JP2003017831A - 配線回路基板の製造方法 - Google Patents

配線回路基板の製造方法

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JP2003017831A JP2001197289A JP2001197289A JP2003017831A JP 2003017831 A JP2003017831 A JP 2003017831A JP 2001197289 A JP2001197289 A JP 2001197289A JP 2001197289 A JP2001197289 A JP 2001197289A JP 2003017831 A JP2003017831 A JP 2003017831A
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wiring
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Mie Ota
美絵 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線パターンのピッチが小さくなっても配線
パターンの先端部の先細りが生じない配線回路基板の製
造方法を提供することである。 【解決手段】 エッチングレジストパターン30におい
て、設計上の配線パターン21の先端部を除く領域で
は、アンダーカットの影響を考慮して配線部31の幅w
を設計上の配線パターン21の幅w0よりも大きく形成
する。設計上の配線パターン21の先端部の領域では、
アンダーカットの影響がより強く現れるため、配線部3
1の角部に設計上の配線パターン21から前方外側に突
出する一対の角状の拡張部32を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線回路基板の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の電機機器または電子機器にプリン
ト配線基板等の配線回路基板が用いられている。プリン
ト配線基板は、絶縁性プラスチック等の絶縁基板上に、
銅等の金属箔からなる導体パターンを形成してなる。こ
のようなプリント配線基板は、絶縁基板に用いる材料に
より、フレキシブル配線基板とリジット配線基板とに分
類される。フレキシブル配線基板は、絶縁基板がポリイ
ミド樹脂等の柔軟性に富む材料から構成されるものであ
る。一方、リジット配線基板は、絶縁基板がガラス、エ
ポキシ樹脂等の硬度の高い材料から構成されるものであ
る。
【0003】このような配線回路基板の製造工程におい
ては、まず、絶縁基板上に金属箔を積層し、その金属箔
上に所定形状のエッチングレジストパターンを形成した
後、金属箔を化学エッチングすることにより所定形状の
配線パターンを形成する。
【0004】図5はエッチングレジストパターンを用い
た配線パターンのエッチングを示す断面図である。
【0005】図5に示すように、化学エッチングにおい
ては、エッチング液がエッチングレジストパターン33
の裏側にまで回り込んで配線パターン35をエッチング
してしまうアンダーカット現象が起こる。このアンダー
カット現象によって、エッチングレジストパターンの幅
wより配線パターン35の配線トップ幅w0が若干小さ
くなってしまい、配線パターン35の配線トップ幅w0
はエッチングレジストパターン33の幅wとは同じには
ならない。
【0006】特に、このような配線パターン35の製造
工程においては、配線パターン35の先端部が設計値以
上にエッチングされてしまい、設計値通りに形成されな
い。従来の配線パターン35においては、配線パターン
35のピッチp(配線トップ幅w0とスペース幅sの合
計の値)および配線トップ幅w0が十分広かったため配
線パターン35の先端部が細くなっても問題にならなか
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年において
は、電気機器または電子機器の小型化および高集積化に
伴い、配線回路基板における配線パターンのピッチが小
さくなってきている。特に、配線パターンのピッチが7
5μm以下の精細なピッチ(ファインピッチ)の場合に
おいて配線パターンの先端部が細くなるとその配線トッ
プ幅が限りなく0に近くなってしまい、結果として配線
パターンが短くなり、電子部品との接合信頼性に大きく
影響してしまうこととなる。
【0008】本発明の目的は、配線パターンのピッチが
小さくなっても配線パターンの先端部の細りが生じない
配線回路基板の製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
に係る配線回路基板の製造方法は、絶縁層上に積層した
導体層上に所定形状のエッチングレジストパターンを形
成した後、導体層をエッチングすることにより配線パタ
ーンを形成する工程を含む配線回路基板の製造方法にお
いて、設計上の配線パターンの先端部に対応するエッチ
ングレジストパターンの先端部に、配線パターンの先端
部を除く部分に対応するエッチングレジストパターンの
部分に比べて所定方向に拡張された拡張部が設けられた
ものである。
【0010】本発明に係る配線回路基板の製造方法にお
いては、設計上の配線パターンの先端部に対応するエッ
チングレジストパターンの先端部に拡張部が設けられる
ことにより、エッチングレジストパターンを用いて導体
層をエッチングした際にアンダーカット現象が生じて
も、導体層が設計上の配線パターンに近似した形状およ
び寸法に形成される。
【0011】したがって、配線パターンのピッチが小さ
くなっても配線パターンの先端部の細りが生じない配線
回路基板が製造される。
【0012】エッチングレジストパターンの拡張部は、
設計上の配線パターンの先端部を除く部分に対応するエ
ッチングレジストパターンの部分に比べて少なくとも幅
方向に拡張されてもよい。
【0013】この場合、幅方向のアンダーカット現象に
よる配線パターンの先細りが生じない。
【0014】エッチングレジストパターンの拡張部は、
設計上の配線パターンの先端部を除く部分に対応するエ
ッチングレジストパターンの部分に比べて幅方向および
長さ方向に拡張されてもよい。
【0015】この場合、幅方向および長さ方向のアンダ
ーカット現象による配線パターンの先細りが生じない。
【0016】エッチングレジストパターンの拡張部は、
設計上の配線パターンの先端部の両角部から前方外側に
ほぼ三角形状にそれぞれ拡張されてもよい。
【0017】それにより、幅方向および長さ方向のアン
ダーカット現象が最適に補償され、導体層が設計上の配
線パターンに近似するようにエッチングされる。
【0018】エッチングレジストパターンの拡張部は、
設計上の配線パターンの先端部の両角部が前方外側に膨
らむようにそれぞれ拡張されてもよい。
【0019】それにより、幅方向および長さ方向のアン
ダーカット現象が適切に補償され、導体層が設計上の配
線パターンに近似するようにエッチングされる。
【0020】エッチングレジストパターンの拡張部は、
設計上の配線パターンの先端部を除く部分に対応するエ
ッチングレジストパターンの部分に比べて幅方向にのみ
拡張されてもよい。
【0021】この場合、幅方向のアンダーカット現象に
よる配線パターンの先細りが生じない。
【0022】エッチングレジストパターンの拡張部は、
設計上の配線パターンの先端部の両側辺から外側にほぼ
三角形状に拡張されてもよい。
【0023】それにより、幅方向のアンダーカット現象
が適切に補償され、導体層が設計上の配線パターンに近
似するようにエッチングされる。
【0024】エッチングレジストパターンの拡張部は、
設計上の配線パターンの先端部を除く部分に対応するエ
ッチングレジストパターンの部分に比べて少なくとも長
さ方向に拡張されてもよい。
【0025】この場合、長さ方向のアンダーカット現象
による配線パターンの先細りが生じない。
【0026】エッチングレジストパターンの拡張部は、
設計上の配線パターンの先端部の端辺の両角部から前方
にほぼ三角形状にそれぞれ拡張されてもよい。
【0027】それにより、長さ方向のアンダーカット現
象が適切に補償され、導体層が設計上の配線パターンに
近似するようにエッチングされる。
【0028】配線パターンの先端部に対応するエッチン
グレジストパターンの幅方向の長さが隣接する設計上の
配線パターンとの間のスペース幅の1.10以上1.2
2倍以下であることが好ましい。
【0029】エッチング液の回り込みは配線パターンの
周囲のスペースに依存するので、配線パターンの先端部
に対応するエッチングレジストパターンの幅方向の長さ
を隣接する設計上の配線パターンとの間のスペース幅の
1.10以上1.22倍以下にすることにより、配線パ
ターンの両側のスペースに応じてアンダーカット現象が
補償され、導体層が設計上の配線パターンに近似するよ
うにエッチングされる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1(a)〜(e)は本発明の一
実施の形態における配線回路基板の製造方法を示す工程
断面図である。図2は図1の製造方法におけるエッチン
グレジストパターンの拡大平面図である。
【0031】まず、図1(a)に示すように、絶縁基板
1に金属箔2を積層する。この場合、絶縁基板1に金属
箔2を接着剤により貼り付けてもよく、絶縁基板1に金
属めっきにより金属箔2を形成してもよく、あるいは金
属箔2上にプラスチックの溶液を塗布および乾燥するこ
とにより絶縁基板1を形成してもよい。その後、金属箔
2をハーフエッチングして薄層化する。
【0032】絶縁基板1の材料としては、ポリイミド、
ポリアミック酸、ポリエステル、ポリエチレンナフタレ
ート等のプラスチックを用いる。特に、耐熱性に優れた
ポリイミドを用いることが好ましい。
【0033】金属箔2としては、銅、ニッケル、ステン
レス、アルミニウム、またはこれらの金属のうち2以上
の金属の合金を用いる。特に、柔軟性、加工性、電気特
性およびコストに優れた銅または銅合金を用いることが
好ましい。金属箔2の厚さは、9〜18μmであること
が好ましい。
【0034】次に、図1(b)に示すように、金属箔2
上にフォトレジスト3を貼り合わせる。フォトレジスト
3としては、例えば、カルボキシル基を有するアクリル
系共重合体を主成分とし、多官能(メタ)アクリレート
モノマー、光重合開始剤等を含むドライフィルムフォト
レジストを用いる。フォトレジスト3の厚さは、6〜1
5μmであることが好ましい。
【0035】その後、図1(c)に示すように、フォト
レジスト3をフォトマスクを介して露光し、現像するこ
とにより、配線パターンに対応する形状を有するエッチ
ングレジストパターン30を形成する。エッチングレジ
ストパターン30は、図2を用いて後述するように、配
線パターンの先端部において配線パターンの設計サイズ
よりも大きくなっている。このエッチングレジストパタ
ーン30は、帯状の配線部31および角状の拡張部32
からなる。
【0036】図2に示した設計上の配線パターン21の
配線ピッチpは40〜80μmであり、配線トップ幅w
0は60μm以下である。本実施の形態の製造方法は、
配線トップ幅w0が10〜40μmと細い場合において
特に有効となる。
【0037】図5を用いて説明したように、化学エッチ
ングにおいてはエッチング液がエッチングレジストパタ
ーン33の裏側にまで回り込んで配線パターン35をエ
ッチングしてしまうアンダーカット現象が起こる。この
アンダーカット現象によって、エッチングレジストパタ
ーン33の幅wより配線パターン35の配線トップ幅w
0が小さくなってしまう。
【0038】本実施の形態では、このアンダーカットを
考慮して、配線パターン20を形成するためのエッチン
グレジストパターン30の幅wを15〜50μmと大き
くとる。さらに、アンダーカットの影響がより大きいエ
ッチングレジストパターン30の角部に角状の拡張部3
2を形成する。エッチングレジストパターン30の形状
および寸法については後述する。
【0039】次に、図1(d)に示すように、金属箔2
の露出している部分を塩化第二鉄(FeCl3 )水溶液
等のエッチング液により化学エッチングする。これによ
り、配線パターン20が形成される。
【0040】最後に、図1(e)に示すように、エッチ
ングレジストパターン30を水酸化ナトリウム水溶液等
の剥離液により除去する。
【0041】ここで、図2を参照しながらエッチングレ
ジストパターンの形状および寸法について説明する。
【0042】図2において、w0は設計上の配線パター
ン21の幅(配線トップ幅)、sは配線パターン21間
のスペース幅、pは設計上の配線パターン21のピッチ
である。また、wはエッチングレジストパターン30の
配線部31の幅である。
【0043】図2に示すように、エッチングレジストパ
ターン30において、設計上の配線パターン21の先端
部を除く領域では、アンダーカットの影響を考慮して配
線部31の幅wを設計上の配線パターン21の幅w0よ
りも大きく形成する。また、設計上の配線パターン21
の先端部の領域では、アンダーカットの影響がより強く
現れるため、配線部31の角部に設計上の配線パターン
21から前方外側に突出する一対の角状の拡張部32を
形成する。この拡張部32は、配線部31から拡張部3
2に至る屈曲開始点Q1,Q2、配線部31の角部から斜
め前方外側に位置する先端T1,T2、および配線部31
の端辺の中点Pを結ぶほぼ三角形状をなしている。これ
により、エッチング後の実際の配線パターン20の形状
を理想的な設計上の配線パターン21に近似させること
ができる。
【0044】角状の拡張部32は、配線部31の両角部
に設計上の配線パターン21の中心線L0に関してほぼ
対称な形状および寸法にそれぞれ形成される。
【0045】ただし、配線パターン21の周囲のスペー
スが大きいほど、すなわち隣接する配線パターン21と
の間隔が大きいほど、エッチング液の回り込みが生じや
すいため、アンダーカットの影響は配線パターン21の
周囲のスペースが大きいほど大きく現れる。そこで、配
線パターン21の両側のスペース幅が異なる場合には、
それらのスペース幅の差を考慮して角状の拡張部32の
寸法を調整することが好ましい。したがって、配線パタ
ーン21の両側のスペース幅が異なる場合には、拡張部
32を設計上の配線パターン21の中心線L0に関して
非対称な寸法に形成することが好ましい。例えば、複数
の配線パターン21が並んでいる場合には、最も外側の
拡張部32の寸法を内側の拡張部32の寸法に比べて大
きくすることが好ましい。
【0046】ここで、配線パターン21の幅方向をX軸
とし、配線パターン21の長さ方向をY軸とする。エッ
チングレジストパターン30の寸法を次のパラメータ
a,b,cを用いて表す。
【0047】パラメータaはX軸方向において設計上の
配線パターン21の一方の側辺から拡張部32の先端T
1,T2までの距離、パラメータbはY軸方向において設
計上の配線パターン21の端辺から拡張部32の先端T
1,T2までの距離、パラメータcはY軸方向において設
計上の配線パターン21の端辺から拡張部32の屈曲開
始点Q1,Q2までの距離である。また、Rは設計上の配
線パターン21の側辺とエッチングレジストパターン3
0の配線部31の側辺との間の距離である。
【0048】a/wは0.05以上0.1以下であるこ
とが好ましい。b/wは0.2以上0.5以下であるこ
とが好ましい。c/wは1.5以上6.5以下であるこ
とが好ましい。また、エッチングレジストパターン30
の先端部の幅をMとすると、M/sは1.10以上1.
22以下であることが好ましい。
【0049】さらに、屈曲開始点Q1,Q2よりも後側に
おけるエッチングレジストパターン30の幅は、アンダ
ーカットを考慮して設計上の配線パターン21の幅より
もわずかに広くなっている。この場合、設計上の配線パ
ターン21の側辺とエッチングレジストパターン30の
配線部31の側辺との間の距離Rは、2μm以上12μ
m以下であることが好ましい。
【0050】パラメータa,b,c,M,Rを上記の範
囲内に設定することにより、実際の配線パターン20の
形状および寸法が設計上の配線パターン21の形状およ
び寸法にほぼ等しくなる。
【0051】図3はエッチングレジストパターンの形状
の他の例を示す平面図である。図3の例では、エッチン
グレジストパターン30の配線部31の先端部に両側方
および前方に膨らむ拡張部32が設けられている。図3
のエッチングレジストパターン30におけるパラメータ
a,b,c,M,Rの好ましい範囲は、図2エッチング
レジストパターン30におけるパラメータa,b,c,
M,Rの好ましい範囲と同様である。
【0052】図3の例においても、上記のように、配線
パターン21の両側のスペース幅に応じて、拡張部32
を長さ方向の中心線に対して対称または非対称に形成す
る。
【0053】図4(a)〜(e)はエッチングレジスト
パターンの形状のさらに他の例を示す平面図である。
【0054】図4(a),(b),(c)の例では、エ
ッチングレジストパターン30の拡張部32が配線部3
1の先端部の両側辺から幅方向に拡張されている。図4
(d)の例では、エッチングレジストパターン30の拡
張部31が配線部31の先端の角部の端辺から長さ方向
に三角形状に拡張されている。図4(e)の例では、エ
ッチングレジストパターン30の拡張部32が配線部3
1の先端の角部の両側辺および端辺から幅方向および長
さ方向に拡張されている。
【0055】図4(a)〜(e)の例においても、上記
のように、設計上の配線パターン21の両側のスペース
幅に応じて、拡張部32を長さ方向の中心線に対して対
称または非対称に形成する。
【0056】
【実施例】ここで、実施例1〜4の配線回路基板および
比較例の配線回路基板を作製し、配線パターンの各部の
寸法を測定した。
【0057】実施例1〜4においては、厚さ30μmの
ポリイミドフィルムからなる絶縁基板1に金属箔2とし
て厚さ18μmの銅箔を貼り合わせ、二層基材を用意し
た。金属箔2が全面12μmとなるまで、塩化第二鉄水
溶液でハーフエッチングした。金属箔2にフォトレジス
トフィルムを貼り合わせ、フォトマスクを介して露光お
よび現像し、図4(a)〜(d)に示したエッチングレ
ジストパターン30を表1の条件に従って形成した。そ
して、塩化第二鉄水溶液で金属箔2をエッチングして配
線パターン20を得た。
【0058】
【表1】
【0059】設計上の配線パターン21のピッチpは5
1μmであり、配線トップ幅w0は18μmであり、配
線パターン21の数を3本とした。
【0060】比較例においては、エッチングレジストパ
ターンの形状を除いて実施例1〜4と同様の条件で配線
パターン20を形成した。比較例のエッチングレジスト
パターンは、配線部31のみにより構成され、拡張部3
2を有さない。
【0061】作製後、配線パターン20の配線トップ幅
w0を触針式表面形状測定装置を使用して測定した。配
線パターン20の先端部から20μmの位置の配線トッ
プ幅w0が12〜23μmの範囲内にあり、かつ配線パ
ターン20の先端部から150μmの位置の配線トップ
幅w0が16〜19μmの範囲内にある場合を合格とし
た。上記の表1に実施例1〜4および比較例の測定結果
を示す。なお、測定結果における各測定値は、上記3本
の配線パターン21における配線トップ幅w0の平均値
として求めた。
【0062】表1に示すように、実施例1〜4のすべて
の配線パターン21における配線トップ幅w0は合格の
範囲内となった。これに対して、比較例の配線パターン
21における配線トップ幅w0は合格の範囲外となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における配線回路基板の
製造方法を示す工程断面図である。
【図2】図1の製造方法におけるエッチングレジストパ
ターンの平面図である。
【図3】エッチングレジストパターンの形状の他の例を
示す平面図である。
【図4】エッチングレジストパターンの形状のさらに他
の例を示す平面図である。
【図5】エッチングレジストパターンを用いた金属箔の
エッチングを示す断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 金属箔 3 フォトレジスト 20 配線パターン 21 設計上の配線パターン 30 エッチングレジストパターン 31 配線部 32 拡張部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁層上に積層した導体層上に所定形状
    のエッチングレジストパターンを形成した後、前記導体
    層をエッチングすることにより配線パターンを形成する
    工程を含む配線回路基板の製造方法において、 設計上の配線パターンの先端部に対応するエッチングレ
    ジストパターンの先端部に、前記配線パターンの先端部
    を除く部分に対応するエッチングレジストパターンの部
    分に比べて所定方向に拡張された拡張部が設けられたこ
    とを特徴とする配線回路基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記エッチングレジストパターンの前記
    拡張部は、前記設計上の配線パターンの先端部を除く部
    分に対応するエッチングレジストパターンの部分に比べ
    て少なくとも幅方向に拡張されたことを特徴とする請求
    項1記載の配線回路基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記エッチングレジストパターンの前記
    拡張部は、前記設計上の配線パターンの先端部を除く部
    分に対応するエッチングレジストパターンの部分に比べ
    て幅方向および長さ方向に拡張されたことを特徴とする
    請求項2記載の配線回路基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記エッチングレジストパターンの前記
    拡張部は、前記設計上の配線パターンの先端部の両角部
    から前方外側にほぼ三角形状にそれぞれ拡張されたこと
    を特徴とする請求項3記載の配線回路基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記エッチングレジストパターンの前記
    拡張部は、前記設計上の配線パターンの先端部の両角部
    が前方外側に膨らむようにそれぞれ拡張されたことを特
    徴とする請求項3記載の配線回路基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記エッチングレジストパターンの前記
    拡張部は、前記設計上の配線パターンの先端部を除く部
    分に対応するエッチングレジストパターンの部分に比べ
    て幅方向にのみ拡張されたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の配線回路基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記エッチングレジストパターンの前記
    拡張部は、前記設計上の配線パターンの先端部の両側辺
    から外側にほぼ三角形状に拡張されたことを特徴とする
    請求項6記載の配線回路基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記エッチングレジストパターンの前記
    拡張部は、前記設計上の配線パターンの先端部を除く部
    分に対応するエッチングレジストパターンの部分に比べ
    て少なくとも長さ方向に拡張されたことを特徴とする請
    求項1記載の配線回路基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記エッチングレジストパターンの前記
    拡張部は、前記設計上の配線パターンの先端部の端辺の
    両角部から前方にほぼ三角形状にそれぞれ拡張されたこ
    とを特徴とする請求項8記載の配線回路基板の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記配線パターンの先端部に対応する
    エッチングレジストパターンの幅方向の長さが隣接する
    設計上の配線パターンとの間のスペース幅の1.10以
    上1.22倍以下であることを特徴とする請求項1〜9
    のいずれかに記載の配線回路基板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160070344A (ko) 2014-12-10 2016-06-20 이형철 부유구조물에 사용되는 브라켓
JP2019038136A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 住友金属鉱山株式会社 両面金属積層板及びその製造方法

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KR20160070344A (ko) 2014-12-10 2016-06-20 이형철 부유구조물에 사용되는 브라켓
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