JP2003007393A - 掛け止めを有する電気的接続装置 - Google Patents

掛け止めを有する電気的接続装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2対の電気接点を接続する場合においても、
作業効率を向上させ、接続作業性に優れた、掛け止めを
有する電気的接続装置を提供する。 【解決手段】 (1)一対の第1電気コネクタ要素13
を2つ近接して支持するソケット2と、(2)2つの各
一対の第1電気コネクタ要素13とそれぞれ係合する2
つの各一対の第2電気コネクタ要素30を一体に支持す
るプラグ3と、(3)ソケット2に取り付けられた2つ
の短絡要素4であって、一対の第1電気コネクタ要素1
3を2つそれぞれ電気的に短絡させる短絡要素4と、
(4)プラグ3に対して第1位置で掛け止めされる掛け
止め要素5であって、プラグ3がソケット2に係合する
と、2つの短絡要素4を非短絡位置まで同時に退避させ
る第2位置まで移動可能となる一体の掛け止め要素5
と、を備えてなる電気的接続装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続装置の技
術分野、特に、ソケットとプラグとの適正な電気的接続
がなされていないときに、ソケットの電気接点が互いに
短絡され、これらの適正な電気的接続がなされると、前
記電気接点の短絡が解除される掛け止め要素がプラグに
備えられた電気接続装置に関する。
【0002】本発明は、特に、車両の搭乗者を拘束する
エアバッグシステムに適用するのに適し、このエアバッ
グシステムについて説明するが、本発明は、より広汎な
適用が可能であり、多くの異なる環境及び各種の目的に
適用することが出来る。
【0003】
【従来の技術】エアバッグシステムは、車両の運転室内
の隠れた区画部分に取り付けられたエアバッグ組立体
と、電気式又は電子式制御システムと、を備えている。
この制御システムは、ワイヤーハーネスによってエアバ
ッグ組立体に接続され、該ワイヤーハーネスは、エアバ
ッグ組立体及び制御システムを別個に取り付けた後に、
これらを電気的に接続する容易な方法を許容すべく典型
的な電気プラグ及びソケットからなる接続装置が設けら
れている。
【0004】この接続装置は、いわゆる短絡クリップを
備えている。該短絡クリップは、プラグ及びソケットが
係合される前に、プラグまたはソケット内で導線を相互
に電気的に短絡させ得るように配置された小さい金属要
素である。かかる短絡クリップは、製造中に漏洩する電
荷及び誤接続によりエアバッグ組立体が作動されること
がないようにするための安全手段として設けられてい
る。
【0005】接続装置が正しく接続されると、前記短絡
クリップによる電気的な短絡による安全手段は、非短絡
位置まで移動されなければならない。米国特許第5,2
75,575号又は日本特許第2647336号には、
このような安全装置を解除するために、掛け止め要素を
備えた接続装置が開示されている。この接続装置は、プ
ラグとソケットが完全に係合した位置となり、掛け止め
要素がその掛け止め位置に移動されるまで、電気的接続
装置が作用しない構造になっている。また掛け止め要素
は、接続装置要素が一体となったあとで、プラグとソケ
ットの接続が誤って外れるのを防止し得る機能を果たし
ている。
【0006】このような接続装置が用いられるエアバッ
クシステムにおいては、近年、エアバック組立体の膨出
特性の観点等から、エアバックを展開するためのガス発
生器に通電して着火する着火装置を、一つのエアバック
に対して例えば2個有するものなどがあり、一対の電気
接点2つが必要となる。すなわち、第2647336号
公等に記載されるような接続装置2個を隣接するように
配置したりするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、接続装置を嵌合する動作が2回必要となり、また、
2つの接続装置を誤接続することを防止するために、そ
れぞれ色分けや形状で区別を図ったり、それぞれの接続
装置の嵌合位置確認作業を行うこと等が必要となる。そ
して、この接続装置が取り付けられる個所は、作業スペ
ース的な制約が多いため、かかる嵌合位置確認作業は、
作業性の点でも問題がある。また、接続スペースを効率
よく設けるためには、それぞれのソケットが有する各一
対の電気接点が直列に並ぶように、二つのソケットを配
設調整すること等の作業も必要となる。
【0008】そして、第2647336号公等に記載の
接続装置を個別にみても、この接続装置を完全な接続状
態にするためには、プラグとソケットを係合させる第1
ステップの動作と、掛け止め要素を双方に対して掛け止
め位置まで挿入する第2ステップの動作という二段階の
動作が必要になる。また、掛け止め要素はプラグまたは
ソケットの一方に可撓性のアームを介して一体に設けら
れているため、プラグまたはソケットの一方が大きくな
って取り扱い難くなる。
【0009】本発明は、上記実情に鑑みることにより、
一対の電気接点2つを接続する場合においても、作業効
率を向上させ、接続作業性に優れた、掛け止めを有する
電気的接続装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1に記載の電気的接続装置は、(1)一対の第1電気
コネクタ要素2つを近接して支持するソケットと、
(2)前記一対の第1電気コネクタ要素2つとそれぞれ
係合する一対の第2電気コネクタ要素2つを一体に支持
するプラグと、(3)前記ソケットに取り付けられた2
つの短絡要素であって、前記一対の第1電気コネクタ要
素2つをそれぞれ電気的に短絡させる短絡要素と、
(4)前記プラグに対して第1位置で掛け止めされる掛
け止め要素であって、前記プラグが前記ソケットに係合
すると、前記2つの短絡要素を非短絡位置まで同時に退
避させる第2位置まで移動可能となる一体の掛け止め要
素と、を備えてなることを特徴とする。
【0011】この構成によると、ソケットが、一対の第
1電気コネクタ要素2つを近接して支持するため、各一
対の電気接点が直列に並ぶように2つのソケットを配設
すること等により、接続スペースを効率よく設けること
を容易に実現できる。また、プラグについても、一対の
第2電気コネクタ要素2つを一体に支持するものである
ため、接続装置を嵌合するための動作を従来の2回に対
して1回と半減させることができる。さらに、ソケット
とプラグの嵌合方向を規制すること等にもより、2つの
接続装置の誤接続防止のために、それぞれ色分けや形状
で区別を図ったり、それぞれの接続装置の嵌合位置確認
作業を行うこと等が、そもそも不要となるため、構成部
品点数の削減や、色分け等の付帯作業および嵌合位置確
認作業の削減を図ることも可能になる。そして、一体に
形成された掛け止め要素によって、2つの短絡要素を非
短絡位置まで同時に退避させることができるため、短絡
解除動作も1回で完了させることができる。したがっ
て、一対の電気接点2つを接続する場合においても、大
幅に作業効率を向上させ、接続作業性に優れた、掛け止
めを有する電気的接続装置を提供することができる。
【0012】請求項2に記載の電気的接続装置は、請求
項1において、前記一対の第1電気コネクタ要素2つを
短絡可能な前記2つの短絡要素が、一体に形成され、前
記一対の第2電気コネクタ要素2つをそれぞれ受入可能
な開口部を有しているものであることを特徴とする。
【0013】この構成によると、2つの短絡要素につい
ても一体に形成されるため、2つの短絡要素を誤って組
み付けてしまうといったことを防止することができ、短
絡要素の組み付け作業も1回のみで完了するため、作業
性に優れた掛け止めを有する電気的接続装置を提供する
ことができる。また、開口部にてそれぞれ第2電気コネ
クタ要素を有するプラグを受け入れるため、一対の電気
コネクタ要素2つを有する一体に形成された接続装置に
おいて、安定した接続構造を実現することができる。
【0014】請求項3に記載の電気的接続装置は、請求
項1または2において、前記プラグを前記ソケットと係
合させる方向と、前記掛け止め要素が前記第1位置から
前記第2位置に移動する方向が一致し、前記掛け止め要
素を押すことにより、前記プラグが前記ソケットに係合
することと、前記掛け止め要素が前記第1位置から前記
第2位置に移動することとが連続して行われることを特
徴とする。
【0015】この構成によると、掛け止め要素がプラグ
に対して第1位置で予め掛け止めされており、この掛け
止め要素を押すことにより、プラグがソケットに係合
し、同時に第1位置での掛け止めが解消され、掛け止め
要素が更に第2位置に押し込まれる。この第2位置で、
掛け止め要素は前記短絡要素の短絡を解消する。すなわ
ち、プラグとソケットの接続動作と、短絡要素の短絡解
除のための掛け止め要素の押し込み動作が、全体として
一回の一連の動作で行うことができる。したがって、請
求項1または2の場合に比して、さらに接続作業性に優
れた電気的接続装置を提供することができる。
【0016】請求項4に記載の電気的接続装置は、請求
項1〜3のいずれかにおいて、前記掛け止め要素は、各
々一対の略平行に延びた第1脚部と第2脚部とを有し、
前記一対の第1脚部が、それぞれ前記一対の第1電気コ
ネクタ要素2つを短絡解除可能であり、前記一対の第1
脚部と略十字を結ぶ位置にそれぞれ配置される前記一対
の第2脚部に、前記プラグとソケットにそれぞれ前記第
1位置と第2位置にて掛け止めされることが可能な掛け
止め部が形成されていることを特徴とする。
【0017】この構成によると、掛け止め要素を介して
ソケットとプラグの分離を阻止するように係合されると
ともに電気的に接続され、さらに、2つの短絡要素の短
絡解除を同時に行うことができる構造を簡易に実現でき
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態例を以下に説明
する。なお、説明の便宜のために本発明の好適な実施形
態例のみを示し、本発明を限定するものではない。
【0019】添付図面を参照すると、図1には、エアバ
ッグシステムに用いられるコネクタ装置又は電気的接続
装置1の全体的な構成が示されており、ソケット2に係
合可能なプラグ3を備える接続装置が係合後の状態で示
されている。
【0020】ソケット2は、エアバッグシステムの制御
システムに電気的に結合されなければならないエアバッ
グ着火装置(スクイブと称される場合もある)の一部と
して備えられている。図1においては、本体部分が図示
されていないが、着火装置は2つあり、2つの各一対の
導線32を通じてそれぞれ十分な電気エネルギが付与さ
れたときに燃焼する火工装置となっている。この着火装
置の燃焼により、ガス発生材料が着火され、その結果、
エアバッグが展開する。
【0021】図2は、電気的接続装置1からプラグ3を
取り外した状態のソケット2を示すものであるが、この
ソケット2には、一体に形成された2つの短絡要素4が
嵌入状態で取り付けられている。この短絡要素4は、ソ
ケット2とプラグ3が機械的且つ電気的に係合するま
で、ソケット2の接点を短絡状態にするものである。
【0022】図8は、プラグ3を示すものであるが、こ
のプラグ3は、制御システムに電気的に結合され、ソケ
ット2に係合される。このプラグ3には、掛け止め要素
5が図示の第1の掛け止め位置(以下、「第1位置」と
いう)で掛け止めされた状態で保持されている。
【0023】これらの各種の構成要素の機能及び相互の
関係を以下に説明していくが、以下の説明から明らかに
なるように、プラグ3、短絡要素4及び掛け止め要素5
は、各種の線及び接点を除いて、適当な非導電性のプラ
スチック材料で成形することが望ましい。
【0024】特に、ソケット2を参照すると、このソケ
ット2は、2つの短絡要素4を収納する長孔状の収納部
11を形成する円筒状の本体10を備えるものとして、
図1〜3によく示されている。この収納部11を形成す
る本体10は、着火装置のハウジング等のような関係す
る構造体内に直接、内蔵させることができる。更に、こ
の収納部11は、分離した別個の要素として形成し、関
係する構造体に追加することができる。何れの場合で
も、図3に最もよく示されるように、収納部11を形成
する本体10は、底壁部12で終端となり、該底壁部1
2からは、金属製で導電性の一対の雄型の第1電気コネ
クタ要素またはピン13が2つ伸長する。すなわち、ソ
ケット2は、各2本からなる2対のピン13が全て直列
に並ぶように近接して支持するものであり、これら2対
のピン13は、任意の従来の方法で2つのエアバック着
火装置(図示せず)のそれぞれの導線に接続され、該ピ
ン13を介して電気エネルギを着火装置に付与すること
により、該着火装置が、着火されるようにする。なお、
収納部11の長孔状の形状については、図3においてよ
く示されるように、長孔状の外周の長軸方向に延びる周
の一方のみが、一部内側に曲折するような形状に形成さ
れている。プラグ3についても、この周形状と対応する
ような形状及び寸法構成とすることで、ソケット2とプ
ラグ3とが逆嵌合となることを防止するものである。
【0025】収納部11の入口には、傾斜面14が形成
され、収納部11の内側には、周方向に連続する係止溝
15が形成されている。これらの様子は、例えば、図1
2〜15によく示されている。これらの図はいずれも、
2つの各一対の導線32の真中の位置における導線32
と平行な断面で電気的接続装置1を示したものである。
これらの図においてよく理解されるように、傾斜面14
は、後述するプラグ3の弾性脚部41の掛け止め部42
を受け止め、中心に向かう変形モーメントを生じさせる
働き(図12、13参照)と、同じく後述する掛け止め
要素5の第2掛け止め部55を受け止め、中心に向かう
変形モーメントを生じさせる働き(図14参照)をす
る。係止溝15は、図14に最もよく示されるように、
プラグ3の掛け止め部42を受け入れて係合状態を維持
する働きと、図15に最もよく示されるように、掛け止
め要素5の第2掛け止め部55を受け入れて第2の掛け
止め位置(以下、「第2位置」という)に切り替わる働
きをする。
【0026】次に2つの短絡要素4について説明する。
2つの短絡要素4は、収納部11内に受け入れられ、プ
ラグ3に係合し、プラグ3の掛け止め要素5が第2位置
にならないとき、その間に電気的接続状態を実現し得る
ようにすることにより、雄型の第1電気コネクタ要素で
ある2対のピン13をそれぞれ短絡させる働きをする。
【0027】図2及び図4〜7によく示されるように、
2つの短絡要素4は、収納部11内にそれぞれきつく受
け入れられて支持されるような寸法とした柱状のプラス
チック製の本体部分16を備え、架橋部17で連なって
一体に形成されている。なお、この架橋部17には補強
リブ19が設けられている。そして、2つの短絡要素4
は、後述するプラグ3の雌型の第2電気コネクタ要素で
ある2つの各一対の電気端子30を支持するプラグ本体
部分31をそれぞれ受入可能となる開口部18を本体部
分16にそれぞれ有しており、2対のピン13も、この
2つの開口部18をそれぞれ通って伸長する。この2つ
の開口部18は、上面と架橋部17によって接続されて
いない側に位置する側面が、それぞれ開口するように形
成されている。
【0028】2つの短絡要素4は、それぞれ短絡クリッ
プ24を有しており、図4は、短絡クリップ24が短絡
要素4に対して挿入される前の状態を、図5が挿入後の
状態を示している。なお、この短絡要素4を上部および
下部からみた図をそれぞれ示したのが、図6および図7
である。これらの図によく示されるように、短絡クリッ
プ24は、2つの短絡要素4の本体部分16内にそれぞ
れ保持される。この短絡クリップ24は、ばね鋼のよう
な弾性的な導電性材料で形成される。この短絡クリップ
24の一部は、両方のピン13に当接する方向に向けて
偏向され、その間に電気的な短絡回路を形成する。
【0029】図4に最もよく示すように、2つの短絡ク
リップ24は、それぞれ板状の基部25と、該基部25
の上で折り曲げられ下方に伸長する一対の脚部26と、
該一対の脚部26の各々の下方で90°折り曲げられた
一対の当接部27と、を備えている。脚部26の各々
は、基部25から離れる方向にステップ上に折り曲げら
れて偏向し、それぞれ対応する位置にあるピン13の側
部に当接部27が当たって電気的に接続され得るように
なっている。図5及び図6おいてよく理解されるよう
に、基部25が、短絡要素4のスリット状の凹所28に
抜けないように挿入されることにより、短絡クリップ2
4が短絡要素4の本体部分16内にそれぞれ保持され
る。
【0030】図16および図17は、導線32およびピ
ン13を含むいずれかの断面における電気的接続装置1
を示したものであるが、短絡要素4が、収納部11内に
あり、ピン13が、開口部18内を上に向けて伸長して
いる様子を表している。そして図16においては、その
下方の側面で短絡クリップ24の当接部27に当たって
電気的に接続しており、図17においては、後述する掛
け止め要素5が押し込まれることで、脚部26が曲がり
ピン13との電気的な接続が解除されている様子が表さ
れている。
【0031】次に、プラグ3について説明する。プラグ
3の構造については、図8〜10、図16などにより良
く理解される。なお、図8はプラグ3を上から、図9は
下から、図10は分解斜視図を示したものである。これ
らの図面に図示するように、プラグ3は、下方に伸長し
且つ雌型の第2電気コネクタ要素の形態の2つの各一対
の電気端子30を支持する本体プラグ部分31を備えて
いる。これらの2対の電気端子30は、それぞれ2対の
導線32に電気的に接続されており、雄型の第1電気コ
ネクタ要素である2対のピン13とそれぞれ係合して電
気的に接続されるものであり、プラグ3に一体に支持さ
れている。また、これらの電気端子30は、ピン13を
受け入れ得るような構成及び寸法としてあり、2対の導
線32が、互いに平行に延びるように設けられている。
【0032】図10及び図16によく図示されるよう
に、中央プラグ部分31に内蔵された2つの各一対の電
気端子30の各々は、雌型の第2電気コネクタ要素を形
成する筒状の端子部分から延長されて略L字状に向きを
変え、一方を接続するための導線接続部33を有する。
導線32は、絶縁外装の線であり、該導線32の端部
は、該当する導線接続部33に電気的に且つ機械的に取
り付けるために剥ぎ取られる。これらの線は、任意の従
来の方法、通常、導線接続部33の一部を線の裸端部の
周りに圧着することにより取り付けられる。2対の導線
32は、プラグ3の箱状の下側部分34の空所37内に
配置されたフェライトビード35をそれぞれ通って進
む。該ビード35は、ノイズ除去機能を発揮するために
設けられる略箱状の均質体であり、平行で円筒状の2つ
の貫通穴がそれぞれ設けられ、各導線32がこの貫通穴
を通る。そして、導線32は、空所37の後部壁38の
開口部を通って下側部分34の端から外部へと延びてい
る。
【0033】プラグ2の下側部分34の下面側には、略
四角筒状の2つのプラグ本体部分31とともに、その間
に2つのプラグ本体部分31と略十字を結ぶ位置にそれ
ぞれ配置されて下方に伸長する2つの弾性脚部41が設
けられている。2つの弾性脚部41のそれぞれ外側を向
いた面には、先述したように収納部11の内側に形成さ
れた係止溝15と係合する掛け止め部42が外側に向か
って凸となるように設けられている(図9、10、14
参照)。したがって、この掛け止め部42は、プラグ3
を適正に係合させたときに、係止溝15内に入り得るよ
うな寸法及び配置とされている。
【0034】なお、2つのプラグ本体部分31は、ソケ
ット2により形成される収納部11内にプラグ3を配置
する剛性なフレームを提供し得るような位置決めおよび
寸法とされる。そして、図10に示されるプラグ本体部
分31は、凸条43を有し、この凸条43は、図2や図
5などに示される凹条29に係合し得るような寸法およ
び配置とされる。この凸条43と凹条29の係合によっ
て、プラグ3の各電機端子30とソケット2の各ピン1
3との正しい接続関係が確保される。
【0035】図10に最もよく示されるように、プラグ
3は、下側部分34を包み込み、導線32に対する梱包
体を提供し且つこれらの導線32に対する応力除去が可
能な方法で係合する上側部分36を更に備えている。上
側部分36と下側部分34とは、対向する2つの側面に
それぞれ設けられた一対の掛け止め部39a、39bが
係合することにより、略直方体の一体となって、適正な
関係の係合状態に係止される。また、上側部分36に
は、下側部分34の側面に設けられる凹部44に嵌め合
うような寸法及び配置に設けられた突出部48が、下方
に延在しており、上側部分36の下側部分34に対する
位置決めを補助する。
【0036】図8および図10に良く図示されるよう
に、プラグ3の上側部分36の上面であって、プラグ本
体部分31の上に対応する位置には、浅くて広い凹所4
5が形成されている。この凹所45の幅方向の両側に
は、プラグ本体部分31の側面に向かって、略L字型で
互いに逆を向くように配置される一対の第1の貫通開口
部46が形成されている。また、凹所45の長さ方向の
両端には、一対の第1の貫通開口部46と略十字を結ぶ
位置に、互いに逆を向く略凸字型の一対の第2の貫通開
口部47が形成されている。これらの貫通開口部46、
47に、掛け止め要素5を挿入すると、プラグ中央部分
31によって支持され、且つ第1位置で掛け止めされる
ように作用する。これについては、さらに後述する。
【0037】最後に、掛け止め要素5の構造について説
明する。図10において掛け止め要素5は、天井部又は
押圧部50と、各々一対の略平行に延びた第1脚部51
と第2脚部52とを有している。一対の第1脚部51
は、押圧部50の幅方向両側からそれぞれ下方に延在し
ており、互いに逆を向く略L字型断面を有し、プラグ3
とソケット2が係合したときに、それぞれ2対の第1電
気コネクタ要素13を短絡解除可能なものである。掛け
止め要素5は、この一対のL字型の部分がそれぞれ一対
の貫通開口部46に嵌め合うように、プラグ3に挿入さ
れる(図8参照)。そして、このときL字型を構成する
2面が、それぞれプラグ本体部分31の2側面に沿って
挿入される寸法および配置となっている。
【0038】また、図10において、一対の第2脚部5
2は、一対の第1脚部51と略十字を結ぶ位置に配置さ
れて、それぞれ下方に延在している。そして、この一対
の第2脚部52には、外側に向かって凸となるように掛
け止め部が形成されている。この掛け止め部は、それぞ
れ、下から順に第1掛け止め部54と第2掛け止め部5
5を備える。第1掛け止め部54は、外側に小さく突出
する形状であり、第2掛け止め部55は、外側に大きく
突出する形状となっている。なお、第1掛け止め部54
は先端に段部54aが形成されている(図12等参
照)。この第1掛け止め部54と第2掛け止め部55と
で、それぞれプラグ3およびソケット2に対して第1位
置と第2位置で掛け止めされることが可能となる。ま
た、これら一対の第2脚部52には、更に、それぞれそ
の両側に規制部53が平行となるように下方に延在して
いる。
【0039】この掛け止め要素5の一対の第2脚部52
を含む断面において電気的接続装置1を示したものが、
図12〜15であるが、図9、図10、及び図12など
においてよく理解されるように、プラグ3の弾性脚部4
1の開口60の下端に段部61が形成されている。掛け
止め要素5は、プラグ3に差し込まれた状態では、第2
脚部52の段部54aが弾性脚部41の段部61に突き
当たり、第1位置で掛け止めされた状態になる。このと
き、掛け止め要素5の第2掛け止め部55は、開口60
から外側に突き出て作動可能な状態になっている。弾性
脚部41の下端内側に、内側にえぐられた掛け止め溝6
2が形成されている。この掛け止め溝62には、第1位
置から移動してきた掛け止め要素5の第1掛け止め部5
4の外側への突出部が掛け止めされ、掛け止め要素5は
第2位置となる。この第2位置に於ける掛け止めの程度
は、掛け止め要素5をプラグ3から引き上げることによ
り、第1位置へ戻すことができる程度となっている。
【0040】図10によく示されるように、第2脚部5
2の両側の規制部53は、第2脚部52の弾性変形を阻
害しないようなスリット56を介して位置し、下方にな
る程厚みが薄くなるように形成されている。この規制部
53は、掛け止め要素5が、プラグ3に挿入されたとき
に、プラグ3の弾性脚部41の内側にそれぞれ配され
る。そして、掛け止め要素5が、第1位置で掛け止めさ
れた状態では、弾性脚部41の掛け止め部42の内側へ
の変形は、この規制部52によって規制されることはな
い。しかし、掛け止め要素5が第2位置に移動したとき
には、規制部52は、厚肉の部分が下がった位置とな
り、掛け止め部42が係止溝15から外れようとする
と、この規制部52に当たって、掛け止め部42が外れ
ないこととなる。ただし、普通の状態では、規制部52
は、弾性脚部41との間に隙間がある。そのため、掛け
止め要素5の第1位置から第2位置へのスムーズな挿入
移動が確保される。
【0041】掛け止め要素5は、以上説明した構成を有
することにより、プラグ3に対して第1位置で掛け止め
され、プラグ3がソケット2に係合すると、2つの短絡
要素4の各短絡クリップ24を非短絡位置まで同時に退
避させる第2位置まで移動可能となる。短絡クリップ2
4が、非短絡位置まで退避される様子が、図16および
図17においてよく理解される。すなわち、掛け止め要
素5が、第1位置から第2位置まで押し込まれると、第
1脚部51が、短絡クリップ24の折り曲げ部分まで進
出し、ピン13から当接部27を退避させ、ピン13に
対する電気的短絡を解除するように働く。
【0042】以上説明した電気的接続装置1の接続動作
を図1、図2、図8、及び図11〜17により説明す
る。図2に示すように、2つの短絡要素4は、ソケット
2の収納部11内に予め嵌入され、2対のピン13の電
気的短絡を行っている。そして、図8及び図12におい
てよく理解されるように、プラグ3に対して掛け止め要
素5が第1位置、すなわち第1掛け止め部54が段部6
1に当たる状態で予め掛け止めされている。このとき、
図8に図示のように、掛け止め要素5の天井部50は、
プラグ3の凹所45から浮き上がったままであり、その
状態を目視で確認できる。
【0043】ここで、プラグ3の上下部分34、36の
側面を手で持ち、弾性脚部41の下端の平行部をソケッ
ト2の収納部11内に挿入した状態が図12によく示さ
れる。このとき、弾性脚部41の掛け止め部42が、収
納部11の入口の傾斜面14に当たって停止している。
この状態から、例えば、親指を使って、掛け止め要素5
の天井部50を押すと、弾性脚部41の内側に向かうモ
ーメントが作用する。そして、図13に示されるよう
に、弾性脚部41と第2脚部52を内側に曲げ、弾性脚
部41の掛け止め部42が係止溝15内に嵌まる。この
とき、掛け止め要素5の規制部53は、上方にあって、
弾性脚部41の変形を規制しない。
【0044】図14に図示されるように、弾性脚部41
の掛け止め部42が係止溝15内に嵌まると、その時点
で掛け止め要素5の第2掛け止め部55が収納部11の
入口の傾斜面14と干渉しており、第2脚部52の第1
掛け止め部54は弾性脚部41の段部61からはなれて
いる。このとき、第2脚部52に対して内側に向かうモ
ーメントが作用するため、掛け止め要素5の天井部50
を押す動作が引き続いて作用すると、掛け止め要素5が
更に下がる。
【0045】そして、図15に示されるよに、第2脚部
52の第2掛け止め部55が係止溝15内に収まり、第
2脚部52の第1掛け止め部54が掛け止め溝62に掛
け止めされる第2位置となる。また、図示しないが、掛
け止め要素5の規制部53の厚肉部分が下がった状態と
なり、掛け止め部42が係止溝15から外れようとする
動きを規制し、プラグ3は、ソケット2から外れなくな
る。この第2位置では、掛け止め要素5の天井部50
が、図11にてよく理解されるように、プラグ3の凹所
45内に沈み込み、ソケット2とプラグ3との機械的係
合が完全に終了したことが目視で確認できる。
【0046】図16において、ソケット2とプラグ3が
係合し、掛け止め要素5が更に押し込まれる前の状態が
示されている。このとき、掛け止め要素5の第1脚部5
1の先端は、短絡クリップ24の途中のステップ状の折
り曲げ部に届いておらず、その結果、当接部27がピン
13の側面に当たって短絡状態が続いている。そして、
掛け止め要素5が更に押し込まれて、完全に機械的に係
合している状態を示している断面図を示したのが図17
だが、このとき、掛け止め要素5の第1脚部51の先端
は、短絡クリップ24の途中のステップ状の折り曲げ部
を延ばし、その結果、当接部27がピン13の側面から
離れ、ピン13の短絡状態が解除され、電気的嵌合も完
全に終了する。
【0047】このように、プラグ3をソケット2と係合
させる方向と、掛け止め要素5が第1位置から第2位置
に移動する方向が一致し、掛け止め要素5を押すことに
より、プラグ3がソケット2に係合することと、掛け止
め要素5が第1位置から第2位置に移動することが連続
して行われることになる。したがって、掛け止め要素5
を押すという一回の動作によって、プラグ3とソケット
2との機械的係合と電気的嵌合とが完全に終了する。ソ
ケット2にプラグ3の機械的係合が完了すると、掛け止
め要素5を第2位置から第1位置に戻さない限り、プラ
グ3をソケット2から取り出すことは不可能である。
【0048】以上説明したように、本実施形態例に係る
電気的接続装置1によると、ソケット2が、2対の第1
電気コネクタ要素13を近接して支持するため、そもそ
も各一対の電気接点が直列に並ぶように2つのソケット
を配設調整すること等が不要となる。そのため、接続ス
ペースを効率よく設けることを容易に実現できる。ま
た、プラグ3についても、2対の第2電気コネクタ要素
30を一体に支持するものであるため、接続装置を嵌合
するための動作を従来の2回に対して1回と半減させる
ことができる。さらに、2つの接続装置の誤接続防止の
ために、それぞれ色分けや形状で区別を図ったり、それ
ぞれの接続装置の嵌合位置確認作業を行うこと等が、そ
もそも不要となるため、構成部品点数の削減や、色分け
等の付帯作業および嵌合位置確認作業の削減を図ること
も可能になる。そして、一体に形成された掛け止め要素
5によって、2つの短絡要素4を非短絡位置まで同時に
退避させることができるため、短絡解除動作も1回で完
了させることができる。したがって、一対の電気接点2
つを接続する場合においても、大幅に作業効率を向上さ
せ、接続作業性に優れた、掛け止めを有する電気的接続
装置を提供することができる。
【0049】また、本発明は、好適な実施形態例に関し
て説明したが、当然、本明細書を読み且つ理解すること
により、変形例及び応用例が明らかになるであろう特許
請求の範囲に含まれるものに係る変形例及び応用例、及
びその均等物は、全て本発明の範囲に包含することを意
図するものである。
【0050】例えば、各短絡クリップ24における一対
の脚部26が一枚の板状であってもよい。また、脚部2
6の先端部に90度折り曲げられて形成さている一対の
当接部27は、本実施形態例に示すような形状でなくて
もよく、脚部26が直接ピン13に接するような形状で
あってもよい。
【0051】また、2つの短絡要素4は、一体に形成さ
れているものであれば、必ずしも本実施形態例に示すよ
うに、架橋部17で連結される構造でなくてもよく、例
えば、一つの楕円柱状などに形成されるものなどであっ
てもよい。
【0052】また、本発明に係る掛け止め要素5は、本
発明に係る電気的接続装置のように、連続した一連の動
作で、掛け止め及び短絡を解除するものだけでなく、従
来のように、掛け止めと短絡の解除とが異なる動作によ
って行われる電気的接続装置に対しても適用可能であ
る。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明によると、ソケットが、
一対の第1電気コネクタ要素2つを近接して支持するた
め、各一対の電気接点が直列に並ぶように2つのソケッ
トを配設すること等により、接続スペースを効率よく設
けることを容易に実現できる。また、プラグについて
も、2対の第2電気コネクタ要素を一体に支持するもの
であるため、接続装置を嵌合するための動作を従来の2
回に対して1回と半減させることができる。さらに、2
つの接続装置の誤接続防止のために、それぞれ色分けや
形状で区別を図ったり、それぞれの接続装置の嵌合位置
確認作業を行うこと等が、そもそも不要となるため、構
成部品点数の削減や、色分け等の付帯作業および嵌合位
置確認作業の削減を図ることも可能になる。そして、一
体に形成された掛け止め要素によって、2つの短絡要素
を非短絡位置まで同時に退避させることができるため、
短絡解除動作も1回で完了させることができる。したが
って、2対の電気接点を接続する場合においても、大幅
に作業効率を向上させ、接続作業性に優れた、掛け止め
を有する電気的接続装置を提供することができる。
【0054】請求項2の発明によると、2つの短絡要素
についても一体に形成されるため、2つの短絡要素を誤
って組み付けてしまうといったことを防止することがで
き、短絡要素の組み付け作業も1回のみで完了するた
め、作業性に優れた掛け止めを有する電気的接続装置を
提供することができる。また、各開口部にてそれぞれ第
2電気コネクタ要素を有するプラグを受け入れるため、
1対の電気コネクタ要素2つを有する一体に形成された
接続装置において、安定した接続構造を実現することが
できる。
【0055】請求項3の発明によると、掛け止め要素が
プラグに対して第1位置で予め掛け止めされており、こ
の掛け止め要素を押すことにより、プラグがソケットに
係合し、同時に第1位置での掛け止めが解消され、掛け
止め要素が更に第2位置に押し込まれる。この第2位置
で、掛け止め要素は前記短絡要素の短絡を解消する。す
なわち、プラグとソケットの接続動作と、短絡要素の短
絡解除のための掛け止め要素の押し込み動作が、全体と
して一回の一連の動作で行うことができる。したがっ
て、請求項1または2の場合に比して、さらに接続作業
性に優れた電気的接続装置を提供することができる。
【0056】請求項4の発明によると、掛け止め要素を
介してソケットとプラグの分離を阻止するように係合さ
れるとともに電気的に接続され、さらに、2つの短絡要
素の短絡解除を同時に行うことができる構造を簡易に実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態例に係る電気的接続装置の全体的な
構成を示す斜視図である。
【図2】本実施形態例に係る電気的接続装置のソケット
及び短絡要素の斜視図である。
【図3】本実施形態例に係る電気的接続装置のソケット
の斜視図である。
【図4】本実施形態例に係る電気的接続装置の短絡要素
の斜視図である。
【図5】本実施形態例に係る電気的接続装置の短絡要素
の斜視図である。
【図6】本実施形態例に係る電気的接続装置の短絡要素
の斜視図である。
【図7】本実施形態例に係る電気的接続装置の短絡要素
の斜視図である。
【図8】本実施形態例に係る電気的接続装置のプラグの
斜視図である。
【図9】本実施形態例に係る電気的接続装置のプラグの
斜視図である。
【図10】本実施形態例に係る電気的接続装置のプラグ
の分解斜視図である。
【図11】本実施形態例に係る電気的接続装置のプラグ
の斜視図である。
【図12】本実施形態例に係る電気的接続装置における
プラグのソケットへの係合の初期状態を示す断面図であ
る。
【図13】本実施形態例に係る電気的接続装置における
プラグのソケットへの係合の途中状態を示す断面図であ
る。
【図14】本実施形態例に係る電気的接続装置における
プラグのソケットへの係合の途中状態を示す断面図であ
る。
【図15】本実施形態例に係る電気的接続装置における
プラグのソケットへの係合の完了状態を示す図である。
【図16】図14に対応し、プラグのソケットへの係合
の途中状態を示す別断面図である。
【図17】図15に対応し、プラグのソケットへの係合
の途中状態を示す別断面図である。
【符号の説明】
1 電気的接続装置 2 ソケット 3 プラグ 4 短絡要素 5 掛け止め要素 11 収納部 13 ピン(第1電気コネクタ要素) 14 傾斜面 15 係止溝 16 本体部分 17 架橋部 18 開口部 24 短絡クリップ 30 電気端子(第2電気コネクタ要素) 31 プラグ本体部分 32 導線 41 弾性脚部 42 掛け止め部 50 天井部(押圧部) 51 第1脚部 52 第2脚部 54 第1掛け止め部 55 第2掛け止め部 60 開口 61 段部 62 掛け止め溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的接続装置であって、(1)一対の
    第1電気コネクタ要素2つを近接して支持するソケット
    と、(2)前記一対の第1電気コネクタ要素2つとそれ
    ぞれ係合する一対の第2電気コネクタ要素2つを一体に
    支持するプラグと、(3)前記ソケットに取り付けられ
    た2つの短絡要素であって、前記一対の第1電気コネク
    タ要素2つをそれぞれ電気的に短絡させる短絡要素と、
    (4)前記プラグに対して第1位置で掛け止めされる掛
    け止め要素であって、前記プラグが前記ソケットに係合
    すると、前記2つの短絡要素を非短絡位置まで同時に退
    避させる第2位置まで移動可能となる一体の掛け止め要
    素と、を備えてなる電気的接続装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の第1電気コネクタ要素2つを
    短絡可能な前記2つの短絡要素は、一体に形成され、前
    記一対の第2電気コネクタ要素2つをそれぞれ受入可能
    な開口部を有しているものである請求項2に記載の電気
    的接続装置。
  3. 【請求項3】 前記プラグを前記ソケットと係合させる
    方向と、前記掛け止め要素が前記第1位置から前記第2
    位置に移動する方向が一致し、前記掛け止め要素を押す
    ことにより、前記プラグが前記ソケットに係合すること
    と、前記掛け止め要素が前記第1位置から前記第2位置
    に移動することとが連続して行われる請求項1または2
    に記載の電気的接続装置。
  4. 【請求項4】 前記掛け止め要素は、各々一対の略平行
    に延びた第1脚部と第2脚部とを有し、前記一対の第1
    脚部が、それぞれ前記一対の第1電気コネクタ要素2つ
    を短絡解除可能であり、前記一対の第1脚部と略十字を
    結ぶ位置にそれぞれ配置される前記一対の第2脚部に、
    前記プラグとソケットにそれぞれ前記第1位置と第2位
    置にて掛け止めされることが可能な掛け止め部が形成さ
    れている請求項1〜3のいずれかに記載の電気的接続装
    置。
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