JP2003011809A - ホ−ムドア装置 - Google Patents

ホ−ムドア装置

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JP2003011809A
JP2003011809A JP2001203252A JP2001203252A JP2003011809A JP 2003011809 A JP2003011809 A JP 2003011809A JP 2001203252 A JP2001203252 A JP 2001203252A JP 2001203252 A JP2001203252 A JP 2001203252A JP 2003011809 A JP2003011809 A JP 2003011809A
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JP2001203252A
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Inventor
Kanji Kato
寛二 加藤
Tetsuya Hatauchi
哲也 畑内
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East Japan Transport Technology Co Ltd
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East Japan Transport Technology Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドア駆動機に特別な速度制御を要せず閉じ動
作終端付近でドア本体の閉じ移動速度は遅くなり、乗客
がドア本体に挾まれ難いプラットホーム用ホ−ムドア装
置を得る。 【解決手段】 ドア本体3が略水平直線状に突出して乗
降用通路を閉じるホ−ムドア装置で、ドア駆動機7の駆
動軸11に設けた駆動ア−ム12と、ドア本体3の後端
部に揺動先端部が係合ピン14にて係合されて揺動によ
り揺動先端部が略水平直線状に移動する主リンク13
と、駆動ア−ム12回動先端部、主リンク13の中間部
の双方に駆動ア−ム側ピン16と主リンク側ピン17に
より枢支連結された連結リンク15とを備え、閉じ位置
付近では駆動ア−ム12の回動接線方向Dを主リンク1
3揺動先端部の直線状移動方向に対し直交角度に近いも
のとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駅構内でプラッ
トホ−ムに居る乗客の線路への転落、触車等の危険から
保護するため、乗降時のほかは乗客の線路側への接近を
阻止すべくプラットホームに設備されるホ−ムドア装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】プラットホ−ムを通行し、またはプラッ
トホームの付近で待っている乗客のプラットホ−ムから
線路への転落防止や触車事故防止のため、ホ−ムドアが
実用されている。一般的なホ−ムドア装置は、列車車両
のドアに対峙した位置に設備され、車両ドアの開閉動作
に連動させてドア本体を戸袋から略水平直線状に突出移
動させて列車への乗降用通路を閉じ、ドア本体を戸袋に
収納することで乗降用通路を開く構造である。そして従
来のホ−ムドア装置では、ドア本体の上記移動動作を、
ベルト駆動、直線摺動スプライン軸の回転、リニアモ−
タ駆動、油圧シリンダ駆動などによって行っている。ま
た従来のドア本体は、車両ドアの高さに略、対応する程
度に背が高く形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乗客や手荷物などがド
ア本体同士やドア本体と固定柵との間に挾み込まれない
ように乗降用通路閉じ動作終端付近ではドア本体の閉じ
移動速度が十分に遅くなることが望ましい。このため、
ドア本体の前記駆動速度制御として、モ−タの回転速度
を遅くしたり、油圧シリンダの油圧を低減するなど、特
別な制御構造を採用している。また、万一乗客などが挾
み込まれそうになつたとき、ドア本体の閉じ移動を停止
すべく、ドア本体に作用する過負荷を電気的に検知して
駆動機を停止することが行われているが、電気配線のド
ア本体側の部分もドア本体と共に移動する煩わしさがあ
る。更にはドア閉じ位置ではドア本体がこじ空けできな
いようにロックされるべきである。また従来のドア本体
は、車両ドアの高さに略、対応する程度に背が高く形成
されているため、ホ−ムドアの内側からの列車の前後の
見通しが悪く、大型構造のためコストはかなり高くなっ
ている。この発明は、従来のホ−ムドア装置の上記問題
を解消すべく提案されたもので、ドア駆動機には特別な
速度制御が不要でありながら閉じ動作終端付近でドア本
体の閉じ移動速度を十分に遅くでき、乗客や手荷物など
が挾まれたときの過負荷検知にドア本体側には電気的配
線を要せず、閉じ位置ではドア本体がロックされ、しか
もプラットホームでの見通しが良く、線路側への接近を
阻止できる程度にドア本体は背が低く、軽量で安価であ
るような構造のホ−ムドア装置を得ることを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この発明は、互いに間隔をおいて配置された複数の戸袋
1、1の間、又は戸袋1と固定柵の間が列車車両への乗
降用通路となっていて、戸袋1からドア本体3が略水平
直線状に突出することで乗降用通路を閉じ、ドア本体3
が戸袋1に収納されることで乗降用通路を開くプラット
ホ−ム用のホ−ムドア装置において、回動する駆動軸1
1を持つドア駆動機7と、駆動軸11に基部を固定され
た駆動ア−ム12と、ドア本体3の後端部に揺動先端部
が係合ピン14にて係合されて揺動によりこの揺動先端
部が略水平直線状に移動するよう構成されている主リン
ク13と、駆動ア−ム12の回動先端部、主リンク13
の中間部の双方に駆動ア−ム側ピン16と主リンク側ピ
ン17により枢支連結された連結リンク15とを備えて
いて、ドア本体3の乗降用通路閉じ位置付近では駆動ア
−ム12の回動接線方向Dは主リンク13の揺動先端部
の上記略水平直線状移動方向に対し直交角度に近いもの
であるように設定されていることを特徴とする。
【0005】上記のようにドア本体3の乗降用通路閉じ
位置付近では駆動ア−ム12の回動接線方向Dは主リン
ク13の揺動先端部の上記略水平直線状移動方向に対し
直交角度に近いものであるように設定されているので、
ドア駆動機7の駆動軸11は所定速度で回転しながら、
ドア閉じ位置付近では駆動ア−ム12の上記略水平直線
状移動方向分速度は十分に遅くなり、連結リンク15を
介して揺動される主リンク13の上記略水平直線状移動
方向速度は十分に遅くなってドア本体3同士またはドア
本体3と固定柵とで乗客や手荷物が挾まれるのを防止で
きる。これによりドア駆動機7は、作動途中での減速制
御などの特別な制御機構を要せず、簡易な構造で足り
る。
【0006】請求項2の発明は、請求項1のプラットホ
−ム用ホ−ムドア装置において、ドア本体3の乗降用通
路閉じ位置では連結リンク15の上記駆動ア−ム側ピン
16と主リンク側ピン17の双方を結ぶ仮想直線L付近
に駆動軸11の軸芯が位置するように設定されているこ
とを特徴としている。かかる構成により、ドア閉じ位置
でドア本体3をドア開き方向に動かそうとしても、連結
リンク15の上記駆動ア−ム側ピン16と主リンク側ピ
ン17の双方を結ぶ仮想直線L付近に駆動軸11の軸芯
が位置するため、駆動軸11は回動できず、従って閉じ
位置のドア本体3はこじ空けできない。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2のホ−
ムドア装置において、乗降用通路閉じ方向移動中の主リ
ンク13に所定以上の抵抗が作用するときこの主リンク
13は戸袋1の側に設けてある過負荷センサ20を、抵
抗ばね19に抗して感知作動させ、主リンク13のこの
閉じ方向移動が中止されるようにるように構成されてい
ることを特徴とする。かかる構成により、例えば乗客や
手荷物などがドア本体3に挾まれたとき、主リンク13
に所定以上の抵抗が作用して主リンク13は抵抗ばね1
9を変形させて過負荷センサ20を感知作動させ、主リ
ンク13のこの閉じ方向移動が中止される。戸袋1の側
に過負荷センサ20が設けてあるので、かかる過負荷検
知のための電気的配線は戸袋1側(固定側)にのみ設けれ
ばよく、ドア本体3(移動側)に設けねばならない煩わし
さがなくなる。
【0008】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
ホ−ムドア装置において、ドア駆動機7とこのドア駆動
機7を制御する制御盤8とを、主リンク13の上記揺動
の軌跡下方付近に配設したことを特徴とする。かかる構
成により、ドア駆動機7とこのドア駆動機7を制御する
制御盤8は、主リンク13の上記揺動の軌跡下方付近に
収納されてドア駆動機7と制御盤8の配置スペース長さ
のために戸袋1を長くする必要は無くなり、戸袋1は短
く小型化された。
【0009】請求項5の発明は、請求項1、2、3又は
4のホ−ムドア装置において、戸袋1又は固定柵は何れ
もプラットホ−ム2長手方向の見通しを可能とする程度
の高さであって、ドア本体3はその下面がプラットホ−
ム2床上面との間に相当な隙間を有しているように形成
されていることを特徴とする。かかる構成により、ホ−
ムドア装置の内側、すなわちプラットホーム2の中央側
からドア本体3越しにプラットホーム2の様子を容易に
見通すことができて、しかもドア本体3は小型化され
た。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明によるホ−ムドア装置の
一実施態様を、図1に一部切欠き正面図で示した。図1
でドア本体の閉じ位置は実線で、開き位置は2点鎖線で
示してある。図2には図1の閉じ位置における側面要部
を示した。例えば高さが1m余りの戸袋1が、プラット
ホ−ム2に沿って間隔をおいて複数基、配置され、隣合
う戸袋1、1の間が、列車への乗降用通路となってい
る。しかし、1基の戸袋1のドア本体3の先端側に、図
示は省略したが例えば戸袋1と同等高さの固定柵を設け
ておき、このドア本体3と固定柵との間を、列車への乗
降用通路とすることでもよい。ドア本体3は、その下面
がプラットホーム2面から50cm程度の相当な隙間を
有するよう、丈を短くしてある。以下の説明では戸袋1
は1基のみを図示している。
【0011】戸袋1内の上部にガイドレ−ル4がプラッ
トホ−ム2に沿い水平状に設けてあり、図2に例示のよ
うにガイドレ−ル4は、横バー5の側面に固定してい
る。ガイドレ−ル3に密接して嵌合するスライド部6
を、ドア本体3の突出後部側に取付け、ドア本体3はガ
イドレ−ル4に沿って水平直線状に開閉移動できる。戸
袋1内にはドア本体3を開閉移動するためのドア駆動機
7と、開閉移動を指令し制御するための制御盤8が設け
てある。図示例のドア駆動機7は、戸袋1の底部横フレ
−ム9に、取付枠10を介して取付けてある。ドア駆動
機7の駆動軸11に駆動ア−ム12の基部を固定し、ス
ライド部6の近く(後端部)でドア本体3に主リンク13
の揺動先端部を係合ピン14によって係合し、駆動ア−
ム12の回動先端部と主リンク13の中間部とを、連結
リンク15を介して駆動ア−ム側ピン16と主リンク側
ピン17により枢支連結している。図示例では係合ピン
14は枢支ピンであるが、枢支ではなく、ドア本体3に
対し上下方向にのみスライド遊動できるスライド係合で
あつてよい。ドア駆動機7として例えば減速機構を内装
するモ−タが適している。
【0012】乗客などがドア本体3に挾まれるなど閉じ
方向移動中の主リンク13に所定以上の抵抗が作用する
とき、これを感知して主リンク13のこの閉じ方向移動
が中止される構成にするため、取付枠10にセンサアー
ム18と抵抗ばね19よび過負荷センサ20を設けてい
る。図3に拡大して示したように、センサアーム18の
下端部を取付枠10へピン21にて枢支し、主リンク1
3の下端部とセンサアーム18の上部とを、連結アーム
22を介して支点ピン24と連結ピン23にて枢支連結
している。抵抗ばね19の右端を取付枠10に取付け、
過負荷センサ20としてのリミットスイッチを取付枠1
0に取付けている。ドア閉じ位置方向移動中でドア本体
3が駆動ア−ム12の側からの駆動力のみを受けている
ときは、センサアーム18は抵抗ばね19の左端に軽く
接触して、過負荷センサ20の作動子はオフのままに設
定され、抵抗ばね19がセンサアーム18側からの力を
受けて所定以上に縮小されるとき、作動子はオンして制
御盤8の指令によりドア駆動機7は停止される構成であ
る。図1に実線で示すようにドア閉じ位置付近では、駆
動軸11回りの駆動ア−ム12の回動接線方向Dは主リ
ンク12の揺動先端部の上記略水平直線状移動方向に対
し直交角度に近いものであるように設定されている。ま
たこの閉じ位置では図1、図3のように駆動ア−ム側ピ
ン16と主リンク側ピン17とを結ぶ仮想直線L付近に
駆動軸11の軸芯が位置するように設定されている。
【0013】次にこのホ−ムドア装置の動作と作用を、
図4ないし図6も参照して説明する。図4はドア本体3
が乗降用通路を開いたドア開き位置で、図6はドア本体
3が乗降用通路を閉じたドア閉じ位置であり、図5はド
ア開き位置とドア閉じ位置の途中位置である。図1、図
6で駆動軸11は右回り極端位置にあってドア本体3は
閉じ位置であり、このドア閉じ位置から駆動軸11が左
回りすると、駆動ア−ム12も左回りし、主リンク13
を図1の閉じ位置から左方へ回動させようとする。主リ
ンク13の係合ピン14は水平直線状移動のみ可能に拘
束されているので、主リンク13は連結アーム22を連
結ピン23の回りに左回りさせる。
【0014】上記図1に実線で示すようにドア閉じ位置
付近では、駆動軸11回りの駆動ア−ム12の回動接線
方向Dは主リンク13の揺動先端部の上記略水平直線状
移動方向に対し直交角度に近いものであるように設定さ
れている。これにより、ドア駆動機7の駆動軸11は所
定速度回転しながら、ドア閉じ位置付近では駆動ア−ム
12の上記略水平直線状移動方向分速度は十分に遅くな
り、連結リンク15を介して揺動される主リンク13と
ドア本体3の上記略水平直線状移動方向速度は、図7に
例示するように十分に遅くなっている。この結果、ドア
本体3同士またはドア本体3と固定柵とで乗客や手荷物
が挾まれるのを十分に防止できる。これによりドア駆動
機7は、作動途中での減速制御などの特別な制御機構を
要せず、簡易な構造でよく、安価となった。
【0015】またこの閉じ位置では図1、図3のように
駆動ア−ム側ピン16と主リンク側ピン17とを結ぶ仮
想直線L付近に駆動軸11の軸芯が位置するように設定
されている。これにより、閉じ位置でドア本体3をドア
開き方向に動かそうとしても、連結リンク15の上記駆
動ア−ム側ピン16と主リンク側ピン17の双方を結ぶ
仮想直線L付近に駆動軸11の軸芯が位置するため、駆
動軸11は回動できず、従って閉じ位置にあるドア本体
3はこじ空けできない。
【0016】図8に示すドア閉じ方向(右方向)移動中で
ドア本体3が主リンク13の側からのみ力を受けている
ときは、センサアーム18は抵抗ばね19の左端に軽く
接触するが、過負荷センサ20の作動子はオフのままに
設定されている。このとき例えば乗客や手荷物などがド
ア本体3に挾まれて左向きの外力Fを受けると、主リン
ク13は左向きの所定以上の力で主リンク側ピン17の
回りに左回りし、連結アーム22を介しセンサアーム1
8が右回りし、抵抗ばね19ばねが所定以上に縮小され
る。過負荷センサ20の作動子はオンして制御盤8の指
令によりドア駆動機7は停止される。ドア本体3に作用
する過負荷を戸袋1側に設けたので、かかる過負荷検知
のための制御盤8への電気的配線は戸袋1側(固定側)に
のみ設ければよく、ドア本体3(移動側)に設けねばなら
ない煩わしさがなくなった。
【0017】ドア駆動機7とこのドア駆動機7を制御す
る制御盤8は、主リンク13の上記揺動の軌跡下方付近
に収納されてドア駆動機7と制御盤8の配置スペース長
さのために戸袋1を長くする必要は無くなり、戸袋1は
短く小型化された。
【0018】戸袋1又は固定柵は何れも乗客によるプラ
ットホ−ム長手方向の見通しを可能とする程度の高さで
あって、ドア本体3はその下面がプラットホ−ム床上面
との間に相当な隙間を有しているように形成されている
ので、ホ−ムドア装置の内側、すなわちプラットホーム
2の中央側からドア本体3越しにプラットホーム2の様
子を容易に見通すことができて、しかもドア本体3は小
型化された。
【0019】
【発明の効果】以上のようにこの発明のホ−ムドア装置
によれば、ドア本体3の乗降用通路閉じ位置付近では駆
動ア−ム12の回動接線方向Dは主リンク13の揺動先
端部の上記略水平直線状移動方向に対し直交角度に近い
ものであるように設定されているので、ドア駆動機7の
駆動軸11は所定速度回転しながら、ドア閉じ位置付近
では駆動ア−ム12の上記略水平直線状移動方向分速度
は十分に遅くなり、連結リンク15を介して揺動される
主リンク13の上記略水平直線状移動方向速度は十分に
遅くなってドア本体3同士またはドア本体3と固定柵と
で乗客や手荷物が挾まれるのを防止できる。これにより
ドア駆動機7は、作動途中での減速制御などの特別な制
御機構を要せず、簡易な構造で足りる。
【0020】請求項2の発明によれば、請求項1のプラ
ットホ−ム用ホ−ムドア装置において、ドア本体3の乗
降用通路閉じ位置では連結リンク15の駆動ア−ム側ピ
ン16と主リンク側ピン17の双方を結ぶ仮想直線L付
近に駆動軸11の軸芯が位置するように設定されている
ので、ドア閉じ位置でドア本体3をドア開き方向に動か
そうとしても、駆動軸11は回動できず、従って閉じ位
置のドア本体3はこじ空けできず、こじ空け防止のため
の特別なロック装置は不要となった。
【0021】請求項3の発明によれば請求項1又は2の
ホ−ムドア装置において、乗降用通路閉じ方向移動中の
主リンク13に所定以上の抵抗が作用するときこの主リ
ンク13は戸袋1の側に設けてある過負荷センサ20
を、抵抗ばね19に抗して感知作動させ、主リンク13
のこの閉じ方向移動が中止されるようにるように構成し
ているので、例えば乗客や手荷物などがドア本体3に挾
まれたとき、主リンク13に所定以上の抵抗が作用して
主リンク13は抵抗ばね19を変形させて過負荷センサ
20を感知作動させ、主リンク13のこの閉じ方向移動
が中止される。戸袋1の側に過負荷センサ20が設けて
あるので、かかる過負荷検知のための電気的配線は、戸
袋1側(固定側)にのみ設ければよく、ドア本体3(移動
側)に設けねばならない煩わしさがなくなった。
【0022】請求項4の発明によれば請求項1、2又は
3のホ−ムドア装置において、ドア駆動機7とこのドア
駆動機7を制御する制御盤8とを、主リンク13の上記
揺動の軌跡下方付近に設備したので、ドア駆動機7とこ
のドア駆動機7を制御する制御盤8は、主リンク13の
上記揺動の軌跡下方付近に収納されてドア駆動機7と制
御盤8の配置スペース長さのために戸袋1を長くする必
要は無くなり、戸袋1は短く小型化された。
【0023】請求項5の発明によれば請求項1、2、3
又は4のホ−ムドア装置において、戸袋1又は固定柵は
何れもプラットホ−ム2長手方向の見通しを可能とする
程度の高さであって、ドア本体3はその下面がプラット
ホ−ム2床上面との間に相当な隙間を有しているように
形成されているので、ホ−ムドア装置の内側、すなわち
プラットホーム2の中央側からドア本体3越しにプラッ
トホーム2の様子を容易に見通すことができて、しかも
ドア本体3は小型化された。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のホ−ムドア装置の一実施態様におけ
る一部切欠き正面図である。
【図2】図1の閉じ位置における要部側面図である。
【図3】図1の要部拡大図でである。
【図4】図1のホ−ムドア装置のドア開き位置を示す正
面図である。
【図5】図1のホ−ムドア装置のドア開き途中位置を示
す正面図である。
【図6】図1のホ−ムドア装置のドア閉じ位置を示す正
面図である。
【図7】図1のホ−ムドア装置のドア本体の閉じ速度を
示す図である。
【図8】図1のホ−ムドア装置のドア閉じ移動時での外
力作用を示す一部切欠き正面図である。
【符号の説明】
1 戸袋 3 ドア本体 7 ドア駆動機 8 制御盤 11 駆動軸 12 駆動ア−ム 13 主リンク 14 係合ピン 15 連結リンク 16 駆動ア−ム側ピン 17 主リンク側ピン 19 抵抗ばね 20 過負荷センサ D 回動接線方向 L 仮想直線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに間隔をおいて配置された複数の戸
    袋1、1の間、又は戸袋1と固定柵の間が列車車両への
    乗降用通路となっていて、戸袋1からドア本体3が略水
    平直線状に突出することで乗降用通路を閉じ、ドア本体
    3が戸袋1に収納されることで乗降用通路を開くプラッ
    トホ−ム用のホ−ムドア装置において、 回動する駆動軸11を持つドア駆動機7と、駆動軸11
    に基部を固定された駆動ア−ム12と、ドア本体3の後
    端部に揺動先端部が係合ピン14にて係合されて揺動に
    よりこの揺動先端部が略水平直線状に移動するよう構成
    されている主リンク13と、駆動ア−ム12の回動先端
    部、主リンク13の中間部の双方に駆動ア−ム側ピン1
    6と主リンク側ピン17により枢支連結された連結リン
    ク15とを備えていて、ドア本体3の乗降用通路閉じ位
    置付近では駆動ア−ム12の回動接線方向Dは主リンク
    13の揺動先端部の上記略水平直線状移動方向に対し直
    交角度に近いものであるように設定されていることを特
    徴とするホ−ムドア装置。
  2. 【請求項2】 ドア本体3の乗降用通路閉じ位置では連
    結リンク15の上記駆動ア−ム側ピン16と主リンク側
    ピン17の双方を結ぶ仮想直線L付近に駆動軸11の軸
    芯が位置するように設定されていることを特徴とする請
    求項1のホ−ムドア装置。
  3. 【請求項3】 乗降用通路閉じ方向移動中の主リンク1
    3に所定以上の抵抗が作用するときこの主リンク13は
    戸袋1の側に設けてある過負荷センサ20を、抵抗ばね
    19に抗して感知作動させ、主リンク13のこの閉じ方
    向移動が中止されるように構成されていることを特徴と
    する請求項1又は2のホ−ムドア装置。
  4. 【請求項4】 ドア駆動機7とこのドア駆動機7を制御
    する制御盤8とを、主リンク13の上記揺動の軌跡下方
    付近に配設したことを特徴とする請求項1、2又は3の
    ホ−ムドア装置。
  5. 【請求項5】 戸袋1又は固定柵は何れもプラットホ−
    ム2長手方向の見通しを可能とする程度の高さであっ
    て、ドア本体3はその下面がプラットホ−ム2床上面と
    の間に相当な隙間を有しているように形成されているこ
    とを特徴とする請求項1、2、3又は4のホ−ムドア装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019156274A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 株式会社京三製作所 可動式ホーム柵

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019156274A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 株式会社京三製作所 可動式ホーム柵

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