JP2003009712A - 鶏卵の選別方法およびその装置 - Google Patents

鶏卵の選別方法およびその装置

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JP2003009712A JP2001202259A JP2001202259A JP2003009712A JP 2003009712 A JP2003009712 A JP 2003009712A JP 2001202259 A JP2001202259 A JP 2001202259A JP 2001202259 A JP2001202259 A JP 2001202259A JP 2003009712 A JP2003009712 A JP 2003009712A
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南部  邦男
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量区分毎のパック容器へ当該重量区分の鶏
卵を収納するにあたって、パック容器の凹部に収納でき
ないような長軸の長い鶏卵の収納を回避する選別方法及
びその装置を提供する。 【解決手段】 形状検出手段により、各鶏卵の長軸と短
軸の長さを検出し、得られた各鶏卵の長軸と短軸の長さ
が当該鶏卵の属する重量区分のパック容器の最大収容可
能形状の範囲内か否かにより、鶏卵の選別を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鶏卵の選別方法及
びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鶏卵の選別包装装置においては、一般的
に、鶏卵をその物理的性状の一つである重量により2
L、L、M等の重量区分毎に選別した後、所定の容器に
収容する。容器としては、合成樹脂製のいわゆるパック
容器(これにも収容個数に応じて10個パック、12個
パック等がある)と、開放型容器としてのプラスチック
トレー等がある。
【0003】このうち、パック容器は、本体部分と蓋部
分とこれら2つの部分を連結する連結部分とからなり、
本体部分と蓋部分は、鶏卵を収納するため、隔壁によっ
て仕切られた凹部を備えている。このようなパック容器
においては、パック容器の凹部に所定個数の鶏卵を収納
した後,本体部分の上に蓋部分を折り重ね、周縁部を封
緘してパック包装を完成させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鶏卵の長軸
や短軸の長さも鶏卵の物理的性状の1つであるが、これ
までの選別包装では鶏卵の長軸や短軸の長さは鶏卵の選
別基準とされてこなかった。鶏卵を収容するパックの凹
部は、重量区分であるサイズ毎にその大きさが異なり、
また多少の伸縮が可能な構造になっているが、そのよう
な伸縮にも限界がある。したがって、鶏卵の長軸の長さ
が平均より相当長いいわゆる形状異常卵をパック容器の
凹部に収納してパック容器を封緘しようとすると、当該
鶏卵自体が障害となって封緘が不完全となり、その結
果、その後の取扱過程において容器中の鶏卵が容器から
飛び出して鶏卵が破損するという事態も考えられる。
【0005】また、所定個数の鶏卵が収納され、包装が
完了したパック容器は、その大量性ゆえ消費者の手に渡
るまでの種々の過程において段積みされて取り扱われ
る。ところが、パック容器の凹部に収納しえないような
長軸の長い鶏卵を収納すると、当該パック容器はその分
変形する。このように変形したパック容器を段積みする
と、段積み自体が不安定となり、場合によっては荷崩れ
を起こし、パック内の鶏卵が破損することもある。
【0006】また、開放型容器としてのプラスチックト
レー等にも同様の問題が生じる。すなわち、所定個数の
鶏卵を収容するトレーにおいては、多段に積み重ねた状
態での体積効率を高めるため、鶏卵を収容したトレーを
90度または180度廻して順次多段積層するとそれぞ
れ上層の鶏卵の長軸中心が下層の鶏卵4個の長軸中心を
結んだ際にできる仮想の正4角形の中心に位置するよう
に容器が形成されている。そして、上部のトレー外縁部
の下方形状は容器を積層した際、その下方に位置する鶏
卵列の上部形状に沿った形状になっており、鶏卵の収容
座と相まって鶏卵を安定的に収納できるようになってい
る。
【0007】しかし、トレーの鶏卵収容座と上層のトレ
ー外縁部の下方形状とによって形成される空間の寸法
(高さ、幅)よりも鶏卵の長軸や短軸の長さの方が長い
ため当該空間に収納できない鶏卵を、無理やりトレーの
収容座に収納したままトレーを段積みすると、鶏卵が破
損したりあるいは段積みされたプラスチックトレーが不
安定になり、場合によっては荷崩れを起こすという事態
も想定される。
【0008】また、鶏舎から物理的性状(重量、ひび
卵、血卵、汚卵等)による選別包装を行ういわゆるGP
センターへコンベヤによらずに鶏卵を移送する場合にも
鶏卵を一旦プラスチックトレー等に収納する必要があ
る。鶏舎では、重量、ひび卵、血卵、汚卵等の物理的性
状による選別を行わず、異なる物理的性状の鶏卵が同一
のプラスチックトレーに混在して収納されるが、プラス
チックトレーを段積みして移送する限り、前記と同様の
問題が生じる。
【0009】本発明は、このような実情に着目してなさ
れたものであって、その目的とするところは、鶏卵の選
別にあたって、個々の鶏卵の形状がパックやトレー等の
包装容器に収容しうる形状か否かの判定を行い、前記形
状に属しないと判定された鶏卵をパックやトレーなどの
包装容器へ収容する包装工程から排除することによっ
て、パックやトレー等への鶏卵の収容を無理なくスムー
スに行い、以後の取扱過程における事故を防止すること
ができる鶏卵の選別方法及びその装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の鶏
卵の選別方法は、整然と搬送される各鶏卵の重量を計量
し、その重量区分に基づいて鶏卵を選別する鶏卵の選別
方法であって,各鶏卵の形状を検出し、得られた各鶏卵
の形状に基づく形状区分を各鶏卵の重量に基づく重量区
分とともに鶏卵の選別基準として用いることにより鶏卵
の選別を行うことを特徴とする。
【0011】請求項2に係る発明の鶏卵の選別方法で
は、請求項1に係る発明において、鶏卵の重量に基づく
重量区分を第一次的基準とし、鶏卵の形状に基づく形状
区分を第2次的基準として鶏卵の選別を行うことを特徴
とする。
【0012】請求項3に係る発明の鶏卵の選別方法は、
鶏舎で集められた鶏卵を鶏舎から鶏卵の物理的性状区分
による選別包装を行う別の場所に移送するために、前記
鶏舎で集められた鶏卵の中から対象となる鶏卵を選別す
る鶏卵の選別方法であって、各鶏卵の形状を検出し、得
られた各鶏卵の形状に基づく形状区分を鶏卵の選別基準
として用いることを特徴とする。
【0013】請求項4に係る発明の鶏卵の選別方法は、
請求項1から3のいずれか一項に係る発明において、各
鶏卵の形状検出にあたって、鶏卵の長軸と短軸の長さを
検出することを特徴とする。
【0014】請求項5に係る発明の鶏卵の選別装置は、
整然と搬送される各鶏卵の重量を計量器により計量し、
その重量区分に基づいて鶏卵を選別する鶏卵の選別装置
であって、各鶏卵の形状を検出する形状検出手段と、前
記形状検出手段から得られた各鶏卵の形状に基づく形状
区分を各鶏卵の重量に基づく重量区分とともに鶏卵の選
別基準として用いることにより鶏卵の選別を行う制御装
置を有することを特徴とする。
【0015】請求項6に係る発明の鶏卵の選別装置は、
請求項5に係る発明において、制御装置が、鶏卵の重量
に基づく重量区分を第一次的基準とし、鶏卵の形状に基
づく形状区分を第二次的基準として鶏卵の選別を行うこ
とを特徴とする。
【0016】請求項7に係る発明の鶏卵の選別装置は、
鶏舎で集められた鶏卵を鶏舎から鶏卵の物理的性状区分
による選別包装を行う別の場所に移送するために、前記
鶏舎で集められた鶏卵の中から対象となる鶏卵を選別す
る鶏卵の選別装置であって、各鶏卵の形状を検出する形
状検出手段と、前記形状検出手段から得られた各鶏卵の
形状に基づく形状区分を鶏卵の選別基準として用いるこ
とにより鶏卵の選別を行う制御装置を有することを特徴
とする鶏卵の選別装置。
【0017】請求項8に係る発明の鶏卵の選別装置は、
請求項5から7のいずれか一項に係る発明において、形
状検出手段が、鶏卵の形状として鶏卵の長軸と短軸の長
さを検出することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図に
示す好ましい実施例に基づいて詳細に説明する。なお、
本発明はこれらの例に何等限定されない。
【0019】図1は本発明に係る鶏卵の選別包装装置の
概略平面図である。
【0020】供給コンベヤ2は、鶏卵6個を整然と搬送
する。3は、形状検出装置であり、供給コンベヤ2によ
って搬送される鶏卵1の形状を検出する。形状検出装置
3の構成としては、カメラ等の公知のものを利用できる
ので、詳細な説明は省略するが、搬送経路の上方に配置
されたカメラにより搬送経路上の鶏卵1が撮影される。
その画像データは制御装置5で解析され、個々の鶏卵1
の長軸及び短軸の長さ等の各鶏卵の形状が検出される。
【0021】また、制御装置5には、最大収容可能形状
情報入力装置6により重量区分(例えば、2L、L、
M)毎のパック7に収納できる鶏卵の最大収容可能形状
に関する情報や、トレーを段積みする場合のトレーに収
納できる鶏卵の最大収納可能形状に関する情報が入力さ
れる。
【0022】このうち、まず、重量区分毎のパック7に
収納できる鶏卵の最大収容可能形状に関する情報につい
ていえば、前記の如く、鶏卵を所定個数収納する合成樹
脂製のパック容器7は、本体部分と蓋部分と、これら2
つの部分を連結する連結部分とからなり、本体部分と蓋
部分は鶏卵を収納するため、隔壁によって仕切られた凹
部を備えている。
【0023】この本体部分と蓋部分の凹部とで形成され
る空間には鶏卵が収納されるので、この空間の大きさ
は、当該パックがいずれの重量区分用のパックなのかに
より異なる。すなわち、たとえば、一般に重量区分2L
用のパック7aの本体部分と蓋部分との凹部で形成され
る空間の大きさは、概ね、最大高約6.8cm、最大幅
約4.8cmであるのに対し、重量区分M用のパック7
cの本体部分と蓋部分との凹部で形成される空間の大き
さは、概ね、最大高約6.5cm、最大幅約4.3cm
である。それゆえ、重量区分2L用パック7aの鶏卵の
最大収容可能形状情報として、長軸6.8cm、短軸
4.8cmを、また、重量区分M用のパック7cの鶏卵
の最大収容可能形状情報として、長軸6.5cm、短軸
4.3cmをそれぞれ入力する。その他の重量区分のパ
ックについても、同様にそれぞれの最大収容可能形状情
報を入力する。なお、本実施例では、各重量区分用パッ
クの凹部の空間の寸法をもって当該パックの鶏卵の最大
収容可能形状情報としたが、パックの凹部が伸縮の可能
な構造となっていることから、これに代えて、凹部の空
間の寸法よりも多少多い目の数字をもって当該パックの
鶏卵の最大収容可能形状情報としてもよい。
【0024】供給コンベヤ2の排出端には計量器4が各
列に配列されており、各鶏卵列の鶏卵の重量を計量す
る。その重量データは制御装置5に送られ、それに基づ
き重量区分(たとえば、2L、L、M)の選別がなされ
る。
【0025】重量データに基づく重量区分の選別がなさ
れた後、制御装置5においては、当該鶏卵の長軸及び短
軸の長さが当該重量区分用パック7の最大収容可能形状
の範囲内にあるか否かが判定される。その際、当該鶏卵
の長軸及び短軸の長さが当該重量区分用パックの最大収
容可能形状の範囲内であれば当該鶏卵を当該パック形状
適合卵として、当該重量区分の集合場所で放出し、当該
重量区分用のパック7に包装する。しかし、当該鶏卵の
長軸又は短軸の長さが当該重量区分用パック7の最大収
容可能形状の上限を越えるときは、当該鶏卵を当該重量
区分用パックの形状不適合卵として、当該重量区分の集
合場所で放出せず、当該重量区分用のパック包装の対象
から除外する。これらは、別途設けられた集合区画11
に集合させ、適宜用意された容器に収容するなどして卵
加工食品の原材料として用いられる。
【0026】具体例を用いて更に詳細に説明する。図2
は、形状検出装置3により検出された各鶏卵の長軸と短
軸の長さと、計量器4により検出された重量データに基
づき判定された各鶏卵の重量区分とを各鶏卵毎に表にし
たものである。
【0027】それによると、鶏卵Aと鶏卵Bはともに計
量器4に検出された重量データに基づき判定された重量
区分は2Lであるが、形状検出装置3により検出された
鶏卵の長軸と短軸の長さは異なる。鶏卵Aの長軸と短軸
の長さは、鶏卵Aの重量区分たる2L用のパック7aの
最大収容可能形状(長軸6.8cm、短軸4.8cm)
の範囲内であるから、鶏卵Aを2L用パック7a形状適
合卵として、重量区分2Lの集合場所10aでシャッタ
8を開放して放出し、2L用パック7aに収納する。
【0028】これに対し、鶏卵Bは、その長軸の長さ
(約7.2cm)が鶏卵Bが収納されるべき2L用のパ
ック7aの最大収容可能形状(長軸6.8cm、短軸
4.8cm)の上限を越えている(長軸が上限を越えて
いる)ので、鶏卵Bを2L用パック7a形状不適合卵と
して当該パック包装の対象から除外し、重量区分2Lの
集合場所10aで放出せず、別に設けられた集合場所1
1へ集合させるようにする。
【0029】次に、計量器4により検出された重量デー
タに基づき判定された鶏卵Cと鶏卵Dの重量区分はとも
にMであるが、形状検出装置3により検出された鶏卵の
長軸と短軸の長さは異なる。鶏卵Cの長軸と短軸の長さ
は、鶏卵Cの重量区分たるM用のパック7cの最大収容
可能形状(長軸6.5cm、短軸4.3cm)の範囲内
であるから、鶏卵Cを重量区分M用パック7c形状適合
卵として、重量区分Mの集合場所10cでシャッタ8を
開放して放出し、重量区分M用パック7cに収納する。
【0030】これに対し,鶏卵Dにおいては、その長軸
の長さ(6.8cm)が鶏卵Dの重量区分たるM用のパ
ック7cの最大収容可能形状(長軸6.5cm、短軸
4.3cm)のうちの長軸の上限を越えているので、鶏
卵Dを重量区分M用パック7c形状不適合卵として当該
パック包装の対象から除外し、重量区分Mの集合場所1
0cとは別に設けられた集合場所11へ集合させる。
【0031】前記実施例では、重量区分毎のパックの最
大収容可能形状情報として、重量区分2L用とM用のパ
ックを用いて説明してきたが、本発明はこれら例に限定
されることはない。
【0032】また、これまでは包装容器としてパック容
器を例に説明してきたが、開放型容器としてのプラスチ
ックにおいても基本的に同様である。すなわち、プラス
チックトレーにおいては、トレーの鶏卵収容座と段積み
した場合の上層のトレー外縁部の下方形状とによって形
成される空間の大きさ(高さ、幅)は一定である。それ
ゆえ、プラスチックトレーにおいても段積みを前提とす
る限り、プラスチックトレーに収納できる鶏卵の形状
(長軸と短軸の長さ)には一定の限界(上限)が存在す
る。したがって、段積みを前提としてプラスチックトレ
ーに鶏卵を収納する場合、プラスチックトレーに収納で
きる鶏卵の最大収納可能形状に関する情報(長軸と短軸
の長さの上限等)を制御装置5に入力すると、制御装置
5は形状検出装置3により検出される各鶏卵の長軸及び
短軸の長さが前記最大収容可能形状情報として入力され
た長軸及び短軸の長さの上限を越えていないかを判定す
る。この場合、長軸又は短軸の長さが当該プラスチック
トレーの最大収容可能形状の上限を越えていると判断さ
れた鶏卵は、当該プラスチックトレー形状不適合卵とし
て、当該集合場所で放出されず、当該プラスチックトレ
ー包装の対象から除外される。
【0033】また、鶏舎(農場)から物理的性状による
選別を行ういわゆるGPセンターへ鶏卵を出荷する場
合、集卵コンベヤよりランダムに流れてくる鶏卵を受け
入れ(アキュームレーター)、鶏卵の方向を整列した
後、鶏卵をフィンガーに移し替え、トレーまで移送し、
トレーに収納されている。この場合も、鶏卵の方向を整
列した後、搬送経路上方にカメラ等を配置して、個々の
鶏卵1の長軸及び短軸の長さを検出し、長軸又は短軸の
長さが当該プラスチックトレーの鶏卵の最大収容可能形
状(鶏卵の長軸及び短軸の長さ等)の上限を越えている
鶏卵は、当該プラスチックトレ−形状不適合卵として当
該プラスチックトレー包装の対象から除外される。
【0034】なお、形状検出装置3としては、搬送経路
の上方にカメラを配置する方法にかえて、搬送経路の上
方に配置した反射型の光センサーを通過する時間から鶏
卵の寸法を測定するようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、鶏卵の選別包装にあたって、個々の鶏卵の形状がパ
ックやトレー等の包装容器に収容しうる形状か否かの判
定を行い、前記形状に属しないと判定された鶏卵をパッ
クやトレー等の包装容器へ収容する包装工程から排除す
ることによって、パックやトレー等への鶏卵等の収容を
無理なくスムースに行い、以後の取扱過程における事故
を防止するための方法や装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一実施例の概略平面図
【図2】形状検出装置により得られた各鶏卵の長軸と短
軸の長さとパック容器形状適合性の有無を表す表
【符号の説明】
1 鶏卵 2 供給コンベヤ 3 形状検出装置 4 計量器 5 制御装置 6 最大収容可能形状情報入力装置 7a 重量区分2L用パック容器 7b 重量区分L用パック容器 7c 重量区分M用パック容器 7d 重量区分S用パック容器 10a 重量区分2L用集合場所 10b 重量区分L用集合場所 10c 重量区分M用集合場所 10d 重量区分S用集合場所 13 移替装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整然と搬送される各鶏卵の重量を計量
    し、その重量区分に基づいて鶏卵を選別する鶏卵の選別
    方法であって,各鶏卵の形状を検出し、得られた各鶏卵
    の形状に基づく形状区分を各鶏卵の重量に基づく重量区
    分とともに鶏卵の選別基準として用いることにより鶏卵
    の選別を行うことを特徴とする鶏卵の選別方法。
  2. 【請求項2】 鶏卵の選別にあたっては、鶏卵の重量に
    基づく重量区分を第一次的基準とし、鶏卵の形状に基づ
    く形状区分を第2次的基準として鶏卵の選別を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の鶏卵の選別方法。
  3. 【請求項3】 鶏舎で集められた鶏卵を鶏舎から鶏卵の
    物理的性状区分による選別包装を行う別の場所に移送す
    るために、前記鶏舎で集められた鶏卵の中から対象とな
    る鶏卵を選別する鶏卵の選別方法であって、各鶏卵の形
    状を検出し、得られた各鶏卵の形状に基づく形状区分を
    鶏卵の選別基準として用いることを特徴とする鶏卵の選
    別方法。
  4. 【請求項4】 各鶏卵の形状検出にあたっては、各鶏卵
    の長軸と短軸の長さを検出することを特徴とする請求項
    1から3のいずれか一項に記載の鶏卵の選別方法。
  5. 【請求項5】 整然と搬送される各鶏卵の重量を計量器
    により計量し、その重量区分に基づいて鶏卵を選別する
    鶏卵の選別装置であって、各鶏卵の形状を検出する形状
    検出手段と、前記形状検出手段から得られた各鶏卵の形
    状に基づく形状区分を各鶏卵の重量に基づく重量区分と
    ともに鶏卵の選別基準として用いることにより鶏卵の選
    別を行う制御装置を有することを特徴とする鶏卵の選別
    装置。
  6. 【請求項6】 前記制御装置は、鶏卵の重量に基づく重
    量区分を第一次的基準とし、鶏卵の形状に基づく形状区
    分を第二次的基準として鶏卵の選別を行うことを特徴と
    する請求項5に記載の鶏卵の選別装置。
  7. 【請求項7】 鶏舎で集められた鶏卵を鶏舎から鶏卵の
    物理的性状区分による選別包装を行う別の場所に移送す
    るために、前記鶏舎で集められた鶏卵の中から対象とな
    る鶏卵を選別する鶏卵の選別装置であって、各鶏卵の形
    状を検出する形状検出手段と、前記形状検出手段から得
    られる各鶏卵の形状に基づく形状区分を鶏卵の選別基準
    として用いることにより鶏卵の選別を行う制御装置を有
    することを特徴とする鶏卵の選別装置。
  8. 【請求項8】 前記形状検出手段は、鶏卵の形状として
    鶏卵の長軸と短軸の長さを検出することを特徴とする請
    求項5から7のいずれか一項に記載の鶏卵の選別装置。
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