JP2003012198A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

Info

Publication number
JP2003012198A
JP2003012198A JP2001203035A JP2001203035A JP2003012198A JP 2003012198 A JP2003012198 A JP 2003012198A JP 2001203035 A JP2001203035 A JP 2001203035A JP 2001203035 A JP2001203035 A JP 2001203035A JP 2003012198 A JP2003012198 A JP 2003012198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive source
rotation
paper
document
conveying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001203035A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Takei
章 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Nisca Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisca Corp filed Critical Nisca Corp
Priority to JP2001203035A priority Critical patent/JP2003012198A/ja
Publication of JP2003012198A publication Critical patent/JP2003012198A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 後行原稿の予備搬送を行っても、先行原稿の
排出の影響が後行原稿に出ない、構成が簡単でかつ低コ
ストの画像読取装置を提供する。 【解決手段】 給紙トレイから繰り出され1枚ずつ分離
給送された原稿の傾きを矯正後搬送する回転手段と、前
記回転手段を介して搬送された原稿を読取の行われる所
定の読取位置までコンタクトガラスに沿って搬送固定
し、読取後は前記読取位置から原稿を排出する搬送手段
と、前記搬送手段により前記所定位置から排出された原
稿を排紙トレイに搬送する排紙手段と、正逆転可能な駆
動源と、前記駆動源の正回転を前記回転手段に伝達する
第1一方向クラッチと、前記駆動源の正回転を前記搬送
手段に伝達する第2一方向クラッチと、前記駆動源の逆
回転を前記搬送手段に伝達する第3一方向クラッチとを
備え、前記回転手段の回転/停止の切替を前記駆動源の
正逆転で行い、前記搬送手段は前記駆動源の回転方向に
関わらず給紙方向に回転させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】コンタクトガラスに沿った所
定位置に原稿を搬送固定し、読取手段を移動させて読み
取りを行う画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読取装置は、給紙トレイから
繰り出された原稿を一枚に分離した後、停止しているロ
ーラ対(レジストローラ対)に原稿を当接させて傾きを
矯正し、このレジストローラ対とコンタクトガラスに沿
って支持された搬送ベルトを回転させて、原稿をコンタ
クトガラスに沿った読取所定位置に搬送するようにして
いる。このように、レジストローラ対と搬送ベルトを同
時に駆動させて原稿を所定位置に搬送するが、その際原
稿を安定して搬送するためには、レジストローラ対と搬
送ベルトを所定の速度比で駆動させる必要がある。仮
に、この両者にそれぞれ異なる駆動源を用いると、所定
の速度比を得るために両駆動源間の調整が必要となり、
さらに同時に二つの駆動源を駆動させることにより消費
電力が大きくなるため電源の容量を大きくすることが必
要となってしまい、ひいてはコストの増大を招いてしま
う。よって、従来、単一駆動源でレジストローラ対と搬
送ベルトを回転駆動させて原稿を所定位置に搬送するよ
うにしている。
【0003】しかし、読取後の原稿を排出する時にも、
レジストローラ対と搬送ベルトが同時に駆動すると以下
のような問題があった。
【0004】後行原稿をレジストローラ対に突き当てた
状態で保持しておき、先行原稿の読み取りが終了する
と、レジストローラ対と搬送ベルトとを同時に駆動させ
て、先行原稿の排出と後行原稿の読取位置までの搬送を
行うが、原稿の長さによっては後行原稿が所定の読取位
置に到着しても先行原稿が搬送経路中に残ってしまい、
特にこの搬送経路が湾曲していると排紙トレイ上に排出
された後も原稿が湾曲してしまいうという問題があっ
た。
【0005】また、このような問題を解決すべく、後行
原稿の予備搬送を行わず、先行原稿を排紙トレイに完全
に排出した後、次の原稿の繰り出しを行うようにしてい
るものもあるが、この方法では原稿処理効率が下がって
しまう。
【0006】また、電磁クラッチを用い、搬送ベルトを
駆動させて先行原稿を排出している時にタイミングを計
ってレジストローラを駆動させ、予備搬送された後行原
稿が所定位置に達した時に先行原稿は排紙トレイ上に排
出されるようにしているものもあるが、この方法では、
部品点数が増加してしまい、さらに制御も複雑となるた
め採用は困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、傾
きの矯正された原稿の読取位置までの搬送および読取位
置からの排出を単一駆動源で行い、搬送時にはレジスト
ローラ対と搬送ベルトを回転させて原稿を所定位置まで
搬送することができるとともに、後行原稿の予備搬送を
行っても、先行原稿の排出の影響を後行原稿に与えない
ようにした、構成が簡単でかつ低コストの画像読取装置
を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための画像読取装置は、給紙トレイから繰り出さ
れ1枚ずつ分離給送された原稿の傾きを矯正後搬送する
回転手段と、前記回転手段を介して搬送された原稿を読
取の行われる所定位置までコンタクトガラスに沿って搬
送し、読取後は前記所定位置から原稿を排出する搬送手
段と、前記搬送手段により前記所定位置から排出された
原稿を排紙トレイに搬送する排紙手段と、正逆転可能な
駆動源と、前記駆動源の正回転を前記回転手段に伝達す
る第1一方向クラッチと、前記駆動源の正回転を前記搬
送手段に伝達する第2一方向クラッチと、前記駆動源の
逆回転を前記搬送手段に伝達する第3一方向クラッチと
を備え、前記回転手段の回転/停止の切替を前記駆動源
の正逆転で行い、前記搬送手段は前記駆動源の回転方向
に関わらず給紙方向に回転させるようにしたので、単一
の駆動源の正逆転で原稿を読取位置までの搬送および読
取位置からの排出を行い、搬送時は回転手段と搬送手段
を駆動させて原稿を読取位置に搬送することができると
ともに、排出時は回転手段を停止した状態で搬送手段の
回転によって原稿を読取位置から排出できるので、後行
原稿の予備搬送を行っても先行原稿の排出の影響が後行
原稿に及ぼさず、さらにこれらの一連の動作を三の一方
向クラッチと単一の駆動源の簡単な構成で行うことによ
って低コスト化が図れる。
【0009】また、この発明の画像読取装置は、複数枚
の原稿を載置するための給紙トレイと、前記給紙トレイ
から原稿を繰り出し1枚ずつ分離給送する第1給紙手段
と、前記給紙手段を介して給紙された原稿の傾きを矯正
後搬送する回転手段と、前記回転手段を介して搬送され
た原稿を読取の行われる所定位置までコンタクトガラス
に沿って搬送し、読取後は前記所定位置から原稿を排出
する搬送手段と、前記搬送手段により前記所定位置から
排出された原稿を排紙トレイに搬送する排紙手段と、一
枚の原稿を載置する手差しトレイと、前記手差しトレイ
上の原稿を給送する手差し給紙手段と、正逆転可能な第
1駆動源と、正逆転可能な第2駆動源と、前記第1駆動源
の正転を前記回転手段に伝達する第1一方向クラッチ
と、前記第1駆動源の正転を前記搬送手段に伝達する第
2一方向クラッチと、前記第1駆動源の逆転を前記搬送
手段に伝達する第3一方向クラッチと、前記第2駆動源
の正転を前記給紙手段に伝達する第4一方向クラッチ
と、前記第2駆動源の逆転を前記手差し給紙手段に伝達
する第5一方向クラッチ、第6一方向クラッチおよび第
7一方向クラッチとを備え、前記回転手段の回転/停止
の切替を前記第1駆動源の正逆転で行い、前記搬送手段
は、前記第1駆動源の正逆転に関わらず給紙方向に回転
するようにし、前記給紙手段の駆動と前記手差し給紙手
段の駆動の切替を前記第2駆動源の正逆転で行うように
したので、単一の第1駆動源の正逆転で原稿を読取位置
までの搬送および読取位置からの排出を行い、搬送時は
回転手段と搬送手段を駆動させて原稿を読取位置に搬送
することができるとともに、排出時は回転手段を停止し
た状態で搬送手段の回転によって原稿を読取位置から排
出できるので、後行原稿の予備搬送を行っても、先行原
稿の排出の影響が後行原稿に出ない。また、手差し給紙
手段と(自動)給紙手段の駆動を単一の駆動源の正逆転
で行ったので、確実に一方のトレイ上の原稿のみを給紙
することが可能である。さらに、給紙から排紙までの一
連の動作を複数の一方向クラッチと二の駆動源の簡単な
構成で行うことによって低コスト化が図れる。
【0010】また、この発明の画像読取装置は、コンタ
クトガラスを装置の設置面に対し略垂直に設置するため
の据付け手段と、複数の原稿を載置するための給紙トレ
イと、前記給紙トレイから原稿を繰り出し1枚ずつ分離
給送する給紙手段と、前記給紙手段を介して搬送された
原稿の傾きを矯正後搬送するための回転手段と、前記コ
ンタクトガラスに沿って支持され、前記回転手段を介し
て搬送された原稿を読取の行われる所定位置まで搬送
し、読取後は前記所定位置から原稿を排出するための搬
送手段と、前記搬送手段により前記所定位置から排出さ
れた原稿を排紙トレイに搬送するための排紙手段と、正
逆転可能な駆動源と、前記駆動源の正回転を前記回転手
段に伝達する第1一方向クラッチと、前記駆動源の正回
転を前記搬送手段に伝達する第2一方向クラッチと、前
記駆動源の逆回転を前記搬送手段に伝達する第3一方向
クラッチとを備え、前記回転手段の回転/停止を前記駆
動源の正逆転で行い、前記搬送手段は前記駆動源の回転
方向に関わらず給紙方向に回転させるようにしている。
【0011】したがって、単一の駆動源の正逆転で原稿
を読取位置までの搬送および読取位置からの排出を行
い、搬送時は回転手段と搬送手段を駆動させて原稿を読
取位置に搬送することができるとともに、排出時は回転
手段を停止した状態で搬送手段の回転によって原稿を読
取位置から排出できるので、後行原稿の予備搬送を行っ
ても、先行原稿の排出の影響が後行原稿に出ない。さら
にこれらの一連の動作を二の一方向クラッチと単一の駆
動源の簡単な構成で行うことによって低コスト化が図
れ、さらに設置面積の小型化も図ることが出来る。
【0012】また、この発明の画像読取装置は、正逆転
可能な第2駆動源と、一枚の原稿を載置するための手差
しトレイと、前記手差しトレイからの原稿を前記コンタ
クトガラスと前記搬送手段間に設けられた搬送経路中に
給送するための手差し給紙手段とを備え、前記給紙手段
と前記手差し搬送手段は前記第2駆動源の正逆転切り替
えにより異なるタイミングで駆動される。
【0013】したがって、手差し給紙手段と給紙手段の
駆動を同一の駆動源の正逆転で行ったので、確実に一方
のトレイ上の原稿のみを給紙することが可能である。さ
らに、給紙から排紙までの一連の動作を複数の一方向ク
ラッチと二の駆動源の簡単な構成で行うことによって低
コスト化が図れる。
【0014】また、この発明の画像読取装置は、原稿を
前記所定位置に停止させるための停止手段を前記搬送手
段の下端部近傍に備えている。
【0015】したがって、原稿の搬送中に原稿とベルト
間のすべりによって原稿が落下しても確実に読取位置で
停止させることができる。
【0016】また、この前記停止手段は、原稿を当接し
て停止させる停止部材と、第3駆動源と、前記第3駆動源
により回転するカムとを備えており、前記停止部材は前
記カムを介した前記第3駆動源の駆動により、前記コン
タクトガラスと前記搬送手段間に設けられた搬送経路中
に出没可能に支持されている。
【0017】したがって、騒音を低下させることが可能
である。
【0018】
【発明の実施の形態】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。 1.構成 1−1(全体) この実施例の画像読み取り装置は、図1のように写真の
画像を読み取る写真読み取り装置1であり、例えば写真
取扱店などに設置され、客から持ち込まれたプリント写
真や焼き付けされたばかりの写真の画像を読み取り、加
工編集して、CD−R等の記録媒体に保存するサービス等
に使用される。
【0019】この写真読み取り装置1は、写真を一枚ず
つ搬送する搬送装置2と、後述するコンタクトガラス3
00に沿って搬送された写真の画像を読み取る入力装置
3とから構成され、複数枚の写真を自動的に1枚ずつ入
力装置3へ搬送して読み取るモードと、手差しにより1枚
ずつ入力装置3へ搬送して読み取るモードとを備え、ス
タートスイッチ7のオンにより読み取りを開始するよう
に構成されている。
【0020】さらに図1、2に示すように、装置の枠体
(フレーム)の一面501に据付け手段である円柱状の
4個の脚体500が設けてある。この脚体500は枠体
の一面501にねじ止めされている。そして、この脚体
500を用いて写真読取装置1を設置面に設置すること
で、コンタクトガラス300と後述する搬送手段12を
設置面に対し略垂直に設置することができるようにな
り、さらに装置の安定性を保持することが出来るように
なっている。したがって、従来、装置の設置面に対し水
平に設けられていたコンタクトガラスおよび搬送手段1
2を、装置の設置面に対し略垂直に設置することで、装
置の設置面積を減少させることが出来た。 1−2(搬送装置2) 搬送装置2は、図2〜図5のように給紙部4と、搬送部
5と、排紙部6とから構成され、正逆転可能な第1の駆
動源(駆動源)である搬送/排紙モータ200、正逆転
可能な第2駆動源である給紙モータ100、第3駆動源
であるストッパモータ274により駆動される。
【0021】給紙部4は、図2のように複数枚の写真が
積載される給紙トレイ10と、この給紙トレイ10上の
複数枚の写真を1枚に分離して給紙口10Cから給紙す
る給紙手段11と、分離給送された写真の傾きを矯正後
搬送するための回転手段と、1枚の写真が載置される手
差しトレイ13と、手差しトレイ13に載置された写真
を手差し口13Cから読み取り位置に向けて給紙する手
差し給紙手段14とを備えている。
【0022】搬送部5は、写真を後述する略垂直に据付
けられたコンタクトガラスに沿って所定の読み取り位置
に搬送し、さらに読取後の写真を所定の読取位置から排
出する搬送手段12を備えている。
【0023】排紙部6は、読み取位置にて入力装置3に
より画像を読み取られた写真を排紙口16Cから搬送す
る排紙手段15と、排紙手段15にて搬送された写真を
収納する排紙トレイ16とを備えている。
【0024】なお、排紙トレイ16、給紙トレイ10、
手差しトレイ13は下方から上方へこの順に重ねて配置
されている。従って、給紙口10Cは手差し口13Cと
排紙口16Cとの間に設けられている。
【0025】また、給紙トレイ10と排紙トレイ16は
入力装置3に対して片側に突出して設けられているた
め、給紙トレイ10から搬送手段12を介して排紙トレ
イ16に至る経路はコの字状に湾曲形成された搬送経路
となっている。 1−2−1(給紙部4) 給紙トレイ10には例えばEサイズ(88mm×117
mm),Lサイズ(88mm×127mm),4Rサイ
ズ(4インチ×6インチ),ハイビジョンサイズ(88
mm×156mm)などのサイズの写真が表面(画像
面)を上に向けてセットされ,手差しトレイ13には例
えば給紙トレイ10にセットされる写真より厚いインス
タント写真小(86mm×54mm)、インスタント写
真大(86mm×108mm)や細長いパノラマ写真
(88mm×254mm)が画像面を上に向けてセット
される。
【0026】給紙トレイ10は軸21を中心に回動自在
で、バネ22によって上方に付勢され、レバー23の操
作により給紙トレイ10を下降させたり上昇させたりし
ている。レバー23にはカム23Kが設けられ、カム部
23K1がピン10aに係合するようにレバー23を回
動すると給紙トレイ10が下降しカム部23K2がピン
10aに係合するようにレバー23を回動すると給紙ト
レイ10が上昇する。また、幅方向へ移動自在の一対の
側板10L、10Rが設けられ、センター基準でセット
された写真のサイズに応じて側縁を規制できるように構
成されている。
【0027】給紙トレイ10には開閉自在のカバー24
が設けられている。このカバー24は閉じた状態におい
て、手差しトレイ13からパノラマ写真を搬送する際、
後端を支持する補助トレイとしても機能する。
【0028】給紙部4にはガイド25、26により給紙
経路が形成され、キックローラ149、ガイドローラ1
51、給紙ローラ145W、分離ローラ146とから成
る給紙手段と、レジストローラ162とプレスローラ1
63とから成る回転手段が設けられている。さらにガイ
ドローラ161、エンプティセンサ27が設けられてい
る。
【0029】また、給紙モータ100の一方向の回転
(正回転)を給紙手段11に伝達する給紙伝達手段と、
他方向の回転(逆回転)を手差し給紙手段14に伝達す
る手差し伝達手段とが設けられ、給紙手段11と手差し
給紙手段14とは単一の給紙モータ100で駆動するよ
うに構成され、その切替は給紙モータ100の正逆転で
行っている。したがって、同時に給紙手段と手差し給紙
手段を駆動させることがなく、確実に一方のトレイ上の
原稿のみを給紙することが可能である。
【0030】また給紙トレイ10から給紙された写真の
向きを偏向してコンタクトガラス300方向へ搬入させ
る搬入ガイド164を設け、この搬入ガイド164を写
真搬送方向に連続して配置された複数のローラ(回転体)
165で構成した。これら複数のローラ165は図23
のように隣接するローラ165の外周が互いにオーバラ
ップするように千鳥状に配列されている。
【0031】このように湾曲した給紙経路の写真面に接
触する搬入ガイド164に複数のローラ165を設けた
ので、写真面にキズや汚れが付くことを低減できる。
【0032】また給紙経路には4Rサイズを検出するサ
イズ検出センサ29、レジストセンサ30、タイミング
センサ31が設けられている。タイミングセンサ31は
写真の先端を検出してから後端を検出するまでの送り量
から4Rサイズ以外の写真のサイズや停止位置までの送
り量を検出するために使用される。なお、サイズ検出セ
ンサ29は給紙経路の幅方向における4Rサイズのみの
写真を検出できる位置に設けられている。
【0033】一方、手差し給紙手段は、ゴムローラ11
2、プーリ119、121、123に支持されたタイミ
ングベルト122、ガイドローラ135、166、16
7、グリッドローラ134、ゴムローラ139とで構成
され、手差し経路にはガイド32が設けられている。ま
た、手差しのエンプティセンサ136とインスタント写
真の種類を判別するセンサ137、写真の先端、後端を
検出し、読み取り位置までの送り量をセットするための
タイミングセンサ138が設けられている。
【0034】手差しトレイ13に写真をセットする場
合、操作者が制御装置430を操作してパノラマ写真モ
ードかインスタント写真モードかを設定する。手差しト
レイ13に写真をセットする場合には左側の側板に寄せ
てセットする。
【0035】判別センサ137は大サイズと小サイズの
2種類あるインスタント写真を判別するものであり、手
差し経路のパノラマ写真を検出しない幅方向右側位置に
設けられている。
【0036】なお、インスタント写真は厚く搬送しにく
いため、基板と透明フィルムとからなる台紙を用い、基
板と透明フィルムとの間にインスタント写真をはさんで
搬送する必要がある。
【0037】この台紙は大サイズ用と小サイズ用とがあ
り、インスタント写真モードにおいて、台紙を判別セン
サ137が検出すると大サイズ、検出しなければ小サイ
ズと判断するようになっている。1−2−2(搬送部5)
搬送部5は入力装置3に設けられたコンタクトガラス3
00面に対向して垂直に配置されており、コンタクトガ
ラス300面に沿って原稿を搬送する搬送手段である搬
送ベルト211と、搬送ベルト211を駆動させるため
の搬送/排紙モータ200と、搬送ベルト211に駆動
を伝達する伝達手段と、搬送ベルト211をコンタクト
ガラス300に弾性付勢している複数のタイミングプー
リ215とをユニット化し、グリップ201を引くこと
によりこのユニットの下方に設けた回転軸210を中心
に図6のように搬送部5が回転して搬送手段12とコン
タクトガラス300との間に設けられた搬送経路を開放
できるようになっている。従って、ジャム解除が容易で
ある。
【0038】搭載したモータ200の一方向の回転(正
回転)でレジストローラ162の駆動、搬送ベルト21
1の駆動、排紙部6の駆動を行い、他方向の回転(逆回
転)で搬送ベルト211、排紙部6の駆動を行うように
なっている。したがって、レジストローラの回転/停止
の切替をモータ200の正逆転で行い、モータ200の
回転方向に関わらず搬送ベルト211は給紙方向に回転
するようにしている。さらに、搬送ベルトを介して後述
する排紙手段も給紙方向に回転するようにしている。
【0039】搬送ベルト211は図7のように外周面が
テフロン(登録商標)でコーティングされた3本の無端
ベルトから成っており、この搬送ベルト211に駆動を
伝達する歯付きのタイミングプーリ212と搬送ベルト
211の回転駆動に従動する歯付きのタイミングプーリ
213との間に張架されている。
【0040】この3本の搬送ベルト211は写真の案内
方向と直交する方向(幅方向)に所定距離隔てて複数列配
置されている。
【0041】搬送ベルト211とコンタクトガラス30
0との間にはプリント写真を垂直方向に搬送する搬送路
(案内路)が形成され,搬送ベルト211と写真間の摩
擦による搬送力と写真の自重落下作用により、搬送力を
低減することなく、ニップ力を低減させることができ
る。これによって、写真が静電気によりコンタクトガラ
ス300面に吸着することを防止するとともに写真の画
像面に擦り傷がつき難い。 1−2−3(停止手段214) 図5のように原稿を読み取りの行われる所定位置(読取
基準位置T1)で停止させるための停止手段214が搬
送ベルト211の下端部近傍に設けられている。
【0042】この停止手段214は、案内路内に出没自
在で案内路内に突出することにより写真をコンタクトガ
ラス300面の下流端側の所定位置で停止させるストッ
パ(停止部材)273を備えている。このストッパ273
はストッパモータ274によって駆動され、搬送ベルト
211とコンタクトガラス300との間に設けられた搬
送経路に出没自在に指示されている。そして搬送経路に
突出させたストッパ273に、搬送されてきた写真の先
端を当接させて、コンタクトガラス300の下端部近傍
の読取位置T1で停止させる。
【0043】このように、ストッパを搬送手段の下端部
近傍に設けることにより、搬送途中で搬送ベルトと原稿
間のすべりにより原稿が落下しても、確実に原稿を所定
の読取位置に停止させることが可能である。
【0044】ストッパ273は、図10及び図11のよ
うに案内路を案内される写真の端部が当接する当接面を
有し、この当接面にゴム板などの弾性材275が取り付
けられている。
【0045】ストッパ273には、軸276が挿通され
る孔273aと軸257が挿通される孔273bと、フ
ランジ273Cとが設けられている。またストッパ27
3はバネ277によりコンタクトガラス300方向に付
勢されている。
【0046】軸276にはモータ274の軸に取り付け
られたウォームギア278にかみ合うギア279とフラ
ンジ273Cに係合するカム280とストッパセンサ2
82により回転位置を検出するための遮光板281とが
設けられている。ストッパモータ274の駆動により、
カム280、ストッパ273、遮光板281は次のよう
に回転または移動する。
【0047】なお、図15のようにストッパモータ27
4の駆動により回転した遮光板281のエッジ281a
をセンサ282が検出するとモータ274を停止させ
る。遮光板281が完全に停止した状態でセンサ282
が遮光板281を検出していなければ図15〜図19の
ようにストッパ273はコンタクトガラス300から退
避している。また、回転した遮光板281のエッジ28
1bとセンサ282が検出しモータ274を停止させた
際、センサ282が遮光板281を検出していれば図2
1、図22、図11、図12、図13のようにストッパ
273はコンタクトガラス300に接触している。
【0048】(1)図11〜図13のようにカム280
の回転角度が0度〜60度においては、ストッパ273
のゴム板275がバネ277の付勢力によりコンタクト
ガラス300に接触している。なお、センサ282は遮
光板281を検出している。この状態においては、コン
タクトガラス300に沿って上方から搬送されてくる写
真を基準位置に停止することができる。
【0049】(2)図14のようにカム280が90度
回転すると、カム280がストッパ273のフランジ2
73Cを押し始め、ストッパ273が退避を開始し、コ
ンタクトガラス300との間に例えば0.883mmの
間隔が生じる。
【0050】(3)図15のようにカム280が120
度回転するとストッパ273は更に退避し、コンタクト
ガラス300との間に例えば3.447mmの間隔が生
じる。なお、センサ282は遮光板281を検出しなく
なる。
【0051】(4)図16〜図18のようにカム280
が150度〜210度回転するとストッパ273が最大
限退避し、コンタクトガラス300との間に例えば4m
mの間隔が生じる。これにより、ストッパ273とコン
タクトガラス300との間を写真が通過可能となる。
【0052】(5)図19のようにカム280が240
度回転するとストッパ273がコンタクトガラス300
側へ移動し始め、コンタクトガラス300との間隔は例
えば3.441mmとなる。
【0053】(6)図20のようにカム280が270
度回転するとストッパ273がコンタクトガラス300
側へ更に移動し、コンタクトガラス300との間隔は例
えば0.876mmとなる。なお、センサ282がカム
281を検出するようになる。
【0054】(7)図21及び図22のようにカム28
0が300度〜360度回転するとストッパ273がコ
ンタクトガラス300に接触した状態となる。
【0055】このように、停止手段にモータとカムを用
いると、停止手段の駆動源としてソレノイドを使用した
場合に比較し、騒音を低減することができる。特に本実
施例では原稿固定読みの使用頻度が高く停止部材の出没
回数が多いので、騒音の少ないモータとカムを用いるこ
とが好ましい。 1−2−4(排紙部6)排紙部6には、図2のようにコ
ンタクトガラス300から搬出された写真の向きを偏向
して排紙トレイ16に向けて案内する搬出ガイド22
0、221が設けられ、搬出ガイド220には写真搬送
方向に連続して複数のローラ222(回転体)が設けられ
ている。これら複数のローラ222は図23のように隣
接するローラ222の外周が互いにオーバラップするよ
うに千鳥状に配列されている。
【0056】このように湾曲した排紙経路の写真面に接
触する搬出ガイド220に複数のローラ222を設けた
ので、写真面にキズや汚れが付くことを低減できる。
【0057】さらに、排紙手段は、搬出ガイド221に
沿って設けられ写真の画像面に接触して写真を排紙トレ
イ16に排紙する排紙ベルト228と、従動ローラ22
4、225、226、227を備えており、排紙ベルト
228はローラ229、230、231、232に支持
されている。そして、排紙経路には排紙センサ235が
設けられている。さらに、ローラ232の回転軸233
には図1のように排紙ローラ234が設けられている。
【0058】なお、搬出ガイド220、221と排紙ベ
ルト228とは、写真を排紙トレイ16に導く湾曲した
排紙経路を形成している。
【0059】ところで、写真を送る一対の回転体の少な
くとも写真面に接触する回転体を無端のベルト221と
し、このベルト221で搬送ガイドを形成したので、写
真面にキズや汚れが付くのを低減できる。また、写真に
対して搬送力が付与される面積が増大し、搬送力を落と
すことなくニップ力を低減できる。 1−2−5(駆動機構) 次に図2〜図9を参照して駆動機能について説明する。
なお、図8、図9の駆動機構の図面は駆動がどのように
伝達されるかを示したもので、配置位置は搬送経路を示
した図面とは異なっている。 (給紙部4)図8のように給紙モータ100の駆動はタ
イミングプーリ(以下プーリと言う)101、タイミン
グベルト102、プーリ103を介して回転軸104に
伝達される。この回転軸104にはギア105W(第4
一方向クラッチ、クラッチCL4付き)、ギア106W
(第5一方向クラッチ、クラッチCL5付き)、プーリ
107、プーリ108W(第6一方向クラッチ、クラッ
チCL6付き)が取り付けられている。
【0060】ギア105Wはギア140、ギア141T
(トルクリミッタ付き)を介して回転軸143に駆動を
伝達している。
【0061】回転軸143にはプーリ144、給紙ロー
ラ145W(一方向クラッチ付き)が取り付けられてい
る。給紙ローラ145Wは分離ローラ146に圧接さ
れ、複数枚の写真を1枚に分離するようになっている。
分離ローラ146の軸にはトリクリミッタ160が設け
られている。
【0062】プーリ144はタイミングベルト146を
介してプーリ147に駆動を伝達し、軸148に取り付
けられたキックローラ149W(一方向クラッチ付き)
を駆動するようになっている。なお、150、151は
ガイドローラである。
【0063】プーリ105Wに設けられたクラッチCL
4はモータ100の正回転のみを伝達する。したがっ
て、回転軸104に伝達されたモータ100の正回転を
プーリ105W、クラッチCL5、ギア140、ギア1
41T、回転軸143を介して給紙ローラ145W、お
よび分離ローラ146を給紙方向に回転させる。さら
に、回転軸143に伝達された駆動は、タイミングベル
ト146、プーリ147、を介して回転軸148に伝達
され、キックローラ149Wを給紙方向に回転させる。
なお、回転軸104に伝達されたモータ100の逆回転
駆動はクラッチCL4の作用により、ギア140に伝達
されない。したがって、給紙ローラ145W、および分
離ローラ146、キックローラ149Wは回転しない。
【0064】一方、回転軸104に設けられたギア10
6Wはギア113に噛み合い、このギア113の回転軸
114に取り付けられたプーリ115に駆動を伝えてい
る。このプーリ115はタイミングベルト116を介し
て回転軸117に取り付けられたプーリ118W(一方
向クラッチ付き)に駆動を伝える。
【0065】回転軸117にはプーリ119が設けら
れ、このプーリ119と回転軸120に取り付けられた
プーリ121との間にタイミングベルト122がゴムロ
ーラ112に接触して張設され、図2のテンションプー
リ123がたるみを防止している。
【0066】プーリ106Wに設けられた一方向クラッ
チCL5はモータ100の逆回転のみを伝達する。した
がって、モータ100の逆回転時、ギア113、プーリ
115、タイミングベルト116、プーリ118W、回
転軸117を介してタイミングベルト122を給紙方向
に回転させる。なお、回転軸104に伝達されたモータ
100の正回転駆動はクラッチCL5の作用により、ギ
ア113に伝達されない。
【0067】さらに、プーリ106Wの軸に取り付けら
れたプーリ107はタイミングベルト109、プーリ1
10W(第7一方向クラッチ、クラッチCL7付)を介
して回転軸111に駆動を伝達している。この回転軸1
11には手差しされた写真を搬送するためのゴムローラ
112が取り付けられている。
【0068】プーリ110Wに設けられたクラッチCL
7はモータ100の逆回転のみを伝達する。したがっ
て、モータ100の逆回転時ゴムローラ112は給紙方
向に回転されるが、正回転時は回転しない。
【0069】また、図4、図8のように、回転軸104
に設けられたプーリ108Wはタイミングベルト130
を介して回転軸131に取り付けられたプーリ132に
駆動を伝えている。なお、133はテンションプーリで
ある。
【0070】図8のように回転軸131には金属製のグ
リッドローラ134が設けられている。このグリッドロ
ーラ134の表面には細かい突起が設けられ、写真がす
べることなく搬送できるようにしている。
【0071】回転軸131の駆動はギア154、15
5、156を介して回転軸157に取り付けられたロー
ラ139に伝達される。
【0072】プーリ108Wに設けられた一方向クラッ
チCL6はモータ100の逆回転のみを伝達する。した
がって、モータ100の逆回転時、グリッドローラ13
4およびローラ139は給紙方向に回転するが、モータ
100の正回転時は回転しない。
【0073】上述したように、一方向クラッチCL4の
作用により、モータ100の正回転時には給紙手段であ
る給紙ローラ145W、分離ローラ146、キックロー
ラ149が給紙方向に回転し、モータ100の逆回転時
には、一方向クラッチCL5、CL6、CL7の作用に
より、手差し給紙手段であるタイミングベルト122、
ゴムローラ112、グリッドローラ134、ローラ13
9が給紙方向に回転する。したがって、モータ100の
正/逆回転の切替により給紙手段と手差し給紙手段の駆
動の切替が行われ、確実に給紙トレイまたは手差し給紙
トレイ上の一方の原稿のみが給紙されるようになってい
る。 (搬送部5及び排紙部6)図9のようにモータ200の回
転軸にはプーリ240が取り付けられ、タイミングベル
ト241を介して回転軸242に取り付けられたプーリ
243に駆動を伝達している。
【0074】回転軸242にはギア244W、ギア24
5、プーリ246Wが取り付けられており、さらにギア
244Wにはモータ200の正回転のみを伝達する第1
の一方向クラッチであるクラッチCL1が設けられてい
る。
【0075】ギア244Wは回転軸247に取り付けら
れたギア248に駆動を伝達し、ギア249を介してレ
ジストローラ162の回転軸170に取り付けられたギ
ア171W(一方向クラッチ付き)にかみ合っている。
そして、回転軸242に伝達されたモータ200の正回
転のみが、クラッチCL1によりギア248、回転軸2
49、ギア249、ギア171Wを介して回転軸170
に伝達され、回転軸170およびレジストローラ162
が原稿の給紙方向に回転するようになっている。なお、
クラッチCL1は、モータ200の逆回転を伝達しない
ため、モータ200の逆回転時レジストローラ162は
停止している。
【0076】また、ギア171Wに設けられた一方向ク
ラッチはモータ200の正転のみを回転軸170に伝達
するが、このクラッチは、レジストローラ162よりも
下流側で原稿の搬送速度が速くなった場合、モータ20
0による駆動を断ち、その速い速度の原稿によって回転
軸170とレジストローラ162が従動するために取り
付けたものである。
【0077】ギア245は回転軸253に取り付けられ
たギア254に駆動を伝えている。回転軸253にはプ
ーリ255Wが設けられ、タイミングベルト256を介
して回転軸251に取り付けられたプーリ272W(一
方向クラッチ付き)に駆動を伝達している。
【0078】プーリ255Wにはモータ200の正回転
のみを伝達する第2の一方向クラッチであるクラッチC
L2が設けられている。よって、回転軸253に伝わっ
たモータ200の正回転は、プーリ255W、クラッチ
CL2、タイミングベルト256、プーリ272Wを介
して回転軸251に伝えられ、回転軸251、搬送ベル
ト211は給紙方向に回転するようになっている。
【0079】また、プーリ272Wに設けられた一方向
クラッチはモータ200の正転のみを回転軸251に伝
達するが、このクラッチは、搬送ベルト211よりも下
流側で原稿の搬送速度が速くなった場合、モータ200
による駆動を絶ち、その速い速度の原稿に従って回転軸
251および搬送ベルト211が従動回転するためのも
のである。
【0080】プーリ246Wはタイミングベルト250
を介して回転軸251に取り付けられたプーリ252W
(一方向クラッチ付き)に駆動を伝達している。プーリ
246Wにはモータ200の逆回転のみを伝達する第3
の一方向クラッチであるクラッチCL3が設けられてい
る。よって、回転軸242に伝達されたモータ200の
逆回転のみが、プーリ246W、クラッチCL3、タイ
ミングベルト250、プーリ252Wを介して回転軸2
51に伝達され、回転軸251および搬送ベルト211
が原稿の搬送方向に回転するようになっている。
【0081】また、プーリ252Wに設けられた一方向
クラッチはモータ200の逆転のみを回転軸251に伝
達するが、このクラッチは、搬送ベルト211よりも下
流側で原稿の搬送速度が速くなった場合、モータ200
による駆動を断ち、その速い速度の原稿に従って回転軸
251および搬送ベルト211が従動するためのもので
ある。
【0082】なお、モータ200の正回転時駆動は、回
転軸242まで伝達されるが、クラッチCL3の作用に
より回転軸251には伝達されず、モータ200の逆回
転駆動時は、回転軸253まで駆動は伝達されるが、ク
ラッチCL2の作用により回転軸251には伝達されな
い。
【0083】回転軸251に伝わった駆動は搬送ベルト
211、プーリ213を介して回転軸257に伝達され
る。この回転軸257にはプーリ258が設けられ、タ
イミングベルト259を介して回転軸210に取り付け
られプーリ260に駆動を伝えている。
【0084】回転軸210にはプーリ261が設けら
れ、タイミングベルト262を介して軸263に設けら
れたプーリ264に駆動を伝えている。
【0085】軸263にはプーリ265が設けられ、タ
イミングベルト266を介してローラ225の回転軸2
67に取り付けられたプーリ268に駆動を伝えてい
る。
【0086】軸263にはさらにギア269が設けら
れ、回転軸233に設けられたギア270とかみ合って
いる。回転軸233に取り付けられたプーリ232と回
転軸271に取り付けられたプーリ229との間には、
タイミングベルト228が張設されている。
【0087】なお、写真をニップして送る一対のローラ
225とタイミングベルト228の両方を駆動している
ので、搬送力を落とすことなくニップ力が低減できる。
これにより、写真面にキズや汚れが付くことを低減でき
る。
【0088】上述したように、モータ200の正回転時
にはクラッチCL1、CL2の作用により、レジストロ
ーラ162、搬送ベルト211が給紙方向に回転し、モ
ータ200の逆回転時にはクラッチCL3の作用により
レジストローラ162が停止した状態で搬送ベルト21
1が給紙方向に回転する。 1−3(入力装置3) 入力装置3は、図23〜図26のように略垂直に配置さ
れた搬送手段12との間に写真の案内路を形成するコン
タクトガラス300と、このコンタクトガラス300の
下方に設けられたシェーディング補正用の白基準板32
3と、搬送手段12にてコンタクトガラス300の第1
の読み取り位置(基準位置)T1に停止された写真を移
動して読み取るか、または第2の読み取り位置T2を移
動する写真を静止して読み取る読み取り手段、例えばキ
ャリッジ301と、このキャリッジ301を略垂直なコ
ンタクトガラス300に沿って昇降させる昇降手段30
2とを備えている。
【0089】キャリッジ301は図2のようにコンタク
トガラス300に沿って搬送された写真が停止手段21
4により第1の読み取り位置T1に停止した状態で上昇
しながら画像を読み取る場合と、手差しトレイ13から
の写真を第2の読み取り位置T2を移動させながら読み
取る場合とがある。
【0090】キャリッジ301は、写真に光を照射する
キセノンランプなどの光源303と、光源ケーブル30
3Kと写真からの反射光を反射させる複数のミラー30
4、305、306、307と、ミラー307からの反
射光を結像させるレンズユニット308と、結像された
反射光を光電変換するCCDなどのカラーのイメージセ
ンサ309と、イメージセンサ309が取り付けられた
センサ基板325と信号ケーブル325Kとで構成され
た一体のユニットであり、図24のように両端に設けら
れた上下フレーム331、332に支持された一対のガ
イドシャフト333、334に沿って上下動自在に支持
されている。なお、センサ基板325には図27のよう
にA/Dコンバータ326が設けられている。また、光
源303はインバータ327で点灯される。
【0091】また、キャリッジ301の下端面には衝撃
吸収部材335が設けられ、故障によりキャリッジ30
1がホームポジションHを通過して下フレーム332に
衝突することがあっても、衝撃を吸収できるようになっ
ている。
【0092】キャリッジ301のホームポジションセン
サ330は下フレーム332に設けられている。
【0093】一方、キャリッジモータ310の駆動力は
図3のようにプーリ311、タイミングベルト312を
介して回転軸313に取り付けられたプーリ314に駆
動力を伝達している。
【0094】回転軸313にはプーリ315が取り付け
られ、タイミングベルト316を介して回転軸317に
取り付けられたプーリ318に駆動を伝達している。
【0095】回転軸317には図2のようにプーリ31
9が取り付けられ、下方に設けられたプーリ320との
間にタイミングベルト321が張設され、このタイミン
グベルト321とキャリッジ301とが結合部材322
で連結されている。従って、モータ310の駆動力によ
りタイミングベルト321が回転し、モータ310の回
転方向に応じてキャリッジ301が昇降する。
【0096】キャリッジ301は所定域を上昇しながら
読み取りを行う。なお、キャリッジ301は下降移動し
ながら読み取りを行っても良い。
【0097】また、読み取り手段は光源ユニットとミラ
ーユニットとが2:1の速度で移動して固定されたイメ
ージセンサで光電変換するものでも良い。即ち、読み取
り手段の少なくとも一部が所定域を上昇または下降移動
しながら読み取りを行うようになっていれば良い。 1−3(制御手段) この写真読み取り装置1には図27のように制御基板4
00が設けられている。この制御基板400にはCPU
401、ライン補正用SRAM402と、シェーディン
グ補正用SRAM403と、ガンマ補正用SRAM40
4と、送信バッファ用SDRAMと、画像データ処理用
IC406と、転送データ処理用IC407と、ROM
408と、SRAM409と、EEPROM410と、
モータ100、200、274、310を駆動するモー
タドライバ411と、制御装置430が接続されるSC
SI−2インターフェース412と、IEEE1394
インターフェース413とを備え、AC電源に接続され
ている。
【0098】CPU401はROM408に記憶された
プログラムを実行し、各種検出センサの情報を経てモー
タ100、200、274、310等を駆動して搬送、
読み取りを行わせる。
【0099】ライン間補正用SRAM402は、3ライ
ンのRGB各画素列間の間隔を補正するために使用され
る。RGB各画素列が一定距離を持って構成されている
イメージセンサ309からの出力データは、ある時間t
0のとき第1画素列のデータをNライン目とすると第2
画素列はN―nライン目を、第3画素列はN―2nライ
ン目となる。過去のデータを一時的に記憶し、同一ライ
ンのデータを同タイミングで出力する機能がライン間補
正であり過去のデータを記憶する記憶素子である。
【0100】シェーディング補正用SRAM403は、
光学系の不均一やイメージセンサ309の感度ムラの影
響を除去するためにシェーディング補正を行なう際に、
補正に必要なRGB各色全画素分の基準黒ならびに基準
白データを記憶する記憶素子である。
【0101】ガンマ補正用SRAM404は、得られた
画像データの色階調の直線性を補正するため、または任
意の出力を得るため、画像入力データに対しガンマ補正
を実施する必要があり、各色0〜4095のデータに対
しルックアップテーブルを使用して任意のデータに変換
するため、このときのルックアップテーブルデータを格
納する記憶素子である。
【0102】送信バッファ用SDRAM405は制御装
置430へ転送するデータを一時保存するためのもので
ある。最終で得られたデータは、SCSI−2インター
フェース412を介して制御装置430に転送される。
データ転送にかかる時間がデータ読み取りにかかる時間
よりも長い場合、読み取りを中断する必要がある。そこ
でデータ転送中も中断せずに、データ読み取りをできる
ように出力データを一時保管するための記憶素子であ
る。
【0103】画像データ処理用IC(ゲートアレイ)4
06は、上記の各補正、ならびに光学系、イメージセン
サ309などの影響を除去するための色補正を行なう専
用の素子である。
【0104】転送データ処理用IC(ゲートアレイ)4
07は、処理された転送前のデータを、転送に適した形
態に処理し、送信バッファ用SDRAM405を制御す
る専用の素子である。
【0105】ROM408は装置全体を制御するプログ
ラムが記憶されている。
【0106】SRAM409は、CPU401の演算デ
ータの一時保管用記憶素子である。
【0107】EEPROM410は、光学センサの調整
値などを保管するための記憶素子である。
【0108】制御装置430はコンピュータであり、原
稿の種類の設定や読み取りの開始の命令、画像処理の命
令などを行う。制御装置430は搬送手段12にてコン
タクトガラス300の第1の読み取り位置T1に停止さ
れた写真をキャリッジ301を上昇させながら読み取る
第1の読み取りモードと、手差し給紙手段14によって
コンタクトガラス301に沿って第1の読み取り位置T
1より上方に設けられた第2の読み取り位置T2を移動
される写真をキャリッジ301を静止させて読み取る第
2の読み取りモードとを有し、給紙トレイ10上の写真
を第1の読み取りモードで読み取り動作を実行させ、手
差しトレイ13に載置される写真の種類に応じて第1の
読み取りモードと前記第2の読み取りモードのいずれか
の読み取り動作を実行させる機能を備えている。
【0109】そして、写真を搬送しながら画像を読み取
る第2のモードにおいては、第1のモードのように写真
を固定して読む場合にくらべて画質が低下したり、パノ
ラマサイズを読み取った時のデータ量が多いため、第2
の読み取りモードの解像度を第1の読み取りモードより
も低くしてある。
【0110】例えば、第1の読み取りモードにおいては
600DPIの解像度で読み取り、第2の読み取りモー
ドでは300DPIの解像度で読み取っている。また、
第2の読み取りモードにおける読み取り位置T2を移動
する写真の搬送速度は、第1の読み取りモードにおける
キャリッジ301の読み取り移動速度の2倍となってい
る。 2.動作 2−1(自動給紙) 以下、自動給紙モードの動作について、図28、図29
のフローチャート及び図33、図34のタイミングチャ
ートを参照しながら説明する。なお、フローチャートは
写真を1枚処理するフローであり、タイミングチャート
は写真が2枚である場合についての例である。(給紙部
5)まず、レバー23を図2において右回転し、給紙ト
レイ10を下降させ複数枚の写真をセットする。そし
て、レバー23を左回転して写真をキックローラ149
に圧接させる。
【0111】一方、制御装置430により自動給紙モー
ドを選択し(ステップS1)、スタートスイッチ7をオン
する(ステップS2)。エンプティセンサ27がオンして
いれば給紙処理を行う。給紙処理ではまず、給紙モータ
100が正回転により(ステップS10)、図8のように
プーリ101、タイミングベルト102、プーリ103
を介して回転軸104が正転される。これによりギア1
05Wに駆動が伝わり、ギア140、141を介して給
紙ローラ145Wとピックアップローラ149Wが給紙
方向に回転する。このため写真が繰り出される。なお、
プーリ107の回転によりプーリ110Wは回転する
が、クラッチCL7の作用によって回転軸111は回転
しない。
【0112】ピックアップローラ149Wにより繰り出
された複数枚の写真は給紙方向に回転する給紙ローラ1
45Wと非回転の分離ローラ146により1枚に分離し
て繰り出される。
【0113】繰り出された写真のサイズが4Rの場合に
はセンサ29により検出され(ステップS11)、検出さ
れない場合は他のサイズとなる。
【0114】1枚に分離された写真の先端がレジストロ
ーラ162、プレスローラ163との圧接点で規制さ
れ、写真の搬送方向の傾きが修正される。そのときに、
先端を規制された写真は湾曲しようとするが、ギア14
1Tにトルクリミッタが介在されているため、所定以上
の負荷が働くと回転軸143は回転しなくなる。
【0115】ところで、1枚に分離された写真の先端は
レジストローラ162,プレスローラ163に到達する
前にレジストセンサ30で検出され(ステップS12)、
所定時間後にモータ100が停止する(ステップS1
3)。以上で給紙処理が終了する。 (搬送部5・排紙部6)次に図30に示す搬送処理が行
われる。
【0116】搬送処理ではまず、レジストされた写真を
読取位置T1へ搬送するために搬送/排紙モータ200
が正転駆動される(ステップS14)。このため、図9の
ようにプーリ240、ベルト241、プーリ243を介
して回転軸242が回転し、ギア244W、クラッチC
L1、ギア248、249、171Wを介してレジスト
ローラ162が回転する。また、レジストローラ162
の回転と同時に、回転軸242の駆動力はギア245、
254、255W、272Wを介して回転軸251に伝
達され、搬送ベルト211が写真を下方に搬送する方向
に回転する。したがって、レジスト修正された写真がレ
ジストローラ162、プレスローラ163、および搬送
ベルト211によって読取位置T1に搬送される。
【0117】このように、レジストローラと搬送ベルト
を単一の駆動源で駆動させるので、特に調整することな
くレジストローラと搬送ベルトを同時に駆動させること
ができ、さらに両者の所定の速度比も容易に得ることが
できる。また、同時に複数の駆動源を駆動させないの
で、消費電力も低く抑えることが可能である。
【0118】一方、搬送/排紙モータ200の駆動と同
時にストッパモータ274を駆動する。レジストローラ
162、163により送り出された写真の先端はセンサ
31により検出され、送り時間をカウントする(ステッ
プS15)。センサ29によって4Rサイズの写真と判
定されなかった場合にはセンサ31が写真の先端を検出
してから後端を検出するまでの送り時間によりサイズを
判断する(ステップS16)。
【0119】一方、回転軸242に取り付けられたプー
リ246Wに設けられた一方向クラッチCL3によりプ
ーリ246Wは空転し、プーリ252Wには駆動は伝達
されない。
【0120】また、搬送ベルト211に伝わった駆動は
プーリ213、258、ベルト259、プーリ260、
261、ベルト262、プーリ264を介して、回転軸
263に伝えられる。
【0121】この回転軸263に伝えられた駆動はギア
269,270を介して回転軸233に伝達され、排紙
ベルト228及び排紙ローラ234が排紙方向に回転す
ると共に、ギア265、ベルト266、プーリ268を
介してローラ225が排紙方向に回転する。
【0122】一方、ストッパモータ274の駆動により
図20のようにセンサ282が遮光板281のエッジ2
81bを検出するとモータ274が停止され、ストッパ
273がコンタクトガラス300に接触すなわち、停止
手段214が駆動されストッパ273が突出して、コン
タクトガラス300に押し当てられ、搬送されてきた写
真を読み取り位置T1に停止させる。そして、モータ2
00は停止する(ステップS17)。
【0123】そして、ストッパモータ274を駆動し、
図15のようにセンサ282が遮光板281のエッジ2
81aを検出するとモータ274を停止する。この状態
においてストッパ273はコンタクトガラス300から
退避している(ステップS18)。以上で搬送処理が終
了する。
【0124】つぎに、エンプティセンサ27が次の原稿
を検知してONならば、図33のように給紙モータ10
0が正転駆動され、一枚目の写真と同様に次の写真が予
備給紙され、停止しているレジストローラ162、プレ
スローラ163のニップ点に当接した状態で保持され
る。(2枚目給紙)。 (入力装置3)次に図31に示すように読取処理を行
う。
【0125】ストッパ273が退避後にキャリッジ30
1を上昇させて画像を読み取るためにモータ310が正
転駆動されると(ステップS19)プーリ311、ベルト
312、プーリ314、315、ベルト316、プーリ
318を介してプーリ319が駆動され、ベルト321
に結合されたキャリッジ301がホームポジションHか
ら上昇して行く。
【0126】シェーディング補正用に白基準板323を
読み取り、その後、ストッパ273で停止した写真をサ
イズに応じた範囲をキャリッジ301が移動しながら画
像を読み取る。読み取りが完了するとモータ310を停
止し(ステップS20)、搬送/排紙モータ200及びキ
ャリッジモータ310を逆転駆動する(ステップS2
1)。キャリッジ301は下降してホームポジションセ
ンサ330が検出すると(ステップS22)、モータ31
0が停止する(ステップS23)。以上で読取処理が終了
する。 (排紙部6)次に、図32に示すように排出処理を行
う。
【0127】読み取りの終了により搬送/排紙モータ2
00が逆転駆動されると(ステップS24)、回転軸2
42に伝わった駆動はプーリ246W、ベルト250、
プーリ252Wを介して回転軸251を駆動し、搬送ベ
ルト211を給紙方向(排紙方向)に回転させる。さら
にベルト228、ローラ225、ローラ234を排出方
向に回転し、読み取った写真を排紙トレイ16へ排出す
る。なおこのとき、回転軸242に取り付けられたギア
244Wに設けられた一方向クラッチCL1の作用によ
りレジストローラ162は回転しない。
【0128】次に、排紙センサ235により写真の先端
が検出されると(ステップS25)、搬送/排紙モータ2
00が減速し(ステップS26)、次に排紙センサ23
5により写真の後端が検出され(ステップS27)所定
時間後搬送/排紙モータ200が停止する(ステップS
28)。
【0129】1枚目の写真が排紙トレイ16上に排紙さ
れると、搬送処理に戻り、図33のように2枚目が搬送
され、先と同様に写真を読み取り位置T1に停止させ、
キャリッジ301により画像を読み取って排出する。そ
して、給紙トレイ上の原稿がなくなるまで繰り返し行わ
れる。
【0130】上述の通り、原稿排出時はレジストローラ
が回転しないので、予備搬送した後行原稿の搬送と先行
原稿の排紙処理を同時に行わない。したがって、先行原
稿の排出の影響を受けることなく後行原稿の予備搬送が
可能である。そして、特に本実施例のように排出時に減
速する場合は、先行原稿の減速による搬送ベルトと後行
原稿間にすべりが発生することなく安定して読取位置に
搬送することが可能となる。さらに、先行原稿が排紙ト
レイ上に完全に排出された後、後行原稿の搬送を行うが
後行原稿はレジストローラまで予備搬送されているの
で、読取位置までの搬送時間が短くてすむ。したがっ
て、処理効率を向上することができる。 2−2(手差し給紙) 以下、手差し給紙モードについて図28、33〜35、
フローチャート及び図35〜図40のタイミングチャー
トを参照して説明する。 2−2−1(パノラマ写真) 手差しトレイ13に写真をセットする場合(ステップS
1)、操作者が制御装置430によりパノラマ写真モー
ドかインスタント写真モードかを設定する(ステップS
30)。手差しトレイ13に写真をセットする場合には
左側に寄せてセットする。
【0131】判別センサ137の位置はパノラマ写真を
検出しない位置にあり、インスタント写真は判別センサ
137に検出される。
【0132】パノラマ写真モードが選択され、スタート
スイッチ7がオンされると(ステップS31)、手差しト
レイ13のエンプティセンサ136がオンしているか
(手差しトレイ13に写真がセットされているか)をチェ
ックする(ステップS32)。スタートスイッチ7がオ
ンされると、写真が手差しトレイ13にセットされてい
れば入力装置3のキャリッジモータ310が駆動され
(ステップS33)、読み取り位置T2までキャリッジ
301を上昇させる(ステップS34)。
【0133】また、給紙モータ100が逆転駆動される
が(ステップS35)、ギア105Wに設けられた一方向
クラッチCL4の作用により給紙手段11には駆動は伝
達されない。しかし、ギア106Wの一方向クラッチC
L5、プーリ108に設けられた一方向クラッチCL
6、プーリ110に設けられた一方向クラッチCL7に
よってベルト122、グリッドローラ134、ローラ1
39、ローラ112が給紙方向に回転する。
【0134】更に搬送/排紙モータ200も逆転駆動さ
れ(ステップS35)、搬送ベルト211、排紙ベルト2
28、ローラ225、排紙ローラ234を回転させる。
【0135】手差し給紙手段14により繰り出されたパ
ノラマ写真はセンサ138により検出されてから(ステ
ップS36)所定量搬送後に読み取り位置T2に停止し
ているキャリッジ301により画像を読み取られながら
(ステップS37)下方に搬送される。センサ138が写
真の後端を検出すると(ステップS38)所定時間後にイ
メージセンサ309お画像読み取りを終了し(ステップ
S39)、所定量駆動後に給紙モータ100が停止する
(ステップS40)。また、キャリッジモータ310は逆
転し(ステップS41)キャリッジ301は下降してホー
ムポジションセンサ330に検出されて停止する(ステ
ップS42、S43)。
【0136】写真の後端が排紙センサ235に検出され
ると(ステップS44)、モータ200は停止する(ステ
ップS45)。
【0137】なお、パノラマ写真の場合も自動給紙と同
様に、排紙減速を行うことにより、排出時の写真の整合
性を得ることができる。 2−2−2(インスタント写真) まず、写真を台紙にセットした状態で手差しトレイ13
に載置する。 そして、制御装置430でインスタント
写真モードを選択する(ステップS30)。
【0138】インスタント写真には大サイズと小サイズ
とが有り、両方とも台紙に挟んで搬送するが、台紙を判
別センサ137が検出すると大サイズ、検出しなければ
小サイズとなる。
【0139】スタートスイッチ7がオンされると(ステ
ップS50)、エンプティセンサ136がオンしている
かチェックし(ステップS51)、オンしていれば判別セ
ンサ137がセットされたインスタント写真が大サイズ
か、小サイズかを判断する(ステップS52)。また給紙
モータ100が逆転駆動され、手差し給紙手段14が駆
動されると共に、搬送/排紙モータ200が逆転駆動さ
れ、搬送ベルト211と排紙部6が駆動される(ステッ
プS53)。また、ストッパモータ274も駆動され、
ストッパ273が突出する。
【0140】台紙の後端がセンサ138に検出され(ス
テップS54)、後端がローラ139を通過する駆動量
後に給紙モータ100は停止する(ステップS55)。
【0141】一方、ストッパモータ274の駆動により
ストッパ273はコンタクトガラス300に接触してお
り、台紙が所定量送られてストッパ273に突き当たる
量搬送されると搬送/排紙モータ200は停止する(ス
テップS56)。そして、ストッパモータ274を駆動
してストッパ273を退避させる(ステップS57)。
【0142】次に、キャリッジモータ310が駆動され
(ステップS58)、キャリッジ301は上昇しながらイ
ンスタント写真の画像を読み取る(ステップS59)。サ
イズに応じた距離上昇後、モータ310を停止する。
(ステップS60)。この後、モータ200を逆転させ
て、搬送ベルト211及び排紙部6を駆動して台紙を排
紙するとともに、モータ310を逆転させ(ステップS
61)キャリッジ301が下降してホームポジションセ
ンサ330に検出されると(ステップS62)、キャリッ
ジモータ310を停止する(ステップS63)。排紙中
の台紙の後端が排紙センサ235に検出されると(ステ
ップS64)搬送/排紙モータ200を停止する(ステッ
プS65)。
【0143】なお、パノラマ写真の場合も自動給紙と同
様に、排紙減速を行うことにより、排出時の写真の整合
性を得ることができる。 3.変形例 前記実施例では上方の給紙トレイから下方の排紙トレイ
に原稿を搬送しながら原稿の画像を読み取る画像読み取
り装置を示したが、下方に給紙トレイを設けると共に上
方に排紙トレイを設け、下方から上方へ原稿を搬送しな
がら原稿の画像を読み取るようにしても良い。
【0144】前記実施例では写真の読み取り装置として
説明したが、写真原稿に限らず他の原稿を読み取る画像
読み取り装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真読み取り装置の斜視図である。
【図2】写真読み取り装置の内部構造を示す断面図であ
る。
【図3】搬送装置と入力装置の駆動機構の説明図であ
る。
【図4】給紙部の駆動機構の説明図である。
【図5】搬送部の駆動機構の説明図である。
【図6】搬送部を開いた状態の斜視図である。
【図7】搬送部の斜視図である。
【図8】給紙部の駆動機構の説明図である。
【図9】搬送部/排紙部の駆動機構の説明図である。
【図10】停止手段の構造説明図である。
【図11】停止手段の動作説明図である。
【図12】停止手段の動作説明図である。
【図13】停止手段の動作説明図である。
【図14】停止手段の動作説明図である。
【図15】停止手段の動作説明図である。
【図16】停止手段の動作説明図である。
【図17】停止手段の動作説明図である。
【図18】停止手段の動作説明図である。
【図19】停止手段の動作説明図である。
【図20】停止手段の動作説明図である。
【図21】停止手段の動作説明図である。
【図22】停止手段の動作説明図である。
【図23】入力装置の一部を示す斜視図である。
【図24】入力装置の内部構造を示す斜視図である。
【図25】入力装置の内部構造を示す斜視図である。
【図26】入力装置の内部構造を示す斜視図である。
【図27】制御装置のブロック図である。
【図28】自動給紙モードのフローチャートである。
【図29】自動給紙モードのフローチャートである。
【図30】自動給紙モードのフローチャートである。
【図31】自動給紙モードのフローチャートである。
【図32】自動給紙モードのフローチャートである。
【図33】パノラマ写真モードのフローチャートであ
る。
【図34】インスタント写真モードのフローチャートで
ある。
【図35】インスタント写真モードのフローチャートで
ある。
【図36】自動給紙モードのタイミングチャートであ
る。
【図37】自動給紙モードのタイミングチャートであ
る。
【図38】パノラマ写真モードのタイミングチャートで
ある。
【図39】パノラマ写真モードのタイミングチャートで
ある。
【図40】インスタント写真モードのタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
1 写真読み取り装置 2 搬送装置 3 入力装置 4 給紙部 5 搬送部 6 排紙部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 9/00 B65H 9/00 B Fターム(参考) 3F049 AA02 BA01 CA01 DA01 EA22 LA02 LB02 3F102 AA03 AB01 BA02 BB02 CA04 EC03 EC12 3F343 FA03 FB02 FC11 GA01 GB01 GC01 GD01 HB02 HB03 HC02 HD18 KB04 KB06 LA04 LA16 LD10 LD28 LD29 MC08 MC22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙トレイから繰り出され1枚ずつ分離
    給送された原稿の傾きを矯正後搬送する回転手段と、前
    記回転手段を介して搬送された原稿を読取の行われる所
    定の読取位置までコンタクトガラスに沿って搬送固定
    し、読取後は前記読取位置から原稿を排出する搬送手段
    と、前記搬送手段により前記所定位置から排出された原
    稿を排紙トレイに搬送する排紙手段と、正逆転可能な駆
    動源と、前記駆動源の正回転を前記回転手段に伝達する
    第1一方向クラッチと、前記駆動源の正回転を前記搬送
    手段に伝達する第2一方向クラッチと、前記駆動源の逆
    回転を前記搬送手段に伝達する第3一方向クラッチとを
    備え、前記回転手段の回転/停止の切替を前記駆動源の
    正逆転で行い、前記搬送手段は前記駆動源の回転方向に
    関わらず給紙方向に回転させるようにしたことを特徴と
    する画像読取装置。
  2. 【請求項2】 複数枚の原稿を載置するための給紙トレ
    イと、前記給紙トレイから原稿を繰り出し1枚ずつ分離
    給送する給紙手段と、前記給紙手段を介して給紙された
    原稿の傾きを矯正後搬送する回転手段と、前記回転手段
    を介して搬送された原稿を読取の行われる所定の読取位
    置までコンタクトガラスに沿って搬送固定し、読取後は
    前記所定位置から原稿を排出する搬送手段と、前記搬送
    手段により前記所定位置から排出された原稿を排紙トレ
    イに搬送する排紙手段と、一枚の原稿を載置する手差し
    トレイと、前記手差しトレイ上の原稿を給送する手差し
    給紙手段と、正逆転可能な第1駆動源と、正逆転可能な
    第2駆動源と、前記第1駆動源の正転を前記回転手段に
    伝達する第1一方向クラッチと、前記第1駆動源の正転
    を前記搬送手段に伝達する第2一方向クラッチと、前記
    第1駆動源の逆転を前記搬送手段に伝達する第3一方向
    クラッチと、前記第2駆動源の正転を前記給紙手段に伝
    達する第4一方向クラッチと、前記第2駆動源の逆転を
    前記手差し給紙手段に伝達する第5一方向クラッチ、第
    6一方向クラッチおよび第7一方向クラッチとを備え、
    前記回転手段の回転/停止の切替を前記第1駆動源の正
    逆転で行い、前記搬送手段は、前記第1駆動源の正逆転
    に関わらず給紙方向に回転するようにし、前記給紙手段
    の駆動と前記手差し給紙手段の駆動の切替を前記第2駆
    動源の正逆転で行うようにしたことを特徴とする画像読
    取装置。
  3. 【請求項3】 コンタクトガラスを装置の設置面に対し
    略垂直に設置するための据付け手段と、複数の原稿を載
    置するための給紙トレイと、前記給紙トレイから原稿を
    繰り出し1枚ずつ分離給送する給紙手段と、前記給紙手
    段を介して搬送された原稿の傾きを矯正後搬送するため
    の回転手段と、前記コンタクトガラスに沿って支持さ
    れ、前記回転手段を介して搬送された原稿を読取の行わ
    れる所定位置まで搬送し、読取後は前記所定位置から原
    稿を排出するための搬送手段と、前記搬送手段により前
    記所定位置から排出された原稿を排紙トレイに搬送する
    ための排紙手段と、正逆転可能な駆動源と、前記駆動源
    の正回転を前記回転手段に伝達する第1一方向クラッチ
    と、前記駆動源の正回転を前記搬送手段に伝達する第2
    一方向クラッチと、前記駆動源の逆回転を前記搬送手段
    に伝達する第3一方向クラッチとを備え、前記回転手段
    の回転/停止を前記駆動源の正逆転で行い、前記搬送手
    段は前記駆動源の回転方向に関わらず給紙方向に回転さ
    せるようにしたことを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 正逆転可能な第2駆動源と、一枚の原稿
    を載置するための手差しトレイと、前記手差しトレイか
    らの原稿を前記コンタクトガラスと前記搬送手段間に設
    けられた搬送経路中に給送するための手差し給紙手段と
    を備え、前記給紙手段と前記手差し搬送手段は前記第2
    駆動源の正逆転切り替えにより異なるタイミングで駆動
    するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の画像
    読取装置。
  5. 【請求項5】 原稿を前記所定位置に停止させるための
    停止手段を前記搬送手段の下端部近傍に設けたことを特
    徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記停止手段は、原稿を当接して停止さ
    せる停止部材と、第3駆動源と、前記第3駆動源により回
    転するカムとを備えており、前記停止部材は前記カムを
    介した前記第3駆動源の駆動により、前記コンタクトガ
    ラスと前記搬送手段間に設けられた搬送経路中に出没可
    能に支持するようにしたことを特徴とする請求項5に記
    載の画像読取装置。
JP2001203035A 2001-07-04 2001-07-04 画像読取装置 Pending JP2003012198A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001203035A JP2003012198A (ja) 2001-07-04 2001-07-04 画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001203035A JP2003012198A (ja) 2001-07-04 2001-07-04 画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003012198A true JP2003012198A (ja) 2003-01-15

Family

ID=19039739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001203035A Pending JP2003012198A (ja) 2001-07-04 2001-07-04 画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003012198A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0654933B1 (en) Automatic duplex and simplex document handler for electronic input
US5339139A (en) Document feeder with positive document removal from imaging platen
US5532839A (en) Simplified document handler job recovery system with reduced memory duplicate scanned image detection
US7804622B2 (en) Image reading apparatus
US5488464A (en) Constant velocity transport for electronic document imaging
US7126726B2 (en) Image reading apparatus
US5026044A (en) Dual mode document registration system
US20030094751A1 (en) Document transfer device and image reading apparatus
JP2003012198A (ja) 画像読取装置
JP2003315934A (ja) 画像読取装置
US6115578A (en) Document scanner with automatic constant velocity transport re-scan
JP3590781B2 (ja) 画像読取装置
JPH07203136A (ja) 原稿スキャナ
JP3590780B2 (ja) 画像読取装置
US7164512B2 (en) Document transfer device and image reading apparatus
JP2002354205A (ja) 画像読み取り装置
JP2002347982A (ja) 画像読取装置
JP2003078730A (ja) 画像読取装置
JP3172205B2 (ja) 画像読取装置
JP2000238955A (ja) 自動原稿搬送装置
JP3169455B2 (ja) 循環搬送シートの片寄り検知方法および装置
JP3933810B2 (ja) 画像読取装置およびその制御方法
JP2002354194A (ja) 画像読取装置
JP7125672B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2892863B2 (ja) スキャナ