JP2003007667A - 半導体装置用洗浄剤 - Google Patents
半導体装置用洗浄剤Info
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Abstract
にタングステンおよび絶縁膜上に生じる微細な残渣物を
完全に除去でき、また、安全で環境面でも優れた半導体
装置用洗浄剤を提供すること。 【解決手段】ポリカルボン酸を含有する水溶液からなる
半導体装置用洗浄剤を使用することにより、タングステ
ン配線形成後にタングステンおよび絶縁膜上に生じる微
細な残渣物を完全に除去する。
Description
ッチバック法によるタングステン配線の形成の際に、全
面エッチバック時に発生する残渣物の除去に使用する半
導体装置用洗浄剤に関する。
み、製造工程中における金属膜、絶縁膜等の表面は極め
て凹凸が激しくなっている。この凹凸部の段差部分を薄
膜で覆う技術は極めて難しい。上記凹凸部の段差があま
りにも大きいと次の様な問題が生じる。薄膜を堆積さ
せた時、段差部分では膜が極端に薄くなりステップカバ
レッジが低下する。段差部の側面にエッチング残りが
出やすい。フォトリソ時にレジストの厚みが変わり、
エッチングむらを生じる。段差が大きくなると上下の
差をレンズの焦点深度がカバーしきれなくなり、パター
ン形状が崩れるなどの種々の問題点が発生するため、出
来るだけ表面を平坦にする技術が必要になる。上記ウエ
ハー表面の凹凸部を平坦化するために種々の平坦化方法
が採られているが、近年エッチバック法による平坦化が
主に採用されている。一般的なエッチバック法を図1〜
3に示した。図1は、シリコン基板1にW,Alの様な
下層配線2を加工し、更にSiO2,SiNやSOGの
様な層間絶縁膜を形成した後の断面図である。図2は、
層間絶縁膜上に、レジストの様な有機膜を形成した後の
断面図である。図3は、レジスト表面からドライエッチ
ングによりエッチングしてゆき、指定の厚み若しくは希
望する表面パターンが出現した時点でエッチングをスッ
トプした後の断面図である。図3のメタル配線、層間絶
縁膜上にはドライエッチング後にレジスト、ドライエッ
チングガス成分あるいは下層配線、層間絶縁膜等が反応
した微小な残渣が発生する。この微小な残渣物を除去す
るためには、通常ヒドロキルアミンを含有するアミン系
剥離液で除去する方法が一般的に実施されている。しか
しながら、ヒドロキシルアミンを含有するアミン系剥離
液は、安全性、環境の面で多くの問題点を有しており、
さらに高温な条件下で使用しなければならない等の問題
点も有している。
チバック法によるタングステン配線形成後にタングステ
ンおよび絶縁膜上に生じる微細な残渣物を完全に除去で
き、また、安全で環境面でも優れた半導体装置用洗浄剤
を提供するものである。
決するため鋭意検討した結果、半導体装置用洗浄剤とし
てポリカルボン酸を含有する水溶液を使用することによ
り、タングステン配線形成後にタングステンおよび絶縁
膜上に生じる微細な残渣物を完全に除去出来ることを見
いだし、本発明に到達した。
酸はシュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジ
ピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸、ウンデカンニ酸、ドデカンニ酸等の飽和ジカル
ボン酸類、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラ
コン酸、メサコン酸、グルタコン酸等の不飽和ジカルボ
ン酸が挙げられる。上記ポリカルボン酸の中で、特に好
ましくは、シュウ酸である。本発明に使用されるポリカ
ルボン酸の濃度は、0.1〜15重量%であり、0.1
重量%以下では残渣の除去速度が遅く、15重量%以上
ではポリカルボン酸が析出する等の問題が発生するため
好ましくない。
り残存している残渣の状態から判断して適宜、決定すれ
ば良い。本発明に使用するリンス液としては水で充分で
ありアルコールのような有機溶剤を使用する必要は無
い。本発明を実施するには、ポリカルボン酸の他、界面
活性剤、キレート剤等を添加しても何等問題はなく残渣
の組成、性質に応じて添加しても良い。
て、図4〜9に製造プロセスについて説明する。図4に
示すように、シリコン基板1上に下層配線2を形成した
後、下層配線2を覆う状態にシリコン基板1上に層間絶縁
膜3を堆積しその表面を平坦化する。その後、図5に示
すように層間絶縁膜3上に接続孔加工のために用いる開
孔パターンを形成したレジスト膜4を形成する。そし
て、そのレジスト膜4をマスクにして異方性ドライエッ
チングにより層間絶縁膜3に、下層配線2に通じる接続
孔5を形成する。その後、レジスト膜4を除去した後図
6に示すように、例えばマグネトロンスパッタリング装
置を用いて逆スパッタリングを行う。そして接続孔5の
内壁および層間絶縁膜3上に密着層6を成膜し、次いで
CVD法によって接続孔5への埋め込み金属としてタン
グステン膜7を全面成膜する(図7)。その後、反応性
イオンエッチングによる全面エッチバック法を用い、層
間絶縁膜3上の余分なタングステンおよび密着層6を除
去して、タングステン膜から成る埋め込みプラグを形成
する。この状態が図8であるが、全面エッチバックの
際、層間絶縁膜3上、タングステンプラグ7上に微小な
残渣物8が残存する。この残渣物8が残存すると次工程
の層間絶縁膜3上および上記埋め込みプラグ7を覆う上
層配線用の金属膜を成膜した場合、密着不良等の種々の
問題点が発生する。図8に示される基板を用いて、シュ
ウ酸3.5重量%を含有する水溶液中に40℃、10分
浸漬し、その後超純水によりリンスを行い,乾燥後走査
型電子顕微鏡(SEM)でタングステン膜7上、層間絶
縁膜3上の観察を行ったが,残渣物8は全く観察され
ず、図9に示すように完全に除去されていることが確認
された。なお、洗浄後のタングステン膜7、層間絶縁膜
3上はSEM観察の結果,平坦であることが観察され
た。
3.5重量%を含有する水溶液である洗浄液中に50
℃、5分浸漬し,その後超純水でリンスを行い乾燥後S
EM観察を行ったが残渣物8は図9に示すように完全に
除去されていることが観察された。 また、タングステ
ン膜7、層間絶縁膜3上はSEM観察の結果平坦である
ことが確認された。
酸5.5重量%を含有する水溶液である洗浄液中に35
℃、10分浸漬を行った。その後超純水によりリンスを
行い、乾燥後SEM観察を行ったが残渣物8は図9に示
すように完全に除去されていることが確認された。 ま
た、タングステン膜7、層間絶縁膜3上は平坦であるこ
とが観察された。
3.5重量%を含有する洗浄液中に50℃、10分浸漬
を行った。その後、超純水でリンスを行い乾燥後 SE
M観察を行ったが、タングステン膜7上、層間絶縁膜3
上の何れにおいても残渣物8は、殆ど減少は観察されな
かった。
3.5重量%を含有する洗浄液中に50℃、10分浸漬
を行った。その後、超純水でリンスを行い乾燥後SEM
観察を行ったが、タングステン膜7上,層間絶縁膜3上
の残渣物8は殆ど減少は認められなかった。
iO2,SiNやSOGの様な層間絶縁膜を形成した後
の断面図である。
後の断面図である。
よりエッチングしてゆき、指定の厚み若しくは希望する
表面パターンが出現した時点でエッチングをスットプし
た後の断面図である。
配線を覆う状態にシリコン基板上に層間絶縁膜を堆積し
その表面を平坦化した後の断面図である。
る開孔パターンを形成したレジスト膜を形成した後の断
面図である。
行った後の断面図である。
層を成膜し、次いでCVD法によって接続孔への埋め込
み金属としてタングステン膜を全面成膜した後の断面図
である。
び密着層を除去して、タングステン膜から成る埋め込み
プラグを形成した後の断面図である。
を含有する水溶液で処理した後の断面図である。
スト膜 5プラズマ 6接続孔 7密着層 8タングステン膜 9残渣物 1
0下層配線
Claims (2)
- 【請求項1】エッチバック法によるタングステン配線形
成後に、タングステンおよび絶縁膜上の残渣物を除去す
るのに使用する、ポリカルボン酸を含有する水溶液から
なる半導体装置用洗浄剤。 - 【請求項2】ポリカルボン酸が、シュウ酸であることを
特徴とする請求項1記載の半導体装置用洗浄剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001182804A JP4609616B2 (ja) | 2001-06-18 | 2001-06-18 | 半導体装置用洗浄剤 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP4609616B2 JP4609616B2 (ja) | 2011-01-12 |
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JP (1) | JP4609616B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013053198A (ja) * | 2011-09-02 | 2013-03-21 | Arakawa Chem Ind Co Ltd | はんだ付けフラックス用洗浄剤組成物 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08162425A (ja) * | 1994-12-06 | 1996-06-21 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体集積回路装置の製造方法および製造装置 |
JPH11131093A (ja) * | 1997-08-12 | 1999-05-18 | Kanto Chem Co Inc | 洗浄液 |
JPH11330023A (ja) * | 1998-05-20 | 1999-11-30 | Nec Corp | ウエハの洗浄方法 |
-
2001
- 2001-06-18 JP JP2001182804A patent/JP4609616B2/ja not_active Expired - Fee Related
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