JP2003015487A - 画像形成装置、そのトータルカウント値管理装置、トータルカウント値管理方法、記憶媒体及びコンピュータプログラム - Google Patents

画像形成装置、そのトータルカウント値管理装置、トータルカウント値管理方法、記憶媒体及びコンピュータプログラム

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JP2003015487A
JP2003015487A JP2001198054A JP2001198054A JP2003015487A JP 2003015487 A JP2003015487 A JP 2003015487A JP 2001198054 A JP2001198054 A JP 2001198054A JP 2001198054 A JP2001198054 A JP 2001198054A JP 2003015487 A JP2003015487 A JP 2003015487A
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JP2001198054A
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English (en)
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Michinori Naito
倫典 内藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ及びメーカが共に不利益を生じること
なく、トータルカウント値の信頼性を向上させる。 【解決手段】 画像形成装置による画像形成動作に伴い
トータルカウント値をインクリメント処理して記憶領域
に記憶保存し、そのトータルカウント値を例えば0に更
新可能な画像形成装置で、トータルカウント猶予値を予
め記憶保存しておき、画像形成動作に伴いそのトータル
カウント猶予値を規定値に達するまで更新処理し、装置
がメンテナンスモードに設定されている場合、トータル
カウント猶予値が規定値に達した後は、トータルカウン
ト値を更新処理することを禁止する(ステップS20
4)。つまり、装置の設置時にはトータルカウント値の
更新処理を許容して無駄な画像形成動作を行うことなく
トータルカウント値の初期化を実行可能とし、以後のメ
ンテナンス時にはトータルカウント値の更新処理を禁止
することで、トータルカウント値の改竄を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置での
画像形成枚数であるトータルカウント値の管理技術を含
む画像形成装置、そのトータルカウント値管理装置、ト
ータルカウント値管理方法、記憶媒体及びコンピュータ
プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】複写機などの画像形成装置では、画像形
成部を通過する用紙の枚数に基づいて画像形成枚数のト
ータルカウント値を計算している。このトータルカウン
ト値は、画像形成装置に設けられたカウンター等の表示
部に表示されたり、あるいは電子データとして記憶保存
されたりしている。そこで、サービスマンによる定期メ
ンテナンス時に、トータルカウント値を記録することに
よって所定期間内におけるトータルカウント値を管理す
る、というような運用が採られている。
【0003】つまり、複写機などの画像形成装置の分野
では一般的に行われているメンテナンス契約が顧客との
間で締結されている場合、サービスマンは、毎月そのト
ータルカウント値を確認し、前月の締め日におけるトー
タルカウント値と比較することによって、その月の画像
形成枚数を把握する。そして、こうして把握した画像形
成枚数に基づいてメンテナンス費用を決定する、という
ような運用が広く一般的に普及している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなメンテナン
ス契約にあっては、公正な運用のためには、実際にユー
ザが画像形成を行ったトータルカウント値のみを計算
し、管理しなくてはならない。
【0005】ところが、一般的な複写機などの画像形成
装置では、装置設置後におけるメンテナンス時におい
て、メンテナンス時におけるメンテナンスモードやトー
タルカウント値をアウトプットさせるアウトプットモー
ドに装置が設定されていると、トータルカウント値を更
新することができてしまう。このため、トータルカウン
ト値の改竄が可能であるという問題がある。このような
ことから、サービスマンが取得したトータルカウント値
に基づいて算出されたメンテナンス費用としての請求金
額は、ユーザにとって不利益な金額になる可能性があ
り、トータルカウントの信頼性そのもの自体が損なわれ
てしまいかねないという不都合がある。
【0006】これに対して、メンテナンスモード(アウ
トプットモード)に装置が設定されていたとしても、ト
ータルカウント値を更新することができない機種もあ
り、このような機種では、トータルカウント値の不正な
改竄というような前述した問題は生じ得ない。ところ
が、このような機種の場合、装置の設置時において、無
駄な画像形成動作が行われて記録紙や各種サプライの無
駄な消費が生じてしまったり、トータルカウント値が更
新されないまま納品されてしまったり、メンテナンス費
用に関する請求金額の減少を容認せざるを得なかったり
する、というような各種の不都合が発生するおそれがあ
る。例えば、トータルカウント値を更新することができ
ない機種では、梱包されている装置のトータルカウント
値を0より少ない数にセットしておき、サービスマンが
設置時に何枚か画像形成動作を行い、画像形成装置の調
整をして問題がないことを確認する作業に際してトータ
ルカウント値が0を越えないようにする、ということが
一般に行われている。この際、トータルカウント値が0
になる前にメンテナンスが終わった場合、トータルカウ
ント値を0にするために無駄な画像形成をするか、もし
くはメンテナンス契約に係る請求金額が少なくなるのを
承知の上でその状態のままユーザに渡す、ということが
行われている。このため、ユーザとメーカとの間の公平
性が担保されないという問題が生じている。
【0007】なお、特開平8−152826号公報に
は、サービスマンによるメンテナンス時の画像形成回数
を全画像形成回数から差し引いて、ユーザによる画像形
成回数を正確に算出することができるようにした画像形
成装置の管理システムが開示されている。しかし、同公
報に記載された技術は、上述したような各種の問題を解
決するものではない。
【0008】本発明の目的は、ユーザ及びメーカが共に
不利益を生じることなく、トータルカウント値の信頼性
を向上させることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像形成動作を実行し、画像形成動作に伴いトータルカ
ウント値をインクリメント処理して記憶領域に記憶保存
するようにした画像形成装置において、前記トータルカ
ウント値を更新処理する手段と、トータルカウント猶予
値を予め記憶保存する記憶部と、画像形成動作に伴いト
ータルカウント猶予値と同一視し得る数値を規定値に達
するまで更新処理する手段と、前記画像形成装置がメン
テナンスモードに設定されている場合、前記トータルカ
ウント猶予値と同一視し得る数値が規定値に達した後
は、前記トータルカウント値の更新処理を禁止する手段
と、を具備する。
【0010】したがって、装置の設置時においてはトー
タルカウント値の更新処理を許容し、これによって無駄
な画像形成動作を行うことなくトータルカウント値の初
期化が実行可能とされ、以後のメンテナンス時にはトー
タルカウント値の更新処理を禁止することで、トータル
カウント値の改竄が防止される。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記トータルカウント猶予値と同
一視し得る数値が規定値に達するまでにおける前記トー
タルカウント値の変遷を管理する手段を具備する。
【0012】したがって、装置の設置時にトータルカウ
ント値の更新をし忘れたような場合にも、正しいトータ
ルカウント値を追跡しうる。
【0013】請求項3記載の画像形成装置のトータルカ
ウント値管理装置の発明は、画像形成装置による画像形
成動作に伴いトータルカウント値をインクリメント処理
して記憶領域に記憶保存する手段と、前記トータルカウ
ント値を更新処理する手段と、トータルカウント猶予値
を予め記憶保存する記憶部と、画像形成動作に伴いトー
タルカウント猶予値と同一視し得る数値を規定値に達す
るまで更新処理する手段と、前記画像形成装置がメンテ
ナンスモードに設定されている場合、前記トータルカウ
ント猶予値と同一視し得る数値が規定値に達した後は、
前記トータルカウント値の更新処理を禁止する手段と、
を具備する。
【0014】したがって、装置の設置時においてはトー
タルカウント値の更新処理を許容し、これによって無駄
な画像形成動作を行うことなくトータルカウント値の初
期化が実行可能とされ、以後のメンテナンス時にはトー
タルカウント値の更新処理を禁止することで、トータル
カウント値の改竄が防止される。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像形成装置のトータルカウント値管理装置において、前
記トータルカウント猶予値と同一視し得る数値が規定値
に達するまでにおける前記トータルカウント値の変遷を
管理する手段を具備する。
【0016】したがって、装置の設置時にトータルカウ
ント値の更新をし忘れたような場合にも、正しいトータ
ルカウント値を追跡しうる。
【0017】請求項5記載の画像形成装置のトータルカ
ウント値管理方法の発明は、画像形成装置の納品に伴う
設置時においてはトータルカウント値の更新処理を許容
し、以後のメンテナンス時には前記トータルカウント値
の更新処理を禁止するようにした。
【0018】したがって、装置の設置時においてはトー
タルカウント値の更新処理を許容し、これによって無駄
な画像形成動作を行うことなくトータルカウント値の初
期化が実行可能とされ、以後のメンテナンス時にはトー
タルカウント値の更新処理を禁止することで、トータル
カウント値の改竄が防止される。
【0019】請求項6記載の発明は、コンピュータにイ
ンストールされ、このコンピュータに、画像形成装置に
よる画像形成動作に伴いトータルカウント値をインクリ
メント処理して記憶領域に記憶保存する手段と、前記ト
ータルカウント値を更新処理する手段と、トータルカウ
ント猶予値を予め記憶保存する記憶部と、画像形成動作
に伴いトータルカウント猶予値と同一視し得る数値を規
定値に達するまで更新処理する手段と、前記画像形成装
置がメンテナンスモードに設定されている場合、前記ト
ータルカウント猶予値と同一視し得る数値が規定値に達
した後は、前記トータルカウント値の更新処理を禁止す
る手段と、を実行させる機械読み取り可能なコンピュー
タプログラムを格納する記憶媒体である。
【0020】したがって、装置の設置時においてはトー
タルカウント値の更新処理を許容し、これによって無駄
な画像形成動作を行うことなくトータルカウント値の初
期化が実行可能とされ、以後のメンテナンス時にはトー
タルカウント値の更新処理を禁止することで、トータル
カウント値の改竄が防止される。
【0021】請求項7記載の発明は、コンピュータにイ
ンストールされ、このコンピュータに、画像形成装置に
よる画像形成動作に伴いトータルカウント値をインクリ
メント処理して記憶領域に記憶保存する手段と、前記ト
ータルカウント値を更新処理する手段と、トータルカウ
ント猶予値を予め記憶保存する記憶部と、画像形成動作
に伴いトータルカウント猶予値と同一視し得る数値を規
定値に達するまで更新処理する手段と、前記画像形成装
置がメンテナンスモードに設定されている場合、前記ト
ータルカウント猶予値と同一視し得る数値が規定値に達
した後は、前記トータルカウント値の更新処理を禁止す
る手段と、を実行させる機械読み取り可能なコンピュー
タプログラムである。
【0022】したがって、装置の設置時においてはトー
タルカウント値の更新処理を許容し、これによって無駄
な画像形成動作を行うことなくトータルカウント値の初
期化が実行可能とされ、以後のメンテナンス時にはトー
タルカウント値の更新処理を禁止することで、トータル
カウント値の改竄が防止される。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図5に基づいて説明する。
【0024】本実施の形態は、画像形成装置での画像形
成枚数であるトータルカウント値の管理技術を含む画像
形成装置、より詳しくは、図1に示すようなデジタル複
写機へ適用した例である。このデジタル複写機は、複写
機としての機能の他、ファクシミリ及びプリンタとして
の機能も有する複合機である。
【0025】図1は、デジタル複写機の縦断正面図であ
る。本実施の形態におけるデジタル複写機の基本的な構
成及びその作用を図1に基づいて説明する。このデジタ
ル複写機は、構造的には、画像入力手段として機能する
読取ユニット1と画像形成手段として機能する作像部2
とを主体として構成されている。
【0026】まず、読取ユニット1はコンタクトガラス
3上に載置された原稿の画像を走査光学系4により光学
的に読み取るものである。この走査光学系4は露光ラン
プ5、第1ミラー6、第2,3ミラー7,8、結像レン
ズ9及びイメージセンサ、例えばライン型のCCD10
により構成されている。露光ランプ5と第1ミラー6と
は第1キャリッジ(図示せず)上に搭載され、第2,3
ミラー7,8は第2キャリッジ(図示せず)上に搭載さ
れ、原稿画像読取時には光路長が変わらないように第1
キャリッジと第2キャリッジとは2:1の速度比で同一
方向に機械的に走査される。これらの第1,2キャリッ
ジの駆動はスキャナ駆動モータ(図示せず)により行わ
れる。ここに、コンタクトガラス3上の原稿画像は、走
査光学系4による読取走査を受けることにより、CCD
10上に縮小結像され、光電変換処理を経て電気信号と
なるように読み取られる。
【0027】このような読取ユニット1のコンタクトガ
ラス3上には自動原稿送り装置(ADF)11が搭載さ
れている。このADF11は、原稿台12と、給紙ロー
ラ13と、給紙搬送ベルト14と、排紙ローラ15と、
原稿排紙トレイ16とにより構成されている。原稿台1
2の入り口付近には原稿セット検知センサ17が設けら
れている。これにより、原稿台12上に画像面を上向き
にして積載された原稿束は、後述する操作部上のプリン
トキーが押下されると、最下位の原稿から給紙ローラ1
3、給紙搬送ベルト14によりコンタクトガラス3上の
所定位置に給紙搬送されて停止する。この際、原稿の給
紙搬送完了毎に原稿枚数を計数するカウント機能を有し
ている。コンタクトガラス3上に給紙搬送された原稿
は、読取ユニット1による読取に供された後、読取が終
了すると、給紙搬送ベルト14及び排紙ローラ15によ
り原稿排紙トレイ16上に排紙される。この際、原稿セ
ット検知センサ17が後続の原稿を検知していれば、先
行した原稿の場合と同様に、原稿台12上の原稿をコン
タクトガラス3上に給紙搬送させる。ここに、ADF1
1における給紙ローラ13、給紙搬送ベルト14及び排
紙ローラ15は、後述する搬送モータによって駆動され
る。
【0028】次に、作像部2について説明する。この作
像部2は、機械的なハードウエア上は、ドラム状の感光
体21を中心とし、この感光体21の周囲に電子写真プ
ロセスに従い、帯電チャージャ(図示せず)、書込ユニ
ット22、現像装置23、転写チャージャ(図示せず)
等のプロセス部材・手段を順に配設させることにより構
成されている。前記書込ユニット22は、レーザ出力ユ
ニット(レーザダイオード、ポリゴンミラー等を内蔵)
24、結像レンズ25、ミラー26等によるレーザ書込
光学系として構成されている。
【0029】また、作像部2内の下部側には、各々被画
像形成媒体となる転写紙27を収納した第1〜3トレイ
28〜30が引出自在に装着されている。各トレイ28
〜30の給紙側には第1〜3給紙装置31〜33が設け
られており、共通な縦搬送ユニット34を介して感光体
21の転写位置側に転写紙27を給紙搬送可能とされて
いる。さらに、感光体21の転写位置よりも搬送方向下
流側には、搬送ベルト35、定着装置36、排紙ローラ
37を含む排紙ユニット38、後処理装置としてフィニ
ッシャ装置39が順に設けられている。また、第1トレ
イ28の上方には両面トレイ40を含む両面給紙ユニッ
ト41が配設されており、排紙ユニット38中には転写
紙27の搬送経路をフィニッシャ装置39側とその両面
トレイ40側とで切り替える切替爪42が設けられてい
る。両面給紙ユニット41の再給紙側は縦搬送ユニット
34に連通している。
【0030】これにより、第1〜3トレイ28〜30に
収納された転写紙27は、第1〜3給紙装置31〜33
によって選択的に給紙され、縦搬送ユニット34により
感光体21の転写位置まで搬送される。一方、感光体2
1側では、書込ユニット22による光書込を受けて感光
体21に静電潜像が形成され、この静電潜像が現像装置
23による現像を受けてトナー像として形成される。縦
搬送ユニット34により搬送された転写紙27はこのト
ナー像先端と同期を取りながら、感光体21と同速で駆
動される搬送ベルト35によって搬送され、トナー像の
転写を受ける。転写後の転写紙27は定着装置36によ
る定着を受けた後、排紙ローラ37によってフィニッシ
ャ装置39側に排紙される。
【0031】フィニッシャ装置39は、排紙ローラ37
によって搬送された転写紙27を、通常のスタッカ搬送
ローラ43の方向とステープル処理部方向とに切替板4
4の切り替えにより導くことができる。具体的には、切
替板44を上向きに切替えることにより、通常のスタッ
カ排紙ローラ45を経て通常のスタッカトレイ46側に
排紙させることができる。一方、切替板44を下向きに
切替えることにより、ステープル用搬送ローラ47及び
ステープル用排紙ローラ48を経てステープル台49上
に搬送させることができる。ステープル台49上に積載
された転写紙27は、1枚排紙される毎に紙揃え用ジョ
ガ50によって紙端面が揃えられ、一部のコピー(画像
形成)が完了した時点でステープラ51によって綴じら
れる。ステープラ51により綴じられた転写紙群は、そ
の自重によってステープル完了トレイ52に収納され
る。
【0032】一方、通常のスタッカトレイ46は、紙面
前後方向に移動可能な排紙トレイであり、原稿毎あるい
は画像メモリによって電子ソーティングされたコピー部
毎に前後に移動させることにより、排紙されてくるコピ
ー済み転写紙27を簡易的に仕分けし得る機能を有す
る。
【0033】図2は、操作パネルの平面図である。図2
に基づいて操作パネル101の構成について説明する。
操作パネル101には、タッチパネル機能を備えたLC
D(Liquid Crystal Display)などの表示ディバイス1
02と、省エネモードへの移行及び通常モードへの復帰
を使用者の意思で行わせるための電源キー103と、画
像形成動作の開始を宣言するためのスタートキー104
と、画像形成動作の強制停止を宣言するためのストップ
キー105と、値数入力を行うためのテンキー群106
とが設けられている。また、割込みキー107、予熱キ
ー108、プログラムキー109、アプリケーション切
換キー群110、エラー等を表示するLED表示エリア
111等も、操作パネル101に設けられている。
【0034】図3は、各部の電気的接続のブロック図で
ある。図3に基づいてデジタル複写機における各部の電
気的なハードウエア構成を次に説明する。本実施の形態
のデジタル複写機における各アプリケーション間のマネ
ージメント及び主要な画像処理等を行うシステムコント
ローラ301が設けられている。このシステムコントロ
ーラ301には、作像部2を駆動制御する作像エンジン
のタイミング制御等を行うエンジンコントローラ30
2、FAXアプリケーションの制御を行うFAXコント
ローラ303、及び、操作パネル101の駆動制御を行
う操作部コントローラ304等がシステムバスやシリア
ルコミュニケーションライン等で相互接続されている。
【0035】エンジンコントローラ302には、作像エ
ンジンのI/O制御を行うI/Oコントローラ305も
接続され、このI/Oコントローラ305には作像エン
ジンのクラッチ、モータ、センサ等の各種I/O 30
6が接続されている。このようなエンジンコントローラ
302は、システムコントローラ301及び作像部2と
共に、作像ユニットを構成する。
【0036】FAXコントローラ303は、図示しない
公衆回線に接続されている。
【0037】そして、本実施の形態のデジタル複写機は
プリンタ機能を有する複合機であるため、システムコン
トローラ301にプリンタコントロール機能が内蔵さ
れ、このシステムコントローラ301は、図示しないI
/Fを介して接続されたコンピュータから送信された画
像データに基づく画像形成処理を実行する。
【0038】ここで、システムコントローラ301、エ
ンジンコントローラ302、FAXコントローラ30
3、操作部コントローラ304及びI/Oコントローラ
305等の各種コントローラは、プロセッサとメモリと
を主要な構成として備えるマイクロコンピュータを具備
し、このマイクロコンピュータのメモリに格納されたプ
ログラムに従いそれぞれに特有の処理を実行する。この
場合、マイクロコンピュータは、それぞれのコントロー
ラ301、302、303、304、305の個々に備
えられていても良く、また、各コントローラ301、3
02、303、304、305の全部又は一部について
1又は2以上のマイクロコンピュータが設けられていて
も良い。そして、プログラムを格納する記憶媒体として
は、ROM、RAM、ハードディスク等、その種類を問
わない。
【0039】さらに、マイクロコンピュータには、不揮
発性のメモリ(図示せず)あるいはバッテリバックアッ
プメモリ等のメイン電源からの給電を必要とすることな
くデータを保持可能なメモリ(図示せず)が接続されて
おり、このような不揮発性のメモリやバッテリバックア
ップメモリには、トータルカウント猶予値が予め記憶保
存され、トータルカウント値が更新自在に記憶保存され
る。したがって、トータルカウント猶予値を予め記憶保
存する不揮発性のメモリやバッテリバックアップメモリ
等は、トータルカウント猶予値を予め記憶保存する記憶
部として機能し、トータルカウント値を更新自在に記憶
保存する不揮発性のメモリやバッテリバックアップメモ
リ等は、トータルカウント値を記憶保存する記憶領域と
して機能する。
【0040】ここで、システムコントローラ301に設
けられたマイクロコンピュータは、ROM、RAM、ハ
ードディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムに従
い、本実施の形態におけるデジタル複写機の基本的な動
作を制御する。この場合、本実施の形態では、システム
コントローラ301に設けられたマイクロコンピュータ
がデジタル複写機の基本的な動作を制御する例を示す
が、これは一例であり、他のコントローラ302、30
3、304、305に設けられたマイクロコンピュータ
や別途設けられたマイクロコンピュータによってデジタ
ル複写機の基本的な動作が制御される構成であっても良
い。
【0041】システムコントローラ301に設けられた
マイクロコンピュータによるデジタル複写機の基本的な
動作制御としては、代表的には画像形成動作の制御が挙
げられるが、本実施の形態では、画像形成動作に付随し
て、画像形成枚数をカウントするトータルカウント値の
演算動作が実行される。つまり、マイクロコンピュータ
は、一枚分の画像形成動作が実行される毎に、画像形成
枚数の総数であるトータルカウント値をインクリメント
して更新処理する(トータルカウント値を更新処理する
手段)。例えば、画像形成動作が100枚分実行されれ
ば、トータルカウント値は100となり、画像形成動作
が100,000枚分実行されれば、トータルカウント
値は100,000となる。
【0042】これに対して、デジタル複写機の納品の際
に行われる設置作業時や、装置の使用期間中に定期的又
は不定期にサービスマンにより実行されるメンテナンス
時においても、テスト目的で画像形成動作が実行される
のが通常である。ところが、トータルカウント値は、メ
ンテナンス契約でのメンテナンス費用と関連付けられて
いるのが一般的であり、この場合には、トータルカウン
ト値を計算してこれを採取する主目的は、メンテナンス
費用の算出基礎を得ることに他ならない。このため、デ
ジタル複写機の納品の際に行われる設置作業時や、装置
の使用期間中に定期的又は不定期にサービスマンにより
実行されるメンテナンス時における画像形成動作に伴い
トータルカウント値を更新してしまうのは、ユーザに不
当な不利益を与えることになり、望ましくない。
【0043】そこで、本実施の形態では、図4に示す画
像形成動作に伴うトータルカウント値及びトータルカウ
ント猶予値の更新処理及び図5に示すメンテナンスモー
ド(アウトプットモード)でのトータルカウント値及び
トータルカウント猶予値の更新処理を実行することで、
ユーザ及びメーカの双方に不当な不利益を与えることを
防止している。このような図4及び図5に例示する処理
は、ROM、RAM、ハードディスク等の記憶媒体に格
納されたプログラムに従い、システムコントローラ30
1に設けられたマイクロコンピュータによって実行され
る。
【0044】まず、不揮発性のメモリやバッテリバック
アップメモリに予め記憶保存されているトータルカウン
ト値は、当初、負の規定数、例えば−50、−100等
の値に設定されている。これは、デジタル複写機の納品
の際に行われる設置作業時にテスト目的で画像形成動作
が実行されるため、この時の画像形成枚数をトータルカ
ウント値から除き、ユーザに不当な不利益を与えないよ
うにするためである。
【0045】また、不揮発性のメモリやバッテリバック
アップメモリに予め記憶保存されているトータルカウン
ト猶予値としては、当初、正の規定数に設定されてい
る。この場合の数値は、一例として、トータルカウント
値の当初設定値と絶対値が同一である値に設定されてい
る。
【0046】このようなデータの初期設定の下、図4に
示すように、画像形成動作が実行されると、不揮発性の
メモリやバッテリバックアップメモリに予め記憶保存さ
れているトータルカウント猶予値が0であるかどうかが
判定され(ステップS101)、0でなければトータル
カウント猶予値を1つずつディクリメントし(ステップ
S102、画像形成動作に伴いトータルカウント猶予値
と同一視し得る数値を規定値に達するまで更新処理する
手段)、トータルカウント値を1つずつインクリメント
する(ステップS103)。これに対して、トータルカ
ウント猶予値が0である場合には、トータルカウント値
を1つずつインクリメントする処理だけが実行される
(ステップS103)。
【0047】これにより、デジタル複写機の納品の際に
行われる設置作業時にテスト目的で画像形成動作が実行
された場合、予め負の規定数、例えば−50、−100
等の値に設定されているトータルカウント値がインクリ
メントされ、その値が0に近づく。そこで、運用上は、
トータルカウント値が0になるまでの間にテスト目的で
の画像形成動作が完了している必要がある。換言する
と、デジタル複写機の納品の際に行われる設置作業時に
おいて、サービスマン等は、トータルカウント値が0に
なるまではテスト目的での画像形成動作の実行が許され
る。したがって、ユーザ側から見ると、デジタル複写機
の設置作業時に行われるテスト目的での画像形成動作が
トータルカウント値を1以上の値に増大させることがな
くなり、トータルカウント値の不公平な増大による不利
益から保護されることになる。
【0048】これに対して、デジタル複写機の納品の際
に行われる設置作業時に、トータルカウント値が負の値
となっていると、その数値分だけメーカ側の不利益とな
る。そこで、運用上、デジタル複写機の設置作業に際し
て、サービスマン等は、トータルカウント値及びトータ
ルカウント猶予値を更新することができる。つまり、こ
の更新処理は、トータルカウント値が0になる前にデジ
タル複写機の設置作業が完了した場合に、トータルカウ
ント値及びトータルカウント猶予値を0にする処理であ
る。
【0049】トータルカウント値及びトータルカウント
猶予値の更新処理は、図5に示すように、デジタル複写
機がメンテナンスモード(アウトプットモード)に設定
されている場合に実行可能である。つまり、デジタル複
写機がメンテナンスモード(アウトプットモード)に設
定されている場合に、トータルカウント値の更新指示が
なされると、トータルカウント猶予値が1以上であるか
どうかが判定される(ステップS201)。ここで、ト
ータルカウント猶予値が1以上であるということは、ト
ータルカウント値が未だ負の値となっていることを意味
する。そこで、トータルカウント猶予値が1以上である
と判定された場合には(ステップS201のY)、トー
タルカウント値をインクリメントする処理が実行され
(ステップS202)、これに応じてトータルカウント
猶予値をディクリメントする処理が実行される(ステッ
プS203)。これにより、トータルカウント値及びト
ータルカウント猶予値が、共に、0に近づく。こうし
て、運用上、サービスマン等は、デジタル複写機の設置
作業に際して、テスト目的での画像形成動作を完了した
後、トータルカウント値及びトータルカウント猶予値が
共に0になるまでトータルカウント値の更新指示を実行
する。これにより、画像形成枚数について、ユーザが追
うべき負担をメーカが負わなければならない不都合が回
避される。
【0050】これに対して、トータルカウント猶予値が
1以上ではないと判定された場合には(ステップS20
1のN)、トータルカウント値の更新指示を無効とする
処理が実行される(ステップS204、トータルカウン
ト値の更新処理を禁止する手段)。これにより、トータ
ルカウント猶予値が1以上ではない状態は、デジタル複
写機の納品の際に行われる設置作業が完了している場合
であることから、この場合には、サービスマン等による
トータルカウント値の更新を禁止することができるわけ
である。これにより、トータルカウント値の改竄が防止
され、そのような不正行為からユーザが保護される。
【0051】このように、本実施の形態のデジタル複写
機では、ユーザ及びメーカが共に不利益を生じることが
ない。これにより、トータルカウント値の信頼性を向上
させることができる。
【0052】ここで、トータルカウント猶予値は、前述
したように、不揮発性のメモリやバッテリバックアップ
メモリに予め記憶保存されている。本実施の形態では、
このようなトータルカウント猶予値をディクリメント処
理するわけであるが、この場合のディクリメント処理
は、トータルカウント猶予値と同一視し得る数値に対し
て実行される。つまり、不揮発性のメモリやバッテリバ
ックアップメモリに予め記憶保存されているトータルカ
ウント猶予値そのものをディクリメント処理してもよい
し、このようなトータルカウント猶予値自体は変更せず
に、予め設定されているトータルカウント猶予値に基づ
いて記憶領域に設定されるトータルカウント猶予値をデ
ィクリメント処理しても良い。
【0053】また、本実施の形態では、不揮発性のメモ
リやバッテリバックアップメモリに予め記憶保存されて
いるトータルカウント値は、当初、負の規定数、例えば
−50、−100等の値に設定されているという一例を
例示する。これに対して、トータルカウント値は負の整
数以外の値に設定されていてもよい。この場合、運用
上、デジタル複写機の設置作業時に行われるテスト用の
画像形成動作が完了した場合、サービスマン等は、トー
タルカウント値の更新処理を実行するが、この場合、図
5に示すステップS202の処理では、トータルカウン
ト値のディクリメント処理を実行することになる。そし
て、この場合、トータルカウント猶予値の更新処理(ス
テップS203)は不要となる。
【0054】つまり、トータルカウント値の更新処理
は、不揮発性のメモリやバッテリバックアップメモリに
予め記憶保存されているトータルカウント値が負の値で
あるとすると、トータルカウント値のインクリメントと
処理となり、トータルカウント値が正の値であるとする
と、トータルカウント値のディクリメント処理となる。
もっとも、いずれの場合であっても、デジタル複写機の
設置作業時に行われるテスト用の画像形成動作が完了し
た後、サービスマン等がトータルカウント値を0にする
更新処理を怠った場合には、メーカ側又はユーザ側のい
ずれかに不利益が及ぶ。つまり、予め記憶保存されてい
るトータルカウント値が負の値である場合にはメーカ側
の不利益となり、予め記憶保存されているトータルカウ
ント値が負の値以外である場合にはユーザ側の不利益と
なる。
【0055】そこで、本実施の形態では、システムコン
トローラ301に設けられたマイクロコンピュータは、
ROM、RAM、ハードディスク等の記憶媒体に格納さ
れたプログラムに従い、トータルカウント猶予値と同一
視し得る数値が規定値に達するまでにおけるトータルカ
ウント値の変遷を例えば不揮発性メモリに記憶保存して
管理する。これにより、デジタル複写機の設置作業時に
行われるテスト用の画像形成動作が完了した後、サービ
スマン等がトータルカウント値を0にする更新処理を怠
ったとしても、その作業履歴が不揮発性メモリに残され
るため、ユーザ側とメーカ側との公平性が担保される。
【0056】加えて、本実施の形態では、不揮発性のメ
モリやバッテリバックアップメモリに予め記憶保存され
ているトータルカウント猶予値として、トータルカウン
ト値の当初設定値と絶対値が同一である正の規定数に設
定されている例を示した。しかし、トータルカウント猶
予値は、必ずしもこのような数値である必要はない。例
えば、トータルカウント猶予値は、トータルカウント値
の当初設定値と絶対値が同一でない正の規定数であって
も、負の規定数であっても良い。重要なことは、図5に
示すトータルカウント値の更新指示に際して、ステップ
S204でトータルカウント値の更新指示を無効とする
判定基準として、トータルカウント猶予値がある規定数
になっていればよい。この規定数として、本実施の形態
では、トータルカウント猶予値が0である状態をステッ
プS201で判定しているに過ぎない。例えば、図4に
示すステップS102において、画像形成動作に応じて
トータルカウント猶予値がインクリメントされるとした
場合、その猶予数が100であると仮定すると、図5に
示すステップS201では、トータルカウント猶予数が
100以下であるかどうかを判定し、100以下の場合
にはステップS202の処理に進み、100よりも大き
い場合にはステップS204の処理に進んでトータルカ
ウント値の更新指示を無効とすればよい。そして、この
例の場合であれば、ステップS203において、トータ
ルカウント猶予値をインクリメントする処理を実行する
ことになる。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、画像形成動作を
実行し、画像形成動作に伴いトータルカウント値をイン
クリメント処理して記憶領域に記憶保存するようにした
画像形成装置において、前記トータルカウント値を更新
処理する手段と、トータルカウント猶予値を予め記憶保
存する記憶部と、画像形成動作に伴いトータルカウント
猶予値と同一視し得る数値を規定値に達するまで更新処
理する手段と、前記画像形成装置がメンテナンスモード
に設定されている場合、前記トータルカウント猶予値と
同一視し得る数値が規定値に達した後は、前記トータル
カウント値の更新処理を禁止する手段と、を具備するの
で、装置の設置時においてはトータルカウント値の更新
処理を許容し、これによって無駄な画像形成動作を行う
ことなくトータルカウント値の初期化を実行可能とする
ことができ、以後のメンテナンス時にはトータルカウン
ト値の更新処理を禁止することで、トータルカウント値
の改竄を防止することができ、したがって、ユーザ及び
メーカが共に不利益を生じることなく、トータルカウン
ト値の信頼性を向上させることができる。
【0058】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記トータルカウント猶予値と同
一視し得る数値が規定値に達するまでにおける前記トー
タルカウント値の変遷を管理する手段を具備するので、
装置の設置時にトータルカウント値の更新をし忘れたよ
うな場合にも、正しいトータルカウント値を追跡し、見
出すことができ、したがって、ユーザ及びメーカが共に
不利益を生じることなく、トータルカウント値の信頼性
を向上させることができる。
【0059】請求項3記載の画像形成装置のトータルカ
ウント値管理装置の発明は、画像形成装置による画像形
成動作に伴いトータルカウント値をインクリメント処理
して記憶領域に記憶保存する手段と、前記トータルカウ
ント値を更新処理する手段と、トータルカウント猶予値
を予め記憶保存する記憶部と、画像形成動作に伴いトー
タルカウント猶予値と同一視し得る数値を規定値に達す
るまで更新処理する手段と、前記画像形成装置がメンテ
ナンスモードに設定されている場合、前記トータルカウ
ント猶予値と同一視し得る数値が規定値に達した後は、
前記トータルカウント値の更新処理を禁止する手段と、
を具備するので、装置の設置時においてはトータルカウ
ント値の更新処理を許容し、これによって無駄な画像形
成動作を行うことなくトータルカウント値の初期化を実
行可能とすることができ、以後のメンテナンス時にはト
ータルカウント値の更新処理を禁止することで、トータ
ルカウント値の改竄を防止することができ、したがっ
て、ユーザ及びメーカが共に不利益を生じることなく、
トータルカウント値の信頼性を向上させることができ
る。
【0060】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像形成装置のトータルカウント値管理装置において、前
記トータルカウント猶予値と同一視し得る数値が規定値
に達するまでにおける前記トータルカウント値の変遷を
管理する手段を具備するので、装置の設置時にトータル
カウント値の更新をし忘れたような場合にも、正しいト
ータルカウント値を追跡し、見出すことができ、したが
って、ユーザ及びメーカが共に不利益を生じることな
く、トータルカウント値の信頼性を向上させることがで
きる。
【0061】請求項5記載の画像形成装置のトータルカ
ウント値管理方法の発明は、画像形成装置の納品に伴う
設置時においてはトータルカウント値の更新処理を許容
し、以後のメンテナンス時には前記トータルカウント値
の更新処理を禁止するようにしたので、装置の設置時に
おいてはトータルカウント値の更新処理を許容し、これ
によって無駄な画像形成動作を行うことなくトータルカ
ウント値の初期化を実行可能とすることができ、以後の
メンテナンス時にはトータルカウント値の更新処理を禁
止することで、トータルカウント値の改竄を防止するこ
とができ、したがって、ユーザ及びメーカが共に不利益
を生じることなく、トータルカウント値の信頼性を向上
させることができる。
【0062】請求項6記載の発明は、コンピュータにイ
ンストールされ、このコンピュータに、画像形成装置に
よる画像形成動作に伴いトータルカウント値をインクリ
メント処理して記憶領域に記憶保存する手段と、前記ト
ータルカウント値を更新処理する手段と、トータルカウ
ント猶予値を予め記憶保存する記憶部と、画像形成動作
に伴いトータルカウント猶予値と同一視し得る数値を規
定値に達するまで更新処理する手段と、前記画像形成装
置がメンテナンスモードに設定されている場合、前記ト
ータルカウント猶予値と同一視し得る数値が規定値に達
した後は、前記トータルカウント値の更新処理を禁止す
る手段と、を実行させる機械読み取り可能なコンピュー
タプログラムを格納する記憶媒体であるので、装置の設
置時においてはトータルカウント値の更新処理を許容
し、これによって無駄な画像形成動作を行うことなくト
ータルカウント値の初期化を実行可能とすることがで
き、以後のメンテナンス時にはトータルカウント値の更
新処理を禁止することで、トータルカウント値の改竄を
防止することができ、したがって、ユーザ及びメーカが
共に不利益を生じることなく、トータルカウント値の信
頼性を向上させることができる。
【0063】請求項7記載の発明は、コンピュータにイ
ンストールされ、このコンピュータに、画像形成装置に
よる画像形成動作に伴いトータルカウント値をインクリ
メント処理して記憶領域に記憶保存する手段と、前記ト
ータルカウント値を更新処理する手段と、トータルカウ
ント猶予値を予め記憶保存する記憶部と、画像形成動作
に伴いトータルカウント猶予値と同一視し得る数値を規
定値に達するまで更新処理する手段と、前記画像形成装
置がメンテナンスモードに設定されている場合、前記ト
ータルカウント猶予値と同一視し得る数値が規定値に達
した後は、前記トータルカウント値の更新処理を禁止す
る手段と、を実行させる機械読み取り可能なコンピュー
タプログラムであるので、装置の設置時においてはトー
タルカウント値の更新処理を許容し、これによって無駄
な画像形成動作を行うことなくトータルカウント値の初
期化を実行可能とすることができ、以後のメンテナンス
時にはトータルカウント値の更新処理を禁止すること
で、トータルカウント値の改竄を防止することができ、
したがって、ユーザ及びメーカが共に不利益を生じるこ
となく、トータルカウント値の信頼性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すデジタル複写機の
縦断正面図である。
【図2】図1に例示するデジタル複写機が備える操作パ
ネルの平面図である。
【図3】図1に例示するデジタル複写機における各部の
電気的接続のブロック図である。
【図4】画像形成動作に伴うトータルカウント値及びト
ータルカウント猶予値の更新処理を示すフローチャート
である。
【図5】メンテナンスモード(アウトプットモード)で
のトータルカウント値及びトータルカウント猶予値の更
新処理を示すフローチャートである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成動作を実行し、画像形成動作に
    伴いトータルカウント値をインクリメント処理して記憶
    領域に記憶保存するようにした画像形成装置において、 前記トータルカウント値を更新処理する手段と、 トータルカウント猶予値を予め記憶保存する記憶部と、 画像形成動作に伴いトータルカウント猶予値と同一視し
    得る数値を規定値に達するまで更新処理する手段と、 前記画像形成装置がメンテナンスモードに設定されてい
    る場合、前記トータルカウント猶予値と同一視し得る数
    値が規定値に達した後は、前記トータルカウント値の更
    新処理を禁止する手段と、を具備する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記トータルカウント猶予値と同一視し
    得る数値が規定値に達するまでにおける前記トータルカ
    ウント値の変遷を管理する手段を具備する請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置による画像形成動作に伴い
    トータルカウント値をインクリメント処理して記憶領域
    に記憶保存する手段と、 前記トータルカウント値を更新処理する手段と、 トータルカウント猶予値を予め記憶保存する記憶部と、 画像形成動作に伴いトータルカウント猶予値と同一視し
    得る数値を規定値に達するまで更新処理する手段と、 前記画像形成装置がメンテナンスモードに設定されてい
    る場合、前記トータルカウント猶予値と同一視し得る数
    値が規定値に達した後は、前記トータルカウント値の更
    新処理を禁止する手段と、を具備する画像形成装置のト
    ータルカウント値管理装置。
  4. 【請求項4】 前記トータルカウント猶予値と同一視し
    得る数値が規定値に達するまでにおける前記トータルカ
    ウント値の変遷を管理する手段を具備する請求項3記載
    の画像形成装置のトータルカウント値管理装置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置の納品に伴う設置時におい
    てはトータルカウント値の更新処理を許容し、以後のメ
    ンテナンス時には前記トータルカウント値の更新処理を
    禁止するようにした画像形成装置のトータルカウント値
    管理方法。
  6. 【請求項6】 コンピュータにインストールされ、この
    コンピュータに、 画像形成装置による画像形成動作に伴いトータルカウン
    ト値をインクリメント処理して記憶領域に記憶保存する
    手段と、 前記トータルカウント値を更新処理する手段と、 トータルカウント猶予値を予め記憶保存する記憶部と、 画像形成動作に伴いトータルカウント猶予値と同一視し
    得る数値を規定値に達するまで更新処理する手段と、 前記画像形成装置がメンテナンスモードに設定されてい
    る場合、前記トータルカウント猶予値と同一視し得る数
    値が規定値に達した後は、前記トータルカウント値の更
    新処理を禁止する手段と、を実行させる機械読み取り可
    能なコンピュータプログラムを格納する記憶媒体。
  7. 【請求項7】 コンピュータにインストールされ、この
    コンピュータに、 画像形成装置による画像形成動作に伴いトータルカウン
    ト値をインクリメント処理して記憶領域に記憶保存する
    手段と、 前記トータルカウント値を更新処理する手段と、 トータルカウント猶予値を予め記憶保存する記憶部と、 画像形成動作に伴いトータルカウント猶予値と同一視し
    得る数値を規定値に達するまで更新処理する手段と、 前記画像形成装置がメンテナンスモードに設定されてい
    る場合、前記トータルカウント猶予値と同一視し得る数
    値が規定値に達した後は、前記トータルカウント値の更
    新処理を禁止する手段と、を実行させる機械読み取り可
    能なコンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009267938A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
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