JP2003009330A - 超電導ケーブルの相分離治具 - Google Patents

超電導ケーブルの相分離治具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相分離個所で無理な曲げがケーブルに加わる
ことを防止できる超電導ケーブルの相分離治具と、この
治具を用いた分離構造とを提供する。 【解決手段】 多芯超電導ケーブルの各芯を所定の許容
曲げ状態に維持するケーブル把持部10と、各芯ごとのケ
ーブル把持部10を所定の間隔に保持する連結部20、30と
を具える。各芯の間隔を広げ、その際に許容曲げ状態を
把持部10で維持することにより、ケーブルの変形を規制
し、超電導ケーブルでも異常な変形を防止できる相分離
構造を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超電導ケーブルの
相分離治具と、この治具を用いた超電導ケーブルの相分
離構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】常温ケーブルでは3芯一括ケーブルが実
用化されている。このような3芯一括ケーブルの接続部
を形成する場合、撚り合わされた各芯の撚りを解いて適
宜な間隔に広げ、各芯ごとに分離してから接続部へと移
行させる。その際、常温ケーブルでは、曲げに対する制
約が比較的小さく、単にケーブル各芯を曲げるだけで何
らの治具を用いることなく、このような分離構造を形成
することができる。
【0003】一方、Bi系高温超電導テープ線を用いた超
電導ケーブルでも3芯一括ケーブルが開発されつつあ
り、その際に各芯を一旦広げて接続部へとつなげるため
の構造が要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高温超電導ケ
ーブルはBi系高温超電導線が曲げにより臨界電流が低下
するため常温ケーブルに比べて曲げの制約がはるかに厳
しい。その上、冷却時に生じるケーブルの大きな熱収縮
分を吸収する必要がある。そのため、常温ケーブルのよ
うに、単にケーブル各芯を屈曲させるだけでは収縮時に
許容範囲を超える異常変形が生じるおそれがあり、その
対策を考慮する必要がある。
【0005】従って、本発明の主目的は、相分離個所で
無理な曲げがケーブルに加わることを防止できる超電導
ケーブルの相分離治具と、この治具を用いた分離構造と
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、多芯超電導ケ
ーブルの撚りを広げて各芯ごとに分岐する際、各芯の屈
曲状態を保持する治具を用いることで上記の目的を達成
する。
【0007】すなわち、本発明分岐治具は、多芯超電導
ケーブルの各芯を所定の許容曲げ状態に保持するケーブ
ル把持部と、各芯ごとのケーブル把持部を所定の間隔に
保持する連結部とを具えることを特徴とする。
【0008】多芯超電導ケーブルの各芯(ケーブルコ
ア)の間隔を広げ、その際に許容曲げ状態を把持部で維
持することにより、冷却時の熱収縮により生じるケーブ
ルコアの変形を規制し、超電導ケーブルでも異常な変形
を防止できる相分離構造を得ることができる。
【0009】以下、本発明の構成要素について詳しく説
明する。
【0010】(把持部)把持部は、多芯超電導ケーブル
の各芯を所定の許容曲げ状態に保持する個所で、例えば
各芯を覆う筒状体が利用できる。この筒状体は、半円筒
片に分割され、この半円筒片でケーブルコアを挟み込む
ように構成したものが好適である。
【0011】把持部の長さは、撚り合わされたケーブル
コアの撚りを解き、各コアが所定の間隔に保持されるま
での曲線区間全域に及ぶことが好ましい。この曲線区間
の全域にわたってケーブルコアの屈曲を規制すること
で、熱収縮時に無理な屈曲が各コアに生じることを抑制
する。
【0012】その他、この曲線区間における複数箇所を
離散的に覆い、実質的に曲線区間の屈曲を規制できるよ
うに構成した把持部でも良い。その場合、把持部の数を
多くすることで、曲線区間の全域に及ぶ把持部とほぼ同
等の効果を得ることができる。
【0013】把持部の具体的な形態としては、分離前の
ケーブルコアの配列と分離後のケーブルコアの配列とが
同じであるものや、分離前のケーブルコアの配列と分離
後のケーブルコアの配列が異なるものの2種類を用意す
ることが好ましい。この構成により、超電導ケーブルが
接続される機器や設備に応じた相配置にケーブルコアの
相配列を合わせることができる。
【0014】超電導ケーブルは、特に端末接続部におい
て、架空線およびGIS(Gas Insulated Switchgear:
ガス絶縁開閉装置)等の送変電設備と接続されるが、こ
れらの設備は、一般的に相配列が決められている。この
相配列に対応するにはケーブルの相配列も合わせる必要
がある。一方、超電導ケーブルは、冷却の必要性から、
通常、二重容器内に収納されており、この二重容器を相
配列ごとに個別に設計すれば非常に高価になる。そこ
で、超電導ケーブルの相配列を相分離治具により行うこ
とで、簡易に機器と超電導ケーブルの相配列を合わせる
ことができる。
【0015】例えば、分離前後のケーブルコアの配列が
同じである把持部とは、分離前後において、右回りに1
相、2相、3相の順に配置された把持部である。分離前
後のケーブルコアの配列が異なる把持部とは、分離前に
おいて右回りに1相、3相、2相の順に配置されている
が、分離後は1相、2相、3相の順に配置される把持部
が挙げられる。
【0016】また、把持部は、その内部でケーブルコア
がずれないようにケーブルコアを締め付ける。この締め
付けは、例えば把持部外周に巻回される締付バンドなど
が利用できる。
【0017】さらに、把持部には、多数の冷媒通過孔を
具えることが好ましい。本発明治具で固定される相分離
構造は、その全体が液体窒素などの冷媒に満たされたケ
ース内に収納される。その際、冷媒通過孔から冷媒を把
持部内に導入することで、ケーブルコアに直接冷媒を接
触させ、一層効果的な冷却を行う。
【0018】(連結部)連結部は、各ケーブルコアを保
持する把持部を所定の間隔に保持する。例えば、環状体
を具える連結部を用い、この環状体の周方向に所定の間
隔で把持部を固定する構成が挙げられる。
【0019】各ケーブルコアの間隔は、撚り合わされた
状態から徐々に広げられるため、この把持部を保持する
連結部のサイズもケーブルコア間隔に合わせて複数種用
意することが好ましい。つまり、ケーブルコアの撚り合
わせの開き始めは径の小さな連結部を用い、各コアが十
分に開かれた個所では径の大きな連結部を利用すると良
い。そして、サイズの異なる複数の連結部をケーブル軸
方向に配列して相分離構造を形成する。
【0020】ケーブルコアの撚りを解き、各コアが所定
の間隔に保持されるまでの曲線区間全域に及ぶ把持部を
用いる場合、連結部の数は少なくても良い。これに対し
て、この曲線区間における複数箇所を離散的に覆う把持
部を用いる場合、連結部の数を増やしてケーブルコアの
軸方向に多数の連結部が配置して、実質的に曲線区間の
屈曲を規制できるように構成する。
【0021】把持部が長い場合、隣接する連結部間を把
持部自体で接続することができる。これに対して、把持
部が短い場合、隣接する連結部間は把持部とは別の接続
部材で互いにつなぐ。
【0022】(摺動部)連結部の外周を覆う分岐ケース
に対して連結部をスライド自在に支持する摺動部を具え
ることが好ましい。上記の把持部と連結部とを具える本
発明治具は、ケーブルコアを保持した状態でケース内に
収納され、冷媒により冷却される。冷却時には熱収縮時
により大きな移動を伴う。この熱収縮に対応してケース
内で把持部および連結部を円滑にスライドさせるために
摺動部を設ける。
【0023】摺動部は連結部をケースに対して円滑にス
ライドさせる構成であればどのようなものでも良い。た
だし、本発明治具は極低温の冷媒中に浸漬されるため、
摺動部は可動部のない構造が好ましい。例えば、ローラ
などではなく、低摩擦係数の材料で構成し、ケース内面
と点接触する突起などが好適である。
【0024】(相分離構造)上記の相分離治具で多芯超
電導ケーブルをケーブルコアごとに分離する。また、相
分離治具で所定の曲げ状態と間隔に保持されたケーブル
コアを冷媒で満たされるケースで覆う。そして、このケ
ースを真空断熱層により覆って相分離構造を形成するこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明治具で超電導ケーブルを支持した状
態の斜視図、図2は本発明相分離構造の概略正面図であ
る。また、図3は本発明治具における第1連結部の平面
図、図4は第2連結部の平面図である。
【0026】(全体構成)図1に示すように、本発明治
具は、3芯一括超電導ケーブルの撚りを開いて各ケーブ
ルコアを所定の曲げ状態にて所定の間隔に保持する。こ
の治具は、各ケーブルコアを保持する把持部10と、この
把持部10を所定間隔に固定する第1・第2連結部20、30
とを具えている。本例では、径の異なる2つの連結部を
3つの把持部10で連結している。また、この相分離構造
ではスペーサ40が用いられ、第2連結部30とスペーサ40
との間に各相のシールド短絡部70を形成している。そし
て、この治具により相分離されたケーブルコアは、冷媒
で満たされるケース50内に収納される。
【0027】(把持部)把持部10は、各ケーブルコアを
覆う屈曲された金属筒である。撚り合された各ケーブル
コアは撚りが解かれて緩やかなS字状の曲げを伴って所
定の間隔に広げられる。その際、許容される曲げ半径に
て、この曲線区間が形成されるが、その曲線区間全体を
金属筒の把持部10で覆うことにより、コアの熱収縮時で
も曲線区間の曲げ状態を維持し続けることができ、ケー
ブルコアに過度の曲げが生じることを防止できる。ここ
では、把持部10の曲げ半径を1000mm、内径を42mmとし、
把持部10の材質をステンレスとした。
【0028】本例では、図2に示すように、第1連結部20
と第2連結部30とをつなぐ一連の樋状体11と、この樋状
体11との間にケーブルを収納する複数の半円筒片12とで
把持部10を構成した。樋状体11により第1連結部20と第2
連結部30とは一体に接合されている。また、複数の半円
筒片12をケーブルコアの長手方向に連続して並列される
ことで樋状体11と同様の長さにわたってパイプを形成
し、ケーブルコアの外周を覆うことができる。
【0029】この把持部10には、長手方向に連続的に多
数の冷媒透過孔13(図1)が形成されている。ケーブル
コアを収納した把持部10は液体窒素などの冷媒に浸漬さ
れるため、冷媒透過孔13により把持部内に冷媒を導入
し、ケーブルコアをより効率的に冷却することができ
る。
【0030】さらに、この把持部10では、ケーブルコア
をずれることなく保持できるように、外周に金属バンド
(図示せず)を装着して締め付けている。
【0031】(連結部)連結部20、30は、上述した3つ
の把持部10を所定の間隔に保持するもので、把持部10と
一体の環状部21、31と、環状部21、31から外周方向に伸
びる扇状枠22、32と、扇状枠22、32の外周に形成された
摺動部23、33とを具えている。本例では、図4、3に示す
ように、第1・第2連結部20、30を用いている。
【0032】第1連結部20は、撚り合されたケーブルコ
アの間隔を開き始めた個所における把持部10を環状体21
の外周に固定している。また、第2連結部30は十分に間
隔が開かれた個所における把持部10を環状体31の外周に
固定している。そのため、第1連結部の環状体21よりも
第2連結部の環状体31の方が大きな外径に形成されてい
る。
【0033】これらの環状体21、31の外周において把持
部10のない個所には、3つの扇状枠22、32が形成されて
いる。扇状枠22、32は、後述するケース50内において各
環状体21、31を同軸状に保持するもので、その外径は第
1・第2連結部20、30で共通とした。
【0034】そして、各扇状枠22、32の周縁部には、ケ
ース内周面と接触する摺動部23、33が形成されている。
ケーブルの熱収縮時、この摺動部23、33により各コアの
曲げ状態を保持したまま本発明治具をケース50内で円滑
にスライドさせることができる。摺動部23、33には扇状
枠22、32を貫通するボルトの先端にフッ素樹脂製の突起
を設けた構成とした。突起の先端は球面状に形成され、
ケース内面とほぼ点接触状態となる。
【0035】ケーブルの熱収縮時、超電導ケーブルは3
芯の撚りあわせからなるため、連結部20、30は周方向に
も若干回転する。しかし、相分離した各ケーブルコア80
の各々はケース50の端部で回転方向が固定されるため、
連結部20、30に過度の回転が生じると、コア80に無理な
変形が加わる。そこで、連結部20、30の周方向への回転
には回転角度を規制するストッパを設けることが好まし
い。ストッパとしては、摺動部23、33の動きを所定の周
方向範囲内とする突起をケース50の内面に設けることな
どが挙げられる。
【0036】(スペーサ)さらに、図2に示すように、
第2連結部30よりも末端側にはスペーサ40が配置され、
スペーサ40と第2連結部30との間に各相のシールド短絡
部70が形成されている。このスペーサ40は、把持部の長
さが短いことを除いて第2連結部30とほぼ同様の構成
で、第1・第2連結部20、30と同様の摺動部43も具え、
ケーブルの熱収縮時、ケース内でケーブルコアの軸方向
へ円滑にスライドされる。また、このスペーサ40は連結
ボルト60により、第2連結部30と一体化されている。
【0037】相分離された各ケーブルコア80はシールド
短絡部70を介してこのスペーサ40によりコア80の間隔が
保持される。そして、各コア80は、終端端末部、各種機
器や送変電設備(図示せず)などに接続される。
【0038】(冷媒槽および真空層)本発明治具で保持
された各ケーブルコアは、その外周を冷媒槽となるケー
ス50(図2)で覆われ、さらにケース50の外周に断熱層
となる真空層(図示せず)で覆われる。ケース50は、内
部に液体窒素などの冷媒が満たされる円筒状容器であ
る。
【0039】(超電導ケーブル)この相分離構造には、
例えば図5に示す超電導ケーブルが利用できる。この超
電導ケーブルは、断熱管1内に3芯のケーブルコア2が撚
り合されて収納された構成である。
【0040】断熱管1は外管3と内管4とからなる二重管
の間にスーパーインシュレーションが配置され、かつ二
重管内が真空引きされた構成である。各ケーブルコア2
は、中心から順にフォーマ5、超電導導体6、電気絶縁層
7、シールド層8、保護層9を具えている。フォーマ5は機
械強度及び交流損失の観点から細径の絶縁Cu線を用いた
撚線が望ましい。超電導導体6はフォーマの5上に超電導
線材を多層にらせん状に巻回して構成されている。ま
た、シールド層8も電気絶縁層7の上に同様の超電導線材
をらせん状に巻回して構成されている。さらに、断熱管
1の内部と各ケーブルコア2との間の空間が冷媒の流路と
なる。
【0041】(把持部の相配列)以上の説明では、相分
離前後において相配列が変わらない相分離構造を説明し
た。すなわち、図6(A)に示すように、各把持部10は単に
その間隔が一端から他端に向かうに従って広がるだけ
で、交差することがない。そのため、図6(B)に示すよう
に、相分離前の撚り合された各相が右回りにコアX→コ
アY→コアZの順であり、相分離後も各相が右回りにコア
X→コアY→コアZの順である。
【0042】これに対して、図7(A)に示す把持部10は、
各把持部10が交差される構成である。そのため、図7(B)
に示すように、相分離前には撚り合された各相が右回り
にコアX→コアZ→コアYの順であるが、相分離後は各相
が右回りにコアX→コアY→コアZの順となる。
【0043】このように、相分離治具として相配列の異
なる把持部を持つ複数種類を用意しておけば、超電導ケ
ーブルの相配列と、相分離後に接続される機器や設備の
相配列とに応じた治具を選択して利用することができ
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多芯超電導ケーブルの各芯の間隔を広げ、その際に許容
曲げ状態を把持部で維持することにより、曲げに対する
制約が大きく、かつ冷却時に大きく収縮する超電導ケー
ブルでも機械的および特性的損傷を防止できる相分離構
造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明治具で超電導ケーブルを支持した状態の
斜視図である。
【図2】本発明相分離構造の概略図である。
【図3】本発明治具における第1連結部の平面図であ
る。
【図4】本発明治具における第2連結部の平面図であ
る。
【図5】本発明相分離治具で保持する3芯一括超電導ケ
ーブルの断面図である。
【図6】(A)は本発明治具の把持部の構成を示す斜視
図で、(B)は相分離前の超電導ケーブルにおけるコア
の配列と分離後のコアの配列を示す説明図。
【図7】(A)は本発明治具の把持部の構成を示す斜視
図で、(B)は相分離前の超電導ケーブルにおけるコア
の配列と分離後のコアの配列を示す説明図。
【符号の説明】
1 断熱管 2 コア 3 外管 4 内管 5 フォーマ 6 超電導導体 7 電気絶縁層 8 シールド層 9 保護層 10 把持部 11 樋状体 12 半円筒片 13 冷媒透過孔 20 第1連結部 21、31、41 環状部 22、32、42 扇状枠 23、33、43 摺動部 30 第2連結部 40 スペーサ 50 ケース 60 連結ボルト 70 シールド短絡部 80 ケーブルコア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯村 洋康 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 加藤 武志 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 高橋 芳久 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内 (72)発明者 松尾 公義 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内 (72)発明者 本庄 昇一 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内 (72)発明者 三村 智男 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内 Fターム(参考) 5G355 AA10 BA01 BA08 CA06 5G375 AA20 DA33 EA17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多芯超電導ケーブルの各芯を所定の許容
    曲げ状態に維持するケーブル把持部と、 各芯ごとのケーブル把持部を所定の間隔に保持する連結
    部とを具えることを特徴とする超電導ケーブルの相分離
    治具。
  2. 【請求項2】 さらに、連結部の外周を覆う分岐ケース
    に対して連結部および把持部をスライド自在に支持する
    摺動部とを具えることを特徴とする請求項1に記載の超
    電導ケーブルの相分離治具。
  3. 【請求項3】 各芯の長手方向に配列された複数の連結
    部をケーブル把持部が一体につなぐことを特徴とする請
    求項1に記載の超電導ケーブルの相分離治具。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の分岐治具で多芯超電導
    ケーブルを分岐して保持し、分岐ケースに収納したこと
    を特徴とする超電導ケーブルの相分離構造。
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