JP2003009309A - 車両用動力装置の制御装置 - Google Patents

車両用動力装置の制御装置

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JP2003009309A
JP2003009309A JP2001191492A JP2001191492A JP2003009309A JP 2003009309 A JP2003009309 A JP 2003009309A JP 2001191492 A JP2001191492 A JP 2001191492A JP 2001191492 A JP2001191492 A JP 2001191492A JP 2003009309 A JP2003009309 A JP 2003009309A
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electric machine
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transmission
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Atsushi Tabata
淳 田端
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  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用動力装置の変速機がDポジションなど
の駆動輪に向けて駆動トルクの伝達をできる状態となっ
ているときに、アイドル回転速度を低くし、燃料消費を
抑制する。 【解決手段】 変速機が、Dポジションなどの駆動トル
クを伝達して車両が走行できる状態であり(S10
0)、回転電機により駆動トルクの補助を行うことがで
きる場合(S102)に、アイドル回転速度の目標値を
低下させる(S106)。エンジン回転速度の低下傾向
が見えたら回転電機によりエンジン出力軸に駆動トルク
を付加して、エンジンの補助を行う。これにより、エン
ジンストールに対する余裕を考慮することなく、アイド
ル回転速度を低くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンを含む車
両用動力装置の制御に関し、特にエンジンのアイドル運
転時の回転速度の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンと、トルクコンバータなどの流
体を用いた伝動機構を有する変速機とを含む車両用動力
装置が知られている。前記変速機は、中立状態と、エン
ジンの駆動トルクを駆動輪へと伝達することができ走行
可能となる状態(以下走行可能状態と記す)とに制御す
ることが可能である。前記中立状態では、エンジン駆動
トルクが駆動輪に伝達されないので、車両が停止状態に
ある。一方、前記走行可能状態においては、駆動トルク
は駆動輪に伝達される状態であるが、前記伝動機構のす
べりにより車両を停止状態に維持することができる。つ
まり、車両の制動装置による制動力をエンジンによる駆
動トルク以上としておくことにより車両を停止させてお
くことができる。
【0003】前記変速機が中立状態にあるときはエンジ
ン負荷が少なくなり、エンジンのアイドル回転速度が安
定しない傾向があった。このため、中立状態におけるア
イドル回転速度は、走行可能状態におけるアイドル回転
速度より高めに設定されていた。このように、中立状態
においては回転速度が高く、燃料消費が多くなる傾向が
あった。
【0004】特開昭57−163137号公報において
は、変速機中立状態におけるアイドル回転速度を低下さ
せるために、エンジンの駆動トルクにより発電を行い、
これによってエンジンに負荷を与え、アイドル回転速度
の安定を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の公報において
は、変速機が中立状態のときについての記載があるが、
駆動トルクを伝達可能とする状態であるときの制御につ
いては記載がない。エンジンのアイドル回転速度は、回
転速度低下によるエンジンストールの発生に対して、余
裕をもって高めに設定されており、燃費を増加させると
いう問題があった。
【0006】本発明は前述の課題を解決するためになさ
れたものであり、変速機が駆動トルクを伝達可能とする
状態であるときにおいて、アイドル回転速度を低くする
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明にかかる車両用動力装置の制御装置は、エン
ジンがストールを起こすような低回転となったとき、回
転電機によってエンジンの出力軸に駆動トルクを付加
し、エンジン回転維持の補助を行う。特に、この制御
は、変速機がエンジンの駆動トルクを駆動輪に伝達可能
な状態となっており、また回転電機に電力を供給し、電
動機として動作可能である状態のときに行う。回転電機
を電動機として動作させることができる状態とは、例え
ば回転電機に電力を供給しているバッテリの蓄電量が十
分である状態である。バッテリの蓄電量が十分でない場
合、アイドル回転速度の維持に電力を消費してしまうと
後の走行に支障をきたすことも考えられるので、この場
合は、アイドル回転速度の目標値を高めに設定すること
ができる。
【0008】また、アイドル回転速度を維持するよう
に、回転電機を電動機または発電機として動作させてエ
ンジン回転の安定化を図るようにすることもできる。
【0009】このように、アイドル回転速度の維持に関
し、回転電機を用いることで、アイドル回転速度の制御
の目標値を低めに設定することができ、これによって燃
料消費を抑制することが可能となる。
【0010】また、本発明の他の形態の車両用駆動装置
の制御装置によれば、変速機が駆動トルクの伝達が可能
な状態において、回転電機でエンジンの回転維持の補助
ができないときには、エンジンの目標アイドル回転速度
を第1の速度に、また回転電機により補助ができるとき
には目標アイドル回転速度を前記第1の速度より低い第
2の速度に設定するようにできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)を、図面に従って説明する。図1は、
本実施形態にかかる車両用動力装置10の概略構成が示
されている。動力装置10は、エンジン12と回転電機
14の二つの原動機を有する。エンジン12は往復型ガ
ソリンエンジンである。また、回転電機14は、不図示
の走行用バッテリより、同じく不図示のインバータを介
して電力の供給を受け、電動機として機能し、車両を駆
動する。また、回転電機14は、減速時、車両の車輪か
ら駆動され発電機として機能し、車両の運動エネルギを
電気エネルギに変換し、これを走行用バッテリに蓄え
る。また、走行用バッテリの蓄電量が減少した場合は、
エンジン12により回転電機14を駆動し、走行用バッ
テリに対し充電を行う。走行用バッテリに蓄えられてい
る電力量(以下、蓄電量ときす)は、常時監視されてい
る。これら原動機の出力は、自動変速機16に送られ
る。自動変速機16は、流体伝動機構、変速機構、制御
機構を含む。本実施形態において、流体伝動機構はトル
クコンバータ18であり、変速機構は、複数の遊星歯車
機構を含む歯車変速機部20であり、この歯車変速機部
20は、また各遊星歯車機構の各要素の動きを拘束する
クラッチ、ブレーキを含む。これらのクラッチおよびブ
レーキは、制御機構としての流体圧制御部22からの作
動流体の選択的供給によって制御される。歯車変速機部
20の出力は、推進軸により駆動輪に向けて伝達され
る。
【0012】エンジン12の動力軸には、さらに伝動機
構24を介して補機回転電機26が結合されている。伝
動機構24は、ベルト、チェーンなどの無端可撓部材を
用いた機構または歯車列などとすることができる。補機
回転電機26は、エンジン12の運転時は発電機と機能
し、エンジン補機や車両の電装品などに電力を供給する
補機バッテリ(不図示)に充電を行い、また前記電装品
などに直接電力を供給する。また、補機回転電機26
は、エンジン12の始動の際には、補機バッテリからの
電力を受け電動機として機能する。
【0013】エンジン12、回転電機14および自動変
速機16などの制御は、走行速度など車両の運行状況
や、エンジンや自動変速機の状態、運転者の要求などに
基づき制御装置28が行う。また、制御装置28は、走
行用バッテリの蓄電量の監視も行う。運転者の要求の中
で、変速機の動作状態の選択については、車室内に備え
られたシフトレバー30により行われる。シフトレバー
30は、変速機の動作状態に対応したいくつかのシフト
ポジションを有し、ポジションセンサ32がシフトポジ
ションを検出して、これに対応した信号を制御部28に
送出する。運転者はシフトレバー30を移動させること
により、シフトポジションの選択が可能となっている。
シフトポジションの例としては、主に駐車時に用いら
れ、変速機16を機械的にロックして車両が移動しない
ようにするPポジション、車両を後退走行可能とするR
ポジション、変速機16を中立状態すなわち原動機の駆
動トルクを駆動輪へと伝達しない状態とするNポジショ
ン、車両を前進走行可能とするDポジションなどがあ
る。Dポジションにおいては、車両速度、運転者の加速
要求などに応じて適切な変速段が制御部28により選定
され、流体圧制御部22の動作により変速動作が実行さ
れる。前進走行を可能とするポジションには、Dポジシ
ョンの他、変速される段を限定したものとするポジショ
ン、例えばLポジション、2ポジションなどがある。ま
た、エンジン12のクランクシャフトには、回転速度を
検出するためのエンジン回転速度センサ34が設けら
れ、この出力が制御装置28に送出される。
【0014】図2には、自動変速機16の変速機構の概
略が示されている。この自動変速機16は、副変速機O
Dと、単純連結3遊星ギア列からなる前進4速後進1速
の主変速機Mとを組み合わせた5速構成となっている。
図2にはまたトルクコンバータ18も示されており、図
示するように直結クラッチLCを備えている。副変速機
ODは、サンギアS0、キャリアC0、リングギアR0
に関連して第1のワンウェイクラッチF−0とこれに並
列する多板クラッチC−0およびこれと直列する多板ブ
レーキB−0を備えている。一方、主変速機Mは、サン
ギアS1〜S3、キャリアC1〜C3、リングギアR1
〜R3からなる各変速要素を適宜直結した単純連結の3
組のギアユニットP1,P2,P3を備え、各ギアユニ
ットの変速要素に関連して多板クラッチC−1,C−
2、バンドブレーキB−1、多板ブレーキB−2〜B−
4、ワンウェイクラッチF−1および第2のワンウェイ
クラッチF−2が配設されている。なお、図示されてい
ないが各クラッチおよびブレーキは、サーボ流体圧の制
御でそれらの摩擦材を係合解放操作するピストンを持っ
たサーボ手段を備えている。
【0015】また、自動変速機16の入力回転速度を検
出するために、入力回転センサ36が副変速機ODのサ
ンギアS0上に設けられている。回転センサは、歯車状
の円板と、この円板の周縁に設置され、歯車の歯の有無
によってオン信号、オフ信号を出力するピックアップと
を含む。第1速から第4速においては、サンギアS0
は、トルクコンバータ18のタービンと一体となって回
転するので、変速機16の入力回転速度の検出を行うこ
とができる。また、クラッチC−1またはC−2の回転
速度を検出するためのクラッチ回転センサ38が、クラ
ッチC−1またはC−2のドラム上に設けられている。
さらに、自動変速機14の出力回転速度を検出するため
に、プロペラシャフトまたはこれと一体となって回転す
る軸上に出力回転センサ40が設けられている。これら
のセンサ38,40の構造は、入力回転センサ36と同
様のものである。
【0016】図3は、図2に示す変速機において、ある
変速段を選択する場合の各係合要素の作動状態を示す図
である。図において、「○」は、当該係合要素が係合し
た状態、ワンウェイクラッチに関してはロックした状態
であることを示している。「△」は、当該係合要素の係
合が行われるが、動力伝達とは関係のないものであるこ
とを示している。なお、シフトレバーの位置に対応し
て、選択される変速段の範囲は限定される。
【0017】図3に示されるように、変速状態が中立状
態(P,Nポジション)のときには、クラッチC−1,
C−2が双方とも解放状態となっている。これに対し、
Dポジション、Rポジションなどの走行可能状態となっ
た場合には、クラッチC−1(前進の場合)、クラッチ
C−2(後退の場合)が係合状態となる。クラッチC−
1またはクラッチC−2の係合動作は、シフトレバー3
0を操作して実行されるが、実際の係合は、シフトレバ
ー30が操作された後、移行期間があってから完了す
る。これは、クラッチC−1またはC−2に流体圧が供
給され、クラッチの摩擦プレートが完全に密着するまで
に時間を要するからである。
【0018】車両用動力装置10においては、D、Rポ
ジションなどのように、変速機のシフトポジションが動
力伝達が可能で車両が走行できる状態において、アイド
ル回転速度の制御目標値が2種用意されている。すなわ
ち、回転電機14を電動機として使用できない状態にお
ける目標値(以下、第1目標値と記す)と、使用できる
場合の目標値(以下第2目標値と記す)がある。回転電
機14と電動機として動作させることにより、エンジン
の出力軸に駆動トルクを付加し、エンジンストールを防
止することが可能である。したがって、アイドル回転速
度の制御目標値を低めに設定することができる。
【0019】図4は、アイドル回転速度の目標値の設
定、およびアイドル回転速度の維持制御に関する制御フ
ローチャートである。
【0020】まず、変速機16が駆動トルクを伝達する
ことができる状態であるかが判断される(S100)。
これは、ポジションセンサ32により、シフトレバーが
走行を許可するポジション、例えばDポジション、Rポ
ジションや、変速段を所定範囲に制限して走行を行うL
ポジション、2ポジションとなったことを検出して、判
断される。次に、回転電機14を電動機として動作させ
ることができる状態であるかが判断される(S10
2)。電動機として動作させるためには、走行用バッテ
リに電力が所定量蓄えられている必要がある。蓄電量が
無ければ電動機として動作させることができないのはも
ちろんであるが、この後の走行において問題が生じるよ
うな少ない蓄電量であれば電動機としての制御は禁止す
る。その他、回転電機、走行用バッテリなどに故障が発
生した場合、また走行用バッテリの温度が低く、バッテ
リからの電力供給が不足すると考えられる場合などにお
いても電動機としての制御はしない。回転電機14を電
動機として動作させることができない場合には、アイド
ル回転速度の制御目標を、第1目標値NeHと設定する
(S104)。この場合は、従来広く行われているエン
ジンのアイドル回転制御、例えばエンジン吸入空気量や
燃料噴射量の制御によって、目標値への制御が実行され
る。
【0021】ステップS102で、回転電機14を電動
機として動作させることができると判定された場合に
は、アイドル回転速度の制御目標値を、第2目標値Ne
Lに設定する(S106)。この第2目標値NeLは、
前述の第1目標値NeHより低い値である。第2目標値
NeLが設定されると、エンジン回転速度の低下速度Δ
Neが所定値Aより速い(−ΔNe≧A)となるかが監視
される(S108)。所定値Aより速い速度低下が検出
されると、回転電機14によりエンジン出力軸に駆動ト
ルクを付加して、エンジンストールを防止する(S11
0)。
【0022】ステップS108から直接、またはステッ
プ110を介して間接的に移行して、第2目標値へのア
イドル回転速度の制御が実行される(S112)この制
御は、基本的にはエンジンへの吸入空気量の制御で行
う。しかし、エンジン回転速度が第2目標値から所定値
以上ずれた場合、回転電機14による駆動トルクの付
与、または吸収により回転速度の制御を行う。すなわ
ち、エンジン回転速度が第2目標値より所定量高くなっ
たときには、回転電機14を発電機として動作させるこ
とによって、エンジン出力軸からトルクを吸収し、回転
速度を低下させる。また、逆に第2目標値より所定量低
くなったときには、回転電機14を電動機として動作さ
せ、エンジン出力軸にトルクを付加し、回転速度を高め
るようにする。これにより、吸入空気量だけでは調整が
難しい低いアイドル回転速度を制御可能としている。
【0023】回転電機14による回転速度維持の補助ト
ルクは、第2目標値NeLと実際の回転速度Neの差に
制御ゲインkを乗じたものとすることができる。この制
御ゲインkは、エンジンの運転状況、例えば冷却水温、
内部摩擦などに応じて変更することができる。すなわ
ち、冷却水温が低いとき、またエンジンオイルが多めに
入っているときなどは制御ゲインkを大きくし、大きな
補助トルクが働くようにすることができる。また、制御
ゲインkは、変速機16の状態に応じて変更することも
できる。すなわち、変速機16の作動流体の温度が低い
ときには、これを大きくすることができる。さらには、
制御ゲインkをエンジン補機の負荷に応じて変更するこ
とができる。すなわち、空気調和装置の圧縮機が作動し
ている場合には、制御ゲインkを大きく設定することが
できる。
【0024】図5は、回転電機14による補助ができな
い状態からできる状態への移行の前後のアイドル運転時
のエンジン回転速度Neの変化を示す図である。Dポジ
ションとRポジションにおいて、アイドル回転速度の目
標値が異なっているが、同一であってもよい。以下、D
ポジションの場合について説明する。時点T1は、回転
電機14による補助が可能であると判定された時点であ
る。それ以前の補助できないと判断されていたときにお
いては、前述の第1目標値NeHにアイドル回転速度が
制御される。時点T1以降は、制御目標値が、より低い
第2目標値NeLに設定され、この目標値に向けて制御
が行われる。エンジン回転速度Neが監視され、図中一
点鎖線で示すような回転速度Neの落ち込みが判定され
ると、回転電機14を電動機として動作させて、エンジ
ン出力軸に駆動トルクを付与する。これにより、エンジ
ンの回転速度を、第2の制御目標値NeLに復帰させ
る。
【0025】エンジンの回転速度は、スロットルバルブ
制御、またはスロットルバルブと併設されて、微小な吸
入空気量制御を行うアイドル制御バルブの制御により制
御されている。この制御で制御しきれない部分、特に制
御目標が第2目標値NeLに変更された直後において、
回転電機14により補助的にアイドル回転数制御が行わ
れる。回転電機14の制御量に基づき、スロットルバル
ブまたはアイドル制御バルブの制御量を修正してもよ
い。すなわち、回転電機14による補助トルクが大きか
ったときに、前記バルブの開度を大きくするようにす
る。
【0026】以上の制御は、制御装置28に備えられる
コンピュータが所定のプログラムに従って動作すること
により実行される。そして、制御装置28は、エンジン
回転速度センサ34と共にエンジンの回転速度を検出す
る手段として機能し、また、シフトポジションセンサ3
2と共に変速機の状態を検出する手段としても機能す
る。また、制御装置28は回転電機14の制御も行い、
回転電機による駆動トルク付加の制御部として機能す
る。さらに、制御装置28は、スロットルバルブなどの
吸入空気量を調節する手段などと共に、アイドル回転速
度を目標値に維持、制御する手段として機能する。さら
に、状況に応じてアイドル回転速度の制御の目標値を変
更する手段としても機能する。
【0027】以上の実施形態において、シフト操作によ
るエンジン回転速度の低下を、ステップS108のよう
に低下の速度にて判定したが、所定の回転速度まで低下
したことによって判定することも可能である。また、エ
ンジンの出力軸に駆動トルクを付加するにあたって、補
助回転電機26により行うことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の車両用動力装置の概略構成を示
す図である。
【図2】 変速機16の構成を示す図である。
【図3】 図2に示す変速機のギア選択を示す図であ
る。
【図4】 本実施形態の制御フローを示すチャートであ
る。
【図5】 アイドル回転速度の制御目標値の変更時点前
後におけるエンジン回転速度の変化の様子を示す図であ
る。
【符号の説明】 10 車両用動力装置、12 エンジン、14 回転電
機、16 自動変速機、22 流体圧制御部、26 補
機回転電機、28 制御装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/06 F02D 41/08 310 41/08 310 315 315 B60K 9/00 E Fターム(参考) 3G093 AA05 AA07 AA16 BA05 CA04 DA01 DB11 EA05 EA06 EB00 EC02 FA11 3G301 HA00 JA31 KA07 LA01 MA11 NA08 PE01Z PF08Z 5H115 PA12 PC06 PG04 PI13 PU25 PV09 QE02 QE12 QE20 RE05 RE06 SE03 TE02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、前記エンジンの出力トルク
    に駆動トルクを付加可能な回転電機と、前記エンジンと
    駆動輪の間に配設されて前記エンジンの出力トルクを駆
    動輪に伝達する変速機とを有する車両用動力装置の制御
    装置であって、 前記エンジンのアイドル回転速度を目標値に制御する手
    段と、 前記エンジンの回転速度を検出する手段と、 前記変速機が、駆動トルクの伝達が可能な状態であるこ
    とを検出する手段と、 前記回転電機を電動機として動作できる状態であるかを
    検出する手段と、を有し、 前記変速機が駆動トルクの伝達が可能な状態において、
    アイドル回転速度の制御目標値を、前記回転電機を電動
    機として動作できる状態ではないときには第1の速度
    に、動作できる状態のときには前記第1の速度より低い
    第2の速度に設定する手段と、 前記第2の速度に制御目標値が設定されている場合に、
    前記エンジン回転速度の低下が検出されたときに、前記
    回転電機を、前記駆動トルクの付加を行うように制御す
    る制御部と、を有する、車両用動力装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用動力装置の制御
    装置であって、前記エンジン回転速度の低下は、エンジ
    ン回転速度が所定値以下となったことにより判定され
    る、制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の車両用動力装置の制御
    装置であって、前記エンジン回転速度の低下は、エンジ
    ン回転速度の低下速度が所定値以下となったことにより
    判定される、制御装置。
  4. 【請求項4】 エンジンと、前記エンジンの出力トルク
    に駆動トルクを付加可能な回転電機と、前記エンジンと
    駆動輪の間に配設されて前記エンジンの出力トルクを駆
    動輪に伝達する変速機とを有する車両用動力装置の制御
    装置であって、 前記エンジンのアイドル回転速度を目標値に制御する手
    段と、 前記エンジンの回転速度を検出する手段と、 前記変速機が、駆動トルクの伝達が可能な状態であるこ
    とを検出する手段と、 前記回転電機を電動機として動作できる状態であるかを
    検出する手段と、を有し、 前記変速機が駆動トルクの伝達が可能な状態において、
    アイドル回転速度の制御目標値を、前記回転電機を電動
    機として動作できる状態ではないときには第1の速度
    に、動作できる状態のときには前記第1の速度より低い
    第2の速度に設定する手段と、 前記第2の速度に制御目標値が設定されている場合、前
    記回転電機により、前記エンジンの出力トルクに駆動ト
    ルクを付加させる、または前記出力トルクを吸収するよ
    うに制御し、アイドル回転速度を目標値に制御する補助
    を行うようにさせる、制御部と、を有する、車両用動力
    装置の制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の車両用動力装置の制御
    装置であって、前記回転電機による補助は、回転速度が
    目標値から所定量ずれたときに実行される、制御装置。
  6. 【請求項6】 エンジンと、前記エンジンの出力トルク
    に駆動トルクを付加可能な回転電機と、前記エンジンと
    駆動輪の間に配設されて前記エンジンの出力トルクを駆
    動輪に伝達する変速機とを有する車両用動力装置の制御
    装置であって、 前記エンジンのアイドル回転速度を目標値に制御する手
    段と、 前記エンジンの回転速度を検出する手段と、 前記変速機が、駆動トルクの伝達が可能な状態であるこ
    とを検出する手段と、 前記回転電機を電動機として動作できる状態であるかを
    検出する手段と、を有し、 前記変速機が駆動トルクの伝達が可能な状態において、
    アイドル回転速度の制御目標値を、前記回転電機を電動
    機として動作できる状態ではないときには第1の速度
    に、動作できる状態のときには前記第1の速度より低い
    第2の速度に設定する手段と、を有する、車両用動力装
    置の制御装置。
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