JP2003008930A - 複数機器同期システム - Google Patents

複数機器同期システム

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JP2003008930A JP2001191078A JP2001191078A JP2003008930A JP 2003008930 A JP2003008930 A JP 2003008930A JP 2001191078 A JP2001191078 A JP 2001191078A JP 2001191078 A JP2001191078 A JP 2001191078A JP 2003008930 A JP2003008930 A JP 2003008930A
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利彦 仲野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数台の機器1を同期させて動作させる複数
機器同期システムにおいて、特定の機器の電源をオフと
したときのシステムの停止を回避する。 【解決手段】 本発明に係る複数機器同期システムにお
いて、各機器1は、主装置4、リセット回路5及び外部
リセット端子11を具え、各機器1の外部リセット端子11
が外部リセット信号ライン3を介して互いに連結されて
いる。又、各機器1は、電源オンに伴って電源電圧が機
器動作可能電圧まで上昇する過程でローからハイに変化
し、電源オフに伴って電源電圧が機器動作停止電圧まで
低下する過程でハイからローに変化する切替信号を作成
する回路6と、リセット解除信号を出力するバックアッ
プ電源7と、切替信号がローのときはリセット解除信号
を選択し、切替信号がハイのときはリセット回路5から
のリセット信号を選択して、内部リセット信号ライン31
に出力する切替回路8とを具えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台の機器を同
期させて動作させる複数機器同期システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、複数台の映像機器によって再生さ
れる複数枚の映像を組み合わせて1枚の映像を生成する
映像再生システムが知られており、この種の映像再生シ
ステムにおいては、再生映像を同期させるために、複数
台の映像機器を同時にリセットすることが行なわれてい
る。
【0003】例えば、図4に示す映像再生システムにお
いては、主電源(20)から電源供給ライン(2)を経て各映
像機器(10)に電源が供給されており、主電源(20)をオン
とすることによって、各映像機器(10)にリセットがかか
る。この場合、各映像機器(10)の時定数の誤差等に起因
して、リセット時点にばらつきが生じるため、図示の如
く各映像機器(10)のリセット端子RSを外部リセット信
号ライン(3)によって互いに連結することにより、リセ
ット時点の一致が図られている。
【0004】具体的には、映像機器(10)は図5に示す如
く、ハードディスクを記録媒体とするMPEGプレーヤ
からなる主装置(4)と、該主装置(4)に電源を供給する
ための電源回路(9)と、電源回路(9)のオンに応じてリ
セット信号を出力するリセット回路(5)と、リセット回
路(5)から主装置(4)へ伸びる内部リセット信号ライン
(31)と、内部リセット信号ライン(31)に繋がる外部リセ
ット端子(11)とを具え、各映像機器(10)の外部リセット
端子(11)が外部リセット信号ライン(3)を介して互いに
連結されている。
【0005】上記映像再生システムにおいては、図6
(a)(b)(c)(d)に示す如く各映像機器(10)の電源オン
時点からリセット信号の立ち上がり時点までの時間T1
〜T4にばらつきがあったとしても、各映像機器(10)の
リセット回路(5)が外部リセット信号ライン(3)によっ
て互いに連結されているので、各主装置(4)は、図6
(e)に示す如く複数のリセット信号の論理積である共通
リセット信号によって、同時にリセットがかかることと
なり、この結果、複数の映像機器(10)の映像再生動作が
同期することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4及
び図5に示す従来の映像再生システムにおいては、複数
の映像機器(10)の内、何れか1台の映像機器(10)の電源
をオフとした場合、図6に示す様に、該映像機器(10)の
リセット信号がハイからローとなるため、共通リセット
信号がハイからローとなり、全ての映像機器(10)にリセ
ットがかかった状態となって、システムの動作が停止す
ることになる。これを回避するためには、電源をオフと
すべき映像機器(10)をシステムから切り離す必要があ
る。
【0007】そこで本発明の目的は、機器どうしの連結
を切り離すことなく、特定の機器の電源をオフとしたと
きのシステム全体の停止を回避することが出来る複数機
器同期システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る複数機器同期
システムにおいて、各機器(1)は、電源電圧の供給を受
けて機器動作を行なう主装置(4)と、内部リセット信号
ライン(31)を介して主装置(4)に接続されるべきリセッ
ト回路(5)と、内部リセット信号ライン(31)に繋がる外
部リセット端子(11)とを具えて、各機器(1)の外部リセ
ット端子(11)が外部リセット信号ライン(3)を介して互
いに連結されている。又、各機器(1)は、電源オンに伴
って電源電圧が機器動作可能電圧まで上昇する過程で第
1論理状態から第2論理状態に変化し、電源オフに伴っ
て電源電圧が機器動作停止電圧まで低下する過程で第2
論理状態から第1論理状態に変化する切替信号を作成す
る切替信号作成手段と、電源のオン/オフに拘わらず、
常にリセット解除のためのリセット解除信号を出力する
リセット解除信号出力手段と、切替信号が第1論理状態
のときは前記リセット解除信号を選択し、切替信号が第
2論理状態のときはリセット回路(5)から得られるリセ
ット信号を選択して、内部リセット信号ライン(31)に出
力する信号切替手段とを具えている。
【0009】具体的には、切替信号作成手段は、電源電
圧が機器動作可能電圧よりも低い第1閾値を上回った時
点で切替信号を第1論理状態から第2論理状態に変化さ
せ、電源電圧が機器動作可能電圧よりも低い第2閾値を
下回った時点で切替信号を第2論理状態から第1論理状
態に変化させる、切替信号作成回路(6)によって構成さ
れている。又、リセット解除信号出力手段は、リセット
解除信号となる電圧を発生するバックアップ電源(7)に
よって構成されている。又、信号切替手段は、一方の入
力端子にリセット回路(5)が接続されると共に、他方の
入力端子にリセット解除信号出力手段が接続され、出力
端子が内部リセット信号ライン(31)に接続された、切替
回路(8)によって構成されている。
【0010】上記本発明の複数機器同期システムにおい
て、システム全体の電源をオンにすると、各機器(1)に
おいては、先ず切替信号が第1論理状態(ロー)から第2
論理状態(ハイ)に変化した後、電源電圧が機器動作可能
電圧に達し、更にその後、リセット回路(5)から得られ
るリセット信号がリセット状態(ロー)からリセット解除
状態(ハイ)に変化する。この過程で、切替信号が第2論
理状態(ハイ)に変化することによって、リセット回路
(5)から得られるリセット信号が内部リセット信号ライ
ン(31)に出力される。この結果、各機器(1)のリセット
信号の論理積である共通リセット信号がリセット状態
(ロー)からリセット解除状態(ハイ)に変化し、該共通リ
セット信号によって全ての機器(1)が同時にリセットさ
れることになる。
【0011】その後、特定の機器(1)の電源をオフにす
ると、先ず切替信号が第2論理状態(ハイ)から第1論理
状態(ロー)に変化した後、電源電圧が機器動作停止電圧
まで低下すると共に、リセット回路(5)から得られるリ
セット信号がリセット解除状態(ハイ)からリセット状態
(ロー)に変化する。この過程で、切替信号が第2論理状
態(ハイ)の期間には、リセット回路(5)から得られるリ
セット信号(ハイ)が選択されて、内部リセット信号ライ
ン(31)に出力され、切替信号が第1論理状態(ロー)に変
化した後は、リセット解除信号(ハイ)が選択されて、内
部リセット信号ライン(31)に出力される。この結果、共
通リセット信号は、特定の機器(1)の電源オフに拘わら
ず、リセット解除状態(ハイ)を維持することになり、他
の機器(1)がリセットされることはない。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る複数機器同期システムによ
れば、機器どうしの連結を切り離すことなく、特定の機
器の電源をオフとしたときのシステム全体の停止を回避
することが出来、他の機器によってシステムの動作を継
続させることが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図4に示す映像再
生システムに実施した形態につき、図面に沿って具体的
に説明する。本発明に係る映像再生システムにおいて
は、図1に示す如く電源供給ライン(2)に各映像機器
(1)が接続されて、主電源(図示省略)から電力の供給を
受けると共に、各映像機器(1)に設けた外部リセット端
子(11)が外部リセット信号ライン(3)を介して互いに連
結されて、共通のリセット信号によって複数の映像機器
(1)を同時にリセットすることが可能となっている。
【0014】映像機器(1)は、ハードディスクを記録媒
体とするMPEGプレーヤからなる主装置(4)と、主装
置(4)等に電源を供給するための電源回路(9)と、バッ
クアップ電源(7)と、電源回路(9)のオンに応じてリセ
ット信号を出力するリセット回路(5)と、リセット回路
(5)から出力される原リセット信号とバックアップ電源
(7)から常に得られるハイ(Hi)の信号とを切り替えて
内部リセット信号ライン(31)へ出力リセット信号として
出力する切替回路(8)と、切替回路(8)へ供給すべき切
替信号を作成する切替信号作成回路(6)とを具え、内部
リセット信号ライン(31)は、主装置(4)へ接続されると
共に、外部リセット端子(11)と繋がっている。
【0015】ここで、リセット回路(5)は、電源オンに
応じてローからハイに切り替わると共に電源オフに応じ
てハイからローに切り替わる原リセット信号(図2(a)
及び図3(a)参照)を作成するものである。
【0016】切替信号作成回路(6)は、電源供給ライン
(2)から電源回路(9)に供給される電圧Vccを監視し
て、電源電圧Vccが0Vから回路動作可能電圧(例えば
5V)まで上昇する過程で所定の閾値を上回る第1中間
時点を検知すると共に、電源電圧Vccが回路動作可能電
圧から0Vに低下する過程で所定の閾値を下回る第2中
間時点を検知し、第1中間時点にてローからハイに切り
替わると共に、第2中間時点にてハイからローに切り替
わる切替信号(図2(b)及び図3(b)参照)を作成するも
のである。
【0017】切替回路(8)は、アナログスイッチ等から
構成され、切替信号作成回路(6)からの切替信号に応じ
て2つの入力信号を切り替えて出力するものであり、切
替信号がローのときは、バックアップ電源(7)から得ら
れるHi信号を内部リセット信号ライン(31)へ出力し、
切替信号がハイのときは、リセット回路(5)から得られ
る原リセット信号を内部リセット信号ライン(31)へ出力
する。
【0018】図2は、全ての映像機器(1)に共通の主電
源をオンとしたときの原リセット信号(a)と、切替信号
(b)と、電源電圧Vcc(c)と、出力リセット信号(d)の
変化を表わしている。主電源のオンに応じて、先ず切替
信号がローからハイに変化し、その後、電源電圧Vccが
ロー(0V)からハイ(5V)となり、更に原リセット信号
がローからハイに切り替わる。この結果、図示の如く、
切替信号がローからハイに変化した後は、原リセット信
号と一致する出力リセット信号が得られることになる。
【0019】各映像機器(1)の内部リセット信号ライン
(31)は、外部リセット信号ライン(3)を介して他の映像
機器の内部リセット信号ラインと連結されているため、
内部リセット信号ライン(31)を流れる共通リセット信号
は、各映像機器(1)の出力リセット信号の論理積となる
ため、映像機器間で出力リセット信号のローからハイへ
の切り替わり時点にばらつきがあったとしても、共通リ
セット信号のローからハイへの切り替わり時点で、全て
の映像機器(1)に同時にリセットがかかり、全ての映像
機器(1)が同期して動作することになる。
【0020】図3は、特定の映像機器(1)に対する電力
供給をオフとしたときの原リセット信号(a)と、切替信
号(b)と、電源電圧Vcc(c)と、出力リセット信号(d)
の変化を表わしている。電源のオフに応じて、先ず切替
信号がハイからローに変化し、その後、電源電圧Vccが
ハイ(5V)からロー(0V)となり、同時に原リセット信
号がハイからローに切り替わる。この結果、図示の如
く、切替信号がハイの期間は原リセット信号と一致し、
切替信号がローの期間はバックアップ電源からのHi信
号に一致する出力リセット信号、即ち、電源オフの前後
に亘ってハイを維持する出力リセット信号が得られるこ
とになる。
【0021】従って、特定の映像機器(1)の電源オフに
よって該映像機器(1)の原リセット信号がハイからロー
に変化したとしても、内部リセット信号ライン(31)に印
加される出力リセット信号はハイを維持するので、他の
映像機器(1)がリセットされることはなく、システムの
動作を継続させることが出来る。
【0022】尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に
限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の
変形が可能である。例えば、切替回路(8)へ常時Hiの
信号を供給するために、バックアップ電源(7)に代え
て、専用の電池や、電源スイッチとは非連動の電源を採
用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像再生システムを構成する映像
機器のブロック図である。
【図2】電源オン時の各種信号の変化を表わすタイムチ
ャートである。
【図3】電源オフ時の各種信号の変化を表わすタイムチ
ャートである。
【図4】映像再生システムの構成を表わすブロック図で
ある。
【図5】従来の映像機器のブロック図である。
【図6】映像再生システムにおけるリセット動作を表わ
すタイムチャートである。
【符号の説明】
(1) 映像機器 (2) 電源供給ライン (3) 外部リセット信号ライン (31) 内部リセット信号ライン (4) 主装置 (5) リセット回路 (6) 切替信号作成回路 (7) バックアップ電源 (8) 切替回路 (9) 電源回路 (11) 外部リセット端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 壽夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5C020 AA12 AA37 CA20 5C052 AA01 CC02 DD10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の機器(1)を同期させて動作させ
    る複数機器同期システムであって、各機器(1)は、電源
    電圧の供給を受けて機器動作を行なう主装置(4)と、内
    部リセット信号ライン(31)を介して主装置(4)に接続さ
    れるべきリセット回路(5)と、内部リセット信号ライン
    (31)に繋がる外部リセット端子(11)とを具えて、各機器
    (1)の外部リセット端子(11)が外部リセット信号ライン
    (3)を介して互いに連結されている複数機器同期システ
    ムにおいて、各機器(1)は、 電源オンに伴って電源電圧が機器動作可能電圧まで上昇
    する過程で第1論理状態から第2論理状態に変化し、電
    源オフに伴って電源電圧が機器動作停止電圧まで低下す
    る過程で第2論理状態から第1論理状態に変化する切替
    信号を作成する切替信号作成手段と、 電源のオン/オフに拘わらず、常にリセット解除のため
    のリセット解除信号を出力するリセット解除信号出力手
    段と、 切替信号が第1論理状態のときは前記リセット解除信号
    を選択し、切替信号が第2論理状態のときはリセット回
    路(5)から得られるリセット信号を選択して、内部リセ
    ット信号ライン(31)に出力する信号切替手段とを具えて
    いることを特徴とする複数機器同期システム。
  2. 【請求項2】 切替信号作成手段は、電源電圧が機器動
    作可能電圧よりも低い第1閾値を上回った時点で切替信
    号を第1論理状態から第2論理状態に変化させ、電源電
    圧が機器動作可能電圧よりも低い第2閾値を下回った時
    点で切替信号を第2論理状態から第1論理状態に変化さ
    せる、切替信号作成回路(6)によって構成されている請
    求項1に記載の複数機器同期システム。
  3. 【請求項3】 リセット解除信号出力手段は、リセット
    解除信号となる電圧を発生するバックアップ電源(7)に
    よって構成されている請求項1又は請求項2に記載の複
    数機器同期システム。
  4. 【請求項4】 信号切替手段は、一方の入力端子にリセ
    ット回路(5)が接続されると共に、他方の入力端子にリ
    セット解除信号出力手段が接続され、出力端子が内部リ
    セット信号ライン(31)に接続された、切替回路(8)によ
    って構成されている請求項1乃至請求項3の何れかに記
    載の複数機器同期システム。
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