JP2003014641A - 赤外分析装置 - Google Patents

赤外分析装置

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JP2003014641A
JP2003014641A JP2001203110A JP2001203110A JP2003014641A JP 2003014641 A JP2003014641 A JP 2003014641A JP 2001203110 A JP2001203110 A JP 2001203110A JP 2001203110 A JP2001203110 A JP 2001203110A JP 2003014641 A JP2003014641 A JP 2003014641A
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mirror
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Kentaro Suzuki
健太郎 鈴木
Naoteru Kishi
直輝 岸
Makoto Noro
誠 野呂
Hitoshi Hara
仁 原
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Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファブリペローフィルタの固体差や温度環境
の変化によらず、安定して試料の濃度を測定することを
可能とする赤外分光測定装置を提供すること。 【解決手段】 試料に照射された赤外線の波長による吸
収特性を検出することにより試料に含まれる成分の濃度
を測定する赤外分析装置において、固定鏡とこの固定鏡
に大きさ可変のギャップを有して対向配置される可動鏡
とを有し、ギャップに対応する任意所望の波長の赤外線
を選択して透過させるファブリペローフィルタと、ギャ
ップを変化させる駆動電圧を固定鏡に形成された電極と
前記可動鏡に形成された電極との間に印加するギャップ
設定器と、ギャップの大きさを検出するギャップ検出器
と、ギャップ設定器により印加された駆動電圧とギャッ
プ検出器で検出されたギャップの大きさとに基づいて所
望のギャップを得るための駆動電圧を算出してギャップ
設定器にフィードバック出力する信号処理器と、ファブ
リペローフィルタを透過した赤外線の強度を検出して吸
収特性を得る赤外検出器、とを具備することを特徴とす
る赤外分析装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線を用いて例
えば大気中に含まれるガスや液体の濃度の測定を行う赤
外分析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】試料として例えば大気中のガス濃度の測
定を行う赤外分光測定装置として、ガスの種類によって
吸収される赤外線の波長が異なることを利用し、この吸
収量を検出することによりそのガス濃度を測定する、非
分散赤外線(Non−Dispersive Infr
aRed)ガス分析計(以下、NDIRガス分析計と記
す)が使用されている。
【0003】図4は、従来のファブリペローNDIRガ
ス分析計の構成図である。図4において、ファブリペロ
ーNDIRガス分析計は、被測定ガスが供給されるガス
セル1と、被測定ガスに赤外線を照射する光源2、任意
所望の波長の赤外線を選択して透過させるファブリペロ
ーフィルタ3、ファブリペローフィルタ3を透過した赤
外線の強度を検出することにより赤外線の波長による吸
収特性を検出する例えばボロメータ、サーモパイル、サ
ーミスタ等からなる赤外検出器4、とからなっている。
【0004】ファブリペローフィルタ3は、例えばシリ
コンのマイクロ加工技術によって作成され、図5(a)
に示すように、例えばシリコン基板上に積層された例え
ば多結晶シリコンからなる固定鏡5と、固定鏡5上にギ
ャップh1を介して対向配置された例えば多結晶シリコ
ンからなる可動鏡6とが形成されている。そして、固定
鏡5と可動鏡6とが対向する部分の一部には不純物が高
濃度に注入された導電性の多結晶シリコンからなる電極
(図示しない)がそれぞれ形成されている。
【0005】そして、固定鏡5と可動鏡6に形成された
電極間に任意所望の波長選択電圧を印加して静電吸引力
を発生(静電駆動)させることによりギャップh1の大
きさを変化させ、ファブリペローフィルタ3はそのギャ
ップの大きさに対応する任意所望の波長の赤外線を選択
して透過させる。
【0006】次に、ガスの濃度の測定方法について説明
する。図5(a),(b),(c)はファブリペローフ
ィルタの動作説明図であり、図6(a),(b),
(c)はファブリペローフィルタの赤外線透過特性、吸
収特性図である。
【0007】被測定ガスの種類により吸収される赤外線
の波長は異なり、その波長において赤外検出器4の出力
が極小となる。まず、図5(a),図6(a)に示すよ
うに、固定鏡5と可動鏡6に形成された電極の間に電圧
を印加しない状態(初期ギャップh1)でどのガスにも
吸収されない参照波長λ1の赤外線を透過させ、その光
強度を赤外検出器4で測定する。
【0008】次に、図5(b),図6(b)に示すよう
に、固定鏡5と可動鏡6に形成された電極の間に波長選
択電圧V1を印加した状態(ギャップh2)で、被測定
ガスAの赤外線吸収のピークと一致する波長λ2の赤外
線を選択して透過させ、その光強度を赤外検出器4で測
定する。この場合、波長λ2の赤外線は被測定ガスAに
よって吸収されるので、その強度は参照波長λ1の赤外
線の強度よりも小さくなる。
【0009】次に、図5(c),図6(c)に示すよう
に、固定鏡5と可動鏡6に形成された電極の間に波長選
択電圧V2を印加した状態(ギャップh3)で、被測定
ガスBの赤外線吸収のピークと一致する波長λ3の赤外
線を選択して透過させ、その光強度を赤外検出器4で測
定する。この場合、波長λ3の赤外線は被測定ガスBに
よって吸収されるので、その強度は参照波長λ1の赤外
線の強度よりも小さくなる。
【0010】そして、参照波長λ1の赤外線の強度と、
被測定ガスAの吸収波長λ2及び被測定ガスBの吸収波
長λ3の赤外線の強度を比較することにより、被測定ガ
スA,Bの濃度を測定する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなN
DIRガス分析計においては次のような問題点があっ
た。ファブリペローフィルタ3は半導体のマイクロ加工
技術によって作成されるが、初期ギャップh1の大きさ
のばらつき、固定鏡5と可動鏡6の膜厚のばらつき、膜
応力のばらつき等により、可動鏡6に作用する静電吸引
力と可動鏡6の変位量の関係が個々のファブリペローフ
ィルタごとにばらつく場合がある。
【0012】また、ファブリペローフィルタ3の温度が
変化すると、ファブリペローフィルタ3を構成する膜に
作用する応力が変化し、可動鏡6に作用する静電吸引力
と可動鏡6の変位量の関係が変化する場合がある。
【0013】従って、一定の電圧を印加した時のギャッ
プの大きさが変化すると、その透過波長が変化してしま
うのでガス濃度を正確に測定することができない、とい
う問題点があった。
【0014】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、ファブリペローフィルタの固体差
や温度環境の変化によらず、安定して試料の濃度を測定
することを可能とする赤外分光測定装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1におい
ては、試料に照射された赤外線の波長による吸収特性を
検出することにより前記試料に含まれる成分の濃度を測
定する赤外分析装置において、固定鏡とこの固定鏡に大
きさ可変のギャップを有して対向配置される可動鏡とを
有し、前記ギャップに対応する任意所望の波長の赤外線
を選択して透過させるファブリペローフィルタと、前記
ギャップを変化させる駆動電圧を前記固定鏡に形成され
た電極と前記可動鏡に形成された電極との間に印加する
ギャップ設定器と、前記ギャップの大きさを検出するギ
ャップ検出器と、前記ギャップ設定器により印加された
駆動電圧と前記ギャップ検出器で検出されたギャップの
大きさとに基づいて所望のギャップを得るための駆動電
圧を算出して前記ギャップ設定器にフィードバック出力
する信号処理器と、前記ファブリペローフィルタを透過
した赤外線の強度を検出して前記吸収特性を得る赤外検
出器、とを具備することを特徴とする赤外分析装置であ
る。
【0016】本発明の請求項2においては、請求項1記
載の赤外分析装置において、前記ギャップ設定器は、ギ
ャップ検出のための交流電圧を前記駆動電圧と共に前記
固定鏡に形成された電極と前記可動鏡に形成された電極
に印加し、前記ギャップ検出器は、前記固定鏡に形成さ
れた電極と前記可動鏡に形成された電極との間の静電容
量をインピーダンスを測定することにより検出し、検出
された静電容量に基づいて前記ギャップの大きさを検出
することを特徴とする赤外分析装置である。
【0017】本発明の請求項3においては、請求項1記
載の赤外分析装置において、前記固定鏡または前記可動
鏡のいずれかに形成される誘導コイルと、この誘導コイ
ルに対向配置され前記固定鏡または前記可動鏡のいずれ
かに形成される検出電極、とを設け、前記ギャップ検出
器は、前記誘導コイルに誘起される誘電起電力を検出
し、検出された誘導起電力に基づいて前記ギャップの大
きさを検出することを特徴とする赤外分析装置である。
【0018】本発明の請求項4においては、請求項1記
載の赤外分析装置において、前記固定鏡に形成される温
度センサと、この温度センサ上に形成され前記可動鏡の
変位に対応して赤外線の強度を変調する狭域フィルタと
を設け、前記ギャップ検出器は、前記狭域フィルタを透
過して検出された前記温度センサの出力に基づいて前記
ギャップの大きさを検出することを特徴とする赤外分析
装置である。
【0019】本発明の請求項5においては、請求項1記
載の赤外分析装置において、前記ファブリペローフィル
タの外部に前記可動鏡からの反射光の強度の変化を検出
する光センサを設け、前記ギャップ検出器は、前記セン
サで検出された反射光の強度の変化から求められた前記
可動鏡の傾きに基づいて前記ギャップの大きさを検出す
ることを特徴とする赤外分析装置である。
【0020】本発明の請求項6においては、請求項1記
載の赤外分析装置において、前記可動鏡に歪みにより抵
抗値が変化する歪みセンサを設け、前記ギャップ検出器
は、前記歪みセンサの出力から求められた前記可動鏡の
歪み量に基づいて前記ギャップの大きさを検出すること
を特徴とする赤外分析装置である。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を用いて説明する。尚、以下の図面において、図4〜
図6と重複する部分は同一番号を付してその説明は適宜
に省略する。
【0022】図1は本発明の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。図1において、4は赤外検出器、7は固定
鏡5及び可動鏡6に接続されたギャップ設定器、8は固
定鏡5及び可動鏡6に接続されたギャップ検出器、9は
ギャップ設定器7及びギャップ検出器8に接続された信
号処理器である。
【0023】ギャップ設定器7は、ファブリペローフィ
ルタ3の固定鏡5と可動鏡6に形成された電極との間に
例えば直流電圧や、正弦波形電圧をファブリペローフィ
ルタ3の駆動電圧として印加する。また、ギャップ設定
器7は、可動鏡6の共振周波数よりも高い周波数の微小
振幅の交流電圧をギャップ検出のために固定鏡5と可動
鏡6に形成された電極との間に印加する。
【0024】この場合、固定鏡5と可動鏡6に形成され
た電極との間に印加される交流電圧により可動鏡6は振
動するが、その振幅がギャップ設定器7により印加され
る駆動電圧による変位量と比較して極めて小さくなるよ
うに設定すれば、ギャップに与える影響を無視すること
ができる。
【0025】そして、ギャップ検出器8は、固定鏡5に
形成された電極と可動鏡6に形成された電極との間の静
電容量をインピーダンスを測定することにより検出し、
検出された静電容量に基づいてギャップの大きさを検出
し、信号処理器9に出力する。
【0026】信号処理器9は、ギャップ設定器7により
印加された駆動電圧とギャップ検出器8で検出されたギ
ャップの大きさとに基づいて所望のギャップを得るため
の駆動電圧を算出してギャップ設定器7にフィードバッ
ク出力する。
【0027】そして、ギャップ設定器7は信号処理器9
よりフィードバック出力された駆動電圧を固定鏡5と可
動鏡6に形成された電極に印可し、ファブリペローフィ
ルタ3のギャップを所望のギャップ(h1、h2、h
3)に変化させる。
【0028】そして、ファブリペローフィルタ3はギャ
ップh1、h2、h3にそれぞれ対応する赤外線の波長
λ1、λ2、λ3を透過させ、赤外線検出器4はファブ
リペローフィルタ3を透過した赤外線の強度を検出して
被測定ガスの赤外吸収特性を得る。
【0029】図2は本発明の第二実施例の構成図であ
る。図2において、例えばイオン注入によりループ状の
誘導コイル10が固定鏡5に形成され、誘導コイル10
に対向配置される金属の検出電極11が、例えばスパッ
タ、蒸着等により可動鏡6に形成され、それぞれギャッ
プ検出器8に接続されている。尚、誘導コイル10を可
動鏡6に形成し、検出電極11を固定鏡5に形成しても
良い。
【0030】ファブリペローフィルタ3が駆動されて可
動電極6が変位すると、その変位の速度に対応した誘導
起電力が誘導コイル10に発生するので、ギャップ検出
器8は、この誘導起電力を積分する(変位の速度を積分
する)ことにより変位の大きさを算出し、その結果に基
づいてギャップの大きさを検出する。
【0031】そして、ギャップ検出器8は検出したギャ
ップの大きさを信号処理器9に出力し、信号処理器9は
所望のギャップを得るための駆動電圧を算出してギャッ
プ設定器7にフィードバック出力し、ギャップ設定器7
は算出された駆動電圧を固定鏡5と可動鏡6に形成され
た電極に印可する。
【0032】図3は本発明の第三、第四及び第五実施例
を示す構成図である。図3において、例えば光センサや
焦電センサ等の温度センサ12が固定鏡5に形成され、
この温度センサ12上に図示しない狭域フィルタが設け
られている。また、フォトダイオード等の光センサ13
がファブリペローフィルタ3の外部に設けられ、歪みセ
ンサ14が可動鏡6に設けられている。そして、温度セ
ンサ12、光センサ13及び歪みセンサ14はそれぞれ
ギャップ検出器8に接続されている。
【0033】尚、図3においては説明を簡略にするため
に一つの図面に温度センサ13(第三実施例)、光セン
サ14(第四実施例)、歪みセンサ15(第五実施例)
を全て記載しているが、これらはファブリペローフィル
タ3のギャップを検出するためのものであり、少なくと
も一つがあれば良い。
【0034】まず、第三実施例のギャップ検出方法につ
いて説明する。ファブリペローフィルタ3が駆動されて
可動鏡6が変位すると、狭域フィルタを透過する赤外線
の強度が変調され、温度センサ13は赤外線の強度の変
化に応じた温度変化を検出する。そして、ギャップ検出
器8は、温度センサ13によって検出された温度変化を
ギャップの大きさとして検出する。
【0035】次に、第四実施例のギャップ検出方法につ
いて説明する。ファブリペローフィルタ3が駆動されて
可動鏡6が変位すると、可動鏡6から反射される赤外線
の向きが変化するので、光センサ13にスリット、ピン
ホール等を設ければ、光センサ14に入射する光の強度
が変化する。そして、ギャップ検出器8は光センサ13
で検出された反射光の強度の変化から可動鏡6の傾きの
変化を求め、例えば数値解析手段によって解析的に、あ
るいは実験的に傾きの変化から可動鏡6の変位量とギャ
ップの大きさを求める。尚、数値解析手段としては、有
限要素法(Finite Element Method)を用いた例えば、S
wanson Analysis Inc.製のANSYS(登録商標)等
の汎用構造解析ソフトウエアが使用可能である。
【0036】次に、第五実施例のギャップ検出方法につ
いて説明する。ファブリペローフィルタ3が駆動されて
可動鏡6が変位すると、可動鏡6の歪みにより歪みセン
サ14の抵抗値が変化する。そして、ギャップ検出器8
は歪みセンサ14で検出された抵抗値の変化から可動鏡
6の歪み量を求め、例えば上述の数値解析手段によって
解析的に、あるいは実験的に傾きの変化から可動鏡6の
変位量とギャップの大きさを求める。
【0037】上述のような赤外分光測定装置によれば、
個々のファブリペローフィルタの初期ギャップのばらつ
き、固定鏡5や可動鏡6の膜厚のばらつき、膜応力のば
らつき等により、可動鏡6に作用する静電吸引力と可動
鏡6の変位量の関係がばらついた場合、あるいは、ファ
ブリペローフィルタ3の温度変化によって可動鏡6に作
用する静電吸引力と可動鏡6の変位量の関係が変化した
場合でも、所望のギャップの大きさを得るために、個々
のファブリペローフィルタごとに駆動電圧を調整する必
要は無く、安定した赤外分光測定を行うことができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファブリペローフィルタのギャップの大きさを検出して
所望のギャップとなる駆動電圧を設定するようにしたの
で、ファブリペローフィルタの固体差や温度環境の変化
によらず安定した試料の濃度の算出を可能とする赤外分
析装置を提供することができる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第二実施例の構成図である。
【図3】本発明の第三、第四及び第五実施例の構成図で
ある。
【図4】従来のファブリペローNDIRガス分析計の構
成図である。
【図5】ファブリペローフィルタの動作説明図である。
【図6】ファブリペローフィルタの赤外線透過特性、赤
外吸収特性図である。
【符号の説明】
3 ファブリペローフィルタ 4 赤外検出器 5 固定鏡 6 可動鏡 7 ギャップ設定器 8 ギャップ検出器 9 信号処理器 10 誘導コイル 11 検出電極 12 温度センサ 13 光センサ 14 歪みセンサ h1,h2,h3 ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 仁 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 Fターム(参考) 2G020 AA03 BA02 BA12 BA14 CA02 CA12 CB06 CB42 CC23 CC31 CC42 CC49 CC55 CD13 CD24 CD26 2G059 AA01 BB02 BB04 EE01 HH01 JJ02 JJ30 KK01 MM01 2H048 GA13 GA48 GA61 5F088 BA10 BA11 BB06 EA06 HA06 HA07 JA13 KA06 LA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料に照射された赤外線の波長による吸
    収特性を検出することにより前記試料に含まれる成分の
    濃度を測定する赤外分析装置において、 固定鏡とこの固定鏡に大きさ可変のギャップを有して対
    向配置される可動鏡とを有し、前記ギャップに対応する
    任意所望の波長の赤外線を選択して透過させるファブリ
    ペローフィルタと、 前記ギャップを変化させる駆動電圧を前記固定鏡に形成
    された電極と前記可動鏡に形成された電極との間に印加
    するギャップ設定器と、 前記ギャップの大きさを検出するギャップ検出器と、 前記ギャップ設定器により印加された駆動電圧と前記ギ
    ャップ検出器で検出されたギャップの大きさとに基づい
    て所望のギャップを得るための駆動電圧を算出して前記
    ギャップ設定器にフィードバック出力する信号処理器
    と、 前記ファブリペローフィルタを透過した赤外線の強度を
    検出して前記吸収特性を得る赤外検出器、とを具備する
    ことを特徴とする赤外分析装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の赤外分析装置において、 前記ギャップ設定器は、ギャップ検出のための交流電圧
    を前記駆動電圧と共に前記固定鏡に形成された電極と前
    記可動鏡に形成された電極に印加し、 前記ギャップ検出器は、前記固定鏡に形成された電極と
    前記可動鏡に形成された電極との間の静電容量をインピ
    ーダンスを測定することにより検出し、検出された静電
    容量に基づいて前記ギャップの大きさを検出することを
    特徴とする赤外分析装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の赤外分析装置において、 前記固定鏡または前記可動鏡のいずれかに形成される誘
    導コイルと、この誘導コイルに対向配置され前記固定鏡
    または前記可動鏡のいずれかに形成される検出電極、と
    を設け、 前記ギャップ検出器は、前記誘導コイルに誘起される誘
    電起電力を検出し、検出された誘導起電力に基づいて前
    記ギャップの大きさを検出することを特徴とする赤外分
    析装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の赤外分析装置において、 前記固定鏡に形成される温度センサと、この温度センサ
    上に形成され前記可動鏡の変位に対応して赤外線の強度
    を変調する狭域フィルタとを設け、 前記ギャップ検出器は、前記狭域フィルタを透過して検
    出された前記温度センサの出力に基づいて前記ギャップ
    の大きさを検出することを特徴とする赤外分析装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の赤外分析装置において、 前記ファブリペローフィルタの外部に前記可動鏡からの
    反射光の強度の変化を検出する光センサを設け、 前記ギャップ検出器は、前記センサで検出された反射光
    の強度の変化から求められた前記可動鏡の傾きに基づい
    て前記ギャップの大きさを検出することを特徴とする赤
    外分析装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の赤外分析装置において、 前記可動鏡に歪みにより抵抗値が変化する歪みセンサを
    設け、 前記ギャップ検出器は、前記歪みセンサの出力から求め
    られた前記可動鏡の歪み量に基づいて前記ギャップの大
    きさを検出することを特徴とする赤外分析装置。
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