JP2003013949A - 転がり軸受装置及び転がり軸受装置の組立方法 - Google Patents

転がり軸受装置及び転がり軸受装置の組立方法

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JP2003013949A JP2001198588A JP2001198588A JP2003013949A JP 2003013949 A JP2003013949 A JP 2003013949A JP 2001198588 A JP2001198588 A JP 2001198588A JP 2001198588 A JP2001198588 A JP 2001198588A JP 2003013949 A JP2003013949 A JP 2003013949A
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Koichi Kawakami
耕一 川上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一旦付与した予圧を低減可能な、転がり軸受
装置およびその組立方法を提供する。 【解決手段】 転がり軸受装置10は、円筒状の外周面
を有する軸18と、複数の転がり軸受11とを備え、複
数の転がり軸受11が軸方向に所定間隔を隔てて軸18
に嵌合保持され、転がり軸受11間に介在体15aが挟
まれてなる。軸18の軸方向端部側に保持された第一の
転がり軸受11の、介在体15aが配された側とは反対
側から、予圧付与部材20が圧入されて、予圧付与部材
20により第一の転がり軸受11がそれに隣接する第二
の転がり軸受11に向けて押されている。予圧付与部材
20には、該予圧付与部材を第一の転がり軸受11から
離す方向へ移動するのに用いられる予圧低減手段21が
備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオテー
プレコーダ(VTR)用、ハードディスクドライブ(H
DD)用、レーザビームプリンタ(LBP)用のスピン
ドルモータやその他のモータ等の、各種精密回転部分に
適用可能な、転がり軸受装置及びその組立方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の転がり軸受装置の一例を図8に示
す。転がり軸受装置190は、軸方向に所定間隔を隔て
て軸198の外周面に2個の転がり軸受191が圧入嵌
合され、転がり軸受191の外輪191aがハウジング
195に内嵌されてなる。転がり軸受191の外輪19
1a間には、ハウジング195の段部(介在体)195
aが挟まれている。軸198は、円筒面状の(ストレー
ト形状の)外周面を有し、その外周面が嵌め合い部とな
る。この嵌め合い部に、一対の転がり軸受191が、締
めしろを有する締まり嵌め(圧入)によって嵌合保持さ
れている。そして、一対の転がり軸受191には、特開
平6−221326号公報に開示されているような、共
振圧入方式によって、予圧が付与されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような転がり軸
受装置の転がり軸受に、一旦予圧を付与すると、転がり
軸受が軸に締まり嵌めによって嵌合保持されていること
から、予圧の低減が極めて困難だった。したがって、一
旦設定した予圧を修正したり、転がり軸受装置を解体し
たりすることができなかった。本発明は、上記事情に鑑
みてなされたもので、その目的は、一旦付与した予圧を
低減可能な、転がり軸受装置およびその組立方法を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成により達成される。 (1) 円筒状の外周面を有する軸と、複数の転がり軸
受とを備え、前記複数の転がり軸受が軸方向に所定間隔
を隔てて前記軸に嵌合保持され、前記転がり軸受間に介
在体が挟まれてなる転がり軸受装置であって、前記軸の
軸方向端部側に保持された第一の転がり軸受の、前記介
在体が配された側とは反対側から、予圧付与部材が圧入
されて、前記予圧付与部材により前記第一の転がり軸受
がそれに隣接する第二の転がり軸受に向けて押されてお
り、前記予圧付与部材には、該予圧付与部材を前記第一
の転がり軸受から離す方向へ移動するのに用いられる予
圧低減手段が備えられている転がり軸受装置。 (2) 前記第一の転がり軸受は微小すきまのある嵌め
合いで、前記第二の転がり軸受は締めしろのある嵌め合
いで、前記軸に保持されている前記(1)に記載の転が
り軸受装置。 (3) 円筒状の外周面を有する軸に、複数の転がり軸
受が軸方向に所定間隔を隔てて嵌合保持され、前記転が
り軸受間に介在体が挟まれてなる転がり軸受装置の組立
方法であって、前記軸の軸方向端部側に保持された第一
の転がり軸受の、前記介在体が配された側とは反対側か
ら、予圧付与部材を圧入し、前記予圧付与部材により前
記第一の転がり軸受をそれに隣接する第二の転がり軸受
に向けて押し、前記予圧付与部材の圧入作業を終了した
後、予圧を低減する際には前記予圧付与部材に備えられ
た予圧低減手段を用いて該予圧付与部材を前記第一の転
がり軸受から離す方向へ移動する、転がり軸受装置の組
立方法。 (4) 前記予圧付与部材を圧入する際に、前記転がり
軸受装置の共振周波数を測定しつつ前記予圧付与部材に
より前記第一の転がり軸受をそれに隣接する第二の転が
り軸受に向けて押し、前記共振周波数が予め設定した周
波数に略一致した時点で前記予圧付与部材の圧入作業を
終了する前記(3)に記載の転がり軸受装置の組立方
法。
【0005】以上のような構成によれば、予圧付与部材
に備えられた予圧低減手段を用いて、予圧付与部材が第
一の転がり軸受を押す力を容易に低減でき、予圧を低減
できる。第一の転がり軸受が、微小すきまのある嵌め合
い(すきま嵌め)で軸に保持されていれば、予圧の低減
や修正を一層容易に行える。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1に示す転がり軸受装置装
置10は、保持部材である略円筒形状の軸18と、一対
の転がり軸受(単列深溝玉軸受)11,11と、ハウジ
ング15と、予圧付与部材である圧入リングと20を有
している。転がり軸受11は、第三の周面である外周面
に軌道面である内輪軌道を有する軌道輪部材である内輪
11bと、相対部材である外輪11aと、内外輪11
b,11aの間に介挿された保持器12と、保持器12
に保持された複数の玉(転動体)13とを備えている。
【0007】一対の転がり軸受11の内輪11bは、軸
18に装着される前の状態(自由状態)で所定の内径寸
法を有する。軸18は、自由状態における内輪11bの
内径寸法より僅かに大きな外径寸法を有する締まり嵌め
合い部18aと、自由状態における内輪11bの内径寸
法より僅かに小さい外径寸法を有するすきま嵌め合い部
18bとを有している。すなわち、この軸18の外周面
は、微視的に見れば段付円筒面である。また、軸をスト
レートにし、右側内輪内径を軸より大きく、左側内輪内
径を軸より小さくしてもよい。
【0008】一対の転がり軸受11の外輪11aは、段
付円筒状内周面を有するハウジング15に内嵌されてい
る。ハウジング15と外輪11aとの嵌め合いは、若干
の締めしろを有する締まり嵌め(軽圧入)か、若干のす
きまを有するすきま嵌めとすることができる。一対の転
がり軸受11の外輪11a間には、ハウジング15の内
周面から径方向内方に突出した段部15aが挟まれてい
る。すなわち、転がり軸受11の、他方の転がり軸受に
相対する側の外輪11aの側面は、段部15aの側面に
当接している。
【0009】軸18のすきま嵌め合い部18bに外嵌さ
れた転がり軸受11の、他方の転がり軸受に相対する側
とは反対側(段部15aに当接する側とは反対側)の内
輪11bの側面には、圧入リング20の端面が当接して
いる。圧入リング20は、耐衝撃性設計値を上回る嵌合
力(抜け力)を達成できる締めしろで、すきま嵌め合い
部18bに圧入(締まり嵌め)されている。ハウジング
15と圧入リング20の外周面との嵌め合いは、若干の
すきま嵌めとする。
【0010】圧入リング20には、予圧低減手段として
のネジ穴21が設けられている。ネジ穴21の数は、1
個でもよいし複数でもよい。ここではネジ穴21が、圧
入リング20を軸方向に貫通している。
【0011】転がり軸受装置10の組立方法の一例を説
明する。先ず、軸18の締まり嵌め合い部18aに、一
方の転がり軸受11を圧入する。次に、転がり軸受11
にハウジング15を外嵌する。次に、軸18のすきま嵌
め合い部18bとハウジング15の内周面との間に、他
方の転がり軸受11をすきま嵌め又は軽圧入する。次
に、圧入リング20を、転がり軸受11に予圧がかから
ない位置まで圧入する。この状態の転がり軸受装置10
を、図2に示す予圧付与装置にセットする。
【0012】図2に示す予圧付与装置30は、下振動子
31と、下振動子31上に載置された下治具32と、上
振動子33と、上振動子33の下側に一体化された圧入
治具34と、振動センサ35とを備えている。転がり軸
受装置10は、軸18の軸方向が上下方向を向くよう
に、かつ、圧入リング20が上側に配置されるように、
下治具32の上にセットされる。この時、軸18の下端
面が下治具32に支持され、軸18の締まり嵌め合い部
18aに嵌合された軸受11は下治具32に接しない。
振動センサ35の接触子35aが、転がり軸受装置10
のハウジング15に接している。圧入リング20の、転
がり軸受11に相対する側とは反対側(図では上側)の
端面に、圧入リング20と同心状の圧入治具34の下端
面が接している。下振動子31と上振動子33とは、同
期して転がり軸受装置10を加振する。振動センサ35
は、ハウジング15の端面の振動を検出する。振動セン
サ35の出力信号の、周波数応答波形が監視される。
【0013】下振動子31及び上振動子32によって転
がり軸受装置10を加振し、振動センサ35によりハウ
ジング15の振動を検出しつつ、圧入治具34により圧
入リング20を図の下方向に圧入していく。すると、圧
入リング20によって、すきま嵌め合い部18bに嵌合
された転がり軸受11が、他方の転がり軸受11に向け
て押される。こうして、一対の転がり軸受11に予圧が
付与されていく。予圧が発生すると、振動センサ35の
周波数応答波形において、転がり軸受装置10の共振点
が見えるようになる。圧入治具34により更に圧入リン
グ20を圧入していき、共振点が設定値に達したら、圧
入作業を停止する。以上により、転がり軸受装置10が
完成する。
【0014】転がり軸受装置10の予圧を低減する際に
は、図3に示すように、圧入リング20の、転がり軸受
11に相対する側とは反対側に、抜き治具40を配する
とともに、圧入リング20に抜き治具40を螺着する。
すなわち、抜き治具40を貫通した止めネジ41の先端
部を、圧入リング20のネジ穴21(図1参照)に螺着
することで、抜き治具40を圧入リング20に固定す
る。次に、抜き治具40の中心に設けられて内周面にネ
ジ山が切られたネジ貫通孔42に、抜きボルト43を螺
着する。そして、抜きボルト43の先端面を軸18の端
面に当接させた状態で、抜きボルト43を図中矢印Aで
示すように回す。すると、抜きボルト43は軸方向に移
動せず、抜き治具40とそれに一体化された圧入リング
20とが、軸方向であって転がり軸受11から離れる方
向に(図では右側に)移動する。こうして予圧が低減さ
れる。この後、再度予圧を付与することができる。転が
り軸受装置10を解体して、部品を再利用することも可
能である。
【0015】以上のような構成の転がり軸受装置10に
よれば、圧入リング20に備えられたネジ穴21を用い
て、圧入リング20が転がり軸受11を押す力を容易に
低減でき、予圧を低減したり予圧を再設定したりでき
る。抜き治具40と抜きボルト43とを用いることで、
小さな抜き力で圧入リング20を抜くことを可能にして
いる。
【0016】図4に、本発明の第2実施形態を示す。こ
の転がり軸受装置50は、一対の転がり軸受11間に、
介在体として、ハウジングの段部の代わりに、外輪間座
55が挟まれている。ハウジングは有しない。他の構成
は概ね第1実施形態と同様である。
【0017】図5に、本発明の第3実施形態を示す。こ
の転がり軸受装置60は、一対の転がり軸受11,1
1’間に、介在体としての内輪間座66が介装されてい
る。転がり軸受11の外輪11aとハウジング65内周
面とは締まり嵌め、転がり軸受11’の外輪11a’と
ハウジング65内周面とはすきま嵌めとされている。圧
入リング70の外径は、自由状態におけるハウジング6
5の内径より大きい。ハウジング65の内周面に圧入さ
れた圧入リング70の端面は、転がり軸受11’の外輪
11a’の側面に当接している。そして圧入リング70
には、予圧低減手段として、ネジ穴71が設けられてい
る。他の構成は概ね第2実施形態と同様である。図中矢
印Bで示すように、圧入リング70に抜き力を作用させ
ることで、圧入リング70による予圧が低減される。
【0018】図6に、本発明の第4実施形態を示す。こ
の転がり軸受装置80は、保持部材である軸88と、軌
道輪部材81と、ハウジング85と、圧入リング20と
を備えている。軸88の外周面は、大径部88aと小径
部88bとを有する段付円筒面になっている。大径部8
8aには、軌道88cが設けられている。小径部88b
には、軌道輪部材81が外嵌されている。軌道輪部材8
1の第二の周面である内周面は、小径部88bに締まり
嵌めされている。軌道輪部材81の第三の周面である外
周面は、軸88の大径部88aの外周面と同等の直径に
なっている。軌道輪部材81の外周面には、軌道81a
が設けられている。
【0019】ハウジング85の内周面には、前記した大
径部88aの軌道88cと軌道輪部材81の軌道81a
とに対応する軸方向位置に、それぞれ軌道85aが設け
られている。本実施形態は、外輪を有していない。本実
施形態では、外輪の代わりにハウジング85が相対部材
として機能している。また本実施形態は、介在体を有し
ていないが、ハウジング85が介在体の機能も果たして
いる。軸88の大径部88aの軌道88cとハウジング
85の軌道85aとの間、及び軌道輪部材81の軌道8
1aとハウジング85の軌道85aとの間には、それぞ
れ、複数の玉13が挿入されている。
【0020】軌道輪部材81の、大径部88aに設けら
れた軌道88c(他の軌道)が配された側とは反対側か
ら、第1実施形態と同様な圧入リング20が、軸88の
小径部88bに圧入されている。圧入リング20の端面
が、軌道輪部材81の側面に当接している。圧入リング
20のネジ穴(予圧低減手段)21と、第1実施形態の
ときと同様な治具とを用いて、圧入リング20を軌道輪
部材81から離れる方向に(図では右側に)移動するこ
とで、予圧を低減できる。
【0021】図7に、本発明の第5実施形態を示す。こ
の転がり軸受装置90は、保持部材であるハウジング9
5の内周面に、軸方向に所定間隔を隔てて一対の軌道輪
部材91,91’が内嵌されている。軌道輪部材91の
第二の周面である外周面はハウジング95に締まり嵌め
され、軌道輪部材91’の外周面はハウジング95にす
きま嵌めされている。軌道輪部材91,91’の第三の
周面である内周面には、軌道91aが設けられている。
【0022】軸98の略円筒面状の外周面には、前記し
た一対の軌道輪部材91の軌道91aに対応する軸方向
位置に、それぞれ軌道98aが設けられている。本実施
形態は、内輪を有していない。本実施形態では、内輪の
代わりに軸98が相対部材として機能している。また本
実施形態は、介在体を有していないが、軸98が介在体
の機能も果たしている。一方の軌道輪部材91の、他方
の軌道輪部材91が配された側とは反対側から、圧入リ
ング100がハウジング85内に圧入されている。圧入
リング100の端面が、軌道輪部材91の側面に当接し
ている。圧入リング100のネジ穴(予圧低減手段)1
01と、図示しない治具とを用いて、圧入リング100
を軌道輪部材91から離れる方向に(図では右側に)移
動することで、予圧を低減できる。
【0023】なお、本発明は前述した実施形態に限定さ
れるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
予圧付与部材に備えられる予圧低減手段は、予圧付与部
材を抜くのに供するものであれば、その形態に制限はな
い。例えば、第2実施形態における圧入リングの外周面
に、外方に突出して抜き力が作用される舌部を設けても
よいし、そのような舌部を設けずに圧入リングの外周部
自体を予圧低減手段として機能させてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一旦付与した予圧を低減可能な、転がり軸受装置および
その組立方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す概略断面図であ
る。
【図2】転がり軸受装置の組立方法の一例を説明する概
略図である。
【図3】転がり軸受装置の予圧除去方法の一例を説明す
る概略断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す概略断面図であ
る。
【図5】本発明の第3実施形態を示す概略断面図であ
る。
【図6】本発明の第4実施形態を示す概略断面図であ
る。
【図7】本発明の第5実施形態を示す概略断面図であ
る。
【図8】従来の転がり軸受装置を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
10,50 転がり軸受装置 11 転がり軸受 15 ハウジング 15a 段部(介在体) 18 軸 20 圧入リング 21 ネジ穴(予圧低減手段) 55 間座(介在体)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の外周面を有する軸と、複数の転
    がり軸受とを備え、前記複数の転がり軸受が軸方向に所
    定間隔を隔てて前記軸に嵌合保持され、前記転がり軸受
    間に介在体が挟まれてなる転がり軸受装置であって、 前記軸の軸方向端部側に保持された第一の転がり軸受
    の、前記介在体が配された側とは反対側から、予圧付与
    部材が圧入されて、前記予圧付与部材により前記第一の
    転がり軸受がそれに隣接する第二の転がり軸受に向けて
    押されており、前記予圧付与部材には、該予圧付与部材
    を前記第一の転がり軸受から離す方向へ移動するのに用
    いられる予圧低減手段が備えられている転がり軸受装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第一の転がり軸受は微小すきまのあ
    る嵌め合いで、前記第二の転がり軸受は締めしろのある
    嵌め合いで、前記軸に保持されている請求項1に記載の
    転がり軸受装置。
  3. 【請求項3】 円筒状の外周面を有する軸に、複数の転
    がり軸受が軸方向に所定間隔を隔てて嵌合保持され、前
    記転がり軸受間に介在体が挟まれてなる転がり軸受装置
    の組立方法であって、 前記軸の軸方向端部側に保持された第一の転がり軸受
    の、前記介在体が配された側とは反対側から、予圧付与
    部材を圧入し、前記予圧付与部材により前記第一の転が
    り軸受をそれに隣接する第二の転がり軸受に向けて押
    し、前記予圧付与部材の圧入作業を終了した後、予圧を
    低減する際には前記予圧付与部材に備えられた予圧低減
    手段を用いて該予圧付与部材を前記第一の転がり軸受か
    ら離す方向へ移動する、転がり軸受装置の組立方法。
  4. 【請求項4】 前記予圧付与部材を圧入する際に、前記
    転がり軸受装置の共振周波数を測定しつつ前記予圧付与
    部材により前記第一の転がり軸受をそれに隣接する第二
    の転がり軸受に向けて押し、前記共振周波数が予め設定
    した周波数に略一致した時点で前記予圧付与部材の圧入
    作業を終了する請求項3に記載の転がり軸受装置の組立
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008520926A (ja) * 2004-11-24 2008-06-19 レンコル トレランス リングス リミテッド 部品の固定具
JP2013224733A (ja) * 2012-03-23 2013-10-31 Seiko Instruments Inc 転がり軸受、転がり軸受装置およびピボット装置
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