JP2003007392A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2003007392A
JP2003007392A JP2001190049A JP2001190049A JP2003007392A JP 2003007392 A JP2003007392 A JP 2003007392A JP 2001190049 A JP2001190049 A JP 2001190049A JP 2001190049 A JP2001190049 A JP 2001190049A JP 2003007392 A JP2003007392 A JP 2003007392A
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locking
inner housing
housing
lock arm
retainer
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JP2001190049A
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Ryotaro Ishikawa
亮太郎 石川
Osamu Kawase
治 川瀬
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナハウジングとアウタハウジングの抜け
止めを確実に行うこと。 【解決手段】 アウタハウジング55の両端の筒部57
における外側の開口縁からはロックアーム62が撓み可
能に延出している。ロックアーム62の前方には係止突
部63が形成されている。インナハウジング20の両端
のキャビティ23の外側面29には係止突部63と係止
可能な引っ掛かり面22Aを備えた係止段部22が突出
形成されている。インナハウジング20は係止段部22
の案内面22Bにてロックアーム62を案内しつつ撓み
空間64へ押し撓ませながらフード部58内に入り込
み、インナハウジング20の後面が奥面58Aに当接す
るまで挿入されるとロックアーム62が撓み空間64に
撓んだ状態で係止突部63と引っ掛かり面22Aとが係
止して抜け止めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、防水が要求されるコネクタにおい
て、リテーナをコネクタハウジングの側方から挿入する
タイプ(いわゆるサイドリテーナ)を適用しようする
と、フード部の側面にリテーナを挿通するための開口が
明いてしまい、防水性を損ねるとの懸念があった。そこ
で、フード部に開口を設けることなくサイドリテーナタ
イプを実現する方式の開発が望まれ、これに応えるもの
としては特開2000−208195号のものが挙げら
れる。このものは、図11のようにコネクタハウジング
を、アウタハウジング1とリテーナ6を装着したインナ
ハウジング4とから構成している。インナ4をアウタ1
側の内部に嵌め込み、インナ4の凸部5とアウタ1の凸
部3を係合させることにより抜け止めしつつ組み込むよ
うにしている。しかし、インナ4をアウタ1に組み込む
際には、インナ4の凸部5によりアウタ1の凸部3を無
理に押し広げて入り込むため強制的に嵌合操作を行うも
のであった。
【0003】そこで、より円滑な嵌合操作を行わせるた
め、以下のようなものが開発されている。図12に示す
ように、アウタ10には、弾性的に撓み可能なロックア
ーム13が端子挿入孔12の開口縁から軸方向に沿って
フード部11の開口側へ延出されている。一方、インナ
14の外壁にはロックアーム13の係止部13Aと係止
可能な係止孔15が開口している。インナ14がアウタ
10に挿入される際には、ロックアーム13が外方へ弾
性的に撓むため、インナ14の挿入が円滑に行われ、係
止部13Aと係止孔15とが係止するとインナ14とア
ウタ10が抜け止めされるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インナ14
とアウタ10の係止を強化させたい場合にはロックアー
ム13の係止部13Aと係止孔15の引っ掛かり代を広
く確保する必要がある。このためには、例えば係止孔1
5が開口するインナ14の外壁の肉厚を厚くして係止孔
15の深さを深くするという方法が考えられる。このた
めには、外壁の内面側または外面側を厚くすることが考
えられるが、内面側はキャビティが設けられてすでに寸
法が定まっているため制約も多く難しい。逆に外壁全体
を外側へ厚くすると前記したようにロックアーム13は
端子挿入孔12の開口縁から延出されているため、イン
ナ14がアウタ10内に入り込む際に外壁が障害となっ
てロックアーム13が正常に撓まず係止部13Aと係止
孔15との係止が出来ない虞がある。このような理由か
らインナ14の外壁を厚くするという方法は実施し難
く、よって引っ掛かり代を広く確保する対策に苦慮して
いた。
【0005】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、アウタハウジングとインナハウジ
ングの抜け止めをより確実に行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、端子金具を挿入可
能な端子挿入孔が開口する奥面を備え前方へ開口するフ
ード部が設けられたアウタハウジングと、前記フード部
内に開口側から組み付けられ前記端子金具を収容可能で
かつ前記端子挿入孔と同軸で連通するキャビティを備え
たインナハウジングと、前記インナハウジングに装着さ
れ前記端子金具と係止するリテーナとを備えたコネクタ
であって、前記フード部内には、前記端子挿入孔の開口
縁から前記フード部の開口側へ延出しかつ外方へ弾性変
形可能なロックアームが形成され、このロックアームの
内面は前記端子挿入孔の内壁面と軸方向に沿って同一面
上となるように延出されているとともに先端部に内向き
に係止突部を突出形成している一方、前記インナハウジ
ングには、前記係止突部と適合する位置に同係止突部と
係止可能な係止片が外向きに突出して形成されている構
成としたところに特徴を有する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記係止片の前面は前記係止突部との引っ掛
かり面となっており、側面はこの係止片の後縁から前記
前面の外縁へかけて外向き勾配の案内面となっていると
ころに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>インナハウ
ジングがアウタハウジングのフード部内に開口側から挿
入されると、係止片が係止突部と接触してロックアーム
を外側へ撓ませながら入り込む。インナハウジングをフ
ード部の奥面に突き当たるまで挿入すると係止片と係止
突部とが係止され、インナハウジングとアウタハウジン
グとが抜け止めされる。かつロックアームにおいては、
内面が端子挿入孔の内壁面と同一面上に形成されている
ため、係止片によりロックアーム全体が外方へ撓んだ状
態のまま保持されるようになっている。
【0009】このようにインナハウジングに係止片を突
出して設けたことで引っ掛かり代を外方へ広く設けるこ
とが可能になった。また、この係止片を係止突部と適合
する位置に突出させたのでロックアームの撓み変形を阻
害することなくインナハウジングがアウタハウジング内
に入り込み係止片と係止突部とが係止可能となる。した
がって係止突部と係止片とが確実に係止可能となり、イ
ンナハウジングとアウタハウジングの抜け止めをより確
実に行うことが出来る。
【0010】<請求項2の発明>インナハウジングがア
ウタハウジング内に挿入される際にロックアームの係止
突部が係止片の側面を摺動しつつ乗り越えると引っ掛か
り面と引っ掛かり係止される。係止片の側面は係止片の
後縁から前記前面の外縁へかけて外向き勾配の案内面と
なっているため、ロックアームが係止片を乗り越えると
きの案内がなされロックアームが円滑に撓み変形して引
っ掛かり面と係止突部との係止が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1な
いし図10によって説明する。この実施形態では雄側の
防水コネクタについて示す。このコネクタはフード部5
8を有するアウタハウジング55と、このアウタハウジ
ング55内に組み込まれリテーナ30を装着可能とする
インナハウジング20とからなっている。
【0012】まず、アウタハウジング55から説明する
と、図1及び図2に示すようにアウタハウジング55は
シールタワー部56と、このシールタワー部56の外側
を全周に沿って覆いつつ前方へ筒状に延設されたフード
部58とからなっている。シールタワー部56にはそれ
ぞれ円筒状に形成された複数の筒部57(端子挿入孔)
が幅方向に並設され、フード部58の奥面58Aに筒部
57が開口した状態となっている。各筒部57は雄端子
金具51を挿入可能に形成されかつこの雄端子金具51
に接続された電線Wの被覆部53に嵌め込まれたゴム栓
54を密着して収容可能である(図6及び図8参照)。
【0013】また、フード部58の内部であってシール
タワー部56の幅方向両側からはインナハウジング20
との連結のための一対のロックアーム62が前方へ向け
て突出している。ロックアーム62は複数の筒部57の
うち、両端に位置するものの開口縁の外側から軸方向へ
延出され、かつ内面62Aが筒部57の内壁面57Aと
同一面上となるように形成されている。また奥面58A
との連結部分が撓み中心となって内外へ撓み可能となっ
ている。ロックアーム62の先端内側には係止突部63
が形成され、後述するインナハウジング20の係止段部
22と引っ掛かるようになっている。また、このロック
アーム62外側面とフード部58の内面との間には撓み
空間64が形成され、ロックアーム62の外方への撓み
を許容した空間となっている。
【0014】なお、ロックアーム62を筒部57の開口
縁から軸方向に延出させて金型での成形時に筒部57と
ロックアーム62とを型抜きによって同時に成形できる
ようになっている。さらに、フード部58の上面には雌
側コネクタ40とのロックのためのロック凸部60が突
出形成されている。さらにまた、フード部58の側面に
は雌コネクタに対する嵌め合いを案内するためのガイド
リブ61が一対、張り出し形成されている。
【0015】インナハウジング20は、図3のようにフ
ード部58の内周形状にほぼ適合した形状に形成され、
フード部58の前方より組み込み可能となっている。イ
ンナハウジング20の上面中央部には位置決め溝21が
凹設されていて、インナハウジング20の組み込み時に
はフード部58内の天井面の奥部に形成された突条59
(図2参照)に嵌め合わされて位置決め可能となってい
る。
【0016】図1に示すように、外側面29後方には係
止段部22(係止片)が突出形成されていて、上記した
アウタハウジング55のロックアーム62と係止してイ
ンナハウジング20を抜け止め状態に保持している。係
止段部22の前面はロックアーム62の係止突部63と
係止可能な引っ掛かり面22Aとなっている。また、側
面は案内面22Bとなり、インナハウジング20の後面
縁から引っ掛かり面22Aにかけて外向き勾配で形成さ
れている。この案内面22Bは、フード部58の奥面5
8Aにインナハウジング20の後面が当接するまで嵌め
込まれた際のロックアーム62に対する係止段部22の
逃がしの役目を果たしている。すなわち、インナハウジ
ング20は外側面29がシールタワー部56の幅方向両
側の内面(ロックアーム62が延出している筒部57の
開口縁)と同軸上に位置するように装着されている。そ
のため、この外側面29から突出している係止段部22
に案内面22Bを設けてロックアーム62の撓み変形と
適合させつつ奥面58Aにインナハウジング20の後面
が当接するまで嵌め込めるようにしている(図10参
照)。
【0017】またこの案内面22Bはロックアーム62
が係止段部22を乗り上げる動作を案内し、ロックアー
ム62が円滑に撓み変形して係止段部22と係止突部6
3とが係止されるようになっている。
【0018】さらに、インナハウジング20にはアウタ
ハウジング55と連結した状態で各筒部57内とそれぞ
れ同軸で連通する同数個のキャビティ23が並設されて
いる。各キャビティ23内には雄端子金具51の本体部
51Aを収容可能であるが、インナハウジング20自体
は雄端子金具51に対する前止まり壁は有しておらず、
前方へ開放した状態で形成されている。そして、この開
放面における上縁の中央部には所定幅寸法を有した案内
突条26が突出している。
【0019】一方、インナハウジング20の側面後部に
はリテーナ30を挿入するためのリテーナ装着孔27が
幅方向に沿って貫通して形成され、各キャビティ23へ
と連通している(図4参照)。このリテーナ装着孔27
内の壁面の奥部にはリテーナ30を仮係止位置(図6及
び図7に示す位置であり、雄端子金具51の挿抜が許容
される位置)と本係止位置(図8及び図9に示す位置で
あり、雄端子金具51に係止してランス25と共に抜け
止めを行う位置)とでそれぞれ係止させうる係止突起2
8が前後に対をなして対向して突出している。
【0020】また、各キャビティ23内における天井面
にはリテーナ30による係止に先立って雄端子金具51
を一次係止状態としておくランス25が設けられてい
る。このランス25は、斜め下向きに突出する片持ち状
に形成され上下方向への撓みが許容されている。
【0021】図1及び図5に示すように、リテーナ30
は前側にインナハウジング20の前面開口を覆う前止ま
り壁部31が配され、後側にインナハウジング20のリ
テーナ装着孔27へ差し込まれる係止脚部39が前止ま
り壁部31とほぼ平行をなすようにして配され、さらに
これらの一端側同士を連結部43にて連結して形成され
ている。前止まり壁部31はインナハウジング20の前
面を覆う平板状の前面板32を有しており、かつこの前
面板32において連結部43と連続する部分は上下に拡
幅するようにして形成されている。そして、この拡幅部
33の端縁はフード部58の内面形状に適合するような
弧状に形成され、リテーナ30が仮係止位置にあるとき
にはこの弧状をなす端縁部がフード部58の内周面に適
合して密着し、本係止位置では前止まり壁部31の反対
側の端縁がフード部58の内周面の反対側に密着するよ
うにしてある。
【0022】また、前面板32には各雄端子金具51の
タブ部52を貫通させるタブ挿通孔36が幅方向に沿っ
て開口している。さらに、各タブ挿通孔36は幅方向へ
の長孔となっていて、リテーナ30が仮係止位置と本係
止位置とで変位する間、タブ部52の相対的変位を許容
できるようになっている。さらにまた、各タブ挿通孔3
6の上部でかつ幅方向へ偏位した位置には治具孔37が
開口し、ここから解除治具を突っ込んでランス25を雄
端子金具51に対する係止解除方向へ撓み操作させうる
ようになっている。また、前面板32の裏面上部には前
記したインナハウジング20の案内突条26に対しスラ
イド可能に嵌合する凹溝38が形成されている。
【0023】係止脚部39は前止まり壁部31とほぼ同
じ長さをもって形成されるとともに、リテーナ装着孔2
7へ適合しつつ差込み可能に形成されている。また、係
止脚部39の下面にはキャビティ23と等ピッチ間隔で
複数の係止凸部40が突出形成されている(図8参
照)。各係止凸部40はリテーナ30全体が仮係止位置
にあるときには、キャビティ23間の仕切壁24に待機
して雄端子金具51をキャビティ23へ挿入したり、逆
に抜き取ったりする挿抜を許容し、リテーナ30全体が
本係止位置にあるときにはキャビティ23内に臨んで雄
端子金具51の本体部51Aの後縁に係止可能としてあ
る。さらにまた、係止脚部39の先端寄りには先端に近
い側に仮係止凹部41、遠い側に本係止凹部42がそれ
ぞれ前後に対をなして凹み形成されていて、リテーナ3
0が仮係止位置及び本係止位置にあるときにインナハウ
ジング20の係止突起28とそれぞれ選択的に係止する
ようになっている。
【0024】次に上記のように構成された実施形態の作
用効果を説明する。組み付け手順としては、まずインナ
ハウジング20のリテーナ装着孔27へリテーナ30の
係止脚部39を適合させるのと同時に前面板32の凹溝
38とインナハウジング20の案内突条26とを嵌め合
わせつつリテーナ30をインナハウジング20の幅方向
へ挿入する。そのままリテーナ30をスライド挿入し係
止脚部39の仮係止凹部41と係止突起28が嵌合する
とリテーナ30が仮係止位置に組み付けられる。この位
置では、係止脚部39に設けられた係止凸部40はまだ
キャビティ23内には進入しておらず、キャビティ23
間の仕切壁24に待機した状態となっている。
【0025】上記のように組み付けられたら、インナハ
ウジング20をフード部58の開口側からインナハウジ
ング20の位置決め溝21と突条59とを適合させつつ
内部へ嵌め込む。そのままインナハウジング20を挿入
していくと係止段部22の案内面22Bがロックアーム
62の係止突部63の乗り上げ動作を案内しつつ係止突
部63を撓み空間64へ押し撓ませる。インナハウジン
グ20の後面が奥面58Aに当接するまで挿入され係止
突部63が係止段部22を乗り越えると、引っ掛かり面
22Aが係止突部63と係止される。この時、係止段部
22はキャビティ23外側面29より突出し、かつロッ
クアーム62の内面62Aが筒部57の内壁面57Aと
同一面上に形成されているため、引っ掛かり面22Aと
係止突部63とが係止可能となる範囲でロックアーム6
2は内側へ弾性復帰するが、ロックアーム62全体とし
ては撓み空間64に撓んだ状態のままとなり、図10の
ようにインナハウジング20とアウタハウジング55と
が抜け止めされる。
【0026】ところで、ロックアーム62との引っ掛か
り面22Aを充分に確保するには、従来のように外側面
29に孔を開けて内側へ引っ掛かり面22Aを設ける方
法と本発明のように外側へ突出させる方法とが考えられ
る。しかし、孔を開けてその孔壁を引っ掛かり面22A
とするような方式では、キャビティ23が形成されてい
る関係から寸法に制約がある。それに比べて本発明のよ
うに、キャビティ23という制約条件がない外側面29
の外側へ係止段部22を突出形成したことにより引っ掛
かり面22Aの張り出し代を大きく確保することができ
る。また、係止段部22の側面に案内面22Bを設けた
ことで係止段部22が挿入される際のロックアーム62
に対する逃がしになると共にロックアーム62が係止段
部22に乗り上げる動作を案内でき、インナハウジング
20をアウタハウジング55内に円滑に進入させること
が可能となる。こうしてインナハウジング20はアウタ
ハウジング55内に確実に抜け止めできる。
【0027】このようにアウタハウジング55とインナ
ハウジング20とが抜け止めに装着されると、これに伴
い筒部57とキャビティ23がそれぞれ同軸で連通す
る。そこで雄端子金具51を筒部57からキャビティ2
3内まで挿入する。前記したようにリテーナ30は雄端
子金具51の挿抜を許容した仮係止位置に装着されてい
るため、雄端子金具51をランス25を上方へ撓ませな
がら正規位置まで挿通可能であり、復帰変形したランス
25により雄端子金具51は一次係止される(図6,図
7参照)。また、リテーナ30の前面板32により雄端
子金具51が前止まり状態に保持されると共に前面板3
2に開口したタブ挿通孔36からタブ部2がフード部5
8内へ突出する。なお、雄端子金具51のゴム栓54は
筒部57の内周に密着して筒部57の入口をシールして
いる。
【0028】その後、リテーナ30を仮係止位置から本
係止位置へと移動させれば係止突起28と仮係止凹部4
1との係止が解かれた後、係止突起28と本係止凹部4
2とが嵌まり合い本係止位置に保持される。この本係止
位置では、係止凸部40がキャビティ23内に進入し各
雄端子金具51の本体部51Aの後縁に係止する(図
8,図9参照)。よって雄端子金具51はランス25と
係止凸部40により確実に抜け止めされる。
【0029】よって、外側面29の外方へ係止段部22
を突出形成したことにより、引っ掛かり面22Aの張り
出し代を大きく確保することができ、インナハウジング
22とアウタハウジング55が確実に抜け止め可能とな
る。
【0030】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0031】(1)本実施形態では、雄側のコネクタに
ついて示したが雌側のコネクタについても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における雄コネクタの分解平断面図
【図2】アウタハウジングの正面図
【図3】インナハウジングの正面図
【図4】その側面図
【図5】リテーナの正面図
【図6】リテーナが仮係止位置に装着された状態を示す
側断面図
【図7】その正面図
【図8】リテーナが本係止位置に装着された状態を示す
側断面図
【図9】その正面図
【図10】インナハウジングがアウタハウジングに装着
された状態の平断面図
【図11】従来例における雄コネクタの分解平断面図
【図12】ロックアームの係止部と係止孔が係止してい
る様子を示す部分断面図
【符号の説明】
20…インナハウジング 22…係止段部(係止片) 22A…引っ掛かり面 22B…案内面 23…キャビティ 30…リテーナ 51…雄端子金具(端子金具) 55…アウタハウジング 57…筒部(端子挿入孔) 57A…内壁面 58…フード部 58A…奥面 62…ロックアーム 62A…内面 63…係止突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E087 EE02 EE11 FF03 FF13 GG14 GG32 HH01 JJ06 LL03 RR06 RR12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具を挿入可能な端子挿入孔が開口
    する奥面を備え前方へ開口するフード部が設けられたア
    ウタハウジングと、前記フード部内に開口側から組み付
    けられ前記端子金具を収容可能でかつ前記端子挿入孔と
    同軸で連通するキャビティを備えたインナハウジング
    と、前記インナハウジングに装着され前記端子金具と係
    止するリテーナとを備えたコネクタであって、 前記フード部内には、前記端子挿入孔の開口縁から前記
    フード部の開口側へ延出しかつ外方へ弾性変形可能なロ
    ックアームが形成され、 このロックアームの内面は前記端子挿入孔の内壁面と軸
    方向に沿って同一面上となるように延出されているとと
    もに先端部に内向きに係止突部を突出形成している一
    方、 前記インナハウジングには、前記係止突部と適合する位
    置に同係止突部と係止可能な係止片が外向きに突出して
    形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記係止片の前面は前記係止突部との引
    っ掛かり面となっており、側面はこの係止片の後縁から
    前記前面の外縁へかけて外向き勾配の案内面となってい
    ることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
JP2001190049A 2001-06-22 2001-06-22 コネクタ Pending JP2003007392A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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