JP2003005769A - 楽音生成装置、楽音生成方法及び楽音生成プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

楽音生成装置、楽音生成方法及び楽音生成プログラムを記録した記録媒体

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JP2003005769A
JP2003005769A JP2001193096A JP2001193096A JP2003005769A JP 2003005769 A JP2003005769 A JP 2003005769A JP 2001193096 A JP2001193096 A JP 2001193096A JP 2001193096 A JP2001193096 A JP 2001193096A JP 2003005769 A JP2003005769 A JP 2003005769A
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Yoshimune Noda
吉宗 野田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲の特徴部分(さび)を自動で抽出すること
ができる楽音生成装置、楽音生成方法及び楽音生成プロ
グラムを記録した記録媒体を提供する。 【解決手段】 さびデータ自動生成装置10は、装置全
体の制御を行う制御部11、プログラムや旋律データを
蓄積し、データの関連情報を記憶する記憶部12、再生
する楽音に関する情報,各種設定内容等を表示する表示
部13、旋律データ入力,各種設定入力等を行うキーボ
ードからなる入力部14、マウス15、マイク16、旋
律データを音楽として再生するスピーカ17、及び楽音
生成プログラムを記録したプログラムメディア18の読
み取り装置であるプログラム読込み装置19を備え、旋
律データの中の1音を最小の単位として、連続する複数
の音の繰り返し部分の出現頻度が一番多い部分をさびデ
ータとして抽出して元の曲に対するさびデータを生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、楽音生成装置、楽
音生成方法及び楽音生成プログラムを記録した記録媒体
に関し、特に、楽音再生機能を持つ情報処理装置等に適
用可能であって、曲の特徴部分(さび)を自動で抽出す
る楽音生成装置、楽音生成方法及び楽音生成プログラム
を記録した記録媒体機能に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラオケ装置にあっては、選曲し
た楽曲の歌詞がモニタ画面上に背景画と共に順次表示さ
れ、利用者はこの歌詞を参照しながら再生された伴奏と
共に歌唱する。
【0003】また、特開平9−292892号公報に
は、曲の特徴部分、いわゆるさびの部分だけを抽出して
そのさびの部分を再生することにより、その曲が再生し
たい曲であるか否かを知る技術が開示されている。ま
た、特開平11−212583号公報には、曲の全部又
は一部分のスタートとエンド部分にマーキングデータを
入れておくことにより、スタートとエンド部分間の曲を
さびとして取り出す技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の楽音再生装置にあっては、曲の特徴部分、い
わゆるさびの部分を自動で抽出するものではないため、
曲ごとにさび部分の情報を記憶しておかなければならな
いという問題点があった。
【0005】例えば、特開平9−292892号公報記
載の装置では、予め曲の特徴部分を曲と対にして用意す
る必要がある。また、特開平11−212583号公報
先際の装置では、予めさびのスタートとエンド部分にマ
ーキングデータを用意する必要があった。本発明は、こ
のような課題に鑑みてなされたものであって、曲の特徴
部分(さび)を自動で抽出することができる楽音生成装
置、楽音生成方法及び楽音生成プログラムを記録した記
録媒体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の楽音生成装置
は、休符を含む音程とその時間的変化を表す数値データ
を旋律データとして記憶する記憶手段と、前記旋律デー
タを、音の長さの単位で区切るための区切り情報を設定
する設定手段と、設定された区切り情報に従って前記旋
律データから指定された長さのさびデータ候補を抽出す
るさびデータ候補抽出手段と、抽出されたさびデータ候
補の出現頻度を算出し、該出現頻度に基づいて前記さび
データ候補からさびデータを選択するさびデータ選択手
段と、前記生成したさびデータを再生する楽音再生手段
とを備えることを特徴としている。また、より好ましく
は、前記さびデータ選択手段は、前記旋律データの中の
1音を最小の単位として、連続する複数の音の繰り返し
部分の出現頻度が一番多い部分をさびデータとして抽出
することを特徴としている。
【0007】また、より好ましくは、前記さびデータ選
択手段は、前記旋律データの中の音の繰り返し部分の最
小の長さを音の数(単位長さの音の数)で指定し、指定
した繰り返し部分の最小の長さを順に長くしてすべての
長さでの繰り返し部分の出現頻度を計算し、一番多い部
分をさびデータとして抽出する。例えば、旋律データの
中の繰り返し部分の長さを2つの音から順に1音単位で
旋律データの半分の長さまでのすべての長さにおいて繰
り返し部分の出現頻度を計算し、一番多い部分をさびデ
ータとして生成する。
【0008】また、より好ましくは、前記さびデータ選
択手段は、前記旋律データの中の音の繰り返し部分の長
さを音の数で指定して固定し、その長さでの繰り返し部
分の出現頻度が一番多い部分をさびデータとして抽出す
る。例えば、旋律データの中の繰り返し部分の長さを1
音単位で予め指定してその長さでの繰り返し部分の出現
頻度を計算し、一番多い部分をさびデータとして生成す
る。
【0009】また、より好ましくは、前記さびデータ選
択手段は、前記旋律データの中の音の繰り返し部分の最
小の長さを指定し、指定した繰り返し部分の最小の長さ
を小節単位で順に長くしてすべての長さでの繰り返し部
分の出現頻度を計算し、一番多い部分をさびデータとし
て抽出する。例えば、旋律データの中の繰り返し部分の
長さを1小節分から順に1小節単位で旋律データの半分
の長さまでのすべての長さでの繰り返し部分の出現頻度
を計算し、一番多い部分をさびデータとして生成する。
【0010】また、より好ましくは、前記さびデータ選
択手段は、前記旋律データの中の音の繰り返し部分の最
小の長さを小節の数(小節単位)で指定して固定し、そ
の長さでの繰り返し部分の出現頻度が一番多い部分をさ
びデータとして抽出するものであってもよい。また、よ
り好ましくは、前記さびデータ選択手段は、前記出現頻
度が同じ場合は前記繰り返し部分の長さが長い方をさび
データとして抽出するものであってもよい。
【0011】本発明の楽音生成方法は、休符を含む音程
とその時間的変化を表す数値データを旋律データとして
記憶するステップと、前記旋律データを、音の長さの単
位で区切るための区切り情報を設定するステップと、設
定された区切り情報に従って、前記旋律データを指定さ
れた長さの単位で区切り、該区切られた旋律データをさ
びデータ候補として抽出するステップと、抽出されたさ
びデータ候補の出現頻度を算出し、該出現頻度に基づい
て前記さびデータ候補からさびデータを選択するステッ
プと、前記選択したさびデータを再生するステップとを
有することを特徴としている。また、より好ましくは、
前記さびデータ抽出ステップでは、前記旋律データの中
の1音を最小の単位として、連続する複数の音の繰り返
し部分の出現頻度が一番多い部分をさびデータとして抽
出するものであってもよい。
【0012】さらに、本発明は、コンピュータを、休符
を含む音程とその時間的変化を表す数値データを旋律デ
ータとして記憶する記憶手段と、前記旋律データを、音
の長さの単位で区切るための区切り情報を設定する設定
手段と、設定された区切り情報に従って、前記旋律デー
タを指定された長さの単位で区切り、該区切られた旋律
データをさびデータ候補として抽出するさびデータ候補
抽出手段と、抽出されたさびデータ候補の出現頻度を算
出し、該出現頻度に基づいて前記さびデータ候補からさ
びデータを選択するさびデータ選択手段と、前記選択し
たさびデータを再生する楽音再生手段とを備えるさび楽
音生成装置として機能させるためのプログラムを記録し
たことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
体である。
【0013】また、本発明は、コンピュータを、休符を
含む音程とその時間的変化を表す数値データを旋律デー
タとして記憶する記憶手段と、前記旋律データを、音の
長さの単位で区切るための区切り情報を設定する設定手
段と、設定された区切り情報に従って、前記旋律データ
を指定された長さの単位で区切り、該区切られた旋律デ
ータをさびデータ候補として抽出するさびデータ候補抽
出手段と、抽出されたさびデータ候補の出現頻度を算出
し、該出現頻度に基づいて前記さびデータ候補からさび
データを選択するさびデータ選択手段と、前記選択した
さびデータを再生する楽音再生手段とを備えるさび楽音
生成装置として機能させるためのプログラムである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な楽音生成装置の実施の形態について詳細に
説明する。図1は、本発明の実施の形態のさびデータ自
動生成装置の構成を示すブロック図である。さびデータ
自動生成装置として、パソコン等の情報処理装置に適用
した例である。
【0015】図1において、さびデータ自動生成装置1
0(楽音生成装置)は、旋律データの音の繰り返し部分
を自動で抽出し、最も出現頻度が多い部分を曲のさびデ
ータであると判断して元の曲に対するさびデータを生成
する装置であり、装置全体の制御を行うCPU等からな
る制御部11(データ候補抽出手段,さびデータ選択手
段)、ROM,RAM等からなりプログラムや旋律デー
タを蓄積し、データの関連情報を記憶する記憶部12
(記憶手段)、LCDディスプレイ及び各ドライバ等で
構成され、再生する楽音に関する情報,各種設定内容等
を表示する表示部13、旋律データ入力,各種設定入力
等を行うキーボードからなる入力部14(設定手段)、
ポインティングデバイスであるマウス15、音声を入力
するマイク16、旋律データを音楽として再生するスピ
ーカ17(楽音再生手段)、及び楽音生成プログラムを
記録したプログラムメディア18(記録媒体)の読み取
り装置であるプログラム読込み装置19を備えて構成さ
れる。
【0016】制御部11は、装置全体の制御を行う制御
装置であり、ROM上のプログラムに従い、演算に使用
するデータを記憶したメモリを使用してさびデータ自動
生成等各種処理を実行する。特に、旋律データの中の1
音を最小の単位として、連続する複数の音の繰り返し部
分の出現頻度が一番多い部分をさびデータとして抽出す
るさびデータ自動生成処理を実行する。
【0017】ROMは、プログラムやデザインパーツに
対応する旋律データ等の固定データを格納する読出し専
用の半導体メモリである。RAMは、さびデータ自動生
成に関するデータや演算に使用するデータ及び演算結果
等を一時的に記憶するいわゆるワーキングメモリとして
使用され、旋律データ、旋律データを再生する際の音色
データ、再生条件等の設定情報を一時的に記憶する。ま
た、RAMの一部は、電気的に書換可能な不揮発性メモ
リであるEEPROM(electrically erasable progra
mmable ROM)からなり、EEPROMに書き込むプログ
ラムを変えることによって、さびデータ自動生成装置1
0における各種の仕様を変更することができる。すなわ
ち、最近ではシステム開発のデバッグごとにマスクRO
Mを変更する時間損失を回避するため、プログラムRO
Mを不揮発性メモリ、例えばEPROM,EEPROM
とし、プログラム開発・修正時間の短縮の大幅な短縮を
図っている。また、プログラムをダウンロードしてEE
PROMのプログラム内容を書き換えるようにすれば機
能のアップグレードや機能の変更を容易に行うことが可
能になる。
【0018】制御部11は、CPUにより処理される機
能部として、さびデータ生成設定処理部21、旋律デー
タ読込み部22、さびデータ候補と出現回数計算部2
3、及びさびデータ決定処理部24を備える。記憶装置
12は、データファイル、マイク16を用いて入力した
旋律データやプログラム読込み装置19を用いて読み込
んだプログラムメディア18のプログラムなどを記憶す
るもので、旋律データ、さびデータ、さびデータ設定情
報及びさびデータ候補と出現回数は、それぞれ順に旋律
データファイル31、さびデータ格納ファイル32、さ
びデータ設定ファイル33及びさびデータ候補と出現回
数ファイル34に格納される。
【0019】プログラムメディア18は、楽音生成プロ
グラムを記録した書換え可能な記録媒体であり、情報処
理装置本体と分離可能に構成される。プログラムメディ
ア18は、例えば、FD,CD−ROM,CD−R/R
W,DVD(Digital Versatile Disc)や、ハードディ
スクドライブ(HDD)及びMO(Magneto Optical)
等のディスク装置、電源バックアップにより書き込まれ
た情報を保持するSRAM(Static RAM)カードである
PCカードや電源バックアップが不要なフラッシュメモ
リ等からなるコンパクトフラッシュ(登録商標)(C
F)、スマートメディア、メモリスティクである。プロ
グラムメディア18内には、さびデータ自動生成装置1
0が実装される情報処理装置に読み込まれて実行される
実行形式プログラム、実行形式プログラムを構成し得る
ソースプログラム、中間プログラムが記憶される。
【0020】プログラムデータ読込装置19は、楽音生
成プログラムが記録されている上記DVD等を挿入する
挿入スロット及びコネクタ、PCMCIA(Personal C
omputer Memory Card Interface Association)規格等
に準拠するインタフェース部と、読込みドライバを備え
る。
【0021】ここで、さびデータ自動生成装置10(情
報処理装置)に予めプログラムがインストールされてい
ない場合は、プログラムメディア18からプログラム読
込み装置19を用いて、本発明を機能させるに必要な各
プログラム及びデータを読み込ませ、それらは記憶部1
2に格納される。
【0022】また、さびデータ自動生成装置10は、パ
ソコン等の情報処理装置により構成されており、通信網
に接続するためのモデム,無線ポート等のI/Oポート
と、これらを制御するI/Oコントローラを備え、公衆
通信回線又は専用の通信回線を通じてデータ取得が可能
である。以下、上述のように構成されたさびデータ自動
生成装置の動作を説明する。
【0023】図2は、さびデータ自動生成装置10の全
体動作を示すフローチャートであり、本フローはCPU
14により実行される。図中、Sはフローの各ステップ
を示す。まず、ステップS1でさびデータ生成設定処理
を行う。このさびデータ生成設定処理については、図3
のフローにより後述する。
【0024】次いで、ステップS2で記憶部12内にあ
る旋律データファイル31から旋律データを読み込み、
ステップS3で記憶部12内にあるさびデータ設定ファ
イル33からさびデータ生成設定内容を読み込む。ステ
ップS4では、すべてのさびデータ候補ついて出現頻度
計算処理を行う。この出現頻度計算処理については、図
4のフローにより後述する。
【0025】ステップS5では、ステップS4で計算さ
れた出現頻度に従ってさびデータを決定し、ステップS
6で記憶部12内にさびデータ格納ファイル32として
記憶して本フローを終了する。上記さびデータ決定処理
については、図5のフローにより後述する。
【0026】図3は、さびデータ生成設定処理を示すフ
ローチャートであり、図2のステップS1のサブルーチ
ンである。まず、ステップS11で図6に示すようなさ
びデータ生成設定画面を表示部13に表示する。
【0027】図6は、本実施の形態における旋律データ
の一例を示す図である。図6では、音程を表す文字と音
の長さを表す数字の組み合わせで表された文字列で4小
節分の旋律データを表している。ここでの数字は4が4
分の1拍、8が8分の1拍、2が2分の1拍を表してい
る。
【0028】この旋律データが既に記憶部12の旋律デ
ータファイル31に記憶されているものとする。マイク
16から直接楽曲データが入力された場合は、例えば特
開平8−129393号、特開平9−293083号、
特開平8−160975号各公報などに示されている公
知の方法により、予め施律データに変換してファイルと
して記憶しておく。
【0029】図3のフローに戻って、ステップS12で
は、入力部14やマウス15によるユーザからの設定内
容の入力を受け付け、ステップS13で入力された設定
をさびデータ設定ファイル33に格納する。次いで、ス
テップS14でステップS11で表示したさびデータ生
成設定画面を消去して本ルーチンを終え、図2のフロー
に戻る。
【0030】図4は、出現頻度計算処理を示すフローチ
ャートであり、図2のステップS4のサブルーチンであ
る。まず、ステップS21で記憶部12内のさびデータ
設定ファイル33を読み込む。次いで、ステップS22
で読み込んださびデータ生成設定内容のさびデータ候補
の最小の長さに従って初めのさびデータ候補を決定す
る。
【0031】次いで、ステップS23で旋律データの中
から決定したさびデータ候補の出現回数をカウントし、
ステップS24で上記ステップS23使用したさびデー
タ候補とその出現回数を記憶部12内のさびデータ候補
と出現回数格納ファイル34に格納する。
【0032】ステップS25では、上記ステップS22
で決定したさびデータ候補と同じ長さのすべてのさびデ
ータ候補の出現回数の計算が終了したか否かを判定し、
さびデータ候補と同じ長さのすべてのさびデータ候補の
出現回数の計算が終了していなければ、ステップS22
に戻って処理を繰り返し、同じ長さの次のさびデータ候
補を決定する。
【0033】さびデータ候補と同じ長さのすべてのさび
データ候補の出現回数の計算がすべて終了した場合に
は、ステップS26で、上記ステップS21で読み出し
たさびデータ生成設定内容のさびデータ候補の長さの増
加量が0か否かを判別する。さびデータ候補の長さの増
加量が0であれば、本出現頻度計算処理ルーチンを終了
する。
【0034】さびデータ候補の長さの増加量が0でなけ
れば、ステップS27で、上記ステップS22で決定し
たさびデータ候補の長さが旋律データ全体の半分の長さ
であるか否かを判別する。旋律データの半分の長さであ
った場合は、それ以上さびデータ候補の長さを長くする
必要がないと判断して本出現頻度計算処理ルーチンを終
了する。
【0035】旋律データの半分の長さに満たなかった場
合は、ステップS28ですべての長さのさびデータ候補
の計算が終了したか否かを判別し、すべての長さのさび
データ候補の計算が終了していれば本出現頻度計算処理
ルーチンを終了する。すべての長さのさびデータ候補の
計算が終了していなければ、ステップS29で、上記ス
テップS21で読み込んださびデータ生成設定内容のさ
びデータ候補の長さの増加量に従って、さびデータ候補
の長さを長くして上記ステップS22に戻って次のさび
データ候補を決定する。
【0036】図5は、さびデータ決定処理を示すフロー
チャートであり、図2のステップS5のサブルーチンで
ある。まず、ステップS31で記憶部12内のさびデー
タ候補と出現回数格納ファイル34を読み込み、ステッ
プS32で読み込んだ出現回数から最も多いものをさび
データとして選出する。ステップS33では、選出した
出現回数が最も多いさびデータ候補が複数存在するか否
かを判別する。
【0037】出現回数が最も多いさびデータ候補が複数
存在する場合は、ステップS34で選出したさびデータ
候補の中から長さが最も長いものをさびデータとして選
出してステップS35に進む。出現回数が最も多いさび
データ候補が1つしか存在しない場合は、そのままステ
ップS35に進む。
【0038】ステップS35では、ステップS32ある
いはステップS34で選出したさびデータを記憶部12
内のさびデータ格納ファイル32に格納して本ルーチン
を終え、図2のフローに戻る。上述した処理を実行する
ことにより、具体的には以下のようなさびデータ自動生
成の動作が実現される。
【0039】図7は、表示部13に表示されるさびデー
タ生成設定画面を示す図である。制御部11のさびデー
タ生成設定処理部21は、表示部13に図3に示すさび
データ生成設定画面を表示する。このさびデータ生成設
定画面では、さびデータ生成を行う前にどういう方法で
さびデータを生成するかを選択する。さびデータ生成設
定画面には、さびデータ候補の最小の長さと、さびデー
タ候補の長さの増加量「1音ごと」「1小節ごと」「0
(長さ固定)」が指定できる。いま、さびデータ候補の
最小の長さは「4音分」、さびデータ候補の長さの増加
量「1音ごと」を指定する。なお、図7では、4音分と
音の数で指定しているが1小節など小節単位でも指定で
きるものとする。
【0040】ここで指定した長さからさびデータ候補を
作成し、順次長くしてさびデータ候補を作成してそのす
べての出現頻度を計算する。1つの長さでのすべてのさ
びデータ候補の出現回数を計算した後に、次に出現頻度
の計算を行うべきさびデータ候補の長さをこの値によっ
て決定する。1音ごとを指定した場合は1音ごとに、1
小節ごとを指定した場合は1小節ごとにさびデータ侯補
の長さを長くしてすべての出現頻度の計算を行う。
【0041】0を指定した場合はさびデータ候補の長さ
を固定したものとみなし、最小の長さでのみ出現頻度を
計算して、その結果のみでさびデータを生成する。次
に、入力部14及びマウス15などを用いてさびデータ
生成設定項目を入力する。入力されたさびデータ生成設
定項目は、さびデータ生成設定処理部21が記憶部12
内のさびデータ設定ファイル33に格納する。
【0042】次に、さびデータ生成設定処理部21がさ
びデータ設定ファイル33よりさびデータ生成設定を読
み込む。また、旋律データ読込み部22が記憶部12内
に予め格納されていた旋律データファイル31を読み込
む。読み込まれたデータに対して、さびデータ候補と出
現回数計算部23が計算すべきさびデータ候補の生成と
その出現回数の計算を行う。
【0043】例えば、図6に示す旋律データが既に記憶
部12内の旋律データファイル31として記憶されてい
るものとする。さびデータ候補の最小の長さを4音分と
指定し、増加量を1音ごととしてさびデータを生成する
場合、図6に示すように、まず「ド4レ4ミ4ファ4」
の出現頻度を計算し、さびデータ候補と出現回数格納フ
ァイル34に格納する。
【0044】次に、1音分ずらせて「レ4ミ4ファ4ド
4」の出現頻度を計算し、以下順に4音分の長さのすべ
てのさびデータ候補の出現頻度を計算し、さびデータ候
補と出現回数格納ファイル34に格納する。続いて、さ
びデータ候補の長さを1音分増やして「ド4レ4ミ4フ
ァ4ド4」の5音分の出現頻度を計算し、以下同様に旋
律データの半分の長さの8音分までのさびデータ候補の
出現頻度をすべて計算し、さびデータ候補と出現回数格
納ファイル34に格納する。この方法で計算され、さび
データ候補と出現回数格納ファイル34に格納された出
現頻度の計算結果を図8及び図9に示す。
【0045】図8及び図9は、最小の長さを4音分と指
定し、増加量を1音ごとにした場合の出現頻度の計算結
果を示す図である。さびデータ決定処理部24がさびデ
ータ候補と出現回数格納ファイル34に格納された図8
及び図9の内容を読み出し、出現頻度が一番多いのは3
回で、その中で最も繰り返し部分が長いものは、「ド4
レ4ミ4ファ4」であることから「ド4レ4ミ4ファ
4」の部分をこの楽曲データのさびであると判断して、
さびデータ格納ファイル32にこの部分を格納する。
【0046】さびデータ候補の最小の長さを4音分と指
定し、増加量を0、つまり長さを4音分固定にしてさび
データを生成する場合、まず「ド4レ4ミ4ファ4」の
出現頻度を計算、さびデータ候補と出現回数格納ファイ
ル34に格納する。次に1音分ずらせて「レ4ミ4ファ
4ド4」の出現頻度を計算し、以下順に4音分の長さの
すべてのさびデータ候補の出現頻度を計算し、さびデー
タ候補と出現回数格納ファイル34に格納する。この方
法で計算され、さびデータ候補と出現回数格納ファイル
34に格納された出現頻度の計算結果を図10に示す。
【0047】図10は、最小の長さを4音分と指定し、
増加量を0とした場合の出現頻度の計算結果を示す図で
ある。さびデータ決定処理部24がさびデータ候補と出
現回数格納ファイル34に格納された図10に示す内容
を読み出し、出現頻度が一番多いのは3回で「ド4レ4
ミ4ファ4」であることから「ド4レ4ミ4ファ4」の
部分をこの楽曲データのさびであると判断して、さびデ
ータ格納ファイル32にこの部分を格納する。
【0048】さびデータ候補の最小の長さを4音分と指
定し、増加量を1小節ごととしてさびデータを生成する
場合、まず「ド4レ4ミ4ファ4」の出現頻度を計算
し、さびデータ候補と出現回数格納ファイル34に格納
する。次に1音分ずらせて「レ4ミ4ファ4ド4」の出
現頻度を計算し、以下順に4音分の長さのすべてのさび
データ候補の出現頻度を計算し、さびデータ候補と出現
回数格納ファイル34に格納する。
【0049】続いて、さびデータ候補の長さを1小節分
増やして「ド4レ4ミ4ファ4ド4レ4ミ4ファ4」の
8音分の出現頻度を計算し、以下同様に1音分ずらせて
すべてのさびデータ候補の出現頻度をすべて計算し、さ
びデータ候補と出現回数格納ファイル34に格納する。
ここでは旋律データの半分の長さが8音分であり、すべ
ての8音分のさびデータ候補の出現頻度を計算すればそ
れでよいことになる。この方法で計算され、さびデータ
候補と出現回数格納ファイル34に格納された出現頻度
の計算結果を図11に示す。
【0050】図11は、最小の長さを4音分と指定し、
増加量を1小節ごとにした場合の出現頻度の計算結果を
示す図である。さびデータ決定処理部24がさびデータ
候補と出現回数格納ファイル34に格納された図11に
示す内容を読み出し、出現頻度が一番多いのは3回で、
その中で最も繰り返し部分が長いものは、「ド4レ4ミ
4ファ4」であることから「ド4レ4ミ4ファ4」の部
分をこの楽曲データのさびであると判断して、さびデー
タ格納ファイル32にこの部分を格納する。
【0051】さびデータ候補の最小の長さを1小節と指
定し、増加量を1音分ごととしてさびデータを生成する
場合、まず初めの1小節である「ド4レ4ミ4ファ4」
の出現頻度を計算し、さびデータ候補と出現回数格納フ
ァイル34に格納する。次に、次の1小節分のさびデー
タ候補である「ファ4ミ8レ8ド4」の出現頻度を計算
し、以下順に1小節分の長さのすべてのさびデータ候補
の出現頻度を計算し、さびデータ候補と出現回数格納フ
ァイル34に格納する。
【0052】次に、さびデータ候補の長さを1音分長く
して、「ド4レ4ミ4ファ4ド4」の出現頻度を計算、
さびデータ候補と出現回数格納ファイル34に格納す
る。次に、次の1小節分のさびデータ候補に1音分加え
た「ファ4ミ8レ8ド4ド4」の出現頻度を計算し、以
下順に1小節分に1音分加えた長さのすべてのさびデー
タ候補の出現頻度を計算し、さびデータ候補と出現回数
格納ファイル34に格納する。
【0053】以下同様に旋律データの長さの半分である
8音分の長さまで、1小節から順に1音分加えた長さの
すべてのさびデータ候補の出現頻度を計算し、さびデー
タ候補と出現回数格納ファイル34に格納する。この方
法で計算され、さびデータ候補と出現回数格納ファイル
34に格納された出現頻度の計算結果を図12に示す。
【0054】図12は、最小の長さを1小節と指定し、
増加量を1音分ごとにした場合の出現頻度の計算結果を
示す図である。さびデータ決定処理部24がさびデータ
候補と出現回数格納ファイル34に格納された図12に
示す内容を読み出し、出現頻度が一番多いのは3回で
「ド4レ4ミ4ファ4」であることから「ド4レ4ミ4
ファ4」の部分をこの楽曲データのさびであると判断し
て、さびデータ格納ファイル32にこの部分を格納す
る。
【0055】さびデータ候補の最小の長さを1小節と指
定し、増加量を1小節ごととしてさびデータを生成する
場合、まず「ド4レ4ミ4ファ4」の出現頻度を計算
し、さびデータ候補と出現回数格納ファイル34に格納
する。次に、次の1小節分のさびデータ候補である「フ
ァ4ミ8レ8ド4」の出現頻度を計算し、以下順に1小
節分の長さのすべてのさびデータ候補の出現頻度を計算
し、さびデータ候補と出現回数格納ファイル34に格納
する。
【0056】次に、さびデータ候補の長さを1小節分長
くして2小節分にし、初めのさびデータ候補である「ド
4レ4ミ4ファ4ド4レ4ミ4ファ4」の出現頻度を計
算し、さびデータ候補と出現回数格納ファイル34に格
納する。以下同様に2小節分のすべてのさびデータ候補
の出現頻度を計算し、さびデータ候補と出現回数格納フ
ァイル34に格納する。
【0057】ここでは旋律データが4小節なのでその半
分の2小節分の長さまでのすべてのさびデータ候補につ
いて出現頻度を計算すればよいことになる。この方法で
計算され、さびデータ候補と出現回数格納ファイル34
に格納された出現頻度の計算結果を図13に示す。
【0058】図13は、最小の長さを1小節と指定し、
増加量を1小節ごとにした場合の出現頻度の計算結果を
示す図である。さびデータ決定処理部24がさびデータ
候補と出現回数格納ファイル34に格納された図13に
示す内容を読み出し、出現頻度が一番多いのは3回で
「ド4レ4ミ4ファ4」であることから「ド4レ4ミ4
ファ4」の部分をこの楽曲データのさびであると判断し
て、さびデータ格納ファイル32にこの部分を格納す
る。
【0059】さびデータ候補の最小の長さを1小節と指
定し、増加量を0、つまり長さを1小節分固定にしてさ
びデータを生成する場合、まず「ド4レ4ミ4ファ4」
の出現頻度を計算し、さびデータ候補と出現回数格納フ
ァイル34に格納する。次に、次の1小節分のさびデー
タ候補である「ファ4ミ8レ8ド4」の出現頻度を計算
し、さびデータ候補と出現回数格納ファイル34に格納
する。
【0060】1小節分でのさびデータ候補は上記2種類
しかないためこの2つについて出現頻度を計算すればよ
いことになる。この方法で計算され、さびデータ候補と
出現回数格納ファイル34に格納された出現頻度の計算
結果を図14に示す。
【0061】図14は、最小の長さを1小節と指定し、
増加量を0とした場合の出現頻度の計算結果を示す図で
ある。さびデータ決定処理部24がさびデータ候補と出
現回数格納ファイル34に格納された図14に示す内容
を読み出し、出現頻度が一番多いのは3回で「ド4レ4
ミ4ファ4」であることから「ド4レ4ミ4ファ4」の
部分をこの楽曲データのさびであると判断して、さびデ
ータ格納ファイル32にこの部分を格納する。
【0062】以上のように、本実施の形態では、さびデ
ータ自動生成装置10は、装置全体の制御を行う制御部
11、プログラムや旋律データを蓄積し、データの関連
情報を記憶する記憶部12、再生する楽音に関する情
報,各種設定内容等を表示する表示部13、旋律データ
入力,各種設定入力等を行うキーボードからなる入力部
14、マウス15、マイク16、旋律データを音楽とし
て再生するスピーカ17、及び楽音生成プログラムを記
録したプログラムメディア18の読み取り装置であるプ
ログラム読込み装置19を備え、旋律データの中の1音
を最小の単位として、連続する複数の音の繰り返し部分
の出現頻度が一番多い部分をさびデータとして抽出して
元の曲に対するさびデータを生成するので、予め曲の特
徴部分を曲と対にして用意したり、さびの部分のスター
トとエンド部分にマーキングデータを用意する必要な
く、その曲の特徴部分であるさびデータを生成すること
ができる。
【0063】なお、上記実施の形態に係るさびデータ自
動生成装置を、上述したようなパソコン等の情報処理装
置に適用することもできるが、勿論これには限定され
ず、楽音データを再生する装置であれば全ての装置(例
えば、カラオケ装置、楽曲検索装置)に適用可能であ
る。また、図6に示す旋律データを例に採り説明した
が、データの種類はリズム等どのようなものでもよい。
【0064】また、本実施の形態に係るさびデータ自動
生成装置が、PDA(Personal Digital Assistants)
等の携帯情報端末やパソコンのさびデータ自動生成機能
として組み込まれたものでもよい。さらに、上記さびデ
ータ自動生成装置を構成する各部の種類、メモリの種
類、表示部の表示サイズなどは前述した各実施の形態に
限られない。
【0065】以上説明したさびデータ自動生成装置は、
この処理装置を機能させるためのプログラムでも実現さ
れる。このプログラムはコンピュータで読み取り可能な
記録媒体に格納されている。本発明では、この記録媒体
として、メインメモリそのものがプログラムメディアで
あってもよいし、また外部記憶装置としてプログラム読
み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入すること
で読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。
いずれの場合においても、格納されているプログラムは
CPUがアクセスして実行させる構成であってもよい
し、あるいはいずれの場合もプログラムを読み出し、読
み出されたプログラムは、図示されていないプログラム
記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実
行される方式であってもよい。このダウンロード用のプ
ログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
【0066】ここで、上記プログラムメディアは、本体
と分離可能に構成される記録媒体であり、例えばPCカ
ード(SRAMカード)のほか、磁気テープやカセット
テープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク
やハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/M
O/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカ
ード/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、
EPROM、EEPROM、フラッシュROM等による
半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒
体であってもよい。
【0067】さらに、外部の通信ネットワークとの接続
が可能な通信装置を備えている場合には、その通信装置
を介して通信ネットワークからプログラムをダウンロー
ドするように、流動的にプログラムを担持する媒体であ
ってもよい。なお、このように通信ネットワークからプ
ログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロー
ド用プログラムは予め本体装置に格納しておくか、ある
いは別な記録媒体からインストールされるものであって
もよい。なお、記録媒体に格納されている内容としては
プログラムに限定されず、データであってもよい。
【0068】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、旋律データの繰り返し部分を自動で抽出し、最も出
現頻度が多い部分を曲のさびデータであると判断して元
の楽曲データに対するさびデータを生成することができ
る。そのため、予め曲の特徴部分を曲と対にして用意し
たり、さびの部分のスタートとエンド部分にマーキング
データを用意する必要なく、その曲の特徴部分であるさ
びデータを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のさびデータ自動生成装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態のさびデータ自動生成装置の全体
動作を示すフローチャートである。
【図3】本実施の形態のさびデータ自動生成装置のさび
データ生成設定処理を示すフローチャートである。
【図4】本実施の形態のさびデータ自動生成装置の出現
頻度計算処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態のさびデータ自動生成装置のさび
データ決定処理を示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態のさびデータ自動生成装置の旋律
データの一例を示す図である。
【図7】本実施の形態のさびデータ自動生成装置の表示
部に表示されるさびデータ生成設定画面を示す図であ
る。
【図8】本実施の形態のさびデータ自動生成装置の最小
の長さを4音分と指定し、増加量を1音ごとにした場合
の出現頻度の計算結果を示す図である。
【図9】本実施の形態のさびデータ自動生成装置の最小
の長さを4音分と指定し、増加量を1音ごとにした場合
の出現頻度の計算結果を示す図である。
【図10】本実施の形態のさびデータ自動生成装置の最
小の長さを4音分と指定し、増加量を0とした場合の出
現頻度の計算結果を示す図である。
【図11】本実施の形態のさびデータ自動生成装置の最
小の長さを4音分と指定し、増加量を1小節ごとにした
場合の出現頻度の計算結果を示す図である。
【図12】本実施の形態のさびデータ自動生成装置の最
小の長さを1小節と指定し、増加量を1音分ごとにした
場合の出現頻度の計算結果を示す図である。
【図13】本実施の形態のさびデータ自動生成装置の最
小の長さを1小節と指定し、増加量を1小節ごとにした
場合の出現頻度の計算結果を示す図である。
【図14】本実施の形態のさびデータ自動生成装置の最
小の長さを1小節と指定し、増加量を0とした場合の出
現頻度の計算結果を示す図である。
【符号の説明】
10 さびデータ自動生成装置(楽音生成装置) 11 制御部(データ候補抽出手段,さびデータ選択手
段) 12 記憶部(記憶手段) 13 表示部 14 入力部(設定手段) 15 マウス 16 マイク 17 スピーカ(楽音再生手段) 18 プログラムメディア(記録媒体) 19 プログラム読込み装置 21 さびデータ生成設定処理部 22 旋律データ読込み部 23 さびデータ候補と出現回数計算部 24 さびデータ決定処理部 31 旋律データファイル 32 さびデータ格納ファイル 33 さびデータ設定ファイル 34 さびデータ候補と出現回数ファイル

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 休符を含む音程とその時間的変化を表す
    数値データを旋律データとして記憶する記憶手段と、 前記旋律データを、音の長さの単位で区切るための区切
    り情報を設定する設定手段と、 設定された区切り情報に従って、前記旋律データを指定
    された長さの単位で区切り、該区切られた旋律データを
    さびデータ候補として抽出するさびデータ候補抽出手段
    と、 抽出されたさびデータ候補の出現頻度を算出し、該出現
    頻度に基づいて前記さびデータ候補からさびデータを選
    択するさびデータ選択手段と、 前記選択したさびデータを再生する楽音再生手段とを備
    えることを特徴とするさび楽音生成装置。
  2. 【請求項2】 前記さびデータ選択手段は、 前記旋律データの中の1音を最小の単位として、連続す
    る複数の音の繰り返し部分の出現頻度が一番多い部分を
    さびデータとして抽出することを特徴とする請求項1記
    載の楽音生成装置。
  3. 【請求項3】 前記さびデータ選択手段は、 前記旋律データの中の音の繰り返し部分の最小の長さを
    音の数で指定し、指定した繰り返し部分の最小の長さを
    順に長くしてすべての長さでの繰り返し部分の出現頻度
    を計算し、一番多い部分をさびデータとして抽出するこ
    とを特徴とする請求項1記載の楽音生成装置。
  4. 【請求項4】 前記さびデータ選択手段は、 前記旋律データの中の音の繰り返し部分の長さを音の数
    で指定して固定し、その長さでの繰り返し部分の出現頻
    度が一番多い部分をさびデータとして抽出することを特
    徴とする請求項1記載の楽音生成装置。
  5. 【請求項5】 前記さびデータ選択手段は、 前記旋律データの中の音の繰り返し部分の最小の長さを
    指定し、指定した繰り返し部分の最小の長さを小節単位
    で順に長くしてすべての長さでの繰り返し部分の出現頻
    度を計算し、一番多い部分をさびデータとして抽出する
    ことを特徴とする請求項1記載の楽音生成装置。
  6. 【請求項6】 前記さびデータ選択手段は、 前記旋律データの中の音の繰り返し部分の最小の長さを
    小節の数で指定して固定し、その長さでの繰り返し部分
    の出現頻度が一番多い部分をさびデータとして抽出する
    ことを特徴とする請求項1記載の楽音生成装置。
  7. 【請求項7】 前記さびデータ選択手段は、 前記出現頻度が同じ場合は前記繰り返し部分の長さが長
    い方をさびデータとして抽出することを特徴とする請求
    項3又は5に記載の楽音生成装置。
  8. 【請求項8】 休符を含む音程とその時間的変化を表す
    数値データを旋律データとして記憶するステップと、 前記旋律データを、音の長さの単位で区切るための区切
    り情報を設定するステップと、 設定された区切り情報に従って、前記旋律データを指定
    された長さの単位で区切り、該区切られた旋律データを
    さびデータ候補として抽出するステップと、 抽出されたさびデータ候補の出現頻度を算出し、該出現
    頻度に基づいて前記さびデータ候補からさびデータを選
    択するステップと、 前記選択したさびデータを再生するステップとを有する
    ことを特徴とするさび楽音生成方法。
  9. 【請求項9】 前記さびデータ抽出ステップでは、前記
    旋律データの中の1音を最小の単位として、連続する複
    数の音の繰り返し部分の出現頻度が一番多い部分をさび
    データとして抽出することを特徴とする請求項8記載の
    楽音生成方法。
  10. 【請求項10】 コンピュータを、休符を含む音程とそ
    の時間的変化を表す数値データを旋律データとして記憶
    する記憶手段と、前記旋律データを、音の長さの単位で
    区切るための区切り情報を設定する設定手段と、設定さ
    れた区切り情報に従って、前記旋律データを指定された
    長さの単位で区切り、該区切られた旋律データをさびデ
    ータ候補として抽出するさびデータ候補抽出手段と、抽
    出されたさびデータ候補の出現頻度を算出し、該出現頻
    度に基づいて前記さびデータ候補からさびデータを選択
    するさびデータ選択手段と、前記選択したさびデータを
    再生する楽音再生手段とを備えるさび楽音生成装置とし
    て機能させるためのプログラムを記録したことを特徴と
    するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】 コンピュータを、休符を含む音程とそ
    の時間的変化を表す数値データを旋律データとして記憶
    する記憶手段と、前記旋律データを、音の長さの単位で
    区切るための区切り情報を設定する設定手段と、設定さ
    れた区切り情報に従って、前記旋律データを指定された
    長さの単位で区切り、該区切られた旋律データをさびデ
    ータ候補として抽出するさびデータ候補抽出手段と、抽
    出されたさびデータ候補の出現頻度を算出し、該出現頻
    度に基づいて前記さびデータ候補からさびデータを選択
    するさびデータ選択手段と、前記選択したさびデータを
    再生する楽音再生手段とを備えるさび楽音生成装置とし
    て機能させるためのプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007066450A1 (ja) * 2005-12-08 2007-06-14 Nec Corporation 楽曲における区画を抽出する区画自動抽出システム、区画自動抽出方法および区画自動抽出プログラム
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JP2017027070A (ja) * 2016-09-16 2017-02-02 ヤマハ株式会社 評価装置及びプログラム

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