JP5063844B2 - 取付管調査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば下水管に接続されている取付管の内部を調査する取付管調査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
下水管を内面側から全面的に補修するような場合には、下水管内面を筒状の補修材でライニングするという補修方法が多く用いられている。このような補修方法を用いると、下水管又は本管に接続されている取付管又は分岐管の接続開口がライニングによって塞がれてしまうため、後処理工程として取付管の接続開口を覆っているライニングに孔をあけて下水本管と取付管とを連通させる作業が必要となる。このような開口連通作業は、例えば下水本管内に入れられた穿孔装置を、地上のモニターで確認しながら操作することにより行っているので、熟練が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、取付管のうちには、例えばすでに使用がされなくなったものも存在する。このような不使用の取付管等に対しては、わざわざ時間と手間をかけて開口連通処理を施す必要はなく、少なくともライニング時には、開口がライニングで閉塞された状態のままにしておいても問題は生じない。したがって、ライニング作業に先だって取付管内を調査し、開口連通作業の対象となる取付管と、ライニングで閉塞されたままの状態としておく取付管とを区分しておき、例えば現在使用中の取付管に対してのみ、開口連通作業を行うようにするのが補修作業上得策である。
【0004】
取付管の調査は、必要に応じて調査用カメラを取付管内に挿入して、地上側から使用状況等を確認することにより行うことができる。しかしながら、ライニング作業自体を下水管側から行う場合には、取付管の調査も下水管側から行うようにし、作業の一体性あるいは一貫性を図っておくことが、作業能率あるいは作業コストの観点から好ましい。また、取付管によっては接続されたマスが不明のものもあり、すべての取付管の使用状況等を地上側から確認できるわけではない。
【0005】
そこで本発明は、地中管内面側から取付管内部を調査することのできる取付管調査装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための本発明の取付管調査装置は、地中に埋設された下水管等の本管の周壁に接続されている取付管の内部を調査する取付管調査装置であって、走行手段を有して前記本管内を走行することができる調査装置本体と、この調査装置本体に取り付けられた、前記取付管の接続開口部に向かって移動して、先端がこの接続開口部に位置することができる又はこの接続開口部内に入り込むことができる挿入ガイドと、この挿入ガイドに沿って移動することができ、かつ前記挿入ガイドの先端を越えて前記取付管内に移動することができる調査用カメラと、を備えたものである。取付管調査装置が本管内を移動するときには、ガイド先端を含めて挿入ガイド全体が本管の内周面と接触しない状態となっている。挿入ガイドが取付管位置に到達したら、挿入ガイドを取付管の接続開口部に向かって移動させ、ガイド先端をこの接続開口部に位置させ又はこの接続開口部内に入り込ませる。そして、調査用カメラをこの挿入ガイドに沿って移動させ、ガイド先端を越えて、例えば全体を取付管内に導き、取付管内を進行させる。例えば、調査用カメラを挿入ガイドに搭載しておき、挿入ガイドが調査用カメラを搭載したまま、取付管の接続開口部に向かって移動するように構成できる。ガイド先端が接続開口部に位置し又は接続開口部内に入り込んだら、調査用カメラを挿入ガイドに沿って移動させて取付管内に導く。また、例えば、挿入ガイドを調査用カメラとは別に取付管の接続開口部に向かって移動させ、ガイド先端が接続開口部に位置し又は接続開口部内に入り込んだら、調査用カメラをこの挿入ガイドに沿って移動させて取付管内に導くように構成してもよい。調査用カメラの先端は、挿入ガイドの先端と一致しているか、又は挿入ガイドの先端より後退しているのが普通であるが、挿入ガイドの先端が接続開口部に位置し又は接続開口部内に入り込んでいるので、確実に取付管内に導かれることとなる。調査用カメラの先端を挿入ガイドの先端より後退させておけば、挿入作業に失敗したとき,例えば取付管の接続開口部周辺に挿入ガイドが向かったときにも調査用カメラを傷めるおそれが少ない。調査用カメラを挿入ガイドに沿って傾斜して、すなわち軸方向と径方向との間で適当に傾いて移動させれば、調査用カメラをむりなく移動させることができ、かつ、移動機構の構成も容易である。通常は、カメラから映像信号を地上に送信し、取付管内部の様子をモニタに映し出す。
【0007】
挿入ガイドは、調査用カメラを取付管から抜き出す(例えば引き出す)ときまで、先端が接続開口部に位置した状態又は接続開口部内に入り込んだ状態に維持されるのが普通である。取付管の接続開口部に戻って到達した調査用カメラは、ガイド先端を通過して挿入ガイド上に移動し、本管内に移動して取付管から抜け出ることとなる。例えば、調査用カメラが挿入ガイドに沿って移動して、取付管から抜け出るように構成することができる。また、例えば、調査用カメラが挿入ガイドに搭載され、挿入ガイドとともに移動して取付管から抜け出るように構成することもできる。
【0008】
本発明の取付管調査装置は、地中に埋設された下水管等の本管の周壁に接続されている取付管の内部を調査する取付管調査装置であって、走行手段を有して前記本管内を走行することができる調査装置本体と、前記調査装置本体に取り付けられた、前記本管の内面に向かって傾斜して延びるベースガイドと、前記ベースガイドに取り付けられて、このベースガイドに沿って傾斜して移動することができ、かつ前記ベースガイドの先端よりも前記本管の径方向外側に突出するように移動することができる挿入ガイドと、前記挿入ガイドに搭載されて、この挿入ガイドに沿って移動することができ、かつ前記挿入ガイドが前記取付管の接続開口部に先端が位置するまで又は接続開口部内に先端が入り込むまで前記ベースガイドよりも突出したときに、前記挿入ガイドの先端を越えて前記取付管内に移動することができる調査用カメラと、を備えたものである。取付管調査装置が本管内を移動するときには、ベースガイド及び挿入ガイドはガイド先端を含めて全体が本管の内周面と接触しない状態となっている。ベースガイドと、このベースガイドに沿って移動できる挿入ガイドと、この挿入ガイドに搭載された調査用カメラと、を用い、ガイド先端が取付管の接続開口部に位置するまで又は接続開口部内に入り込むまで、調査用カメラを搭載した状態で、挿入ガイドをベースガイドに沿って移動させ、搭載されている調査用カメラを挿入ガイドに沿って移動させて取付管内に導く、といった構成により、挿入ガイドをむりなく移動させることができ、かつ簡単な構造での調査用カメラの確実な取付管内への挿入を図ることができる。
【0009】
挿入ガイドは、調査用カメラを取付管から抜き出す(例えば引き出す)ときまで、保持手段により、先端が接続開口部に位置した状態又は接続開口部内に入り込んだ状態に維持されるのが普通であり、取付管の接続開口部に戻って到達した調査用カメラが挿入ガイドに搭載され、かつ保持手段が解除されて、挿入ガイドとともにベースガイドに沿って移動し、取付管から抜け出る、といったように構成される。
【0010】
調査用カメラの後端部にケーブルを取り付け、このケーブルで調査用カメラを押すことにより、調査用カメラとともに挿入ガイドをベースガイドに沿って移動させて、ベースガイドの先端よりも本管の径方向外側に突出するように挿入ガイドを位置させ、かつ挿入ガイドに対して調査用カメラを移動させて、挿入ガイドの先端を越えて取付管内に挿入することが、構成を簡単にする上で好ましい。調査用カメラとともに挿入ガイドが移動しているときには、調査用カメラと挿入ガイドとの間にはストッパ手段が機能し、挿入ガイドに対して調査用カメラが移動するときには、ストッパ手段は解除される。調査用カメラには通常、映像信号用などのケーブルが、例えば一本のケーブルにまとめられて取り付けられ、このケーブルは地上に設置されたケーブルドラムから繰り出されている。このケーブルを剛性の比較的大きいハードケーブルとして構成すれば、調査用カメラを押して取付管内に挿入することが可能である。
【0011】
このケーブルを利用し、このケーブルにより調査用カメラを引っ張ることにより、挿入ガイドに調査用カメラを搭載させ、調査用カメラとともに挿入ガイドをベースガイドに沿って移動させて、本管内に挿入ガイドを位置させれば、簡単な構成により調査用カメラを取付管から抜き出すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】
図1は本発明の取付管調査装置をマンホールから下水管内に配置する場合を説明する図である。
【0014】
取付管調査装置1は、複数の走行車輪3(一部が走行駆動車輪)を有する自走装置5(走行手段)と、この自走装置5の先端に、ユニバーサルジョイント7を介して接続された、スキー9(走行手段)を有する調査装置本体11と、この調査装置本体11の先端に取り付けられた調査用カメラ手段13と、から構成され、ユニバーサルジョイント7部分で、調査装置本体11に対して自走装置5を上方に折り曲げて、取付管調査装置1の長さを短くし、マンホールA内に取付管調査装置1を入れる。そして、自走装置5を調査装置本体11と一直線状にして(仮想線参照)、取付管調査装置1全体を下水管B内に挿入する(矢印参照)。下水管B内に挿入された取付管調査装置1は、走行車輪3の回転作動により下水管B内を走行する。調査装置本体11は、前面部に下水管B内撮影用のメインカメラ(図示せず)を備えている。
【0015】
図2は調査装置本体11及び調査用カメラ手段13の構成を示すための正面図、図3は調査用カメラ手段13の構成を示すための平面図である。
【0016】
調査装置本体11は、スキー9が固定された前後一対のフランジ部材15,15と、このフランジ部材15,15間に、軸方向の中心線を中心として回転作動できるように取り付けられた駆動部17と、から構成されている。
【0017】
調査用カメラ手段13は、駆動部17の先端部に固定されたガイドベース19と、このガイドベース19の下端の幅方向一方側及び他方側にそれぞれ後端部が固定され、後端部から軸方向前方に延びる短い軸方向部21及びこの軸方向部21の先端から上方に向かって湾曲して(上方に向かって傾斜して)延びる湾曲部23から構成されている、湾曲部23にガイド用長孔25を有する一対のベースガイド27,27と、それぞれのベースガイド27の内側に配置され、後方の短い軸方向に延びる軸方向部29、この軸方向部29の先端から上方に向かって湾曲して(上方に向かって傾斜して)延びる湾曲部31及びこの湾曲部31の先端から直線状に上方に向かって傾斜して延びる突出部33から構成されている一対の傾斜挿入ガイド37,37と、を備えている。傾斜挿入ガイド37は、湾曲部31のほぼ両端部にそれぞれ、外側に突出するように設けられた一対のガイドローラ35が、湾曲部23のガイド用長孔25に嵌められて、ベースガイド27に沿って傾斜して、すなわち斜め上方に移動できるように構成されている。一対の傾斜挿入ガイド37,37間には、ほぼ軸方向部29に対応して、前後両側に一対のストッパ用ローラ39,39が設けられ、前側のストッパ用ローラ39の回転中心軸には、載置部材41が揺動できるように取り付けられている。載置部材41の後側は、前後のストッパ用ローラ39,39間に位置する載置部43として構成されている。一対の傾斜挿入ガイド37,37上には調査用カメラ45が搭載されている。調査用カメラ45は、前方カメラ部47と、後方カメラ部49とに2分割され、この前方カメラ部47と後方カメラ部49とをテンションスプリング51で接続して構成されていて、前方カメラ部47は一対の傾斜挿入ガイド37,37上に直接載置され、後方カメラ部49は、載置部材41の載置部43上に載置されている。
【0018】
調査用カメラ45の後方カメラ部49の後端には、電源ケーブル及び映像信号ケーブル等を一本のケーブルに構成したハードケーブル53の先端が接続されているが、ハードケーブル53は、地上に設置されているケーブルドラム(図示せず)からマンホールAを通って下水管B内に引き込まれ、調査装置本体11を通過して、後方カメラ部49に接続されている。駆動部17内には、ハードケーブル53を挟むようにカメラ駆動ローラ55及び支持ローラ57が設けられ、カメラ駆動ローラ55は、カメラ駆動モータ59により正逆方向に回転駆動されてハードケーブル53の繰り出し及び引き戻しを行う。駆動部17内にはまた、エンコーダを有するカウンタローラ61がハードケーブル53に接触して設けられていて、このカウンタローラ61のカウント値は、ハードケーブル53のカメラ駆動ローラ55による繰り出し長さを特定し、主に、調査用カメラ45の引き戻し制御のために用いられる。
【0019】
駆動部17は上下に2分割されていて、上側ユニット63には、カメラ駆動ローラ55等が収容され、下側ユニット65には支持ローラ57が収容されている。支持ローラ57にはバネ手段が設けられていて、調査用カメラ45を傾斜挿入ガイド37上に搭載し、ハードケーブル53を支持ローラ57上に載せて上側ユニット63を下側ユニット65に被せ、例えばスナップ締め付け具(図示せず)を用いて上側ユニット63と下側ユニット65とを接続することにより、調査用カメラ45の搭載を完了するが、カメラ駆動ローラ55は、ハードケーブル53を挟んで、バネ手段のバネ力に抗して支持ローラ57を若干下側に移動させていて、調査用カメラ45の後方カメラ部49は、カメラ駆動ローラ55と支持ローラ57とに挟まれて位置決めされたハードケーブル53によって下側に押され、載置部材41の載置部43を押している。
【0020】
図4は調査用カメラ手段13のカメラ挿入作動前の状態を示す図、図5は調査用カメラ手段13の傾斜挿入ガイド37の移動状態を示す図、図6は調査用カメラ手段13の調査用カメラ45の取付管内進行状態を説明する図である。
【0021】
傾斜挿入ガイド37,37の後端には、支持バー67が掛け渡されて固定され、後側のストッパ用ローラ39の回転中心軸69の両側にはそれぞれ、トーションスプリング71のコイル部が嵌められていて、このトーションスプリング71の一端部(後端部)は支持バー67の外周面下端に当接して支持バー67に支えられ、他端部(先端部)は載置部材41の載置部43裏面に当接して支えられている(図3も参照)。したがって、載置部材41は、トーションスプリング71のバネ力により常に前側が下降するように付勢されている。トーションスプリング71による載置部材43の前側の下降は、載置部43の両側から突出するストッパピン73の傾斜挿入ガイド37への当接によって規制される(図3も参照)。載置部材41の前端の幅方向両側には、下側に突出するストッパ突起75が設けられていて、調査用カメラ45の搭載が完了していない状態では、トーションスプリング71のバネ力により、載置部材41の前側が下降しているので、ストッパ突起75の前端面が、ベースガイド27,27の下側に掛け渡されて取り付けられた、ストッパバー77に当接する状態となっていて、傾斜挿入ガイド37の前側への移動が阻止される(図4の仮想線参照)。調査用カメラ45の搭載が完了すると、ハードケーブル53の押し下げ力によって載置部材41の載置部43は下降するので(図示の状態)、ストッパ突起75とストッパバー77との係合が解除される。
【0022】
この状態で、駆動部17内のカメラ駆動モータ59を作動させて、カメラ駆動ローラ55の回転によりハードケーブル53を繰り出して調査用カメラ45の後方カメラ部49を押すと、後方カメラ部49と前側のストッパ用ローラ39とが係合しているために、傾斜挿入ガイド37は、載置部43上に後方カメラ部49を載せ、前方カメラ部47を直接載せた状態で、ガイドローラ35の、ベースガイド27のガイド用長孔25に沿った移動にともなって傾斜して上昇移動する。傾斜挿入ガイド37は、前側のガイドローラ35がガイド用長孔25の先端に当接するまで移動するが、このときには、突出部33がベースガイド27の先端から突出して取付管Cの接続開口部Dの前側に入り込んでいる。
【0023】
この状態で、調査用カメラ45の後方カメラ部49をさらにハードケーブル53で押すと、後方カメラ部49は、前側のストッパ用ローラ39を乗り越えて移動し、調査用カメラ45は傾斜挿入ガイド37を越えて取付管C内に挿入されて取付管C内部を撮影する。後方カメラ部49がストッパ用ローラ39を乗り越える時には、載置部材41の載置部43に対する押圧力は解除されているので、載置部材41は載置部43が持ち上がるように揺動し、ストッパ突起75(保持手段)が、ベースガイド27,27の下側に掛け渡されて取り付けられた、ストッパバー79(保持手段)に係合するので、傾斜挿入ガイド37は前方位置に維持される。
【0024】
取付管Cの内部の調査が終了したら、駆動部17内のカメラ駆動モータ59によりカメラ駆動ローラ55を逆転させ、ハードケーブル53を引き戻して調査用カメラ45の後方カメラ部49を引っ張る。調査用カメラ45は傾斜挿入ガイド37上に引き戻されるが、載置部材41のストッパ突起75がストッパバー79に係合しているので、調査用カメラ45の後方カメラ部49は前側のストッパ用ローラ39を乗り越えて載置部43上に載置される。後方カメラ部49に作用するハードケーブル53の押し付け力により、後方カメラ部49は載置部43を下側に押して、載置部材41の前側が持ち上がるように載置部材41を揺動させる。したがって、ストッパ突起75がストッパバー79に対して上方に抜け出た状態となって係合が解除される。そして、後方カメラ部49と後側のストッパ用ローラ39とが係合しているので、ハードケーブル53に引っ張られて、傾斜挿入ガイド37は、載置部43上に後方カメラ部49を載せた状態で、かつ前方カメラ部47を直接載せた状態でベースガイド27に沿って傾斜して下降移動する。傾斜挿入ガイド37は、後側のガイドローラ35がガイド用長孔25の後端に当接するまで移動する。なお、ストッパ用ローラ39はストッパ手段としての機能及び円滑な通過手段としての機能の両方を有するが、これらの機能を強化するため、例えばストッパ手段として機能する場合の回転抵抗を大きくしておいたり、あるいは通過手段として機能する場合の回転抵抗をきわめて小さくしておいたりしてもよい。ここでは、ストッパ用ローラ39として小径のものを用いているので、ストッパ機能が不十分となるおそれがある。そこで、前側のストッパ用ローラの前方回転時の回転抵抗を大きくし、後側のストッパ用ローラの後方回転時の回転抵抗を大きくしてもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、地中管側から取付管内部を簡単な構成で確実に調査することができる取付管調査装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取付管調査装置をマンホールから下水管内に配置する場合を説明する図である。
【図2】調査装置本体及び調査用カメラ手段の構成を示すための正面図である。
【図3】調査用カメラ手段の構成を示すための平面図である。
【図4】調査用カメラ手段のカメラ挿入作動前の状態を示す図である。
【図5】調査用カメラ手段の傾斜挿入ガイドの移動状態を示す図である。
【図6】調査用カメラ手段の調査用カメラの取付管内進行状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 取付管調査装置
3 走行車輪(走行手段)
9 スキー(走行手段)
11 調査装置本体
37 傾斜挿入ガイド
45 調査用カメラ
B 下水管(本管)
C 取付管
D 接続開口部
Claims (2)
- 地中に埋設された下水管等の本管の周壁に接続されている取付管の内部を調査する取付管調査装置であって、
走行手段を有して前記本管内を走行することができる調査装置本体と、
前記調査装置本体に取り付けられた、前記本管の内面に向かって傾斜して延びるベースガイドと、
前記ベースガイドに取り付けられて、このベースガイドに沿って傾斜して移動することができ、かつ前記ベースガイドの先端よりも前記本管の径方向外側に突出するように移動することができる挿入ガイドと、
前記挿入ガイドに搭載されて、この挿入ガイドに沿って移動することができ、かつ前記挿入ガイドが前記取付管の接続開口部に先端が位置するまで又はこの接続開口部内に先端が入り込むまで前記ベースガイドよりも突出したときに、前記挿入ガイドの先端を越えて前記取付管内に移動することができる調査用カメラと、を備え、
前記挿入ガイドを、この挿入ガイドの先端を越えて前記取付管内に移動した前記調査用カメラが前記取付管から抜け出るときまで、先端が前記取付管の前記接続開口部に位置した状態又は前記接続開口部内に入り込んだ状態に維持する保持手段をさらに備えていて、
前記挿入ガイドは、前記調査用カメラが搭載されて前記保持手段が解除されると、前記ベースガイドに沿って前記本管内に移動し、
前記保持手段は、前記挿入ガイドに設けられた、前記ベースガイドと係合して前記挿入ガイドの下降移動を阻止するようにスプリングによって付勢されている揺動載置部材を有し、
前記揺動載置部材は、この揺動載置部材に載った前記調査用カメラに押され、前記ベースガイドとの係合が解除される位置まで前記スプリングのバネ力に抗して揺動する、ことを特徴とする取付管調査装置。 - 前記調査用カメラの後端部にはケーブルが取り付けられていて、このケーブルで前記調査用カメラを押すことにより、前記ベースガイドの先端よりも前記本管の径方向外側に突出するように前記挿入ガイドを移動させ、かつ前記挿入ガイドの先端を越えて前記取付管内に前記調査用カメラを移動させ、
前記ケーブルで前記調査用カメラを引っ張ることにより、前記挿入ガイドに前記調査用カメラを搭載させ、かつ前記ベースガイドに沿って前記本管内に前記挿入ガイドを移動させる、ことを特徴とする請求項1記載の取付管調査装置。
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