JP2003011706A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2003011706A
JP2003011706A JP2001204742A JP2001204742A JP2003011706A JP 2003011706 A JP2003011706 A JP 2003011706A JP 2001204742 A JP2001204742 A JP 2001204742A JP 2001204742 A JP2001204742 A JP 2001204742A JP 2003011706 A JP2003011706 A JP 2003011706A
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vehicle
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reclining
cam
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Kazufumi Kumazaki
和文 熊崎
Tomokazu Hirano
智一 平野
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Araco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】退出動作の際に、ドア開口部上縁と搭乗者の頭
部との隙間を確保して、円滑に乗り降りをすることがで
きる車両用シートを提供することを目的とする。 【解決手段】可動シート(車両用シート)20を構成す
るスライド機構とリクライニング機構は接続手段を介し
て接続されている。そして、接続手段には、リクライニ
ング機構側にカムピン52を設ける一方、スライド機構
側にはカム溝62を設けている。そのため、スライド機
構により可動シート20を車室外の退出動作させる際に
は、この動作と連動して、リクライニング動作がなさ
れ、シートバック21を着座姿勢から後傾させた回避姿
勢へ変位することができる。従って、着座者を後傾姿勢
とさせることができ、着座者の頭部とドア開口部上縁1
5Aとの隙間を十分に確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】お年寄りや身障者が自動車に乗り降りす
るのは難しいため、少しでも快適に乗り降りが出来るこ
とを目的に、車両の後部シートが車室内に格納された初
期位置からドア開口部から突出した退避位置に移動出来
るように、車室内での旋回動作及び車室外への退出動作
を行う移動手段を備えた車両用シートが提案され、タク
シー等の車両において実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ドア開口部
の大きさには限界があるため、車外への退出動作を行う
際には、ドア開口部上縁、すなわち、ルーフサイドパネ
ルの下縁と搭乗者の頭部との間に十分な隙間を確保する
ことが出来ず、円滑に乗り降りを行うことが出来ないと
いう問題があった。本発明は上記のような事情に基づい
て完成されたものであって、退出動作の際に、ドア開口
部上縁と搭乗者の頭部との隙間を確保して、円滑に乗り
降りをすることができる車両用シートを提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、車室内に格納され
た初期位置とドア開口部より突出して車室外に退避可能
な退避位置との間で搭乗者が着座したまま移動可能とす
る移動手段を備えたシートバック付きの車両用シートで
あって、ドア開口部へ向けての退出動作を行うスライド
機構と、このスライド機構と接続手段を介して接続がな
され、前記退出動作と連動して前記シートバックを搭乗
者が着座可能な着座姿勢から後傾させた回避姿勢へ変位
可能とするリクライニング機構とを備えてなる構成とし
たところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記リクライニング機構は、前記スライド機
構により台座に対して相対的にスライド可能とされたシ
ートクッション部に対して、ヒンジを介して傾動可能な
シートバックを有するとともに、その台座にはカム溝を
もったカム部材が取付けられる一方、前記シートバック
にはシートクッション部の移動に伴ってカム溝内を動く
カムピンが設けられ、かつ、前記カム溝には誘導部が設
けられ、この誘導部をカムピンが変位する過程で、前記
シートバックを着座姿勢から回避姿勢へリクライニング
動作可能となっているところに特徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項2に記載のもの
において、前記カム溝において、前記カムピンの前記誘
導部への変位に先立って、前記シートクッション部のス
ライド方向と同方向に前記カムピンをスライドさせるこ
とで、前記リクライニング動作を遅延させる動作遅延部
が設けられているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用、および発明の効果】<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、スライド機構による退出動作
の途中で、リクライニング機構が連動し、シートバック
を着座姿勢から後傾させた回避姿勢へ変位させることが
できる。従って、ドア開口部付近では、着座者を後傾姿
勢とさせることができ、着座者の頭部とドア開口部上縁
との隙間を十分に確保することができる。
【0008】<請求項2の発明>請求項2の発明によれ
ば、シートクッション部の移動に伴って、カムピンがカ
ム溝内を移動する。そして、カム溝の誘導部をカムピン
が変位する過程でシートバックはヒンジを中心として回
動し、着座姿勢から回避姿勢へリクライニング動作す
る。
【0009】<請求項3の発明>請求項3の発明によれ
ば、カム溝は動作遅延部を設けており、カムピンがこの
動作遅延部内にあるときにはリクライニング動作はなさ
れず、退出動作のみがなされる。従って、本発明に係る
車両用シートを車両の後席に適用した場合には、退出動
作の開始から、車両用シートが所定の位置(シートバッ
クを後傾させても前席シートのシートバックと干渉しな
い位置)まで移動する間、動作遅延部を設けておけば、
リクライニング動作はなされず、両シートバックの間に
十分な隙間を確保した状態から、リクライニング動作を
開始することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
14によって説明する。
【0011】図1は、本実施形態に適用された乗用自動
車の後部を示すものであって、車室内には、後席10が
フロアパネル11上に配置されている。後席10の側方
には、図2に示すように、ドア開口部15が設けられて
おり、そこにはヒンジを介してドア16が開閉可能に取
付けられている。さて、後席10の助手席側は、隣接す
る他の座席側から連続する固定シート12とこの固定シ
ート12に組み込まれた可動シート(車両用シート)2
0及び固定シート12に取付けられたヘッドレスト13
とから構成されている。
【0012】可動シート20はシートバック21、シー
トクッション22、フットレスト23を有しており、固
定シート12に設けられた凹部14に嵌め込まれてい
る。そして、これが可動シート20の初期位置になって
いる。また、この初期位置においては、図1に示すよう
に、可動シート20のシートバック21は搭乗者が着座
可能なように起きた姿勢となっている。以下、この姿勢
を着座姿勢とする。また、可動シート20は、着座者を
乗せたままの状態で、この初期位置から、図14に示す
退避位置の間を移動可能となっており、その移動動作は
次のように行われる。
【0013】まず、可動シート20は初期位置(図9参
照)からの前進動作(図10参照)を行った後、車室内
での旋回動作(図11参照)を行う。そして、この旋回
動作に続いて車外への退出動作(図12参照)が行われ
る。この退出動作の途中には退出動作と連動してシート
バック21を後傾させるリクライニング動作(図13参
照)がなされる。そして、退出動作が完了すると可動シ
ート20は、ドア開口部15から突出した退避位置(図
14参照)に至る。
【0014】次に、図4を参照して、可動シート20の
骨組みを説明しつつ、初期位置から退避位置に至る移動
動作を行わせる可動装置(移動手段)について説明す
る。尚、可動装置は、退出動作を行うスライド機構、退
出動作に伴ってシートバックを後傾動作(リクライニン
グ動作)させるリクライニング機構、スライド機構とリ
クライニング機構とを接続する接続手段及び車室内での
旋回動作を行う回転機構とにより構成されている。
【0015】シートクッション22側は矩形をなす金属
製の台座24を有しており、その左右両側には断面凸型
をなす固定レール31が取付けられている。更に、この
固定レール31に対して断面凹状をなす可動レール32
が取付けられており、摺動可能となっている。そして、
この可動レール32には図示しない取付けブラケットを
介して、クッションフレーム33が取付けられている。
クッションフレーム33は略方形状をなす基板部の前縁
及び左右両縁に下向きの側壁を設けており、このクッシ
ョンフレーム33に図示しないパッド材を載置し、表皮
材で被覆することにより、シートクッション22を形成
している。
【0016】上記の構成から明らかなように、スライド
機構は、台座24、固定レール31及び可動レール32
によって構成されている。従って、スライド動作に伴っ
て、可動レール32側、すなわち、取付けブラケット、
クッションフレーム33、シートクッション22等によ
り構成されるシートクッション部は移動するが、固定レ
ール31側、すなわち、前記台座24は動かないように
なっている。
【0017】次にシートバック21側は金属製のバック
フレーム45を設けている。バックフレーム45はコの
字状に形成されたメインフレーム46の下端部にロアフ
レーム48を架設して、全体としては枠状をなしてい
る。また、メインフレーム46の中央部寄りの位置には
一対の補強フレーム47が左右両フレームを橋渡して架
設されている。このバックフレーム45を図示しないパ
ッド材で覆い、更に、これを表皮材で被覆することによ
り、シートバック21を形成している。
【0018】そして、前記バックフレーム45の左右両
フレームの下部には一対をなす接続アーム41がヒンジ
ピン49を介して回動可能に取付けられており、この接
続アーム41が図示しない中間ブラケットを介して前記
可動レール32に取付けられている。このように、バッ
クフレーム45、接続アーム41、及びヒンジ49によ
りリクライニング機構を構成しており、これが、シート
クッション部に取付けられている。
【0019】次に、スライド機構とリクライニング機構
とを接続する接続手段について説明する。まず、台座2
4の幅方向の中央部には、カム部材61がレール31、
32と平行に取付けられており、その側面にはカム溝6
2が設けられている。一方、ロアフレーム48の幅方向
の中央寄りの位置には、屈曲部51Aを設けた金属製の
傾動アーム51が下向きに溶着されており、その下端側
が前記カム部材61に連結されている。図8に示すよう
に、傾動アーム51の下端側にはカムピン52が溶着さ
れている。このカムピン52の外周にはカラー54がベ
アリング53を介して取付けられており、これが前記カ
ム溝62を貫通している。
【0020】そして、図4に示すように、初期位置にお
いては、カムピン52はカム溝62の後端に位置し、ス
ライド機構により可動シート20(台座24及びこれに
固定された部品を除く)を前進させた時には、カムピン
52は、ベアリング53、カラー54を回動させつつ、
カム溝62内を移動するようになっている。
【0021】さて、カム溝62は、図7に示すように、
後端側から所定の長さ範囲にわたって設けられた動作遅
延部62Aと、この動作遅延部62Aに続いて設けられ
た誘導部62B、及び誘導部62Bに続いて設けられた
動作休止部62Cとから構成されている。この動作遅延
部62Aは可動レール32のスライド方向に対して平行
に形成されているため、前記スライド動作に伴って、前
記カムピン52が動作遅延部62A内を移動する時に
は、カムピン52は可動レール32のスライド方向と同
方向、つまり、ヒンジピン49の軌跡と平行な軌跡を描
く。これにより、ヒンジピン49とカムピン52との相
対的な位置関係が保持されるため、シートバック21が
リクライニング動作することなくスライドしてゆく。
【0022】そして、誘導部62Bは後方から前方に向
かう登り傾斜となっており、前記スライド動作に伴っ
て、前記カムピン52が誘導部62B内を移動する時に
は、カムピン52はスライド方向と同方向には移動せず
傾斜面を登ってゆく。そして、傾斜面を登る過程で、カ
ムピン52には上向きの力が加わる。これにより、シー
トバック21は、倒れ方向に力が作用して、ヒンジピン
49を中心に回動(リクライニング動作)する。また、
動作休止部62Cは、前記した動作遅延部62Aと同様
に、可動レール32のスライド方向に対して平行に形成
されているため、前記スライド動作に伴って、前記カム
ピン52が動作休止部62C内を移動する時には、シー
トバック21がリクライニング動作することなくスライ
ドしてゆく。
【0023】尚、車室内での旋回動作を行う回転機構に
ついては図示していないが、例えば、フロアパネル11
のうち可動シート20が取付けられる部位に金属製の基
盤(図示せず)を設け、この基盤と前記台座24との間
を回転盤(図示せず)を介して取付けておけば、回転盤
を回動させることで、台座24、ひいては可動シート2
0全体が回動可能となる。また、スライド機構及び回転
機構の駆動源については、例えば、電動モータ(図示せ
ず)を使用し、これら電動モータの駆動回路にECU
(エレクトリック・コントロール・ユニット)を接続す
ればよい。このように駆動系を構成しておけば、所定の
タイミングで各電動モータに対して電流を流して、可動
装置を作動させることができる。
【0024】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用効果を具体的に説明する。後席の助手席に着座し
ている身障者が車椅子に乗り移る際の手順について説明
する。まず、同乗者が先に車両から降りて後席の助手席
側のドア16を開放し、次に、ECUと接続された図示
しない作動スイッチを入れる。これにより、可動シート
20は初期位置から退避位置へ移動を始める。また、初
期位置においては、可動シート20のシートバック21
は着座姿勢(図1参照)にあり、このとき、カムピン5
2は動作遅延部62Aの後端に位置している(図4参
照)。
【0025】そして、可動シート20(台座24及びこ
れに固定された部品を除く)は、スライド機構の作動に
よって、この初期位置から前進する(図9参照)。この
前進動作中、カムピン52は動作遅延部62A内にある
ため、シートバック21がリクライニング動作すること
はない。そして、この前進動作は、次に行う旋回動作を
円滑に行うための予備動作となっている。
【0026】旋回動作は図示しない回転機構によってな
され、図11に示すように、可動シート20全体が反時
計周りに旋回する。尚、この旋回動作の間も、カムピン
52は動作遅延部62A内に留まっている。また、旋回
動作においては、可動シート20を90°を越えた所定
の角度まで回動させる必要がある。それは、次の退出動
作に備えて、可動シート20を開放状態にあるドア16
に対して平行な姿勢にしなければならないが、ドア16
を最大に開放させてもドア16の開放角θは90°まで
達しない。そのため、可動シート20を90°以上回動
させることで、ドア16に対して平行な姿勢にして、次
の退出動作に移行する。
【0027】退出動作はスライド機構の作動によってな
され、可動シート20(台座24及びこれに固定された
部品を除く)がドア開口部15に向けて前進してゆく。
前述したように、この退出動作の開始にあたっては、カ
ムピン52は、未だ、動作遅延部62Aの途中にあるた
め、退出動作の初期段階では、引き続き、動作遅延部6
2A内を移動する。
【0028】このように、退出動作の初期段階におい
て、カムピン52が動作遅延部62A内にあって、リク
ライニング動作がなされないのは次のような理由による
ためである。それは、旋回動作が完了した位置(図11
参照)では、可動シート20のシートバック21の後方
には前側助手席シート70のシートバック71が位置し
ており、この状態で、シートバック21を後傾させる
と、前席側のシートバック71と干渉してしまう。その
ため、退出動作の初期段階、つまり、退出動作の開始か
ら、シートバック21を後傾させても前側助手席シート
70のシートバック71と干渉しない所定の位置までの
間は、リクライニング動作を行うことなく退出動作のみ
を行わせることとしたのである。
【0029】そして、可動シート20(台座24及びこ
れに固定された部品を除く)が前述した所定の位置まで
前進してくると、カムピン52は動作遅延部62Aを通
過して誘導部62Bに至り、傾斜面を登ってゆく。そし
て、傾斜面を登る過程で、カムピン52には上向きの力
が加わる。これにより、シートバック21は、倒れ方向
に力が作用して、ヒンジピン49を中心に回動(リクラ
イニング動作)する。そして、カムピン52は誘導部6
2Bを登り続け、これに伴って、シートバック21は、
前記した着座姿勢から回避姿勢まで変位する。この回避
姿勢では、後傾姿勢となった着座者の頭部がドア開口部
上縁15Aより十分低い位置になるように設定されてい
る。
【0030】また、上記リクライニング動作は、ドア開
口部15に対して搭乗者の頭部が、スライド方向で十分
な隙間を確保した位置で開始され、車室内を移動する途
中で完了するように設定されている。そのため、回避姿
勢への変位が完了した時には、着座者の頭部は車室内に
位置しており、次に行われるドア開口部上縁15A通過
に備えるようになっている。
【0031】そして、更に退出動作は続き、カムピン5
2は誘導部62Bを通過して、動作休止部62Cに至
る。この動作休止部62Cは動作遅延部62Aと同様に
可動レール32のスライド方向に対し平行に形成されて
いるため、シートバック21は回避姿勢に保持されて前
進してゆく。そして、シートクッション22に続き、着
座者の頭部がドア開口部15を通過して退避位置に至
る。この退避位置は、図14に示すように、可動シート
20のほぼ全体(シートバック21の一部を除く)が車
外に突出し、着座者の体全体が車外に位置している。そ
して、この時には、退避位置にある可動シート20には
車椅子(図示せず)が並列に配置され、円滑に乗り移り
をすることが出来る。尚、この退避位置から初期位置に
至る格納動作は、前述した突出動作を逆に辿るものであ
るため、説明は省略するものとする。
【0032】このように、本実施形態によれば、本発明
の可動シート20においては、退出動作と連動してリク
ライニング動作が行われ、シートバック21が着座姿勢
から回避姿勢に変位する。そのため、着座者も後傾姿勢
となり、ドア開口部15を通過する時には、ドア開口部
上縁15Aと着座者の間に、十分な隙間を確保すること
が出来るようになっている。そのため、着座者にドア開
口部15通過時の窮屈感を与えることなく、退避位置へ
の移動を完了することができ、車椅子への乗り移りが円
滑になされる。また、リクライニング動作が行われてい
る間も退出動作は継続してなされるため、初期位置から
退避位置に至るまでの移動時間を短縮することが出来
る。
【0033】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。その
他、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶもの
である。
【0034】(1)本実施形態では、可動シート(車両
用シート)を車両の後席側に適用したが、ドア開口部よ
り車室外へ退出が可能であれば、いかなる車両のいかな
る座席(例えば、RV車両等に本発明の車両用シートを
適用し、前席、2列席等)に適用してもよい。
【0035】(2)本実施形態では、リクライニング機
構には駆動源を設けず退出動作と連動して作動する構成
としたが、リクライニング機構の駆動源に電動モータを
設け所定のタイミングで後傾するようにしてもよい。
【0036】(3)本実施形態では、可動シートは後席
(ベンチタイプ)の一部を構成する形態としたが、独立
したシート(セパレートタイプ)として使用してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における車両用シートの
斜視図(初期位置を示す)
【図2】退出動作途中にある車両用シートの斜視図
【図3】退避位置における車両用シートの斜視図
【図4】初期位置における可動装置の斜視図
【図5】退出動作途中にある車両用シートの斜視図
【図6】退避位置における車両用シートの斜視図
【図7】係止ピン周りの斜視図
【図8】図7におけるA−A断面図
【図9】初期位置における車両シートの平面図
【図10】初期位置からの前進動作が完了した状態を示
す車両用シートの平面図
【図11】旋回動作が完了した状態を示す車両用シート
の平面図
【図12】退出動作の初期段階を示す車両用シートの平
面図
【図13】退出動作の中期段階を示す車両用シートの平
面図
【図14】退避位置における車両用シートの平面図
【符号の説明】
15…ドア開口部 20…可動シート(車両用シート) 21…シートバック 22…シートクッション 24…台座 45…バックフレーム 49…ヒンジピン 52…カムピン 61…カム部材 62…カム溝 62A…動作遅延部 62B…誘導部 62C…動作休止部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に格納された初期位置とドア開口
    部より突出して車室外に退避可能な退避位置との間で搭
    乗者が着座したまま移動可能とする移動手段を備えたシ
    ートバック付きの車両用シートであって、 ドア開口部へ向けての退出動作を行うスライド機構と、
    このスライド機構と接続手段を介して接続がなされ、前
    記退出動作と連動して前記シートバックを搭乗者が着座
    可能な着座姿勢から後傾させた回避姿勢へ変位可能とす
    るリクライニング機構とを備えてなることを特徴とする
    車両用シート。
  2. 【請求項2】 前記リクライニング機構は、前記スライ
    ド機構により台座に対して相対的にスライド可能とされ
    たシートクッション部に対して、ヒンジを介して傾動可
    能なシートバックを有するとともに、 その台座にはカム溝をもったカム部材が取付けられる一
    方、前記シートバックにはシートクッション部の移動に
    伴ってカム溝内を動くカムピンが設けられ、 かつ、前記カム溝には誘導部が設けられ、この誘導部を
    前記カムピンが変位する過程で、前記シートバックを着
    座姿勢から回避姿勢へリクライニング動作可能となって
    いることを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  3. 【請求項3】 前記カム溝において、前記カムピンの前
    記誘導部への変位に先立って、前記シートクッション部
    のスライド方向と同方向に前記カムピンをスライドさせ
    ることで、前記リクライニング動作を遅延させる動作遅
    延部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の
    車両用シート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019069776A (ja) * 2013-09-10 2019-05-09 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート装置
JP7052112B1 (ja) * 2021-03-20 2022-04-11 朝一 加地 載置物品回動機構及びそれを備える車両

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