JP2003075808A - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置及びその製造方法

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JP2003075808A
JP2003075808A JP2002000468A JP2002000468A JP2003075808A JP 2003075808 A JP2003075808 A JP 2003075808A JP 2002000468 A JP2002000468 A JP 2002000468A JP 2002000468 A JP2002000468 A JP 2002000468A JP 2003075808 A JP2003075808 A JP 2003075808A
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protrusion
crystal display
display device
protrusions
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JP2002000468A
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Inventor
Kazuo Inoue
一生 井上
Katsuhiko Kumakawa
克彦 熊川
Akio Takimoto
昭雄 滝本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高さが異なる複数種類の突起物が所望の位置
に正確に形成された液晶表示装置を効率良く製造する。 【解決手段】 それぞれ電極(13,5)を備えた一対
の基板(1,2)と、該一対の基板(1,2)間に挟持
される液晶層とを有し、一対の基板(1,2)の一方
に、互いに突起高さが異なる少なくとも2種類の突起部
(20,21)が同一材料により形成されている液晶表
示装置である。この突起部(20,21)は、一対の基
板(1,2)の一方に、感光性樹脂からなる突起用樹脂
膜を形成する樹脂膜形成工程と、光透過率に分布を有す
るフォトマスクを用いて、前記突起用樹脂膜の残存厚み
に分布が生じるように露光及び現像を行うことにより、
異なる突起高さを有する少なくとも2種類の突起部(2
0,21)を基板(2)上に同時に形成する突起部形成
工程とにより得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、薄型化、軽量化、低電
圧駆動可能などの長所により腕時計、電子卓上計算機、
パ−ソナルコンピュ−タ、パ−ソナルワ−ドプロセッサ
などに利用されている。従来、主として用いられている
TN(Twisted Nematic)型液晶表示装置は、上下基板
に電極を形成し、誘電率異方性が正の液晶を2枚の基板
間で90°捩じれた状態で基板間に挟持し、基板に垂直
な縦方向の電界により液晶をスイッチングさせる方式で
ある。このTN型液晶パネルは視野角が狭く、階調表示
の反転が生じてしまう。
【0003】これに対して上下基板間に誘電率異方性が
負の液晶を挟持し、垂直配向膜などにより電界を印加し
ない状態では液晶分子を縦方向に整列させておき、電界
を印加した場合に液晶分子が横方向を向くVA(Vertic
al Alignment)モ−ドが開発されている。このVAモ−
ドの液晶表示装置は、TN型に比べて広い視野角を得る
ことができる。しかし、この方法でも、液晶分子が一方
向に傾いた場合にその方向から液晶パネルを観察すると
階調表示の反転が生じてしまう。
【0004】このため、例えば特開平11−24222
5号公報や、特開2000−305086号公報などで
は、表示領域内に規則的に配置された突起物を形成し、
この突起物により液晶分子の配向を制御することが示さ
れている。
【0005】また、特開2000−206541号公報
には、液晶を挟持する上下基板の間隔(セル厚)を維持
する突起部を一方の基板上に形成すると共に、当該一方
の基板にいわゆる平坦化膜を設けることが示されてい
る。しかし、この特開2000−206541号公報で
は、突起高さが異なる少なくとも2種類の突起部および
その製造方法には言及されていない。また、この公報に
記載された構成は、画素電極と対向電極との間に突起部
が形成されている一方、平坦化膜は画素電極の下方に形
成されている。
【0006】また、TN型液晶よりも視野角を広げられ
る方式として、OCB(Opticallyself−Compensated B
irefringence)モードも考案されている。OCBモード
は、液晶分子を上下基板で同方向に配向させておき(ス
プレイ状態)、DC電圧を印加することによりパネル中
央の液晶分子の配列を曲がった状態にし(ベンド状
態)、その後、駆動させる方式である。この方式では、
スプレイ状態からベンド状態に容易に転移させるため
に、凸部を備えた構成が知られている(特開平10−2
0284号公報)。
【0007】また、高分子壁によって分割された液晶領
域内に軸対称配向した液晶分子を有するASM(Axiall
y Symmetric aligned Micro-cell)モードの液晶表示装
置においては、高分子壁の一部に柱状突起を形成した構
成が知られている(特開2000−081623号公
報)。
【0008】また、バックライトを用いて液晶パネルの
背面から光を入射する透過型の液晶表示装置に対し、バ
ックライトを使用せずに外部光を反射膜で反射させて表
示を行う反射型の液晶表示装置においては、基板表面に
感光性を有する膜を形成し、フォトリソグラフィ法によ
り膜表面に多数の凹凸を形成した後、この膜上にAlな
どの金属を画素電極として形成することにより、画素電
極を反射膜とした構成が知られている(特開平5−23
2465号公報)。
【0009】このように、種々の液晶表示装置におい
て、基板上に突起物を形成することが従来から行われて
いる。このような突起物は、液晶の配向制御やセル厚の
維持など種々の目的に応じて、高さが異なる複数種類が
形成される場合がある。
【0010】ところが、従来においては、高さが異なる
複数種類の突起物をそれぞれ別工程で異なる材料により
形成していたため、作業効率が悪く、更に、種類の異な
る突起物同士の位置関係を正確に調整することが困難で
あるという問題があった。例えば、セル厚を保持するた
めに一方の基板上に球状の樹脂スペーサを散布した後
で、他方の基板と貼り合わせる場合には、この間隔保持
用のスペーサと配向制御用の突起物などのスペーサとは
別工程で異なる材料により形成される。また、特開20
00−305086号公報においては、突起パターンの
一部を遮光膜上に形成することにより、突起物の高さを
変化させて配向分割及びセル厚の維持を可能にした構成
が示されているが、突起物の高さが高い部分は遮光膜が
その一部を構成しているので、高さが異なる複数種類の
突起物を同一工程で形成するものではなく、更に、突起
物全体が同一材料で形成されたものでもない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題を解決すべくなされたものであって、高さが異なる複
数種類の突起物が所望の位置に正確に形成された液晶表
示装置の提供を目的とし、更に、このような液晶表示装
置を効率良く製造することができる液晶表示装置の製造
方法の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る液晶表示装置は、それぞれ電極を備えた
一対の基板と、該一対の基板間に挟持される液晶層とを
有し、前記一対の基板の一方に、互いに突起高さが異な
る少なくとも2種類の突起部が同一材料により形成され
ていることを特徴とする。
【0013】前記突起部は、前記一対の基板がそれぞれ
有する前記電極間にいずれも形成することができ、突起
部を、例えばセル厚保持用や、液晶の配向制御用として
機能させることができる。
【0014】この液晶表示装置において、前記突起部
は、以下の(1)〜(4)のいずれかに示すように構成
されていることが好ましい。 (1)前記突起部は、第1の突起部及び該第1の突起部
よりも突起高さが低い第2の突起部を含んでおり、前記
第1の突起部により前記一対の基板の間隔が保持され、
前記第2の突起部により前記液晶層の配向制御が行われ
る。この場合、前記第1の突起部は、25個/mm2
下の分布密度で形成されていることが好ましく、前記第
2の突起部は、1個/ドット以上の分布密度で形成され
ていることが好ましい。 (2)前記突起部は、第1の突起部及び該第1の突起部
よりも突起高さが低い第2の突起部を含んでおり、前記
第1の突起部により前記一対の基板の間隔が保持され、
前記第2の突起部により前記電極に反射光散乱用の凹凸
が形成される。この場合、前記第1の突起部は、25個
/mm2以下の分布密度で形成されていることが好まし
く、前記第2の突起部は、400個/mm2以上の分布
密度で形成されていることが好ましい。 (3)前記突起部は、第1の突起部及び該第1の突起部
よりも突起高さが低い第2の突起部を含んでおり、前記
第1の突起部により前記液晶層の配向制御が行われ、前
記第2の突起部により前記電極に反射光散乱用の凹凸が
形成される。この場合、前記第1の突起部は、1個/ド
ット以上の分布密度で形成されていることが好ましく、
前記第2の突起部は、400個/mm2以上の分布密度
で形成されていることが好ましい。 (4)前記突起部は、第1の突起部、該第1の突起部よ
りも突起高さが低い第2の突起部、及び該第2の突起部
よりも突起高さが低い第3の突起部を含んでおり、前記
第1の突起部により前記一対の基板の間隔が保持され、
前記第2の突起部により前記液晶層の配向制御が行わ
れ、前記第3の突起部により前記電極に凹凸が形成され
る。この場合、前記第1の突起部は、25個/mm2
下の分布密度で形成されていることが好ましく、前記第
2の突起部は、1個/ドット以上の分布密度で形成され
ていることが好ましく、前記第3の突起部は、400個
/mm 2以上の分布密度で形成されていることが好まし
い。
【0015】前記突起部は、感光性樹脂又は金属材料に
より形成することができる。また、前記突起部の少なく
とも1種類を側面視台形状とすることにより、例えば、
基板間隔をより均一にしたり、配向制御をより容易にす
ることができる。
【0016】上述した液晶表示装置は、OCB(Optica
lly self−Compensated Birefringence)モード又はV
A(Vertical Alignment)モードであることが好まし
い。VAモードには、MVA(Multi-domain Vertical
Alignment)モードやCPA(Continuous Pinwheel Ali
gnment)モードが含まれる。更に、ASM(Axially Sy
mmetric aligned Micro-cell)モ−ドについても、初期
配向が垂直配向ならばVAモ−ドに含まれる。
【0017】また、本発明の前記目的は、一対の基板間
に液晶層が挟持される液晶表示装置を製造する方法であ
って、前記一対の基板の一方に、感光性樹脂からなる突
起用樹脂膜を形成する樹脂膜形成工程と、光透過率に分
布を有するフォトマスクを用いて、前記突起用樹脂膜の
残存厚みに分布が生じるように露光及び現像を行うこと
により、異なる突起高さを有する少なくとも2種類の突
起部を前記基板上に同時に形成する突起部形成工程と、
前記突起部が形成された側を他方の前記基板に対向させ
て貼り合わせた後、前記一対の基板間に液晶を封入する
液晶封入工程とを備えることを特徴とする液晶表示装置
の製造方法(第1の製造方法)により達成される。
【0018】或いは、本発明の前記目的は、一対の基板
間に液晶層が挟持される液晶表示装置を製造する方法で
あって、前記一対の基板の一方に、感光性樹脂からなる
突起用樹脂膜を形成する樹脂膜形成工程と、光透過率に
分布を有するフォトマスクを用いて、前記突起用樹脂膜
の残存厚みに分布が生じるように露光及び現像を行うこ
とにより、異なる突起高さを有する少なくとも2種類の
突起部を前記基板上に同時に形成する突起部形成工程
と、前記一対の基板のいずれか一方の表面に液晶を供給
した後、前記一方の基板と他方の基板とを貼り合わせて
液晶を封入する液晶封入工程とを備えることを特徴とす
る液晶表示装置の製造方法(第2の製造方法)によって
も達成される。
【0019】或いは、本発明の前記目的は、一対の基板
間に液晶層が挟持される液晶表示装置を製造する方法で
あって、前記一対の基板の一方に、感光性樹脂を繰り返
し塗布、露光及び現像することにより突起用着色層を積
層し、前記突起用着色層の積層状態に分布をもたせるこ
とにより、異なる突起高さを有する少なくとも2種類の
突起部を前記基板上に同時に形成する突起部形成工程
と、前記突起部が形成された側を他方の前記基板に対向
させて貼り合わせた後、前記一対の基板間に液晶を封入
する液晶封入工程とを備えることを特徴とする液晶表示
装置の製造方法(第3の製造方法)によっても達成され
る。
【0020】或いは、本発明の前記目的は、一対の基板
間に液晶層が挟持される液晶表示装置を製造する方法で
あって、前記一対の基板の一方に、感光性樹脂を繰り返
し塗布、露光及び現像することにより突起用着色層を積
層し、前記突起用着色層の積層状態に分布をもたせるこ
とにより、異なる突起高さを有する少なくとも2種類の
突起部を前記基板上に同時に形成する突起部形成工程
と、前記一対の基板のいずれか一方の表面に液晶を供給
した後、前記一方の基板と他方の基板とを貼り合わせて
液晶を封入する液晶封入工程とを備えることを特徴とす
る液晶表示装置の製造方法(第4の製造方法)によって
も達成される。
【0021】これら第1〜第4の製造方法においては、
前記突起部形成工程の前に、前記一方の基板に電極を形
成する工程を有することが好ましい。
【0022】また、第1及び第2の製造方法において
は、前記一対の基板の一方に感光性樹脂を塗布、露光及
び現像することにより表示用着色層を形成する工程と、
前記表示用着色層の表面に透明導電膜からなる電極を形
成する工程とを更に備えることで、前記電極の表面に、
前記突起用樹脂膜を形成することができる。
【0023】同様に、第3及び第4の製造方法において
は、前記一対の基板の一方に感光性樹脂を塗布、露光及
び現像することにより表示用着色層を形成する工程と、
前記表示用着色層の表面に透明導電膜からなる電極を形
成する工程とを更に備えることで、前記電極の表面に、
前記突起用着色層を形成することができる。この場合、
前記表示用着色層と前記突起用着色層とは同一の樹脂材
料により形成することが好ましく、これによって、工程
の効率化及び材料費の軽減を図ることができる。
【0024】また、第1及び第2の製造方法において、
前記樹脂膜形成工程は、前記一対の基板の一方にソース
配線とゲート配線とを略直交するように配置し、前記ソ
ース配線とゲート配線との各交差部付近にスイッチング
素子を形成した後、該基板上に前記突起用樹脂膜を形成
することにより行っても良く、この場合、前記突起部形
成工程の後、前記突起部が形成された表面に電極を選択
的に形成し、少なくとも突起高さが最も高い前記突起部
を前記電極から突出させることが好ましい。
【0025】同様に、第3及び第4の製造方法におい
て、前記突起部形成工程は、前記一対の基板の一方にソ
ース配線とゲート配線とを略直交するように配置し、前
記ソース配線とゲート配線との各交差部付近にスイッチ
ング素子を形成した後、該基板上に前記突起用着色層を
形成することにより行っても良く、この場合、前記突起
部形成工程の後、前記突起部が形成された表面に電極を
選択的に形成し、少なくとも突起高さが最も高い前記突
起部を前記電極から突出させることが好ましい。
【0026】これら第1〜第4の製造方法においては、
少なくとも突起高さが最も低い前記突起部を前記電極に
より覆うことで、前記電極に反射光散乱用の凹凸を形成
することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0028】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係る液晶表示装置を構成する対向基板の平
面図であり、図2は、図1におけるA−A断面図であ
る。本実施形態は、OCBモードの液晶表示装置への適
用例を示すものである。
【0029】図1及び図2に示すように、対向基板2
は、光遮断用の遮光膜7と、カラー表示用の表示用着色
層3と、この表示用着色層3を保護するアクリル系樹脂
などのオーバーコート層4と、液晶駆動用の対向電極5
と、液晶を水平配向させる水平配向膜6とを備えてお
り、更に、第1の突起部20及び第2の突起部21を備
えている。第1及び第2の突起部20,21は、互いに
高さが異なっており、突起高さの高い第1の突起部20
が、後述するアレイ基板との間隔(セル厚)保持用とし
て機能するのに対し、突起高さの低い第2の突起部21
が、液晶の配向制御用として機能する。この対向基板2
は、以下の方法で製造することができる。
【0030】まず、対向基板2となるガラス基板上に、
金属クロム(Cr)をスパッタ等により成膜した後、フ
ォトリソグラフ法でパターン形成することにより、遮光
膜7を形成する。尚、遮光膜7は、樹脂材料を用いて、
スピンコートや印刷などにより塗布することにより形成
しても良い。
【0031】次に、顔料を分散した感光性樹脂を基板上
に塗布、露光及び現像する工程を、RGBの3色につい
て繰り返すことにより、ドット状に表示用着色層3を形
成する。
【0032】ついで、Cr等による液晶層への汚染を防
ぐため、アクリル等の樹脂によりオーバーコート層4を
形成した後、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明導
電膜からなる対向電極5を形成する。
【0033】そして、この対向電極5の表面に、第1の
突起部20及び第2の突起部21を形成する。本実施形
態においては、互いに高さが異なる2種類の突起部を同
一工程により形成するため、グレートーン露光を採用し
た。グレートーン露光により突起部を形成する方法を、
図3を参照して説明する。
【0034】まず、図3(a)に示すように、対向電極
5上に感光性アクリル樹脂(例えば、JSR株式会社製
の品番「PC335」)をスピンコートなどにより塗布
し、突起用樹脂膜24を形成した後、80℃で1分間プ
リベークを行う。
【0035】次に、図3(b)に示すように、フォトマ
スク25を使用して露光する。このフォトマスク25
は、光透過率がそれぞれ異なる3つの領域a,b,cを
有し、領域aは照射光が全く通過しない領域であり、領
域bは照射光が一部通過する領域であり、領域cは照射
光が完全に通過する領域である。
【0036】この後、現像液を用いて25℃で1分間現
像を行い、流水で洗浄した後、220℃で1時間ポスト
ベークを行う。これにより、突起用樹脂膜24が照射さ
れた部分が溶解して除去され、図3(c)に示すよう
に、領域aに対応する位置には、突起高さが高い第1の
突起部20が形成され、領域bに対応する位置には、突
起高さが低い第2の突起部21が形成され、領域cに対
応する位置には、突起部が形成されない。尚、本実施形
態では、ポジティブ型の感光性樹脂により突起用樹脂膜
24を形成しているが、光照射部分が現像後に残るネガ
ティブ型の感光性樹脂を使用した場合であっても、高さ
が異なる2種類の突起部を形成することが可能である。
また、フォトマスク25における光透過性の異なる領域
を更に細分化することにより、突起高さの異なる突起物
の種類を更に増やすことができる。
【0037】第1の突起部20及び第2の突起部21の
平面形状は、フォトマスク25の領域a,b,cの形状
に合わせて、円形状や矩形状などにすることができる。
また、図2又は図3に示すように、対向電極5から先端
に向けて先細となるように側面視台形状に形成しても良
い。第1の突起部20又は第2の突起部21に斜面を形
成する方法として、例えば、フォトマスク25において
当該斜面に相当する領域を多数に分割して光透過率を段
階的に変化させる方法や、フォトマスク25の表面の一
部を凸レンズ状又は凹レンズ状の曲面にして当該斜面に
相当する領域の光透過率を連続的に変化させる方法など
を挙げることができる。第1の突起部20を側面視台形
状に形成することで、形状の安定性を得ることができ、
均一なセル厚を得ることができる。
【0038】本実施形態においては、第1の突起部20
の突起高さを5μmとし、第2の突起部21の突起高さ
を2μmとした。また、本実施形態においては、図1に
示すように、第1の突起部20及び第2の突起部21
を、いずれも遮光膜7上に形成して、隣接する第1の突
起部20同士の間隔を約300μm(3ドット毎)と
し、隣接する第2の突起部21同士の間隔を約100μ
m(1ドット毎)とした。第1の突起部20は、互いに
対向する基板(即ち、対向基板及びアレイ基板)の間隔
保持用として機能するので、隣接する第1の突起部20
同士の間隔が狭すぎると、基板同士が強固に固定されて
しまう。このため、基板間に封入された液晶層が温度変
化により収縮又は膨張した場合に、この体積変化に基板
間隔が追従せず、液晶層内に気泡が発生し易くなる。そ
こで、第1の突起部20の間隔は、200μm以上(或
いは、分布密度が25個/mm2以下)とすることが好
ましい。一方、第2の突起部21は、液晶の配向を制御
する機能を果たすものであるから、各ドット毎に配置す
ることが好ましい。第2の突起部21は、1ドットに複
数配置することも可能である。即ち、第2の突起部21
の分布密度は、1個/ドット以上であることが好まし
い。尚、第1の突起部20は、対向基板2の縁部におけ
る後述のアレイ基板とのシール部にも形成される。
【0039】次に、この対向基板2と対向配置されるア
レイ基板について説明する。図4は、アレイ基板の1ド
ットを示す要部平面図である。
【0040】図4に示すように、ガラス基板からなるア
レイ基板1上に、映像信号を供給するソース配線10と
走査信号を供給するゲート配線11とが略直交するよう
に配置されている。ゲート配線11上の領域22,23
は、アレイ基板1に対向基板2を貼り合わせた時の、第
1の突起部20及び第2の突起部21の位置にそれぞれ
対応している。
【0041】ソース配線10とゲート配線11との各交
差部付近には、半導体層を有する薄膜トランジスタ(T
FT:Thin Film Transistor)12がスイッチング素子
として形成されている。各ドットには、ITO(Indium
Tin Oxide)などの透明導電膜からなる画素電極13が
配置されており、この画素電極13は、TFT12を介
してソース配線10に接続されている。また、ゲート配
線11の上方には、絶縁層を介して蓄積容量部17が形
成されており、この蓄積容量部17は画素電極13に接
続されている。尚、このようなアレイ基板1の構成につ
いては従来の一般的なものであるため、製法の詳細な説
明は省略する。
【0042】次に、図5を参照して、アレイ基板1及び
対向基板2により液晶パネルを製造する方法を説明す
る。まず、アレイ基板1及び対向基板2を洗浄した後、
それぞれの表面に水平配向膜を印刷し、200℃で1時
間加熱して熱硬化させた後、各水平配向膜に対して同一
方向へのラビング処理を施す(図5(a))。
【0043】次に、アレイ基板1又は対向基板2の一方
にエポキシ樹脂などのシール樹脂8をシール部に沿って
塗布し、アレイ基板1と対向基板2との導通をとるため
に導電ペースト16を塗布した後、アレイ基板1及び対
向基板2を貼り合わせ、150℃で2時間加熱してシー
ル樹脂8を硬化させることにより、空パネルを作製する
(図5(b))。図4のB−B線に対応する空パネルの
断面形状を図6に示す。
【0044】ついで、この空パネルを減圧した槽内に設
置して、真空注入法(即ち、パネル内部を真空にした
後、注入口19を液晶に浸してから槽内を常圧に戻すこ
とで、液晶をパネル内部に注入する方法)により、アレ
イ基板1と対向基板2との隙間にネマチック液晶を注入
する(図5(c))。
【0045】そして、注入口19の全体に光硬化性樹脂
からなる封口樹脂15を塗布し、光照射により封口樹脂
15を硬化させる(図5(d))。
【0046】この後、アレイ基板1及び対向基板2の外
側表面(対向する面とは反対側の面)に偏光板を貼り付
けることにより、液晶表示装置を構成する液晶パネルが
完成する。
【0047】この液晶表示装置における液晶分子の動作
を、図7を参照して説明する。アレイ基板1と対向基板
2との間に封入された液晶分子は、各基板のラビング方
向を同一方向にしているために、電圧印加前は、液晶分
子9の配向方位がアレイ基板1及び対向基板2に対して
略平行となり、アレイ基板1及び対向基板2の近傍にお
けるプレチルト角が10゜以下のスプレイ配向となる
(図7(a))。
【0048】この液晶表示装置にDC電圧を印加して、
アレイ基板1と対向基板2との間に電界を生じさせる
と、液晶分子9の全体的な配列が曲げられたベンド配向
となる(図7(b))。対向基板2には第2の突起部2
1が形成されているので、第2の突起部21の近傍を起
点としてスプレイ配向からベンド配向に転移し易くな
り、良好な配向状態を得ることができる。尚、液晶分子
9がベンド配向の状態でTFT12をオン状態にする
と、液晶分子9は図7(c)に示す状態になる。
【0049】このように、本実施形態に係る液晶表示装
置によれば、それぞれ所定の光透過率を有する領域a,
b,cを備えたフォトマスク25を使用することによ
り、それぞれ所望の突起高さを有する第1突起部20及
び第2の突起部21を対向基板2に同一工程で形成する
ことができるので、工程の短縮化を図ることができる。
【0050】また、フォトマスク25のアライメントが
1回だけで良いので、第1の突起部20及び第2の突起
部21を表示領域外の所定位置に精度良く形成すること
ができる。したがって、第1の突起部20及び第2の突
起部21を表示領域以外の箇所に確実に形成することが
でき、ガラスファイバーなどからなるセル厚保持用のス
ペーサ120を散布する構成に比べて表示領域の光透過
率を高くすることができ、明るい表示画面を得ることが
できる。
【0051】更に、第1突起部20及び第2の突起部2
1を同一材料により形成することができるので、材料費
の低減が図れるだけでなく、第1突起部20及び第2の
突起部21間で液晶分子との相互作用が略等しくなるの
で、表示面内において均一な光学特性を得ることができ
る。
【0052】(第2の実施形態)図8は、本発明の第2
の実施形態に係る液晶表示装置に備えられた液晶パネル
を示す要部断面図である。図8において、上述した本発
明の第1の実施形態に係る液晶表示装置と同様の構成部
分については同一の符号を付して、詳細な説明を省略す
る。
【0053】第1の実施形態に係る液晶表示装置が、O
CBモードの液晶パネルを備えるのに対し、本実施形態
の液晶表示装置は、VAモードの液晶パネルを備えてい
る。即ち、第1の実施形態におけるアレイ基板1及び対
向基板2に設けられた水平配向膜6に代えて垂直配向膜
106を設けて液晶パネルを構成している。
【0054】垂直配向膜106は、例えば、n−オクタ
デシルトリエトキシシランの0.3重量%イソプロピル
アルコール溶液をアレイ基板1及び対向基板2に印刷
し、100℃で1時間熱乾燥することにより形成するこ
とができる。液晶は、誘電率異方性が負のネマチック液
晶を使用する。
【0055】また、第2の突起部21を、側面視台形状
とする代わりに、三角形状の先端部を有する形状とし
た。その他の構成については、第1の実施形態と同様と
した。第2の突起部21の先端を側面視三角形状に形成
する方法としては、第1の実施形態で示した斜面の形成
方法と同様の手法で行うことができる。
【0056】このように構成された液晶パネルによれ
ば、オフ状態においては液晶分子9がアレイ基板1及び
対向基板2に対して略垂直に配向しようとするが、図8
(a)に示すように、第2の突起部21によって液晶分
子9は若干傾斜した状態になる。このプレチルト方向は
第2の突起部21を挟んだ両側において異なる方向とな
り、配向膜106のラビングを行わずに配向分割を行う
ことができる。
【0057】そして、電圧を印加してオン状態にする
と、図8(b)に示すように、液晶分子は第2の突起部
21の斜面に沿って傾斜する。この結果、液晶分子9は
2方向に傾斜し、広い視野角を得ることができる。
【0058】本実施形態においても、セル厚保持用の第
1の突起部20と配向制御用の第2の突起部21とを同
一材料により同一工程で形成することができるので、第
1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0059】VAモードには、本実施形態に示した構成
以外に、配向分割数を更に増加させたMVA(Multi-do
main Vertical Alignment)モードやCPA(Continuou
s Pinwheel Alignment)モードも含まれ、本実施形態と
同様の方法で液晶表示装置を製造することができる。
【0060】(第3の実施形態)図9は、本発明の第3
の実施形態に係る液晶表示装置に備えられた液晶パネル
を示す要部断面図である。図9において、上述した本発
明の第1の実施形態に係る液晶表示装置と同様の構成部
分については同一の符号を付して、詳細な説明を省略す
る。
【0061】第1の実施形態に係る液晶表示装置は、第
1の突起部20及び第2の突起部21がグレートーン露
光により形成されるのに対し、本実施形態に係る液晶表
示装置は、第1の突起部20及び第2の突起部21が突
起用着色層を積層することにより形成される。
【0062】即ち、第1の実施形態と同様にして対向電
極5を形成した後、カラー表示用の表示用着色層3の形
成方法と同様に、塗布、露光及び現像をRGBの3色に
ついて繰り返すことで、突起用着色層を重ねていく。例
えば、第1の突起部20を形成する位置に、RGBの3
色の突起用着色層20a,20b,20cをこの順に積
層するのに対し、第2の突起部21を形成する位置に
は、RGの2色のみの突起用着色層21a,21bをこ
の順に積層する。これら以外の位置には、突起用着色層
を形成しない。これにより、同一材料からなり高さが異
なる2種類の突起部を、同一工程で形成することができ
る。この後は、第1の実施形態と同様の手法により液晶
表示装置を製造することができる。尚、第1の突起部2
0及び第2の突起部21は、表示領域外のゲート配線1
1上に形成される。
【0063】本実施形態に係る液晶表示装置によれば、
第1の実施形態と同様の効果に加え、カラー表示用の表
示用着色層3の材料と同一の材料を用いて第1の突起部
20及び第2の突起部21を形成することができるの
で、材料費の更なる低減を図ることができる。
【0064】(第4の実施形態)図10は、本発明の第
4の実施形態に係る液晶表示装置に備えられた液晶パネ
ルの要部平面図であり、図11は、図10のC−C断面
図である。図10及び図11において、上述した本発明
の第1の実施形態に係る液晶表示装置と同様の構成部分
については同一の符号を付して、詳細な説明を省略す
る。
【0065】本実施形態に係る液晶表示装置の液晶パネ
ルは、第1の実施形態と同様に、突起高さの高い第1の
突起部20及び突起高さの低い第2の突起部21を有し
ているが、いずれもアレイ基板1に形成されている。ま
た、第1の突起部20がセル厚保持用として機能するの
に対し、第2の突起部21が反射光散乱用として機能す
る。その他の構成については、画素電極13が入射光を
反射するアルミニウムなどの金属からなることを除き、
第1の実施形態と同様である。
【0066】この液晶パネルの製造方法について説明す
る。対向基板2については、第1の実施形態と同様にし
て形成することができるが、対向電極5の表面に第1の
突起部20及び第2の突起部21を形成する工程を行う
ことなく配向膜を形成する。
【0067】アレイ基板1については、第1の実施形態
と同様、ガラス基板などのアレイ基板1上にソース配線
10とゲート配線11とを略直交するように配置し、ソ
ース配線10とゲート配線11との各交差部付近に、半
導体層を有するTFT12をスイッチング素子として形
成する。そして、TFT12を保護するようにSiO 2
膜やSiNx 膜などから形成された絶縁膜14の表面
に、第1の突起部20及び第2の突起部21を形成す
る。
【0068】第1の突起部20及び第2の突起部21の
形成は、絶縁膜14上に突起用樹脂膜24を形成した
後、第1の実施形態と同様にグレートーン露光により行
う(図3参照)。第1の突起部20の高さ及び位置は、
第1の実施形態と同様とした。
【0069】一方、第2の突起部21は、反射光を適度
に散乱させるためのものであり、0.5μmの高さでド
ット内に多数形成する。具体的には、第2の突起部21
を、50μm以下の間隔で形成するか、或いは、400
個/mm2以上の分布密度とすることが好ましい。
【0070】本実施形態においては、絶縁膜14上に突
起用樹脂膜24を形成することで、第1の突起部20及
び第2の突起部21を形成しているが、絶縁膜14にグ
レートーン露光を行うことにより、突起用樹脂膜24を
形成することなく、絶縁膜14の上部を第1の突起部2
0及び第2の突起部21とすることも可能である。
【0071】こうして第1の突起部20及び第2の突起
部21を形成した後、表面にAlからなる画素電極13
を選択的に形成し、絶縁膜14に形成したコンタクトホ
ール26を介して、画素電極13をTFT12のドレイ
ン電極に電気的に接続する。これにより、第1の突起部
20は画素電極13から突出した状態になる一方、第2
の突起部21は画素電極13により覆われた状態にな
る。画素電極13は、第2の突起部21の上方に形成さ
れることによって表面に凹凸が生じ、良好な反射特性を
得ることができる。画素電極13の材料は、反射板とし
て機能し得るものであれば特に限定されない。この後
は、第1の実施形態と同様にして、液晶表示装置を完成
させる。
【0072】本実施形態に係る液晶表示装置によれば、
第1の実施形態と同様に、第1突起部20及び第2の突
起部21を対向基板2に同一工程で形成することができ
るので、工程の短縮化を図ることができる。
【0073】また、第1の突起部20及び第2の突起部
21を所定位置に精度良く形成することができるので、
第1の突起部20を表示領域外の箇所に配置すると共
に、第2の突起部21を各ドット内に所定の分布で多数
配置することにより、表示品位の高い反射型の液晶表示
装置を得ることができる。
【0074】更に、第1突起部20及び第2の突起部2
1を同一材料により形成することができるので、材料費
の低減を図ることができる。
【0075】(第5の実施形態)図12は、本発明の第
5の実施形態に係る液晶表示装置に備えられた液晶パネ
ルの要部平面図であり、図13は、図12のD−D断面
図である。図12及び図13において、上述した本発明
の第4の実施形態に係る液晶表示装置と同様の構成部分
については同一の符号を付して、詳細な説明を省略す
る。
【0076】本実施形態に係る液晶表示装置の液晶パネ
ルは、第4の実施形態と同様に、突起高さの高い第1の
突起部20及び突起高さの低い第2の突起部21が、い
ずれもアレイ基板1に形成されている。そして、第4の
実施形態と異なり、第1の突起部20が配向制御用とし
て機能するのに対し、第2の突起部21が反射光散乱用
として機能する。アレイ基板1及び対向基板2のセル厚
は、粒径が均一なガラスファイバーなどからなるスペー
サ(図示せず)により保持される。その他の構成につい
ては、第4の実施形態と同様である。
【0077】本実施形態においても、第1の突起部20
及び第2の突起部21の形成は、グレートーン露光によ
り行うことができ(図3参照)、第4の実施形態と同様
にして、液晶表示装置を製造することができる。
【0078】本実施形態に係る液晶表示装置によれば、
第1の実施形態と同様に、第1突起部20及び第2の突
起部21を対向基板2に同一工程で形成することができ
るので、工程の短縮化を図ることができる。
【0079】また、第1の突起部20及び第2の突起部
21を所定位置に精度良く形成することができるので、
第1の突起部20を表示領域外の箇所に配置すると共
に、第2の突起部21を各ドット内に所定の分布で多数
配置することにより、表示品位の高い反射型の液晶表示
装置を得ることができる。
【0080】更に、第1突起部20及び第2の突起部2
1を同一材料により形成することができるので、材料費
の低減を図ることができる。 (第6の実施形態)図14は、本発明の第6の実施形態
に係る液晶表示装置に備えられた液晶パネルの要部平面
図であり、図15は、図14のE−E断面図である。図
14及び図15において、上述した本発明の第1の実施
形態に係る液晶表示装置と同様の構成部分については同
一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0081】本実施形態に係る液晶表示装置の液晶パネ
ルは、第1の突起部20及び第2の突起部21に加え
て、更に、第3の突起部121がアレイ基板1に形成さ
れた構成となっている。そして、突起高さが最も高い第
1の突起部20がセル厚保持用として機能し、突起高さ
がその次に高い第2の突起部21が配向制御用として機
能し、突起高さが最も低い第3の突起部121が反射光
散乱用として機能する。その他の構成については、第4
の実施形態と同様である。
【0082】本実施形態においても、第1の突起部2
0、第2の突起部21、及び第3の突起部121の形成
は、グレートーン露光により行うことができる(図3参
照)。本実施形態においては、形成する突起部が3種類
であることを考慮して、各突起部の高さに対応した光透
過率を有する領域を備えたフォトマスク25を使用すれ
ば良い。これにより、高さがそれぞれ異なる第1の突起
部20、第2の突起部21及び第3の突起部121が、
同一材料で同一工程により形成される。この後は、第4
の実施形態と同様にして、液晶表示装置を製造すること
ができる。
【0083】本実施形態に係る液晶表示装置によれば、
第1突起部20及び第2の突起部21に加えて第3の突
起部121を対向基板2に同一工程で形成することがで
きるので、工程の更なる短縮化を図ることができる。
【0084】また、第1の突起部20、第2の突起部2
1及び第3の突起部121を所定位置に精度良く形成す
ることができるので、第1の突起部20及び第2の突起
部21を表示領域外の箇所に配置すると共に、第3の突
起部121を各ドット内に所定の分布で多数配置するこ
とにより、表示品位の高い反射型の液晶表示装置にする
ことができる。
【0085】更に、第1突起部20、第2の突起部21
及び第3の突起部121を同一材料により形成すること
ができるので、材料費の低減を図ることができる。
【0086】(第7の実施形態)第1の実施形態におい
ては、アレイ基板1と対向基板2との間に液晶層を形成
するため、アレイ基板1及び対向基板2により空パネル
を作製した後に、真空注入法により液晶を注入している
が、他の方法により液晶層を形成しても良い。一例を、
図16に基づいて説明する。
【0087】まず、第1の実施形態と同様にして、アレ
イ基板1及び対向基板2を形成する(図16(a))。
次に、アレイ基板1又は対向基板2の一方に光硬化性樹
脂であるシール樹脂8をシール部に沿って塗布し、アレ
イ基板1と対向基板2との導通をとるために導電ペース
ト16を塗布した後、更に、液晶を所定量滴下する(図
16(b))。
【0088】その後、低真空度の真空雰囲気下において
アレイ基板1及び対向基板2を貼り合わせ、シール樹脂
8に紫外線を照射して硬化させる。その後、100℃で
1時間熱処理を行い、滴下された液晶をパネルの隅々ま
で拡げる(図16(c))。
【0089】この後、アレイ基板1及び対向基板2の外
側表面(対向する面とは反対側の面)に偏光板を貼り付
けることにより、液晶表示装置を構成する液晶パネルが
完成する。
【0090】本実施形態に係る液晶表示装置によれば、
低真空度の雰囲気下において液晶層を形成することがで
きるので、アレイ基板1及び対向基板2が大型のもので
あっても容易且つ短時間で作製することができる、ま
た、滴下した液晶の大部分を無駄なく使用することがで
き、材料費の軽減を図ることができる。更に、液晶注入
工程が不要であるので、製造工程を簡略化することがで
きる。
【0091】本実施形態において、第1の突起部20及
び第2の突起部21の形成は、第3の実施形態と同様、
突起用着色層を積層することにより行っても良い(図9
参照)。
【0092】(その他の実施形態)以上、本発明の実施
形態について詳述したが、本発明の具体的な態様が上記
実施形態に限定されるものではない。例えば、第1の突
起部20、第2の突起部21及び第3の突起部121
(以下、単に「突起部」という)については、上記各実
施形態において、アレイ基板1側又は対向基板2側のど
ちらに形成しても良い。
【0093】また、突起部の形成方法についても上記各
実施形態に限定されるものではなく、例えば、インクジ
ェット法や印刷法などによって形成しても良い。
【0094】また、上記各実施形態においては、突起部
の材料として感光性樹脂を使用しているが、非感光性樹
脂や金属材料などを使用して、エッチングなどにより形
成するようにしても良い。例えば、アレイ基板1側には
配線金属としてAlなどが使用されているので、これら
と同種の金属により突起部を形成することで、材料費の
低減を図ることができる。金属材料からなる突起部の先
端には、必要に応じて絶縁膜を形成すれば良い。
【0095】また、アレイ基板1や対向基板2の基板材
料としては、ガラス以外に、プラスチックフィルム等で
あっても良い。
【0096】また、上記各実施形態においては、OCB
モードやVAモードの液晶パネルに本発明を適用した例
を示しているが、TN(Twisted−Nematic)モード、S
TN(Super−Twisted−Nematic)モード、IPS(In
−Plane−Switching)モード、高分子分散型液晶モー
ド、強誘電性液晶モード、反強誘電性液晶モードなど、
種々の方式の液晶パネルに本発明を適用することができ
る。
【0097】また本発明では能動素子として3端子素子
のTFTを用いたが、2端子素子のMIM(Metal-Insu
lator-Metal)、ZnOバリスタやSiNxダイオ−ド、a
-Siダイオ−ドなどでも良く、また能動素子が形成され
ていないTNやSTNなどのパッシブ型のパネルでも良
い。
【0098】また、上記各実施形態においては、表示用
着色層3をオーバーコート層4により保護するようにし
ているが、このオーバーコート層4は必ずしも設ける必
要はない。
【0099】また、表示用着色層3の作製方法は、顔料
分散法以外に、染色法や印刷法やインクジェット法など
でも良い。また、表示用着色層3を形成せずに液晶パネ
ルを作製することもできる。
【0100】また、上記各実施形態においては、均一な
セル厚が得られるように、アレイ基板1及び対向基板2
間のシール部にも突起部を形成しているが、この代わり
に、SiO2や樹脂からなる球状又は柱状のスペ−サをシー
ル部に設けても良い。
【0101】また、絶縁膜や配向膜として着色されたも
のを使用しても良い。
【0102】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、高さが異なる複数種類の突起物が所望の位置
に正確に形成された液晶表示装置を提供することがで
き、更に、このような液晶表示装置を効率良く製造する
ことができる液晶表示装置の製造方法を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置
を構成する対向基板の平面図である。
【図2】 図1におけるA−A断面図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置
を構成する対向基板の製造工程を説明するための断面図
である。
【図4】 本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置
を構成するアレイ基板の要部平面図である。
【図5】 本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置
の製造工程を説明するための断面図である。
【図6】 図4のB−B線に対応する空パネルの断面図
である。
【図7】 本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置
における液晶分子の動作を説明するための断面図であ
る。
【図8】 本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置
に備えられた液晶パネルを示す要部断面図である。
【図9】 本発明の第3の実施形態に係る液晶表示装置
に備えられた液晶パネルを示す要部断面図である。
【図10】 本発明の第4の実施形態に係る液晶表示装
置に備えられた液晶パネルの要部平面図である。
【図11】 図10のC−C断面図である。
【図12】 本発明の第5の実施形態に係る液晶表示装
置に備えられた液晶パネルの要部平面図である。
【図13】 図12のD−D断面図である。
【図14】 本発明の第6の実施形態に係る液晶表示装
置に備えられた液晶パネルの要部平面図である。
【図15】 図14のE−E断面図である。
【図16】 本発明の第7の実施形態に係る液晶表示装
置の製造工程を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 アレイ基板 2 対向基板 3 表示用着色層 5 対向電極 6 水平配向膜 9 液晶分子 13 画素電極 20 第1の突起部 20a,20b,20c 突起用着色層 21 第2の突起部 21a,21b 突起用着色層 24 突起用樹脂膜 25 フォトマスク 106 垂直配向膜 121 第3の突起部
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月4日(2002.4.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記第1の突起部が、25個/mm2
下の分布密度で形成されている請求項に記載の液晶表
示装置。
【請求項】 前記第2の突起部が、1個/ドット以上
の分布密度で形成されている請求項に記載の液晶表示
装置。
【請求項それぞれ電極を備えた一対の基板と、該
一対の基板間に挟持される液晶層とを有し、前記一対の
基板の一方に、互いに突起高さが異なる少なくとも2種
類の突起部が同一材料により形成されており、 前記突起部は、第1の突起部及び該第1の突起部よりも
突起高さが低い第2の突起部を含んでおり、前記第1の
突起部により前記一対の基板の間隔が保持され、前記第
2の突起部により前記電極に反射光散乱用の凹凸が形成
される液晶表示装置。
【請求項】 前記第1の突起部が、25個/mm2
下の分布密度で形成されている請求項に記載の液晶表
示装置。
【請求項】 前記第2の突起部が、400個/mm2
以上の分布密度で形成されている請求項に記載の液晶
表示装置。
【請求項それぞれ電極を備えた一対の基板と、該
一対の基板間に挟持される液晶層とを有し、前記一対の
基板の一方に、互いに突起高さが異なる少なくとも2種
類の突起部が同一材料により形成されており、 前記突起部は、第1の突起部及び該第1の突起部よりも
突起高さが低い第2の突起部を含んでおり、前記第1の
突起部により前記液晶層の配向制御が行われ、前記第2
の突起部により前記電極に反射光散乱用の凹凸が形成さ
れる液晶表示装置。
【請求項】 前記第1の突起部が、1個/ドット以上
の分布密度で形成されている請求項に記載の液晶表示
装置。
【請求項】 前記第2の突起部が、400個/mm2
以上の分布密度で形成されている請求項に記載の液晶
表示装置。
【請求項10それぞれ電極を備えた一対の基板と、
該一対の基板間に挟持される液晶層とを有し、前記一対
の基板の一方に、互いに突起高さが異なる少なくとも3
種類の突起部が同一材料により形成されており、 前記突起部は、第1の突起部、該第1の突起部よりも突
起高さが低い第2の突起部、及び該第2の突起部よりも
突起高さが低い第3の突起部を含んでおり、前記第1の
突起部により前記一対の基板の間隔が保持され、前記第
2の突起部により前記液晶層の配向制御が行われ、前記
第3の突起部により前記電極に凹凸が形成される液晶表
示装置。
【請求項11】 前記第1の突起部が、25個/mm2
以下の分布密度で形成されている請求項10に記載の液
晶表示装置。
【請求項12】 前記第2の突起部が、1個/ドット以
上の分布密度で形成されている請求項10に記載の液晶
表示装置。
【請求項13】 前記第3の突起部が、400個/mm
2以上の分布密度で形成されている請求項10に記載の
液晶表示装置。
【請求項14それぞれ電極を備えた一対の基板と、
該一対の基板間に挟持される液晶層とを有し、前記一対
の基板の一方に、互いに突起高さが異なる少なくとも2
種類の突起部が同一材料により形成されており、前記突
起部は、感光性樹脂からなる液晶表示装置。
【請求項15それぞれ電極を備えた一対の基板と、
該一対の基板間に挟持される液晶層とを有し、前記一対
の基板の一方に、互いに突起高さが異なる少なくとも2
種類の突起部が同一材料により形成されており、前記突
起部は、金属材料からなる液晶表示装置。
【請求項16それぞれ電極を備えた一対の基板と、
該一対の基板間に挟持される液晶層とを有し、前記一対
の基板の一方に、互いに突起高さが異なる少なくとも2
種類の突起部が同一材料により形成されており、前記突
起部の少なくとも1種類は、側面視台形状である液晶表
示装置。
【請求項17それぞれ電極を備えた一対の基板と、
該一対の基板間に挟持される液晶層とを有し、前記一対
の基板の一方に、互いに突起高さが異なる少なくとも2
種類の突起部が同一材料により形成されており、OCB
モード又はVAモードである液晶表示装置。
【請求項18】 一対の基板間に液晶層が挟持される液
晶表示装置を製造する方法であって、 前記一対の基板の一方に、感光性樹脂からなる突起用樹
脂膜を形成する樹脂膜形成工程と、 光透過率に分布を有するフォトマスクを用いて、前記突
起用樹脂膜の残存厚みに分布が生じるように露光及び現
像を行うことにより、異なる突起高さを有する少なくと
も2種類の突起部を前記基板上に同時に形成する突起部
形成工程と、 前記突起部が形成された側を他方の前記基板に対向させ
て貼り合わせた後、前記一対の基板間に液晶を封入する
液晶封入工程とを備えることを特徴とする液晶表示装置
の製造方法。
【請求項19】 前記樹脂膜形成工程の前に、前記一方
の基板に電極を形成する工程を有している請求項18
記載の液晶表示装置の製造方法。
【請求項20】 一対の基板間に液晶層が挟持される液
晶表示装置を製造する方法であって、 前記一対の基板の一方に、感光性樹脂からなる突起用樹
脂膜を形成する樹脂膜形成工程と、 光透過率に分布を有するフォトマスクを用いて、前記突
起用樹脂膜の残存厚みに分布が生じるように露光及び現
像を行うことにより、異なる突起高さを有する少なくと
も2種類の突起部を前記基板上に同時に形成する突起部
形成工程と、 前記一対の基板のいずれか一方の表面に液晶を供給した
後、前記一方の基板と他方の基板とを貼り合わせて液晶
を封入する液晶封入工程とを備えることを特徴とする液
晶表示装置の製造方法。
【請求項21】 前記樹脂膜形成工程の前に、前記一方
の基板に電極を形成する工程を有している請求項20
記載の液晶表示装置の製造方法。
【請求項22】 一対の基板間に液晶層が挟持される液
晶表示装置を製造する方法であって、 前記一対の基板の一方に、感光性樹脂を繰り返し塗布、
露光及び現像することにより突起用着色層を積層し、前
記突起用着色層の積層状態に分布をもたせることによ
り、異なる突起高さを有する少なくとも2種類の突起部
を前記基板上に同時に形成する突起部形成工程と、 前記突起部が形成された側を他方の前記基板に対向させ
て貼り合わせた後、前記一対の基板間に液晶を封入する
液晶封入工程とを備えることを特徴とする液晶表示装置
の製造方法。
【請求項23】 前記突起部形成工程の前に、前記一方
の基板に電極を形成する工程を有している請求項22
記載の液晶表示装置の製造方法。
【請求項24】 一対の基板間に液晶層が挟持される液
晶表示装置を製造する方法であって、 前記一対の基板の一方に、感光性樹脂を繰り返し塗布、
露光及び現像することにより突起用着色層を積層し、前
記突起用着色層の積層状態に分布をもたせることによ
り、異なる突起高さを有する少なくとも2種類の突起部
を前記基板上に同時に形成する突起部形成工程と、 前記一対の基板のいずれか一方の表面に液晶を供給した
後、前記一方の基板と他方の基板とを貼り合わせて液晶
を封入する液晶封入工程とを備えることを特徴とする液
晶表示装置の製造方法。
【請求項25】 前記突起部形成工程の前に、前記一方
の基板に電極を形成する工程を有している請求項24
記載の液晶表示装置の製造方法。
【請求項26】 前記一対の基板の一方に感光性樹脂を
塗布、露光及び現像することにより表示用着色層を形成
する工程と、前記表示用着色層の表面に透明導電膜から
なる電極を形成する工程とを更に備え、前記電極の表面
に、前記突起用樹脂膜が形成されることを特徴とする請
求項18又は20に記載の液晶表示装置の製造方法。
【請求項27】 前記一対の基板の一方に感光性樹脂を
塗布、露光及び現像することにより表示用着色層を形成
する工程と、前記表示用着色層の表面に透明導電膜から
なる電極を形成する工程とを更に備え、前記電極の表面
に、前記突起用着色層が形成されることを特徴とする請
求項22又は24に記載の液晶表示装置の製造方法。
【請求項28】 前記表示用着色層と前記突起用着色層
とは同一の樹脂材料により形成されることを特徴とする
請求項27に記載の液晶表示装置の製造方法。
【請求項29】 前記樹脂膜形成工程は、前記一対の基
板の一方にソース配線とゲート配線とを略直交するよう
に配置し、前記ソース配線とゲート配線との各交差部付
近にスイッチング素子を形成した後、該基板上に前記突
起用樹脂膜を形成することにより行われ、 前記突起部形成工程の後、前記突起部が形成された表面
に電極を選択的に形成し、少なくとも突起高さが最も高
い前記突起部を前記電極から突出させることを特徴とす
る請求項18又は20に記載の液晶表示装置の製造方
法。
【請求項30】 前記突起部形成工程は、前記一対の基
板の一方にソース配線とゲート配線とを略直交するよう
に配置し、前記ソース配線とゲート配線との各交差部付
近にスイッチング素子を形成した後、該基板上に前記突
起用着色層を形成することにより行われ、 前記突起部形成工程の後、前記突起部が形成された表面
に電極を選択的に形成し、少なくとも突起高さが最も高
い前記突起部を前記電極から突出させることを特徴とす
る請求項22又は24に記載の液晶表示装置の製造方
法。
【請求項31】 少なくとも突起高さが最も低い前記突
起部を前記電極により覆うことで、前記電極に反射光散
乱用の凹凸を形成することを特徴とする請求項29又は
30に記載の液晶表示装置の製造方法。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1339 500 G02F 1/1339 500 1/1368 1/1368 1/139 1/139 (72)発明者 滝本 昭雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H088 FA02 FA09 FA10 FA20 GA02 HA02 HA03 HA08 HA12 JA04 JA10 LA09 MA20 2H089 HA15 JA07 KA11 LA09 LA10 LA12 MA03X MA11X NA05 NA13 NA14 NA22 NA24 PA05 PA08 QA12 RA04 RA08 TA02 TA04 TA09 TA12 2H090 HA16 KA04 KA07 LA01 LA02 LA04 LA15 MA01 MA02 2H091 FA02Y FA16Y FB04 FC10 GA02 GA08 GA13 HA06 HA09 LA12 2H092 GA12 JA24 NA27 PA03 PA08 PA12 QA06 QA09

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ電極を備えた一対の基板と、該
    一対の基板間に挟持される液晶層とを有し、前記一対の
    基板の一方に、互いに突起高さが異なる少なくとも2種
    類の突起部が同一材料により形成されていることを特徴
    とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の基板がそれぞれ有する前記電
    極間に、前記突起部がいずれも形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記突起部は、第1の突起部及び該第1
    の突起部よりも突起高さが低い第2の突起部を含んでお
    り、前記第1の突起部により前記一対の基板の間隔が保
    持され、前記第2の突起部により前記液晶層の配向制御
    が行われることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の突起部が、25個/mm2
    下の分布密度で形成されている請求項3に記載の液晶表
    示装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の突起部が、1個/ドット以上
    の分布密度で形成されている請求項3に記載の液晶表示
    装置。
  6. 【請求項6】 前記突起部は、第1の突起部及び該第1
    の突起部よりも突起高さが低い第2の突起部を含んでお
    り、前記第1の突起部により前記一対の基板の間隔が保
    持され、前記第2の突起部により前記電極に反射光散乱
    用の凹凸が形成されることを特徴とする請求項1に記載
    の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の突起部が、25個/mm2
    下の分布密度で形成されている請求項6に記載の液晶表
    示装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の突起部が、400個/mm2
    以上の分布密度で形成されている請求項6に記載の液晶
    表示装置。
  9. 【請求項9】 前記突起部は、第1の突起部及び該第1
    の突起部よりも突起高さが低い第2の突起部を含んでお
    り、前記第1の突起部により前記液晶層の配向制御が行
    われ、前記第2の突起部により前記電極に反射光散乱用
    の凹凸が形成されることを特徴とする請求項1に記載の
    液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の突起部が、1個/ドット以
    上の分布密度で形成されている請求項9に記載の液晶表
    示装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の突起部が、400個/mm
    2以上の分布密度で形成されている請求項9に記載の液
    晶表示装置。
  12. 【請求項12】 前記突起部は、第1の突起部、該第1
    の突起部よりも突起高さが低い第2の突起部、及び該第
    2の突起部よりも突起高さが低い第3の突起部を含んで
    おり、前記第1の突起部により前記一対の基板の間隔が
    保持され、前記第2の突起部により前記液晶層の配向制
    御が行われ、前記第3の突起部により前記電極に凹凸が
    形成されることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示
    装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の突起部が、25個/mm2
    以下の分布密度で形成されている請求項12に記載の液
    晶表示装置。
  14. 【請求項14】 前記第2の突起部が、1個/ドット以
    上の分布密度で形成されている請求項12に記載の液晶
    表示装置。
  15. 【請求項15】 前記第3の突起部が、400個/mm
    2以上の分布密度で形成されている請求項12に記載の
    液晶表示装置。
  16. 【請求項16】 前記突起部は、感光性樹脂からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  17. 【請求項17】 前記突起部は、金属材料からなること
    を特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  18. 【請求項18】 前記突起部の少なくとも1種類は、側
    面視台形状であることを特徴とする請求項1に記載の液
    晶表示装置。
  19. 【請求項19】 前記液晶表示装置は、OCBモード又
    はVAモードの液晶表示装置であることを特徴とする請
    求項1に記載の液晶表示装置。
  20. 【請求項20】 一対の基板間に液晶層が挟持される液
    晶表示装置を製造する方法であって、 前記一対の基板の一方に、感光性樹脂からなる突起用樹
    脂膜を形成する樹脂膜形成工程と、 光透過率に分布を有するフォトマスクを用いて、前記突
    起用樹脂膜の残存厚みに分布が生じるように露光及び現
    像を行うことにより、異なる突起高さを有する少なくと
    も2種類の突起部を前記基板上に同時に形成する突起部
    形成工程と、前記突起部が形成された側を他方の前記基
    板に対向させて貼り合わせた後、前記一対の基板間に液
    晶を封入する液晶封入工程とを備えることを特徴とする
    液晶表示装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記樹脂膜形成工程の前に、前記一方
    の基板に電極を形成する工程を有している請求項20に
    記載の液晶表示装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 一対の基板間に液晶層が挟持される液
    晶表示装置を製造する方法であって、 前記一対の基板の一方に、感光性樹脂からなる突起用樹
    脂膜を形成する樹脂膜形成工程と、 光透過率に分布を有するフォトマスクを用いて、前記突
    起用樹脂膜の残存厚みに分布が生じるように露光及び現
    像を行うことにより、異なる突起高さを有する少なくと
    も2種類の突起部を前記基板上に同時に形成する突起部
    形成工程と、 前記一対の基板のいずれか一方の表面に液晶を供給した
    後、前記一方の基板と他方の基板とを貼り合わせて液晶
    を封入する液晶封入工程とを備えることを特徴とする液
    晶表示装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記樹脂膜形成工程の前に、前記一方
    の基板に電極を形成する工程を有している請求項22に
    記載の液晶表示装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 一対の基板間に液晶層が挟持される液
    晶表示装置を製造する方法であって、 前記一対の基板の一方に、感光性樹脂を繰り返し塗布、
    露光及び現像することにより突起用着色層を積層し、前
    記突起用着色層の積層状態に分布をもたせることによ
    り、異なる突起高さを有する少なくとも2種類の突起部
    を前記基板上に同時に形成する突起部形成工程と、 前記突起部が形成された側を他方の前記基板に対向させ
    て貼り合わせた後、前記一対の基板間に液晶を封入する
    液晶封入工程とを備えることを特徴とする液晶表示装置
    の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記突起部形成工程の前に、前記一方
    の基板に電極を形成する工程を有している請求項24に
    記載の液晶表示装置の製造方法。
  26. 【請求項26】 一対の基板間に液晶層が挟持される液
    晶表示装置を製造する方法であって、 前記一対の基板の一方に、感光性樹脂を繰り返し塗布、
    露光及び現像することにより突起用着色層を積層し、前
    記突起用着色層の積層状態に分布をもたせることによ
    り、異なる突起高さを有する少なくとも2種類の突起部
    を前記基板上に同時に形成する突起部形成工程と、 前記一対の基板のいずれか一方の表面に液晶を供給した
    後、前記一方の基板と他方の基板とを貼り合わせて液晶
    を封入する液晶封入工程とを備えることを特徴とする液
    晶表示装置の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記突起部形成工程の前に、前記一方
    の基板に電極を形成する工程を有している請求項26に
    記載の液晶表示装置の製造方法。
  28. 【請求項28】 前記一対の基板の一方に感光性樹脂を
    塗布、露光及び現像することにより表示用着色層を形成
    する工程と、前記表示用着色層の表面に透明導電膜から
    なる電極を形成する工程とを更に備え、前記電極の表面
    に、前記突起用樹脂膜が形成されることを特徴とする請
    求項20又は22に記載の液晶表示装置の製造方法。
  29. 【請求項29】 前記一対の基板の一方に感光性樹脂を
    塗布、露光及び現像することにより表示用着色層を形成
    する工程と、前記表示用着色層の表面に透明導電膜から
    なる電極を形成する工程とを更に備え、前記電極の表面
    に、前記突起用着色層が形成されることを特徴とする請
    求項24又は26に記載の液晶表示装置の製造方法。
  30. 【請求項30】 前記表示用着色層と前記突起用着色層
    とは同一の樹脂材料により形成されることを特徴とする
    請求項29に記載の液晶表示装置の製造方法。
  31. 【請求項31】 前記樹脂膜形成工程は、前記一対の基
    板の一方にソース配線とゲート配線とを略直交するよう
    に配置し、前記ソース配線とゲート配線との各交差部付
    近にスイッチング素子を形成した後、該基板上に前記突
    起用樹脂膜を形成することにより行われ、 前記突起部形成工程の後、前記突起部が形成された表面
    に電極を選択的に形成し、少なくとも突起高さが最も高
    い前記突起部を前記電極から突出させることを特徴とす
    る請求項20又は22に記載の液晶表示装置の製造方
    法。
  32. 【請求項32】 前記突起部形成工程は、前記一対の基
    板の一方にソース配線とゲート配線とを略直交するよう
    に配置し、前記ソース配線とゲート配線との各交差部付
    近にスイッチング素子を形成した後、該基板上に前記突
    起用着色層を形成することにより行われ、 前記突起部形成工程の後、前記突起部が形成された表面
    に電極を選択的に形成し、少なくとも突起高さが最も高
    い前記突起部を前記電極から突出させることを特徴とす
    る請求項24又は26に記載の液晶表示装置の製造方
    法。
  33. 【請求項33】 少なくとも突起高さが最も低い前記突
    起部を前記電極により覆うことで、前記電極に反射光散
    乱用の凹凸を形成することを特徴とする請求項31又は
    32に記載の液晶表示装置の製造方法。
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