をつぎ にN+1本のUTPから成る通信パスの上に送る。分割されたデータ流を送るた めにN本のUTPが使用される。低いデータレートの故に、伝送のために低周波 数レンジが必要とされるので、信号送信のレンジと強固さを増大する事ができる 。 伝送中に、衝突を検出するためにN+1番目のUTPがモニタされる。例えば5 本のUTPを使用する場合、10Mb/sデータ流を2.5Mb/s流に1:4 デマルチプレックスし、10BaseTまたは10Base2において使用され たものと同様のマンチェスタコーディングを使用して4本の別々のUTP上で伝 送する。データレートの減少の故に、この1:4デマルチプレックス・アプロー チにおいてはスペクトルは約3.75MHzに拡散する。2.2 テレビ信号 再び第6図について述べれば、テレビ帯域640中の信号は、複合NTSC信 号のFM変調アプローチを使用する。複合NTSCは約4.5MHzに達するス ペクトルのビデオ信号と、4.75MHzに近い変調オーディオ信号とを含む。 複合信号は、得られたスペクトルを大体17MHz乃至32MHzのレンジにわ たって拡張するように変調されたFMである。このレンジの下端17MHzは、 約15MHzまで延在するデータ帯域から十分に離れるように選ばれる。このレ ンジの上限32MHzはU.S.FCC規則に対する違反を避けるように選ばれ る。 他のテレビ信号方式を使用する事もできる。さらに詳しくは、デジタルエンコ ーディングされたテレビ信号を使用する事ができる。例えば、直交振幅変調(Q AM)アプローチを使用して、コーディングされたデジタルテレビ信号1MHz 乃至3MHzの範囲の周波数帯域を占めるようにする事ができる。従って、デー タ帯域より高い周波数のテレビ帯域を使用する代わりに、デジタルテレビ帯域を 電話帯域とデータ帯域の中間の周波数とする事ができ、このようにしてこれら他 の帯域のいずれかとの干渉を防止する事ができる。3 信号配給(第8図乃至10図) このシステムの好ましい実施態様によれば、電話信号、データ信号およびビデ オ信号が前記の信号アプローチを使用して周波数多重化される。多重化された信 号がメイン情報インタフェース200から、UTP配線網250を通して配信さ れる(第2図)。3.1 単一ペア配信 第8図について述べれば、システムの好ましい実施態様は、多重化信号を配給 するために単一のUTPを使用する。メイン情報インタフェース200は音声、 データおよびビデオハブ800を含み、このハブは電話、データおよびビデオサ ービスをUTP網250に接続する。ハブ800は配線ブロック805を通して UTP網250に接続される。このUTP網250において、ジャック300は 端末デバイスがUTP網250に接続される点を成す。端末デバイスは、電話1 34、コンピュータ144、テレビ154およびリモコン834を含み、これら のデバイスが壁アダプタ830とセットトップボックス832とを通してジャッ ク300に接続される。ハブ800と、壁アダプタ830と、セットトップボッ クス832とが協働して、メディア変換および周波数多重化並びにデマルチプレ ックス機能を実施し、端末デバイスに対する通信サービスを提供する。 音声、データおよびビデオハブ800は、外部の電話、データおよびテレビサ ービスに対する3接続を有する。ハブ800はUTPケーブル121に対して接 続され、このケーブル121はPSTNからの電話サービスを提供する。またハ ブ800はデータハブ815およびビデオソース820に接続される。データハ ブ815はコンピュータ144をデータ網122を通して通信させる。システム の二、三ののバージョンにおいては、データハブ815はまたコンピュータ14 4を相互に通信させる。システムの他のバージョンにおいては、データハブ81 5は、セキュリティ手段として、コンピュータ144間のデータ通信を禁止する 。ビデオソース820は、リモコン834から出る制御情報を受けてテレビ信号 を出し、この信号が対応のテレビ154上に表示される。 システムのこのバージョンにおいて、コンピュータ144とデータハブ815 は標準10BaseTデータインタフェースを有する。また、UTP網250中 のデータ通信は各コンピュータとのデータ通信のために単一の能動UTPを使用 する。 第9図について述べれば、音声、データおよびビデオハブ800は別々の変換 器900を含み、各変換器がそれそれの能動電話線810に対応する。システム のこのバージョンにおいては、変換器900は特殊の壁アダプタ830と通信す る。例えば変換器900は壁アダプタ830に接続され、1本のUTP121に 接続されてPSTN120に対して電話通信を生じる。変換器900は一対の1 0BaseTのUTP(受信用UTP802、送信用UTP804)に接続され 、10BaseTデータハブ815との10BaseT通信を提供する。変換器 900はUTP806に接続されて、ビデオソース820からビデオ信号を受け またビデオソースに対して制御信号を加える。 さらに第9図について述べれば、ビデオソース820はビデオ変換器920を 含み、この変換器はUTP806を通して対応の変換器900に接続される。信 号はUTP806を通して双方向に通る。各ビデオ変換器920は対応の変換器 900から制御情報を受け、制御情報をビデオセレクター930に送り、このセ レクターはテレビ信号をビデオ変換器に返送する。 第10図について述べれば、UTP網250中の1つのUTP810の詳細な 信号パスを、変換器900から、壁アダプタ830とセットトップボックス83 2を通して追跡する事ができる。PSTN120からの電話帯域の電話信号がU TP121を通って変換器900に達する。電話信号は低域フィルタ(LPF) 1020を通り、このフィルタは電話帯域を通す。LPF1020によって通さ れた電話信号はUTP網250を通り、場合によっては壁アダプタ830に達す る。このアダプタ830の中において信号はLPF1040を通り、このLPF は電話信号を電話134まで通過させる。 またLPF1020はDCを通す。PSTN120がUTP121を通してD C出力を与え、従ってLPF1020がこの出力をUTP810に送る。LPF 1054は非常に低い周波数を通して、DC出力を回復し、壁アダプタ830と 、セットトップ・ボックス832とに出力を与える。 電話134からの信号が、同一パスを通って逆方向にPSTN120に達する 。 さらに第10図について述べれば、コンピュータ144が10BaseT標準 に従って、2本のUTP1082および1084によって壁アダプタ830に接 続されている。壁アダプタ830は、媒体変換器1044がこの2本のUTP通 信を単一のUTP上の伝送のために変換する。システムこの実施態様において単 一のUTPデータ通信は衝突検出のためにデータ帯域中に伝送通知トーンを使用 する。 データ信号は媒体変換器1044からバラン/帯域フィルタ(BPF)104 2に達する。バラン/BPF1042はデータ帯域を通過させ、UTP810に 加えられる信号を平衡させる。壁アダプタ830の中において、データ信号はL PF 1040,BPF 1046,HPF 1040およびLPF 1054 によってブロックされる。 データ信号はUTP 810を通って変換器900に達する。変換器900の 中において、データ信号はバラン/BPF 1010を通って媒体変換器101 2に達する。媒体変換器1012はデータ信号を10BaseT信号に変換し、 これをUTP 804に加える。10BaseT信号はデータハブ815によっ て受信され処理される。変換器900の中において、LPF1020はデータ帯 域中のデータ信号がUTP121を通ってPSTN120に達する事を防止する 。 データハブ815が10BaseT信号をUTP802経由で媒体変換器10 12に送る。媒体変換器1012が1本のUTPで信号するために10Base T信号を1つの信号に変換した後に、変換器は変換された信号を逆パスで、バラ ン・BPF 1010を通して、UTP810経由で、バラン/BPF1042 を通して、媒体変換器1044に送り、ここで信号は10BaseT信号に逆変 換され、UTP 1082を経由でコンピュータ144に転送される。 さらに第10図について述べれば、テレビおよび制御信号がリモコン834と テレビ154とビデオ変換器920との間を通る。ユーザ(視聴者)がリモコン 834を使用して制御信号を送り、例えば特定のテレビプログラムを選ぶ。リモ コン834が赤外線信号(IR)1090をセットトップ・ボックス832に送 る。セットトップ・ボックス832において、IR受信器1062がIR信号を 受け、これを電気信号に変換して制御情報をエンコーディングする。この信号が 制御変調機1060に加えられ、制御信号をそのスペクトルが制御周波数帯域の 中にあるように変調する。この制御信号がUTP 1086を経由して壁アダプ タ830に転送される。壁アダプタ830の中において、変調された制御信号が BPF 1046を通り、このBPFが制御帯域を通す。変調された制御信号が UTP 810を経由して変換器900に達する。制御信号はLPF 1020 およびバラン/BPF 1010によってブロックされる。制御信号がUTP8 06経由でビデオ変換器920に達し、その中でBPF 1030を通り、この BPFが制御帯域を通過させ、制御復調器1036に達し、IR受信器1062 によって発生された制御信号を回復する。回復されたビデオ信号がビデオセレク ター930に転送される(第9図)。 リモコン834からビデオ変換器920を通して制御信号を受けるのに応答し て、ビデオセレクター930がテレビ信号をビデオ変換器920に伝送する。ビ デオセレクター930は1セットの同調器(図示されていない)を含み、テレビ 配給網124から広帯域接続125を経由して供給される特定の放送を受信した 制御信号に基づいて選択する。 さらに第10図について述べれば、ビデオ変換器920はビデオセレクター9 30からテレビ信号を受ける。この信号は複合NTSCフォーマットである。ビ デオ変換器920の中において、ビデオ変調器134が複合NTSC信号を変調 してテレビ帯域の信号を得る。このFM信号が、テレビ帯域を通過させる高域フ ィルタ132を通して変換器900に達する。次に信号はUTP810を経由し て壁アダプタ830に達する。 壁アダプタ830の中において、FM変調されたテレビ信号がHPF 104 8を通過し、増幅器1050の中で増幅される。 UTP 810から得られたDC出力をLPF 1054を通して、壁アダプ タ830とセットトップ・ボックス832とを接続するビデオ接続に加える事に よって、壁アダプタ830が電力をセットトップ・ボックス832に供給する。 さらに詳しくは、増幅器1050の出力がDCをブロックするHPF 1052 を通して加えられる。HPF 1052の出力がLPF 1054の出力に接続 されて、UTP 1088を通してセットトップ・ボックス832に通過させら れる。 セットトップ・ボックス832は結合されたFM変調テレビ信号とDC出力を UTP 1088を経由して受ける。セットトップ・ボックス832の中におい て、FM変調テレビ信号がDCをブロックするHPF 1064を通過する。F M信号がビデオ復調器1066に供給され、この復調器が複合NTSC信号を回 復する。次に複合NTSC信号がNTSC復調器1068の中で標準テレビ周波 数にAM変調されてテレビ154に供給され、テレビがその内部の受信セクショ ンにおいてNTSC信号のビデオおよびオーディオ成分を回復する。 またセットトップ・ボックス832の中において、DC出力信号入力がUTP 1088を経由してLPF 1072を通り、セットトップ・ボックス中の能 動成分に対して電力を加える。3.2 多重ペアデータ配給 システムの他の好ましい実施態様は多重信号を配給するために多重UTPを使 用する。この構造は第8図乃至第10図に図示の構造と類似である。 第11図について述べれば、2つのUTP810が変換器900aと壁アダプ タ830aとを接続する。変換器900aは第10図の変換器900と類似であ るが、ただし2つの媒体変換器1012aが2本のUTPを通して、例えば標準 10BaseT信号方式を使用してデータを通信するのに対して、第10図にお いては媒体変換器1012は単一のUTPを通してデータを通信する。 変換器900aにおいては、媒体変換器1012aはUTP802,804を 通してデータハブ820に接続されている。媒体変換器1012aは別々のBP F1010を通して2本のUTP810に接続されている。2本のUTP820 はそれぞれのLPF1020を通してPSTN120に接続されている。 壁アダプタ830は両方のUTP810に接続される。各UTP810はLP F1040を通して別々の電話134に接続される。両方のUTP810は2つ のBPF1042を通して媒体変換器1044に接続される。媒体変換器104 4aは媒体変換器1012aと通信し、また複合144との間に10BaseT 信号を往復させる。 標準10BaseT信号方式を使用する場合、媒体変換器1044aは特に簡 単である。すなわち、媒体変換器1044aは信号を処理する事なく単にBPF 1042と複合144との間において直接に送信する。この場合、BPF 10 42は壁ジャックの中に配置する事ができ、この場合直接に2本のUTPケーブ ルを通して壁ジャックに直接に接続される。ジャックが10BaseT標準によ って配線されたRJ−45ジャックを有するならば、このコンピュータ144は 直接に10BaseTハブに接続されるように壁ジャックに対して接続される。 第11図にいて述べれば、セットトップ・ボックス832は、第10図におい て壁アダプタ830に接続されるのと同様に壁アダプタ830aに対して接続さ れる。壁アダプタ830は2つのUTP 810の一方にのみセットトップ・ボ ックスを接続する。これは、ビデオ信号と制御信号が単一のUTP上で多重化さ れるからである。ビデオ信号は2本のUTP810の一方から、HFP1048 、増幅器1050、HPF1052を通してセットトップ・ボックス832まで 送られる。制御信号はセットトップ・ボックス832からBPF1046を通し て同一のUTP810に達する。 他の多重UTP構造は同一アプローチに従う。例えば、コンピュータ144と の100Mb/sデータを与える3本のUTPデータ信号アプローチにおいて、 コンピュータは100BaseT4または100VG信号方式を使用する4本の UTPを有する壁アダプタの中の媒体変換器に接続される。この媒体変換器はこ の信号を3本のUTP信号フォーマットに変換する。これらの3信号が3本のU TP810を通して、100Mb/sハブに接続された対応の媒体変換器に接続 される。4 媒体変換器(第12図乃至第16図) 再び第10図について述べれば、媒体変換器1012と1044はUTP網2 50中の単一UTPを通して通信するために2本のUTP10BaseT信号を 変換する。システムの種々のバージョンにおいて他の型の媒体変換器を使用する 事ができる。4.1 10BaseTから単一能動UTPへの変換(第12図) 第12図について述べれ媒体変換器1012aは標準BaseT伝送UTP 804に接続され、また第7図Cに図示の修正10Base2信号方式を使用す るUTP 1280に達するUTP 802を言う。媒体変換器1012aはそ の内部において、ワイヤペア1280とインタフェースするために、レベル・ワ ン・コーポレーションによって製造された集積回路部品番号LXT906などの 標準10BaseT−10Base2媒体変換器1220および対応の回路を使 用する。 10BaseT−10Base2媒体変換器1220は、10BaseT通信 を支援するデータハブ815からUTP802を通して10BaseT信号を受 け、また10BaseT信号をUTP802を通してデータハブに送る。 媒体変換器1012aは下記のようにして信号をワイヤペア1280に加える 。 10BaseT−10Base2媒体変換器1220は、UTP 802を通 して信号を受け、次にこの信号が同一のデータ流をエンコーディングする10B ase2コンプライアント信号1230をノッチフィルタ1232に送る。ノッ チフィルタ1232は4.5MHzに定心した0.3MHz帯域中のエネルギー 伝送をブロックするセラミックノッチフィルタである。ノッチフィルタ1232 のパスバンド中の残余エネルギーは増幅器1266まで進む。 10Base2信号1230はまたトランスミット・ノティファイア1234 に送られる。このトランスミット・ノティファイア1234は10Base2信 号1230をモニタする。もしトランスミット・ノティファイア1234が10 BaseT−10Base2媒体変換器1220からの伝送を検出すれば、水晶 発信器を含む発信器1236が4.5MHzハーモニックを発生する。発信器1 236からの4.5MHzハーモニックがバンドパス・フィルタ1238を通り 、このフィルタはその出力エネルギーを4.5MHz前後の0.3MHzの帯域 幅に制限するセラミックフィルタである。バンドパス・フィルタ1238の出力 が増幅器1266に加えられ、そこでノッチフィルタ1232の出力に加えられ て増幅される。 増幅器1266は伝送していない時、ワイヤペア1280に負荷を与えないた めに非常に高い出力インピーダンスを示す。 増幅器1266が伝送している時、増幅された出力を指向性カプラー1260 に加える。指向性カプラー1260は、増幅器1266からの信号の10Bas eT−10Base2媒体変換器1220への逆伝送を禁止する。指向性カプラ ー1160は増幅された信号をUTP 1180に送る。 ワイヤペア1280に送られる信号は常に4.5MHzに定心したエネルギー の「スパイク」を含む事を注意しよう。このハーモニックは対応の媒体変換器( 例えば第10図の1044)によって使用されまた媒体変換器1012aが伝送 する時を検出するためにワイヤペア1280に接続される。 媒体変換器1012aは、下記のようにして信号をワイヤペア1280から1 0BaseTワイヤペア804に送る。 ワイヤペア1280からの信号が指向性カプラー1260を通って増幅/等化 器1262に送られる。増幅/等化器1262は高い入力インピーダンスを有す るので、ワイヤペア1280に負荷を掛ける事なくこのワイヤペアにそって流れ る信号を検出する。 増幅/等化器1262はその受ける信号スペクトルを平坦にするようにチルト する。このプロセスは一般に等化と呼ばれる。増幅/等化器1262はまた信号 のエネルギーを10BaseT−10Base2媒体変換器1220によって予 想されるレベルまでブーストする。 増幅/等化器1262からの信号がノッチフィルタ1240を通り、このフィ ルタは5.5MHz前後に定心した0.3MHz帯域中にエネルギーをブロック するセラミックフィルタである。従ってノッチフィルタ1240は、伝送媒体変 換器によって加えられた「伝送通知」ハーモニックを5.5MHzにブロックす る。 また増幅/等化器1262からの信号が伝送デテクタ1250に加えられる。 この伝送デテクタ1250の中において、セラミックバンドパスフィルタ125 2が5.5MHzに定心した0.3MHz帯域外のすべてのエネルギーをブロッ クする。伝送変換器からの「伝送通知」信号がデテクタ1254に達して、信号 を検出する。 短い遷移期間後にデテクタ1254は伝送通知信号の存在する事を決定し、「 信号受領」信号を10BaseT−10Base2媒体変換器1220の衝突検 出ポートに加える。 もし、10BaseT−10Base2変換器1220が信号1230の伝送 と同時に「信号受領」信号を受けるならば、変換器1220は衝突の生じた事を 決定する。変換器1220が衝突の生じた事を決定した時、媒体変換器1220 は10BaseT UTP 804の上に適当な信号を送って媒体変換器101 2aに接続された10BaseTデバイスに対して衝突の生じた事を知らせる信 号を与える。 媒体変換器1012aは、ワイヤペア1280の接続されたのと同一伝送ライ ン上の別の点に接続されたコンパニオン媒体変換器(1044、第10図)と通 信するように設計されている。コンパニオン変換器は伝送方向と通知に関して反 対周波数を使用する。さらに詳しくは、コンパニオン媒体変換器の中において、 ノッチフィルタ1240と帯域フィルタ1252は4.5MHzに同調させられ 、ノッチフィルタ1232、帯域フィルタ1238および発信器1236は5. 5MHzに同調される。4.2 10BaseTから単一能動UTPへの他の変換法(第13図) 第13図について述べれば、媒体変換器1012bは媒体変換器1012a( 第12図)の代替案である。媒体変換器1012bは標準10BaseT伝送U TP 804に接続され、UTP 802を受け、第7b図に図示の修正10B aseT信号方式を使用するUTP 1280に達する。 媒体変換器1012bは下記のように作動する。 入力信号はUTP 1280から指向性カプラー1260を通って増幅/等化 器1262に流れる。増幅/等化器1262は信号のエネルギーレベルを調節し 、データ帯域を通して信号を等化する。得られた信号が10BaseT−10B ase2媒体変換器1220の受信ポートに入る。 この10BaseT−10Base2変換器1220の伝送ポートから出た信 号が、増幅器1266を通して流れる。増幅器1266は信号ハイブリッド13 20に加える前にそのエネルギーをブーストする。信号はハイブリッド1320 を通って指向性カプラー1260に達し、つぎにUTP1280に達する。 指向性カプラー1260は、増幅/等化器1262まで交差する可能性のある ハイブリッド1320からの信号を減衰する。しかし一部のエネルギーが増幅/ 等化器1262を通して漏れて、10BaseT−10Base2媒体変換器1 220の受信ポートに達する可能性がある。しかし、変換器1220が伝送して いる時、この変換器はその受信ポートにおける信号を無視する。その結果、伝送 は入力データとして間違って解釈される事はない。 10BaseT−10Base2媒体変換器1220が伝送している時、その 衝突ポートに到達する信号に対応しなければならない。衝突検出機構のキーはハ イブリッド1320であって、このハイブリッドは3ポート変圧器である。信号 は増幅器1266と指向性カプラー1260との間をハイブリッド1320を通 して自由に流れる。 ハイブリッド1320は、指向性カプラー1260から伝送デテクタ1350 への信号入力の狭い周波数帯域のみを通過させる。ハイブリッド1320は増幅 器1266からの信号入力を減衰させる。 この帯域の幅が増大ししかも鋭い指向性が保持されるならばハイブリッド13 20のコストが劇的に増大するので、狭い帯域が選ばれる。システムのこのバー ジョンにおいては、指向性帯域が5MHz乃至6MHzの範囲内である。この狭 い帯域はデータ帯域の下端に位置している。これは隣接ワイヤからの漏話エネル ギーが周波数の低下と共に減少するからである。漏話の低下は重要である。なぜ かならばハイブリッドの目的は伝送線の反対側末端において変換器から伝送する エネルギーのみを通過させ、10BaseT−10Base2媒体変換器122 0の伝送ポートから交差するエネルギーをブロックするにあるからである。 従って伝送デテクタ1350はハイブリッド1320から5−6MHzの信号 を受ける。受信される信号は、他の媒体変換器から送られるデータ信号、または この媒体変換器によって送られるがハイブリッド1320によって減衰されたデ ータ信号である。伝送デテクタ1350は受信信号中のエネルギーを測定し、二 、三のデータビットによってデータ信号の存在を検出する事ができる。 また、伝送デテクタ1350は10BaseT−10Base2媒体変換器1 220の伝送ポートの出力を受ける。伝送デテクタ1350は、この信号中のエ ネルギーを測定して、10BaseT−10Base2媒体変換器1220が信 号を伝送している事を決定する。 伝送デテクタ1350が媒体変換器1220からの伝送と、他端のコンパニオ ン変換器からの伝送とを検出した時は、このデテクタ1350は、10Base T−10Base2媒体変換器1220の衝突ポートに対して、衝突の生じてい るという信号を与える。4.3 多重デバイスにおける10BaseTから単一能動UTPへの変換14 図) 第14図について述べれば、媒体変換器1012cは第12図の媒体変換器1 012aに極めて類似している。この媒体変換器1012cは同一の伝送トーン 周波数を有する他の媒体変換器からの伝送との衝突を検出する追加的能力を有す る。これは例えばユニット中の数個の装置が同一の伝送トーン周波数を共有しま たデータハブが第2の伝送トーン周波数を有する事を可能にする。 媒体変換器1012cは1つの点において媒体変換器1012aと相違する。 媒体変換器1012cは両方の伝送トーン周波数で信号を処理する伝送デテクタ 1450を有する。BPF1252は5.5MHzでデテクタ1454に対して トーンを送るが、BPF 1456は4.5MHzのトーン、すなわち媒体変換 器1012cの伝送トーン周波数でトーンを送る。またデテクタ1454はトラ ンスミット・ノティファイア1234の出力を受ける。 媒体変換器1012cが信号をUTP 1280上に伝送する時、4.5MH z伝送トーンが増幅器1266から指向性カプラー1260に送られる。指向性 カプラー1260はトーンを完全に減衰しないので、トランスミット・ノティフ ァイア1234によって発生され減衰された4.5MHzトーンはBPF 14 56を通してデテクタ1454に転送される。また4.5MHzトーンは直接に トランスミット・ノティファイア1234からデテクタ1454に送られる。 しかし第2ステーションが4.5MHzで伝送するならば、BPF 1456 の出力におけるエネルギーレベルが増大するが、トランスミット・ノティファイ ア1234の出力は増大しない。従ってデテクタ1454は第2伝送デバイスの 存在を検出し、また衝突の生じた事を宣言する事ができる。4.4 3能動UTPへの10および100Mb/sの変換(第15図乃至第1 6図) 4.4.1 100VG媒体変換器(第15図) 第15図は標準100VGデバイスに接続された4本のUTP 1530,1 532,1534を変換されたデータ信号を搬送する3本のUTP 1540, 1542のみに変換するために使用される媒体変換器1510を示す。 媒体変換器1530は、4 100VG UTPの3本のUTP 1530、 1532と3本のUTPの2本のUTP 1540とを接続する変圧器1520 を含む。UTP1534は媒体変換器1530を通して直接にUTP1542に 達する。 変圧器1520は「3 in-2 out」変圧器と呼ばれる。変圧器1520はUTP 1532上の差分信号をUTP1540上の信号の差分成分に接続する。UT P 1530上の差分信号は、この差分信号が2本のUTP1540の共通モー ド信号中の差異として表示されるようにUTP 1540に接続される。 UTP1530,1532および1534上の100VG信号はデータ信号方 式のために電話帯域を使用しない。従ってUTP 1540および1542上の 変換された信号もデータ信号のために電話帯域を使用しない。従って3本のUT P 1540および1542のすべてが、電話とデータ信号との干渉を伴なわな い能動電話線となる事ができる。 媒体変換器1510の変更態様も伝送データに対する共通モード信号を使用す る。下記のように2つの共通モード信号C1(t)およびC2(t)上に差分信 号s(t)をエンコーディングするのでなく、 C1(t)=s(t)/2 C2(t)=−s(t)/2、 3共通モードを使用する事ができる。差分信号s(t)は下記のように表わす 事ができる。 C1(t)=s(t)/6、 C2(t)=s(t)/6、 C3(t)=−s(t)/3。 これは、共通モード信号の最大振幅が減少させられ、従って放射エネルギーを 低下させる利点がある。これは、より高い信号レベルの使用を可能とする。 考慮すべき1つのファクタは、この型の共通モード信号方式が伝送線上の反射 を防止するための3本のUTP 1540,1542の終端(ターミネータ)を 必要とするのみならず、共通モード伝送線の終端(ターミネータ)を必要とする 事である。共通モードを停止するためには、信号を4本のUTPに逆変換し、次 に4本のUTPをそれぞれ別個に終端させる事ができる。 4.4.2 100BaseT4媒体変換器(第16図) 第16図について述べれば、媒体変換器1600が4本のUTP 1601, 1602,1604および1606に接続され、これらのUTPが媒体変換器1 600を100BaseT4デバイスに接続する。これらの4本のUTPの3本 のUTP 1601,1602および1604が100BaseT4デバイスに よってデータの伝送に使用される。このデバイスは伝送に際してUTP 160 6上の信号をモニタする事によって衝突を検出する。100BaseT4デバイ スは3本のUTP 16−1,1602,1604上のデータを受信する。 100BaseT4 UTP上の信号を3UTP上の信号に変換するため、デ ータ帯域中での双方向データ通信のため3UTP 1607,1608および1 610の全部が使用される。追加的にUTP 1610は衝突検出のために使用 される。 UTP1601と1602を通して媒体変換器1600によって受信された信 号は、双方向カプラー1628,増幅器1624,指向性カプラー1622およ びHPF 1622を通り、最後にUTP 1607および1608上に伝送さ れる。 UTP1607および1608上に受けられた信号は逆パスを通るが、この場 合、信号は増幅器1624ではなく、増幅器1626を通る。 媒体変換器1600によってUTP 1604上に受けられた信号は、増幅器 1624,指向性カプラー1622,およびHPF 1620を通り、次にUT P1610上に伝送される。 UTP 1610上に受信されたデータ信号はHPF1620および指向性カ プラー1622を通って増幅器1638に達し、次にUTP 1606を通って 100BaseT4デバイスに転送される。 媒体変換器1600が100BaseT4からUTP1604上に信号を受け る時、伝送ノティファイア1634がこの信号を検出して、LPF 1630を 通してUTP 1610にDC信号を加える。 媒体変換器1600がUTP 1607,1608,1610上に信号を受け る時、伝送媒体変換器はUTP1610に対してDC信号を加えてしまっている 。このDC信号がLPF 1632を通り、伝送デテクタ1636によって検出 される。 伝送デテクタ1636がDCオフセットを加える伝送ノティファイア1634 に依存しないDCオフセットを検出する時、この伝送デテクタ1636は増幅器 1638に対して信号を送る。この信号はデータ伝送特性を有する。このデータ 様信号がUTP 1606に転送され、このUTPが付属100BaseT4デ バイスに衝突を検出させる。5 データハブ(第17図乃至第18図) 第8図に戻れば、コンピュータ144がデータを転送する時、データ信号はU TP網250を通って音声、データ、ビデオハブ800に達し、次にデータハブ 815に達する。代表的なデータハブは1つのポートに受けた信号を、しばしば この信号を再生し増幅して他のすべてのポートに再伝送する。従って伝送された 信号はデータハブ815に接続された他のコンピュータに使用される。5.1 セキュリティハブ(第17図) 多くの場合にコンピュータ144とデータ網122との間の通信が望ましいが 、これらのコンピュータが他のコンピュータとデータ網122との間の通信を傍 受できないようにプライバシーが望まれる。 第17図について述べれば、セキュリティ増進されたハブ1700はリピータ 1710とハブ1700の各ポート1702,1704について1つづつの物理 層回路1720とを含む。ポート1702はデータ網120との接続を生じる 「バックボーン」ポートであり、ポート1704はコンピュータ144に接続さ れる。またハブ1700は、各物理層回路1720に接続されたセキュリティ回 路1730を含む。 セキュリティ増進ハブは下記のように作動する。 コンピュータ144によって他のコンピュータ144に対して送られた信号の 傍受を防止するため、データがハブによって受信されている時、セキュリティ回 路1730はデータがハブ1700によってバックボーンポート1702を通し てまたはステーションポート1704のいずれか1つを通して受けられているか どうかを検出する。データがステーションポートから受信されていれば、セキュ リティ回路1730が他のステーションポートの物理層回路1720に信号を送 り、例えば受信されているビット流ではなく、所定のビットパタンを送る事によ り、出発信号を修正する。他のコンピュータに対して修正データ信号を送る事に より、これらの他のコンピュータは別のコンピュータによってデータが送信され ている事を知るので衝突が防止される。 データがバックボーンポートから受け入れられれば、セキュリティ回路173 0が各データバケットのイーサネット(MAC)アドレスを決定し、次に1つ以 外のすべてのステーションポート1704の物理層回路1720に信号してバケ ットの伝送をブロックする。アドレスされたコンピュータが接続されたポートが バケットをバックボーンポートから受信した時にこのバケットを送信する。この 場合にも、データバケットをエンコーディングする信号を送るのではなく特定の ビットパタンまたは他の信号を送る事により、これらの信号が物理層回路によっ てブロックされる。 この構造においては、コンピュータ144において受けられた放送バケットは 修正する事なくバックボーンポートにのみ送られる事を注意しよう。バックボー ンポートによって受けられた放送バケットはすべてのステーションポートに対し て供給される。5.2 拡大レンジハブ データハブ185が330フィート以上離れたコンピュータに接続されている 場合、2本のUTPを通しての標準10BaseT信号は、信号の減衰を含めて 種々の原因の故に作動しない。またもしこの距離が330フィートであるがパス 上の多重接続が信号の減衰を生じる場合、この短いが減衰されたパスは長すぎる パスと同様の特性を有する。 1つの方法は、最低受信レベルが10Base2標準すなわち10BaseT 標準より6dB少なく設定された10BaseTアダプタを各コンピュータに備 え、ハブ中の物理層回路を同様変更するにある。もちろんこの構造の欠点は各コ ンピュータの中に特殊の10BaseTハードウエアを備えるコストと不便さに ある。他方、特殊のエレクトロニクスをハブ側に限定する事ができれば、この余 分のコストおよび不便さははるかに制限される。 5.2.1 伝送レベルおよび受信レベル 第18図について述べれば、拡大レンジハブの各物理層回路1830は標準1 0BaseTハブと比較して増大された伝送レベルと減少された最小限受信レベ ルとを使用する。 例えば、ハブに到達する信号が10BaseT標準の必要とする最小限レベル の2dB以下まで減衰されている場合、物理層回路1830によって必要とされ る最小限必要レベルは3dB低下される。このようにして、これらの減衰された 信号は、イーサネット標準によって必要とされる信頼度とほぼ同一の信頼度をも って受信される。 次に、物理層回路1830から伝送され、コンピュータ144の標準10Ba seTアダプタにおいて受信される信号のレベルを考慮しよう。この信号は必要 最小限度より2dB低くなる。なぜかならば反対側方向の伝送ロスが同一だから である。物理層回路の増幅器#1850の伝送レベルは10BaseT標準より 3dB高い。従って標準アダプタによって受信された信号も1dB超過する。 5.2.2 スペクトルチルト また信号がツイストペアワイヤにそって伝送される時にこの信号の受ける減衰 度は周波数に沿って均一でなく、高周波ほど早く減衰する。その結果、信号スペ クトルにおいて「チルト」が生じ、このチルトはワイヤの長さが増大するに従っ て増大する。その結果、600フィートの長さにそって通信する際のチルトは3 30フィートの配線にそった通信の場合よりもはるかに大きくなると思われる。 スペクトルチルトは、電子受信器が伝送線上で信号からデータを確実に回収す る能力を劣化させる。この問題に対する1つの解決法は、増幅器#1855を「 ゼロ・アンド・ワン」に復号する前にこの増幅器のスペクトルを調整するにある 。このプロセスは時に平衡化と呼ばれる。増幅器#1850の伝送末端において 同様に調整する事ができる。この場合、信号が受信端末に到達する時に平坦とな るように低い周波数に対する高い周波数を増幅する試みが成される。これは時に プレエンファシスと呼ばれる。 5.2.3 漏話 物理層回路の受ける信号は一般に伝送レベルの増大によって漏話量が増大する 。 伝送線から受信線に交差するエネルギーが十分に強ければ、物理層回路はその伝 送のたびに1つの信号を受けるかのように反作用する。これは伝送が始まるたび に衝突を宣言させて、通信プロセスを完全に無効にする。 誤動作、誤衝突の可能性は伝送量を制限するので、最小限受信レベルを調整す る事ができる。なぜこうなるかを説明するため、伝送レベルの3dBの増大が物 理層回路の受信部によってピックアップされる漏話を3dBだけ増大させる事を 考慮しよう。同様にこの量だけ最小限受信レベルを低下させれば、漏話エネルギ ーが真正信号と見えるレベルを3dB低下させる。その結果漏話干渉のリスクが 6dB増大された結果となる。言い替えれば、通常の10BaseTシステムに おける漏話エネルギーが干渉を生じる必要な最小限度より5dBだけ低ければ、 前述のような3dB調整は多くの誤衝突を生じる可能性がある。 信号が1つのワイヤペアにそって伝送され、同時に隣接のワイヤペアにそって 受信される前記のXL600+製品について実験を行った。この製品は標準10 BaseT伝送レベルとほぼ同一のレベルで伝送するが、6dB低い最小限受信 レベルを使用する。従ってXL600+の漏話チャレンジは通常の10Base Tイーサネットによって直面される漏話チャレンジより6dB大である。しかし これらの実験は誤衝突の証拠を示していない。これは、通常10BaseTハー ドウェアの伝送レベルと最小限受信レベルの両方について3dB調整を成す事が でき、このようにして誤衝突が生じなくなる事の証拠である。 また漏話は受信ポートにおいて信号:ノイズ比を低下させる事によって種々の 問題を生じる。1つの物理層回路において信号が受信され、他の物理層回路を通 る経路をとり、対応のペアの上に伝送されると仮定しよう。この場合、信号は1 つのポートにおいて受信されいると同時に、少しの遅れをもって他の隣接ポート を通して伝送されている。これらのポートに接続するツイストペア全部が同一ケ ーブルの中に相互に結束されていれば、3伝送ペアからのエネルギーが交差して 、 受信ポートによってピックアップされる事になる。 伝送信号レベルを10BaseT標準に残したが通信が730フィートのUT Pにそって行われるXL600+の実験を実施した。(最小限容認可能の受信レ ベルが6dB低下されたのであるからこれより余分の長さが可能であった)従っ てこれらの実験中、余分の400フィートのワイヤにそった伝送中に受けた余分 の減衰によって、受信ポートにおけるNSRが減少される。ツイスト・ペア・ワ イヤにおいてエネルギーがどの程度減少するかを示す標準チャートによれば、問 題の周波数範囲内において余分の減衰は平均6dBである。 この実験が通常の10BaseTハブにどのように関連するかを見るため、5 30フィートのワイヤ長にそった通常のハブ駆動信号の場合を考慮しよう。この 距離は、10BaseT標準よりも、前記の実験における400フィートではな く、わずかに200フィート長い。その結果、ハブにおけるSNRレベルは33 0フィート長のワイヤにそった伝送の場合よりもわずかに3dB低い(平均値)。 この場合、伝送レベルを3dB増大すれば、ユニットは6dBの全体SNR劣化 を見るであろう。この量は、前記の実験によれば、なおも確実な通信を得るのに 十分である。その結果、好ましい信号レベルの増大は3dBである。前述のよう に、最小限受信レベルの低下は同一でなければならない。 2つの追加的ファクタが漏話効果を低下させる。1つのファクタは漏話を生じ うるUTPの物理的近似性である。第2ファクタは前述のセキュリティハブにお いて使用されたような信号ブロッキング効果に関するものである。 第1にこのシステムにおいて、バックボーンポートに接続されたUTPケーブ ルは決して他のポートに接続されたケーブルと共に結束されない。従ってバック ボーンポートに出入する顕著な漏話を伴なう信号の可能性はない。漏話の可能性 は1つのローカルポートと他のポートとの間にのみある。 第2ファクタはハブのステーションポートから流出する信号に関するものであ る。前述のセキュリティハブにおいて使用されたのと同様のアプローチにおいて 、一般に1つのステーションポートから同時に1つだけデータ信号が流出する。 さらに詳しくは、ハブがバックボーンポートから1つのデータパケットを受けれ ば、MACアドレスに基づいて1つのステーションポートのみがパケットを送り 、他のステーションポートは「ブランク」パケットを送り、他のステーションポ ートに取付けられたコンピュータがそのハブがビジーであって伝送しても衝突を 生じる事を検知する。同様にハブが1つのステーションポートからデータ信号を 受ければ、他のステーションポート上に「ブランク信号」が再放送され、またデ ータ信号がバックボーンポート上に再伝送される。 これらのブランク信号に課せられた唯一の要求は、その接続されたPCに対し て伝送の生じている事を表示するのみである。特にこれらのブランク信号は漏話 効果を最小限にするように選定される。 1つの技術はブランク信号の高周波を除去し、すなわち濾別しまた低周波数の エネルギーを増大させるにある。信号が高周波においてさらに交差する傾向があ るので、これは漏話を著しく低減させる。高周波を除去してもなおブランクパケ ットには遠隔コンピュータの伝送検出機構をトリガするのに十分なエネルギーが 残されている。しかしこの標準に見合うのは容易である。なぜかならば、低周波 数はより少なく低減するので、より多くのエネルギーに貢献するからである。こ れはラインの他端においてアダプタ中の検出機構の性能を改良する。 いま妥当信号がローカルポートを通して伝送されている場合を考慮しよう。こ の場合、他のローカルポートの受信部はラインの他端の対応のアダプタから伝送 されたという信号を正確に解釈する必要はない。むしろこれらのローカル受信部 は対応のコンピュータが伝送しているという事実を検出できればよい。そのため 物理層回路中の信号検出回路は漏話の存在する低い周波数に対してより多く敏感 である。6 配線網(第19図乃至第28図) 6.1 分割と終端(第19図乃至第20図) UTP810を通しての前述の信号伝送の説明においては、すべてのデバイス は伝送線(すなわち、UTP)に接続する事によって通信した。伝送線は分岐の 形成される複数の点を有する場合がある。出願人はこれらの点を「分割」と呼ぶ 。伝送線中の分割はインピーダンス不整合(impedance mismatch)を生じる。イ ンピーダンス不整合の結果、信号が分割に逢着した時、そのエネルギーの一部が 電源に反射される。この反射は信号の清浄な受信と干渉する場合がある。また伝 送線の末端のワイヤが単に非接続状態に放置されていれば、伝送線の末端におい て反射が生じうる。このような伝送線のターミネートされていない末端もインピ ーダンス不整合の故に反射を生じうる。信号反射はある程度すべての周波数にお いて生じる。このシステムにおいて、データ帯域またはビデオ帯域の高周波での 反射は、例えばデータロスまたはビデオ信号劣化の故に特に重要である。 この高周波伝送を改良するために二、三の技術が使用される。これらの技術は 下記を含む。 ・高周波信号を伝送する伝送線の両端および分岐の末端におけるターミネー タの使用。 ・分岐に対する高周波伝送を防止するための低帯域フィルタの使用、および ・分岐点において反射を低下させながら分岐中に高周波を通過させるように 分岐中にジャンクションを使用。 第19図について述べれば、電話134とコンピュータ144がPSTN12 0とデータハブ815に対してUTP810を通して接続されている。UTP8 10は「ヘッドエンド」1900から壁アダプタ830までの非分岐伝送線を成 している。この伝送線の点1920に壁ジャックが配置されている。この簡単な 例においては伝送線の上に単一のジャックのみが存在し、従ってUTPは単にジ ャックを通って、壁アダプタに通る。 1本のUTPに対する複数のデータ信号アプローチの1つが使用される場合に はUTP810は単一のUTPから成り、または2UTP信号方式が使用される ならば2本のUTP(すなわち4ワイヤ)から成る。例えば修正1れBase第 2信号が単一のUTP810を使用するのに対して、10BaseT信号は2本 のUTP810を使用するであろう。 壁アダプタ830の中において、電話帯域を通すLPF 1930とデータ帯 域を通すHPF 1940が本質的に伝送線上の単一点において相互接続される 。電話134はLPF 1930に接続され、コンピュータ144はHPF 1 940に接続される。HPFとコンピュータとを接続する媒体アダプタなどの壁 アダプタ830中の他の成分は図示されていない。 下記の説明においてUTP810上にビデオを信号は伝送されない。コンピュ ータを伝送線に接続するために、帯域通過フィルタよりも高域フィルタが使用さ れる。伝送中にビデオまたはその他の高周波帯域信号が存在すれば、前記の説明 のように、帯域フィルタが使用される。 第19図に図示の簡単な配線構造は多くのビルにおいて代表的なものではない 。第20図に図示のように、これより代表的な状況はUTP810の中に分割と 分岐とを含む。ヘッドエンド1900が多数の電話134およびコンピュータ1 44に接続される。この実施例においては、伝送線は点2032、2034およ び2036において分割され、点2038において終端する。この実施例はこの ような分岐配線を取り扱う二、三の方法を示す。 分岐を取り扱う1つの方法は単に電気接続を成すにある。点2032において 、対応の分岐導線を本線の導線に接続する事により伝送線の中に簡単な分岐20 33が形成される。この分岐2033の末端に、第19図に図示のようにコンピ ュータ144と電話134がそれぞれLPF1930とHPF1940とを通し て分岐に対して接続される。 この分岐点2032において特別の手段が取られていないので、この分岐点に 到達する高周波信号は部分的にその発生源に向かって反射される。例えば、分岐 2033上のコンピュータ144からのデータ信号が点2032に到達し、コン ピュータに向かって反射されると共に、点2032の両方の他の接続線の上に送 られる。反射された信号は減衰されるので、コンピュータ144によって許容さ れる。ヘッドエンド1900は減衰した信号を受ける。ヘッドエンド1900か ら離れる方向に反射された信号がヘッドエンドに逆反射する事を防止する手段が 取られるかぎり、分岐点2032における分割は通信を妨害しない。この型の第 2の分割はこのような反射を生じるであろう。従ってこの型の最大1つの分割を 使用する事ができる。 点2034において、分岐2035がLPF 2010を通して本線に接続さ れる。分岐上に、分割点の近くに低域フィルタ(LPF)を配置する事により高 周波反射が除去される。もしこのような事実が伝送線にそってすべての分岐点に おいて使用されれば、高周波において伝送線は分岐を有しないかのように作用す る。しかしこのようなアプローチは各分岐を接続する事によりアダプタが高周波 帯域において通信する事を妨げる。分岐2035に対して電話134が接続され ている。電話音声帯域の信号がこれらの電話の間においてLPF 2010を通 してヘッドエンド1900まで通過する。 点2036において、分岐2037を接続するジャンクション2040と、分 割に集中する本線の2部分とを使用する事により分割によって生じる問題点が生 じる。ジャンクション2040は伝送線のインピーダンスを整合させる事により 、分割に到達する信号の反射を防止する。使用する事のできる種々の型のジャン クションを下記に述べる。一般的に受動ジャンクションは信号がこのジャンクシ ョンを通る際に約3dB減衰させる。従って信号の過度の減衰を伴う事なくコン ピュータとデータハブとを結ぶパスの中に設置する事のできる受動ジャンクショ ンの数の制限がある。 伝送本線の末端点2038において、ターミネータ(抵抗)2044がHPF 2042の後ろに配置される。このターミネータは伝送線のインピーダンスを 整合させ、伝送線にそった信号の反射を防止する。6.2 ジャンクション(第21図−第23図) 第20図の分岐点2036などにおいて種々の型のジャンクション2040が 使用される。 第21図aについて述べればジャンクション2040aはその3入力線210 2a−cをそれぞれのLPF2130を通して、対応の導線の1つの電気接続点 2120に接続する。またジャンクション2040aは、入力線を高域フィルタ (HPF)2140を通して高周波(HF)ジャンクション2110に接続する 。HFジャンクション2110は導線のインピーダンスを整合させ、信号の反射 を避ける。下記に説明するように種々の型のHFジャンクションを使用する事が できる。 第21b図について述べれば、ジャンクション2040aは受動回路とする事 ができる。低周波信号がインダクタ2130を通り、このインダクタが低域濾波 を成す。高周波信号はコンデンサ2130を通り、このコンデンサが高域濾波を 成す。0.1uFの値は電話帯域からデータ帯域を分離するための良い選択であ る。抵抗2134は、3ポートからの高周波信号を結合するHFジャンクション を成している。これらの抵抗2134は16オームの値を有する。抵抗は相互に 協働して、到着パスと出発パスのインピーダンスを整合させる。任意のパスから 到着する高周波信号がきれいに分離されて、他の2パスに連続する。各出発信号 は、ジャンクションに向かって流れる信号より6dB低いエネルギーを有する。 第22図aについて述べれば、交流HFカプラー2110aが指向性カプラー 2210を使用する。このHFカプラーにおいて、高周波信号がポート2102 aと2102bとの間、およびポート2102aと2102cとの間を通るが、 ポート2102bと2102cとの間を通らない。指向性カプラー2210がラ インのインピーダンスを整合させ、このカプラーを通る際に約3dBだけ信号を 減衰させる。 第22図bについて述べれば、各ポートペア間の高周波信号を接合するため、 3指向性カプラー2210が完全に接続構造で配置される。この構造はインピー ダンスを整合させ、また信号がHFカプラーを通過する際にインピーダンスを整 合させまた信号を約6dB減衰させる。 第21図a−bおよび第22図a−bについて述べれば、単一のワイヤペア( UTP)のみが図示されている。ジャンクションは受動素子からなるのであるか ら、1本のUTPを通してのデータ信号に際して必要とされるように信号が両方 向に通る。例えば前記の3本のUTPを通して100Mb/sの信号を成すアプ ローチを使用する場合、2(または2以上)のワイヤペアが高周波信号の双方向 通過のために使用される時、各ワイヤペアはそれぞれ等価のジャンクションを使 用する。 10BaseT信号のために2本のUTP信号が使用される場合、データ帯域 の一方向通信のために各ペアが使用される時、一部の型のジャンクションについ て相異なる構造が必要とされる。 第22図aに図示のカプラーの並列構造から成るジャンクションは2本のUT Pジャンクションを成し、各分岐が本線と通信する事ができる。しかし、第22 図bに図示のような単一UTPシステムのジャンクションの場合のように各ポー トペアの間において通信が望まれるならば、カプラーの別の構造が必要とされる 。 第22図cについて述べれば、高周波ジャンクション2110cはそれぞれ2 本のUTPを備えた3ポートを有する。各ポートにおいて、2つの指向性カプラ ー2210が他の2つのポートに対してまたは他の2つのポートからの信号を分 割しまた併合させる。これらのカプラーは、一方のポートの到着UTPに受けら れた信号が他の2つのポートのそれぞれの出発UTPに送られるように構成され る。このようにして、HP結合2110cはデータ帯域で2本のUTPに送られ た10BaseT信号を分割するための受動3路ハブを成す。 また能動ジャンクションを使用する事ができる。第23a図について述べれば 、各ポートにおいて2つの単方向ラインを受ける能動HFジャンクション230 0が図示されている。このジャンクションは例えばデータ帯域において10Ba seT信号方式を使用するシステムについて有効であろう。高周波信号を増幅す るために増幅器2310、2312が配置される。これらの増幅器は伝送線と整 合した入力インピーダンスおよび出力インピーダンスを有するので反射を防止す る。これらの増幅器の入力と出力は、3ポートのいずれかの到着UTPの信号が 他の2つのポートにそれぞれの出発UTPの上に増幅され伝送されるように構成 されている。 第23図bについて述べれば、単一の双方向伝送線が使用される場合、指向性 カプラー2320を使用して2つの方向を分離し次に結合し、また信号を増幅す るために能動HFジャンクション2300が使用される。この構造は、例えば前 記の単一UTP上の修正10Base2信号アプローチのいずれかを使用する際 に有効である。6.3 コネクタ 本発明によれば、デバイスおよび信号は特殊の型のコネクタおよび配線構造を 使用して、ビルディング中の現存の配線システムの中に容易に導入する事ができ る。これらの構造は、音声、データおよびビデオハブ、並びに家の信号ジャンク ションである種々の型の壁ジャックの取り付け法を含む。 6.3.1 音声、データおよびビデオハブ800の接続(第24図)、 第8図のバージョンについて述べれば、音声、データおよびビデオハブ800 は単一のシャシの中に収容され、5個の工業用標準RJ−21コネクタを有する 。各RJ−21コネクタが25本までのUTP接続を成す。1つのRJ−21コ ネクタが、24本のUTPから成るUTPケーブル121をシャシに接続するた めに使用される。2つのコネクタを使用して、データハブ815から出る24伝 送UTPおよび24受信UTPのケーブル802と804を接続する。第5のコ ネクタが24本のUTPケーブル806をビデオソース820に接続する。1本 のコネクタが配線ブロック805に対する接続を成し、この配線ブロックがハブ 800をUTP網250の24本のUTPケーブル810に接続する。 一部の用途においては、PSTN120から出たUTP121が、音声、デー タおよびビデオハブ800に接続される25ペアRJ−21コネクタの中に集中 する点を発見する事ができない。 25ピンコネクタは必ずしも存在しないが、UTP121が配線ブロックの中 にパンチングされる点はほとんど常に発見する事ができる。このような状態にお いて、他の信号と共に音声を直接にこれらのブロックに追加する事は容易であろ う。 第24図a−dはこれを実施する1つの技術を示す。接続ブロック2410は 、コネチカット、ウエストベリーのジーメンス・コーポレーションの部品#34 3469として具体化されている非常に一般的なスタイルに従って設計される。 第24b図に図示のモデルは50横列を有する1つのカラムから成る。各横列に おいて2つの接続の可能性があり、これらの接続は金属によって実施される。 PSTN 120に接続されたツイスト・ペアが最初の2横列の第1接続部位 にパンチングされる。右側の2つのパンチング部位が電話加入者に達するツイス ト・ペアによって使用され、これによって電話サービスを提供する。このよう電 話信号が提供されるので、通常UTPケーブルが接続されるハブ800のポート は左側ポートである。 各列の右側のパンチング部位の上端に特殊アダプタが接続される。これは、こ の列に対する第3接続部位を成す。(電話工業においては、このようなアダプタ の設置はある期間通常の慣行であった。)ハブ800から出る各ワイヤペア24 12が第3パンチング部位に接続され、データ、ビデオおよび制御信号を導通路 に加える。 第24図aについて述べれば、LPF 2420は高周波信号がPSTNに流 れる事を防止する。第24図bについて述べれば、LPF 2420はUTP1 21の各ワイヤに対して施用された個別フィルタから成る。 第24図c乃至第24図dについて述べれば、各フィルタ2420は非常に小 さいプラスチックケーシングの中に包囲された100uHインダクタ2422か ら成り、このケーシングはその中央を貫通する溝穴を有し、この溝穴を通して2 2または24ゲージ銅ワイヤ2410を敷設する事ができる。ケーシングは接点 2450および2452を有し、ミネソタの3Mカンパニーによって製造された スコッチロック・ツイスト・ペア・コネクタと同一原理によって設計される。導 線を挿入した後に、ケーシングの両半体が相互にスナップ嵌合される。これは、 導線と接点2450,2452の間に接続を成し、インダクタをワイヤと直列に 効果的に挿入させる。 このようにして、接点2450,2452に対するワイヤの接続によるインダ クタ周辺の短絡を防止する事ができる。これはナイフエッジ2430によって実 施される。ナイフエッジ2430はその配置の故に2つの導線間の一点において 導線を切断し、短絡を除去する。 6.3.2 壁ジャック 種々の型の壁ジャックがすべてのアダプタの接続点を成し、また配線網の分割 される点を成す。代表的には、電話配線網が壁ジャックにおいて分割され、従っ てこれらの点は通信を改良するための特殊の型のジャンクションを導入するため にアクセス可能である。 第25図aについて述べれば、壁ジャック2500の概略図は1つまたは複数 の電話を接続するためのRJ−11ジャックと、壁アダプタ(アダプタの必要が なければ直接にコンピュータ)を接続するためのRJ−45ジャック2530を 示す。ジャック2500は、システムのヘッドエンドに達する2本のUTP 2 502(4ワイヤ)に接続される。またこのジャックは本線から延長された2本 のUTP 2504に接続する。UTP 2502から受けられたすべての信号 はUTP2504を通される。 ジャック2500は低域フィルタ2520の背後に分岐を取付けるための4本 のUTP 2506への第3接続を有する。この分岐は本線から高周波信号を受 けないが、電話をシステムに取付けるために使用する事ができる。RF−11ジ ャック2532は1つまたは複数の電話を直接に取付けるためにUTP 250 6に対して並列に接続される。 ジャック2500は高域フィルタ2510を通して本線に接続されたRF−4 5ジャック2530を有する。コンピュータがデータ通信のためにRJ−45ジ ャックに取付けられる。 ジャック2500が伝送線の末端にあれば、ジャック中の手動スイッチ252 8を使用してターミネータ2526を本線に取付ける事ができる。 第25図bについて述べれば、ジャック2500の配線ダイヤグラムはそれぞ れUTP2502,2504および2506を取付けるための3取付け点250 3,2505および2507を示す。第25図bにおいては、各線は単一のワイ ヤを示すが、第25図aにおいては各線は一対のワイヤを示す事を注意しよう。 HPF2510は4コンデンサーから成るが、LPF 2520は4インダクタ ーから成る。 第2ジャックが第26図a−bに図示されている。第26図aの各線が2本の UTP、すなわち4ワイヤを示すのに対して、第26図bにおいて各線は単一ワ イヤを示す事を注意しよう。2本のUTP 2602はヘッドエンドに対する接 続を生じ、2本のUTP 2604は本線を継続し、また2本のUTP 260 6は分岐である。 第26図aについて述べれば、低周波パスはUTP 2602から、LPF 2620および2522を通ってUTP 2604に達し、本線の継続を成す。 他の低周波パスはLPF 2620を通りLPF 2624を通って、UTP2 606に達し、分岐線を成す。またRJ−11ジャック2630が低周波パスに 接続されて、電話を壁ジャックに接続する。 RJ−45ジャック630の中になにもプラグインされていなければ、スイッ チ2628が閉じ、高周波パスがUTP 2602から、HPF 2610、ス イッチ2628、HPF 2612を通り、次にUTP 2604に達する。 RJ−45ジャック2630はスイッチ2628の各側に接続された2セット の接続を含む。あるデバイスがRJ−45ジャック2630の中にプラグインさ れると、スイッチ2628が開き、このデバイスがスイッチをブリッジする可能 性を有する。 1つのデバイスがRJ−45ジャックに接続されると、高周波パスがHPF2 610を通り、次にR−45ジャック2630の一方の接続セットを通る。この ようにしてコンピュータがR−45ジャック2630に接続されうる。 またUTP 2604に達するR−45ジャック2630の他方の接続セット の高周波パスが存在する。従ってR−45ジャック2630の中にプラグインさ れたデバイスはスイッチ2628によって破断された高周波パスを「ブリッジ」 する事ができる。 さらにジャック2600に達する第4接続2608が備えられる。この接続は 分岐UTP 2606に対して高周波信号を供給するために使用される。これら の2つのフィーチャの使用法について下記に説明する。 第26図bについて述べれば、各ワイヤ上の単一のコンデンサまたはインダク タからそれぞれ構成されたシングル・ポール低域フィルタおよび高域フィルタを 使用する壁ジャック2600の構造を示す。 ジャックの他のフィーチャはRJ−11ジャック2630である。使用可能の 6接続のうちの4接続のみを電話線のために使用する。追加接続2633がRJ −11に接続される。この接続と電話接続のために使用される接続2634がL PF 2622のそれぞれのインダクタの両側に対する接続を成す。DC電流は 一般にPSTN120からUTP 2602とインダクタを通る低周波パスを通 して流れるので、接続2634と2633との間の電圧を使用して、ジャックが 適正に設置されたかまたはポート2602と2604が逆転されたか否かを決定 する事ができる。 第26c図について述べれば、コンピュータおよびセットトップ・ボックスへ の接続を成すために、RH−45ジャック#2630の中にインタフェース#2 680をプラグインする事ができる。インタフェース#2680の中において、 LPF 2650がデータ帯域を通しまたビデオ帯域をブロックする。好ましい 周波数割り当てにおいて、このフィルタの遷移帯域は13MHz乃至15MHz である。HPF2652はビデオ帯域を通す。データ信号は受動10BaseT ハブなどのHFジャンクション#2670に流れ、このジャンクションがコンピ ュータへの接続#2672を成す。またデータ信号はHFジャンクション#26 70を通り、LPF#2650を通ってRJ−45ジャックに戻る。各ワイヤペ アにおいて別々のビデオ信号がLPF2652を通る。1つの信号が指向性カプ ラー2660の中において分割され、UTP2662を通ってセットトップ・ボ ックスに加えられる。このようにして、高周波帯域を別々の信号に分割する事に よって、ビデオ信号および制御信号をデータ信号とは別個に操作する事ができる 。 第27図について述べれば、第26図a−bのジャック2600の使用例にお いて、さらに能動4ポート10BaseTハブ2700を取り付けるためにRJ −45ジャック2630を使用する。ハブ2700はそのポート2072を通し てRJ−45ジャック2530からUTP 2602に接続されている。ハブ2 700は第2ポート2704を通してUTP 2604に接続され、本線の継続 に対して通信サービスを供給する。電話帯域の信号をハブとの干渉からブロック するため、ハブ2700とRJ−45ジャック2630との接続の中にHPF 2710が含まれる事を注意しよう。ハブ2700はRJ−45ジャック263 0を通してのその接続により、ジャック2600を通る10BaseT信号の能 動リピータとして作用する。 次にコンピュータ144はハブ2700に接続されて、UTP 2602また はUTP 2604に接続されたコンピュータと通信を成す。 分岐2606にデータ通信サービスを提供するため、オプションとしてハブ2 700の追加ポート2706を使用する事ができる。ポート2706はジャック の点2608に接続される。HPF 2720は分岐2606からくる電話帯域 信号をブロックする。 最後になおも第27図について述べれば、コンピュータ144はオプションと して、データハブ2700を通して接続されるデータ信号とUTP 2602、 2604および2606に接続された電話デバイスとの間のゲートウエイ・サー ビスを提供することができる。このようなゲートウェイ・サービスの一例は「イ ンターネット・フォーン」サービスであって、このサービスにおいては電話コー ルがPSTN 120よりはデータネットワーク122の経路をとる事ができる 。コンピュータ144はRJ−45ジャック2630への電話接続2750を有 するので、電話帯域パスがRJ−45ジャックを通ってUTP 2602、26 04および2606に達する。 6.3.3 中間配線ノード 第5図に戻れば、一部のビルにおいては、各ユニットへの配線は中間配給イン タフェース520を通り、またこれは中間配給フレーム(IDF)として知られ る。これらの中間配給インタフェースは、高周波信号がそれそれのユニットに接 続される点を成す。例えばデータハブは各中間インタフェースに配置される。ハ ブをこの位置に配置する1つの理由はハブとコンピュータとの間隔を短縮するに ある。 第28図は中間配給インタフェースに配置されたエレクトロニクス/コネクタ システムを示す。メイン配給インタフェース200に加えられるビデオ信号は、 上方IDF520に流れる。前述のように、ビデオ信号は単一のUTPにそって 伝送され、各UTPが電話線の末端において電話加入者に対する1つの電話サー ビス線を提供する。制御信号は逆方向に流れる。IDFの中において、入れBa seT信号がビデオ信号と調波を成してワイヤペアに加えられる。接続プロセス を容易にするために特殊コネクタが提供され、これによりコストを低下させる。 IDFのキーはブロック2850とカバー2855とを接続するにある。接続 ブロック2850は4カラムの「110」ツイストペアコネクタから成る。各カ ラムは50列から成る。ツイストペアは2つのコネクタを必要とするのであるか ら、合計25のツイストペアが各カラムを接続する事ができる。 第1接点カラムと第2接点カラムの間に、また第3接点カラムと第4接点カラ ムとの間にスロット2810が配置される。このスロットの各縁に50接点が存 在する。スロットの左側の各接点はその左側において110コネクタに電気的に 接続される。スロットの右側の接点についても同様である。 スロットの左右の対向接点は相互に押圧された状態に留まり、左右のコネクタ 間の導電性接続を成す。しかしスロットの目的はプリント配線板の挿入を可能と するにある。このような配線板は一定レベルの圧力をもってスロットの中に挿入 されて接点間の接続を破断するように設計する事ができる。また配線板は複数の 電気接点を有し、これらの接点は各スロットの左右の50接点と正確に整合する ように設計されて電気的接続を成す。このようなプリント配線板が挿入される時 、信号はこのプリント配線板の上に備えられたエレクトロニクスの完全な制御の もとに、第1カラムのコネクタから第2カラムのコネクタに流れる事ができる。 ブロック150の一例は、米国、コネチカット、ウエストベリーのジーメンス・ コーポレーションから市販されている部品#ST−9877である。 カバー2855は一面を除去された長方形の箱状のプリント配線板から成る。 その結果、4縁が形成される。これらの縁部の2つが接続ブロック150中のス ロット)と正確に同一サイズを有し、前記のようにして挿入する事ができる。こ れらの縁部上の金属接点が前述のようにスロットの左右の接点と整合するように 配置される。これらの接点はカバー2855の上に取り付けられたエレクトロニ クスをブロック2850上の200コネクタの全部と金属接触させる。その結果 、カバーの上に複数のエレクトロニクスおよび電気パスを取り付けて各種の信号 処理および切り替えを実施する事ができる。 また他のワイヤペアセットがブロック2850に集中する。カバー2850上 に10BaseTハブ2860からRJ−21コネクタ2858に達する複数の ワイヤペアが備えられる。 ハブ2860上のそれぞれのポートがブロック2850に接続された12人の 電話加入者のそれぞれに割り当てられる。カバー2855上の導電性パスウェー がハブ2860とブロック2850上の接点との間の経路を完成し、ここに同一 電話加入者に割り当てられた他のワイヤペアが接続される。カバー2855は、 ハブ2860からのデータ信号を各ユニットに達するワイヤペアの上に接続する ために必要なエレクトロニクスを含む。7 実施例 このシステムの実施例は、第5図に図示の配線構造を有する多層ビルディング 中の信号配給を示す。メイン情報インタフェース200がビルディングの中に配 置され、各階に配置された中間配給インタフェース520がその階のユニットU TP網400にサービスする。 この実施例において、メイン情報インタフェース200と少なくとも一部の中 間配給インタフェース520との間隔は、標準10BaseT信号方式のレンジ としての330フィートより大とする事ができる。 7.1.1 信号配給 第29図aについて述べれば、この実施態様においては、各ユニットUTP網 400aが2本のUTPに接続され、その一方のUTPがユニットに対する電話 サービスを提供する。ユニットUTP網400aは分岐構造を有する。反射を減 少させるために、ジャックの中にジャンクションおよびターミネータが含まれる 。 ビルディングの各階に配置されるような多重ユニットUTP網400aが中間 配給インタフェース520aによってサービスされる。中間配給インタフェース 520aは音声、ビデオおよびデータハブ2950を含み、このハブは2本のU TP2906上の多重信号を各ユニットに対して提供する。 各ユニットにおいて、音声、ビデオおよびデータハブ2950は1本のUTP 2902に接続されて、電話およびビデオ信号をこのユニットに転送する。メ イン情報インタフェース200aと中間配給インタフェース520との間隔の故 に、データ信号が各中間配給インタフェースに対してそれぞれ配給される。 中間配給インタフェース520の中において、10BaseTハブ2940が 音声、ビデオおよびデータハブ2950に接続されて、UTP 2906を通し てユニットに搬送されるデータ信号を提供する。10BaseTハブ2940は 第17図に図示のようなセキュリティハブである。従って、1つのユニット中の コンピュータは他のユニット中のコンピュータとデータ網との間を通るデータを 傍受する事ができない。 メイン情報インタフェース200aは、テレビ提供システム124に接続され たビデオソース820と、データ網122に接続された10BaseTハブ81 5とを含む。1本のUTP121が各ユニットに対して電話サービスを提供する 。音声およびビデオハブ2910が各UTP2902をビデオソース820に接 続する。 データハブ815は媒体変換器2920を通して中間配給インタフェース52 0a中の対応の媒体変換器2930に接続される。媒体変換器は各10Base Tペアを、単一のUTP 2904を通して各中間配給インタフェース520a に転送される双方向信号に変換する。この場合、媒体変換器は第12図に図示の 構造を有し、この構造において伝送トーン信号が衝突検出のために使用される。 第29図bについて述べれば、音声およびビデオハブ2910は各ユニットの 1つの変換器2912を含む。各変換器2912は電話帯域のみを通すLPF2 914を含む。各変換器2912はまたビデオソース2912に対する接続を成 す。 音声、ビデオおよびデータハブ2950は各ユニットにつき1つの変換器29 52を含む。UTP2902は変換器2952を音声、ビデオハブ2910中の 対応の変換器2912に接続する。このUTPは、DCおよび電話帯域を通すL PF 2954と、ビデオ帯域を通すHPF 2956とを通して2本のUTP 2906の一方に接続される。またこのUTP 2906は、変換器2952 を対応のポートまたはデータハブ2940に接続する2本のUTP 2951の いずれか一方に接続される。データハブ2951から出た他方のUTP 295 1は2本のUTP 2906の他方に接続される。 ユニットUTP網400aは2本のUTPから成る伝送パスを含む。一方のU TPが電話信号およびデータ信号を搬送し、また10BaseT信号の一方の方 向を搬送し、他のUTPが10BaseT信号の他の方向を搬送する。伝送パス はジャック2960において分岐を成す。従ってジャック2960は2つの並列 指向性カプラーから成る高周波ジャンクションを含み、この高周波ジャンクショ ンはジャック2964,2962に達する2つの分岐上に高周波データおよびビ デオ信号を接続する。ジャック2964および2962は高周波信号の反射を減 少させるためのターミネータを含む。 コンピュータ144中の標準10BaseTアダプタは2本のUTPによって ジャック2960に接続され、データ帯域のみを通す2つ帯域フィルタを通して UTP2906との接続を成す。電話134は、電話帯域を通す低域フィルタを 通して一方のUTP2906に接続される。テレビ154は、それぞれ制御帯域 とビデオ帯域とを通す帯域フィルタおよび高域フィルタを介して、ジャック29 64を通して一方のUTPに接続される。 操作に際してコンピュータ144からのデータ通信がUTP 2906,デー タハブ2940およびデータハブ815を通ってデータ網122を読む。データ ハブ2940は、他のユニットによってコンピュータ144に送られたデータを 伝送しない事により、またコンピュータ144に対してアドレス指定されたデー タ網122からのデータを他のユニットに送らない事によってセキュリティを生 じる。 テレビ154(および対応のリモコン)はビデオ、音声およびデータハブ29 50および音声およびビデオハブ2910を通してビデオソース820と通信す る。 電話134は音声およびデータハブ2950および音声およびビデオハブ29 10を通してPSTN120と通信する。 7.1.2 ビデオセレクター 第30図aの実施例について述べれば、ビデオソース820はビデオセレクタ ー930を含む。ビデオセレクター930aは、ユニットに対して送られるビデ オ信号を発生するsセットのビデオソースセット3014と、ユニットに対して ビデオ信号を伝送するためビデオ変換器920に適当なビデオソースセットを接 続するスイッチ3012とを含む。この構造は、このビデオセレクターによって サービスされるユニットより小数のビデオソースセットの存在を可能とする。 ビデオソース制御器3010は、各ビデオ変換器920から制御信号を受信す る。これらの制御信号に基づいて、ビデオソース制御器3010は、リクエスト されているセットと一致するように、ビデオソースセット3014の1つを選択 するとともに、スイッチ3012にその選択されたソースセットをビデオコンバ ータに接続するよう指令する。 種々のビデオソースセットを使用する事ができる。この実施例においては、各 ソースセット3014は第30図bに図示のように、ビデオチューナ3024と 「WebTV」3022とを含む。チューナ3024は、ビデオソース制御器3 010から受けたコマンド信号に基づいて、テレビ配給網124から得られる特 定のプログラミングを選定する。またビデオソース制御器はスイッチ3020を 制御してビデオソース3024とWebTV 3022のいずれかを選択する。 WebTVはデータ網122に接続するデバイスであって、データネットワー ク網122において得られる内容に基づいてオーディオ・ビデオ出力を提供する 。WebTVは視聴者によってマウスまたはキーボードなどのインタフェースを 使用して制御される。第30図cについて述べれば、この実施例においてセット トップ・ボックス832は制御入力をリモコン834からのみならず、IRキー ボード3040およびIRマウス3042から受ける。これらの信号はIR受信 器1062bおよび制御変調器1060を通してビデオソース制御器3010に 接続される。ビデオソース制御器3010はキーボード3040とマウス304 2からの入力をWebTV3022に送る。 多重WebTV3022はデータハブ3030に接続され、このデータハブが WebTV3022をデータ網に接続する。またデータハブに対してサーバコン ピュータ3022が接続されている。サーバコンピュータは3032は、ユニッ ト中においてユーザによってWebTV 3022インタフェースを通してアク セスされるサービスを提供する。8 システムの他の実施態 システムの他の実施態様は前記の素子の種々の組合わせを含む。 例えば、各ユニット中の複数のコンピュータが10BaseTインタフェース を使用して通信するシステムにおいては、第22図cに図示のような受動カプラ ーが各ジャックに使用される。これによりジャックに接続されたコンピュータが データ網および上流または下流のユニット中の他のコンピュータと通信する事が 可能となる。 前記の型のシステムの中に、他の型の情報サービスを合体させる事ができる。 例えば、衛星テレビシステムはケーブルテレビシステムよりはテレビプログラミ ングを提供する事ができる。 また本発明の他の素子を独立に使用する事ができる。例えばセキュリティハブ は単にツイスト・ペア経由の通信ではなく、その他の環境において使用される。 出力信号とデータ信号を単一のワイヤペアを通してハブまたはその他のインタフ ェースに配給させる技術は一般的に使用する事ができる。 前記のハブの代わりに、他の型のハブまたはデータ集中装置を使用する事がで きる。例えば、アドレス指定されたコンピュータが接続されるポートに対しての み信号が送られる「スイッチング」ハブを使用する事ができる。またデータ網に 対する他の型のインタフェースを使用する事ができる。 本発明のシステムは公衆電話網に直接関連して説明されたが、配線網に接続さ れた電話セットに対して電話サービスを提供するためにPSTN機能を与えるプ ライベート・スイッチ(PBX)に対してもこのシステムを同様に接続する事が できる。
【手続補正書】 【提出日】平成11年11月30日(1999.11.30) 【補正内容】 請求の範囲 1. 電話機(134)及びコンピュータ(144)を含む複数の端末デバイ スと、電話網(120)及びデータ網(122)を含む複数の情報サービスとの 間に、音声及びデータ通信を送る通信システムであって、 前記複数の端末デバイスに接続されるツイスト・ペア配線網(250)であっ て、複数の個別ツイスト・ペア配線網(400)を含み、前記複数の個別ツイス ト・ペア配線網の各々は、電話音声周波数帯域の電話音声信号を、前記電話網と 、各々の前記個別ツイスト・ペア配線網上の1または複数の電話機との間で送る 、ツイスト・ペア配線網と、 電話信号及びデータ信号を結合する回路であって、 前記データ網に結合され、各々が異なる前記個別ツイスト・ペア配 線網に結合する複数のデータポートを有する、第一のデータハブ(81 5,2940)であって、前記データ網から受信され、前記複数のデー タポートの一つに結合されているコンピュータにアドレス指定されてい データが、他のデータポートに伝送されることを禁止する回路を有する 、第一のデータハブと、 前記データポートのそれぞれにおいて、前記電話網と前記データポー トに接続され、前記データポートに結台する前記個別ツイスト・ペア配 線網に接続された回路(900)であって、前記個別ツイスト・ペア配 線網上で(a)前記電話網と前記個別ツイスト・ペア配線網上の1つの 電話機との間で送られる前記電話音声周波数帯域の電話音声信号と、( b)前記データポートと前記個別ツイスト・ペア配線網に結合された1 または複数の前記コンピュータの間に情報を送る、前記電話音声周波数 帯域より高い高域周波数帯域の高周波数信号と、を結合 するよう構成されている回路(900)を含む、 電話信号及びデータ信号を結合する回路と、 を備えることを特徴とする、通信システム。 2. 前記第一のデータハブは、情報が前記個別ツイスト・ペア配線網のいず れか1つから、前記個別ツイスト・ペア配線網の他の1つに送られることを防ぐ 回路を含むことを特徴とする、請求項1に記載の通信システム。 3. 前記個別ツイスト・ペア配線網は、それぞれ二線網(810)を有し、 前記電話網と前記データポートに結合された前記回路は、2よりも多い導線上 で前記第一のデータハブと通じ、且つ、前記二線網上で前記個別ツイスト・ペア 配線網の1または複数のコンピュータと通信する回路を含む第一の媒体アダプタ (1012)をさらに有する、 ことを特徴とする、請求項1に記載の通信システム。 4. 前記第一の媒体アダプタは、四線上のイーサネット信号を用いて前記デ ータハブと通信する構成であることを特徴とする、請求項3に記載の通信システ ム。 5. 前記二線網と前記コンピュータの一つに接続される第二の媒体アダプタ (1044)をさらに備え、 前記第二の媒体アダプタは、四線(1082,1084)上のイーサネット信 号を用いて前記コンピュータと通信し、且つ、前記二線網上で前記第一の媒体ア ダプタと通信する回路を有する、 ことを特徴とする請求項4に記載の通信システム。 6. 前記第一の媒体アダプタは、前記二線網と結合され、データを前記二線 網上に伝送中であることを示す第一の周波数帯域の信号を送信し、且つ、前記二 線網上に他のデバイスがデータを転送中であることを示す第二の周波数帯域の信 号を検出する回路をさらに備え、 前記第一及び第二の周波数帯域の信号は、前記二線網上のデータの衝突を検出 する情報を提供する、 ことを特徴とする請求項4に記載の通信システム。 7. 前記第一の周波数帯域の信号は、前記電話音声周波数以上の第一の周波 数のトーンであり、前記第二の周波数帯域の信号は、前記電話音声周波数以上で あって、前記第一の周波数とは異なる、第二の周波数のトーンであることを特徴 とする、請求項6に記載の通信システム。 8. 前記電話信号とデータ信号を結合する回路は、複数の対応する接点対( 2810)を有する配線ブロック(2850)を有し、前記接点対のそれぞれに おいて、一方の接点は前記電話網に結合され、他方の接点は前記個別ツイスト・ ペア配線網に結合されており、前記配線ブロックは、前記接点対の間にコネクタ を受け入れ、前記コネクタの挿入がない場合には前記接点対は直接電気的に接続 されるように構成され、 前記回路は、前記接点対の間に挿入されたコネクタ(2855)をさらに備え 、前記コネクタは、複数のローパスフィルタを有し、それぞれのローパスフィル タは異なる前記接点対に接続されており、前記接点対の接点間で、前記電話音声 周波数帯域の信号パスを提供している、 ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 9. 前記コネクタは、前記第一のデータハブに結合されており、且つ、前記 第一のデータハブと前記個別ツイスト・ペア配線網との間に前記高域周波数帯域 の信号パスを提供し、電話交換と個別電話配線網との間に前記電話音声周波数帯 域の信号パスを提供する回路を備えることを特徴とする、請求項8に記載の通信 システム。 10. 前記配線ブロックは、電話配線ブロックを有し、前記コネクタは前記 配線ブロックの表面を覆うカバーを形成することを特徴とする、請求項9に記載 の通信システム。 11. 前記コネクタは、前記コネクタと前記第一のデータハブを結合するケ ーブルを取り付けるためのRJ−21ジャックを有することを特徴とする、請求 項10に記載の通信システム。 12. 前記電話信号とデータ信号を結合させる回路は、前記高域周波数帯域 の信号が前記電話網を通ることを阻止する複数のローパスフィルタを有すること を特徴とする、請求項1に記載の通信システム。 13. 前記複数のローパスフィルタは、各々が前記電話網への異なる配線路 に直接取り付けられた、複数の受動モジュール(2420)を有し、前記受動モ ジュールは各々、取り付けられた際には、前記配線路の導路を遮断し、代わりの ローパスフィルタ経路を提供するよう構成されていることを特徴とする、請求項 12に記載の通信システム。 14. 請求項1に記載の通信システムであって、前記ツイスト・ペア配線網 は、個別ツイスト・ペア配線網の複数の分離したグループを有し、前記電話信号 及び音声信号を結合する回路は、一つのグループの個別ツイスト・ペア配線網に 結合され、さらに前記通信システムは、 前記電話網と前記データ網に結合されるメインインタフェース(200)と、 前記メインインタフェースと前記電話信号及び音声信号を結合する回路を接続 するメイン配線網(500)と、を備え、 前記メインインタフェースは前記データ網に結合された第二のデータハブ(8 15)を有し、 前記第二のデータハブはそれぞれが前記分離したグループの異なる1つに接続 される複数のデータポートを有し、前記データポートの一つは、前記メイン配線 網を介して前記第一のデータハブ(2940)に結合され、前記第二のデータハ ブは前記第一のデータハブと前記データ網の通信路を提供する、 ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 15. 前記個別ツイスト・ペア配線網の少なくとも一つは、分岐パス(20 33,2035,2037)を形成する複数のケーブルと、3以上の前記分岐パ スが接合する一つまたは複数の分割を有することを特徴とする、請求項1に記載 の通信システム。 16. 前記1つまたは複数の分割は、前記高域周波数帯域の信号が前記分岐 パスを通過することを阻止する、ローパスフィルタ(2010)を含む第一の分 割(2034)を有することを特徴とする、請求項15に記載の通信システム。 17. 前記一つまたは複数の分割は、前記分岐パスがこの点で接合し、前記 分岐パスの前記高域周波数帯域のインピーダンスとマッチするジャンクション (2040)を含む第二の分割(2036)を有することを特徴とする、請求項 15に記載の通信システム。 18. 前記ジャンクションは、 ローパスフィルタ(2130)を介して前記分岐パスの少なくとも一つに結合 されている、共通低周波数路(2120)を含む、前記電話音声周波数帯域の前 記分岐パスを結合する回路と、 ハイパスフィルタ(2140)を介して前記分岐パスの少なくとも一つに結合 されているインピーダンスマッチング用回路(2110)を含む、前記高域周波 数帯域の前記分岐パスを結合する回路と、 を有することを特徴とする、請求項17に記載の通信システム。 19. 前記共通低周波数路は、異なるローパスフィルタ(2130)を介し て前記分岐パスのそれぞれに結合されており、前記インピーダンスマッチング用 回路は、異なるハイパスフィルタ(2140)を介して前記分岐パスのそれぞれ に結合されていることを特徴とする、請求項18に記載のシステム。 20. 請求項1に記載の通信システムであって、少なくとも一つの前記個別 ツイスト・ペア配線網は通信アダプタ(2600)を含み、前記通信アダプタは 、 当該通信アダプタを前記ツイスト・ペア配線網の第一の分岐に結合し、前記第 一の分岐は前記データ網と当該通信アダプタとの間に通信パスを提供する、第一 のインタフェース(2602)と、 当該通信アダプタを前記ツイスト・ペア配線網の第二の分岐に結合する第二の インタフェース(2604)と、 前記第一のインタフェースを前記第二のインタフェースに結合し、ローパスフ ィルタ(2610,2622)を含む、低周波数信号路と、 コンピュータを当該通信アダプタに接続する第三のインタフェース(2632 )と、 前記第一のインタフェースと前記第三のインタフェースを結合し、ハイパスフ ィルタ(2610)を含む、高周波数信号路と、 前記第三のインタフェースにおいて、前記通信アダプタへの接続があるか否か に応じて、前記第一のインタフェースと前記第二のインタフェースの結合を切り 替え可能である、高周波数信号路と、 を有することを特徴とする、請求項1に記載の通信システム。 21. 前記通信アダプタは、 当該通信アダプタと前記ツイスト・ペア配線網の第三の分岐とを接続する、第 四のインタフェース(2602,2630)と、 前記第一のインタフェースと前記第四のインタフェースを結合する低周波数信 号路と、 を有することを特徴とする請求項20に記載の通信システム。 22. 前記第三のインタフェースは、RJ−45ジャック(2632)を有 することを特徴とする、請求項21に記載の通信システム。 23. 前記第四のインタフェースは、RJ−11ジャック(2630)を有 することを特徴とする、請求項22に記載の通信システム。 24. 前記端末デバイスは、テレビ受像器(154)をさらに含み、前記ツ イスト・ペア配線網に結合された遠隔制御デバイス(834)と接続されており 、 前記電話信号とデータ信号を結合する回路は、ビデオソース(820)をさら に含み、 前記ビデオソースは、前記高域周波数帯域で前記ツイスト・ペア配線網を通し て前記遠隔操作デバイスから送られた制御情報を受け取る受信機と、前記制御情 報に応答して、前記高域周波数帯域で前記ツイスト・ペア配線網を通して前記テ レビ受像器にテレビ信号を供給する送信機を有する、 ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 25. 前記ビデオソースは、テレビ配給網に結合される、ビデオセレクタを 有することを特徴とする、請求項24に記載の通信システム。 26. 前記ビデオソースは、前記データ網に結合されたサーバコンピュータ (3032)を有し、 前記サーバコンピュータは、前記遠隔制御デバイスからの制御情報を受信し、 受信した前記制御信号に応答して前記データ網を通してビデオ情報にアクセスし 、且つ、前記テレビ受像器に送信するために、アクセスされた前記ビデオ情報を 含むビデオ信号を供給するよう構成されていることを特徴とする、請求項24に 記載の通信システム。 27. 前記サーバコンピュータは、前記データ網を通してハイパーテキスト ・マークアップ・ランゲージ(HTML)データにアクセスし、アクセスされた 前記HTMLデータに応答して、前記ビデオ信号を発生することを特徴とする、 請求項26に記載の通信システム。 28. 1または複数の電話機(134)及び1または複数のコンピュータ (144)を含む複数の端末デバイスと、電話網(120)及びデータ網(12 2)を含む複数の情報サービスとの間に、音声及びデータ通信を送る通信システ ムであって、 前記複数の端末デバイスに結合されるツイスト・ペア配線網(250)であっ て、ある電話音声周波数帯域の電話音声信号を、前記電話網と、前記ツイスト・ ペア配線網上の1つまたは複数の電話機との間で送る、ツイスト・ペア配線網と 、 電話信号及びデータ信号を結合する回路であって、 前記データ網に接続され、データを前記ツイスト・ペア配線網に送るデータポ ートを有するデータインタフェース(815)と、 前記電話網と前記データインタフェースに結合され、前記ツイスト・ペア配線 網に結合された回路であって、前記ツイスト・ペア配線網上で(a)前記電話網 と、前記ツイスト・ペア配線網上の1つの電話機との間で送られる前記電話音声 周波数帯域の電話音声信号と、(b)前記データインタフェースと、前記ツイス ト・ペア配線網に結合された1または複数の前記コンピュータの間に情報を送る 、前記電話音声周波数帯域より高い高域周波数帯域の高周波数信号と、を結合す るよう構成されている回路と、 を備えるとともに、 前記ツイスト・ペア配線網は、分岐パス(2033)を形成する複数のケーブ ルと、3以上の前記分岐パスが接合する1または複数の分割(2032)を含み 、前記1または複数の分割は、前記高域周波数帯域の信号が、前記分岐パスを通 過することを阻止するローパスフィルタ(2010)を含む第一の分割(203 4)を有することを特徴とする、通信システム。 29. 前記一つまたは複数の分割は、前記分岐パスが接合し、前記分岐パス の前記高域周波数帯域のインピーダンスとマッチするジャンクション(204 0)を含む第二の分割(2036)を有することを特徴とする、請求項28に記 載の通信システム。 30. 前記ジャンクションは、 ローパスフィルタ(2130)を介して前記分岐パスの少なくとも一つに結合 されている、共通低周波数路(2120)を含む、前記電話音声周波数帯域の前 記分岐パスを結合する回路と、 ハイパスフィルタ(2140)を介して前記分岐パスの少なくとも一つに結合 されているインピーダンスマッチング用回路(2110)を含む、前記高域周波 数帯域の前記分岐パスを結合する回路と、 を備えることを特徴とする請求項29に記載の通信システム。 31. 請求項28に記載の通信システムであって、前記ツイスト・ペア配線 網は通信アダプタ(2600)を含み、前記通信アダプタは、 当該通信アダプタを前記ツイスト・ペア配線網の第一の分岐に接続し、前記第 一の分岐は前記データ網と当該通信アダプタとの間に通信パスを提供する、第一 のインタフェース(2602)と、 当該通信アダプタを前記ツイスト・ペア配線網の第二の分岐に接続する第二の インタフェース(2604)と、 前記第一のインタフェースを前記第二のインタフェースに結合し、ローパスフ ィルタ(2610,2622)を含む、低周波数信号路と、 コンピュータを当該通信アダプタに結合する第三のインタフェース(2632 )と、 前記第一のインタフェースと前記第三のインタフェースを結合し、ハイパスフ ィルタ(2610)を含む、高周波数信号路と、 前記第三のインタフェースにおいて、前記通信アダプタへの接続があるか否か に応じて、前記第一のインタフェースと前記第二のインタフェースの接続を切り 替え可能である、高周波数信号路と、 を有することを特徴とする、請求項28に記載の通信システム。 32. 前記通信アダプタは、 前記通信アダプタと前記ツイスト・ペア配線網の第三の分岐とを結合する、第 四のインタフェースと、 前記第一のインタフェースと前記第四のインタフェースを結合する低周波数信 号路と、 を有することを特徴とする請求項31に記載の通信システム。 33. 複数の対応する接点対(2810)を有するツイスト・ペア配線ブロ ック(2850)に結合するデバイスであって、前記ツイスト・ペア配線ブロッ クは、前記接点対の間にコネクタを受け入れ、コネクタの挿入がない場合には前 記接点対はそれぞれ直接電気的に結合されるように構成され、前記デバイスは、 前記接点対の間に挿入され、それぞれの接点対の第一および第二の接点に対応 する接点を含む、第一のコネクタ(2855)と、 複数の接点を有し、それぞれの接点は前記ツイスト・ペア配線ブロックの接点 対の異なるものに対応する、第二のコネクタ(2858)と、 前記ツイスト・ペア配線ブロックのそれぞれの接点対における前記第一接点お よび第二接点の間に、第一の周波数帯域の信号路を提供する回路と、 前記第二のコネクタのそれぞれの接点と前記ツイスト・ペア配線ブロックの対 応する接点対の前記第一の接点との間に、前記第一の周波数帯域の周波数より高 い、第二の周波数帯域の信号路を提供する回路と、 を備えることを特徴とするデバイス。 34. 前記ツイスト・ペア配線ブロックは、電話配線ブロックを含み、前記 デバイスは前記ツイスト・ペア配線ブロックの表面を覆うカバーを形成すること を特徴とする、請求項33に記載のデバイス。 35. 前記第二のコネクタは、RJ−21ジャックを含むことを特徴とする 、請求項34に記載のデバイス。 36. 第一のデバイスと、他のデバイスを結合させる媒体アダプタ(101 2a)であって、それぞれのデバイスは他のデバイスが高域周波数帯域(630 )のデータを伝送していることを検出することによって、伝送の衝突を検出する ことができる、媒体アクセスアプローチを用いて通信するように構成されており 、前記媒体アダプタは、 前記第一のデバイスが、前記高域周波数帯域のデータを送信していることを示 す前記第一のデバイスからの信号を検出する回路であって、前記信号が検出され た際には、前記媒体アダプタと前記他のデバイスを結合する導線(810)上に 第一の周波数(720a)のトーンを加える回路と、 前記媒体アダプタと前記他のデバイスを結合する導線上で、前記他のデバイス が前記高域周波数帯域のデータを送信していることを示す第二の周波数(720 b)のトーンを検出する回路であって、前記トーンが検出された際には、前記他 のデバイスが送信中であることを示す信号を前記第一のデバイスに送信する回路 と、 を備えることを特徴とする媒体アダプタ。 37. 前記第一のデバイスと前記他のデバイスは、10BaseTイーサネ ット標準を用いて通信するよう構成されていることを特徴とする、請求項36に 記載された媒体アダプタ。 38. 前記第一の周波数と第二の周波数は、電話音声周波数帯域より高いこ とを特徴とする、請求項37に記載の媒体アダプタ。 39. 前記第一の周波数と第二の周波数は、前記高域周波数帯域より低いこ とを特徴とする、請求項38に記載の媒体アダプタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 60/052,301 (32)優先日 平成9年7月11日(1997.7.11) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 60/056,458 (32)優先日 平成9年8月21日(1997.8.21) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 08/985,692 (32)優先日 平成9年12月12日(1997.12.12) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/020,978 (32)優先日 平成10年2月9日(1998.2.9) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/047,969 (32)優先日 平成10年3月25日(1998.3.25) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/047,970 (32)優先日 平成10年3月25日(1998.3.25) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/087,527 (32)優先日 平成10年5月29日(1998.5.29) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 1つまたは複数の電話を含む複数の端末デバイスと、電話交換およびそ の他の情報サービスを含む複数の情報サービスとの間においてツイスト・ペア網 を経由して通信するための通信システムにおいて、 情報サービスに接続されたメイン情報インタフェースと、 複数の端末デバイスと前記メイン情報インタフェースとの接続され、電話交換 機と1つまたは複数の電話との間に音声信号を送るための複数の能動電話ペアを 含むツイスト・ペア配線網とを含み、 ここに前記情報インタフェースは、能動電話ペアに対して,(a)電話交換機 と1つまたは複数の電話との間を通る電話周波数帯域の電話信号と、(b)他の 情報サービスと1つまたは複数の端末デバイスとの間に情報を送る電話周波数帯 域より高い高域周波数帯域の高周波信号とを結合するための回路を含む通信シス テム。 2. 他の情報サービスがデータ網を含みまた複数の端末デバイスがコンピュ ータを含み、またここに前記メイン情報インタフェースがさらにコンピュータと データ網との間において情報を通すためのデータハブを含むことを特徴とする請 求項1に記載の通信システム。 3. 他の情報サービスがさらにテレビ配給サービスを含むことを特徴とする 請求項2に記載の通信システム。 4. 前記ツイスト・ペア配線網はメイン情報インタフェースおよび端末デバ イスに接続された複数のケーブルを含み、また前記ケーブルがメイン情報インタ フェースから端末デバイスに達する分岐パスを成し、また高周波帯域における信 号の劣化を低減するため、配線網がケーブルの分岐点においてジャンクションを 含むことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。 5. 複数の端末デバイスがテレビ受信器と対応のリモコン・デバイスとを含 み、前記メイン情報インタフェースはビデオ・セレクターを含み、このセレクタ ーは情報サービスの1つに接続されまたこのセレクターは、高周波帯域において ツイスト・ペア配線網を通してリモコンデバイスから送られた制御信号を受ける ための受信器と、前記制御情報に対応して高周波帯域においてツイスト・ペア配 線網を通して前記テレビ受信器に対してテレビ信号を送るためのトランスミッタ ーとを含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。 6. 前記ビデオセレクターはテレビ放送を選択するためのチューナを含むこ とを特徴とする請求項5に記載のシステム。 7. 前記ビデオセレクターはデータ網に接続されたコンピュータを含み、ま た前記制御情報はデータ網上のビデオ情報ソースを識別する情報を含むことを特 徴とする請求項6に記載のシステム。 8. さらに、端末デバイスと情報デバイスとの間を通る情報が他の端末デバ イスを通る事を防止するプライバシー回路を含むことを特徴とする請求項1に記 載の通信システム。 9. 複数の情報サービスが1つのデータ網を含み、また前記プライバシー回 路がデータハブを含み、前記データハブは端末デバイスに接続された複数のポー トと前記データ網に接続された1つのポートとを含み、また前記データハブは1 つの端末デバイスに接続された1つのポート上に受信されたデータの、他の端末 デバイスに接続されたデバイスに対する伝送を禁止する回路を含むことを特徴と する請求項8に記載のシステム。 10. 前記ハブはさらに、データ網に接続されたポートに受信され端末デバ イスにアドレス指定されたデータを、前記アドレス指定された端末デバイスの接 続されたポート以外のポートに伝送する事を禁止する回路を含むことを特徴とす る請求項9に記載のシステム。 11. さらに配線網を通る信号の劣化を低減させる回路を含むことを特徴と する請求項1に記載のシステム。 12. 信号の劣化を低減させる前記回路は信号を増幅する回路と信号を等化 する回路とを含むことを特徴とする請求項11に記載のシステム。 13. 複数の情報サービスがデータ網を含み、また前記システムはさらに複 数のポートを通して配線網に接続されたデータハブを含み、また前記配線網を通 る信号の劣化を低減させる回路は複数のポートに接続されワイヤペア間の漏話を 低下させる回路を含むことを特徴とする請求項11に記載のシステム。 14. さらに媒体変換器を含み、ここに前記媒体変換器は複数の導線を通し て1つの情報サービスに接続されまたこれより小数の導線を通して配線網に接続 され、また前記媒体変換器は、複数の導線を通して情報サービスから情報を受け またこの情報を前記より小数の導線を通して配線網に伝送する回路を含むことを 特徴とする請求項1に記載のシステム。 15. 前記媒体アダプタは2本のワイヤペア上に受けた10BaseT信号 を1つのワイヤペア上に伝送される信号に変換することを特徴とする請求項14 に記載のシステム。 16. 1つまたは複数の電話を含む複数の端末デバイスと、電話交換および その他の情報サービスを含む複数の情報サービスとの間においてツイスト・ペア 網を経由して通信する方法において、 情報サービスと端末デバイスに接続したツイストワイヤ網の能動電話ペアを通 して電話交換機と1つまたは複数の電話との間に音声信号を通す段階と、 能動電話ペアに対して,(a)電話交換機と1つまたは複数の電話との間を通 る電話周波数帯域の電話信号と、(b)他の情報サービスと1つまたは複数の端 末デバイスとの間に情報を送る電話周波数帯域より高い高域周波数帯域の高周波 信号とを結合する段階とを含む方法。
JP50100999A 1997-05-30 1998-06-01 ツイストペア通信システム Pending JP2002509668A (ja)

Applications Claiming Priority (19)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US4793697P 1997-05-30 1997-05-30
US60/047,936 1997-05-30
US5230197P 1997-07-11 1997-07-11
US5222597P 1997-07-11 1997-07-11
US60/052,301 1997-07-11
US60/052,225 1997-07-11
US5645897P 1997-08-21 1997-08-21
US60/056,458 1997-08-21
US98569297A 1997-12-12 1997-12-12
US08/985,692 1997-12-12
US2097898A 1998-02-09 1998-02-09
US09/020,978 1998-02-09
US4797098A 1998-03-25 1998-03-25
US4796998A 1998-03-25 1998-03-25
US09/047,970 1998-03-25
US09/047,969 1998-03-25
US8752798A 1998-05-29 1998-05-29
US09/087,527 1998-05-29
PCT/US1998/011197 WO1998054901A1 (en) 1997-05-30 1998-06-01 Twisted pair communication system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002509668A true JP2002509668A (ja) 2002-03-26

Family

ID=27578010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50100999A Pending JP2002509668A (ja) 1997-05-30 1998-06-01 ツイストペア通信システム

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP2002509668A (ja)
CN (1) CN1258412A (ja)
HU (1) HUP0002110A2 (ja)
WO (1) WO1998054901A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003528540A (ja) * 2000-03-20 2003-09-24 サーコネツト・リミテツド 電話線上のローカルエリアネットワーク用の電話出口とシステム
JP2004509571A (ja) * 2000-09-21 2004-03-25 サーコネツト・リミテツド ローカル・エリア・ネットワーク配線上での電話通信のシステム及び方法
JP2018014112A (ja) * 2013-06-13 2018-01-25 エルベックスビデオ株式会社 閉回路eコマースを操作するための信号の組み合わせを伝搬するための方法および装置

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6298037B1 (en) * 1998-12-14 2001-10-02 Analog Devices, Inc. Network data filtering
GB2350039B (en) * 1999-03-17 2004-06-23 Adder Tech Ltd Computer signal transmission system
US6690677B1 (en) * 1999-07-20 2004-02-10 Serconet Ltd. Network for telephony and data communication
KR19990078841A (ko) * 1999-08-12 1999-11-05 김철환 전화선을 통한 데이터 통신망 및 데이터 송수신 장치
US6459790B1 (en) 1999-08-27 2002-10-01 Efficient Networks, Inc. System and method for selective filter isolation
DE10003316A1 (de) * 2000-01-27 2001-12-20 Abb Patent Gmbh Kommunikation-Installationssystem
DE10016829A1 (de) * 2000-04-06 2001-10-11 Philips Corp Intellectual Pty Auflösung von Medienzugriffskonflikten in Netzwerken mit mehreren Netzknoten und wenigstens einem Sternknoten
DE10019034A1 (de) * 2000-04-18 2001-11-29 Merten Gmbh & Co Kg Einrichtung für einen Datenbus
US6842459B1 (en) 2000-04-19 2005-01-11 Serconet Ltd. Network combining wired and non-wired segments
US7548616B1 (en) 2000-05-22 2009-06-16 Infineon Technologies Ag Termination device for a telephone line
DE10028830A1 (de) * 2000-06-10 2001-12-13 Merten Gmbh & Co Kg Einrichtung für ein Datenleitungsnetz zum Anschluß eines Gerätes
WO2001097516A1 (en) * 2000-06-14 2001-12-20 Arrista Technologies Inc. Multimedia convergence and distribution system
DE10035167A1 (de) * 2000-07-19 2002-01-31 Siemens Ag Nebenstellenanlage zur Kopplung von Datennetzen
AU2001285187A1 (en) * 2000-08-22 2002-03-22 Sandstream Technologies, Inc. Providing voice, video and data to customers over a single network
US7075919B1 (en) 2000-08-22 2006-07-11 Cisco Technology, Inc. System and method for providing integrated voice, video and data to customer premises over a single network
KR100445519B1 (ko) * 2000-11-25 2004-08-21 (주) 엔시스텍 전화선을 이용한 데이터 전송 프로토콜 장치
CN100341036C (zh) * 2003-04-29 2007-10-03 石延辛 高速公路安全即时预警方法及系统
CN106443411B (zh) * 2016-08-31 2019-02-05 上海剑桥科技股份有限公司 网线模拟器

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5010399A (en) * 1989-07-14 1991-04-23 Inline Connection Corporation Video transmission and control system utilizing internal telephone lines
GB8924839D0 (en) * 1989-11-03 1989-12-20 Raynet Gmbh Transmission of broadband signals
US5283637A (en) * 1990-08-20 1994-02-01 Christine Holland Trustee/Goolcharan Trust Telecommunication system for transmitting full motion video
DE69531668T2 (de) * 1994-01-11 2004-07-08 Charles Abraham Einrichtung und verfahren zur hochgeschwindigkeitsübertragung von videosignalen, sprache und fehlerfreien daten über eine eingemauerte verdrahtung
US5621455A (en) * 1994-12-01 1997-04-15 Objective Communications, Inc. Video modem for transmitting video data over ordinary telephone wires
AU5365496A (en) * 1995-03-16 1996-10-02 Bell Atlantic Network Services, Inc. Shared receiving systems utilizing telephone cables as video drops

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003528540A (ja) * 2000-03-20 2003-09-24 サーコネツト・リミテツド 電話線上のローカルエリアネットワーク用の電話出口とシステム
JP4772249B2 (ja) * 2000-03-20 2011-09-14 モサイド・テクノロジーズ・インコーポレーテッド 電話線上のローカルエリアネットワーク用の電話出口とシステム
JP2004509571A (ja) * 2000-09-21 2004-03-25 サーコネツト・リミテツド ローカル・エリア・ネットワーク配線上での電話通信のシステム及び方法
JP4813753B2 (ja) * 2000-09-21 2011-11-09 モサイド・テクノロジーズ・インコーポレーテッド ローカル・エリア・ネットワーク配線上での電話通信のシステム及び方法
JP2018014112A (ja) * 2013-06-13 2018-01-25 エルベックスビデオ株式会社 閉回路eコマースを操作するための信号の組み合わせを伝搬するための方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO1998054901A9 (en) 1999-07-29
CN1258412A (zh) 2000-06-28
WO1998054901A8 (en) 2000-04-20
WO1998054901A1 (en) 1998-12-03
HUP0002110A2 (hu) 2000-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7110511B2 (en) Twisted pair communication system
JP2002509668A (ja) ツイストペア通信システム
US7006523B2 (en) Local area network of serial intelligent cells
JP4819167B2 (ja) 電話線上のローカルエリアネットワーク用の電話出口とシステム
CA2338189C (en) Method and apparatus for data communication
AU7608198A (en) Twisted pair communication system
CZ425699A3 (cs) Zařízení komunikačního systému s kroucenými páry vodičů a způsob jeho realizace
JP2007221531A (ja) 宅内分配装置および低域通過フィルタ