JP2003010100A - 医療機器 - Google Patents

医療機器

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JP2003010100A
JP2003010100A JP2001199444A JP2001199444A JP2003010100A JP 2003010100 A JP2003010100 A JP 2003010100A JP 2001199444 A JP2001199444 A JP 2001199444A JP 2001199444 A JP2001199444 A JP 2001199444A JP 2003010100 A JP2003010100 A JP 2003010100A
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endoscope
medical device
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insertion portion
laser
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JP2001199444A
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English (en)
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Shigenobu Iwahashi
茂信 岩橋
Satoshi Sakaguchi
諭 坂口
Shigeki Ariura
茂樹 有浦
Makoto Inaba
誠 稲葉
Takefumi Uesugi
武文 上杉
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Terumo Corp
Olympus Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内視鏡が折れたり曲がったりする不具合を防
止し、さらに、内視鏡の位置の切り替えを簡単に行い得
る医療機器を提供する。 【解決手段】 医療機器としてのレーザ照射装置10
は、生体内に挿入可能な長尺状の挿入部と、挿入部内に
軸方向に沿って移動自在に設けられた内視鏡401と、
を含んでいる。内視鏡のスライド機構は、軸方向に沿っ
てスライド移動自在に挿入部に接続されるスライドレバ
ー410と、内視鏡をスライドレバーに固定する固定ネ
ジ413と、スライドレバーの移動範囲を制限して内視
鏡先端の移動範囲を制限する制限部材としての下ケース
206やスライダ411と、を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体内に挿入可能
な長尺状の挿入部と、挿入部内に軸方向に沿って移動自
在に設けられた内視鏡と、を含む医療機器に関する。
【0002】
【従来の技術】診断や治療に際しては種々の医療機器が
使用される。医療機器の中には、生体内に挿入可能な長
尺状の挿入部と、この挿入部内に軸方向に沿って移動自
在に設けられた内視鏡と、を含む医療機器がある。内視
鏡の基端側には、生体表層部を光学観察するときの照明
光を送るライトガイドや、観察した生体表層部の画像を
取り込むカメラヘッドなどが取り付けられている。この
種の医療機器においては、生体表層部を光学観察すると
きには、挿入部に設けられた観察窓に応じた位置に内視
鏡が移動される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ライト
ガイドやカメラヘッドは比較的重いため、内視鏡を移動
するときに、ライトガイドなどの重みによって当該内視
鏡が折れたり曲がったりする不具合が生じる虞がある。
かかる不具合の発生は細径の内視鏡を用いた場合に顕著
である。
【0004】また、複数の観察窓が相互に離間して挿入
部に設けられている場合には、複数の観察窓のそれぞれ
に最適な位置に内視鏡を移動しなければならないが、内
視鏡の移動範囲ないし移動距離が制限されていないた
め、内視鏡の先端位置の切り替えが難しい。その結果、
各観察窓における光学観察を容易かつ迅速に行うことが
できないという不具合がある。
【0005】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、内視鏡が折れたり曲がったりする不具合を
防止し、さらに、内視鏡の位置の切り替えを簡単に行い
得る医療機器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記す
る手段により達成される。
【0007】(1)生体内に挿入可能な長尺状の挿入部
と、前記挿入部内に軸方向に沿って移動自在に設けられ
た内視鏡と、を含む医療機器において、前記軸方向に沿
ってスライド移動自在に前記挿入部に接続されるスライ
ドレバーと、前記内視鏡を前記スライドレバーに固定す
る固定部材と、前記スライドレバーの移動範囲を制限し
て、前記内視鏡先端の移動範囲を制限する制限部材と、
を有する医療機器。
【0008】(2)前記挿入部は、前記内視鏡により光
学観察を行う複数の観察窓が相互に離間して設けられ、
前記制限部材は、前記複数の観察窓のそれぞれから光学
観察を行うのに適した位置に、前記内視鏡先端の移動範
囲を制限することを特徴とする上記(1)に記載の医療
機器。
【0009】(3)前記観察窓は、前記挿入部の前方部
位に設けられた前方窓と、前記挿入部の側方部位に設け
られた側方窓と、を含んでいることを特徴とする上記
(2)に記載の医療機器。
【0010】(4)前記挿入部内に設けられ機械的な動
作が可能な作動部材と、前記作動部材が動作していると
きに、前記内視鏡を前記作動部材の動作と干渉しない待
機位置に保持するロック機構と、をさらに有することを
特徴とする上記(1)に記載の医療機器。
【0011】(5)前記挿入部内に設けられ生体組織に
対してエネルギーを照射する照射部と、前記照射部から
エネルギーを照射しているときに、前記内視鏡をエネル
ギーの照射と干渉しない待機位置に保持するロック機構
と、をさらに有することを特徴とする上記(1)に記載
の医療機器。
【0012】(6)前記挿入部内に設けられ機械的な動
作が可能な作動部材と、前記内視鏡が前記作動部材の動
作と干渉し得る位置に位置している際には前記作動部材
の作動を抑制するロック機構と、をさらに有することを
特徴とする上記(1)に記載の医療機器。
【0013】(7)前記ロック機構は、前記内視鏡のス
ライド移動に連動し、前記作動部材は回転運動する円盤
を有し、該円盤の外周面には前記ロック機構と係合する
係合部を有することを特徴とする上記(6)に記載の医
療機器。
【0014】(8)前記係合部は、前記ロック機構と係
合したときに前記作動部材が前記内視鏡と干渉しない位
置に停止する位置に設けられていることを特徴とする上
記(7)に記載の医療機器。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明を、医療機器の一つである
側射式のレーザ照射装置に適用した場合を例に挙げて説
明する。
【0016】図1は、レーザ照射装置10を示す斜視
図、図2は、レーザ照射装置10の先端部の断面図、図
3は、図2の下方から見た概略図、図4は、図2の4−
4線に沿う断面図、図5は、図2の5−5線に沿う断面
図である。
【0017】図1〜図5に示される側射式のレーザ照射
装置10は、レーザ光を生体組織に照射して、例えば、
前立腺肥大症の治療に用いられる。レーザ照射装置10
は、生体内に挿入可能な長尺のシャフト状の挿入部10
1と、挿入部101内に設けられ側方窓113に向けて
レーザ光を出射する往復移動自在なレーザ出射部120
と、挿入部101内に軸方向に沿って移動自在に設けら
れた内視鏡401と、を有する。本実施形態では、レー
ザ出射部120が、機械的な動作が可能な作動部材およ
び生体組織に対してエネルギーを照射する照射部に相当
している。
【0018】まず、挿入部101の内部構成について説
明する。
【0019】図2を参照して、挿入部101は、長尺状
の内層パイプ110を備え、レーザ出射部120は、レ
ーザ光を反射する平滑なレーザ反射面(ミラー)121
を有している。
【0020】挿入部101の内層パイプ110は、ステ
ンレス鋼などの硬質の管状体から構成される。内層パイ
プ110の先端側には、レーザ光を透過させるための開
口111が形成されている。開口111を含め、内層パ
イプ110の全体は、レーザ透過性の良好な外層チュー
ブ112により覆われる。外層チューブ112により覆
われた開口111が、側方窓113を構成する。
【0021】内層パイプ110の先端には、キャップ1
30が取り付けられる。キャップ130には、挿入部1
01の生体内への挿入時に前方を観察するための前方窓
131が設けられている。前方窓131には、例えば光
透過性の良好な透光板132が嵌め込まれて固着され
る。また、挿入部101の先端部分の内部には、内部空
間を規定する一対の壁部材140、141が設けられる
(図4参照)。
【0022】レーザ出射部120は、例えば樹脂、ガラ
ス、金属、あるいはこれらの複合材料から形成されてい
る。具体的には、例えば、金属を基材として表面を鏡面
に研磨したもの、樹脂や金属を基材として金属等の薄膜
を蒸着等により形成して鏡面としたもの、ガラス製の鏡
等の反射材を樹脂や金属等の基材に接着したもの、など
が挙げられる。
【0023】挿入部101の内部には、レーザ光を伝達
する光ファイバ122が配置されている。光ファイバ1
22は、後述する駆動ユニットから駆動力が伝達され、
挿入部101の軸方向に沿って往復運動する。光ファイ
バ122は、挿入部101内では先端部分を除いて例え
ばステンレス鋼製の保護パイプによって破損や湾曲を起
こさないように覆われている。光ファイバ122の先端
近傍に、レーザ出射部120が回動可能に取り付けられ
た固定部材123が固着される。固定部材123に形成
された貫通孔124には、モノレールパイプ125が挿
通される。モノレールパイプ125は、挿入部101の
軸線と平行に配置されている。光ファイバ122の往復
運動に伴ない、固定部材123は、挿入部101の軸線
と平行に、モノレールパイプ125に沿って安定して摺
動する。なお、カバー部102から引き出された光ファ
イバ122の基端は、図示しないレーザ光源装置に光コ
ネクタを介して接続される。
【0024】レーザ出射部120の先端の両側部には、
突起126が設けられている。突起126は、壁部材1
40、141に形成された一対の溝142に摺動可能に
支持されている。溝142は、挿入部101の軸方向に
対して傾斜している。したがって、レーザ出射部120
は、光ファイバ122の往復運動に伴なって、溝142
の作用によって傾斜角度が変化されつつ往復運動する。
図2において、実線で示すレーザ出射部120および固
定部材123の位置が、これらの部材120、123の
後端位置である。
【0025】モノレールパイプ125の内部には、洗浄
液を供給することができる。この洗浄液は、キャップ1
30内に形成された流路133により前方窓131の方
へ曲げられた後、透光板132の外側を洗浄するように
流れる。洗浄液としては、滅菌された液体、例えば滅菌
精製水や滅菌生理食塩水を使用することが好ましい。
【0026】図4および図5に示すように、挿入部10
1の内部は、一対の壁部材140、141により区画さ
れ、冷却水の注入用のルーメン150と排出用のルーメ
ン151とが形成されている。冷却水は、レーザ光を受
ける生体組織の表面およびレーザ出射部120などを冷
却するために利用される。ルーメン150は給水チュー
ブ301に接続され、ルーメン151は排水チューブ3
02に接続されている(図1参照)。給水チューブ30
1を経て供給された冷却水は、ルーメン150に流入し
た後、挿入部101の先端近傍で孔134からルーメン
151に流れ込み、排水チューブ302を経て流出され
る。注入された冷却水の一部は、壁部材141に形成さ
れた孔143からルーメン152にも流入する。この冷
却水も、孔134からルーメン151に流れ込む。
【0027】挿入部101の内部に冷却水を循環させる
ことにより、冷却能率の向上が図られる。冷却水の温度
は、レーザ光の照射によるレーザ出射部120や生体組
織の照射表面の損傷を低減できれば特に限定されない
が、好ましくは0〜37℃、より好ましくは凍傷の虞れ
が少なく、かつ冷却効果が高い8〜25℃である。冷却
水の逆流を防止するために、挿入部101内に設けられ
る種々のルーメンに逆止弁を設けることが好ましい。冷
却水としては、滅菌された液体、例えば滅菌精製水や滅
菌生理食塩水を使用することが好ましい。
【0028】レーザ照射装置10は、レーザ出射部12
0の往復運動を検出するとともに生体組織の表面温度を
検出する検出ユニット160を有する(図2参照)。検
出ユニット160は、レーザ出射部120の往復運動を
検出する第1センサ161と、加熱治療される生体組織
の表面温度すなわち尿道壁の温度を検出する第2センサ
162とを備える。センサ161、162は、接着剤1
63を用いて設置される。センサ161、162として
は、サーミスタ、熱電対、白金測温抵抗体などが挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0029】第1センサ161は、図3にも示すよう
に、レーザ出射部120の往復運動における後端位置近
傍、すなわち側方窓113の後端部近傍に設置される。
第1センサ161は、後端位置にあるレーザ出射部12
0により反射されたレーザ光の光路中に位置する。第1
センサ161にレーザ光が照射されると、第1センサ1
61の温度は急激に上昇する。このため、レーザ出射部
120が正常に往復運動していれば、第1センサ161
により検出した温度に周期的なピークが現れることにな
る。
【0030】一方、第2センサ162は、側方窓113
の中央側部近傍に設置される。第2センサ162は、レ
ーザ光の光路中に位置しない。これにより、レーザ光の
照射を妨げずに、尿道壁の温度を確実に検出することが
できる。レーザ出力値が適正な値であれば、第2センサ
162により検出した温度は、所定の設定範囲内の温度
を示すことになる。
【0031】上記の第1センサ161および第2センサ
162の温度に基づいて、レーザ照射装置10の作動状
態を診断できる。つまり、第1センサ161により検出
した温度に周期的なピークが現れ、ピーク時の温度が設
定範囲内であり、かつ、第2センサ162により検出し
た尿道壁温度が設定範囲内である場合には、レーザ出射
部120が正常に往復運動し、かつ、レーザ出力値が適
正なときである。このような場合には、レーザ光の移動
照射は適正と診断される。
【0032】図1を参照して、レーザ照射装置10に
は、生体組織表層の観察を行う観測装置400が付設さ
れている。観測装置400は、レーザ照射装置10に対
して脱着自在な内視鏡401を有している。内視鏡40
1は、カバー部102の基端側から挿入され、挿入部1
01の内部を長手方向に移動可能に設置されている。内
視鏡401は、例えば、光ファイバ束と、保護チューブ
と、先端に設けられる結像レンズと、を備える。内視鏡
401の基端側には、カメラヘッド402が取り付けら
れており、カメラ信号リード403を通じて画像を送る
ことができる。内視鏡401の光ファイバは、ライトガ
イド404を通じて送られる照明光を照射する機能も有
している。内視鏡401、カメラヘッド402およびラ
イトガイド404は、スライド移動自在にカバー部10
2を貫通するスライドレバー410に接続されている。
スライドレバー410は、スライド機構を介して、挿入
部101に接続されている。内視鏡401のスライド機
構については、後述する。
【0033】内視鏡401は、側方窓113および前方
窓131の双方からの観察野を得るのに好適な視野を有
している。したがって、内視鏡401によって、側方窓
113あるいは前方窓131を通して、レーザ光が照射
される生体組織表層の観察、内視鏡観察に基づく挿入部
101の位置決め、およびレーザ光照射位置の視覚的な
確認を行うことができる。なお、図4および図5におい
ては、内視鏡401は図示省略されている。
【0034】図6は、レーザ出射部120が、往復運動
中において先端位置P1、中間位置P2、基端位置P3
にそれぞれ位置したときのレーザ光の経路を模式的に示
す図である。
【0035】レーザ出射部120は、先端位置P1に位
置する場合、挿入部101の軸方向に対して垂直に近い
向きに起立し、レーザ光を小さい反射角で反射する。ま
た、レーザ出射部120は、基端位置P3に位置する場
合、挿入部101の軸方向と平行に近い向きに傾き、レ
ーザ光を大きい反射角で反射する。したがって、レーザ
出射部120が傾斜角度を変化させながら往復運動する
場合、レーザ光の出射位置は、常に移動するが、レーザ
光の光軸は、加熱部位であるターゲット部位1000内
部のターゲットポイント1001に、常に集中する。つ
まり、レーザ光は、ターゲットポイント1001にのみ
に、連続的に照射され、表層などの他の生体組織には、
間欠的に照射される。したがって、ターゲットポイント
1001は、照射されたレーザ光により、加熱され、所
望温度に達する。一方、表層などの他の生体組織は、レ
ーザ光を受光する時間が短いため、発生する熱量も少な
く、ほとんど加熱されない。
【0036】上述したような加熱治療時において、レー
ザ出射部120は、0.1〜10Hz好ましくは1〜6
Hzの周期で軸方向に往復駆動される。
【0037】生体組織に照射するレーザ光は、発散光、
平行光あるいは収束光を用いることができる。レーザ光
を収束光とするためには、レーザ光の光路の途中に、レ
ーザ光を収束光にする光学系を設ける。また、使用され
るレーザ光は、生体深達性を有するものであれば、特に
限定されない。しかし、レーザ光の波長は、750〜1
300nmまたは1600〜1800nm程度が特に優
れた生体深達性を有するため好ましい。上記波長範囲の
レーザ光を発生させるレーザ光源装置としては、例え
ば、He−Neレーザなどの気体レーザ、Nd−YAG
レーザなどの固体レーザ、GaAlAsレーザなどの半
導体レーザ、などが挙げられる。
【0038】挿入部101の外径は、体腔内に挿入可能
であれば、特に限定されない。しかし、挿入部101の
外径は、2〜20mm程度が好ましく、3〜8mm程度
がより好ましい。
【0039】図7は、レーザ照射装置10の本体ユニッ
ト100のカバー部102が開かれ、当該カバー部10
2内に駆動ユニット200が取り付けられた状態を示す
斜視図、図8(A)(B)は、本体ユニット100およ
び駆動ユニット200の後方部分の構成の説明に供する
斜視図および後方から見た図、図9は、駆動ユニット2
00を取り付ける前の本体ユニット100を示す斜視
図、図10(A)は、本体ユニット100のカバー部1
02を開いた状態で示す正面図、図10(B)は、カバ
ー部102内に配置されレーザ出射部120に機械的に
接続されるスライダを、駆動ユニット200のフック2
15とともに示す斜視図である。図11は、内視鏡40
1を固定するスライドレバー410が接続された駆動ユ
ニット200を示す斜視図、図12(A)(B)は、駆
動ユニット200を示す斜視図および正面図である。
【0040】図7および図8(A)(B)を参照して、
本実施形態のレーザ照射装置10は、本体ユニット10
0と、当該本体ユニット100内に着脱自在に収納され
る駆動ユニット200とを有する。本体ユニット100
は、挿入部101と、開閉自在なカバー部102と、を
含んでいる。駆動ユニット200は、駆動機構210
(図15参照)と、当該駆動機構210が内蔵されたケ
ーシング202と、を含んでいる。
【0041】図9にも示すように、本体ユニット100
のカバー部102は、ヒンジ部170を介して開閉自在
に接続された第1ケース171と第2ケース172とを
有する。各ケース171、172の内面には、凹部17
3、174が形成され、両ケース171、172を閉じ
ることにより、カバー部102内に駆動ユニット200
の収納空間が形成される。
【0042】図10(A)を参照して、挿入部101の
基端部は、第1ケース171の前壁175に形成した凹
所に組みつけられ、当該第1ケース171に固定され
る。第1ケース171の後壁176には、光ファイバ1
22、給水チューブ301、排水チューブ302、洗浄
液注入用のチューブ303などが挿通されている(図8
も参照)。第1ケース171内の略上半分には、外周壁
との間に空間を形成する縦壁177が設けられている。
前記空間は、図10(A)においては、縦壁177の紙
面奥側に形成される。この空間は、後壁176に挿通さ
れた光ファイバ122などの収納空間として用いられ
る。光ファイバ122などは、収納空間を経て、挿入部
101内に導かれる。縦壁177に設けた信号コネクタ
165は、電気信号線164を介して、挿入部101に
配置された第1と第2の温度センサ161、162に接
続されている。
【0043】第1ケース171の略中央部には、図10
(A)において水平方向に沿って、一対のガイド板18
3が設けられている。ガイド板183の間には、同図
(B)に示される薄板のスライダ180が、挿入部10
1の軸方向に沿ってスライド移動自在に保持されてい
る。スライダ180には、挿入部101の基端から取り
出された光ファイバ122が固定されている。したがっ
て、スライダ180が往復運動すると、この往復運動
は、光ファイバ122を介してレーザ出射部120に伝
達される。そして、前述したように、レーザ出射部12
0は、傾斜角度を変化しつつ往復運動する。
【0044】スライダ180は、駆動ユニット200か
ら出力された往復運動を受け取って、往復運動する。こ
のため、図10(B)に示すように、スライダ180の
側辺には、駆動ユニット200の往復運動自在なフック
215が係合する係合溝181が設けられている。ま
た、スライダ180には、側方に向けて突出するシャッ
タ182が設けられている。このシャッタ182は、駆
動ユニット200に配置されたセンサ230(図11参
照)により検出される。センサ230は、スライダ18
0の往復運動を確認し、往復運動がレーザ出射部120
に伝達されているか否かを監視するために設けられる。
【0045】なお、センサ230は、1回の治療で数万
回の動作が必要となり、さらに複数の患者に何度も使用
するので、接点劣化のおそれがあるスイッチ型センサよ
りもフォトインタラプタや近接スイッチなどの非接触タ
イプのセンサが望ましい。
【0046】図11および図12を参照して、駆動ユニ
ット200のケーシング202は、上部ケーシング20
3と、下部ケーシング204とを有する。上部ケーシン
グ203には、レーザ出射部120を挿入部101の長
手方向に往復駆動する駆動力を出力する駆動機構210
が収納されている。下部ケーシング204は、上ケース
205と、下ケース206とから構成され、スライドレ
バー410の先端に接続されたスライダ411(図13
を参照)がスライド移動自在に収納される。
【0047】駆動機構210は、図15にも示すよう
に、回転運動を往復運動に変換する一般的なクランク機
構である。駆動機構210は、モータ211と、モータ
211の出力軸に接続される図示しない減速用ギア列
と、回転自在な円盤212と、円盤212の側面に一端
が回動自在に接続されたクランクレバー213と、クラ
ンクレバー213の他端に取り付けられたピン214
と、ピン214に取り付けられた出力部材としてのフッ
ク215(図10(B)および図11を参照)と、を有
する。上部ケーシング203には、挿入部101の軸方
向と平行に伸びるガイド溝216が形成され、このガイ
ド溝216に、ピン214が摺動自在に嵌まり合ってい
る。また、フック215は、上部ケーシング203の外
部に臨んでいる(図11を参照)。減速用ギア列は、モ
ータ211の出力軸に取り付けられたウォームギアなど
から構成される。円盤212は、減速用ギア列を介して
モータ211の回転動が伝達され、回転する。円盤21
2の回転に伴ない、クランクレバー213を介してピン
214がガイド溝216内を摺動し、フック215が挿
入部101の軸方向と平行に往復運動する。これによ
り、レーザ出射部120を往復駆動する駆動力がケーシ
ング202の外部に出力される。
【0048】駆動ユニット200をカバー部102内に
収納した状態では、フック215は、スライダ180の
係合溝181に係合する。フック215がスライダ18
0に機械的に接続されることにより、フック215の往
復運動がスライダ180に伝達され、その結果、レーザ
出射部120が往復運動する。レーザ出射部120は、
ピン214がガイド溝216内で最先端に移動したとき
に先端位置P1に位置し、最後端に移動したときに基端
位置P3に位置する。
【0049】図10(B)に示すように、フック215
は、圧縮バネ217により、スライダ180に向かう方
向のバネ力が付勢されている。このため、駆動ユニット
200を第1ケース171に取り付けた時点でフック2
15が係合溝181に係合していなくても、フック21
5が一往復する間に、当該フック215は係合溝181
に必ず係合する。
【0050】図11および図12を参照して、駆動ユニ
ット200のケーシング202には、電気信号の伝達が
可能な外部信号線220に電気的に接続される信号コネ
クタ221が外部に臨むように配置されている。駆動ユ
ニット200側の信号コネクタ221と本体ユニット1
00側の信号コネクタ165とは向かい合うように配置
されている。外部信号線220は、駆動ユニット200
に給電するケーブル201および制御信号の伝達が可能
な図示しない制御信号線と一体化されている。外部信号
線220および制御信号線は、図示しない制御装置に接
続され、この制御装置により、駆動ユニット200の動
作が制御される。駆動ユニット200を第1ケース17
1内の所定の位置に挿入すると、自動的に、信号コネク
タ221が信号コネクタ165に電気的に接続される。
これにより、挿入部101の温度センサ161、162
による検出信号は、駆動ユニット200に伝達され、こ
こから、外部信号線220を介して制御装置に入力され
る。
【0051】図8を参照して、駆動ユニット200のケ
ーシング202の後端面には凸部191が設けられ、第
2ケース172の後壁178にはロック孔192が設け
られている。凸部191とロック孔192とにより、カ
バー部102のロック機構190が構成される。駆動ユ
ニット200を第1ケース171内に差し込んだ後に、
両ケース171、172を完全に閉じると、ロック孔1
92に凸部191が嵌まり込む。これにより、カバー部
102は、閉じられた状態が保持され、カバー部102
が不用意に開いて駆動ユニット200が落下するという
不具合が防止される。
【0052】手技の終了後は、カバー部102から駆動
ユニット200を取り出す。駆動ユニット200を取り
出す作業は、下ケース206に設けられた取っ手207
を手で持って引っ張り出すことにより、容易に行うこと
ができる。
【0053】上記のように構成した本体ユニット100
は、予め滅菌処理され、使用時まで外界から遮断された
状態に維持されている。本体ユニット100と駆動ユニ
ット200とが着脱可能に構成されているため、生体内
に挿入される部位を含む本体ユニット100を1回の治
療ごとに廃棄できる一方、駆動ユニット200を繰り返
し使用することができ、経済的な医療機器となる。この
ように本体ユニット100はディスポーザブルであり、
駆動ユニット200はリユーザブルであるが、滅菌処理
された本体ユニット100のカバー部102内に駆動ユ
ニット200を収納するという簡単な操作だけで、無菌
的操作を行うことができる。
【0054】図13は、内視鏡401のスライド機構を
示す斜視図、図14(A)〜(C)は、スライドレバー
410の位置決め機構を示す図、図15および図16
は、駆動ユニット200の駆動機構210、内視鏡40
1を固定したスライドレバー410および内視鏡401
を待機位置に保持したり、レーザ出射部120の作動を
抑制したりするロック機構420を示す図である。ま
た、図17(A)(B)は、内視鏡401の位置検出機
構の説明に供する図である。
【0055】内視鏡401のスライド機構を説明する。
【0056】図8(A)に示すように、第1ケース17
1の後壁176には、矩形形状の窓185が形成されて
いる。断面矩形形状のスライドレバー410は、挿入部
101の軸方向に沿ってスライド移動自在に、窓185
に挿通されている。また、後壁176の略中心には通孔
186が形成され、この通孔186に内視鏡401が挿
通される。カバー部102内に導入された内視鏡401
は、駆動ユニット200の上部ケーシング203と下部
ケーシング204との間の空間を通って、挿入部101
内に導かれる。
【0057】図13を参照して、スライドレバー410
の基端には、内視鏡401を挿通するリング部412が
設けられている。リング部412には、挿通された内視
鏡401を固定する固定ネジ413(固定部材に相当す
る)が設けられている。固定ネジ413を締めることに
より、スライドレバー410に対して内視鏡401が固
定される。内視鏡401の先端から固定ネジ413で固
定する部位までの長さは予め決められている。
【0058】術者は、スライドレバー410を把持して
内視鏡401をスライド移動したり、内視鏡401自体
を把持して当該内視鏡401をスライド移動したりする
ことができる。内視鏡401は、スライドレバー410
に接続されているため、スライドレバー410の長手方
向にのみスライド可能である。
【0059】スライドレバー410は、図示しない係合
機構により、スライダ411に着脱自在に接続される。
スライダ411は、上ケース205と下ケース206と
により囲繞される収納空間内に、スライド移動自在に収
納されている。駆動ユニット200をカバー部102内
に収納した後、スライドレバー410を窓185から押
し込むことにより、スライドレバー410の先端がスラ
イダ411に接続される。カバー部102から駆動ユニ
ット200を取り出す際には、スライドレバー410を
引っ張って、スライダ411から引き抜く。
【0060】スライドレバー410を図13中右側から
左側に向けて移動すると、スライダ411は、収納空間
に沿って左側に向けて移動する。スライダ411の先端
面がケース205、206の先端壁207に当接する
と、スライドレバー410はそれ以上スライド移動でき
ず、内視鏡401先端の前進限位置が定まる。この状態
から、スライドレバー410を図中右側に向けて移動す
ると、スライダ411は、右側に向けて移動する。スラ
イダ411の後端面がケース205、206の後端壁2
08に当接すると、スライドレバー410はそれ以上ス
ライド移動できず、内視鏡401先端の後進限位置が定
まる。
【0061】このように、スライダ411およびケース
205、206により、スライドレバー410の移動範
囲を制限して内視鏡401先端の移動範囲を制限する制
限部材が構成されている。ケース205、206やスラ
イダ411の長手方向の長さを所定の寸法に設定するこ
とにより、スライドレバー410ひいては内視鏡401
のスライド長を制限できる。
【0062】挿入部101は、前述したように、内視鏡
401により光学観察を行う複数の観察窓(図示例では
前方窓131と、側方窓113)が相互に離間して設け
られている。そして、内視鏡401先端の前進限位置
は、前方窓131から前方光学観察を行うのに適した位
置に設定され、後進限位置は、側方窓113から側方光
学観察を行うのに適した位置に設定されている。さら
に、内視鏡401先端の後進限位置は、作動部材として
機能するレーザ出射部120の機械的な動作(往復運
動)と干渉しない待機位置であり、さらに、照射部とし
ても機能するレーザ出射部120によるエネルギーの照
射と干渉しない待機位置でもある。一方、内視鏡401
先端の前進限位置は、当該内視鏡401がレーザ出射部
120の動作と干渉し得る位置である。なお、レーザ出
射部120は、往復運動していないときには、レーザ光
の照射を禁止するように制御されている。
【0063】本実施形態にあっては、内視鏡401、カ
メラヘッド402およびライトガイド404がスライド
レバー410に支持されているため、カメラヘッド40
2およびライトガイド404の重みをスライドレバー4
10により支えることができる。したがって、細径の内
視鏡401であっても、内視鏡401のスライド移動時
に、当該内視鏡401が折れたり曲がったりする不具合
が防止される。
【0064】さらに、内視鏡401先端の移動範囲を制
限してあるため、相互に離間した前方窓131および側
方窓113のそれぞれに最適な位置に、内視鏡401を
移動できる。内視鏡401の先端位置の切り替えが容易
になる結果、各観察窓113、131における光学観察
を容易かつ迅速に行うことができる。
【0065】図14(A)〜(C)を参照して、スライ
ドレバー410の位置決め機構を説明する。
【0066】スライドレバー410の下面には、長手方
向に沿う前後2箇所に、前方凹部415および後方凹部
416が設けられている。下ケース206の後端壁20
8には、ボールプランジャ240が設けられている。ボ
ールプランジャ240は、球状の突起241と、当該突
起241をスライドレバー410の下面に向かう方向に
付勢する圧縮バネ242と、を有する。突起241は、
凹部415、416に係合自在である。
【0067】内視鏡401を引き出したときには(図1
4(A))、突起241は、圧縮バネ242のばね力が
付勢され、前方凹部415に係合し、内視鏡401を押
し込んだときには(図14(B))、突起241は後方
凹部416に係合する。突起241と凹部415または
416とが係合することにより、スライダ411の位置
が保持され、スライドレバー410が位置決めされる。
これにより、術者がレーザ照射装置10を操作している
途中で、内視鏡401が不用意に移動することを防止で
きる。
【0068】次に、図15および図16を参照して、内
視鏡401を待機位置に保持したり、レーザ出射部12
0の作動を抑制したりするロック機構420を説明す
る。なお、図15は、内視鏡401が引き出され、内視
鏡401先端が待機位置である後進限位置にある状態を
示している。また、駆動機構210が作動され、レーザ
出射部120が往復運動している途中の状態をも示して
いる。図16は、内視鏡401が押し込まれ、内視鏡4
01先端が前進限位置にある状態を示している。このと
き駆動機構210は作動を停止している。
【0069】スライダ411の側面には、ガイド溝42
1が形成されている。ガイド溝421は、スライド方向
と平行な平行部422と、スライド方向に対して傾斜す
る傾斜部423とを有する。駆動機構210のハウジン
グ218には、アーム形状のロックレバー424が支持
軸425を中心に回動自在に取り付けられている。ロッ
クレバー424の先端には、ガイド溝421に摺動自在
に係合するガイドピン426が設けられている。また、
ロックレバー424の支持軸425に近接した部位に
は、ロック爪427が円盤212に向けて突出して設け
られている。
【0070】ロックレバー424が支持軸425を中心
に時計回り方向に回動すると、ロック爪427は円盤2
12の外周面212aに向かう方向に移動する。ロック
レバー424が反時計回り方向に回動すると、ロック爪
427は円盤外周面212aから離間する方向に移動す
る。円盤外周面212aには、ロック爪427と係合自
在なロック溝219(係合部に相当する)が形成されて
いる。
【0071】図15を参照して、スライドレバー410
または内視鏡401を把持して図中右側から左側へ押し
込むと、内視鏡401、スライドレバー410およびス
ライダ411は一体となって図中右側から左側へと若干
移動する。すると、ガイド溝421の傾斜部423に係
合しているガイドピン426が左側に押され、ロックレ
バー424が支持軸425を中心に時計回り方向に回動
する。これに伴なって、ロック爪427が円盤外周面2
12aに向かう方向に突き出る。
【0072】このとき、図15に示すように、ロック溝
219がロック爪427と係合しない位置にある場合に
は、ロック爪427が円盤外周面212aに当接する。
ロックレバー424は、もはや時計回り方向に回動でき
ず、ガイドピン426がガイド溝421の傾斜部423
に位置したままとなる。これにより、スライドレバー4
10を図中左方向にスライド移動できず、その結果、内
視鏡401が待機位置に保持される。
【0073】このように、レーザ出射部120が往復運
動してレーザ光を生体組織に照射しているときには、ロ
ック機構420が内視鏡401を待機位置に保持してお
り、当該内視鏡401を観察位置まで押し込むことがで
きない。したがって、内視鏡401は、レーザ出射部1
20の往復運動と干渉せず、レーザ出射部120と内視
鏡401との接触による損傷を未然に防止できる。しか
も、内視鏡401は、レーザ出射部120によるレーザ
光の照射と干渉せず、レーザ光の照射による内視鏡40
1の損傷を防止できる。また、レーザ光を遮らないた
め、所期の治療効果を得ることができる。
【0074】一方、図16に示すように、ロック溝21
9がロック爪427と係合する位置にある場合には、ロ
ック爪427が円盤外周面212aに当接しない。ロッ
クレバー424は、スライダ411の移動に合わせて時
計回り方向にさらに回動する。これにより、ロック爪4
27がロック溝219に係合し、ガイドピン426がガ
イド溝421の平行部422にまで達する。このため、
スライドレバー410を図中左方向にさらにスライド移
動でき、その結果、内視鏡401が前進移動される。ロ
ック爪427がロック溝219に係合しているため、円
盤212を回転させることができない。
【0075】このように、前方窓131を通して光学観
察を行っているとき、つまり、内視鏡401が観察のた
めの位置に移動しレーザ出射部120の動作と干渉し得
る位置に位置している際には、ロック機構420がレー
ザ出射部120の往復運動を抑制し、レーザ出射部12
0が作動しないようにロックされている。したがって、
内視鏡401は、レーザ出射部120の往復運動と干渉
せず、レーザ出射部120と内視鏡401との接触によ
る損傷を防止できる。しかも、レーザ出射部120が往
復運動していないのでレーザ光の照射を禁止する制御が
なされており、レーザ光の照射による内視鏡401の損
傷も生じない。
【0076】ロック溝219は、クランクレバー213
が図中右端に寄ったときに、ロック爪427と係合可能
な位置に設けられている。換言すれば、ロック溝219
は、ロック機構420のロック爪427と係合したとき
にレーザ出射部120が内視鏡401と干渉しない位置
に停止する位置に設けられている。このようにすれば、
内視鏡401が光学観察のための所定位置に移動するた
めには、レーザ出射部120が内視鏡401の先端と干
渉しない位置つまり基端位置P3に停止ないし固定する
こととなるので、より安全確実な構成とすることができ
る。
【0077】ガイド溝421は、平行部422と傾斜部
423とが設けられ、途中で折れ曲がった形状を有して
いる。ガイドピン426がガイド溝421の平行部42
2に沿って摺動するときには、常に、円盤212の回転
を禁止するロック状態である(図16参照)。一方、ガ
イドピン426がガイド溝421の傾斜部423に沿っ
て摺動するときには、ロックレバー424は支持軸42
5を中心に回動する。したがって、内視鏡401が図中
右端に移動するまでは、前記ロック状態が維持されるた
め、内視鏡401をスライド移動している途中に、レー
ザ出射部120を往復運動するためのクランク運動を開
始することはできない。
【0078】上述したように、内視鏡401のスライド
移動に連動するロック機構420を設けることによっ
て、レーザ照射時には内視鏡401を待機位置に保持で
きる一方、前方観察時にはレーザ出射部120の往復運
動およびレーザ照射を行うことができないため、レーザ
出射部120および内視鏡401の損傷を防止できる。
また、比較的簡単な構成で、内視鏡401とレーザ出射
部120間のロック機構を確実に実現することができ
る。
【0079】次に、図17(A)(B)を参照して、内
視鏡401の位置検出機構を説明する。図17は、上ケ
ース205が上下反転して示される。
【0080】上下のケース205、206の側方部位に
は、これらケース205、206により囲繞されるセン
サ収納室250が形成され、このセンサ収納室250内
に、リミットスイッチ251が内蔵されている。このス
イッチ251のスイッチレバー252は、スライダ41
1の移動経路中に臨んでいる。内視鏡401が最大限に
押し込まれたときには(図17(A))、スライダ41
1が図中左端に位置し、スイッチレバー252がスライ
ダ411に接触せず、スイッチ251はOFF状態であ
る。一方、内視鏡401が最大限に引き出されたときに
は(図17(B))、スライダ411が図中右端に位置
し、スイッチレバー252がスライダ411に接触し、
スイッチ251はON状態である。内視鏡401を最大
限に引き出した状態から、ロック爪427がロック溝2
19に係合するまで押し込むと、スライダ411は図1
7(A)に示される距離Lだけ前進し、スイッチ251
はON状態からOFF状態に切り替わる。換言すれば、
スイッチ251がOFF状態のときは、ロック爪427
がロック溝219に係合し、円盤212の回転が禁止さ
れる一方、内視鏡401のスライド移動が許容されると
きである。
【0081】このようにリミットスイッチ251を設け
ることにより、円盤212の回転を禁止し、内視鏡40
1がスライド移動が許容される位置にあることを、検出
できる。したがって、内視鏡401とレーザ出射部12
0との干渉をロック機構420によって物理的に防ぐだ
けでなく、駆動機構210内のモータ211への電力供
給を遮断したり、レーザ出射部120がロック状態にあ
ることを術者に告知したりすることも可能となる。
【0082】(内視鏡401のスライド機構の改変例)
図18は、内視鏡401のスライド機構の改変例を示す
斜視図である。
【0083】この改変例では、下ケース206の下面に
は、細長い長孔255が、挿入部101の軸方向に沿っ
て伸びて設けられている。スライダ411の下面に取り
付けられた操作軸430は、長孔255を通って下ケー
ス206の外部にまで伸びている。スライド操作用のツ
マミ431が操作軸430の端部に設けられている。長
孔255の開口壁には凹凸部が形成され、操作軸430
の外周面には凸部が形成され、両者が噛み合うことによ
り、ツマミ431を操作するときにクリック感が得られ
る。長孔255の長手方向の長さおよび両端部の位置
は、前述した実施形態と同様に、内視鏡401先端を前
方光学観察および側方光学観察を行うのに適した位置に
制限するように、定められる。
【0084】かかる構成では、長孔255および操作軸
430が、スライドレバー410の移動範囲を制限して
内視鏡401先端の移動範囲を制限する制限部材として
機能する。長孔255の両端部にテーパ部を設け、この
テーパ部により、長孔255の両端に移動した操作軸4
30が自動的に固定されるようにするとよい。
【0085】(内視鏡401の固定構造の改変例)図1
9は、内視鏡401をスライドレバー410に固定する
固定構造の改変例を示す要部断面図である。
【0086】このスライドレバー410は、円筒空間が
形成されたリング部441と、円筒空間内に配置される
柔軟なゴムチューブ442と、リング部441の開口端
にネジ締結される固定ネジ443(固定部材に相当す
る)と、を有する。固定ネジ443には、内視鏡401
が挿通される中心孔444が形成され、固定ネジ443
をねじ込むことにより、ゴムチューブ442がスライド
方向に押しつぶされる。
【0087】使用に際しては、まず、固定ネジ443を
緩めた状態で、固定ネジ443、ゴムチューブ442お
よびリング部441に内視鏡401を挿通する。その
後、固定ネジ443を締めてゴムチューブ442を押し
潰すと、内視鏡401の全周にゴムチューブ442が圧
接する。これにより、内視鏡401がスライドレバー4
10に固定される。
【0088】かかる構成では、内視鏡401外周面に硬
いネジ先端などが圧接しないため、内視鏡401の破損
を防止しつつ当該内視鏡401をスライドレバー410
に固定できる。
【0089】(その他の改変例)ねじ込み式の固定部材
を図13および図19に例示したが、固定部材はこの形
式に限定されるものではない。例えば、ばねによって内
視鏡401を押さえつけたり、磁石によって内視鏡40
1を吸引したりして、内視鏡401をスライドレバー4
10に固定する形態なども採用可能である。
【0090】内視鏡401やスライドレバー410を把
持して内視鏡401をスライド移動する形態(図1
3)、ツマミ431を動かして内視鏡401をスライド
移動する形態(図18)を例示したが、スライド機構は
この形式に限定されるものではない。例えば、回転運動
を往復運動に変換して、内視鏡401をスライド移動す
る形態でもよい。つまり、手動回転されるダイヤルを、
ラックアンドピニオン機構などを介してスライダ411
に接続すればよい。ダイヤルを回すと、ダイヤルの回転
運動が往復運動に変換されてスライダ411が移動し、
内視鏡401がスライド移動する。この場合、ダイヤル
の直径を大きくすれば、比較的小さな力で内視鏡401
を移動でき、内視鏡401の先端位置の切り替えを楽に
行い得る。
【0091】さらに、ダイヤルに代えて、モータと、モ
ータを作動するスイッチとを設けてもよい。スイッチは
カバー部102に設けられる。スイッチを押すと、モー
タの回転が往復運動に変換されてスライダ411が往復
移動し、内視鏡401が往復移動する。電動操作となる
ため、術者は、内視鏡401の移動操作を片手で容易に
行い得る。
【0092】スライドレバー410の位置決め機構とし
て、図14に示したように、内視鏡401の移動範囲の
両端位置に合わせて前後2つの凹部415、416を設
けたが、3つ以上の凹部を設けてもよい。スライド移動
の途中でボールプランジャ240と係合する凹部を設け
ることにより、予め設定した任意の位置に内視鏡401
を固定することが可能となる。また、より多数の凹部を
等間隔に設けてもよい。この場合には、スライドレバー
410が移動するときの係合回数に基づいて、内視鏡4
01の移動距離を把握することができる。また、ボール
プランジャ240に代えて、同様の機能を有するばね構
造の部品を用いてもよい。
【0093】なお、上述した実施形態では、医療機器と
してレーザ照射装置10を、作動部材および照射部とし
てレーザ出射部120を例示したが、本発明はこれらに
限定されるものではない。例えば、エネルギーとしての
超音波を発する血管内超音波カテーテルなどの他の医療
機器についても適用可能である。
【0094】
【発明の効果】上記のように構成した本発明は以下の効
果を奏する。
【0095】請求項1に記載の発明によれば、内視鏡を
固定部材を介してスライドレバーに接続したため、内視
鏡の基端に接続される例えばカメラヘッドやライトガイ
ドの重みをスライドレバーにより支持することができ、
細径の内視鏡であっても、内視鏡のスライド移動時に、
当該内視鏡が折れたり曲がったりする不具合を防止でき
る。また、内視鏡先端の移動範囲を制限してあるため、
内視鏡の先端位置の切り替えを容易に行い得る。
【0096】請求項2または請求項3に記載の発明によ
れば、相互に離間した例えば前方窓および側方窓のそれ
ぞれに最適な位置に内視鏡を移動でき、内視鏡の先端位
置の切り替えが容易になる結果、各観察窓における光学
観察を容易かつ迅速に行うことができる。
【0097】請求項4に記載の発明によれば、作動部材
が機械的な動作をしているときには、ロック機構が内視
鏡を待機位置に保持するため、内視鏡は、作動部材の動
作と干渉せず、作動部材と内視鏡との接触による損傷を
未然に防止できる。
【0098】請求項5に記載の発明によれば、照射部か
らエネルギーを照射しているときには、ロック機構が内
視鏡を待機位置に保持するため、内視鏡は、照射部によ
るエネルギーの照射と干渉せず、エネルギーの照射によ
る内視鏡の損傷を防止できる。また、エネルギーの照射
を遮らないため、所期の治療効果を得ることができる。
【0099】請求項6に記載の発明によれば、内視鏡が
観察のための位置に移動し、作動部材の動作と干渉し得
る位置に位置している際には、作動部材が作動しないよ
うにロックされるため、内視鏡と作動部材の接触による
損傷を未然に防止できる。
【0100】請求項7に記載の発明によれば、比較的簡
単な構成で、内視鏡と作動部材間のロック機構を確実に
実現することができる。
【0101】請求項8に記載の発明によれば、内視鏡が
観察のための位置に移動するためには作動部材が内視鏡
と干渉しない位置に停止することとなるので、より安全
確実な構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 レーザ照射装置を示す斜視図である。
【図2】 レーザ照射装置の先端部の断面図である。
【図3】 図2の下方から見た概略図である。
【図4】 図2の4−4線に沿う断面図である。
【図5】 図2の5−5線に沿う断面図である。
【図6】 レーザ出射部が、往復運動中において先端位
置、中間位置、基端位置にそれぞれ位置したときのレー
ザ光の経路を模式的に示す図である。
【図7】 レーザ照射装置の本体ユニットのカバー部が
開かれ、当該カバー部内に駆動ユニットが取り付けられ
た状態を示す斜視図である。
【図8】 図8(A)(B)は、本体ユニットおよび駆
動ユニットの後方部分の構成の説明に供する斜視図およ
び後方から見た図である。
【図9】 駆動ユニットを取り付ける前の本体ユニット
を示す斜視図である。
【図10】 図10(A)は、本体ユニットのカバー部
を開いた状態で示す正面図、図10(B)は、カバー部
内に配置されレーザ出射部に機械的に接続されるスライ
ダを、駆動ユニットのフックとともに示す斜視図であ
る。
【図11】 内視鏡を固定するスライドレバーが接続さ
れた駆動ユニットを示す斜視図である。
【図12】 図12(A)(B)は、駆動ユニットを示
す斜視図および正面図である。
【図13】 内視鏡のスライド機構を示す斜視図であ
る。
【図14】 図14(A)〜(C)は、スライドレバー
の位置決め機構を示す図である。
【図15】 駆動ユニットの駆動機構、内視鏡を固定し
たスライドレバーおよび内視鏡を待機位置に保持した
り、レーザ出射部の作動を抑制したりするロック機構を
示す図である。
【図16】 駆動ユニットの駆動機構、内視鏡を固定し
たスライドレバーおよび内視鏡を待機位置に保持した
り、レーザ出射部の作動を抑制したりするロック機構を
示す図である。
【図17】 図17(A)(B)は、内視鏡の位置検出
機構の説明に供する図である。
【図18】 内視鏡のスライド機構の改変例を示す斜視
図である。
【図19】 内視鏡をスライドレバーに固定する固定構
造の改変例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10…レーザ照射装置(医療機器) 101…挿入部 113…側方窓(観察窓) 120…レーザ出射部(作動部材、照射部) 131…前方窓(観察窓) 205、206…上下のケース(制限部材) 212…円盤 219…ロック溝(係合部) 255…長孔(制限部材) 401…内視鏡 410…スライドレバー 411…スライダ(制限部材) 413、443…固定ネジ(固定部材) 420…内視鏡を待機位置に保持したり、レーザ出射部
の作動を抑制したりするロック機構 424…ロックレバー 427…ロック爪 430…操作軸(制限部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂口 諭 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500番地 テルモ株式会社内 (72)発明者 有浦 茂樹 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500番地 テルモ株式会社内 (72)発明者 稲葉 誠 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 上杉 武文 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C026 AA04 BB01 BB04 BB06 BB07 BB08 DD03 DD06 FF54 4C061 AA15 BB02 BB04 BB05 CC02 DD01 GG13 GG15 HH56 HH60

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体内に挿入可能な長尺状の挿入部と、
    前記挿入部内に軸方向に沿って移動自在に設けられた内
    視鏡と、を含む医療機器において、 前記軸方向に沿ってスライド移動自在に前記挿入部に接
    続されるスライドレバーと、 前記内視鏡を前記スライドレバーに固定する固定部材
    と、 前記スライドレバーの移動範囲を制限して、前記内視鏡
    先端の移動範囲を制限する制限部材と、を有する医療機
    器。
  2. 【請求項2】 前記挿入部は、前記内視鏡により光学観
    察を行う複数の観察窓が相互に離間して設けられ、 前記制限部材は、前記複数の観察窓のそれぞれから光学
    観察を行うのに適した位置に、前記内視鏡先端の移動範
    囲を制限することを特徴とする請求項1に記載の医療機
    器。
  3. 【請求項3】 前記観察窓は、前記挿入部の前方部位に
    設けられた前方窓と、前記挿入部の側方部位に設けられ
    た側方窓と、を含んでいることを特徴とする請求項2に
    記載の医療機器。
  4. 【請求項4】 前記挿入部内に設けられ機械的な動作が
    可能な作動部材と、 前記作動部材が動作しているときに、前記内視鏡を前記
    作動部材の動作と干渉しない待機位置に保持するロック
    機構と、をさらに有することを特徴とする請求項1に記
    載の医療機器。
  5. 【請求項5】 前記挿入部内に設けられ生体組織に対し
    てエネルギーを照射する照射部と、 前記照射部からエネルギーを照射しているときに、前記
    内視鏡をエネルギーの照射と干渉しない待機位置に保持
    するロック機構と、をさらに有することを特徴とする請
    求項1に記載の医療機器。
  6. 【請求項6】 前記挿入部内に設けられ機械的な動作が
    可能な作動部材と、 前記内視鏡が前記作動部材の動作と干渉し得る位置に位
    置している際には前記作動部材の作動を抑制するロック
    機構と、をさらに有することを特徴とする請求項1に記
    載の医療機器。
  7. 【請求項7】 前記ロック機構は、前記内視鏡のスライ
    ド移動に連動し、前記作動部材は回転運動する円盤を有
    し、該円盤の外周面には前記ロック機構と係合する係合
    部を有することを特徴とする請求項6に記載の医療機
    器。
  8. 【請求項8】 前記係合部は、前記ロック機構と係合し
    たときに前記作動部材が前記内視鏡と干渉しない位置に
    停止する位置に設けられていることを特徴とする請求項
    7に記載の医療機器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009039205A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Olympus Corp 内視鏡システム
JP2015171556A (ja) * 2006-02-01 2015-10-01 ザ ジェネラル ホスピタル コーポレイション 少なくとも一つのファイバの少なくとも二つの部位の少なくとも一つを制御する装置
CN116849833A (zh) * 2023-09-01 2023-10-10 北京智愈医疗科技有限公司 一种医疗器械的连接装置

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