JP2003012211A - 搬送集積装置および集積方法 - Google Patents

搬送集積装置および集積方法

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JP2003012211A
JP2003012211A JP2001195470A JP2001195470A JP2003012211A JP 2003012211 A JP2003012211 A JP 2003012211A JP 2001195470 A JP2001195470 A JP 2001195470A JP 2001195470 A JP2001195470 A JP 2001195470A JP 2003012211 A JP2003012211 A JP 2003012211A
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Takuya Sakata
卓也 坂田
Keiichi Kotani
圭一 小谷
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断裁されたシャドウマスク製品を配設した金
属シートあるいはシャドウマスク製品単体等のワークシ
ートを搬送用のコンベアから受け取り、所定の集積部に
集積する際の集積方法で、タクトタイムが従来よりもか
からない集積方法と、これを実施するための搬送集積装
置を提供する。 【解決手段】 ワークシートを1枚毎、吸着して集積部
の位置まで搬送し、そこで吸着を解除して、集積部にワ
ークシートを積み重ねるもので、3本の条状の吸着部を
設けた吸着ハンドを備え、且つ、3本の吸着部の中間の
吸着部の吸着解除タイミングを他の2本に吸着部よりも
所定時間だけ早く制御できる吸着解除タイミング制御部
を備えているもので、ワークシートを集積部に搬送し、
そこで吸着を解除して、集積部にワークシートを積み重
ねる際、3本の吸着部の中間の吸着部の吸着解除タイミ
ングを他の2本の吸着部よりも所定時間だけ早くし、ワ
ークシートの落下形状を下に凸の形状にして、ワークシ
ートを落下させて積み重ねるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンベアによって
連続的に搬送されている所定の形状サイズの可撓性の板
状のワークシートをコンベアから受け取り、搬送して、
且つ集積部にワークシートを積み重ねるための搬送集積
装置と、集積方法に関し、特に、ワークシートが磁性体
からなるシャドウマスク製品単体ないしシャドウマスク
製品を配設した金属シートである場合の、搬送集積装置
と、集積方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーTV(ブラウン管)用のシ
ャドウマスクは、使用量の拡大に伴い量産化が進み、且
つ、その使用目的によっては、ファイン化、大型化等が
求められている。このようなシャドウマスクは、一般に
は、帯状に連続する金属板材600を素材(図5
(a))として用い、フォトエッチング加工一貫ライン
で加工されており、簡単には、帯を張った状態であるフ
ープ状にして、帯状に連続する金属板材600を連続な
いし間欠的に移動させながら、製版、エッチングして、
各シャドウマスクの製品部(これをシャドウマスクと言
う)611の外周部が金属板材600に保持されるよう
にして、且つ、該金属板材600にシャドウマスク61
1を面付けした状態にして外形加工される。(図5
(b)) そして、この後、図5(c)に示すように、一旦、金属
板材600を断裁し、断裁された金属シートから不要の
金属板部612を分離し、各シャドウマスク611(図
5(d))を得るトリミング方法(オフライン方式)が
一般には採られている。金属板材600から断裁された
金属シートは、図5(c)(ロ)に示すように、シャド
ウマスク1個(単面付け)の外側に不要の金属板部61
2を付けた状態のもの(金属シート610A)、あるい
は、図5(c)(イ)に示すように、図5(c)(ロ)
のものを複数個1つのシートにした状態のもの(金属シ
ート610)である。
【0003】このような金属シートを得るための断裁工
程は、フォトエッチング加工による外形加工に引き続い
て行われ、断裁された金属シートはコンベアのベルトに
載せられ搬送され、吸着部を持つ搬送部により吸着搬送
され所定の集積位置にて離して積み重ねる、集積方法が
採られていた。図4に示すように、吸着ハンド410を
用い、その真空吸着部411にてコンベア位置にて、金
属シート420の端部を吸着し、この状態で所定の高さ
まで上昇し、レール(図示していない)等により、集積
箇所まで略水平移動した後、集積面高さから所定の距離
内の所定の高さまで吸着ハンド410を下げ、そこで各
吸着部411による吸着を一斉に解除し、金属シート4
20を落とし集積部に積み重ねていた。この集積方法の
場合、金属シート(以下ワークとも言う)が、搬送部の
吸着部から放たれ、金属シートが着地する際には前後に
ずれるばたつきを伴なうため、これを極力小さくするた
め、金属シートを放つ位置(以下、リリース位置とも言
う)と金属シート集積面の距離を縮めて、金属シートを
放っていた。金属シートが搬送部の吸着部から放たれ、
着地する際に、前後にずれるばたつきを起こすのは、金
属シート着地の際に金属シート下に空気を取り込んでし
まい、金属シートが上下にずれてしまうことに起因する
もので、実作業では、このずれを極力小さくするために
金属シートリリース位置と金属シート集積面の距離を縮
めるので、タクトタイムがかかり問題となっていた。
【0004】尚、最近では、フォトエッチング加工工程
に続き、シャドウマスク製品を得るトリミングをインラ
イン方式で行なう方法も採られるようになってきたが、
この方法においても、上記と同様な方法により集積する
場合、タクトタイムがかかり問題となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来
の、シャドウマスクをフォトエッチング加工により作製
する場合、断裁されたシャドウマスク製品を配設した金
属シートあるいはシャドウマスク製品単体を搬送用のコ
ンベアから受け取り、所定の集積部に集積する際の集積
方法においては、位置集積される精度の面から、金属シ
ートリリース位置と金属シート集積面の距離を縮めるこ
とが必要で、タクトタイムがかかり問題となっており、
この対応が求められていた。本発明は、これに対応する
もので、シャドウマスクをフォトエッチング加工により
作製する場合、断裁されたシャドウマスク製品を配設し
た金属シートあるいはシャドウマスク製品単体を搬送用
のコンベアから受け取り、所定の集積部に集積するが、
この集積の際、タクトタイムが従来よりもかからない集
積方法と、これを実施するための搬送集積装置を提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の搬送集積装置
は、コンベアによって連続的に搬送されている所定の形
状サイズの可撓性の板状のワークシートをコンベアから
受け取り、搬送して、且つ集積部にワークシートを積み
重ねるための搬送集積装置であって、ワークシートを1
枚毎、吸着して集積部の位置まで搬送し、そこで吸着を
解除して、集積部にワークシートを積み重ねるもので、
3本の条状の吸着部を設けた吸着ハンドを備え、且つ、
3本の吸着部の中間の吸着部の吸着解除タイミングを他
の2本に吸着部よりも所定時間だけ早く制御できる吸着
解除タイミング制御部を備えているもので、ワークシー
トを集積部に搬送し、そこで吸着を解除して、集積部に
ワークシートを積み重ねる際、3本の吸着部の中間の吸
着部の吸着解除タイミングを他の2本の吸着部よりも所
定時間だけ早くし、ワークシートの落下形状を下に凸の
形状にして、ワークシートを落下させて積み重ねるもの
であることを特徴とするものである。そして、上記にお
いて、ワークシートは磁性体からなる金属シートであ
り、吸着部は、ワークシートの吸着、吸着の解除を磁石
による磁力制御により行なうものであることを特徴とす
るものであり、ワークシートはシャドウマスク製品単体
ないしシャドウマスク製品を配設した金属シートである
ことを特徴とするものである。尚、ここで、条状の吸着
部とは、その吸着面を連続して1直線状のものあるいは
間欠に1直線状にしたものを言う。
【0007】本発明の集積方法は、コンベアによって連
続的に搬送されている所定の形状サイズの可撓性の板状
のワークシートをコンベアから受け取り、搬送して、且
つ集積部にワークシートを積み重ねる際の、集積方法で
あって、3本の条状の吸着部を設けた吸着ハンドを用
い、ワークシートを1枚毎、吸着して集積部の位置まで
搬送し、そこで吸着を解除して、集積部にワークシート
を積み重ねるもので、集積部にワークシートを積み重ね
る際、3本の吸着部の中間の吸着部の吸着解除タイミン
グを他の2本の吸着部よりも所定時間だけ早くし、ワー
クシートの落下形状を下に凸の形状にして、ワークシー
トを落下させて積み重ねることを特徴とするものであ
る。そして、上記において、ワークシートは磁性体から
なる金属シートであり、吸着部は、ワークシートの吸
着、吸着の解除を磁石による磁力制御により行なうもの
であることを特徴とするものであり、ワークシートはシ
ャドウマスク製品単体ないしシャドウマスク製品を配設
した金属シートであることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明の搬送集積装置は、上記のような構成に
することによって、コンベアによって連続的に搬送され
る所定の形状サイズの各可撓性の板状のワークシートを
コンベアから受け取り、搬送して、且つ集積部にワーク
シートを積み重ねるための搬送集積装置であって、ワー
クシートを集積部に集積する際、タクトタイムが従来よ
りもかからない搬送集積装置の提供を可能としている。
具体的には、ワークシートを1枚毎、吸着して集積部の
位置まで搬送し、そこで吸着を解除して、集積部にワー
クシートを積み重ねるもので、3本の条状の吸着部を設
けた吸着ハンドを備え、且つ、3本の吸着部の中間の吸
着部の吸着解除タイミングを他の2本に吸着部よりも所
定時間だけ早く制御できる吸着解除タイミング制御部を
備えているもので、ワークシートを集積部に搬送し、そ
こで吸着を解除して、集積部にワークシートを積み重ね
る際、3本の吸着部の中間の吸着部の吸着解除タイミン
グを他の2本の吸着部よりも所定時間だけ早くし、ワー
クシートの落下形状を下に凸の形状にして、ワークシー
トを落下させて積み重ねるものであることにより、これ
を達成している。即ち、ワークシートリリース時、3本
の条状の吸着部の吸着解除のタイミングをずらし、ワー
クの落下形状を下に凸の形状にさせることで、ワークシ
ートも着地時にワークシート下に空気を取り込まず、従
来の場合よりも集積面から離れた高い位置からワークシ
ートをリリースしてもずれることなく高精度な集積を実
現できるため、従来の場合よりも集積面から離れた高い
位置からワークシートをリリースでき、これにより、従
来よりタクトタイムがかからないものとしている。特
に、ワークシートが磁性体からなる、シャドウマスク製
品を配設した金属シートあるいはシャドウマスク製品単
体で、吸着部は、ワークシートの吸着、吸着の解除を磁
石による磁力制御により行なう場合、ワークシートの吸
着、吸着の解除を確実に制御でき、量産にも対応でき
る。
【0009】本発明の集積方法は、上記のような構成に
することによって、コンベアによって連続的に搬送され
る所定の形状サイズの各可撓性の板状のワークシートを
コンベアから受け取り、搬送して、且つ集積部にワーク
シートを積み重ねる際の、集積方法であって、タクトタ
イムが従来よりもかからない集積方法の提供を可能とし
ている。特に、ワークシートが磁性体からなる、シャド
ウマスク製品を配設した金属シートあるいはシャドウマ
スク製品単体で、吸着部は、ワークシートの吸着、吸着
の解除を磁石による磁力制御により行なう場合、ワーク
シートの吸着、吸着の解除を確実に制御でき、量産にも
対応できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態例を図に基づ
いて説明する。図1は本発明の搬送集積装置の実施の形
態の1例の概略構成図で、図2は図1のA2−A3側か
らみた図、図3は吸着ヘッド部の動作を説明するための
図である。図1〜図3中、110は吸着ヘッド部、11
1、111aは吸着部(鉄プレート)、112、112
a、112bは永久磁石、113は磁石固定部、113
aはガイド用孔、114は磁石固定部、115は固定
軸、117はガイド、121はガイド軸、122は固定
部、123は(ガイド軸121との)嵌合部、125は
ヘッド保持部、126は固定部、131はガイド軸、1
32は昇降用ネジ部、140はモータ、141はネジ
部、142は固定部、143はガイド軸受け、150は
固定部、155はレール、160はシリンダー、161
はシリンダー軸、170は金属シート、180は合紙、
190は集積台(集積部とも言う)である。尚、図1
中、A1部が吸着解除タイミング制御部である。また、
図1では、全体を見易くするため、シリンダー160や
吸着部111の保持については省いて示している。
【0011】本発明の搬送集積の実施の形態の1例を図
1に基づいて説明する。本例の搬送集積装置は、コンベ
ア(図示していない)によって連続的に搬送されてい
る、シャドウマスクを有する磁性体からなる金属シート
170(図5(c)に相当するもので、ワークシートと
も言う)を、コンベアから受け取り、搬送して、且つ集
積部にワークシートを積み重ねるための搬送集積装置
で、金属シート(170)を1枚毎、吸着して集積台1
90の位置まで搬送し、そこで吸着を解除して、集積台
190に金属シート170を積み重ねるものであり、3
本の条状の吸着部111を設けた吸着ハンド110を備
えたものである。そして、3本の吸着部111の中間の
吸着部111aの吸着解除タイミングを他の2本の吸着
部よりも所定時間だけ早く制御できる吸着解除タイミン
グ制御部A1を備えているもので、金属シート170を
集積台190の位置まで搬送し、そこで吸着を解除し
て、集積台190上に金属シート170を積み重ねる
際、3本の吸着部111の中間の吸着部111aの吸着
解除タイミングを他の2本の吸着部よりも所定時間だけ
早くし、金属シート170の落下形状を下に凸の形状に
して、金属シート170を落下させて積み重ねるもので
ある。
【0012】本例では、吸着ヘッド110は、ヘッド保
持部125と一体的に固定されたシリンダー軸161に
より、ガイド軸121に沿い、その位置を上下に移動で
きるようになっており、吸着ヘッド110とヘッド保持
部125との相対位置はシリンダー軸161の上下移動
のみにより決まる。そして、吸着ヘッド110を保持す
るヘッド保持部125自体も、モータ140の駆動によ
り上下移動できるようになっている。
【0013】吸着部111は、磁性体からなり、永久磁
石112により磁化されるもので、永久磁石112と所
定離れている場合には磁化は弱くあるいは磁化されず、
磁性体からなる金属シート170を吸着することはでき
ないが、永久磁石112と接している状態では、磁化は
強く、磁性体からなる金属シート170を吸着すること
ができる。本例では、図1のように永久磁石112と接
し、強く磁化された状態で、磁性体からなる金属シート
170を吸着し、永久磁石112と離され、弱く磁化さ
れた状態あるいは磁化されていない状態では、金属シー
ト170を吸着できない。吸着する金属シート170に
合せ、永久磁石112や吸着部111の材質を選ぶ。ま
た、吸着部111は、永久磁石112に接していない
で、且つ、金属シート170にも接していない場合に
は、磁石から所定距離だけ離れた位置に略水平におかれ
るように、固定部125により保持されている。
【0014】磁石固定部113、114は、永久磁石1
12を保持するもので、磁石固定部114は、直接、固
定軸115に固定されており、固定部114と固定軸1
15とは、シルンダー軸161により、一体的に、ガイ
ド軸121に沿い、上下移動される。そして、固定部1
14と一体となった永久磁石112aは、固定部114
とともにシリンダー軸161により上下移動される。一
方、固定部113にはガイド用孔113aが設けられ、
この孔113aに沿い、ガイド117が上下移動できる
ようになっており、ガイド117と一体になった磁石1
12bがガイド117の移動範囲で上下移動できるよう
になっている。本例の装置では、シリンダー160のシ
リンダー軸の上下移動のみで、永久磁石112と吸着部
111との距離を制御するものであり、このようになっ
ていることにより、図1の金属シート170を保持して
いる状態から、シリンダー160のシリンダー軸161
を上方向に動かし、吸着部111からそれぞれの永久磁
石112を離す際、3本の吸着部111の中間の吸着部
112a以外の2つの吸着部を離すタイミングを、ガイ
ド117の移動範囲に対応して、中間の吸着部112a
より遅らせることができる。即ち、中間の吸着部112
a以外の2つの吸着部112bを離すタイミングを、中
間の吸着部112aより遅らせることにより、金属シー
ト170の落下形状を下に凸の形状にさせることでき、
これにより、金属シート170はその下に空気を取り込
まず、従来の場合よりも集積面から離れた高い位置から
金属シート170をリリースしてもずれることなく高精
度な集積を実現できる。このため、従来の場合よりも集
積面から離れた高い位置から金属シートをリリースで
き、これにより、従来よりタクトタイムがかからなくで
きる。固定部113、114の水平方向位置、吸着部1
11の水平方向位置は可変になっており(これらの機構
は図示せず、省略)、これにより、各種品種やサイズに
対応できる。
【0015】固定部150は、モータ140やこれを固
定する固定部142やガイド受け143を一体的に固定
するもので、本例では、レールに保持され、所定の高さ
位置にある。そして、レール155を介して、コンベア
(図示していない)位置と集積台の位置間を略水平方向
に移動できるようになっている。固定部の水平方向移動
により、吸着ヘッド110や金属シート170は、コン
ベア(図示していない)と集積台190の位置を往復で
きるようになっている。モータ140は、そのネジ部1
41と嵌合する昇降用ネジ部132を回転させ、昇降用
ネジ部132と一体となった固定部125等を上下移動
させる。
【0016】次に、本発明の搬送集積装置の特徴的な、
吸着リリース動作の1例を図3に基づいて説明する。
尚、これを以って、本発明の集積方法の実施の形態の1
例とする。図1の金属シート170を吸着した状態から
吸着を解除して、金属シート170を集積台190に積
み上げる動作について説明する。先ず、コンベア(図示
していない)から金属シート170を受け取り、レール
155により水平移動され、搬送され、集積部の位置で
停止し、図1のように金属シート170を吸着している
状態となる。(図3(a)) この状態で、吸着ヘッド110や集積台190を上下移
動せず、吸着リリースを行なうが、はじめ、ガイド11
7はガイド孔113aの下側いっぱいにきている。シリ
ンダー160のシリンダー軸161を上方向移動させ、
固定部114と固定軸115を、一体として、上方向
に上げる。固定部113のガイド孔113aによるガイ
ド117移動範囲においては、固定部114に一体とな
り永久磁石112aは上方向に移動するが、固定部11
3の永久磁石112は動かない。シリンダー軸161の
上方向移動が、ガイド孔113aによるガイド117移
動範囲を超えると、ガイド117はガイド孔113aの
上側いっぱいにきているため、固定部113も上側に上
がるようになり、固定部113に一体となった永久磁石
112bも上側に移動し、吸着部から離れるようにな
る。固定部113の永久磁石112bが吸着部111か
ら離れると、金属シート170が吸着部111から離れ
る。(図3(c)) これにより、ガイド117が固定部113の下側いっぱ
いから上側いっぱいまでに達する時間をT0とすると、
中間の吸着部112aが金属シート170を離してから
T0後に中間の吸着部を挟む2つの吸着部112bが金
属シート170を離すこととなり、金属シート170の
落下形状は下に凸形状となる。この後、金属シート17
0は、落下して、集積台190上に積まれることとなる
(図3(d))が、金属シート170の落下形状が下に
凸形状となるため、落下の際、金属シート170の下側
に空気を巻き込むことがなく、その落下位置精度を良い
ものとできる。
【0017】次に、本例の搬送集積装置による金属シー
トの搬送と吸着の1例を挙げる。図3(d)の状態で、
レール155により、コンベア(図示していない)まで
略水平に移動する。ここで、シリンダー160と一体の
固定部125を、モータ140の駆動にて、所定幅だけ
降下させ停める。吸着部111と金属シート170とは
若干離れた状態となる。この状態で、シリンダー160
のシリンダー軸161を降下させ、ガイド117が固定
部113の下側いっぱいまできた状態で停める。次い
で、更に、シリンダー160と一体の固定部125を、
モータ140の駆動にて、所定幅だけ若干降下させ、金
属シート170を吸着部111にて吸着した後、シリン
ダー160と一体の固定部125を、モータ140の駆
動にて、所定幅だけ上昇させ、元の位置に戻し、レール
155に沿い集積部へと移動する。このようにして、金
属シートの搬送と吸着が行われるが、これは1例でこれ
に限定はされない。
【0018】本例の搬送集積装置においては、金属シー
トが磁性体であり、吸着部111の吸着を永久磁石を利
用した磁力による吸着としたが、これに限定されない。
電磁石を用いて吸着するようにしても良いし、真空制御
による吸着でも良いが、いずれも吸着リリースのタイミ
ングを制御するタイミング制御機構を備えることが必要
である。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上記のように、コンベアによ
って連続的に搬送される所定の形状サイズの各可撓性の
板状のワークシートをコンベアから受け取り、搬送し
て、且つ集積部にワークシートを積み重ねるための搬送
集積方法で、タクトタイムが従来よりもかからない集積
方法の提供と、これを実施するための搬送集積装置の提
供を可能とした。本発明は、ワークシートがシャドウマ
スクであり、シャドウマスクのフォトエッチング加工に
続いて断裁までを行なうシャドウマスク生産ラインにお
いては、特に有効で、これにより、従来品質を維持しな
がら、集積タクトタイムの短縮の他に、ワークシートの
集積度の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送集積装置の実施の形態の1例の概
略構成図
【図2】図1のA2−A3側からみた図
【図3】吸着ヘッド部の動作を説明するための図
【図4】従来の集積方法を説明するための図
【図5】シャドウマスクの製造方法と分離を説明するた
めの図
【符号の説明】
110 吸着ヘッド部 111、111a 吸着部(鉄プレート) 112、112a、112b 永久磁石 113 磁石固定部 113a ガイド用孔 114 磁石固定部 115 固定軸 117 ガイド 121 ガイド軸 122 固定部 123 (ガイド軸121との)
嵌合部 125 ヘッド保持部 126 固定部 131 ガイド軸 132 昇降用ネジ部 140 モータ 141 ネジ部 142 固定部 143 ガイド軸受け 150 固定部 155 レール 160 シリンダー 161 シリンダー軸 170 金属シート 180 合紙 190 集積台(集積部とも言
う) A1部 吸着解除タイミング制
御部 410 吸着ハンド 411 真空吸着部 420 金属シート 425 合紙 430 集積台 440 コンベア 600 金属板材 610、610A 金属シート 611 シャドウマスクの製品
部(これをシャドウマスクと言う) 611A 開孔形成領域 612 不要の金属板部 614 トリミング線部
フロントページの続き Fターム(参考) 3F072 AA28 GD05 KA01 KD05 KD12 KD22 KD27 3F106 CA02 CA12 CA22 LA15 LB10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベアによって連続的に搬送されてい
    る所定の形状サイズの可撓性の板状のワークシートをコ
    ンベアから受け取り、搬送して、且つ集積部にワークシ
    ートを積み重ねるための搬送集積装置であって、ワーク
    シートを1枚毎、吸着して集積部の位置まで搬送し、そ
    こで吸着を解除して、集積部にワークシートを積み重ね
    るもので、3本の条状の吸着部を設けた吸着ハンドを備
    え、且つ、3本の吸着部の中間の吸着部の吸着解除タイ
    ミングを他の2本に吸着部よりも所定時間だけ早く制御
    できる吸着解除タイミング制御部を備えているもので、
    ワークシートを集積部に搬送し、そこで吸着を解除し
    て、集積部にワークシートを積み重ねる際、3本の吸着
    部の中間の吸着部の吸着解除タイミングを他の2本の吸
    着部よりも所定時間だけ早くし、ワークシートの落下形
    状を下に凸の形状にして、ワークシートを落下させて積
    み重ねるものであることを特徴とする搬送集積装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ワークシートは磁性
    体からなる金属シートであり、吸着部は、ワークシート
    の吸着、吸着の解除を磁石による磁力制御により行なう
    ものであることを特徴とする搬送集積装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、ワークシートはシャ
    ドウマスク製品単体ないしシャドウマスク製品を配設し
    た金属シートであることを特徴とする搬送集積装置。
  4. 【請求項4】 コンベアによって連続的に搬送されてい
    る所定の形状サイズの可撓性の板状のワークシートをコ
    ンベアから受け取り、搬送して、且つ集積部にワークシ
    ートを積み重ねる際の、集積方法であって、3本の条状
    の吸着部を設けた吸着ハンドを用い、ワークシートを1
    枚毎、吸着して集積部の位置まで搬送し、そこで吸着を
    解除して、集積部にワークシートを積み重ねるもので、
    集積部にワークシートを積み重ねる際、3本の吸着部の
    中間の吸着部の吸着解除タイミングを他の2本の吸着部
    よりも所定時間だけ早くし、ワークシートの落下形状を
    下に凸の形状にして、ワークシートを落下させて積み重
    ねることを特徴とする集積方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、ワークシートは磁性
    体からなる金属シートであり、吸着部は、ワークシート
    の吸着、吸着の解除を磁石による磁力制御により行なう
    ものであることを特徴とする集積方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、ワークシートはシャ
    ドウマスク製品単体ないしシャドウマスク製品を配設し
    た金属シートであることを特徴とする集積方法。
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