JP2003005194A - シール剤塗布装置、液晶滴下貼り合わせ装置および液晶パネル製造方法 - Google Patents

シール剤塗布装置、液晶滴下貼り合わせ装置および液晶パネル製造方法

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JP2003005194A
JP2003005194A JP2001191270A JP2001191270A JP2003005194A JP 2003005194 A JP2003005194 A JP 2003005194A JP 2001191270 A JP2001191270 A JP 2001191270A JP 2001191270 A JP2001191270 A JP 2001191270A JP 2003005194 A JP2003005194 A JP 2003005194A
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Tatsuhiro Taguchi
竜大 田口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶パネル製造過程において、UV硬化性樹
脂と液晶との接触によるコンタミネーションを防止する
ことができるシール剤塗布装置の提供。 【解決手段】 シール剤塗布装置は、UV硬化性樹脂の
シール剤17を基板4上に吐出するディスペンサ10
と、基板4に吐出されたシール剤にUV光を照射するU
V光照射ヘッド11とを有している。UV光照射ヘッド
11からは、シール剤17の表面部分を半硬化させるに
必要な照射量のUV光が出射される。その結果、シール
剤17の表面部分が半硬化され、シール剤17と液晶と
が接触してもコンタミネーションが発生するおそれが無
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルの製造
に用いられるシール剤塗布装置および液晶滴下貼り合わ
せ装置、さらに液晶パネル製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報機器等の表示装置に用いられる液晶
パネルは、一対のガラス基板の間にスペーサを挿入して
数μm程度の隙間(液晶注入空間)を形成し、その隙間
に液晶を充填したものである。基板間に液晶を充填する
方法の一つとしては、シール剤で貼り合わせ一対の基板
に液晶注入口を形成し、その注入口から差圧を利用して
液晶を注入する方法がある。しかし、基板の大型化や基
板間の隙間寸法の微小化が進むにつれて、このような液
晶注入方法では注入時間が長時間となって生産性が落ち
るという問題があった。
【0003】そこで、このような注入法に代わって、デ
ィスペンサを用いて一方の基板に液晶を塗布した後に、
その基板を他方の基板と貼り合わせるという方法が行わ
れている。図7は貼り合わせ手順の一例を示す図であ
る。最初に、図7(a)に示すように一方の基板4Aの
周辺部に、ディスペンサ(不図示)を用いてUV硬化性
樹脂のシール剤17を塗布する。次に、基板4Aのシー
ル剤17で囲まれた領域に液晶46を滴下する。図7
(b)に示す例では、格子点上に液晶46を滴下してい
る。滴下時には液晶46は島状になっているが、次第に
基板4A全体に拡がり周辺部ではシール剤17と接触す
る。その後、シール剤17および液晶46が塗布された
基板4Aに他方の基板4Bを貼り合わせる。さらに、基
板4A,4B間の隙間が所定寸法となるようにプレスし
た後、周辺部のシール剤17に所定照射量のUV光を照
射してシール剤17を完全に硬化させる。その結果、基
板4A,4B同士がシール剤17により接着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなパネル形成方法では、図7(c)に示すようにUV
光を照射して硬化させるまでに液状のシール剤17と液
晶46とが接触し、この接触部分でコンタミネーション
が生じて液晶劣化の要因となっていた。また、シール剤
17に関しても、硬化前に液晶46と接触することによ
りシール性が低下したり、シール寸法の不安定といった
不具合が生じ易くなる。
【0005】本発明の目的は、液晶パネル製造過程でU
V硬化性樹脂と液晶とが液状で接触することが無く、コ
ンタミネーションを防止することができるシール剤塗布
装置、液晶滴下貼り合わせ装置および液晶パネル製造方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明の実施の形態を示す
図1,図3,図5および図7に対応付けて説明する。 (1)図1,図3および図7に対応付けて説明すると、
請求項1の発明は、液晶46が塗布された一方の基板上
4Aにシール用UV硬化性樹脂17により他方の基板4
Bを貼り合わせた液晶パネルの製造に用いられ、基板4
にUV硬化性樹脂17を塗布するシール剤塗布装置1に
適用され、UV硬化性樹脂17を基板4上に吐出するシ
ール剤吐出部10と、UV硬化性樹脂17の表面部分を
半硬化させるに必要な所定照射量のUV光を出射するU
V光照射部11と、シール剤吐出部10を基板4と平行
に二次元的に相対移動させる第1の走査部3,8,12
と、UV光照射部11から出射されたUV光が基板4上
に吐出されたUV硬化性樹脂17に照射されるように、
UV光照射部11を基板4に対して平行に二次元的に相
対移動させる第2の走査部3,8,12と、を備えて上
述の目的を達成する。 (2)図5および図7に対応付けて説明すると、請求項
2の発明は、液晶46が塗布された一方の基板4A上に
シール用UV硬化性樹脂17により他方の基板4Bを貼
り合わせて液晶パネル50を形成する液晶滴下貼り合わ
せ装置40において、請求項1に記載のシール剤塗布装
置1を有するものである。 (3)図5および図7に対応付けて説明すると、請求項
2の発明は、液晶46が塗布された一方の基板4A上に
シール用UV硬化性樹脂17により他方の基板4Bを貼
り合わせて液晶パネル50を形成する液晶パネル製造方
法に適用され、基板4AにUV硬化性樹脂を塗布する第
1の工程と、基板4Aに塗布されたUV硬化性樹脂17
に、UV硬化性樹脂17の表面部分を半硬化させるに必
要な所定照射量のUV光を照射する第2の工程と、第2
の工程の後に行われ、一対の基板4A,4Bを貼り合わ
せる第3の工程とを含むことにより上述の目的を達成す
る。
【0007】なお、上記課題を解決するための手段の項
では、本発明を分かり易くするために発明の実施の形態
の図を用いたが、これにより本発明が発明の実施の形態
に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明によるシール剤塗布装
置の一実施の形態を示す図であり、シール剤塗布装置の
正面図である。シール剤塗布装置1のベース2上にはy
方向にスライド自在な一軸テーブル3が設けられてお
り、基板4は基板チャック5に装着された状態でテーブ
ル3上に載置される。基板4は一対の基板を有する液晶
パネルのいずれか一方の基板であり、例えば、TFT基
板やフィルタ基板である。テーブル3はモータ6により
駆動される。
【0009】ベース2上には、テーブル3を跨ぐように
門型のコラム7が立設されている。コラム7はx方向に
沿う水平部7aを有しており、水平部7aにはx方向に
スライド可能なスライド部8が設けられている。このス
ライド部8は不図示のモータによりスライド駆動され
る。スライド部8には、シール剤塗布用のディスペンサ
10とUV光照射ヘッド11とが装着されている。シー
ル剤塗布用ディスペンサ10およびUV光照射ヘッド1
1は、スライド部8に設けられた保持部12に保持され
ている。この保持部12は回転軸13に関して回転可能
となっており、モータ14を回転駆動することにより保
持部12の回転角度を変えることができる。
【0010】図2(a)は、ディスペンサ10とUV光
照射ヘッド11とがx軸に沿って並ぶように保持部12
を位置決めした場合の平面図である。この状態からモー
タ14を駆動して、保持部12を反時計回りに90度回
転したものが図2(b)である。図2(b)では、ディ
スペンサ10とUV光照射ヘッド11とはy軸方向に沿
って並んでいる。後述するように、ディスペンサ10を
用いてシール剤を図1の基板4に塗布する場合には、基
板4が載置されたテーブル3またはスライド部8の移動
方向に合わせてディスペンサ10とUV光照射ヘッド1
1との並び方向を変える。
【0011】図3は本実施の形態におけるシール剤塗布
方法を説明する図である。図3(a)に示すように、デ
ィスペンサ10には管路15を介してタンク16からシ
ール剤17が供給され、ディスペンサ10の先端に設け
られたノズル10aからシール剤17が吐出される。シ
ール剤17はガス圧を利用してタンク16から圧送され
る。本実施の形態では、シール剤17として、UV光を
照射すると硬化するUV硬化性樹脂が用いられる。一
方、UV光照射ヘッド11には光ファイバ18を介して
UV光源19からのUV光が伝達され、UV光照射ヘッ
ド11の先端から基板4に向けてUV光が出射される。
【0012】図3(b)は、図3(a)のようにシール
剤17を塗布している最中の基板4の平面図である。図
3の(a),(b)では、ディスペンサ10およびUV
光照射ヘッド11が装着されたスライド部8はx軸に沿
ってx軸のマイナス方向に移動している。そのため、デ
ィスペンサ10から基板4上に吐出されたシール剤17
は、x軸に沿って線状に塗布される。図3(b)の20
はUV光の照射領域を示したものであり、基板4上にお
ける円形照射領域12の直径は、基板4に塗布された線
状のシール剤17の幅より若干大きくなるように設定さ
れている。
【0013】図3ではディスペンサ10とUV光照射ヘ
ッド11とはx軸に沿って配設され、かつ、UV光照射
ヘッド11はシール剤17の塗布方向に関してディスペ
ンサ10よりも下流側に配設されている。そのため、基
板4に塗布されたシール剤17は、塗布直後にUV光照
射ヘッド11からのスポット状UV光が照射されること
になる。このUV光照射はシール剤17を完全に硬化さ
せるための照射ではなく、シール剤17の表面付近が半
硬化される程度の予備照射であって、UV光の照射量も
シール剤表面が半硬化される程度に設定されている。図
3において、シール剤17の斜線を施した部分17aは
半硬化された部分を示している。
【0014】例えば、シール剤17が完全に硬化するの
に必要な照射量が3000(mJ/cm)であった場
合、予備照射では1000(mJ/cm)程度のUV
光を照射する。図3においてスポット光の直径が0.5
(cm)で走査速度が0.5(cm/sec)であった
場合、シール剤17に対するUV光の照射時間は1(s
ec)となる。そのため、UV光照射ヘッド11の照度
を1000(mW/cm)と設定すれば良い。
【0015】図3(a)に示したように、シール剤17
を塗布する際には、塗布方向と同一方向にディスペンサ
10が塗布方向の上流側となるようにディスペンサ10
およびUV光照射ヘッド11を配設しなければならな
い。図4は塗布手順の一例を示す図であり、基板4の周
辺部にシール剤17を塗布する場合を例に示したもので
ある。上述したように、ディスペンサ10およびUV光
照射ヘッド11の移動方向はx方向であり、基板4が載
置されたテーブル3(図1参照)の移動方向はy方向で
ある。
【0016】矩形塗布領域Sの上辺部の領域S1を塗布
する場合には、図4(a)に示すようにディスペンサ1
0とUV光照射ヘッド11がx軸方向に沿って並ぶよう
に保持部12を位置決めし、シール剤17の塗布および
UV光の予備照射を行う。図4(a)の場合は、保持部
12が設けられたスライド部8をR1方向(マイナスx
方向)に移動させつつシール剤塗布および予備照射を行
う。領域S1へのシール剤塗布が終了したならば、図4
(b)に示すように保持部12を反時計回りに90度回
転し、ディスペンサ10およびUV光照射ヘッド11を
y軸方向に沿って配設する。その後、基板4をR2方向
(プラスy方向)に移動させつつ、ディスペンサ10お
よびUV光照射ヘッド11によるシール剤塗布および予
備照射を行う。
【0017】領域S2へのシール剤塗布が終了したなら
ば、図4(c)のように保持部12を更に反時計回りに
90度回転させてディスペンサ10およびUV光照射ヘ
ッド11をx軸方向に沿って配設させる。この場合、図
4(a)とは逆の順にディスペンサ10およびUV光照
射ヘッド11が並んでいる。そして、保持部12をR3
方向(プラスx方向)に移動させつつシール剤塗布およ
び予備照射を行わせる。領域S3へのシール剤塗布が終
了したならば、図4(d)に示すように保持部12を反
時計回りに90度回転させて、ディスペンサ10および
UV光照射ヘッド11をy軸方向に沿って配設させる。
その後、基板4をR4方向(マイナスy方向)に移動さ
せつつシール剤塗布および予備照射を行わせる。
【0018】このようにして、基板4上に矩形状にシー
ル剤17を塗布した直後に、そのシール剤17を半硬化
させるようにした。その後、図7(b)に示すように液
晶46を滴下塗布し、他方の基板と貼り合わせる。そし
て、別に設けられたUV照射装置を用いてパネルのシー
ル剤17の部分にUV光を照射し、シール剤17を完全
に硬化させて基板同士を接着させる。
【0019】上述したように、本実施の形態の塗布装置
はシール剤を半硬化させるためのUV光照射装置11を
備え、そのUV光照射装置11により塗布直後のシール
剤の表面を半硬化させるようにした。その結果、液晶を
基板に塗布する際にはシール剤表面が既に半硬化してい
るため、シール剤に液晶が接触しても従来のようにコン
タミネーションの発生が無く、液晶の劣化やシール部の
特性劣化およびシール寸法の不安定等を防止することが
できる。また、基板に対する保持部12の相対速度を一
定に保つことにより予備照射における照射量を高精度に
均一化することができるとともに、シール剤が塗布され
てから予備照射されるまでの時間も一定に保つことがで
きるので、塗布場所に依らず均質なシール剤を形成する
ことが可能となる。
【0020】《液晶滴下貼り合わせ装置》次に、上述し
たシール剤塗布装置を用いた液晶滴下貼り合わせ装置に
ついて説明する。図5は液晶滴下貼り合わせ装置40で
行われる各工程を説明する図であり、図6は液晶滴下貼
り合わせ装置40の平面図である。最初に図5を用いて
各工程について説明する。液晶パネルの一方の基板であ
るTFT基板4Aにスペーサを散布し、その後、TFT
基板4Aを装置40内に設けられた塗布装置1の吸着チ
ャック44Aに装着する。
【0021】塗布装置1のスライド部8には、シール剤
塗布ユニット55と液晶塗布用のディスペンサ43とが
装着されている。シール剤塗布ユニット55には上述し
たシール剤用ディスペンサ10とUV光照射ヘッド11
とが設けられており、図示していないがディスペンサ1
0およびUV光照射ヘッド11の並び方向を変えるため
の機構、すなわち図1の保持部12およびモータ14が
設けられている。ディスペンサ43は、ディスペンサ1
0と同様の構造のものであり、その先端のノズルから液
晶が滴下される。この塗布装置1では、基板4Aへのシ
ール剤の塗布とともに、液晶の滴下塗布が行われる。
【0022】塗布装置1では、最初に基板4Aへのシー
ル剤の塗布動作およびシール剤半硬化動作が行われ、そ
の後、図7(b)に示すように液晶46が滴下塗布され
る。シール剤17および液晶46が塗布された基板4A
は、吸着チャック44Aから真空チャンバ42内に設け
られた静電チャック45Aに移し替えられて装着され
る。
【0023】一方、液晶パネルの他方の基板であるカラ
ーフィルタ基板4Bは、後述する反転/搬送ロボット5
4により反転された後、液晶側の面を下方に向けて真空
チャンバ42内の静電チャック45Bに装着される。静
電チャック45Bは、アライメント/仮貼り合わせ用の
アライメント装置47の上部装着部47Bに装着されて
おり、その装着面は静電チャック45Aの装着面と対向
している。上部装着部47Bはz方向(図示上下方向)
に移動可能となっている。また、静電チャック45Aは
アライメント装置47の下部装着部47Aに装着されて
おり、下部装着部47Aは装着された静電チャック45
Aをxy方向およびz軸の回りの角度θに関して位置決
めすることができる。真空チャンバ42内に基板4A,
4Bが搬送されたならば、バルブ49を開いて真空ポン
プ48によりチャンバ内を真空排気して液晶46の真空
脱泡を行う。
【0024】液晶46の真空脱泡が終了したならば、基
板4Aと基板4Bとのアライメントを行った後に両者の
仮貼り合わせを行う。仮貼り合わせ終了後にチャンバ4
2内を大気開放して、基板4A,4Bを貼り合わせた液
晶パネル50を吸着チャック44Bに装着する。その
後、基板間ギャップが所定寸法となるように非接触エア
プレスで液晶パネル50をプレスし、UV光をシール剤
17の全面に照射して完全に硬化させる。基板4Aと基
板4Bとが貼り合わされて一体化された液晶パネル50
は、装置40から取り出される。
【0025】次いで、図6を用いて貼り合わせ装置40
の概略構成を説明する。51は基板4Aが複数枚収納さ
れる基板カセットであり、搬送ロボット52により基板
カセット51から基板4Aを1枚取り出して塗布装置4
1の吸着チャック44A上に装着する。なお、基板カセ
ット51に収納された基板4Aにはスペーサが既に散布
されている。塗布装置1には図の左右方向(x方向)に
移動可能なテーブル3が設けられており、吸着チャック
44Aはこのテーブル3上に載置されている。塗布装置
1では、上述したようシール剤17および液晶46の塗
布が行われる。符号60で示す部分には図5のシール剤
塗布ユニット55とディスペンサ43とが設けられてい
る。塗布終了後の基板4Aは、真空チャンバ42のゲー
トバルブ42aを介してチャンバ内の静電チャック45
A(図5参照)に装着される。このとき、テーブル3は
図示右方向に移動し、基板4Aを真空チャンバ42内ま
で搬送する。
【0026】一方、基板カセット53には基板4Bが複
数収納されており、反転/搬送ロボット54により基板
カセット53から基板4Bを1枚取り出し、その基板4
Bを180度反転させた後に真空チャンバ42内の静電
チャック45B(図5参照)に装着する。基板4Bはゲ
ートバルブ42bを介して真空チャンバ42内に搬入さ
れる。その後、真空チャンバ42内を真空排気して真空
脱泡および基板4A,4Bの仮貼り合わせを行う。貼り
合わせ終了後は真空チャンバ42内が大気開放され、プ
レス装置56の移動ステージ61がゲートバルブ42c
を介してチャンバ42内に移動する。貼り合わされた液
晶パネル50は、チャンバ42内において移動ステージ
61上に載置される。
【0027】その後、移動ステージ61は図示右方向に
移動して、液晶パネル50をプレス装置56の所定位置
に位置決めする。プレス装置56におけるプレス工程が
終了すると、液晶パネル50は搬送ロボット57により
搬送されてパネルカセット58内に収納される。
【0028】上述した実施の形態では、シール剤を基板
上に塗布しつつUV光を照射してシール剤表面を半硬化
させたが、基板にシール剤を全て塗布した後に、シール
剤表面を半硬化させるための予備照射をシール剤全体に
対して行うようにしても良い。
【0029】以上説明した実施の形態と特許請求の範囲
の要素との対応において、ディスペンサ10はシール剤
吐出部を、テーブル3,スライド部8および保持部12
は第1および第2の走査部をそれぞれ構成する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
UV硬化性樹脂の表面部分を半硬化させるに必要な所定
照射量のUV光を基板に塗布されたUV硬化性樹脂に照
射して、UV硬化性樹脂の表面部分を半硬化させるよう
にしたので、液晶塗布時や基板貼り合わせ時にUV硬化
性樹脂に液晶が接触しても従来のようなコンタミネーシ
ョンが発生しない。その結果、液晶の劣化やシール部の
特性劣化およびシール寸法の不安定等を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシール剤塗布装置の一実施の形態
を示す図である。
【図2】ディスペンサ10とUV光照射ヘッド11の配
設方法を説明する図であり、(a)はx軸に沿って配設
した場合を、(b)はy軸に沿って配設した場合を示
す。
【図3】シール剤塗布方法を説明する図であり、(a)
は保持部12を正面から見た図であり、(b)はシール
剤塗布時の基板4の平面図である。
【図4】基板上に矩形状のシール塗布部分を形成する際
の塗布動作を説明する図であり、(a)〜(d)の順に
動作が進む。
【図5】液晶滴下貼り合わせ装置40で行われる各工程
を説明する図である。
【図6】液晶滴下貼り合わせ装置40の平面図である。
【図7】貼り合わせによる液晶パネル形成方法を示す図
であり、(a)〜(c)の順に処理される。
【符号の説明】
1 シール剤塗布装置 2 ベース 3 一軸テーブル 4,4A,4B 基板 7 コラム 8 スライド部 10,43 ディスペンサ 11 UV光照射ヘッド 12 保持部 17 シール剤 19 UV光源 40 液晶滴下貼り合わせ装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶が塗布された一方の基板上にシール
    用UV硬化性樹脂により他方の基板を貼り合わせた液晶
    パネルの製造に用いられ、基板に前記UV硬化性樹脂を
    塗布するシール剤塗布装置において、 前記UV硬化性樹脂を前記基板上に吐出するシール剤吐
    出部と、 前記UV硬化性樹脂の表面部分を半硬化させるに必要な
    所定照射量のUV光を出射するUV光照射部と、 前記シール剤吐出部を基板と平行に二次元的に相対移動
    させる第1の走査部と、 前記UV光照射部から出射されたUV光が前記基板上に
    吐出されたUV硬化性樹脂に照射されるように、前記U
    V光照射部を前記基板に対して平行に二次元的に相対移
    動させる第2の走査部と、を備えることを特徴とするシ
    ール剤塗布装置。
  2. 【請求項2】 液晶が塗布された一方の基板上にシール
    用UV硬化性樹脂により他方の基板を貼り合わせて液晶
    パネルを形成する液晶滴下貼り合わせ装置において、 請求項1に記載のシール剤塗布装置を有することを特徴
    とする液晶滴下貼り合わせ装置。
  3. 【請求項3】 液晶が塗布された一方の基板上にシール
    用UV硬化性樹脂により他方の基板を貼り合わせて液晶
    パネルを形成する液晶パネル製造方法において、 基板にUV硬化性樹脂を塗布する第1の工程と、 前記基板に塗布されたUV硬化性樹脂に、前記UV硬化
    性樹脂の表面部分を半硬化させるに必要な所定照射量の
    UV光を照射する第2の工程と、 前記第2の工程の後に、前記一対の基板を貼り合わせる
    第3の工程とを含むことを特徴とする液晶パネル製造方
    法。
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