JP2003005185A - 液晶表示素子及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示素子及びその製造方法

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JP2003005185A
JP2003005185A JP2001184483A JP2001184483A JP2003005185A JP 2003005185 A JP2003005185 A JP 2003005185A JP 2001184483 A JP2001184483 A JP 2001184483A JP 2001184483 A JP2001184483 A JP 2001184483A JP 2003005185 A JP2003005185 A JP 2003005185A
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liquid crystal
substrate
light
crystal display
shielding layer
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Application number
JP2001184483A
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English (en)
Inventor
Kazuo Inoue
一生 井上
Kazuhiro Nishiyama
和廣 西山
Shoichi Ishihara
將市 石原
Yoshinori Tanaka
好紀 田中
Ichiro Sato
佐藤  一郎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は文字・画像表示やシャッタ−などに
使用される液晶表示素子及びその製造方法に関するもの
で、良好な配向と良好なコントラスト特性を両立すると
共に工程の簡略化と材料費の低減を提供することを目的
とする。 【解決手段】 一対の基板間に液晶を挟持してなる液晶
表示素子において、同一基板上に配向を制御する突起物
と光を遮光する遮光層が形成されており、前記突起物と
前記遮光層を同一材料で形成することにより、良好な配
向と良好なコントラスト特性を両立すると共に工程の簡
略化と材料費の低減を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文字・画像表示やシ
ャッタ−などに使用される液晶表示素子及びその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は薄型化、軽量化、低電圧
駆動可能などの長所により腕時計、電子卓上計算機、パ
−ソナルコンピュ−タ−、パ−ソナルワ−ドプロセッサ
−などに利用されている。
【0003】液晶表示素子には通常マトリクス状に遮光
層(ブラックマトリクス)が形成されている。これはソ
−スラインやゲ−トラインと画素電極の間の横電界など
による配向不良を隠し、コントラストを向上することが
主な目的である。
【0004】また液晶の種類によっては液晶の配向を制
御するために表示領域内に規則的に配置された突起物を
形成する構成が開示されている(特開平10−2028
4、特開平11−242225、特開2000−305
086、特開2000−081623、特開2000−
321578)。
【0005】例えば垂直配向(VA:Vertical Alignme
nt)モ−ドでは配向を制御する突起物を形成し、初期配
向における液晶分子を少し傾斜させておく方法が開示さ
れている(特開平11−242225あるいは特開平2
000−305086)。
【0006】またOCB(Optically self-Compensated
Birefringence)モ−ドでは配向を制御する突起物を
形成し、スプレイ状態からベンド状態への転移を容易に
させる方法が開示されている(特開平10−2028
4)。このように種々の液晶表示素子において突起物を
形成し、配向を制御させる方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方
法では光を遮光する遮光層と配向を制御する突起物は別
々の工程、別々の材料で形成されていた。
【0008】本発明は前記従来課題を考慮してなされた
ものであって、工程の簡略化と材料費の低減を提供する
と共にコントラストが高く、配向が良好な液晶表示素子
を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに本発明は、一対の基板間に液晶を挟持してなる液晶
表示素子において、同一基板上に配向を制御する突起物
と光を遮光する遮光層が形成されており、突起物と遮光
層は同一材料で形成されていることを特徴としている。
【0010】前記構成にすることにより、配向を制御す
る突起物により良好な配向を形成し、遮光層により良好
なントラストの液晶表示素子を得ることができる。
【0011】またこの突起物を同一工程で形成するこ
と、あるいは突起物を光の透過率を部分的に異ならすグ
レ−ト−ン露光により形成すること、あるいは突起物が
絶縁膜あるいは金属により形成されていること、あるい
は遮光層がスイッチング素子の上に形成されていること
を特徴としている。このように規制することにより、工
程の簡略化と材料費の低減を図ることができる。
【0012】また本発明による液晶表示素子の製造方法
は、同一基板上に光の透過率が部分的に異なるグレ−ト
−ン露光により光を遮光する遮光層と配向を制御する突
起物を形成し、他方の基板と貼り合わせた後、液晶を注
入し、注入口を封口することを特徴としている。
【0013】このような構成にすることにより、配向を
制御する突起物により良好な配向を形成し、遮光層によ
り良好なントラストの液晶表示素子を得ることができる
と共に工程の簡略化と材料費の低減を図ることができ
る。
【0014】また本発明による他の製造方法は、一方の
基板上に光の透過率が部分的に異なるグレ−ト−ン露光
により光を遮光する遮光層と配向を制御する突起物を形
成し、一方あるいは他方の基板上に液晶を形成した後、
他方の基板と貼り合わせることを特徴としている。
【0015】このような構成にすることにより、さらな
る工程の簡略化と材料費の低減を図ることができる。
【0016】また本発明による他の製造方法は、同一基
板上に同一材料の絶縁膜により光を遮光する遮光層と配
向を制御する突起物を形成し、他方の基板と貼り合わせ
た後、液晶を注入し、注入口を封口することを特徴とし
ている。
【0017】このような構成にすることにより、配向を
制御する突起物により良好な配向を形成し、遮光層によ
り良好なントラストの液晶表示素子を得ることができる
と共に工程の簡略化と材料費の低減を図ることができ
る。
【0018】また本発明による他の製造方法は、一方の
基板上に同一材料の絶縁膜により光を遮光する遮光層と
配向を制御する突起物を形成し、一方あるいは他方の基
板上に液晶を形成した後、他方の基板と貼り合わせるこ
とを特徴としている。
【0019】このような構成にすることにより、さらな
る工程の簡略化と材料費の低減を図ることができる。
【0020】また本発明による他の製造方法は、同一基
板上に金属により光を遮光する遮光層と配向を制御する
突起物を形成し、他方の基板と貼り合わせた後、液晶を
注入し、注入口を封口することを特徴としている。
【0021】このような構成にすることにより、配向を
制御する突起物により良好な配向を形成し、遮光層によ
り良好なントラストの液晶表示素子を得ることができる
と共に工程の簡略化と材料費の低減を図ることができ
る。
【0022】また本発明による他の製造方法は、一方の
基板上に金属により光を遮光する遮光層と配向を制御す
る突起物を形成し、一方あるいは他方の基板上に液晶を
形成した後、他方の基板と貼り合わせることを特徴とし
ている。
【0023】このような構成にすることにより、さらな
る工程の簡略化と材料費の低減を図ることができる。
【0024】また本発明は液晶表示素子がフィ−ルドシ
−ケンシャル方式であることを特徴としている。このよ
うに規制することにより、カラ−フィルタ−が不用なの
で、さらなる工程の簡略化と材料費の低減を図ることが
できる。またフィ−ルドシ−ケンシャル方式はカラ−フ
ィルタ−(着色層)がないためにアレイ基板製造工程あ
るいは対向基板製造工程において遮光層の作製を最終工
程あるいは最終工程に近い工程にすることが容易にな
る。そのために遮光層と突起物の作製がカラ−フィルタ
−付きのパネルに比べて容易になる。
【0025】また本発明は配向を制御する1画素に一定
数の割合で形成されていることを特徴としている。この
ように規制することにより確実な配向制御を行うことが
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1に本発明に
よる液晶表示素子の構造法を示す。
【0027】図1a)はアレイ基板の上面図、図2は遮
光層を形成した後の上面図を示している。
【0028】以下図1、2に示す液晶表示素子の実施例
を説明する。
【0029】アレイ基板として、ガラス基板1上に金属
配線として映像信号線(ソ−スライン)10と走査信号
線(ゲ−トライン)11をマトリクス状に形成し、その
交点に能動素子(スイッチング素子)12として半導体
層(TFT:Thin Film Transistor)を形成する。前
記能動素子に接続するように画素電極13を透明導電膜
(ITO:酸化インジュ−ム−酸化スズ)により形成す
る。
【0030】この上に光を遮光する遮光層7と配向を制
御する突起物30を形成する。
【0031】突起物30の形成場所は画素の表示部に邪
魔にならない場所に形成する。
【0032】突起物30及び遮光層7はグレ−ト−ン露
光により形成する。
【0033】図3を用いてグレ−ト−ン露光について説
明する。
【0034】基板2上に黒色に着色された感光性アクリ
ル樹脂24をスピンコ−トにより塗布した後、80℃で
1分間プリベ−クを行う(図3b)。
【0035】次に透過率がa、b、cで異なるフォトマ
スク25を通して光を照射することで露光し、感光性ア
クリル樹脂を感光させる(図3c))。
【0036】その後現像液にて25℃で1分間現像を行
い、流水で洗浄後、220℃1時間でポストベ−クを行
う(図3d))。
【0037】通常の露光方法では光が透過する箇所と透
過しない箇所で、感光性アクリル樹脂が存在する箇所と
存在しない箇所の2箇所が生じるだけであるが、グレ−
ト−ン露光として図3c)に示すように透過率を変えた
フォトマスクを使用することにより図3d)に示すよう
に感光性アクリル樹脂の高さを変えることができる。す
なわち感光性アクリル樹脂のない部分Aと感光性アクリ
ル樹脂が少し残る部分Bと感光性アクリル樹脂が多く残
る部分Cの3箇所を作製することができる。フォトマス
クの透過率をさらに細かく分割すれば、さらに多くの高
さの異なる感光性アクリル樹脂を作製することができ
る。
【0038】このようにして遮光層7と突起物30を作
製する。
【0039】遮光層7は図1、2に示すように画素の周
辺に形成する。すなわち、画素電極13の内部の領域2
2を残してそれ以外の部分を遮光層7で埋める。
【0040】突起物30は配向を制御するために2.0
μmの高さで、1画素につき一定数の割合で作製する。
図1では1画素につき1個の割合で形成している。
【0041】突起物の断面形状は台形形状とする(図
1)。台形状にすることにより、安定した突起物が形成
でき、良好な配向特性を得ることができる。
【0042】その後ガラス基板1、2上に配向膜6とし
てAL5417(JSR製)を印刷法により形成し、2
00℃で1時間熱硬化する。
【0043】その後基板1、2にラビング処理を施す。
ラビングの方向は基板1と基板2で同一方向になるよう
にする。
【0044】次にガラス基板2上の縁部にシ−ル樹脂8
(ストラクトボンドXN−21−S:三井東圧製)を印
刷する。
【0045】またアレイ基板1と対向基板2との導通を
とるために基板端に導電ペ−スト16を塗布しておく。
【0046】その後基板1及び対向基板2を貼り合わ
せ、150℃で2時間加熱することでシ−ル樹脂8を硬
化させる(図4b))。
【0047】以上のようにして作製した空パネルに液晶
(MT5087:チッソ社製)を真空注入法(空パネル
を減圧した槽内に設置し、パネル内を真空にした後、注
入口を液晶に接触させ、槽内を常圧に戻すことにより、
液晶をパネル内に注入する方法)にて注入する(図4
c))。
【0048】その後、液晶パネルの注入口に封口樹脂1
5として光硬化性樹脂(ロックタイト352A:日本ロ
ックタイト製)を注入口全体に塗布し、光を10mW/
cm 2で5分間照射して封口樹脂を硬化する(図4
d))。
【0049】このようにして作製した液晶表示素子の上
下(ガラス基板の外側)に偏光板(NPF−HEG14
25DU:日東電工製)を貼付(図示せず)して液晶表
示素子が完成する。
【0050】ラビング方向を上下基板で同一方向にして
いることにより、電圧印加前は液晶分子は上下方向で同
方向に配向している(スプレイ配向:図5a))。
【0051】このパネルにDC電圧を印加することによ
りパネル中央の液晶分子を曲がった状態にし(ベンド状
態:図5b))、その後駆動させる(図5c))。
【0052】突起物30を形成しておくことにより、突
起物30により異なる方位角をもった液晶分子がぶつか
る領域ができ、このことにより、スプレイ配向からベン
ド配向になりやすくなる。
【0053】比較例として図6に示すように突起物30
を形成しない液晶表示素子を作製した。本発明と比較例
を比べると、15Vを印加した際に本発明ではスプレイ
状態からベンド状態に転移するのに1分かかったが、比
較例では10分かかり、それでも転移しない箇所が残っ
た。
【0054】すなわち突起物30によりスプレイ配向か
らベンド配向への転移が起こりやすくなり、良好なベン
ド配向を得ることができる。
【0055】このような液晶モ−ドはOCB(Opticall
y self−Compensated Birefringence)方式と呼ばれ
ており、高速応答が可能である。
【0056】このような高速液晶を用いることにより、
フィ−ルドシ−ケンシャル方式が可能となる。フィ−ル
ドシ−ケンシャル方式は1画素で3色の画像を順次表示
する方式である(液晶ディスプレイ技術p50、産業図
書)。
【0057】フィ−ルドシ−ケンシャル方式はカラ−フ
ィルタ−が不要なので、遮光層と配向を制御する突起物
を容易に形成できる。
【0058】本発明のようにして液晶表示素子を形成す
ることにより、配向を制御する突起物30と光を遮光す
る遮光層7を同時に形成することができるので、良好な
配向と良好なコントラストが得られると共に工程の簡略
化と材料費の低減を図ることができる。
【0059】また本実施例ではアレイ基板1側に遮光層
7と突起物30を形成したが、図7、図8のように対向
基板2側に形成しても良い。
【0060】また本発明ではカラ−フィルタ−を形成し
ない場合を示したが、カラ−フィルタ−を形成しても良
く、また液晶モ−ドもフィ−ルドシ−ケンシャル方式や
OCB液晶でなくても良い。
【0061】(実施の形態2)実施の形態1では液晶を
注入する方法として空パネルを作製した後に液晶を注入
した(真空注入法)が、本発明では一方の基板上に液晶
を形成した後に他方の基板と貼り合わせる。
【0062】図9は本発明による液晶表示素子の製造方
法を示す上面図である。
【0063】対向基板2及びアレイ基板1は実施の形態
1と同様の方法で作製する(図9a))。次にどちらか
一方の基板にシ−ル樹脂8を形成し、基板間の導通をと
るために基板端に導電ペ−スト16を形成しておく。た
だしシ−ル樹脂は熱硬化性樹脂ではなく、光硬化性樹脂
を用いる。またシ−ルには注入口は必要ない。
【0064】次にアレイ基板1あるいは対向基板2のど
ちらか一方の基板(図9では対向基板2)に液晶23を
基板間に含まれる量だけ滴下する(図9b))。その後
基板1及び対向基板2を低真空中で貼り合わせ、シ−ル
樹脂にUV光を1500mJ照射してシ−ル樹脂を硬化
させる。その後100℃で1時間熱処理を行い、滴下さ
れた液晶がパネルの隅々まで広がるようにする(図9
c))。
【0065】このようにして作製した液晶表示素子の上
下(ガラス基板の外側)に偏光板(NPF−HEG14
25DU:日東電工製)を貼付(図示せず)して液晶表
示素子が完成する。
【0066】本発明のようにして液晶表示素子を形成す
ることにより、配向を制御する突起物30と光を遮光す
る遮光層7を同時に形成することができるので、良好な
配向と良好なコントラスト特性を両立すると共に工程の
簡略化と材料費の低減を図ることができる。
【0067】また本発明のように液晶を滴下して液晶表
示素子を作製することにより、真空注入法に比べて更に
工程の簡略化を図ることができる。
【0068】また真空注入に比べて液晶パネル(空パネ
ル)を真空に引く時間が少なくてすむので大型基板でも
作製が容易になる。また真空注入では無駄になる液晶が
多いが、本発明では液晶の量がパネル内に封入される量
程度ですむので、無駄になる液晶がほとんどない。
【0069】(実施の形態3)実施の形態1ではグレ−
ト−ン露光により遮光層7と突起物30を形成したが、
本発明ではインクジェット法により絶縁膜層を形成する
ことにより遮光層7と突起物30を形成した。
【0070】本発明のようにして液晶表示素子を形成す
ることにより、遮光層7と配向を制御する突起物を同工
程で形成することができるので、良好なコントラストと
良好な配向特性を両立すると共に工程の簡略化と材料費
の低減を図ることができる。
【0071】(実施の形態4)実施の形態3では液晶を
注入する方法として空パネルを作製した後に液晶を注入
した(真空注入法)が、本発明では実施の形態2と同様
に一方の基板上に液晶を形成した後に他方の基板と貼り
合わせる方法で液晶表示素子を作製する。その他は実施
の形態3と同様である。
【0072】本発明のようにして液晶表示素子を形成す
ることにより、遮光層7と配向を制御する突起物30を
同工程で形成することができるので、良好なコントラス
トと良好な配向を両立すると共に工程の簡略化と材料費
の低減を図ることができる。また本発明のように液晶を
滴下して液晶表示素子を作製することにより、真空注入
法に比べて更に工程の簡略化を図ることができる。
【0073】また真空注入法に比べて液晶パネル(空パ
ネル)を真空に引く時間が少なくてすむので大型基板で
も作製が容易になる。また真空注入では無駄になる液晶
が多いが、本発明では液晶の量がパネル内に封入される
量程度ですむので、無駄になる液晶がほとんどない。
【0074】(実施の形態5)実施の形態1ではグレ−
ト−ン露光により遮光層7と突起物30を形成したが、
本発明では金属を積層することにより遮光層7と突起物
30を形成した。
【0075】金属を積層した上に樹脂を形成して上下基
板間のショ−トを防ぐようにする。
【0076】本発明のようにして液晶表示素子を形成す
ることにより、遮光層7と配向を制御する突起物を同工
程で形成することができるので、良好なコントラストと
良好な配向を両立すると共に工程の簡略化と材料費の低
減を図ることができる。
【0077】アレイが形成される基板1側はAlあるい
はCrなどの配線金属が使用されているので、それらの
金属により突起物や遮光層を形成することができる。
【0078】(実施の形態6)実施の形態5では液晶を
注入する方法として空パネルを作製した後に液晶を注入
した(真空注入法)が、本発明では実施の形態2と同様
に一方の基板上に液晶を形成した後に他方の基板と貼り
合わせる方法で液晶表示素子を作製する。その他は実施
の形態5と同様である。
【0079】本発明のようにして液晶表示素子を形成す
ることにより、遮光層7と配向を制御する突起物30を
同工程で形成することができるので、良好なコントラス
トと良好な配向を両立すると共に工程の簡略化と材料費
の低減を図ることができる。また本発明のように液晶を
滴下して液晶表示素子を作製することにより、真空注入
法に比べて更に工程の簡略化、材料費の低減を図ること
ができる。
【0080】また本実施例では両基板をガラス基板で形
成したが、一方あるいは両方の基板をフィルムやプラス
チックなどで形成しても良い。
【0081】また絶縁膜あるいは配向膜として着色され
たものを用いても良い。
【0082】また配向方法としてラビングを用いない配
向(例えば光により配向させる方法)でも可能である。
【0083】また液晶モ−ドもOCB方式に限らず、T
N(ツイストネマティック)液晶、IPS(In−Plane
−Switching)液晶、強誘電性液晶、反強誘電性液晶、
垂直配向(VA)液晶、高分子分散型液晶、ゲストホス
ト型液晶など、どのような種類、方式でも良い。
【0084】また本発明では能動素子として3端子素子
のTFTを用いたが、2端子素子のMIM(Metal
−Insulator−Metal)、ZnOバリスタ
やSiNxダイオ−ド、a-Siダイオ−ドなどでも良く、
また能動素子が形成されていないTNやSTNなどのパ
ッシブ型のパネルでも良い。
【0085】また本実施例では液晶表示素子を例にと
り、説明したが、プラズマアドレス式液晶ディスプレイ
などに利用される遮光層に適用することも可能である。
【0086】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、一対の基
板間に液晶を挟持してなる液晶表示素子において、同一
基板上に配向を制御する突起物と光を遮光する遮光層が
形成されており、前記突起物と前記遮光層は同一材料で
形成されていることにより、良好な配向と良好なコント
ラストを両立すると共に工程の簡略化と材料費の低減を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】a)本実施の形態1における液晶表示素子の画
素部の構造を模式的に示す上面図 b)本実施の形態1における液晶表示素子の画素部の構
造を模式的に示す断面図
【図2】本実施の形態1における液晶表示素子の遮光層
を形成した後の構造を模式的に示す上面図
【図3】本実施の形態1におけるグレ−ト−ン露光の製
造工程を示す図
【図4】本実施の形態1における液晶表示素子の製造方
法を示す図
【図5】a)本発明のOCB液晶の構造を模式的に示す
断面図(スプレイ状態) b)本発明のOCB液晶の構造を模式的に示す断面図
(ベンド状態) c)本発明のOCB液晶の構造を模式的に示す断面図
(駆動状態)
【図6】a)従来のOCB液晶の構造を模式的に示す断
面図(スプレイ状態) b)従来のOCB液晶の構造を模式的に示す断面図(ベ
ンド状態) c)従来のOCB液晶の構造を模式的に示す断面図(駆
動状態)
【図7】a)本実施の形態1における液晶表示素子の画
素部の構造を模式的に示す上面図 b)本実施の形態1における液晶表示素子の画素部の構
造を模式的に示す断面図
【図8】本実施の形態1における液晶表示素子の対向基
板側の遮光層の構造を模式的に示す上面図
【図9】本実施の形態2における液晶表示素子の製造方
法を示す図
【符号の説明】
1,2 ガラス基板 5 対向電極 6 配向膜 7 遮光膜 8 シ−ル樹脂 9 液晶分子 10 映像信号線(ソ−ス線) 11 走査信号線(ゲ−ト線) 12 能動素子 13 画素電極 15 封口樹脂 16 導電ペ−スト 22 遮光層が形成されない領域 23 液晶 24 感光性樹脂 25 フォトマスク 30 配向を制御する機能を有する突起物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 將市 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田中 好紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 佐藤 一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H088 FA01 FA09 FA10 HA03 HA04 HA08 HA14 MA02 MA16 MA18 2H089 NA22 NA24 QA13 QA15 TA04 TA07 TA13 2H090 HA16 HC10 HD14 HD17 MB11 2H091 FA34Y FB02 FB08 FC10 FD04 GA06 GA07 GA11 LA13 LA17 2H093 NA43 NA63 ND04 ND17

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板間に液晶を挟持してなる液晶
    表示素子において、同一基板上に配向を制御する突起物
    と光を遮光する遮光層が形成されており、前記突起物と
    前記遮光層は同一材料で形成されていることを特徴とす
    る液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 前記突起物と前記遮光層が同一工程で形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示
    素子。
  3. 【請求項3】 前記突起物と前記遮光層がグレ−ト−ン
    露光により形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の液晶表示素子。
  4. 【請求項4】 前記突起物と前記遮光層が絶縁膜により
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の液晶表
    示素子。
  5. 【請求項5】 前記突起物と前記遮光層が金属により形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示
    素子。
  6. 【請求項6】 前記遮光層がスイッチング素子の上に形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示
    素子。
  7. 【請求項7】 第一の基板上に配向を制御する突起物と
    光を遮光する遮光層をグレ−ト−ン露光により形成し、
    前記第一の基板と第二の基板とを貼り合わせた後、液晶
    を注入し、注入口を封口することを特徴とする液晶表示
    素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 第一の基板上に配向を制御する突起物と
    光を遮光する遮光層をグレ−ト−ン露光により形成し、
    前記第一の基板上あるいは第二の基板上に液晶を形成し
    た後、前記第一の基板と第二の基板とを貼り合わせるこ
    とを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 第一の基板上に配向を制御する突起物と
    光を遮光する遮光層を同一材料の絶縁膜により形成し、
    第二の基板と貼り合わせた後、液晶を注入し、注入口を
    封口することを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 第一の基板上に配向を制御する突起物
    と光を遮光する遮光層を同一材料の絶縁膜により形成
    し、前記第一の基板上あるいは第二の基板上に液晶を形
    成した後、前記第一の基板と第二の基板とを貼り合わせ
    ることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 第一の基板上に配向を制御する突起物
    と光を遮光する遮光層を金属により形成し、前記第一の
    基板と第二の基板とを貼り合わせた後、液晶を注入し、
    注入口を封口することを特徴とする液晶表示素子の製造
    方法。
  12. 【請求項12】 第一の基板上に配向を制御する突起物
    と光を遮光する遮光層を金属により形成し、前記第一の
    基板上あるいは第二の基板上に液晶を形成した後、前記
    第一の基板と第二の基板とを貼り合わせることを特徴と
    する液晶表示素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記配向を制御する突起物及び光を遮
    光する遮光層が同一工程で形成されていることを特徴と
    する請求項7〜12のいずれかに記載の液晶表示素子の
    製造方法。
  14. 【請求項14】 前記液晶表示素子がフィ−ルドシ−ケ
    ンシャル方式であることを特徴とする請求項1に記載の
    液晶表示素子。
  15. 【請求項15】 前記配向を制御する突起物が1画素に
    一定数の割合で形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の液晶表示素子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007072424A (ja) * 2005-08-09 2007-03-22 Sanyo Epson Imaging Devices Corp 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び電子機器
JP2008175838A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Tohoku Univ 液晶表示装置
US7826013B2 (en) 2004-11-26 2010-11-02 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Liquid crystal display device having OCB mode liquid crystal layer and method of fabricating the same

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