JP2003013795A - エンジン制御装置及びエンジン制御装置のメモリ書き換え方法 - Google Patents
エンジン制御装置及びエンジン制御装置のメモリ書き換え方法Info
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- JP2003013795A JP2003013795A JP2001201552A JP2001201552A JP2003013795A JP 2003013795 A JP2003013795 A JP 2003013795A JP 2001201552 A JP2001201552 A JP 2001201552A JP 2001201552 A JP2001201552 A JP 2001201552A JP 2003013795 A JP2003013795 A JP 2003013795A
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- Japan
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- data
- engine control
- memory
- block
- control device
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】従来、ディーラーは、車両毎の個別データを入
力するために、エンジン制御装置101の不揮発性メモ
リ108の定められたアドレスに対し、外部のメモリ書
き換え機111から、データの消去及び書き換えを行う
ことができなかった。 【解決手段】ディーラーは、外部のメモリ書き換え機1
11によりエンジン制御装置101の不揮発性メモリ1
08のブロックの一部を消去及び書き換え可能となり、
このメモリ書き換え機111から予め定められたフォー
マットに従い任意に書き換えることができる。 【効果】ディーラーは、必要とする車両の個別データを
簡単にかつエンジン制御に影響を及ぼさない安全な手段
にて、エンジン制御装置101の不揮発性メモリ108
に書き換えができ、その内容を簡単に専用の装置を使っ
て読み出すことができる。
力するために、エンジン制御装置101の不揮発性メモ
リ108の定められたアドレスに対し、外部のメモリ書
き換え機111から、データの消去及び書き換えを行う
ことができなかった。 【解決手段】ディーラーは、外部のメモリ書き換え機1
11によりエンジン制御装置101の不揮発性メモリ1
08のブロックの一部を消去及び書き換え可能となり、
このメモリ書き換え機111から予め定められたフォー
マットに従い任意に書き換えることができる。 【効果】ディーラーは、必要とする車両の個別データを
簡単にかつエンジン制御に影響を及ぼさない安全な手段
にて、エンジン制御装置101の不揮発性メモリ108
に書き換えができ、その内容を簡単に専用の装置を使っ
て読み出すことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン制御装置
とそのメモリ書き換え方法に係り、特に自動車販売会社
(以下ディーラーという)が用いるに最適なエンジン制
御装置の不揮発性メモリの書き換え方法に関する。
とそのメモリ書き換え方法に係り、特に自動車販売会社
(以下ディーラーという)が用いるに最適なエンジン制
御装置の不揮発性メモリの書き換え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジン制御装置の不揮発性メモ
リの消去及び書き換え方法は、例えばデータの不正な消
去及び書き換えが簡単な形式で確実に阻止される方法を
提供する特開平10−83294号公報及び補助プログ
ラムの書き込みに関する特開平8−227359号公報
があるが、ディーラーにおいて個別データをエンジン制
御装置の不揮発性メモリに書き換える技術はなかった。
リの消去及び書き換え方法は、例えばデータの不正な消
去及び書き換えが簡単な形式で確実に阻止される方法を
提供する特開平10−83294号公報及び補助プログ
ラムの書き込みに関する特開平8−227359号公報
があるが、ディーラーにおいて個別データをエンジン制
御装置の不揮発性メモリに書き換える技術はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術において、デ
ィーラーが独自に必要な固有のデータをエンジン制御装
置の不揮発性メモリに書き込む方法について配慮されて
おらず、車両毎の個別データをエンジン制御装置に入力
されることはなかった。その理由は、ディーラーにおけ
る任意の書き換え作業によって、本来のエンジン制御の
プログラム部分や、制御データ部分まで誤って書き換え
る可能性があるためである。
ィーラーが独自に必要な固有のデータをエンジン制御装
置の不揮発性メモリに書き込む方法について配慮されて
おらず、車両毎の個別データをエンジン制御装置に入力
されることはなかった。その理由は、ディーラーにおけ
る任意の書き換え作業によって、本来のエンジン制御の
プログラム部分や、制御データ部分まで誤って書き換え
る可能性があるためである。
【0004】本発明は、前記する課題に鑑みてなされた
ものであり、エンジン制御装置に影響を及ぼさない安全
な手段で、車両毎の個別データの入力を可能とし、その
内容を簡単に専用の装置を使って読み出すことができる
ため、そのデータを顧客の車両管理やアフターサービス
に活用できるエンジン制御装置のメモリの書き換え方法
を提供することを目的とする。
ものであり、エンジン制御装置に影響を及ぼさない安全
な手段で、車両毎の個別データの入力を可能とし、その
内容を簡単に専用の装置を使って読み出すことができる
ため、そのデータを顧客の車両管理やアフターサービス
に活用できるエンジン制御装置のメモリの書き換え方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を解決する
ために、エンジン制御装置は、データの消去及び書き込
みが予め定められたブロック毎に可能とする、読み出し
専用ブロックと書き換え可能なブロックとからなる不揮
発性メモリと、データの書き込み及び読み出しが可能な
揮発性メモリと、前記不揮発性メモリに書き込まれたプ
ログラムに従って動作するマイクロコンピュータを装備
する中央演算処理装置とを装備する。エンジン制御装置
に装備する不揮発性メモリの書き換え可能なブロックの
データは、エンジン制御装置に、外部装置であるメモリ
書き換え機を接続し、メモリ書き換え機からエンジン制
御ファクターとは独立したデータを入力することによっ
て、書き換えを可能とするものである。
ために、エンジン制御装置は、データの消去及び書き込
みが予め定められたブロック毎に可能とする、読み出し
専用ブロックと書き換え可能なブロックとからなる不揮
発性メモリと、データの書き込み及び読み出しが可能な
揮発性メモリと、前記不揮発性メモリに書き込まれたプ
ログラムに従って動作するマイクロコンピュータを装備
する中央演算処理装置とを装備する。エンジン制御装置
に装備する不揮発性メモリの書き換え可能なブロックの
データは、エンジン制御装置に、外部装置であるメモリ
書き換え機を接続し、メモリ書き換え機からエンジン制
御ファクターとは独立したデータを入力することによっ
て、書き換えを可能とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に基づい
て説明する。
て説明する。
【0007】図1は本発明の構成を示すブロック図であ
る。101はエンジン制御装置、102はエンジン制御
装置101によって制御されるエンジンである。エンジ
ン102には、運転状態を示す様々なセンサ(図示せ
ず)が取付けられており、前記センサからの信号がエン
ジン制御装置101に入力される。エンジン制御装置1
01は前記センサからの信号を波形処理する入力処理回
路104と、このセンサ信号を入力しエンジン102の
最適運転状態を演算する中央演算処理装置(以下CPU
という)103と、CPU103によって演算された結
果を制御信号に変換し、エンジン102に装備する燃料
噴射装置(図示せず)や点火時期装置(図示せず)など
のアクチュエータを制御する出力回路105から構成さ
れている。CPU103は、制御プログラムに従い動作
するマイクロコンピュータ(以下MPUという)107
と、このMPU107を動作させるプログラムを格納
し、データの消去及び書き込みが予め定められたブロッ
ク毎に可能であって、読み出し専用ブロックと書き換え
可能なブロックとからなる不揮発性メモリ108と、M
PU107の演算結果を格納するデータの書き込み及び
読み出しが可能な揮発性メモリ109と、入力処理回路
104からの信号を受け、また出力回路105に制御信号
を出力する入出力回路(以下I/Oという)106と、
外部機器とのデータ通信用の通信回路110が内蔵され
ている。外部機器であるメモリ書き換え機111は、エ
ンジン制御装置101のCPU103の通信回路110
と電気的又は無線通信により接続が可能となっている。
ここで不揮発性メモリ108は特別な条件下で内容の消
去及び書き込みができるメモリである。
る。101はエンジン制御装置、102はエンジン制御
装置101によって制御されるエンジンである。エンジ
ン102には、運転状態を示す様々なセンサ(図示せ
ず)が取付けられており、前記センサからの信号がエン
ジン制御装置101に入力される。エンジン制御装置1
01は前記センサからの信号を波形処理する入力処理回
路104と、このセンサ信号を入力しエンジン102の
最適運転状態を演算する中央演算処理装置(以下CPU
という)103と、CPU103によって演算された結
果を制御信号に変換し、エンジン102に装備する燃料
噴射装置(図示せず)や点火時期装置(図示せず)など
のアクチュエータを制御する出力回路105から構成さ
れている。CPU103は、制御プログラムに従い動作
するマイクロコンピュータ(以下MPUという)107
と、このMPU107を動作させるプログラムを格納
し、データの消去及び書き込みが予め定められたブロッ
ク毎に可能であって、読み出し専用ブロックと書き換え
可能なブロックとからなる不揮発性メモリ108と、M
PU107の演算結果を格納するデータの書き込み及び
読み出しが可能な揮発性メモリ109と、入力処理回路
104からの信号を受け、また出力回路105に制御信号
を出力する入出力回路(以下I/Oという)106と、
外部機器とのデータ通信用の通信回路110が内蔵され
ている。外部機器であるメモリ書き換え機111は、エ
ンジン制御装置101のCPU103の通信回路110
と電気的又は無線通信により接続が可能となっている。
ここで不揮発性メモリ108は特別な条件下で内容の消
去及び書き込みができるメモリである。
【0008】図2は、CPU103のメモリの説明図で
ある。図2(a)はCPU103全体のメモリのレイア
ウトを示し、3aは不揮発性メモリ108のブロック、
3bは外部メモリのブロック、3cは揮発性メモリ10
9のブロック、3dはMPU107の内部レジスタブロ
ックである。図2(b)は不揮発性メモリ108内のブ
ロック構成を示す。不揮発性メモリ108内はいくつか
のブロックに分割されている。例えば、A〜Pの16ブ
ロックに分割され、不揮発性メモリ108内の内容はブ
ロックごとに消去及び書き込み可能な構成とする。エン
ジン制御装置101で使用している不揮発性メモリ10
8の構成は、大別すると制御プログラムが格納されてい
るプログラムブロックと、制御データが格納されている
データブロックとに分割されている。本実施例では、ブ
ロックA〜Kがプログラムブロックであり、ブロックL
〜Pまでがデータブロックである。外部機器であるメモ
リ書き換え機111が、特定の条件下(図3に示す、消
去レジスタ2のbit7(ブロックP)が1で、それ以
外(ブロックA〜O)は0)においてのみ、ブロックP
は書き換えできるブロックとなっており、その他のブロ
ックA〜Oは、前記する特定の条件下では書き換えでき
ない構成となっている。またブロックPのデータは、エ
ンジン制御ファクターと独立したデータで構成する。
ある。図2(a)はCPU103全体のメモリのレイア
ウトを示し、3aは不揮発性メモリ108のブロック、
3bは外部メモリのブロック、3cは揮発性メモリ10
9のブロック、3dはMPU107の内部レジスタブロ
ックである。図2(b)は不揮発性メモリ108内のブ
ロック構成を示す。不揮発性メモリ108内はいくつか
のブロックに分割されている。例えば、A〜Pの16ブ
ロックに分割され、不揮発性メモリ108内の内容はブ
ロックごとに消去及び書き込み可能な構成とする。エン
ジン制御装置101で使用している不揮発性メモリ10
8の構成は、大別すると制御プログラムが格納されてい
るプログラムブロックと、制御データが格納されている
データブロックとに分割されている。本実施例では、ブ
ロックA〜Kがプログラムブロックであり、ブロックL
〜Pまでがデータブロックである。外部機器であるメモ
リ書き換え機111が、特定の条件下(図3に示す、消
去レジスタ2のbit7(ブロックP)が1で、それ以
外(ブロックA〜O)は0)においてのみ、ブロックP
は書き換えできるブロックとなっており、その他のブロ
ックA〜Oは、前記する特定の条件下では書き換えでき
ない構成となっている。またブロックPのデータは、エ
ンジン制御ファクターと独立したデータで構成する。
【0009】図3は、不揮発性メモリ108内のデータ
を消去するための内部レジスタの構成を示す。内部レジ
スタは、CPU103のメモリのブロック3dに配置さ
れ、消去レジスタ1及び消去レジスタ2、合せて2バイ
トで構成されている。消去レジスタ1及び消去レジスタ
2の各ビットは、不揮発性メモリ108内の各ブロック
A〜Pに対応しており、このビットを1にするとそれぞ
れに対応したブロックの内容が消去される。従って、デ
ィーラーで任意にデータを消去及び書き換える場合、メ
モリ書き換え機111から送出される特定の書き換えコ
マンドは、消去レジスタ2のbit7(ブロックP)だ
けが1となり、それ以外のbitは0となる。この特定
の書き換えコマンドの送出により、不揮発性メモリ10
8内のブロックPのデータは消去されるが、その他のブ
ロックは消去されない。メモリ書き換え機111による
この特定の書き換えコマンドの送出が、データを消去及
び書き換える場合の前記する特定の条件である。これに
よって、ディーラーにおいて誤った書き込みを防止する
ことができる。データが消去されたブロックPは、以下
の操作によって書き込みが行われる。
を消去するための内部レジスタの構成を示す。内部レジ
スタは、CPU103のメモリのブロック3dに配置さ
れ、消去レジスタ1及び消去レジスタ2、合せて2バイ
トで構成されている。消去レジスタ1及び消去レジスタ
2の各ビットは、不揮発性メモリ108内の各ブロック
A〜Pに対応しており、このビットを1にするとそれぞ
れに対応したブロックの内容が消去される。従って、デ
ィーラーで任意にデータを消去及び書き換える場合、メ
モリ書き換え機111から送出される特定の書き換えコ
マンドは、消去レジスタ2のbit7(ブロックP)だ
けが1となり、それ以外のbitは0となる。この特定
の書き換えコマンドの送出により、不揮発性メモリ10
8内のブロックPのデータは消去されるが、その他のブ
ロックは消去されない。メモリ書き換え機111による
この特定の書き換えコマンドの送出が、データを消去及
び書き換える場合の前記する特定の条件である。これに
よって、ディーラーにおいて誤った書き込みを防止する
ことができる。データが消去されたブロックPは、以下
の操作によって書き込みが行われる。
【0010】図4に、ディーラーで任意にエンジン制御
装置101の不揮発性メモリ108内(ブロックP)の
データを読み出し、消去又は書き込みが可能な外部機器
であるメモリ書き換え機111の構成の一例を示す。メ
モリ書き換え機111は、本体41,不揮発性メモリ1
08内のブロックPのデータを表示するためのディスプ
レイ42,操作部43から構成されており、エンジン制
御装置101とシリアル通信が可能に接続されている。
また、操作部43にはブロックPのデータを読み出すた
めの読み出しコマンドキー44,ブロックPのデータを
消去するための消去コマンドキー45,ブロックPのデ
ータを書き換えるための書き換えコマンドキー46,消
去コマンドを取り消すためのキャンセルキー47を備え
ている。
装置101の不揮発性メモリ108内(ブロックP)の
データを読み出し、消去又は書き込みが可能な外部機器
であるメモリ書き換え機111の構成の一例を示す。メ
モリ書き換え機111は、本体41,不揮発性メモリ1
08内のブロックPのデータを表示するためのディスプ
レイ42,操作部43から構成されており、エンジン制
御装置101とシリアル通信が可能に接続されている。
また、操作部43にはブロックPのデータを読み出すた
めの読み出しコマンドキー44,ブロックPのデータを
消去するための消去コマンドキー45,ブロックPのデ
ータを書き換えるための書き換えコマンドキー46,消
去コマンドを取り消すためのキャンセルキー47を備え
ている。
【0011】図5のフロー図で、本実施例の操作手順と
作業の流れを説明する。S1で、メモリ書き換え機11
1のコマンドキー44の操作により読み出しコマンドを
実行する。これにより、S2で、ブロックP内のデータ
の読み出しを行う。その後、S3で、ブロックP内のデ
ータはメモリ書き換え機111のディスプレイ42上に
表示される。ここで、ディスプレイ42に表示される内
容は車番,登録日,次回車検日等の予めメモリ書き換え
機111でプログラムされた項目であり、その内容はデ
ィーラーで必要な情報として、予め任意に入力されてあ
るエンジン制御ファクターと独立したデータである。次
にS4で、ディスプレイ42の表示内容に対し、ディー
ラーで必要に応じた任意のデータを操作部43で入力す
る。次にS5で、操作部43で入力したデータに書き換
えるために、消去コマンドキー45の操作を実行する
と、S6にてディスプレイ42上に「消去してOK?」
と確認メッセージが表示される。「NO」の場合、S7
で、キャンセルコマンドキー47の操作を実行し、現行
のブロックPのデータがディスプレイ42上に表示され
る。S6で「YES」の場合、S8で、書き換えコマン
ドキー46の操作による書き換えが実行されると、S9
で、内部レジスタのブロック3dに配置された消去レジ
スタ2のbit7が1、消去レジスタ2のbit0〜6
が0、消去レジスタ1のbit0〜7が0となるデータ
が送出される。この結果、S10で、ブロックPのデー
タのみ消去される。次にS11で、S4においてメモリ
書き換え機111により入力されたデータ内容にブロッ
クPのデータは書き換えられる。この時の書き換えプロ
グラムは、エンジン制御装置101に配設された不揮発
性メモリ108内に書き込まれたブロックA〜Kのプロ
グラムブロック内の書き換えプログラムによって実行さ
れる。その後、S12で書き換え後のブロックPのデー
タが、ディスプレイ42上に表示される。
作業の流れを説明する。S1で、メモリ書き換え機11
1のコマンドキー44の操作により読み出しコマンドを
実行する。これにより、S2で、ブロックP内のデータ
の読み出しを行う。その後、S3で、ブロックP内のデ
ータはメモリ書き換え機111のディスプレイ42上に
表示される。ここで、ディスプレイ42に表示される内
容は車番,登録日,次回車検日等の予めメモリ書き換え
機111でプログラムされた項目であり、その内容はデ
ィーラーで必要な情報として、予め任意に入力されてあ
るエンジン制御ファクターと独立したデータである。次
にS4で、ディスプレイ42の表示内容に対し、ディー
ラーで必要に応じた任意のデータを操作部43で入力す
る。次にS5で、操作部43で入力したデータに書き換
えるために、消去コマンドキー45の操作を実行する
と、S6にてディスプレイ42上に「消去してOK?」
と確認メッセージが表示される。「NO」の場合、S7
で、キャンセルコマンドキー47の操作を実行し、現行
のブロックPのデータがディスプレイ42上に表示され
る。S6で「YES」の場合、S8で、書き換えコマン
ドキー46の操作による書き換えが実行されると、S9
で、内部レジスタのブロック3dに配置された消去レジ
スタ2のbit7が1、消去レジスタ2のbit0〜6
が0、消去レジスタ1のbit0〜7が0となるデータ
が送出される。この結果、S10で、ブロックPのデー
タのみ消去される。次にS11で、S4においてメモリ
書き換え機111により入力されたデータ内容にブロッ
クPのデータは書き換えられる。この時の書き換えプロ
グラムは、エンジン制御装置101に配設された不揮発
性メモリ108内に書き込まれたブロックA〜Kのプロ
グラムブロック内の書き換えプログラムによって実行さ
れる。その後、S12で書き換え後のブロックPのデー
タが、ディスプレイ42上に表示される。
【0012】このように、書き換えコマンドキー46の
1回の操作により、まずブロックPのデータのみ消去さ
れ、他のブロックのデータは消去されない工程の後、す
でに操作部43によって入力されたデータのみブロック
Pに書き込まれる工程が連続して実行されるので、ブロ
ックA〜Kのプログラムブロックや、ブロックL〜Oの
データブロック(エンジン制御装置101のプログラム
ブロックや、制御データブロック)まで誤って書き換え
られることがない。
1回の操作により、まずブロックPのデータのみ消去さ
れ、他のブロックのデータは消去されない工程の後、す
でに操作部43によって入力されたデータのみブロック
Pに書き込まれる工程が連続して実行されるので、ブロ
ックA〜Kのプログラムブロックや、ブロックL〜Oの
データブロック(エンジン制御装置101のプログラム
ブロックや、制御データブロック)まで誤って書き換え
られることがない。
【0013】以上、ディーラーにおいて、メモリ書き換
え機111によって、エンジン制御装置101のプログ
ラムブロックや、制御データブロックまで誤って書き換
える問題をなくし、エンジン制御装置101の中央演算
処理装置103の内部にデータを格納することで、新た
なメモリ部品を追加することなく実装スペースを増加さ
せずに、エンジン制御装置101の小型化を図り、簡単
な操作で、ディーラーで必要な車両毎の個別データの書
き換えが容易となり、アフターサービスに活用できる。
え機111によって、エンジン制御装置101のプログ
ラムブロックや、制御データブロックまで誤って書き換
える問題をなくし、エンジン制御装置101の中央演算
処理装置103の内部にデータを格納することで、新た
なメモリ部品を追加することなく実装スペースを増加さ
せずに、エンジン制御装置101の小型化を図り、簡単
な操作で、ディーラーで必要な車両毎の個別データの書
き換えが容易となり、アフターサービスに活用できる。
【0014】
【発明の効果】ディーラーは、独自に必要とする車両の
個別データを簡単に、かつエンジン制御に影響を及ぼさ
ない安全な手段で、エンジン制御装置内の不揮発性メモ
リに書き換えができて、またその内容を簡単に専用の装
置を使って読み出すことができるため、そのデータを顧
客の車両管理やアフターサービスに活用できる。
個別データを簡単に、かつエンジン制御に影響を及ぼさ
ない安全な手段で、エンジン制御装置内の不揮発性メモ
リに書き換えができて、またその内容を簡単に専用の装
置を使って読み出すことができるため、そのデータを顧
客の車両管理やアフターサービスに活用できる。
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】本発明の一実施例CPUメモリのレイアウト説
明図である。
明図である。
【図3】本発明の一実施例内部レジスタの説明図であ
る。
る。
【図4】本発明の一実施例メモリ書き換え機を示す。
【図5】本発明の一実施例フロー図である。
101…エンジン制御装置、102…エンジン、103
…中央演算処理装置(CPU)、104…入力処理回
路、105…出力回路、106…入出力回路(I/
O)、107…マイクロコンピュータ(MPU)、10
8…不揮発性メモリ、109…揮発性メモリ(RA
M)、110…通信回路、111…メモリ書き換え機。
…中央演算処理装置(CPU)、104…入力処理回
路、105…出力回路、106…入出力回路(I/
O)、107…マイクロコンピュータ(MPU)、10
8…不揮発性メモリ、109…揮発性メモリ(RA
M)、110…通信回路、111…メモリ書き換え機。
フロントページの続き
(72)発明者 石川 秀明
茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株
式会社日立製作所自動車機器グループ内
Fターム(参考) 3G084 DA14 DA27 EB06
3G301 JA00 JA19 MA11 NA08 NB03
NC01
Claims (8)
- 【請求項1】データの消去及び書き込みが予め定められ
たブロック毎に可能であって、読み出し専用ブロックと
書き換え可能なブロックとからなる不揮発性メモリと、
データの書き込み及び読み出しが可能な揮発性メモリ
と、前記読み出し専用ブロックに書き込まれたプログラ
ムに従って動作するマイクロコンピュータを装備する中
央演算処理装置とを有するエンジン制御装置に、メモリ
書き換え機を接続し、該メモリ書き換え機によってエン
ジン制御ファクターとは独立したデータを入力し、前記
書き換え可能なブロックのデータを書き換えることを特
徴とするエンジン制御装置のメモリ書き換え方法。 - 【請求項2】請求項1において、前記不揮発性メモリの
書き換え可能なブロックの消去及び書き込みは、前記中
央演算処理装置に内蔵または外付けされた不揮発性メモ
リ上に格納されたプログラムによって実行されることを
特徴とするエンジン制御装置のメモリ書き換え方法。 - 【請求項3】請求項1において、書き換え後のデータ
は、外部装置である前記メモリ書き換え機から入力する
ことを特徴とするエンジン制御装置のメモリ書き換え方
法。 - 【請求項4】請求項1において、前記メモリ書き換え機
からのデータは、車番,登録日,次回車検日を含むこと
を特徴とするエンジン制御装置のメモリ書き換え方法。 - 【請求項5】請求項1において、前記メモリ書き換え機
は、操作部およびディスプレイを有し、前記不揮発性メ
モリの書き換え可能なブロックのデータを読み出し、前
記ディスプレイに表示し、前記操作部から新たなデータ
を入力し、前記中央演算処理装置の内部レジスタの各ビ
ットの数字を特定の値とし、前記不揮発性メモリの読み
出し専用ブロックのプログラムによって前記新たなデー
タが不揮発性メモリの書き換え可能なブロックに書き込
み、前記ディスプレイに新たなデータを表示する手順
は、前記メモリ書き換え機によって行われることを特徴
とするエンジン制御装置のメモリ書き換え方法。 - 【請求項6】データの消去及び書き込みが予め定められ
たブロック毎に可能であって、読み出し専用ブロックと
書き換え可能なブロックとからなる不揮発性メモリと、
データの書き込み及び読み出しが可能な揮発性メモリ
と、前記不揮発性メモリに書き込まれたプログラムに従
って動作するマイクロコンピュータを装備する中央演算
処理装置とを有し、前記書き換え可能なブロックは外部
からのエンジン制御ファクターとは独立したデータの入
力で置き換え可能な部分を備えることを特徴とするエン
ジン制御装置。 - 【請求項7】請求項5において、前記エンジン制御装置
の中央演算処理装置は、分割された前記不揮発性メモリ
の各ブロックに対応するビットで構成する内部レジスタ
を有し、前記内部レジスタに対応する前記エンジン制御
装置とは独立したメモリ書き換え機の入力データは、内
部レジスタの各ビットの数字が特定の値であることを特
徴とするエンジン制御装置。 - 【請求項8】請求項6において、前記内部レジスタの各
ビットの値は、前記不揮発性メモリの書き換え可能なブ
ロックに対応するビットを1とし、他のビットは0であ
ることを特徴とするエンジン制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001201552A JP2003013795A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | エンジン制御装置及びエンジン制御装置のメモリ書き換え方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001201552A JP2003013795A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | エンジン制御装置及びエンジン制御装置のメモリ書き換え方法 |
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-
2001
- 2001-07-03 JP JP2001201552A patent/JP2003013795A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7343239B2 (en) | 2005-03-24 | 2008-03-11 | Hitachi, Ltd. | Program rewriting system and program rewriting method |
US7783398B2 (en) | 2005-03-24 | 2010-08-24 | Hitachi, Ltd. | Program rewriting system and program rewriting method |
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