JP2003016470A - 表示情報の重なり回避方法及びその重なり回避システム及びその重なり回避プログラム - Google Patents

表示情報の重なり回避方法及びその重なり回避システム及びその重なり回避プログラム

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JP2003016470A JP2001196703A JP2001196703A JP2003016470A JP 2003016470 A JP2003016470 A JP 2003016470A JP 2001196703 A JP2001196703 A JP 2001196703A JP 2001196703 A JP2001196703 A JP 2001196703A JP 2003016470 A JP2003016470 A JP 2003016470A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示情報の重なりを自動的に回避し且つオペ
レータの回避作業の負担を軽減すること 【解決手段】 種々の図形11a毎に対応して配置され
る文字列等の表示情報のデータ12aの中から位置調整
対象である表示情報データに重なり合う表示情報データ
を中央処理装置20が検索すると、その重なり合う表示
情報データに重ならないよう前記位置調整対象の表示情
報データの配置位置を調整すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土地区画(以下、
「筆」ともいう)等の図形とその図形に対応させて表示
した地番文字列等の表示情報とから成る図を表示するシ
ステムに係り、特に隣接する図形に対応する表示情報の
重なりを回避することが可能な表示情報の重なり回避方
法及びその重なり回避システム及びその重なり回避プロ
グラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば地理情報システムにおける
地籍図の作成は、地籍の調査結果を数値化した各筆(土
地区画)毎のデータから成る筆データベースと、その筆
に各々対応する地番文字列のデータから成る地番文字列
データベースとを用いてシステムの制御部が行う。そし
て、この制御部は、筆データベース内の各筆データに基
づいて演算した各筆の重心や中央付近等に、地番文字列
データベースから読み込んだ地番文字列データを配置し
て作図し、例えばGIS(Geographical Information S
ystems:地理情報システム)向けのデータに変換してい
る。以下においては、このような地籍図の作成手段を初
期データ作成ツールという。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、システムの制御部が地番文字列を自動
的に各筆の重心や中央付近等に配置しているので、例え
ば筆の面積が小さい場合や地番文字列が長い場合に隣接
する筆に係る地番文字列同士が重なってしまい、モニタ
に表示された地籍図の地番が理解し難い、という不都合
があった。これが為、従来においては、初期データ作成
ツールによる地籍図の作成時に、人手によって地番文字
列が重ならないように位置の調整を行っていた。しかし
ながら、このように人手を介在させることは、オペレー
タがモニタを見ながら地番文字列の重なりの有無を隅々
まで確認しなければならないので、そのオペレータにか
かる負担は多大なものであった。その為、地籍図の作成
に時間がかかったり、地番文字列の重なりを見逃してし
まう、という不都合があった。
【0004】本発明は、かかる従来例の有する不都合を
改善し、特に初期データ作成ツール等で作成された地図
等の図形上に表示する文字列や他の図形等の表示情報の
重なりを自動的に回避し、人手による表示位置の調整作
業を極力軽減することが可能な表示情報の重なり回避方
法及びその重なり回避システム及びその重なり回避プロ
グラムを提供することを、その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
本発明では、種々の図形毎に対応して文字列等の表示情
報を配置するに際して、中央処理装置が各表示情報デー
タの中から位置調整対象の表示情報データと重なり合う
表示情報データを検索すると、この重なり合う表示情報
データに重ならないようその位置調整対象の表示情報デ
ータの配置位置を調整している。
【0006】ここで、前記位置調整の際、前記位置調整
対象の表示情報データの配置位置の調整範囲を前記図形
内に設定することで、表示装置上に表示された図形と表
示情報の対応関係を明らかにすることができる。また、
前記位置調整対象の表示情報データの配置位置が調整不
可の場合に、その位置調整対象の表示情報データに係る
ログを出力することで、オペレータの作業負担を軽減す
ることができる。
【0007】更には、複数の前記図形データから成る図
形を複数の領域に分割し、前記重なり検索対象の表示情
報データを前記位置調整対象の表示情報データが属する
前記分割領域から検索することで、検索時間の短縮を図
ることができる。この場合、前記位置調整対象の表示情
報データが属する分割領域の周囲の領域からも前記重な
り検索対象の表示情報データを検索してもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る表示情報の重なり回
避システムの一実施形態について図1から図8に基づい
て説明する。尚、以下においては地理情報システムに用
いられる地番文字列の重なり回避システムについて例示
するが、必ずしもそれに限定するものではない。
【0009】[地番文字列の重なり回避システムの構
成]先ず、その地番文字列の重なり回避システムの構成
について図1から図3に基づいて説明する。この地番文
字列の重なり回避システムは、図1に示すように、地籍
図データを格納する記憶装置10と、各種処理を本シス
テムの重なり回避プログラムに従って行う制御装置たる
中央処理装置(以下、「CPU」という)20と、オペ
レータが本システムの動作の指示をする為の入力装置3
0と、CPU20にて作成された地籍図を表示する表示
装置40とを有する。
【0010】上記記憶装置10には、地籍図に係る地図
(図形)のデータたる複数の筆(土地区画)ベクトルデ
ータ11aを格納する筆ベクトルデータ格納部11と、
その筆ベクトルデータ11aに各々対応した地番のデー
タたる複数の地番文字列データ12aを格納する地番文
字列データ格納部12と、ログ情報を格納するログ情報
格納部13とが設けられる。
【0011】ここで、筆ベクトルデータ11aとは、図
2に示すが如く、n個(n=1,2,3,…)の座標
(本実施形態にあっては6つの座標)から成るものであ
り、これら各座標を結ぶことで筆の閉図形を表現する為
のものである。また、地番文字列データ12aとは、同
じく図2に示すが如く、地番文字列(例えば図2に示す
「123−4」)自体を表す文字列データと、その文字
列の長さや大きさに対応した矩形を表す座標(本実施形
態にあっては矩形の四隅の座標と筆上に配置する為の表
示位置たる代表点の座標)のデータとから成るものであ
る。本実施形態にあっては、これら筆ベクトルデータ1
1a及び地番文字列データ12aは従来例に示した初期
データ作成ツール等で予め作成されたものであり、本実
施形態の各地番文字列データ12aは各筆の中央付近に
配置されたデータとして格納されている。尚、初期デー
タ作成ツール等による筆ベクトルデータ11a及び地番
文字列データ12aの作成機能をCPU20の制御部に
設け、その制御部によって作成されたデータを用いて後
述する重なり合う地番文字列の摘出とその位置調整を行
ってもよい。
【0012】続いて、CPU20には、入力装置30か
ら送信されたオペレータの指示を受け付ける対話処理制
御部21と、地番文字列データ12aの表示位置を調整
する地番文字列位置調整処理制御部22と、筆ベクトル
データ11a及び地番文字列データ12aから地籍図を
作成し且つその地籍図を表示装置40に表示させる表示
処理制御部23とが設けられる。
【0013】ここで、地番文字列位置調整処理制御部2
2は、地番文字列データ12aの表示位置を調整する為
に使用するレコードとレコード取出し用インデックス
(見出し)とによって構成される地番文字列位置調整用
ワークテーブル24を備える。具体的に、この地番文字
列位置調整用ワークテーブル24は、図3に示すよう
に、表示位置の座標(代表点座標)に係るデータを記録
する表示位置座標欄24aと、地番文字列に相当する矩
形の一方の隅部の座標に係るデータを記録する第一地番
文字列矩形座標欄24bと、その矩形の他方の隅部(本
実施形態にあっては一方の隅部に対して対角線上に位置
する隅部)の座標に係るデータを記録する第二地番文字
列矩形座標欄24cと、表示位置が決定しているか否か
について示すオン/オフの表示位置決定フラグを記録す
る表示位置決定フラグ欄24dと、文字列データを記録
する文字列データ欄24eと、筆(土地区画)の閉図形
を表す為の各座標に係るデータを記録する筆の閉図形座
標欄24fとから成るレコードを有する。このように、
地番文字列位置調整用ワークテーブル24のレコード
は、1件のレコードが1件の地番文字列に対応して各地
番文字列毎に作成される。
【0014】また、本実施形態の入力装置30としては
図示しない電子計算機等のキーボードが用いられ、この
キーボードの所定の釦を押下することによって地番重な
り回避指示等の動作指示が為される。この場合、入力装
置30は、必ずしもそのキーボードに限定するものでは
なく、例えばマウスにてモニタ等の表示装置40の画面
上に表示された指示釦を選択する形態のものでもよい。
更には、表示装置40としてタッチパネルの如き形態の
ものを使用し、その画面上に表示された指示釦に触れて
指示を行うものでもよい。
【0015】ここで、本実施形態の重なり回避プログラ
ムは、後述する各種処理動作をCPU20に行わせる為
の種々の指令を有するものであって、記憶装置10に格
納されておりその実行時には図示しないメモリに読み込
まれて使用される。ここで、そのプログラムは、例えば
CD−ROM等の磁気記録媒体に格納されたものであっ
てもよく、その磁気記録媒体から記憶装置10に格納し
て上記と同様に,若しくはその磁気記録媒体からメモリ
に読み込んで使用してもよい。
【0016】[地番文字列の重なり回避システムの動
作]次に、本実施形態の地番文字列の重なり回避システ
ムの動作について図4及び図5に基づいて説明する。
【0017】従来例の如き初期データ作成ツール等で筆
ベクトルデータ11aとその筆の中央付近に配置された
地番文字列データ12aが作成されると、先ずオペレー
タは、入力装置30から地番文字列重なり回避指示を行
う。そして、その地番文字列重なり回避指示が為される
と、CPU20は、先ず以下の如く地番文字列位置調整
用ワークテーブル24を作成する。
【0018】[地番文字列位置調整用ワークテーブル作
成]上述したが如く入力装置30から指示が行われ、対
話処理制御部21がその指示データを受信すると、地番
文字列位置調整処理制御部22は、筆ベクトルデータ格
納部11と地番文字列データ格納部12から筆ベクトル
データ11aと地番文字列データ12aを読み込み、地
図全体にわたる全ての地番文字列毎に地番文字列位置調
整用ワークテーブル24を作成する。この段階では、全
ての地番文字列に係る表示位置決定フラグはオフとす
る。次に、地番文字列位置調整用ワークテーブル24が
作成されると、CPU20は、地番文字列位置調整用ワ
ークテーブル24を走査して重なり合う地番文字列の摘
出とその位置調整を行う。以下に、その処理動作を図4
のフローチャートを用いて詳述する。
【0019】[重なり合う地番文字列の摘出とその位置
調整]先ず、地番文字列位置調整処理制御部22は、位
置調整対象としての地番文字列に係るレコード取出し用
インデックスIを1に初期化する(ステップST10
0)。そして、その地番文字列位置調整処理制御部22
は、位置調整対象たるI番目のレコードを取出し、次に
取出す位置調整対象レコードがあるか否かを判定する
(ステップST101)。その際、最終レコードまで到
達していて次に取り出す位置調整対象レコードがないと
きは処理を終了する。また、そのステップST101に
てあるとの判定が為された場合、地番文字列位置調整処
理制御部22は、そのI番目のレコードの表示位置決定
フラグ欄24dがオンかオフかを判定する(ステップS
T102)。
【0020】そのステップST102にて表示位置決定
フラグがオンのときは地番文字列の位置調整が不要であ
る為、次の位置調整対象レコードへスキップする(ステ
ップST200)。また、表示位置決定フラグがオフの
場合、地番文字列位置調整処理制御部22は、I番目の
レコードに対する重なりチェック対象としての地番文字
列に係るレコード取出し用インデックスJを1に初期化
する(ステップST103)。
【0021】続いて、地番文字列位置調整処理制御部2
2は、インデックスIとインデックスJが同じであるか
否かを判定(ステップST104)し、同じである場
合、J番目のレコードがI番目のレコードと同一である
為、次の重なりチェック対象レコードへスキップする
(ステップST300)。ステップST104にて同じ
でないとの判定が為された場合、I番目のレコードの重
なりチェック対象であるJ番目のレコードを取出し、次
に取出す重なりチェック対象レコードがあるか否かを判
定する(ステップST105)。その際、最終レコード
まで到達していて次に取り出す重なりチェック対象レコ
ードがないときは、I番目のレコードの表示位置決定フ
ラグをオン(ステップST201)にして前述したステ
ップST200に進み、次の位置調整対象レコードへス
キップする。また、そのステップST105にてあると
の判定が為された場合、地番文字列位置調整処理制御部
22は、そのJ番目のレコードの表示位置決定フラグ欄
24dがオンかオフかを判定する(ステップST10
6)。
【0022】そのステップST106にて表示位置決定
フラグがオフのときは、J番目のレコードがI番目のレ
コードとの重なりチェック対象外である為、前述したス
テップST300に進み、次の重なりチェック対象レコ
ードへスキップする。また、表示位置決定フラグがオン
の場合、地番文字列位置調整処理制御部22は、I番目
とJ番目のレコードに係る地番文字列矩形同士の重なり
状態のチェック(ステップST107)を行い、重なり
状態であるか否かを判定する(ステップST108)。
【0023】ステップST108にて判定結果が重なり
状態でない場合は、前述したステップST201に進
む。また、重なり状態の場合、地番文字列位置調整処理
制御部22は、I番目のレコードに係る地番文字列の表
示位置を調整する(ステップST109)。
【0024】ここで、その表示位置の調整方法について
説明する。地番文字列の表示位置を調整する場合、その
地番文字列が筆の範囲外に移動しないように調整する必
要がある。これが為、本実施形態にあっては、地番文字
列の代表点座標が筆の内部に納まるように位置調整を行
う。
【0025】先ず、地番文字列位置調整処理制御部22
は位置調整対象たる地番文字列に係る筆を複数に分割す
る走査線を想定する。本実施形態にあっては、図5に示
すが如く、各走査線の間隔を地番文字列の矩形の高さの
略半分としているので、7つの走査線S1〜S7が設定
される。次に、筆内における各走査線S1〜S7の中心
位置の座標を各々移動候補点T1〜T7として設定す
る。このようにして移動候補点T1〜T7を設定する
と、地番文字列位置調整処理制御部22は、初期データ
作成ツール等によって筆の中央付近に配置されている地
番文字列の代表点座標を移動候補点T1〜T7へ移動し
た場合に、他の地番文字列と重なるか否かをチェックす
る。ここで、重ならない移動候補点があった場合、地番
文字列位置調整処理制御部22は、レコードの表示位置
座標欄24aの代表点座標データをその移動候補点の座
標データに置き換え、第一地番文字列矩形座標欄24b
及び第二地番文字列矩形座標欄24cの各座標データ
を、その置き換えた座標データを新たな代表点座標とし
た地番文字列の矩形の座標データに置き換える。以上の
如く移動候補点を筆の内側に設定することによって、地
番文字列が常に筆上に配置されるので表示装置40に表
示された際の筆と地番文字列が明確なものとなる。
【0026】尚、筆を分割する走査線の数,即ち各走査
線の間隔をどの程度にするかは、本実施形態の如く地番
文字列の矩形の略半分の高さを基準とするものに限定す
るものではない。例えば、地籍図の面積等を考慮して予
め設定しておいてもよく、地番文字列位置調整処理制御
部22が地籍図又は各筆の面積等を考慮して設定するも
のであってもよい。
【0027】ここで、重なり状態が回避できない(即ち
重なりが回避可能な移動候補点がない)場合も可能性と
しては存在する。これが為、次に地番文字列位置調整処
理制御部22は、重なり状態が回避できたか否かを判定
する(ステップST110)。このステップST110
にて重なり状態が回避できたとの判定が為された場合
は、前述したステップST201に進む。また、重なり
状態が回避できないとの判定が為された場合、地番文字
列位置調整処理制御部22は、その旨及びその地番文字
列データに係るログ情報を出力(ステップST111)
してステップST201に進む。この場合、出力された
ログ情報は、記憶装置10のログ情報格納部13に記録
される。
【0028】以上示したが如く全ての地番文字列に対し
て位置調整処理が行われると、表示処理制御部23は、
地番文字列位置調整処理制御部22内の地番文字列位置
調整用ワークテーブル24の地番文字列の位置(座標)
を参照し、筆ベクトルデータ11a及び地番文字列デー
タ12aから重なり回避結果の地籍図を作成して表示装
置40に表示する。ここで、ログ情報格納部13にログ
情報がある場合は、表示処理制御部23がそのログ情報
も表示装置40に表示する。
【0029】オペレータは、表示装置40に表示された
地籍図やログ情報を確認して、必要があれば重なりが回
避できなかった地番文字列の位置を従来の如く調整す
る。しかる後、オペレータは、入力装置30を介して対
話処理制御部21に地番文字列位置調整結果の保存を指
示する。指示データを受信すると、対話処理制御部21
が地番文字列位置調整処理制御部22にその旨を伝え、
その地番文字列位置調整処理制御部22が地番文字列位
置調整用ワークテーブル24の地番文字列の表示位置
(代表点座標)を地番文字列データ12aに反映する。
【0030】以上示したが如く、本実施形態の地番文字
列の重なり回避システムによれば、従来例に示したこれ
まで人手により行っていた重なり合う地番文字列の位置
調整作業の自動化を図ることができる。また、仮に本シ
ステムにて自動的な位置調整ができなくても、前述した
が如く表示装置40に表示されたログ情報にて位置調整
できなかった地番文字列データ12aの把握が可能であ
るので、オペレータが重なり合う地番文字列を探さなく
とも済み、重なり箇所の見逃し防止を図ることができ
る。このように、重なり合う地番文字列の位置調整の自
動化やオペレータにかかる負担の軽減を図ることができ
るので、かかる位置調整の作業コストや作業時間を大幅
に軽減することができる。
【0031】ここで、重なり合う地番文字列の検索を高
速化する方法について図6から図8を用いて説明する。
【0032】その方法は、前述した地番文字列位置調整
用ワークテーブル24の作成時に、先ず地番文字列位置
調整処理制御部22が、図6に示すが如く地図全域を包
囲する矩形を想定する。そして、その矩形を、その一角
から複数に分割(本実施形態にあっては図6に示す座標
(Xmin,Ymin)から座標(Xmax
ma )に向けて分割)したセルを想定する。ここ
で、そのセルのサイズは、資源(テーブル容量等)の消
費と高速化のバランスを図る為にパラメータ化して調整
できるようにする。続いて、地番文字列位置調整処理制
御部22は、各地番文字列に係るレコードの代表点座標
がどのセルに属するかを判別し、そのセル毎にグループ
分けをする。例えば図7に示すように、セル(0−0)
に属するレコードは、レコードA,レコードB,…であ
り、セル(0−1)に属するレコードは、レコードE,
レコードF,…である、との如くグループ分けする。
【0033】このようにしてレコードをセル毎にグルー
プ分けすることで、前述した重なり合う地番文字列の摘
出を行う際に、取り出すレコードの絞り込みができるの
で検索処理時間の短縮化を図ることができる。その絞り
込みの例としては、ある地番文字列に係るレコードの代
表点座標が属するセル,及びその地番文字列の矩形の範
囲とその近傍(周囲)に関係のあるセルに絞り込む,例
えば図8に示すように、セル(2−2),セル(2−
3),セル(3−2),セル(3−3)に絞り込む、と
の如きものである。そして、その絞り込まれた各セルに
属するレコードを、取り出し対象のレコードとする。例
えば、上述したある地番文字列に係るレコードを図4の
フローチャートで説明した位置調整対象レコードとし、
絞り込まれた各セルに属するレコードを重なりチェック
対象レコードとすると、検索する重なりチェック対象レ
コードの数が限定されるので処理の高速化を図ることが
できる。
【0034】尚、セルのサイズを大きく設定した場合,
例えば一つのセルの中に多くの筆が存在し、そのセルに
属する重なりチェック対象レコードのみを検索すれば全
てのチェック対象を網羅できる場合は、そのセルからの
み重なり合う地番文字列の検索を行えばよい。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る表示情報の重なり回避方法
及びその重なり回避システム及びその重なり回避プログ
ラムによれば、これまで人手により行っていた重なり合
う表示情報の位置調整作業の自動化を図ることができ、
更には仮にその位置調整ができない表示情報があったと
しても、出力し表示されるログ情報にてその表示情報の
把握が可能であるので、オペレータが重なり合う表示情
報を探さなくとも済み、重なり箇所の見逃し防止を図る
ことができる。そして、これによりオペレータにかかる
作業負担の軽減を図ることができるので、かかる位置調
整の作業コストや作業時間を大幅に軽減することができ
る、という従来にない優れた表示情報の重なり回避方法
及びその重なり回避システム及びその重なり回避プログ
ラムを得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る重なり回避システムの一実施形態
の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の筆及び地番文字列について説明す
る説明図である。
【図3】本実施形態の地番文字列位置調整用ワークテー
ブルのレコード構成を示す説明図である。
【図4】本実施形態の重なり回避システムの動作を説明
するフローチャートである。
【図5】本実施形態の地番文字列の位置調整方法を説明
する説明図である。
【図6】本実施形態の重なり対象レコード検索時にセル
単位で分割された図形を示す説明図である。
【図7】図6に示すセル毎にグループ分けした地番文字
列位置調整用ワークテーブルのレコードを説明する説明
図である。
【図8】本実施形態の重なり対象レコード検索時におけ
る、検索する重なり対象レコードの絞り込みの一例を示
した説明図である。
【符号の説明】
10 記憶装置 11 筆ベクトルデータ格納部 11a 筆(土地区画)ベクトルデータ 12 地番文字列データ格納部 12a 地番文字列データ 13 ログ情報格納部 20 中央処理装置 21 対話処理制御部 22 地番文字列位置調整処理制御 23 表示処理制御部 24 地番文字列位置調整用ワークテーブル 30 入力装置 40 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B050 AA01 BA17 BA20 EA05 EA13 EA20 FA02 5B069 AA01 BA03 BB16 DD15 FA02 5C082 AA01 BA02 BA12 BA27 BB25 BB53 CA52 CA56 DA22 DA42 DA61 DA73 DA86 MM09 MM10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種々の図形毎に対応して配置される文字
    列等の表示情報のデータの中から位置調整対象である表
    示情報データに重なり合う表示情報データを中央処理装
    置が検索すると、該重なり合う表示情報データに重なら
    ないよう前記位置調整対象の表示情報データの配置位置
    を調整することを特徴とした表示情報の重なり回避方
    法。
  2. 【請求項2】 前記位置調整対象の表示情報データの配
    置位置の調整範囲を前記図形内に設定することを特徴と
    した請求項1記載の表示情報の重なり回避方法。
  3. 【請求項3】 前記位置調整対象の表示情報データの配
    置位置が調整不可の場合に、該位置調整対象の表示情報
    データに係るログを出力することを特徴とした請求項1
    又は2に記載の表示情報の重なり回避方法。
  4. 【請求項4】 複数の前記図形データから成る図形を複
    数の領域に分割し、前記重なり検索対象の表示情報デー
    タを前記位置調整対象の表示情報データが属する前記分
    割領域から検索することを特徴とした請求項1,2又は
    3に記載の表示情報の重なり回避方法。
  5. 【請求項5】 前記検索の際、前記位置調整対象の表示
    情報データが属する分割領域の周囲の領域からも前記重
    なり検索対象の表示情報データを検索することを特徴と
    した請求項4記載の表示情報の重なり回避方法。
  6. 【請求項6】 種々の図形毎に対応して文字列等の表示
    情報を配置する処理機能を有した中央処理装置を備え、 この中央処理装置に、前記各表示情報のデータの中から
    位置調整対象の表示情報のデータと重なり合う表示情報
    のデータを検索すると、該重なり合う表示情報データに
    重ならないよう前記位置調整対象の表示情報データの配
    置位置を調整する情報位置調整機能を設けたことを特徴
    とする表示情報の重なり回避システム。
  7. 【請求項7】 前記中央処理装置に、前記位置調整対象
    の表示情報データの配置位置の調整範囲を前記図形内に
    設定する情報配置位置設定機能を設けたことを特徴とす
    る請求項6記載の表示情報の重なり回避システム。
  8. 【請求項8】 前記中央処理装置に、前記情報位置調整
    機能にて調整できなかった前記位置調整対象の表示情報
    データに係るログを出力する調整不可情報のログ出力機
    能を設けたことを特徴とする請求項6又は7に記載の表
    示情報の重なり回避システム。
  9. 【請求項9】 前記中央処理装置に、複数の前記図形デ
    ータから成る図形を複数の領域に分割する分割機能と、
    前記重なり検索対象の表示情報データを前記位置調整対
    象の表示情報データが属する前記分割領域から検索する
    検索機能とを設けたことを特徴とする請求項6,7又は
    8に記載の表示情報の重なり回避システム。
  10. 【請求項10】 前記検索機能は、前記位置調整対象の
    表示情報データが属する分割領域の周囲の領域からも前
    記重なり検索対象の表示情報データを検索することを特
    徴とする請求項9記載の表示情報の重なり回避システ
    ム。
  11. 【請求項11】 種々の図形毎に対応して配置される文
    字列等の表示情報のデータの中から位置調整対象である
    表示情報データに重なり合う表示情報データを検索させ
    る検索指令と、該重なり合う表示情報データに重ならな
    いよう前記位置調整対象の表示情報データの配置位置を
    調整させる情報位置調整指令とを有し、前記各指令に基
    づいて中央処理装置を作動させることを特徴とした表示
    情報の重なり回避プログラム。
  12. 【請求項12】 前記情報位置調整指令にて調整できな
    かった前記位置調整対象の表示情報データに係るログを
    出力させる調整不可情報のログ出力指令を新たに設ける
    ことを特徴とした請求項11記載の表示情報の重なり回
    避プログラム。
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