JP2003009197A - 呼損回避方法及びマルチプロセッサ電子交換機及び呼損回避プログラム及び呼損回避プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

呼損回避方法及びマルチプロセッサ電子交換機及び呼損回避プログラム及び呼損回避プログラムを格納した記憶媒体

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JP2003009197A JP2001191669A JP2001191669A JP2003009197A JP 2003009197 A JP2003009197 A JP 2003009197A JP 2001191669 A JP2001191669 A JP 2001191669A JP 2001191669 A JP2001191669 A JP 2001191669A JP 2003009197 A JP2003009197 A JP 2003009197A
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貴光 福留
Shinya Namikata
伸哉 南方
Yoshihiko Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチプロセッサ電子交換機において、端末
から呼を受けたプロセッサ内が稼働状態を判定し、呼制
御プロセッサを決定するための専用の装置を用いずに、
自プロセッサで受けた呼に対しては、可能な限り自プロ
セッサで呼制御を行うことを可能にする。 【解決手段】 本発明は、プロセッサにおいて端末から
の呼を受け付けると、予め記憶されている各プロセッサ
毎の稼働状態を参照して、該呼を制御する呼制御プロセ
ッサを決定し、決定された呼制御プロセッサにおいて呼
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、呼損回避方法及び
マルチプロセッサ電子交換機及び呼損回避プログラム及
び呼損回避プログラムを格納した記憶媒体に係り、特
に、マルチプロセッサ環境での移動体通信システムにお
いて、在圏処理プロセッサの稼働率から呼制御プロセッ
サを決定し、特定プロセッサへの負荷集中を防いで呼損
を回避するための呼損回避方法及びマルチプロセッサ電
子交換機及び呼損回避プログラム及び呼損回避プログラ
ムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチプロセッサ電子交換機にお
ける呼損の回避方法として、例えば、特開平5−252
551号(マルチプロセッサ型電子交換機の負荷分散方
式)がある。この方法は、複数の通話路ネットワークと
それを専任で個別に制御するマルチプロセッサ電子交換
機において、自ネットワーク内に折り返し通信路を備え
た複数の通信路ネットワーク間を通話用ジャンクタで相
互接続している構成において、負荷の高い呼制御プロセ
ッサが制御するネットワークに対して発呼があった場
合、当該呼制御プロセッサは、使用率が最も低い呼制御
プロセッサの制御する通信路ネットワークを選択し、そ
のネットワークの折り返し通信路と通話用ジャンクタを
介して接続する。それ以降の呼制御権を選択先ネットワ
ークの呼制御プロセッサに委譲することにより負荷分散
を図っている。
【0003】図11は、従来のマルチプロセッサ型電子
交換機の負荷分散方式を説明するための図である。
【0004】同図に示すマルチプロセッサ型電子交換機
は、各々の通信路ネットワーク(NW)12a〜12x
に自ネットワーク内に折り返し用通話路端子17a〜1
7xが設けられた構成である。
【0005】ある通信路端子11aから発行があった場
合には、当該通話路端子11aを収容しているネットワ
ークとは無関係に当該時点での使用率が最も低い呼制御
プロセッサ(CLP−X)13xに属するNW12xに
収容された折り返し通話路端子17xを選択する。実際
に発呼した通話路端子11aと折り返し通話路端子17
xの一方の端子をジャンクタ14を介して接続する。以
降は、折り返し通話路端子17xを収容する呼制御プロ
セッサCLP−X13xに当該呼に関する呼制御権を付
与する。これにより、交換機システム内の各呼制御プロ
セッサの使用率を自動的に均一化することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のマルチプロ
セッサ型電子交換機は、使用率の最も低い呼制御プロセ
ッサに呼制御をさせる。つまり、使用率の最も低い呼制
御プロセッサをCLP1とすると、当該呼制御プロセッ
サCLP1は、他の呼制御プロセッサCLP3が制御す
る通話路ネットワークへの発呼に対して、呼制御の依
頼、つまり、迂回接続を受ける。図12に示すように、
使用率の最も低いCLP1は、呼制御を行うことによ
り、使用率が上がり、使用率が最も低い呼制御プロセッ
サではなくなるので、次に、CLP1が制御する通信路
ネットワークの呼に対しては、CLP3(但し、使用率
が最も低くなった場合)に呼制御を依頼することにな
る。結果として、CLP1は、他のプロセッサの通話路
ネットワークに対する呼制御を行うが、CLP1の制御
する通話路ネットワークの呼の制御はしないことにな
り、互いに呼制御を依頼し合うという無駄な迂回接続が
発生してしまう問題がある。
【0007】さらに、上記従来のマルチプロセッサ型電
子交換機では、使用率の最も低い呼制御プロセッサに呼
制御を依頼(迂回接続)するために各呼制御プロセッサ
の使用率を記憶するための処理、最も使用率の低い呼制
御プロセッサの判定処理、及び、呼の迂回接続するため
の専用の装置(通信路ネットワーク等)が必要となる。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、マルチプロセッサ電子交換機において、端末から呼
を受けたプロセッサ内が稼働状態を判定し、呼制御プロ
セッサを決定するための専用の装置を用いずに、自プロ
セッサで受けた呼に対しては、可能な限り自プロセッサ
で呼制御を行うことが可能なマルチプロセッサ電子交換
機における、呼損回避方法及びマルチプロセッサ電子交
換機及び呼損回避プログラム及び呼損回避プログラムを
格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
複数のプロセッサが存在する環境での移動体通信システ
ムにおいて、特定プロセッサへの負荷集中を防いで呼損
を回避するマルチプロセッサ電子交換機における呼損回
避方法において、プロセッサにおいて端末からの呼を受
け付けると、予め記憶されている各プロセッサ毎の稼働
状態を参照して、該呼を制御する呼制御プロセッサを決
定し、決定された呼制御プロセッサにおいて呼を制御す
る。
【0009】本発明(請求項2)は、プロセッサの稼働
状態として、自プロセッサの負荷が少なく、他のプロセ
ッサから受けた呼の制御を行い、使用率が上昇したとし
ても、自プロセッサが受けた呼の制御が可能な状態であ
る「通常状態」と、他のプロセッサが受けた呼の制御の
依頼を拒否して、自プロセッサが端末から受けた呼のみ
呼制御を行うための状態である「フローティング拒否の
状態」と、プロセッサの使用率が限界を超え、他のプロ
セッサに呼制御を依頼する「フローティング依頼の状
態」を設定し、呼を受け付けたプロセッサにおいて、稼
働状態が「フローティング依頼の状態」以外の場合に
は、自プロセッサにおいて呼制御を行い、稼働状態が
「フローティング依頼の状態」である場合には、他のプ
ロセッサの稼働状態を判定し、該他のプロセッサの稼働
状態が「通常状態」のプロセッサがある場合には、当該
プロセッサに呼制御を依頼し、「通常状態」のプロセッ
サが無い場合には、全プロセッサの稼働状態を判定し、
全プロセッサの稼働状態が「フローティング拒否の状
態」または、「フローティング拒否の状態」と「フロー
ティング依頼の状態」が混在する場合には、「フローテ
ィング拒否の状態」のプロセッサに呼制御を依頼し、全
プロセッサの稼働状態が「フローティング依頼の状態」
の場合には、呼を受け付けたプロセッサにおいて呼制御
を行う。
【0010】本発明(請求項3)は、呼を受け付けたプ
ロセッサにおいて、最初に受け付けた起呼信号に対して
のみ呼制御を行うプロセッサを決定する処理を行う。
【0011】本発明(請求項4)は、複数のプロセッサ
が存在する環境での移動体通信システムにおいて、特定
プロセッサへの負荷集中を防いで呼損を回避するマルチ
プロセッサ電子交換機であって、予め各プロセッサ毎の
稼働状態を保持する稼働状態管理テーブルと、プロセッ
サにおいて端末からの呼を受け付けると、稼働状態管理
テーブルを参照して、該呼を制御する呼制御プロセッサ
を決定する呼制御プロセッサ判定手段と、決定された呼
制御プロセッサに対して呼を制御させる呼制御手段とを
有する。本発明(請求項5)は、稼働状態管理テーブル
において、自プロセッサの負荷が少なく、他のプロセッ
サから受けた呼の制御を行い、使用率が上昇したとして
も、自プロセッサが受けた呼の制御が可能な状態である
「通常状態」と、他のプロセッサが受けた呼の制御の依
頼を拒否して、自プロセッサが端末から受けた呼のみ呼
制御を行うための状態である「フローティング拒否の状
態」と、プロセッサの使用率が限界を超え、他のプロセ
ッサに呼制御を依頼する「フローティング依頼の状態」
の各状態をプロセッサ毎に格納し、呼制御プロセッサ判
定手段において、呼を受け付けたプロセッサにおいて、
稼働状態が「フローティング依頼の状態」以外の場合に
は、自プロセッサを呼制御プロセッサとし、稼働状態が
「フローティング依頼の状態」である場合には、他のプ
ロセッサの稼働状態を判定し、該他のプロセッサの稼働
状態が「通常状態」のプロセッサがある場合には、当該
プロセッサを呼制御プロセッサとし、「通常状態」のプ
ロセッサが無い場合には、全プロセッサの稼働状態を判
定し、全プロセッサの稼働状態が「フローティング拒否
の状態」または、「フローティング拒否の状態」と「フ
ローティング依頼の状態」が混在する場合には、「フロ
ーティング拒否の状態」のプロセッサを呼制御プロセッ
サとし、全プロセッサの稼働状態が「フローティング依
頼の状態」の場合には、自プロセッサを呼制御プロセッ
サとする手段を有する。
【0012】本発明(請求項6)は、呼制御プロセッサ
判定手段として、最初に受け付けた起呼信号に対しての
み呼制御を行うプロセッサを決定する手段を含む。
【0013】本発明(請求項7)は、複数のプロセッサ
が存在する環境での移動体通信システムにおいて、特定
プロセッサへの負荷集中を防いで呼損を回避するマルチ
プロセッサ電子交換機における呼損回避プログラムであ
って、プロセッサにおいて端末からの呼を受け付ける
と、予め各プロセッサ毎の稼働状態を保持する稼働状態
管理テーブルを参照して、該呼を制御する呼制御プロセ
ッサを決定する呼制御プロセッサ判定プロセスと、決定
された呼制御プロセッサに対して呼を制御させる呼制御
プロセスとを有する。
【0014】本発明(請求項8)は、呼制御プロセッサ
判定プロセスにおいて、自プロセッサの負荷が少なく、
他のプロセッサから受けた呼の制御を行い、使用率が上
昇したとしても、自プロセッサが受けた呼の制御が可能
な状態である「通常状態」と、他のプロセッサが受けた
呼の制御の依頼を拒否して、自プロセッサが端末から受
けた呼のみ呼制御を行うための状態である「フローティ
ング拒否の状態」と、プロセッサの使用率が限界を超
え、他のプロセッサに呼制御を依頼する「フローティン
グ依頼の状態」の各状態をプロセッサ毎に格納している
稼働状態管理テーブルを参照し、呼を受け付けたプロセ
ッサにおいて、稼働状態が「フローティング依頼の状
態」以外の場合には、自プロセッサを呼制御プロセッサ
とし、稼働状態が「フローティング依頼の状態」である
場合には、他のプロセッサの稼働状態を判定し、該他の
プロセッサの稼働状態が「通常状態」のプロセッサがあ
る場合には、当該プロセッサを呼制御プロセッサとし、
「通常状態」のプロセッサが無い場合には、全プロセッ
サの稼働状態を判定し、全プロセッサの稼働状態が「フ
ローティング拒否の状態」または、「フローティング拒
否の状態」と「フローティング依頼の状態」が混在する
場合には、「フローティング拒否の状態」のプロセッサ
を呼制御プロセッサとし、全プロセッサの稼働状態が
「フローティング依頼の状態」の場合には、自プロセッ
サを呼制御プロセッサとするプロセスを有する。
【0015】本発明(請求項9)は、呼制御プロセッサ
判定プロセスにおいて、最初に受け付けた起呼信号に対
してのみ呼制御を行うプロセッサを決定するプロセスを
含む。
【0016】本発明(請求項10)は、複数のプロセッ
サが存在する環境での移動体通信システムにおいて、特
定プロセッサへの負荷集中を防いで呼損を回避するマル
チプロセッサ電子交換機における呼損回避プログラムを
格納した記憶媒体であって、プロセッサにおいて端末か
らの呼を受け付けると、予め各プロセッサ毎の稼働状態
を保持する稼働状態管理テーブルを参照して、該呼を制
御する呼制御プロセッサを決定する呼制御プロセッサ判
定プロセスと、決定された呼制御プロセッサに対して呼
を制御させる呼制御プロセスとを有する。
【0017】本発明(請求項11)は、呼制御プロセッ
サ判定プロセスにおいて、自プロセッサの負荷が少な
く、他のプロセッサから受けた呼の制御を行い、使用率
が上昇したとしても、自プロセッサが受けた呼の制御が
可能な状態である「通常状態」と、他のプロセッサが受
けた呼の制御の依頼を拒否して、自プロセッサが端末か
ら受けた呼のみ呼制御を行うための状態である「フロー
ティング拒否の状態」と、プロセッサの使用率が限界を
超え、他のプロセッサに呼制御を依頼する「フローティ
ング依頼の状態」の各状態をプロセッサ毎に格納してい
る稼働状態管理テーブルを参照し、呼を受け付けたプロ
セッサにおいて、稼働状態が「フローティング依頼の状
態」以外の場合には、自プロセッサを呼制御プロセッサ
とし、稼働状態が「フローティング依頼の状態」である
場合には、他のプロセッサの稼働状態を判定し、該他の
プロセッサの稼働状態が「通常状態」のプロセッサがあ
る場合には、当該プロセッサを呼制御プロセッサとし、
「通常状態」のプロセッサが無い場合には、全プロセッ
サの稼働状態を判定し、全プロセッサの稼働状態が「フ
ローティング拒否の状態」または、「フローティング拒
否の状態」と「フローティング依頼の状態」が混在する
場合には、「フローティング拒否の状態」のプロセッサ
を呼制御プロセッサとし、全プロセッサの稼働状態が
「フローティング依頼の状態」の場合には、自プロセッ
サを呼制御プロセッサとするプロセスを有する。
【0018】本発明(請求項12)は、呼制御プロセッ
サ判定プロセスにおいて、最初に受け付けた起呼信号に
対してのみ呼制御を行うプロセッサを決定するプロセス
を含む。
【0019】上記のように、本発明では、呼制御の依頼
を受けるプロセッサは、自プロセッサへの呼を呼制御で
きる能力を残した上で、負荷の高い他のプロセッサの呼
制御の依頼を受けるようにする。これは、(a)使用率
を基準に3つの稼働状態(通常状態・フローティング拒
否の状態・フローティング依頼の状態)を設定し、各プ
ロセッサのメモリ上に記憶しておく; (b)稼働状態
に従い呼を受けたプロセッサが稼働状態を判定し、呼制
御プロセッサを決定する;ことによって実現している。
なお、ここで、『フローティング』とは、呼を受けたプ
ロセッサがプロセッサの稼働状態(負荷状態)を判定し
て、他のプロセッサに呼制御を依頼する処理を指す。
【0020】このように、本発明では、各プロセッサの
使用率に基づいて稼働状態(通常状態・フローティング
拒否の状態・フローティング依頼の状態)をテーブルに
設定しておくことにより、呼を受けたプロセッサにおい
て、まず、自プロセッサの稼働状態を判定し、自プロセ
ッサで呼制御ができない場合(「フローティング依頼の
状態」)である場合には、他のプロセッサの状態を判定
して、他のプロセッサに対して呼制御を依頼することに
より、負荷分散を図ることができ、さらにプロセッサ間
の無駄な呼制御のための通信回数を削減することが可能
となる。
【0021】また、本発明において、呼を受けたプロセ
ッサにおいて最初に受けた呼(起呼信号)のみに対して
呼制御を行うプロセッサを判定するために、当該判定回
数は1回で済むため、判定のための時間が短縮でき、ま
た、呼を受けたプロセッサの負荷を抑えることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明は、自プロセッサで受けた
呼に対しては、可能な限り自プロセッサで呼制御を行お
うというものである。
【0023】具体的には、呼制御の依頼を受けるプロセ
ッサは、自プロセッサへの呼を呼制御できる能力を残し
た上で、負荷の高い他のプロセッサの呼制御の依頼を受
けるようにする。
【0024】このために、第1には、使用率を基準に3
つの稼働状態を設定し、各プロセッサのメモリ上に記憶
する。ここで、3つの稼働状態には、「通常」、「フロ
ーティング拒否」、「フローティング依頼」がある。
【0025】稼働状態:「通常」とは、自プロセッサの
負荷が少なく、他のプロセッサから受けた呼の制御を行
い、使用率が上昇したとしても、自プロセッサが受けた
呼の制御も可能な状態である。
【0026】稼働状態:「フローティング拒否」とは、
他のプロセッサが受けた呼の制御を行うことで自プロセ
ッサの使用率が上昇し、自プロセッサの受けた呼の制御
を行えないため、他のプロセッサからの呼制御依頼を拒
否する状態である。
【0027】稼働状態:「フローティング依頼」とは、
自プロセッサの使用率が限界を超え、他のプロセッサに
呼制御を依頼するために設定した状態である。
【0028】これらの各状態における稼働状態における
処理依頼、処理受入等について表1に示す。
【0029】
【表1】 上記のように稼働状態を使用率の基準値によって設定し
た場合、基準値を境に稼働状態の遷移が多発する恐れが
ある。これについては、状態遷移の基準値をずらすこと
で回避できる。例えば、基準値は、図1に示すように、
「通常」から「フローティング拒否」の状態に遷移する
際の基準値は、45%とし、「フローティング拒否」か
ら「通常」に遷移する際の基準値は、40%(45%よ
り小さい)とする。また、「フローティング拒否」と
「フローティング依頼」間の状態遷移についても同様
に、例えば、「フローティング拒否」から「フローティ
ング依頼」への状態遷移は、使用率が55%以上の場合
に行うようにする。
【0030】一方、所定の使用率より使用率が減少した
場合には、上記と反対の状態遷移となる。例えば、「フ
ローティング依頼」の使用率が55%より小さくなった
場合には、「フローティング拒否」に遷移する。
【0031】また、本発明では、第2に、稼働状態に従
い、最初の呼(起呼信号)を受けたプロセッサが呼制御
プロセッサを決定する。この場合の呼制御プロセッサの
判定方法の概略を図2に示す。
【0032】呼制御プロセッサが呼を受け取ると(ステ
ップ101)、呼を受け付けた呼制御プロセッサの稼働
状態を判定する(ステップ102)。稼働状態が「フロ
ーティング依頼」以外であれば、呼を受け付けた呼制御
プロセッサにおいて呼制御を行うものとする(ステップ
103)。また、稼働状態が「フローティング依頼」で
あるとき、他に稼働状態が「通常」の呼制御プロセッサ
があるかを判定し(ステップ104)、ある場合には、
受け付けた呼を制御するプロセッサは、稼働状態が「通
常」である呼制御プロセッサとする(ステップ10
5)。また、稼働状態が「通常」のプロセッサがない場
合には、全てのプロセッサの状態を判定し、稼働状態
が、「フローティング拒否」または、「フローティング
拒否」と「フローティング依頼」が混在している状態で
あるときには、「フローティング拒否」となっているプ
ロセッサを呼制御プロセッサとする(ステップ10
6)。また、全てのプロセッサの稼働状態が「フローテ
ィング依頼」となっているプロセッサがある場合には、
呼制御プロセッサは、呼を受け付けたプロセッサとする
(ステップ107)。
【0033】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。
【0034】図3は、本発明の一実施例のシステム構成
を示す。
【0035】同図に示すシステムは、複数の呼制御プロ
セッサ(P)100、使用率管理プロセッサ(P)20
0、複数の端末300から構成される。
【0036】呼制御プロセッサ1001 (P1)〜10
0n (Pn)は、呼制御プロセッサ(P)判定部11
0、使用率管理部120、呼制御部130、稼働状態管
理テーブル141を有する稼働状態記憶部140、及び
制御ルートテーブル151を有するメモリ150から構
成される。
【0037】呼制御P判定部110は、稼働状態記憶部
140の稼働状態管理テーブル141を参照して、稼働
状態を判定して呼制御プロセッサを決定し、決定した呼
制御プロセッサと呼番号(起呼信号の番号)をメモリ1
50内の制御ルートテーブル151に格納する。
【0038】使用率管理部120は、自プロセッサの使
用率を監視すると共に、使用率を使用率管理P200に
通知し、全プロセッサの使用率の通知を使用率管理P2
00から受け取る。
【0039】呼制御部130は、端末300からの呼を
受け付け、当該呼が起呼信号(端末300から初めて受
信した呼)であれば、当該呼を呼制御P判定部110に
渡す。また、起呼信号でなければ、メモリ150の制御
ルートテーブル151を参照して、対象となる呼制御プ
ロセッサに対して呼制御依頼を行う。呼制御P判定部1
10で呼制御プロセッサが自プロセッサに決まった場
合、通信パスの設定等の呼制御を行い、他のプロセッサ
に決まった場合、当該プロセッサに呼制御を依頼する。
また、他の呼制御Pからの呼制御依頼を取得したりす
る。
【0040】稼働状態記憶部140は、全ての呼制御プ
ロセッサの稼働状態を稼働状態管理テーブル141に記
憶している。稼働状態管理テーブル141は、各呼制御
プロセッサを識別するプロセッサ種別と、稼働状態『通
常』、『フローティング拒否』、『フローティング依
頼』の3つの状態を対にして記憶している。図4に稼働
状態管理テーブル141の例を示す。同図の例では、稼
働状態管理テーブル141は、呼制御プロセッサ1の稼
働状態は『通常』であり、呼制御プロセッサ1002
(P2)は、『フローティング拒否』の状態を示してい
る。
【0041】次に、使用率管理プロセッサ200の構成
について説明する。
【0042】図3に示す使用率管理プロセッサ200
は、全プロセッサ(P)使用率管理部210と、全プロ
セッサ(P)使用率記憶部220から構成される。
【0043】全プロセッサ使用率管理部210は、各呼
制御プロセッサの使用率を周期的に収集し、収集した使
用率をプロセッサ使用率記憶部220に記憶する。ま
た、全呼制御プロセッサの使用率を各プロセッサに通知
する。
【0044】全プロセッサ使用率記憶部220は、全プ
ロセッサ使用率管理部210から渡された全呼制御プロ
セッサの使用率を記憶する。
【0045】次に、上記の構成における呼制御プロセッ
サを判定する動作を説明する。
【0046】図5は、本発明の一実施例の呼制御プロセ
ッサ判定動作のフローチャートである。
【0047】ステップ201) 呼制御プロセッサ10
01 (P1)において、端末300Aから呼を受信す
る。
【0048】ステップ202) 呼制御プロセッサ10
01 (P1)の呼制御P判定部110では、稼働状態管
理テーブル141を参照し、自プロセッサの稼働状態を
判定する。前述の図4の稼働状態管理テーブル141の
例では、稼働状態が「通常」であるプロセッサ1(P
1)、プロセッサ4(P4)、「フローティング拒否」
であるプロセッサ2(P2)、プロセッサ5(P5)が
呼を受けた場合に対応する。稼働状態が「フローティン
グ依頼」の場合には、ステップ203に移行し、そうで
ない場合にはステップ204に移行する。
【0049】ステップ203) 自プロセッサ(P1)
で呼制御を行う。
【0050】ステップ204) ステップ202におい
て、呼を受けたプロセッサの稼働状態を判定した結果、
稼働状態が「フローティング依頼」である場合には、他
のプロセッサの稼働状態を判定する。この処理を行うの
は、図4の稼働状態管理テーブル141の稼働状態が
「フローティング依頼」であるプロセッサ3(P3)が
呼を受けた場合である。
【0051】ステップ205) プロセッサ100の呼
制御プロセッサ判定部110では、において、稼働状態
が「通常」であるプロセッサの有無を稼働状態管理テー
ブル141を参照して判定し、「通常」のプロセッサが
有る場合には、ステップ206に移行し、ない場合には
ステップ207に移行する。
【0052】ステップ206) 稼働状態が「通常」で
あるプロセッサ100に呼制御を依頼する。例えば、図
4の稼働状態管理テーブル141において稼働状態が
「通常」であるプロセッサ(P1),プロセッサ(P
4)に対して呼制御を依頼する。稼働状態が「通常」の
呼制御プロセッサが複数存在する場合には、プロセッサ
番号が小さい順に決定すればよい。
【0053】ステップ207) ステップ205におい
て、稼働状態が「通常」のプロセッサが稼働状態管理テ
ーブル141上に無かった場合には、全プロセッサの稼
働状態を判定する。
【0054】ステップ208) 全プロセッサの稼働状
態が「フローティング拒否」、或いは、「フローティン
グ依頼」が混在する場合には、ステップ209に移行
し、そうでない場合には、ステップ210に移行する。
【0055】ステップ209) 「フローティング拒
否」のプロセッサに対して呼制御を依頼する。なお、稼
働状態が「フローティング拒否」の呼制御プロセッサが
複数存在する場合には、プロセッサ番号の小さい順にプ
ロセッサを決定すればよい。例えば、図6に示す状態管
理テーブルにおいて、呼制御プロセッサがプロセッサ
(P1)である場合に、「フローティング拒否」の状態
であるプロセッサ2(P2)、プロセッサ5(P5)に
呼制御の依頼を行う。
【0056】ステップ210) ステップ208におい
て、全プロセッサの稼働状態が「フローティング依頼」
の場合には、呼を受けたプロセッサ自身が呼制御を行
う。例えば、図7に示す稼働状態管理テーブル141に
おいて、稼働状態を判定しているプロセッサがP1であ
る場合、全プロセッサの稼働状態が「フローティング依
頼」であるため、プロセッサ1(P1)が呼制御を行
う。
【0057】また、上記の稼働状態管理テーブル141
に格納されている情報は、使用率管理プロセッサ200
から取得して格納される。各呼制御プロセッサ100
は、使用率管理部120で自プロセッサの使用率を監視
し、使用率を使用率管理プロセッサ200に通知する。
また、使用率管理プロセッサ200の全プロセッサ使用
率管理部210において各呼制御プロセッサ100から
収集した使用率を全プロセッサ使用率記憶部220に記
憶しておき、当該各呼制御プロセッサ100の使用率管
理部120に全プロセッサの使用率を通知する。これに
より、各呼制御プロセッサの使用率管理部120では、
取得した使用率で稼働状態記憶部140の稼働状態管理
テーブル141の内容を更新する。
【0058】ここで、稼働状態管理テーブル141の更
新処理について説明する。
【0059】図8、図9は、本発明の一実施例における
稼働状態管理テーブルの更新処理を説明するための図で
ある。
【0060】 まず、各プロセッサの使用率を使用理
管理プロセッサ200に定期的に通知する。図8におい
て、P1,P2,P3は各プロセッサを、XX%は各プ
ロセッサで監視した使用率を表す。
【0061】 使用率管理プロセッサ200で収集し
た全プロセッサの使用率を、図9に示すように、各プロ
セッサに通知する。
【0062】 各プロセッサの使用率管理部120
は、全プロセッサの使用率と稼働状態に対応させて、4
5%未満:通常、45%以上55%未満:フローティン
グ拒否、55%以上:フローティング依頼、の状態に稼
働状態管理テーブル141を更新する。
【0063】なお、各呼制御プロセッサ100が端末3
00から受ける呼は、複数の信号(起呼信号、その他の
端末に接続に必要な信号)によって構成され、これらの
複数の信号を呼制御プロセッサ100は、順次端末30
0から受信するものとする。呼制御プロセッサ100の
呼制御プロセッサ制御部110における呼制御プロセッ
サの決定は、最初に受信した信号(起呼信号)のみを対
象とし、以降の信号は、起呼信号で決定した制御ルート
に従い呼制御プロセッサに依頼し、起呼信号以降の信号
毎に何度も呼制御プロセッサ決定処理を行わない。
【0064】ここで、最初に端末300から受信した起
呼信号で決定した制御ルートは、当該起呼信号以降に受
信した信号によって変更されることはないもとする。こ
の理由は、各信号を受信の都度、呼制御を行う呼制御プ
ロセッサ100の判定をすると、使用率を圧迫すること
になるためである。
【0065】この制御ルートを引き継ぐためには、プロ
セッサが起呼信号を受信し、呼制御プロセッサを決定し
た場合、呼の識別及び制御ルートを特定するために、呼
番号と呼制御プロセッサのプロセッサ種別をメモリ15
0上(制御ルートテーブル151)に記憶する。例え
ば、図10に示す制御ルートテーブル151の例では、
呼番号(0001)、プロセッサ種別(プロセッサ3)
である。
【0066】起呼信号以降の端末300から受ける信号
に対しては、呼制御プロセッサの判定はせず、各信号に
付与された呼番号(0001)を基に制御ルート管理テ
ーブルを参照し、呼番号に対するプロセッサ種別(プロ
セッサ3)のプロセッサに呼制御を依頼する。
【0067】また、上記の実施例では、図3の構成に基
づいて説明したが、各呼制御プロセッサの構成要素をプ
ログラムとして構築し、当該プロセッサのCPUにイン
ストールする、または、ネットワークを介して流通させ
ることが可能である。
【0068】また、構築されたプログラムを呼制御プロ
セッサとして利用されるコンピュータに接続されるハー
ドディスク装置や、フロッピー(登録商標)ディスク、
CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、本発明
を実施する際にインストールすることにより、容易に本
発明を実現できる。
【0069】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応
用が可能である。
【0070】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、マルチ
プロセッサ電子交換機において、専用の装置を用意しな
くとも、端末から呼を受け取ったプロセッサ内におい
て、稼働状態を判定し、呼制御を行う呼制御プロセッサ
を決定することができる。
【0071】また、稼働状態として、他のプロセッサか
らの呼制御の依頼を受け付けない「フローティング拒
否」を設けたことで、プロセッサ間の無駄な呼制御の依
頼回数(プロセッサ間通信)を削減し、各プロセッサ個
々の処理能力を超えた負荷分散処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における稼働状態の遷移
図である。
【図2】本発明の一実施の形態における呼制御プロセッ
サの判定方法の概略を示す図である。
【図3】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図4】本発明の一実施例の稼働状態管理テーブルの例
である。
【図5】本発明の一実施例の呼制御プロセッサ判定動作
のフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例の稼働状態管理テーブルの例
(全プロセッサがフローティング拒否又はフローティン
グ依頼の場合)である。
【図7】本発明の一実施例の稼働状態管理テーブルの例
(全プロセッサがフローティング依頼の場合)である。
【図8】本発明の一実施例における稼働状態管理テーブ
ルの更新処理を説明するための図(その1)である。
【図9】本発明の一実施例における稼働状態管理テーブ
ルの更新処理を説明するための図(その2)である。
【図10】本発明の一実施例の制御ルート管理テーブル
の例である。
【図11】従来のマルチプロセッサ型電子交換機の負荷
分散方式を説明するための図である。
【図12】従来のマルチプロセッサ型交換機における呼
制御依頼の遷移図である。
【符号の説明】
100 呼制御プロセッサ 110 呼制御プロセッサ判定部 120 使用率管理部 130 呼制御部 140 稼働状態記憶部 141 稼働状態管理テーブル 150 メモリ 151 制御ルートテーブル 200 使用率管理プロセッサ 210 全プロセッサ使用率管理部 220 全プロセッサ使用率記憶部 300 端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南方 伸哉 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 高橋 美彦 神奈川県横浜市中区山下町223番地1 エ ヌ・ティ・ティ・ソフトウェア株式会社内 Fターム(参考) 5B045 AA06 BB48 GG04 5K026 AA19 AA22 BB02 CC02 CC03 CC07 FF01 FF07 GG01 5K051 AA01 BB01 CC01 EE01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサが存在する環境での移
    動体通信システムにおいて、特定プロセッサへの負荷集
    中を防いで呼損を回避するマルチプロセッサ電子交換機
    における、呼損回避方法において、 前記プロセッサにおいて端末からの呼を受け付けると、
    予め記憶されている各プロセッサ毎の稼働状態を参照し
    て、該呼を制御する呼制御プロセッサを決定し、 決定された前記呼制御プロセッサにおいて前記呼を制御
    することを特徴とする呼損回避方法。
  2. 【請求項2】 前記プロセッサの稼働状態として、 自プロセッサの負荷が少なく、他のプロセッサから受け
    た呼の制御を行い、使用率が上昇したとしても、自プロ
    セッサが受けた呼の制御が可能な状態である「通常状
    態」と、他のプロセッサが受けた呼の制御の依頼を拒否
    して、自プロセッサが端末から受けた呼のみ呼制御を行
    うための状態である「フローティング拒否の状態」と、
    プロセッサの使用率が限界を超え、他のプロセッサに呼
    制御を依頼する「フローティング依頼の状態」を設定
    し、 前記呼を受け付けた前記プロセッサにおいて、前記稼働
    状態が「フローティング依頼の状態」以外の場合には、
    自プロセッサにおいて呼制御を行い、 前記稼働状態が「フローティング依頼の状態」である場
    合には、他のプロセッサの稼働状態を判定し、該他のプ
    ロセッサの稼働状態が「通常状態」のプロセッサがある
    場合には、当該プロセッサに呼制御を依頼し、 「通常状態」のプロセッサが無い場合には、全プロセッ
    サの稼働状態を判定し、全プロセッサの稼働状態が「フ
    ローティング拒否の状態」または、「フローティング拒
    否の状態」と「フローティング依頼の状態」が混在する
    場合には、「フローティング拒否の状態」のプロセッサ
    に呼制御を依頼し、 全プロセッサの稼働状態が「フローティング依頼の状
    態」の場合には、呼を受け付けた前記プロセッサにおい
    て呼制御を行う請求項1記載の呼損回避方法。
  3. 【請求項3】 前記呼を受け付けたプロセッサにおい
    て、最初に受け付けた起呼信号に対してのみ呼制御を行
    うプロセッサを決定する処理を行う請求項1記載の呼損
    回避方法。
  4. 【請求項4】 複数のプロセッサが存在する環境での移
    動体通信システムにおいて、特定プロセッサへの負荷集
    中を防いで呼損を回避するマルチプロセッサ電子交換機
    であって、 予め各プロセッサ毎の稼働状態を保持する稼働状態管理
    テーブルと、 前記プロセッサにおいて端末からの呼を受け付けると、
    前記稼働状態管理テーブルを参照して、該呼を制御する
    呼制御プロセッサを決定する呼制御プロセッサ判定手段
    と、 決定された前記呼制御プロセッサに対して前記呼を制御
    させる呼制御手段とを有することを特徴とするマルチプ
    ロセッサ電子交換機。
  5. 【請求項5】 前記稼働状態管理テーブルは、 自プロセッサの負荷が少なく、他のプロセッサから受け
    た呼の制御を行い、使用率が上昇したとしても、自プロ
    セッサが受けた呼の制御が可能な状態である「通常状
    態」と、他のプロセッサが受けた呼の制御の依頼を拒否
    して、自プロセッサが端末から受けた呼のみ呼制御を行
    うための状態である「フローティング拒否の状態」と、
    プロセッサの使用率が限界を超え、他のプロセッサに呼
    制御を依頼する「フローティング依頼の状態」の各状態
    をプロセッサ毎に格納し、 前記呼制御プロセッサ判定手段は、 前記呼を受け付けた前記プロセッサにおいて、前記稼働
    状態が「フローティング依頼の状態」以外の場合には、
    自プロセッサを呼制御プロセッサとし、前記稼働状態が
    「フローティング依頼の状態」である場合には、他のプ
    ロセッサの稼働状態を判定し、該他のプロセッサの稼働
    状態が「通常状態」のプロセッサがある場合には、当該
    プロセッサを呼制御プロセッサとし、「通常状態」のプ
    ロセッサが無い場合には、全プロセッサの稼働状態を判
    定し、全プロセッサの稼働状態が「フローティング拒否
    の状態」または、「フローティング拒否の状態」と「フ
    ローティング依頼の状態」が混在する場合には、「フロ
    ーティング拒否の状態」のプロセッサを呼制御プロセッ
    サとし、全プロセッサの稼働状態が「フローティング依
    頼の状態」の場合には、自プロセッサを呼制御プロセッ
    サとする手段を有する請求項4記載のマルチプロセッサ
    電子交換機。
  6. 【請求項6】 前記呼制御プロセッサ判定手段は、 最初に受け付けた起呼信号に対してのみ呼制御を行うプ
    ロセッサを決定する手段を含む請求項4記載のマルチプ
    ロセッサ電子交換機。
  7. 【請求項7】 複数のプロセッサが存在する環境での移
    動体通信システムにおいて、特定プロセッサへの負荷集
    中を防いで呼損を回避するマルチプロセッサ電子交換機
    における、呼損回避プログラムであって、 前記プロセッサにおいて端末からの呼を受け付けると、
    予め各プロセッサ毎の稼働状態を保持する稼働状態管理
    テーブルを参照して、該呼を制御する呼制御プロセッサ
    を決定する呼制御プロセッサ判定プロセスと、 決定された前記呼制御プロセッサに対して前記呼を制御
    させる呼制御プロセスとを有することを特徴とする呼損
    回避プログラム。
  8. 【請求項8】 前記呼制御プロセッサ判定プロセスは、 自プロセッサの負荷が少なく、他のプロセッサから受け
    た呼の制御を行い、使用率が上昇したとしても、自プロ
    セッサが受けた呼の制御が可能な状態である「通常状
    態」と、他のプロセッサが受けた呼の制御の依頼を拒否
    して、自プロセッサが端末から受けた呼のみ呼制御を行
    うための状態である「フローティング拒否の状態」と、
    プロセッサの使用率が限界を超え、他のプロセッサに呼
    制御を依頼する「フローティング依頼の状態」の各状態
    をプロセッサ毎に格納している前記稼働状態管理テーブ
    ルを参照し、前記呼を受け付けた前記プロセッサにおい
    て、前記稼働状態が「フローティング依頼の状態」以外
    の場合には、自プロセッサを呼制御プロセッサとし、前
    記稼働状態が「フローティング依頼の状態」である場合
    には、他のプロセッサの稼働状態を判定し、該他のプロ
    セッサの稼働状態が「通常状態」のプロセッサがある場
    合には、当該プロセッサを呼制御プロセッサとし、「通
    常状態」のプロセッサが無い場合には、全プロセッサの
    稼働状態を判定し、全プロセッサの稼働状態が「フロー
    ティング拒否の状態」または、「フローティング拒否の
    状態」と「フローティング依頼の状態」が混在する場合
    には、「フローティング拒否の状態」のプロセッサを呼
    制御プロセッサとし、全プロセッサの稼働状態が「フロ
    ーティング依頼の状態」の場合には、自プロセッサを呼
    制御プロセッサとするプロセスを有する請求項7記載の
    呼損回避プログラム。
  9. 【請求項9】 前記呼制御プロセッサ判定プロセスは、 最初に受け付けた起呼信号に対してのみ呼制御を行うプ
    ロセッサを決定するプロセスを含む請求項7記載の呼損
    回避プログラム。
  10. 【請求項10】 複数のプロセッサが存在する環境での
    移動体通信システムにおいて、特定プロセッサへの負荷
    集中を防いで呼損を回避するマルチプロセッサ電子交換
    機における、呼損回避プログラムを格納した記憶媒体で
    あって、 前記プロセッサにおいて端末からの呼を受け付けると、
    予め各プロセッサ毎の稼働状態を保持する稼働状態管理
    テーブルを参照して、該呼を制御する呼制御プロセッサ
    を決定する呼制御プロセッサ判定プロセスと、 決定された前記呼制御プロセッサに対して前記呼を制御
    させる呼制御プロセスとを有することを特徴とする呼損
    回避プログラムを格納した記憶媒体。
  11. 【請求項11】 前記呼制御プロセッサ判定プロセス
    は、 自プロセッサの負荷が少なく、他のプロセッサから受け
    た呼の制御を行い、使用率が上昇したとしても、自プロ
    セッサが受けた呼の制御が可能な状態である「通常状
    態」と、他のプロセッサが受けた呼の制御の依頼を拒否
    して、自プロセッサが端末から受けた呼のみ呼制御を行
    うための状態である「フローティング拒否の状態」と、
    プロセッサの使用率が限界を超え、他のプロセッサに呼
    制御を依頼する「フローティング依頼の状態」の各状態
    をプロセッサ毎に格納している前記稼働状態管理テーブ
    ルを参照し、前記呼を受け付けた前記プロセッサにおい
    て、前記稼働状態が「フローティング依頼の状態」以外
    の場合には、自プロセッサを呼制御プロセッサとし、前
    記稼働状態が「フローティング依頼の状態」である場合
    には、他のプロセッサの稼働状態を判定し、該他のプロ
    セッサの稼働状態が「通常状態」のプロセッサがある場
    合には、当該プロセッサを呼制御プロセッサとし、「通
    常状態」のプロセッサが無い場合には、全プロセッサの
    稼働状態を判定し、全プロセッサの稼働状態が「フロー
    ティング拒否の状態」または、「フローティング拒否の
    状態」と「フローティング依頼の状態」が混在する場合
    には、「フローティング拒否の状態」のプロセッサを呼
    制御プロセッサとし、全プロセッサの稼働状態が「フロ
    ーティング依頼の状態」の場合には、自プロセッサを呼
    制御プロセッサとするプロセスを有する請求項10記載
    の呼損回避プログラムを格納した記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記呼制御プロセッサ判定プロセス
    は、 最初に受け付けた起呼信号に対してのみ呼制御を行うプ
    ロセッサを決定するプロセスを含む請求項10記載の呼
    損回避プログラムを格納した記憶媒体。
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WO2020235088A1 (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 三菱電機株式会社 制御装置および分散処理方法

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