JP2003014653A - 取付管調査装置 - Google Patents

取付管調査装置

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JP2003014653A
JP2003014653A JP2001234249A JP2001234249A JP2003014653A JP 2003014653 A JP2003014653 A JP 2003014653A JP 2001234249 A JP2001234249 A JP 2001234249A JP 2001234249 A JP2001234249 A JP 2001234249A JP 2003014653 A JP2003014653 A JP 2003014653A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地中管内面側から取付管内部を調査すること
のできる取付管調査装置を提供する。 【解決手段】 調査用カメラ手段13を、ガイド用長孔
25を有する一対の上方に湾曲したベースガイド27
と、それぞれのベースガイド27の内側に位置し、外側
に突出する一対のガイドローラが、ガイド用長孔25に
嵌まり込み、ベースガイド27に沿って傾斜して移動で
きる、一対の傾斜挿入ガイド37と、一対の傾斜挿入ガ
イド37上に搭載された調査用カメラ45と、から構成
し、調査用カメラ45をハードケーブル53で押して、
傾斜挿入ガイド37の移動を行い、その後、傾斜挿入ガ
イド37に対して調査用カメラ45の移動を行って調査
用カメラ45を取付管C内に挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば下水管に接
続されている取付管の内部を調査する取付管調査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】下水管を内面側から全面的に補修するよ
うな場合には、下水管内面を筒状の補修材でライニング
するという補修方法が多く用いられている。このような
補修方法を用いると、下水管又は本管に接続されている
取付管又は分岐管の接続開口がライニングによって塞が
れてしまうため、後処理工程として取付管の接続開口を
覆っているライニングに孔をあけて下水本管と取付管と
を連通させる作業が必要となる。このような開口連通作
業は、例えば下水本管内に入れられた穿孔装置を、地上
のモニターで確認しながら操作することにより行ってい
るので、熟練が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、取付管
のうちには、例えばすでに使用がされなくなったものも
存在する。このような不使用の取付管等に対しては、わ
ざわざ時間と手間をかけて開口連通処理を施す必要はな
く、少なくともライニング時には、開口がライニングで
閉塞された状態のままにしておいても問題は生じない。
したがって、ライニング作業に先だって取付管内を調査
し、開口連通作業の対象となる取付管と、ライニングで
閉塞されたままの状態としておく取付管とを区分してお
き、例えば現在使用中の取付管に対してのみ、開口連通
作業を行うようにするのが補修作業上得策である。
【0004】取付管の調査は、必要に応じて調査用カメ
ラを取付管内に挿入して、地上側から使用状況等を確認
することにより行うことができる。しかしながら、ライ
ニング作業自体を下水管側から行う場合には、取付管の
調査も下水管側から行うようにし、作業の一体性あるい
は一貫性を図っておくことが、作業能率あるいは作業コ
ストの観点から好ましい。また、取付管によっては接続
されたマスが不明のものもあり、すべての取付管の使用
状況等を地上側から確認できるわけではない。
【0005】そこで本発明は、地中管内面側から取付管
内部を調査することのできる取付管調査装置の提供を目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の取付管調査装置は、地中に埋設された下水管
等の本管の周壁に接続されている取付管の内部を調査す
る取付管調査装置であって、走行手段を有して前記本管
内を走行することができる調査装置本体と、この調査装
置本体に取り付けられた、前記取付管の接続開口部に向
かって移動して、先端がこの接続開口部に位置すること
ができる又はこの接続開口部内に入り込むことができる
挿入ガイドと、この挿入ガイドに沿って移動することが
でき、かつ前記挿入ガイドの先端を越えて前記取付管内
に移動することができる調査用カメラと、を備えたもの
である。取付管調査装置が本管内を移動するときには、
ガイド先端を含めて挿入ガイド全体が本管の内周面と接
触しない状態となっている。挿入ガイドが取付管位置に
到達したら、挿入ガイドを取付管の接続開口部に向かっ
て移動させ、ガイド先端をこの接続開口部に位置させ又
はこの接続開口部内に入り込ませる。そして、調査用カ
メラをこの挿入ガイドに沿って移動させ、ガイド先端を
越えて、例えば全体を取付管内に導き、取付管内を進行
させる。例えば、調査用カメラを挿入ガイドに搭載して
おき、挿入ガイドが調査用カメラを搭載したまま、取付
管の接続開口部に向かって移動するように構成できる。
ガイド先端が接続開口部に位置し又は接続開口部内に入
り込んだら、調査用カメラを挿入ガイドに沿って移動さ
せて取付管内に導く。また、例えば、挿入ガイドを調査
用カメラとは別に取付管の接続開口部に向かって移動さ
せ、ガイド先端が接続開口部に位置し又は接続開口部内
に入り込んだら、調査用カメラをこの挿入ガイドに沿っ
て移動させて取付管内に導くように構成してもよい。調
査用カメラの先端は、挿入ガイドの先端と一致している
か、又は挿入ガイドの先端より後退しているのが普通で
あるが、挿入ガイドの先端が接続開口部に位置し又は接
続開口部内に入り込んでいるので、確実に取付管内に導
かれることとなる。調査用カメラの先端を挿入ガイドの
先端より後退させておけば、挿入作業に失敗したとき,
例えば取付管の接続開口部周辺に挿入ガイドが向かった
ときにも調査用カメラを傷めるおそれが少ない。調査用
カメラを挿入ガイドに沿って傾斜して、すなわち軸方向
と径方向との間で適当に傾いて移動させれば、調査用カ
メラをむりなく移動させることができ、かつ、移動機構
の構成も容易である。通常は、カメラから映像信号を地
上に送信し、取付管内部の様子をモニタに映し出す。
【0007】挿入ガイドは、調査用カメラを取付管から
抜き出す(例えば引き出す)ときまで、先端が接続開口
部に位置した状態又は接続開口部内に入り込んだ状態に
維持されるのが普通である。取付管の接続開口部に戻っ
て到達した調査用カメラは、ガイド先端を通過して挿入
ガイド上に移動し、本管内に移動して取付管から抜け出
ることとなる。例えば、調査用カメラが挿入ガイドに沿
って移動して、取付管から抜け出るように構成すること
ができる。また、例えば、調査用カメラが挿入ガイドに
搭載され、挿入ガイドとともに移動して取付管から抜け
出るように構成することもできる。
【0008】本発明の取付管調査装置は、地中に埋設さ
れた下水管等の本管の周壁に接続されている取付管の内
部を調査する取付管調査装置であって、走行手段を有し
て前記本管内を走行することができる調査装置本体と、
前記調査装置本体に取り付けられた、前記本管の内面に
向かって傾斜して延びるベースガイドと、前記ベースガ
イドに取り付けられて、このベースガイドに沿って傾斜
して移動することができ、かつ前記ベースガイドの先端
よりも前記本管の径方向外側に突出するように移動する
ことができる挿入ガイドと、前記挿入ガイドに搭載され
て、この挿入ガイドに沿って移動することができ、かつ
前記挿入ガイドが前記取付管の接続開口部に先端が位置
するまで又は接続開口部内に先端が入り込むまで前記ベ
ースガイドよりも突出したときに、前記挿入ガイドの先
端を越えて前記取付管内に移動することができる調査用
カメラと、を備えたものである。取付管調査装置が本管
内を移動するときには、ベースガイド及び挿入ガイドは
ガイド先端を含めて全体が本管の内周面と接触しない状
態となっている。ベースガイドと、このベースガイドに
沿って移動できる挿入ガイドと、この挿入ガイドに搭載
された調査用カメラと、を用い、ガイド先端が取付管の
接続開口部に位置するまで又は接続開口部内に入り込む
まで、調査用カメラを搭載した状態で、挿入ガイドをベ
ースガイドに沿って移動させ、搭載されている調査用カ
メラを挿入ガイドに沿って移動させて取付管内に導く、
といった構成により、挿入ガイドをむりなく移動させる
ことができ、かつ簡単な構造での調査用カメラの確実な
取付管内への挿入を図ることができる。
【0009】挿入ガイドは、調査用カメラを取付管から
抜き出す(例えば引き出す)ときまで、保持手段によ
り、先端が接続開口部に位置した状態又は接続開口部内
に入り込んだ状態に維持されるのが普通であり、取付管
の接続開口部に戻って到達した調査用カメラが挿入ガイ
ドに搭載され、かつ保持手段が解除されて、挿入ガイド
とともにベースガイドに沿って移動し、取付管から抜け
出る、といったように構成される。
【0010】調査用カメラの後端部にケーブルを取り付
け、このケーブルで調査用カメラを押すことにより、調
査用カメラとともに挿入ガイドをベースガイドに沿って
移動させて、ベースガイドの先端よりも本管の径方向外
側に突出するように挿入ガイドを位置させ、かつ挿入ガ
イドに対して調査用カメラを移動させて、挿入ガイドの
先端を越えて取付管内に挿入することが、構成を簡単に
する上で好ましい。調査用カメラとともに挿入ガイドが
移動しているときには、調査用カメラと挿入ガイドとの
間にはストッパ手段が機能し、挿入ガイドに対して調査
用カメラが移動するときには、ストッパ手段は解除され
る。調査用カメラには通常、映像信号用などのケーブル
が、例えば一本のケーブルにまとめられて取り付けら
れ、このケーブルは地上に設置されたケーブルドラムか
ら繰り出されている。このケーブルを剛性の比較的大き
いハードケーブルとして構成すれば、調査用カメラを押
して取付管内に挿入することが可能である。
【0011】このケーブルを利用し、このケーブルによ
り調査用カメラを引っ張ることにより、挿入ガイドに調
査用カメラを搭載させ、調査用カメラとともに挿入ガイ
ドをベースガイドに沿って移動させて、本管内に挿入ガ
イドを位置させれば、簡単な構成により調査用カメラを
取付管から抜き出すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】図1は本発明の取付管調査装置をマンホー
ルから下水管内に配置する場合を説明する図である。
【0014】取付管調査装置1は、複数の走行車輪3
(一部が走行駆動車輪)を有する自走装置5(走行手
段)と、この自走装置5の先端に、ユニバーサルジョイ
ント7を介して接続された、スキー9(走行手段)を有
する調査装置本体11と、この調査装置本体11の先端
に取り付けられた調査用カメラ手段13と、から構成さ
れ、ユニバーサルジョイント7部分で、調査装置本体1
1に対して自走装置5を上方に折り曲げて、取付管調査
装置1の長さを短くし、マンホールA内に取付管調査装
置1を入れる。そして、自走装置5を調査装置本体11
と一直線状にして(仮想線参照)、取付管調査装置1全
体を下水管B内に挿入する(矢印参照)。下水管B内に
挿入された取付管調査装置1は、走行車輪3の回転作動
により下水管B内を走行する。調査装置本体11は、前
面部に下水管B内撮影用のメインカメラ(図示せず)を
備えている。
【0015】図2は調査装置本体11及び調査用カメラ
手段13の構成を示すための正面図、図3は調査用カメ
ラ手段13の構成を示すための平面図である。
【0016】調査装置本体11は、スキー9が固定され
た前後一対のフランジ部材15,15と、このフランジ
部材15,15間に、軸方向の中心線を中心として回転
作動できるように取り付けられた駆動部17と、から構
成されている。
【0017】調査用カメラ手段13は、駆動部17の先
端部に固定されたガイドベース19と、このガイドベー
ス19の下端の幅方向一方側及び他方側にそれぞれ後端
部が固定され、後端部から軸方向前方に延びる短い軸方
向部21及びこの軸方向部21の先端から上方に向かっ
て湾曲して(上方に向かって傾斜して)延びる湾曲部2
3から構成されている、湾曲部23にガイド用長孔25
を有する一対のベースガイド27,27と、それぞれの
ベースガイド27の内側に配置され、後方の短い軸方向
に延びる軸方向部29、この軸方向部29の先端から上
方に向かって湾曲して(上方に向かって傾斜して)延び
る湾曲部31及びこの湾曲部31の先端から直線状に上
方に向かって傾斜して延びる突出部33から構成されて
いる一対の傾斜挿入ガイド37,37と、を備えてい
る。傾斜挿入ガイド37は、湾曲部31のほぼ両端部に
それぞれ、外側に突出するように設けられた一対のガイ
ドローラ35が、湾曲部23のガイド用長孔25に嵌め
られて、ベースガイド27に沿って傾斜して、すなわち
斜め上方に移動できるように構成されている。一対の傾
斜挿入ガイド37,37間には、ほぼ軸方向部29に対
応して、前後両側に一対のストッパ用ローラ39,39
が設けられ、前側のストッパ用ローラ39の回転中心軸
には、載置部材41が揺動できるように取り付けられて
いる。載置部材41の後側は、前後のストッパ用ローラ
39,39間に位置する載置部43として構成されてい
る。一対の傾斜挿入ガイド37,37上には調査用カメ
ラ45が搭載されている。調査用カメラ45は、前方カ
メラ部47と、後方カメラ部49とに2分割され、この
前方カメラ部47と後方カメラ部49とをテンションス
プリング51で接続して構成されていて、前方カメラ部
47は一対の傾斜挿入ガイド37,37上に直接載置さ
れ、後方カメラ部49は、載置部材41の載置部43上
に載置されている。
【0018】調査用カメラ45の後方カメラ部49の後
端には、電源ケーブル及び映像信号ケーブル等を一本の
ケーブルに構成したハードケーブル53の先端が接続さ
れているが、ハードケーブル53は、地上に設置されて
いるケーブルドラム(図示せず)からマンホールAを通
って下水管B内に引き込まれ、調査装置本体11を通過
して、後方カメラ部49に接続されている。駆動部17
内には、ハードケーブル53を挟むようにカメラ駆動ロ
ーラ55及び支持ローラ57が設けられ、カメラ駆動ロ
ーラ55は、カメラ駆動モータ59により正逆方向に回
転駆動されてハードケーブル53の繰り出し及び引き戻
しを行う。駆動部17内にはまた、エンコーダを有する
カウンタローラ61がハードケーブル53に接触して設
けられていて、このカウンタローラ61のカウント値
は、ハードケーブル53のカメラ駆動ローラ55による
繰り出し長さを特定し、主に、調査用カメラ45の引き
戻し制御のために用いられる。
【0019】駆動部17は上下に2分割されていて、上
側ユニット63には、カメラ駆動ローラ55等が収容さ
れ、下側ユニット65には支持ローラ57が収容されて
いる。支持ローラ57にはバネ手段が設けられていて、
調査用カメラ45を傾斜挿入ガイド37上に搭載し、ハ
ードケーブル53を支持ローラ57上に載せて上側ユニ
ット63を下側ユニット65に被せ、例えばスナップ締
め付け具(図示せず)を用いて上側ユニット63と下側
ユニット65とを接続することにより、調査用カメラ4
5の搭載を完了するが、カメラ駆動ローラ55は、ハー
ドケーブル53を挟んで、バネ手段のバネ力に抗して支
持ローラ57を若干下側に移動させていて、調査用カメ
ラ45の後方カメラ部49は、カメラ駆動ローラ55と
支持ローラ57とに挟まれて位置決めされたハードケー
ブル53によって下側に押され、載置部材41の載置部
43を押している。
【0020】図4は調査用カメラ手段13のカメラ挿入
作動前の状態を示す図、図5は調査用カメラ手段13の
傾斜挿入ガイド37の移動状態を示す図、図6は調査用
カメラ手段13の調査用カメラ45の取付管内進行状態
を説明する図である。
【0021】傾斜挿入ガイド37,37の後端には、支
持バー67が掛け渡されて固定され、後側のストッパ用
ローラ39の回転中心軸69の両側にはそれぞれ、トー
ションスプリング71のコイル部が嵌められていて、こ
のトーションスプリング71の一端部(後端部)は支持
バー67の外周面下端に当接して支持バー67に支えら
れ、他端部(先端部)は載置部材41の載置部43裏面
に当接して支えられている(図3も参照)。したがっ
て、載置部材41は、トーションスプリング71のバネ
力により常に前側が下降するように付勢されている。ト
ーションスプリング71による載置部材43の前側の下
降は、載置部43の両側から突出するストッパピン73
の傾斜挿入ガイド37への当接によって規制される(図
3も参照)。載置部材41の前端の幅方向両側には、下
側に突出するストッパ突起75が設けられていて、調査
用カメラ45の搭載が完了していない状態では、トーシ
ョンスプリング71のバネ力により、載置部材41の前
側が下降しているので、ストッパ突起75の前端面が、
ベースガイド27,27の下側に掛け渡されて取り付け
られた、ストッパバー77に当接する状態となってい
て、傾斜挿入ガイド37の前側への移動が阻止される
(図4の仮想線参照)。調査用カメラ45の搭載が完了
すると、ハードケーブル53の押し下げ力によって載置
部材41の載置部43は下降するので(図示の状態)、
ストッパ突起75とストッパバー77との係合が解除さ
れる。
【0022】この状態で、駆動部17内のカメラ駆動モ
ータ59を作動させて、カメラ駆動ローラ55の回転に
よりハードケーブル53を繰り出して調査用カメラ45
の後方カメラ部49を押すと、後方カメラ部49と前側
のストッパ用ローラ39とが係合しているために、傾斜
挿入ガイド37は、載置部43上に後方カメラ部49を
載せ、前方カメラ部47を直接載せた状態で、ガイドロ
ーラ35の、ベースガイド27のガイド用長孔25に沿
った移動にともなって傾斜して上昇移動する。傾斜挿入
ガイド37は、前側のガイドローラ35がガイド用長孔
25の先端に当接するまで移動するが、このときには、
突出部33がベースガイド27の先端から突出して取付
管Cの接続開口部Dの前側に入り込んでいる。
【0023】この状態で、調査用カメラ45の後方カメ
ラ部49をさらにハードケーブル53で押すと、後方カ
メラ部49は、前側のストッパ用ローラ39を乗り越え
て移動し、調査用カメラ45は傾斜挿入ガイド37を越
えて取付管C内に挿入されて取付管C内部を撮影する。
後方カメラ部49がストッパ用ローラ39を乗り越える
時には、載置部材41の載置部43に対する押圧力は解
除されているので、載置部材41は載置部43が持ち上
がるように揺動し、ストッパ突起75(保持手段)が、
ベースガイド27,27の下側に掛け渡されて取り付け
られた、ストッパバー79(保持手段)に係合するの
で、傾斜挿入ガイド37は前方位置に維持される。
【0024】取付管Cの内部の調査が終了したら、駆動
部17内のカメラ駆動モータ59によりカメラ駆動ロー
ラ55を逆転させ、ハードケーブル53を引き戻して調
査用カメラ45の後方カメラ部49を引っ張る。調査用
カメラ45は傾斜挿入ガイド37上に引き戻されるが、
載置部材41のストッパ突起75がストッパバー79に
係合しているので、調査用カメラ45の後方カメラ部4
9は前側のストッパ用ローラ39を乗り越えて載置部4
3上に載置される。後方カメラ部49に作用するハード
ケーブル53の押し付け力により、後方カメラ部49は
載置部43を下側に押して、載置部材41の前側が持ち
上がるように載置部材41を揺動させる。したがって、
ストッパ突起75がストッパバー79に対して上方に抜
け出た状態となって係合が解除される。そして、後方カ
メラ部49と後側のストッパ用ローラ39とが係合して
いるので、ハードケーブル53に引っ張られて、傾斜挿
入ガイド37は、載置部43上に後方カメラ部49を載
せた状態で、かつ前方カメラ部47を直接載せた状態で
ベースガイド27に沿って傾斜して下降移動する。傾斜
挿入ガイド37は、後側のガイドローラ35がガイド用
長孔25の後端に当接するまで移動する。なお、ストッ
パ用ローラ39はストッパ手段としての機能及び円滑な
通過手段としての機能の両方を有するが、これらの機能
を強化するため、例えばストッパ手段として機能する場
合の回転抵抗を大きくしておいたり、あるいは通過手段
として機能する場合の回転抵抗をきわめて小さくしてお
いたりしてもよい。ここでは、ストッパ用ローラ39と
して小径のものを用いているので、ストッパ機能が不十
分となるおそれがある。そこで、前側のストッパ用ロー
ラの前方回転時の回転抵抗を大きくし、後側のストッパ
用ローラの後方回転時の回転抵抗を大きくしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
地中管側から取付管内部を簡単な構成で確実に調査する
ことができる取付管調査装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取付管調査装置をマンホールから下水
管内に配置する場合を説明する図である。
【図2】調査装置本体及び調査用カメラ手段の構成を示
すための正面図である。
【図3】調査用カメラ手段の構成を示すための平面図で
ある。
【図4】調査用カメラ手段のカメラ挿入作動前の状態を
示す図である。
【図5】調査用カメラ手段の傾斜挿入ガイドの移動状態
を示す図である。
【図6】調査用カメラ手段の調査用カメラの取付管内進
行状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 取付管調査装置 3 走行車輪(走行手段) 9 スキー(走行手段) 11 調査装置本体 37 傾斜挿入ガイド 45 調査用カメラ B 下水管(本管) C 取付管 D 接続開口部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設された下水管等の本管の周壁
    に接続されている取付管の内部を調査する取付管調査装
    置であって、 走行手段を有して前記本管内を走行することができる調
    査装置本体と、 この調査装置本体に取り付けられた、前記取付管の接続
    開口部に向かって移動して、先端がこの接続開口部に位
    置することができる又はこの接続開口部内に入り込むこ
    とができる挿入ガイドと、 この挿入ガイドに沿って移動することができ、かつ前記
    挿入ガイドの先端を越えて前記取付管内に移動すること
    ができる調査用カメラと、を備えたことを特徴とする取
    付管調査装置。
  2. 【請求項2】 前記挿入ガイドは、この挿入ガイドの先
    端を越えて前記取付管内に移動した前記調査用カメラが
    この取付管から抜け出るときまで、先端が前記取付管の
    前記接続開口部に位置した状態又は前記接続開口部内に
    入り込んだ状態に維持され、 前記調査用カメラは、前記挿入ガイド上に移動して前記
    本管内に移動する、ことを特徴とする請求項1記載の取
    付管調査装置。
  3. 【請求項3】 地中に埋設された下水管等の本管の周壁
    に接続されている取付管の内部を調査する取付管調査装
    置であって、 走行手段を有して前記本管内を走行することができる調
    査装置本体と、 前記調査装置本体に取り付けられた、前記本管の内面に
    向かって傾斜して延びるベースガイドと、 前記ベースガイドに取り付けられて、このベースガイド
    に沿って傾斜して移動することができ、かつ前記ベース
    ガイドの先端よりも前記本管の径方向外側に突出するよ
    うに移動することができる挿入ガイドと、 前記挿入ガイドに搭載されて、この挿入ガイドに沿って
    移動することができ、かつ前記挿入ガイドが前記取付管
    の接続開口部に先端が位置するまで又はこの接続開口部
    内に先端が入り込むまで前記ベースガイドよりも突出し
    たときに、前記挿入ガイドの先端を越えて前記取付管内
    に移動することができる調査用カメラと、を備えたこと
    を特徴とする取付管調査装置。
  4. 【請求項4】 前記挿入ガイドを、この挿入ガイドの先
    端を越えて前記取付管内に移動した前記調査用カメラが
    前記取付管から抜け出るときまで、先端が前記取付管の
    前記接続開口部に位置した状態又は前記接続開口部内に
    入り込んだ状態に維持する保持手段をさらに備え、 前記挿入ガイドは、前記調査用カメラが搭載されて前記
    保持手段が解除されると、前記ベースガイドに沿って前
    記本管内に移動する、ことを特徴とする請求項3記載の
    取付管調査装置。
  5. 【請求項5】 前記調査用カメラの後端部にはケーブル
    が取り付けられていて、このケーブルで前記調査用カメ
    ラを押すことにより、前記ベースガイドの先端よりも前
    記本管の径方向外側に突出するように前記挿入ガイドを
    移動させ、かつ前記挿入ガイドの先端を越えて前記取付
    管内に前記調査用カメラを移動させる、ことを特徴とす
    る請求項3記載の取付管調査装置。
  6. 【請求項6】 前記調査用カメラの後端部にはケーブル
    が取り付けられていて、このケーブルで前記調査用カメ
    ラを押すことにより、前記ベースガイドの先端よりも前
    記本管の径方向外側に突出するように前記挿入ガイドを
    移動させ、かつ前記挿入ガイドの先端を越えて前記取付
    管内に前記調査用カメラを移動させ、 前記ケーブルで前記調査用カメラを引っ張ることによ
    り、前記挿入ガイドに前記調査用カメラを搭載させ、か
    つ前記ベースガイドに沿って前記本管内に前記挿入ガイ
    ドを移動させる、ことを特徴とする請求項4記載の取付
    管調査装置。
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