JP2003017722A - 集積型光起電力装置及びその製造方法 - Google Patents
集積型光起電力装置及びその製造方法Info
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Abstract
も半導体層への熱ダメージがなく、かつ良好な分離特性
を有する低コスト高効率な集積型光起電力装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 透光性絶縁基板1上の一主面上に複数の
光電変換素子領域毎に分割形成された透明導電膜2と、
透光性絶縁基板上1に形成された透明導電膜2上に設け
られ、複数の光電変換素子領域毎に分割された非晶質半
導体層3と、透光性絶縁基板1の他主面側からレーザビ
ームの照射により分割された非晶質半導体層3上に設け
られた裏面電極膜4と、を備え、裏面電極膜4は、金属
薄膜層42、42間に水素或いは希ガスを含む非晶質薄
膜層43が介在された層を1組以上有する。
Description
用いた集積型光起電力装置及びその製造方法に関する。
導体を光活性層に用いた光起電力装置がいろいろな用途
に使用されている。これは一枚の基板上に多数の光電変
換素子をカスケード接続することにより、高電圧を取り
出されるようにした集積型a−Si光起電力装置の開発
に負うところが大きい。
基板の上に透明導電膜、p型、i型、n型a−Si膜、
裏面電極膜をこの順序で積層して形成される。そして、
集積型a−Si光起電力装置は、全体として1枚の基板
から高い電圧を取り出すように、多数の光電変換素子を
カスケード接続している。
板上の透明導電膜、a−Si膜、裏面電極膜を分離する
必要がある。各々の膜を分離する方法としては、主にレ
ーザを用いたレーザパターニング法が用いられている
(例えば、特公平4−64473号公報参照)。
型光起電力装置の製造方法につき図4に従い説明する。
図4は、従来の集積型光起電力装置の製造方法を工程別
に示す要部拡大断面図であって、2つの光電変換素子を
電気的に直列接続する隣接間隔部を中心に示している。
ガラスなどの透光性絶縁基板1の一主面上にITO(I
n2Sn2O)やSnO2などからなる透明導電膜2を形
成し、例えば、レーザビームの照射により透明導電膜2
を任意の段数に短冊状に分割する。そして、この分割さ
れた透明導電膜2上に内部にpin接合を有するa−S
i膜からなる非晶質半導体層3を堆積する。その後、基
板1の他主面側(透光性絶縁基板1側)から、透明導電
膜2の分割ラインに沿って、この分割ラインと重ならな
いようにしてレーザビームを照射し、非晶質半導体層3
内の水素を急激に放出させ、この水素の放出により非晶
質半導体層を除去して、非晶質半導体層3を分割する。
の酸化導電膜41を積層した後、アルミニウム(A
l)、銀(Ag)などの裏面金属膜42を積層して裏面
電極膜4を形成し、透明導電膜2と裏面電極膜4とを接
続する。
3の分割ラインに沿って、両分割ラインと重ならないよ
うにして、基板1の他主面側からレーザビームを照射
し、非晶質半導体層3内の水素を急激に放出させて、非
晶質半導体層3及びその上の裏面電極膜4を除去し、隣
接するセル間を分離する。
能の他に裏面反射光の有効利用のために十分な反射率が
要求されている。十分な反射率を得るためには、100
0Å程度の膜厚を必要とする。
ように、透光性絶縁基板1側から入射したレーザ光によ
り半導体層の飛散除去の力を利用して裏面電極膜4を分
離する手法を用いる場合、裏面電極膜4は、レーザ加工
時の熱を効果的に逃して半導体層3への熱ダメージを抑
制する役割を担う。このため、裏面電極の裏面金属膜4
2の膜厚は少なくとも3000Å以上必要であり、望ま
しくは6000Åの膜厚を必要としている。
う非晶質半導体層3の膜厚の最適化及びナローバンドギ
ャップ材料を用いた積層型a−Si系光起電力装置の開
発が進むにつれ、非晶質半導体層3の薄膜化が進んでい
る。
ーザ加工時の非晶質半導体層3の飛散除去の力が低下す
ることになる。このため、裏面電極膜(裏面金属膜4
2)の膜厚が厚い場合には、加工部近傍での金属の溶融
だれ等により良好な分離特性が得られないという問題が
発生する。また、裏面金属膜42の膜厚が薄い場合に
は、非晶質半導体層3への熱ダメージにより太陽電池特
性の低下が問題となった。
質半導体層の薄膜化に伴い、レーザ加工時の半導体層の
飛散除去の力が低下することにより、裏面金属膜の膜厚
が厚い場合には加工部近傍での金属の溶融だれ等により
良好な分離特性が得られないという問題が発生する。
は、半導体層への熱ダメージにより太陽電池特性の低下
が問題となっていた。
して、集積型光起電力装置の半導体層が薄い場合にも半
導体層への熱ダメージがなく、かつ良好な分離特性を有
する低コスト高効率な集積型光起電力装置を提供するこ
とを目的とする。
基板上の一主面上に複数の光電変換素子領域毎に分割形
成された透明導電膜と、前記透光性絶縁基板上に形成さ
れた透明導電膜上に設けられ、複数の光電変換素子領域
毎に分割された非晶質半導体層と、前記透光性絶縁基板
の他主面側からレーザビームの照射により分割された前
記非晶質半導体層上に設けられた裏面電極膜と、を備え
た集積型光起電力装置において、前記裏面電極膜は、金
属薄膜層間に水素或いは希ガスを含む非晶質薄膜層が介
在された層を1組以上有することを特徴とする。
はシリコンを含む非晶質合金層で構成することができ
る。。
の膜厚が3000Å〜6000Åとなるように形成する
と良い。
の銀からなる金属薄膜層間に膜中水素量10atom.
%以上、膜厚500Å以上の薄膜非晶質シリコン層で構
成すると良い。
に、透明導電膜、非晶質半導体層及び裏面電極層をこの
順序で積層形成した集積型光起電力装置の製造方法であ
って、前記非晶質半導体層上に、金属薄膜層間に水素或
いは希ガスを含む非晶質薄膜層が介在された層を1組以
上有する裏面電極膜を設け、前記透光性絶縁基板の他主
面側からレーザビームを照射し、前記非晶質半導体層及
び裏面電極膜を除去することを特徴とする。
ザビーム照射による加工時に水素或いは希ガスを含む非
晶質薄膜層の膜中ガスが放出され、加工時の膜の飛散を
アシストする。その結果、光起電力装置の発電層を構成
する非晶質半導体層が薄くなり、半導体層の飛散除去の
力が小さい場合にも半導体層への熱ダメージが抑制でき
る総膜厚が厚い金属層を溶融だれ等の問題をなくして良
好な分離が行える。
図面を参照して説明する。なお、非晶質半導体層をパー
ターニングするまでの工程は上記した図4に示す従来例
と同様に行われるので、ここでは、その説明を割愛し、
この発明の特徴である裏面電極膜の形成以降の工程を中
心にして説明する。図1は、この発明の一実施形態にか
かる集積型光起電力装置の2つの光電変換素子の隣接間
隔部を示す要部拡大断面図である。
にSnO2からなる透明導電膜2が設けられ、この透明導
電膜2はレーザビームの照射により光電変換素子領域に
対応して任意の段数に短冊状に分割されている。透明導
電膜2が形成された基板1上に、公知のRFプラズマC
VD(13.56MHz)を用いて、内部にpin接合
を有する非晶質シリコンなどで構成される非晶質半導体
層3を形成する。
0〜300℃、反応圧力は5〜100Pa、RFパワー
は1〜500mW/cm2である。発電層(i層)の光
学ギャップ(Eopt)は1.60eV、膜厚2000
〜5000Åのシングル接合構造であり、p層、n層も
公知のRFプラズマCVDを用いて形成し、ドーピング
量(p層ではボロン原子/シリコン原子、n層ではリン
原子/シリコン原子)1%、p層の膜厚は、100Å、
n層の膜厚は100Åとした。この非晶質半導体層3も
レーザビームの照射により、パターニングされている。
発明の特徴とする裏面電極膜4が形成される。裏面電極
膜4は、ITO、ZnO、或いはSnO2等の透明導電
性材料からなる透明導電層41と、少なくとも1組以上
の銀、アルミニウムなどからなる薄膜金属層42と、こ
の薄膜金属層42間に介挿される水素或いはHe、Ar
等の希ガスを膜中に含む非晶質薄膜43と、で構成され
る。この実施形態では、裏面電極層4の透明導電層4
1、薄膜金属層42及び非晶質薄膜43とをDCスパッ
タリング法により連続形成する。
層42のDCスパッタリング法による形成条件は、形成
温度が100〜300℃、パワーが3〜5kW、Ar流
量が100sccmである。また、裏面薄膜金属層4
2、42間に挿入する非晶質薄膜43として、例えば、
非晶質シリコン(a−Si)層を設ける場合には、同じ
くDCスパッタリング法により、形成温度が100〜3
00℃、パワーが3〜5kW、Ar流量が100scc
m、水素流量が0〜100sccmの条件により形成す
る。この条件により形成した非晶質薄膜43には、水素
が膜中に多く含まれる。
ルの膜厚が半導体層の熱ダメージを抑制するために、最
低3000Å以上になるように形成される。この実施形
態では、トータルの膜厚が6000Åとなるように、A
gからなる裏面薄膜金属層42、42をスパッタ法によ
り形成している。
板1側からレーザビームを照射して、分離溝6を形成す
る。この裏面電極膜4のレーザ加工は波長530nmの
YAGレーザによりパワー100mWにて行う。
層3の膜厚が薄くなっても、裏面薄膜金属層42、42
の間に介在する非晶質薄膜43には、水素が膜中に多く
含まれており、この非晶質薄膜43内の水素の放出によ
り、裏面薄膜金属層42、42を金属の溶融だれなどが
なく確実にパターニングできる。また、裏面薄膜金属層
42、42の膜厚はトータル6000Åとなるように形
成されているので、放熱促進により非晶質半導体層3へ
の熱ダメージを抑制できる。
略断面図であり、上記した図1に示す実施形態において
は、裏面金属層4をそれぞれ膜厚3000Åの裏面薄膜
金属層42、42とその間に1つの非晶質薄膜43を設
けている。これに対して、図2に示すものは、3つの膜
厚2000Åの裏面薄膜金属層42、42、42とその
間にそれぞれ介在させる2つの非晶質薄膜43、43で
裏面金属膜4を構成している。すなわち、この図2に示
すものは、各裏面薄膜金属層42の膜厚は2000Åと
薄くし、トータルの膜厚を6000Åとなるようにスパ
ッタ法により形成したものである。そして、各裏面金属
薄膜42、42の間には、非晶質薄膜43がスパッタ法
により形成されている。また、図3に示す更に他の実施
形態は、各裏面薄膜金属層42の膜厚は更に1500Å
と薄くし、4つの裏面薄膜金属層4にてトータルの膜厚
を6000Åとなるように形成したものである。各裏面
金属薄膜42、42の間には、非晶質薄膜43がスパッ
タ法により形成されている。
用いても図1に示す構造のものと同様にして、金属の溶
融だれなどがなく確実にパターニングできる。また、裏
面薄膜金属層42…の膜厚はトータル6000Åとなる
ように形成されているので、放熱促進により非晶質半導
体層3への熱ダメージを抑制できる。
に、従来の構造の集積型光起電力装置を形成し、レーザ
パターニングにより分離した際の特性を調べた。図5
は、非晶質半導体3上にITO(1000Å)膜41と
Agからなる裏面金属層42(3000Å)とを積層し
た裏面電極4からなる従来構造の集積型光起電力装置、
図6は、、非晶質半導体3上にZnO(1000Å)膜
41とAgからなる裏面金属層42(3000Å)と、
Tiからなる金属層44(2000Å)を積層した裏面
電極4からなる従来構造の集積型光起電力装置である。
00Å)41/Ag(3000Å)42構造を用いた3
0×40cmサイズの集積型光起電力装置の発電層(非
晶質半導体層3)膜厚と規格化低照度Voc(1000
ルクスでの電圧)の関係を示したものである。規格化
は、発電層膜厚5000Åの場合の低照度Vocにより
行った。また、裏面電極4のレーザ加工は波長530n
mのYAGレーザによりパワー100mWにて行って、
分離溝6を形成した。
下の場合には、レーザ加工時の非晶質半導体層からの水
素の飛散除去の力が低下することにより、金属の溶融だ
れが発生し、低照度Vocの低下が起こっていることが
明らかとなった。
厚が2000Åの光起電力装置に、図5に示した裏面に
ITO(1000Å)/Ag(3000Å)構造を用い
た30×40cmサイズの集積型光起電力装置のAg膜
厚と規格化低照度Voc(1000ルクスでの電圧)の
関係を示したものである。規格化は、Ag膜厚3000
Åの場合の低照度Vocにより行った。
大にする最適膜厚が存在し、本実験では、Ag膜厚が3
000Å〜4000Åにその最適膜厚が存在した。これ
は、発電層膜厚2000Åの太陽電池では、レーザ加工
時の非晶質半導体層の飛散除去の力が低下することによ
り、Ag膜厚が5000Å以上の厚い場合には、加工部
近傍での金属の溶融だれ等により良好な分離特性が得ら
れず、また、Ag膜厚が2000Å以下の薄い場合には
レーザ加工時の放熱が不充分となり、熱ダメージによる
特性低下が起こったためである。
の実施形態である。透光性絶縁基板1側から光が入射す
る光起電力装置において、裏面電極膜4に少なくとも2
層以上の薄膜金属層42、42と薄膜金属層42、42
間に薄膜非晶質層43が挿入された構造を検討した。
し、図1、図2、図3の如く裏面金属層42を3000
Å×2、2000Å×3、1500Å×4に分割して、
金属層42間に膜厚500Åのa−Si層43(膜中水
素量5atom.%)を挿入した際のAg層の単位膜厚
と規格化低照度Vocの関係を示したものである。規格
化は、Ag膜厚6000Å単層の場合の低照度Vocに
より行った。
以上の薄膜金属層42と薄膜金属層42、42間に薄膜
a−Si層43が挿入された構造により、大幅に低照度
Vocが改善し、裏面金属層42のトータルの膜厚が6
000Åと厚いことにより、レーザ加工時の放熱が促進
されたことに加えて、裏面金属層42、42間に挿入さ
れた薄膜a−Si層43が金属の分離のアシストをして
いる可能性が示唆された。
gからなる薄膜金属層42を2層設け、この薄膜金属層
42、42の間に挿入するa−Si層からなる非晶質層
43の膜厚を500Åに固定し、a−Si膜中水素量を
0atom.%、10atom.%、15atom.%
と変化させた際の、薄膜a−Si膜中の水素量と規格化
低照度Vocの関係を表4に示す。規格化は、薄膜a−
Si膜中水素量5atom.%の場合の低照度Vocに
より行った。
ほど低照度Vocが高いことが明らかとなった。
gからなる薄膜金属層42を2層設け、この薄膜金属層
42、42の間に挿入するa−Si層からなる非晶質層
43の膜中水素量を10atom.%に固定し、膜厚を
変化させた際の、薄膜a−Si層の膜厚と規格化低照度
Vocの関係を表5に示す。規格化は、薄膜a−Si層
の膜厚500Åの場合の低照度Vocにより行った。
では、膜厚が厚いほど低照度Vocが高いことが明らか
となった。
工時の金属の飛散除去のアシストに薄膜金属層42間に
挿入された非晶質層4の膜中水素の総量と正の相関があ
る水素放出効果が寄与していることが示された。表4、
表5により、薄膜a−Si膜中水素量10atom.%
以上、膜厚500Å以上の薄膜a−Si層の使用が、単
位膜単位膜厚3000ÅのAgからなる薄膜金属層42
を2層用いた構造ではより有効であることが明らかとな
った。但し、最適点は金属の材料、形成条件、レーザ加
工条件に強く依存すると考えられる。
000ÅのAgからなる金属薄膜とし、レーザ加工アシ
スト層として膜厚500Åのa−Si層(膜中水素量5
atom.%)からなる非晶質層43、更に最裏面にA
l、銅(Cu)、チタン(Ti)、亜鉛(Zn)からな
る金属層としてスパッタにより形成した際の規格化低照
度Vocの関係を表6に示す。規格化は、レーザ加工ア
シスト層がない場合の低照度Vocにより行った。
l、Cu、Ti、Znでも効果があることが確認され
た。
のa−Si薄膜は半導体層の形成手段であるCVD法で
も容易に作製でき、同様の効果があることを確認した。
層膜厚1500Å)/a−SiGe(発電層膜厚150
0Å)の積層型太陽電池においても同様の効果を確認し
た。
として用いる非晶質半導体層として、水素分子が豊富に
含まれたa−Si層を用いたが、他の非晶質薄膜、例え
ば、非晶質シリコンカーバイトなどのシリコン系合金膜
や非晶質カーボンなどの膜を用いても同様の効果が得ら
れる。また、膜中には、水素以外のガス、例えば、ヘリ
ウム(He)やアルゴン(Ar)などの希ガス分子を含
む非晶質シリコンなどの膜を用いても同様の効果が得ら
れる。効果は水素分子を含む非晶質膜と同様であるが、
ヘリウムにように大きさの小さい原子の方がガスが膜か
ら抜けやすくなるので、その上に形成された金属膜をと
ばす効果がより大きい。
性絶縁基板側から光が入射する集積型光起電力装置にお
いて、裏面電極膜に金属薄膜層間に水素或いは希ガスを
含む非晶質薄膜層を介在された層を少なくとも1組以上
有する構造を採用したので、裏面電極膜のレーザビーム
照射による加工時に水素或いは希ガスを含む非晶質薄膜
層の膜中ガスが放出され、加工時の膜の飛散をアシスト
する。その結果、光起電力装置の発電層を構成する非晶
質半導体層が薄くなり、半導体層の飛散除去の力が小さ
い場合にも半導体層への熱ダメージが抑制できる総膜厚
が厚い金属層を溶融だれ等の問題をなくして良好な分離
が行え、低コストで高効率な集積型光起電力装置が提供
できる。
装置の2つの光電変換素子の隣接間隔部を示す要部拡大
断面図である。
力装置の2つの光電変換素子の隣接間隔部を示す要部拡
大断面図である。
起電力装置の2つの光電変換素子の隣接間隔部を示す要
部拡大断面図である。
に示す要部拡大断面図である。
換素子の隣接間隔部を示す要部拡大断面図である。
換素子の隣接間隔部を示す要部拡大断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 透光性絶縁基板上の一主面上に複数の光
電変換素子領域毎に分割形成された透明導電膜と、前記
透光性絶縁基板上に形成された透明導電膜上に設けら
れ、複数の光電変換素子領域毎に分割された非晶質半導
体層と、前記透光性絶縁基板の他主面側からレーザビー
ムの照射により分割された前記非晶質半導体層上に設け
られた裏面電極膜と、を備えた集積型光起電力装置にお
いて、前記裏面電極膜は、金属薄膜層間に水素或いは希
ガスを含む非晶質薄膜層が介在された層を1組以上有す
ることを特徴とする集積型光起電力装置。 - 【請求項2】 前記非晶質薄膜層は、非晶質シリコン層
又はシリコンを含む非晶質合金層であることを特徴とす
る請求項1に記載の集積型光起電力装置。 - 【請求項3】 前記裏面金属膜は、金属薄膜層のトータ
ルの膜厚が3000Å〜6000Åとなるように形成さ
れていることを特徴とする請求項1又2に記載の集積型
光起電力装置。 - 【請求項4】 前記裏面金属膜は、一対の膜厚3000
Åの銀からなる金属薄膜層間に膜中水素量10ato
m.%以上、膜厚500Å以上の薄膜非晶質シリコン層
で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の集
積型光起電力装置。 - 【請求項5】 透光性絶縁基板の一主面上に、透明導電
膜、非晶質半導体層及び裏面電極層をこの順序で積層形
成した集積型光起電力装置の製造方法であって、前記非
晶質半導体層上に、金属薄膜層間に水素或いは希ガスを
含む非晶質薄膜層が介在された層を1組以上有する裏面
電極膜を設け、前記透光性絶縁基板の他主面側からレー
ザビームを照射し、前記非晶質半導体層及び裏面電極膜
を除去することを特徴とする集積型光起電力装置の製造
方法。
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JP2001200763A JP4131622B2 (ja) | 2001-07-02 | 2001-07-02 | 集積型光起電力装置及びその製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013021995A1 (ja) * | 2011-08-11 | 2013-02-14 | 国立大学法人大阪大学 | 膜加工方法 |
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2001
- 2001-07-02 JP JP2001200763A patent/JP4131622B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2013021995A1 (ja) * | 2011-08-11 | 2013-02-14 | 国立大学法人大阪大学 | 膜加工方法 |
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