JP2003011440A - 画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体

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JP2003011440A
JP2003011440A JP2001202040A JP2001202040A JP2003011440A JP 2003011440 A JP2003011440 A JP 2003011440A JP 2001202040 A JP2001202040 A JP 2001202040A JP 2001202040 A JP2001202040 A JP 2001202040A JP 2003011440 A JP2003011440 A JP 2003011440A
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Yukiko Yamazaki
由希子 山崎
Takahiro Yagishita
高弘 柳下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンド単位でビットマップ展開し、ビットマ
ップを圧縮して蓄積する画像形成装置において、ビット
マップ及び圧縮データのためのバッファ記憶域の割当て
制御を改善する。 【解決手段】 1ページ目で既定メモリ量の圧縮メモリ
を割当て、残りの利用可能領域をバンドバッファに割り
当てる(図3(b))。2ページ目以降の各ページで、
前ページの圧縮データ量より予想したメモリ量の圧縮メ
モリを割当て、残りの領域をバンドバッファに割り当て
る(図3(c),(d))。ジャムバックアップ枚数分
の圧縮メモリが割り当てた後は、最も古いページの圧縮
メモリを解放してから新たな割当てを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷言語による印
刷情報に基づいて画像を形成する画像形成装置に係り、
特に、ページを副走査方向にいくつかのバンドに分割
し、バンド単位でビットマップ展開を行うとともに、展
開されたビットマップデータを一旦圧縮して蓄積した後
に伸長して出力する構成の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザープリンタ等の画像形成装
置においては、ホスト側からページ記述言語(以下PDL
と呼ぶ)と呼ばれる印刷言語で記述された印刷情報を受
信し、その印刷情報をページメモリと呼ばれる1ページ
分の容量を持つメモリ上にビットマップに展開して印刷
処理を行っていた。しかし、高解像度化が進み、更にモ
ノクロよりもカラーのニーズが高まってきたために、1
ページ分の容量が膨大なサイズとなりつつある。このよ
うなメモリの増大によるコストアップを抑えるため、様
々な省メモリ技術が考案されている。
【0003】例えば、PDLをビットマップに展開する前
にディスプレイリスト(DL)と呼ばれる中間言語に変
換し、バンド単位の情報にすることによって、ページメ
モリを1バンド分のメモリ量に抑える技術が知られてい
る。
【0004】また、PDLを展開するメモリを数ライン分
とし、PDLから送られてくる指示の順に数ライン分をビ
ットマップ展開し、そのビットマップデータを圧縮して
圧縮用メモリに保存しておき、PDLにより再度上書きす
る要求があった場合は、先に圧縮保存されたデータをメ
モリ上に伸張し、そのメモリに上書きして再度圧縮して
保存する技術が知られている。
【0005】また、このような画像形成装置において
は、印刷速度を上げるため、あるいはジャム(紙づま
り)が発生した場合にホスト側から既に送信されたデー
タを再送する手間を省くために、受信し終わった印刷可
能なビットマップ化されたイメージデータを保存してお
く必要がある。この場合、画像形成装置の用紙搬送路の
長さなどに応じて保存が必要なページ数が決定するの
で、そのページ数分のビットマップデータを保存してジ
ャムバックアップに備えている。ジャムバックアップ用
に保存するページ数は、一般に複数枚に上るため、その
保存に必要なメモリ量は莫大になる。そのため省メモリ
化のためにここでも圧縮が必要となる。一般的には、PD
Lをディスプレイリストによりバンド単位の情報に変換
し、バンドバッファにビットマップ展開し、そしてこれ
を圧縮してジャムバックアップ用に複数ページ分保存す
るという方法がとられる。
【0006】このような場合、限られた実装メモリ空間
を効率良く利用することが望まれるが、電源投入時に固
定的なメモリ割り当てをする方法ではメモリの利用効率
はかならずしも良好でない。より効率的なメモリ利用を
実現するため、メモリを動的に割り当てる技術がいくつ
か提案されている。
【0007】例えば、特開平8−276622号公報に
は、バンドバッファ、フォントキャッシュ、通信バッフ
ァの利用状況の履歴をとり、電源投入時、一定時間毎、
一定ジョブ回数毎などの所定の条件にて、履歴情報を用
いてそれらバッファの充足度を計算し、その計算結果に
基づいて各バッファに割り当てるメモリ配分を調整する
技術が開示されている。
【0008】また、特開平10−294834号公報に
は、画像形成に利用可能な最大メモリ量に応じて、優先
順位の異なる複数の条件に基づき、動作モードと、それ
に対応したメモリ割当てを自動的に変更する技術が開示
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−27662
2号の従来技術は、バンドバッファに展開されたビット
マップデータを、圧縮/伸長の過程を経由せずにそのま
ま出力する構成の印刷装置に関するものであり、また、
ジャムバックアップは考慮されていない。
【0010】特開平10−294834号の従来技術
は、特定の動作モードではジャムバックアップが考慮さ
れているが、全ての動作モードでジャムバックアップが
保証されるわけではない。しかも、ジャムバックアップ
は可能な限りでの枚数を保証するものであって、画像形
成装置が有する一定時間あたりの最大出力枚数を確保で
きる枚数分までのジャムバックアップを常に保証するも
のではない。画像形成装置の一定時間あたりの最大出力
枚数を確保する場合、ジャムバックアップとして必要な
枚数は画像形成装置の機構により決まるが、その枚数分
の圧縮データ保存用メモリを確保すると、ホストからの
印刷情報が1枚出力であったときには未使用となるメモ
リ領域が発生してしまう。また、原稿によって圧縮率に
差があるため、用意したメモリのうちのわずかな容量で
納まってしまう場合もあり、利用されないメモリが無駄
になってしまう。
【0011】以上の諸点に鑑み、本発明の目的は、バン
ド単位でビットマップ展開し、展開されたビットマップ
データを圧縮して蓄積した後に伸長して出力する画像形
成装置において、比較的単純な手順によりメモリ割当て
を動的に制御することよって、限られた実装メモリ空間
を効率的に利用し、所定ページ数分のジャムバックアッ
プを保証しつつ画像形成装置のパフォーマンスを維持す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、請求項1記載のように、印刷言語データによる印刷
情報を解析し、バンド単位の中間言語に変換する第1処
理手段、この第1処理手段により変換された中間言語を
ビットマップデータに展開する第2処理手段、この第2
処理手段により展開されたビットマップデータを圧縮す
る第3処理手段、この第3処理手段による圧縮データを
伸長する第4処理手段、この第4処理手段による伸長デ
ータをイメージとして出力する手段、少なくとも前記ビ
ットマップデータ及びその圧縮データのバッファ記憶域
として利用される記憶手段、及び、前記記憶手段のメモ
リ空間の割当てを動的に管理するメモリ割当て管理手段
を有し、前記メモリ割当て管理手段は、印刷情報の各ペ
ージの処理に先だって、そのページのための圧縮データ
バッファ記憶域を割当て、その時に既に所定ページ数分
の圧縮データバッファ記憶域が割当て済みの場合は最も
古いページの圧縮データバッファ記憶域を解放し、新た
に割り当てる圧縮データバッファ記憶域のメモリ量を、
少なくとも1ページ分の割当て済み圧縮データバッファ
記憶域に格納されているデータ量に基づいて決定し、新
たな圧縮データバッファ記憶域を割り当てる都度、ビッ
トマップデータのバッファ記憶域をその時に割当て可能
な最大バンド数分割り当てることを特徴とするものであ
る。
【0013】本発明の画像形成装置のもう1つの特徴
は、請求項2記載のように、メモリ割当て管理手段が、
割当て済みの圧縮データバッファ記憶域の未使用領域
を、新たに割当て可能な領域として扱うことである。
【0014】本発明の画像形成装置のもう1つの特徴
は、請求項3記載のように、メモリ割当て管理手段が、
各ページの圧縮データ量を監視し、そのページのために
割当てた圧縮データバッファ記憶域のメモリ量が不足す
ると判断した場合には当該圧縮データバッファ記憶域の
拡大操作を行うことである。
【0015】本発明の画像形成装置のもう1つの特徴
は、請求項4記載のように、印刷情報が複数の色で構成
される場合に、メモリ割当て管理手段が、割り当てたビ
ットマップデータのバッファ記憶域のバンド数に応じて
第2処理手段により一括してビットマップ展開される色
数を制御することである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照し、本発明
の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施
形態を説明するためのブロック図である。ここに示す画
像形成装置はインターフェース部102、PDL解析部
103、ビットマップ展開部104、圧縮/伸長部10
5、出力部106、ディスプレイリスト(DL)のバッフ
ァ記憶域であるDLバッファ107、バンド単位に展開
されるビットマップデータのバッファ記憶域であるバン
ドバッファ108、1ページ単位の圧縮データのバッフ
ァ記憶域である圧縮メモリ109、RAMなどの実装メ
モリ110のメモリ空間を前記各バッファなどの記憶域
として動的に割り当てるメモリ割当て管理部111から
なる。
【0017】この画像形成装置の全体的な動作は次の通
りである。ホストコンピュータ101より送られてくる
PDLデータはインターフェース部102により取り込
まれる。入力されたPDLデータはPDL解析部103
によってバンド単位の中間言語であるディプレイリスト
(DL)に変換され、DLバッファ107に一時的に格
納される。このディプレイリストはビットマップ展開部
104によってバンドバッファ108上にビットマップ
展開される。展開されたビットマップデータは、圧縮処
理手段と伸長処理手段を兼ねる圧縮/伸張部105によ
って、ハフマン符号化やランレングス符号化などにより
可変長圧縮され、圧縮されたデータは圧縮メモリ109
に格納される。この圧縮データは圧縮/伸長部105に
より出力部106と同期を取りながら伸張されて出力部
106に送られ、イメージとして出力される。なお、ビ
ットマップ展開部104及び圧縮/伸長部105は、メ
モリ管理部111より与えられるメモリマップ情報に従
って、実装メモリ110上に割り当てられたバンドバッ
ファ108及び圧縮メモリ109をそれぞれ利用する。
【0018】次に、本発明の主要な特徴であるメモリ割
当て管理部111によるメモリ割当て制御について説明
する。なお、インターフェース部102がPDLを一時
的に格納するためのバッファ(不図示)、ビットマップ
展開部104のフォントキャッシュ(不図示)などや、
DLバッファ107は、ワークメモリとして、実装メモ
リ110の一定メモリ量が割り当てられるものとし、以
下においてはバンドバッファ108及び圧縮メモリ10
9に限ってメモリ割当てを説明する。
【0019】図2はメモリ割当て手順を説明するための
概略フローチャートである。図3はメモリ割当てを説明
するためのメモリ配分を示す。
【0020】図3(a)は、5ページ分のジャムバック
アップを保証し、省メモリを図る場合の一般的なメモリ
配分の一例を示す。この例では、各圧縮メモリには、圧
縮率が最悪の場合を想定した一定のメモリ量が割り当て
られ、バンドバッファは1バンド分だけ用意される。こ
のメモリ割当てはあくまで参考に示したもので、本発明
のメモリ割当てとは異なる。ただし、本発明において
は、5ページのジャムバックアップを保証するために
は、基本的には、図3(a)の例と同じ総メモリ量A以
上のメモリ空間を、圧縮メモリ及びバンドバッファとし
て使用可能なメモリ空間として用意する必要がある。
【0021】以下、図2及び図3を参照して、本発明に
おけるメモリ割当てを説明する。各プリントジョブにお
いて、処理しようとするページが1ページ目であるとき
には(ステップ201,Yes)、メモリ割当て管理部
111は、1ページ分の圧縮メモリを割当て(ステップ
203)、この圧縮メモリを除いた使用可能なメモリ空
間に割当て可能な最大バンド数分のバンドバッファを割
り当てる(ステップ205)。かくして、図3(b)に
示すようなメモリ配分となる。この時点では先に処理さ
れたページの圧縮データがないため、1ページ目のため
の圧縮メモリとしては圧縮率が最悪の場合を想定した既
定のメモリ量を割り当てる。この例では、バンドバッフ
ァは5バンド分確保される。したがって、ビットマップ
展開部104は、最大5バンド分を一括して(圧縮処理
の終了を待つことなく連続して)展開できるので、展開
処理によるタイムラグを吸収することができ、一定速度
で圧縮/伸張部105にデータを送ることが可能とな
り、よって、一定の印刷速度を維持することができる。
この1ページ目の処理の期間に、メモリ割当て管理部1
11は、1ページ目の圧縮データのデータ量を監視する
(2ページ目以降も同様)。
【0022】2ページ目以降を処理する場合には(ステ
ップ201,No)、それ以前のページの記憶されてい
る圧縮データ量に基づいて、処理しようとするページの
圧縮データ量を予想し、そのデータ量に相当するメモリ
量を新たに割り当てる圧縮メモリに必要なメモリ量と予
想する。1つの実施例では、直前の1ページ分の圧縮デ
ータ量に相当するメモリ量を予想メモリ量として用い
る。もう1つの実施例では、記憶されている複数ページ
(2ページ以上の所定ページ数又は全ページ)の圧縮デ
ータ量の平均に相当するメモリ量を予想メモリ量として
用いる。
【0023】さて、2ページ目を処理する場合には、メ
モリ割当て管理部111は、1ページ目の圧縮データ量
に相当するメモリ量を2ページ目の圧縮メモリに割り当
てる(ステップ211)。この際、1ページ目のために
割当てられた圧縮メモリの未使用領域も割当て可能な未
割当て領域として扱う。そして、未割当て領域のメモリ
量によって決まる割当て可能な最大バンド数分のバンド
バッファを割り当てる。かくして、図3(c)に示すよ
うなメモリ配分となる。この例ではバンドバッファは4
バンド分確保されるため、ビットマップ展開部104は
最大4バンド分を一括して展開でき、展開処理によるタ
イムラグを吸収することができるため、一定の印刷速度
を維持することができる。1ページ目の圧縮メモリのメ
モリ量は最悪の圧縮率の場合を想定しているため、未使
用領域が生じる可能性が高い。2ページ目以降でも同様
の未使用領域が生じる可能性がある。このような未使用
領域も割当て可能な領域として扱うことにより、より一
層の無駄のないメモリ利用が可能となる。
【0024】2ページ目の処理で圧縮データ量が予想デ
ータ量を越えると判断される場合には(ステップ21
7,Yes)、メモリ割当て管理部111は超過データ
量分を格納可能とするため、2ページ目用の圧縮メモリ
を拡大させる操作を行う(ステップ219)。具体的に
は、例えば、図3(c)に示すように未使用の領域があ
れば、それを2ページ目用の圧縮メモリの拡大領域とし
て割り当てる。未使用領域がないか、未使用領域があっ
ても超過データ量には不足すると判断される場合には、
1バンド分のバンドバッファを2ページ目の圧縮メモリ
の拡大領域として割り当てる。
【0025】3ページ目を処理する場合には、メモリ割
当て管理部111は2ページ目の場合と同様に新しい圧
縮メモリを割当て(ステップ211)、そして2ページ
目の場合と同様に割当て可能な最大バンド数のバンドバ
ッファを割り当てる(ステップ205)。かくして、図
3(d)に示すようなメモリ配分となる。ただし、図3
(d)は、前2ページの圧縮データ量の平均を予想デー
タ量とし、それに相当するメモリ量の圧縮メモリを割り
当てた場合を示している。前述のように、直前の2ペー
ジ目の圧縮データ量に相当するメモリ量の圧縮メモリを
割り当てることも可能である。3ページ目の圧縮データ
量が予想データ量を超えると判断される場合には(ステ
ップ217,Yes)、2ページ目と同様に圧縮メモリ
の拡大操作を行う(ステップ219)。図3(d)に示
す例では、3ページ分の圧縮メモリを確保した状態でも
4バンド分のバンドバッファを利用できるため、展開処
理によるタイムラグを吸収し一定の印刷速度を維持する
ことができる。
【0026】4ページ目、5ページ目まで同様のメモリ
割当てが行われる。6ページ目を処理する場合には、既
に5ページ分の圧縮メモリが割当て済みであるので(ス
テップ207,Yes)、メモリ割当て管理部111
は、最も古いページ(この例では1ページ目)のために
割り当てられた圧縮メモリを解放する(ステップ20
9)。そして、2ページ目から5ページ目の場合と同様
にして6ページ目の圧縮データ量を予想し、それに相当
したメモリ量の新しい圧縮メモリを割当て(ステップ2
11)、そして残りの使用可能なメモリ領域をバンドバ
ッファに割り当てる(ステップ205)。
【0027】以上のように、比較的単純な手順による動
的なメモリ割当てによって、所定ページ数分のジャムバ
ックアップを保証しつつ実装メモリ空間を効率的に利用
することができる。もちろん、圧縮メモリ数の増加に伴
いバンドバッファとして使用できるメモリ量は減少して
いくが、ジャムバックアップの最大ページ数分(ここで
は5ページ分)の圧縮メモリが割当てられた状態でも、
最悪1バンド分のバンドバッファを確保できる。なぜな
ら、使用可能な総メモリ量は、最悪の圧縮率の場合を想
定しているからである。現実的には、連続した5ページ
の全ての圧縮率が最悪の圧縮率となることは極めて希で
あり、2バンド分以上のバンドバッファを確保できる可
能性が大きい。したがって、割当て済みの圧縮メモリの
数が少ない期間はもとより、ジャムバックアップの最大
ページ数分の圧縮メモリが割り当てられた期間でも、図
3(a)に示したような固定的なメモリ配分の場合に比
べ、同じメモリ空間において常により多くのバンドバッ
ファを確保しビットマップ展開処理によるタイムラグを
吸収することにより、画像形成装置の持つ一定の印刷速
度を維持することができる。
【0028】次に、印刷情報が複数の色で構成される場
合について図4を参照し説明する。メモリ割当て管理部
111は、処理しようとする印刷情報が複数の色で構成
される場合には(ステップ213,Yes)、各ページ
の処理時に、割り当てたバンドバッファの数に応じ、一
括してビットマップ展開する色数を決定してビットマッ
プ展開部104に指示する(ステップ215)。例え
ば、C,M,Y,Kの4色で構成される印刷情報である
として、1ページ目で図4(a)のように4つのバンド
バッファ(C,M,Y,Kの各色用に1つずつ)を割り
当てることができた場合、色数として4を指示する。こ
の場合、ビットマップ展開部104は、1つの色の1バ
ンド分をビットマップ展開し終えたら、その圧縮処理の
終了を待たずに直ちに次の1色のビットマップ展開を開
始する。このように、4色分のバンドバッファを確保で
きる場合には、ビットマップ展開処理を4色一括して
(圧縮処理の終了を待つことなく、圧縮処理と並行して
連続的に)実行できる。このように4色一括して効率的
にビットマップ展開を行うことにより、カラーでも一定
の印刷速度を維持することができる。
【0029】また、例えば3ページ目の処理で図4
(b)に示すように2つのバンドバッファを確保できた
場合には、色数として2を指示する。この場合は、ビッ
トマップ展開部104は、例えばC,Mの2色を一括し
てビットマップ展開し、バンドバッファを利用可能にな
った時点で、Y,Kの2色を一括してビットマップ展開
する。バックアップ用の圧縮データが増加し、例えば図
4(c)に示すように1バンド分のバンドバッファしか
確保できない場合には色数として1を指定する。この場
合、ビットマップ展開部104は、例えばC,M,Y,
Kの順に1色ずつ順にビットマップ展開処理を実行する
ことになる。
【0030】このように、本発明によれば、カラーの場
合にも、確保できるバンドバッファの数に応じて一括処
理する色数を適応的に切り替えることにより、時間的に
無駄のないビットマップ展開処理が可能となる。
【0031】また、本発明の画像形成装置は、図5に簡
略化して示すように、ビットマップ展開部104と圧縮
/伸長部105を4組(一般的には複数組)並列に接続
した構成とすることも可能であり、このような構成であ
れば最大4色までのビットマップ展開処理及び圧縮処理
を同時に実行することができるため、より高速のカラー
印刷が可能となる。また、単色の印刷情報の場合でも、
複数バンド分のビットマップ展開処理及び圧縮処理を並
列処理で同時に実行し、より高速の印刷が可能となる。
【0032】なお、図2に関連し説明したメモリ割当て
手順そのものも本発明に包含されることは当然である。
また、メモリ割当て管理部111はハードウェアで実現
することも勿論可能であるが、プロセッサとメモリなど
から構成されるコンピュータを用いてプログラムにより
実現することも可能である。そのコンピュータ上で、図
2に関連して説明したようなメモリ割当て手順を実行さ
せるためのプログラムも本発明に包含される。そのよう
なプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能記録
媒体、例えば半導体記憶素子(RAM,ROM,フラッ
シュメモリなど)、磁気ディスク、光ディスク、光磁気
ディスクなども本発明に包含される。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、限られた実装メモリ空間を効率的に利用し、
所定ページ数分のジャムバックアップを保証しつつ一定
の印刷速度を維持することが可能になり、また、メモリ
割当て手順も比較的単純になるなどの効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置のブロック構成例を示す
概略ブロック図である。
【図2】メモリ割当て手順の一例を説明するための概略
フローチャートである。
【図3】メモリ配分の例を示す図である。
【図4】メモリ配分の例を示す図である。
【図5】本発明の画像形成装置の他のブロック構成例を
示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
101 ホストコンピュータ 102 インターフェース部 103 PDL解析部 104 ビットマップ展開部 105 圧縮/伸長部 106 出力部 107 DLバッファ 108 バンドバッファ 109 圧縮メモリ 110 実装メモリ 111 メモリ割当て管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AA15 AB05 AC08 BA03 BA05 BA07 BC02 BC05 BC07 BD40 BD46

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷言語データによる印刷情報を解析
    し、バンド単位の中間言語に変換する第1処理手段、こ
    の第1処理手段により変換された中間言語をビットマッ
    プデータに展開する第2処理手段、この第2処理手段に
    より展開されたビットマップデータを圧縮する第3処理
    手段、この第3処理手段による圧縮データを伸長する第
    4処理手段、この第4処理手段による伸長データをイメ
    ージとして出力する手段、少なくとも前記ビットマップ
    データ及びその圧縮データのバッファ記憶域として利用
    される記憶手段、及び、前記記憶手段のメモリ空間の割
    当てを動的に管理するメモリ割当て管理手段を有し、 前記メモリ割当て管理手段は、印刷情報の各ページの処
    理に先だって、そのページのための圧縮データバッファ
    記憶域を割当て、その時に既に所定ページ数分の圧縮デ
    ータバッファ記憶域が割当て済みの場合は最も古いペー
    ジの圧縮データバッファ記憶域を解放し、新たに割り当
    てる圧縮データバッファ記憶域のメモリ量を、少なくと
    も1ページ分の割当て済み圧縮データバッファ記憶域に
    格納されているデータ量に基づいて決定し、新たな圧縮
    データバッファ記憶域を割り当てる都度、ビットマップ
    データのバッファ記憶域をその時に割当て可能な最大バ
    ンド数分割り当てることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 メモリ割当て管理手段は、割当て済みの
    圧縮データバッファ記憶域の未使用領域を、新たに割当
    て可能な領域として扱うことを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 メモリ割当て管理手段は、各ページの圧
    縮データ量を監視し、そのページのために割当てた圧縮
    データバッファ記憶域のメモリ量が不足すると判断した
    場合には当該圧縮データバッファ記憶域の拡大操作を行
    うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 印刷情報が複数の色で構成される場合
    に、メモリ割当て管理手段は、割り当てたビットマップ
    データのバッファ記憶域のバンド数に応じて第2処理手
    段により一括してビットマップ展開される色数を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のメモリ管理手段によるメ
    モリ割当て手順をコンピュータに実行させるためのコン
    ピュータプログラム。
  6. 【請求項6】 コンピュータが読み取り可能な記録媒体
    であって、請求項5記載のコンピュータプログラムが記
    録されたことを特徴とする記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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