JP2003005003A - 光学部材用担体の傾斜装置 - Google Patents

光学部材用担体の傾斜装置

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JP2003005003A JP2002110961A JP2002110961A JP2003005003A JP 2003005003 A JP2003005003 A JP 2003005003A JP 2002110961 A JP2002110961 A JP 2002110961A JP 2002110961 A JP2002110961 A JP 2002110961A JP 2003005003 A JP2003005003 A JP 2003005003A
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/18Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors
    • G02B7/182Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors for mirrors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方の光学部材、例えば平面鏡またはビーム
スプリッタが他方の光学部材に取るに足らない影響を及
ぼす複数の光学部材用の担体に対する傾斜装置を提供す
る。 【構成】 リンク結合された接続部を介してベースプレ
ートに固定されていて担体上に一緒に配置され、互いに
一定の角度で固定されている二つの光学面を備えた光学
部材用の担体の傾斜装置では、第一光学面を傾けるため
第二光学面の平面に垂直に延びる第一傾斜軸と、第二光
学面を傾けるため第一光学面の平面に垂直に延びる第二
傾斜軸と、これ等の光学面の二つの平面の間の交差線に
平行に位置する第三傾斜軸の、これら三つの傾斜軸の周
りに回転できるように担体が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リンク結合され
た接続部を介してベースプレートに固定されていて、担
体上に一緒に配置され、互いに一定の角度で固定されて
いる二つの光学面を備えた光学部材用の担体の傾斜装置
に関する。
【0002】より具体的には、この発明は、例えば光学
部材としての平面鏡と光学部材としてのビームスプリッ
タのためでもある二つの鏡に関する。
【0003】
【従来の技術】複数の光軸を有する光学システムの場
合、光ビームを鏡、プリズムもしくはビームスプリッタ
で偏向させる。このため、例えば、一定の角度を成す二
つの平面鏡を一つの共通の担体上に配置することが知ら
れている。この担体に隣接する光学部材は正確に相互関
係を保って配向させる必要があり、このことは、例えば
正確な空隙を維持することを要求する。空隙が決められ
ていて、鏡担体の三つの二面角が予め調節されているな
ら、この二面角を正確に調節するために問題が生じる。
二つの鏡のうちの一方の鏡の傾斜角度が変化すれば、こ
の変化は二つの鏡が相互に固定されているので、同じよ
うに他方の鏡に対する傾斜角度と空隙に変化を与える。
このため、経費の掛かる再調節が何度も必要となる。鏡
担体はこうして少なくとも五つの自由度について調節す
る必要がある。鏡担体の正確な位置が予め調節されてい
れば、方位調節のため空間的に配置されている三つの軸
の周りに鏡担体を傾ける必要がある。
【0004】周知の傾斜装置では、二つの鏡のうち一方
の鏡の傾斜角度が変化すれば、鏡担体の位置にも変化が
付随する。鏡担体の位置は、例えば隣接する一方の光学
部材から一定の距離aだけ間隔が離れていて、他方の光
学部材から一定の距離bだけ間隔が離れている基準点R
Pを介して設計されている。鏡の傾斜角度に既知の変化
がある場合には、この基準点が移動し、その結果、鏡担
体の位置が変化するに従い値aとbも変化する。従っ
て、鏡担体の位置と値aまたはbとを再度修正する必要
があって不利である。
【0005】このことは二つ問題が存在することを意味
する。空隙が不変にされているか、あるいは計算に入れ
てあるなら、装置の位置を予め正確に調節する必要があ
る。この配置の利点は調節のために基準点が必要でない
ことにある。
【0006】これに反して、より直接的な第二のタイプ
の調節の場合には、基準点が必要である。しかし、この
場合には、空隙は未だ設けていなく、像または光結像に
よる調節は、或る状況下では、結像を欠くため不可能で
ある。空隙を決めるため、鏡担体をそれに応じて一定の
基準点RPの周りに回転させることも必要である。空隙
を計算に入れている最初に述べた可能性の場合には、光
学像は傾斜の精密調節に対して既に存在している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、一
方の光学部材、例えば平面鏡またはビームスプリッタが
とにかく他方の光学部材に取るに足らない影響を及ぼす
複数の光学部材用の担体に対する傾斜装置を提供するこ
とにある。ここでは、この担体を空間的に3方向で調節
でき、適当であれば、担体の位置もしくは隣の光学部材
に対する空隙に変化がなく、再調節を何ら必要としない
ことを意図している。
【0008】
【課題を解決するための手段】第一の解決策では、上記
の課題は、リンク結合された接続部を介してベースプレ
ートに固定されていて担体上に一緒に配置され、互いに
一定の角度で固定されている二つの光学面を備えた光学
部材用の担体の傾斜装置にあって、第一光学面を傾ける
ため第二光学面の平面に垂直に延びる第一傾斜軸と、第
二光学面を傾けるため第一光学面の平面に垂直に延びる
第二傾斜軸と、これ等の光学面の二つの平面の間の交差
線に平行に位置する第三傾斜軸の、これら三つの傾斜軸
の周りに回転できるように担体が配置されていることに
よって解決されている。
【0009】第二の解決策では、上記の課題は、リンク
結合された接続部を介してベースプレートに固定されて
いて、担体上に一緒に配置され、互いに一定の角度で固
定されている複数の光学部材用の担体の傾斜装置におい
て、担体が全て一つの基準点を通過する複数の傾斜軸の
周りに回転するように配置されていることによって解決
されている。
【0010】この発明による他の有利な構成は、請求項
1および請求項10に対する従属請求項に記載されてい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明により第一解決策では、
担体が三つの傾斜軸の周りに回転でき、ここで三つの傾
斜軸は第一光学面を傾けるため第二光学面の平面に垂直
に延びる第一傾斜軸と、第二光学面を傾けるため第一光
学面の平面に垂直に延びる第二傾斜軸と、これ等の光学
面の二つの平面の間の交差線に平行に位置する第三傾斜
軸とであることが提案されている。
【0012】この発明の非常に有利な構成では、第一傾
斜軸は光軸が第一光学面の平面を通過する点に位置し、
第二傾斜軸は光軸が第二光学面の平面を通過する点に位
置している。
【0013】この配置の構成により、光学部材には極度
に小さい変位距離しか必要でないという効果がある。
【0014】二つの光学面のうちの一方の光学面の傾斜
調節は、何れの場合でも他方の光学面を乱れた調節とす
ることなく、また空隙に何ら変化なしに可能である。純
粋に設計の観点から、このためには、例えば担体をベー
スプレートにカルダン式に固定することができる。光学
部材は、光学面としての二つの鏡を有する一つの鏡構造
体もしくは一つのビームスプリッタである。
【0015】この発明の有利な構成では、傾斜する関節
部材は固体の関節部材で形成されている点にある。
【0016】調節には僅かな距離しか必要としないた
め、固体の関節部材はここでは特に非常に正確で再現性
のある変位を与えるので適切である。
【0017】実際には、非常に小さな調節角度しか生じ
ないので、この調節は直線と見なされ、この発明の単純
な実施例では、傾斜軸を4棒機構の形に設計することが
でき、どの場合でも、瞬間的な回転中心を望む軸の上に
置くことができる。
【0018】請求項10による第二の解決策では、全て
基準点を通過する複数の傾斜軸の周りに担体を回転もし
くは傾斜できるように配置されている単純化された傾斜
装置が開示されている。
【0019】この発明によるこの解決策の場合、位置の
変化を意味する並進変位が基準点RPのところで生じな
い。空隙を決めるため、担体を基準点RPから回転させ
る必要がある。しかし、この場合、担体はもはや変位し
ないので、設定値aとbが維持される。
【0020】この単純化された傾斜装置は、少なくとも
5つの自由度で調節されなければならない全ての成分に
対して使用できる。従って、これは、例えばプリズムお
よびビームスプリッタ立方体に対しても可能である。
【0021】ここでは、担体の頂点または二つの鏡面の
間の交点を基準点RPとして使用することが有利に提供
されている。
【0022】ここでは、軸の傾斜を調節する固体の関節
部材を用いることも可能であるので有利である。
【0023】請求項1に述べた解決策と比較して、ここ
では傾斜装置はより直接的であるが、担体の傾斜の中心
外れの量が小さい場合でも像または光学結像が依然とし
て用いていないので、傾斜角度を試行錯誤であるいは測
定してこの装置を調節するだけである。
【0024】この発明の付加的な利点はこの発明の例示
的な具体例の以下の詳細な説明から当業者には明らかに
なるであろう。
【0025】
【実施例】図1によれば、二つの平面鏡1と2は、互い
に一定の角度で一つの担体、つまり一つの鏡担体3に固
定されている。この鏡担体3は上板4に強固に接続され
ている。この上板4は調節ネジ6を使用してφz軸の周
りの傾きを調節できるようにボール5と調節ネジ6,7
と8の上に組み込まれている。図面に対して深さ方向に
ずらす調節ネジ7を使用してφy軸の周りの傾きを調節
し、調節ネジ8を使用してφx軸の周りの傾きを調節す
る。三つの全ての傾斜軸はボール5の中心点を通過す
る。このボール5と調節ネジ6,7と8はベースプレー
ト9の中に組み込まれていて、このベースプレートは外
側、例えばレンズシステムの台に強固に接続されてい
る。上板4とベースプレート9の間の引張バネ10によ
り、上板4はボール5および調節ネジ7と8に対して押
圧されている。
【0026】その時、鏡担体3は光軸11,12,13
と14に対して調整されようになっていて、この場合、
隣接する光学部材、例えばレンズ15,16,17と1
8に対して空隙21,22,23と24を維持すること
も必要である。
【0027】光軸11,12,13と14が一つの平面
内にあれば、鏡担体3は五つの基準、つまり二つの空隙
および三つの二面角φx,φyとφzについて調整する必
要がある。図1では全ての光軸11〜14が同一平面内
にあるようにされているので、図面に対して垂直に鏡担
体を移動させると、鏡1と2は前と同じように折り返す
ので、図面に対して垂直に鏡担体3を位置決めする必要
はない。従って、六つの代わりに五つの基準に関する位
置決めに対してのみ必要である。
【0028】図面内の鏡担体3の位置は二つの空隙で決
まるだけで、他の二つの空隙は自動的に決まる。何故な
ら、鏡担体3に隣接する光学部材15〜18は互いに正
確に調整される必要があるからである。
【0029】空隙21〜24が定められていて、鏡担体
3の三つの二面角が予め調節されていれば、空隙21〜
24に何ら変化なく鏡担体3を傾けることができて三つ
の二面角の精密な調節に有益である。何故なら、そうで
なければ、空隙に新たな変化が必要となり、これから、
新たな角度調節も必要となるからである。
【0030】鏡1を傾ける調節の間に他方の鏡2に対す
る傾きの変化、およびこの逆は、同じように破滅的な影
響を与える。
【0031】今まで従来の技術を説明していた図1から
分かるように、二つの鏡の一方の鏡の傾斜角度に関する
変化には、他方の鏡の傾きと空隙に変化が付随する。何
故なら、これ等の二つの鏡は鏡担体上に相互関係を保っ
て固定されているからである。つまり、一方の鏡の傾き
を調節すれば、他方の鏡の傾きと空隙を再度修正する必
要があり、これは新しい調節作業となる。
【0032】これは、周知の装置の場合、一方の鏡の傾
斜角度の変化には空隙21〜24の変化と他方の鏡の傾
斜の変化が付随することを意味する。
【0033】例えば、鏡1のφz傾斜角度を調節すれ
ば、空隙21,22,23と24もそれにもかかわらず
変化する。何故なら、点19,つまり光軸11と鏡面1
の交点、および点20,つまり光軸13と鏡面2の間の
交点はベクトルv19zとv20zに応じてそれぞれ変位するか
らである。
【0034】鏡面1に対する変位c19zの垂直成分は空隙
21と22の長さの変化となり、鏡面2に対する変位c
20zの垂直成分は空隙23と24の長さの変化となる。
【0035】鏡担体3により強固に相互接続されている
ので、一方の鏡のφz傾斜角度の調節には必然的に他方
の鏡のφz傾斜角度の調節が付随する。二つの鏡が一つ
の共通の担体を有する場合には、φz傾斜の動きを分離
することは不可能である。
【0036】φz傾斜角度を調節する場合の唯一可能な
改善は空隙の変化を避けることにある。
【0037】二つの鏡の一方のφxとφyの傾斜角度を調
節する場合には、各傾斜軸が傾けてはならない鏡の表面
に対して垂直に向いていないので、空隙の変化に加えて
傾斜の変化が他方の鏡に対して生じる。
【0038】より直接的な調節のために、ここでは、空
隙の変化に加えて、傾けてはならない鏡の傾斜移動も抑
制する必要がある。
【0039】この発明によれば、対の鏡1,2および/
または鏡担体3を調節するための自由度を互いに分離さ
せることにある。
【0040】これは、傾斜の動きが小さい場合、個々の
鏡の敏感な動きと鈍感な動きを利用して達成される。二
つの鏡のうちの一方の鏡の傾きが変われば、他方の鏡は
この鏡に対する傾きと空隙に変化を与えない動きを行う
だけである(鈍感な動き)。
【0041】例えば、光軸11と鏡1の間の交点19を
取り上げると、点19に対して三つの敏感な動きがあ
る。つまり、 ・鏡面1に対して垂直な並進移動z ・鏡面1内の軸の周りの傾きαx ・鏡面1内にあるが傾きαxに対して垂直な軸の周りの
傾きαy である。
【0042】交点19での鏡面1に対して垂直な並進移
動は空隙21と22の変化を意味する。
【0043】鏡面1での傾き動作は光軸11上のビーム
に対して異なった偏向角を与え、鏡1での反射に続き、
光ビームは望む光軸12からずれる結果となる。
【0044】鏡面1が前のように折り返す場合にも、三
つの鈍感な動きがある。つまり、 ・鏡面1内の並進移動x ・鏡面1内にあり、並進移動xに垂直な並進移動y ・鏡面1に対して垂直な軸の周りの傾きαz である。
【0045】図2には、鏡1に対して敏感な動き方向が
実線で示してあり、鏡1に対して鈍感な動き方法が破線
で示してある。
【0046】鏡1と同じように、鏡2に対しても敏感な
動きと鈍感な動きがある。鈍感な動きにより鏡2は前の
ように折り返す。
【0047】図3から分かるように、鏡1と2を精密に
傾斜調節するには、第一傾斜軸31が光軸11と鏡1の
交点19を通過し、その方向は鏡に対して垂直に向いて
いる。
【0048】鏡1が傾斜軸31の周りに回転すると、鏡
面2aは以前のように折り返し、鏡2のところでは傾き
の変化も空隙の変化も生じない。
【0049】ここでは、傾斜軸31が光軸11(あるい
は光軸12)と鏡面1aの間の交点19を通過するの
で、鏡1に対して空隙の変化が生じないことも可能であ
る。
【0050】鏡1と2が直角を成していないなら、鏡1
に対する傾斜の動き31aは鏡面1内の傾き31bと鏡
面1に垂直な傾き31cに分割される。
【0051】傾き31cにより鏡1は以前のように折り
返す。鏡1はこうして鏡面1内の傾き成分31bのみで
効果的に傾く。
【0052】図4から分かるように、第一傾斜軸31と
同じように、第二傾斜軸32は光軸13または14と鏡
2の間の交点20を経由して鏡面1aに垂直に延びてい
て、鏡1の場合に傾斜または空隙の変化なしに傾くのが
鏡2だけであるという状況が達成される。
【0053】図5によれば、第三傾斜軸33は鏡1と鏡
2の交差線に平行に進む。この傾斜の場合には、鏡1と
鏡2は同時に傾き、鏡1の場合と鏡2の場合の両方で空
隙21〜24の変化がないようにされている。
【0054】鏡1のところで空隙21と22に変化が生
じないため、第三傾斜軸33は交点19を通過すべきで
ある。何故なら、この場合には、交点19は並進的に移
動しないからである。
【0055】しかし、鏡2のところで空隙23と24に
変化が生じないため、第三傾斜軸33は交点20も同じ
ように通過する必要がある。
【0056】しかし、第三傾斜軸33は交点19と20
を同時に通過することができないので、妥協を見出す必
要がある。
【0057】図5では、鏡1が傾斜軸33のところで傾
いている。この傾斜軸33は鏡面1から距離aだけ離れ
ていて、その軸の鏡1に対して垂直線は交点19から距
離dだけ離れていて角度φにより位置1′になってい
る。
【0058】この過程では、交点19は光軸11に沿っ
て位置19′に移動する。
【0059】鏡1が角度φ傾いているので、傾いた鏡面
1′の上に反射する光軸12′は最初の光軸12から角
度2φだけ傾いている。それにもかかわらず、光軸1
2′は最初の交点19から距離uだけ離れている。
【0060】光軸12″は交点19で鏡1に交わり、光
軸12′に平行に延びていると望ましい。
【0061】望む光軸12″に対する光軸12′の横方
向のずれuは、小さい傾き角度φに対して、次の式で近
似できる。ここで角度 ε は鏡1に対する光軸11の最
初の入射角である。
【数1】
【0062】鏡面1に対する傾斜軸33の垂直線の距離
dは傾斜角度φに直線的な影響を与えるので、傾斜角度
φが小さい場合に横方向のずれuに最も大きく寄与す
る。この破滅的な横方向のずれをできる限り低減するた
め、傾斜軸33は鏡面1に対するこの傾斜軸33の垂直
線が交点19のところで鏡1と交わるように位置決めさ
れている必要がある(図6を参照)。
【0063】次いで、横方向のずれuを最小の横方向の
ずれuminに単純化する。
【数2】
【0064】軸方向のずれuminが傾斜角度φの2乗に
依存するため、非常に小さい傾斜角度φは横方向のずれ
minに対して小さな値となるに過ぎない。これは許容
公差範囲内に依然としてあることになる。
【0065】鏡1と同じように、傾斜軸33も光軸13
または14と鏡2の間の交点20のところで鏡面2に対
する垂直線上に位置することが必要である。
【0066】傾斜軸33は、こうして、交点19のとこ
ろの鏡1に対する垂直線と交点20のところの鏡2に対
する垂直線との間の交点から得られる(図6)。
【0067】鏡2のところの横方向のずれwmin(図示
せず)は鏡1と同じように計算され、bが交点20と傾
斜軸33の間の距離であり、η は鏡2のところの入射
角度である。
【数3】
【0068】図7〜9は鏡1と2を有する鏡担体3を傾
けるための装置の設計例を示し、三つの傾斜軸31,3
2と33の空間的な位置は上に説明した判定基準に従っ
て選択されている。
【0069】鏡担体3の表面1と2は鏡面仕上げされて
鏡1と2を形成する。鏡1と2は直角を成しているの
で、傾斜軸31は鏡面1a内にあり、傾斜軸32は鏡面
2a内にある。
【0070】鏡担体3はその後側を固体の関節部材41
に強固に接続している。この関節部材の関節軸は所望の
傾斜軸33に一致している。調節ネジ43を使用して軸
33の周りの傾斜角度を調節でき、その角度を固定でき
る。
【0071】固体の関節部材41は他方の側をフレーム
42に強固に接続している。このフレームは接続面46
により外側、例えばレンズシステムのハウジング部分4
9に強固に接続している。二つの固体傾斜関節部材がフ
レーム42の中に収納されている。
【0072】一方の固体の関節部材の関節軸は所望の傾
斜軸に一致し、調節ネジ44を使用して傾斜軸32の周
りの傾きを調節でき、これを固定できる(図8)。
【0073】他方の固体の関節部材の関節軸は傾斜軸3
1の上にある。調節ネジ45を使用して傾斜軸31の周
りの傾きを調節できる(図9)。
【0074】図示する傾斜装置の配置は例示的なもの
で、固体の関節部材を他の回転する関節部材に置き換え
ることもできる。この発明の核心は鏡面1aと2aに対
する傾斜軸31,32,33の位置にあり、これ等の鏡
面により二つの鏡の一方1または2の傾きを、何れの場
合でも、他方の鏡が乱れて調節されることなく、しかも
空隙が変化することなく調節できる。
【0075】角度調節範囲が小さいため、傾斜軸31〜
33を瞬間的な回転中心が所望の軸の上にある4本棒機
構(図示せず)で近似することもできる。
【0076】上に説明した例示的な具体例の代替とし
て、図10〜15を参照して傾斜装置の単純化された形
状を以下に説明する。図11は従来の技術を説明するた
めに使用される。
【0077】簡単のため、この具体例でも同じ部分には
同じ記号を残しておく。
【0078】図10は二つの平面鏡1と2を有する鏡担
体3を示し、自由度と傾斜の可能性も示してある。これ
に関して、図11は従来の技術におる装置を示す。鏡担
体3は光軸11,12,13と14に対して調整され、
この鏡担体は隣接する光学部材15〜18に関して空隙
21,22,23と24を維持するようにもされてい
る。
【0079】このため、六つ全ての自由度、つまり鏡担
体3の位置を決める三つの並進自由度および鏡担体の向
きを決める三つの回転自由度について鏡担体3を調節す
る必要がある。
【0080】鏡担体3の位置が既に調節されているな
ら、方位を調節するため、その位置が傾斜中に失われな
いように空間的に配置された三つの軸の周りに鏡担体3
を傾斜させることができる。
【0081】図11によれば、第一の例示的な具体例と
して、鏡担体3は上板4に強固に接続されている。
【0082】調節ネジ6を使用してφx軸の周りの傾き
を調節でき、図面に関して深さ方向にずれている調節ネ
ジ7を使用してφy軸の周りの傾きを調節でき、調節ネ
ジ8を使用してφz軸の周りの傾きを調節できるよう
に、上板4は同じようにボール5と調節ネジ6,7と8
の上に装着されている。第一実施例のように、三つ全て
の傾斜軸はボール5の中心点を通過する。このボール5
と調節ネジ6,7と8は外側に強固に接続しているベー
スプレート9の中に装着されている。
【0083】上板4とベースプレート9の間の引張バネ
10により、上板4はボール5や調節ネジ7と8に対し
て押圧される。
【0084】従来の技術に対応する図11に示す装置の
場合には、一方の鏡に関する傾斜角度の変化には鏡担体
3の位置の変化も付随する。
【0085】図11では、鏡担体3の位置は、例とし
て、レンズ15の台上の基準面15aとレンズ16の台
上の基準面16aに対する鏡担体3上の基準点RPによ
り決まる。この基準点RPは基準面15から距離aだ
け、また基準面16aから距離bだけ離して置かれてい
る。
【0086】例えば、鏡担体3をφz傾斜角で調節すれ
ば、回転の点が基準点RPのところよりもむしろボール
5の中心点のところにあるので、基準点RPは図示する
ベクトルvφzに応じて変位する。
【0087】基準点RPの変位は値aとbを変化させ、
それ故に鏡担体3の位置を変化させる。従って、鏡担体
3と値aとbを再度修正する必要がある。
【0088】鏡担体3の位置は、一つまたはそれ以上の
隣接する光学部材に対して測定操作のために容易にアク
セスできなければならい鏡担体3上の基準点RPによっ
て決まる。光学部材自体、台あるいは幾つかのまたは他
の部材上の特異な表面を鏡担体の位置に対する基準点と
して使用できる。
【0089】図12では、例えば、レンズ15用の台上
の表面15aおよびレンズ16用の台上の表面16aは
鏡担体上の基準点RPの位置に対する基準面として働
く。基準点RPは表面15aから距離aだけ離れ、表面
16aから距離bだけ離して置かれている。
【0090】図面に垂直なプリズム基準点RPの位置
は、この方向の鏡担体3の変位により鏡1と2を以前の
ように折り返し、光学効果が結果として生じないので、
考慮されていない。
【0091】基準面15aと16aに対する代替とし
て、レンズ17と18用の台あるいは何か他の部品上の
表面を選ぶことももちろんできる。
【0092】鏡担体3を次に傾斜調節する間、位置を乱
すように調節してはならない。従って、互いに直線的に
依存する全て三つの傾斜軸31,32と33は鏡担体3
上の基準点RPを通過することが必要である。この時、
位置の変化を意味する並進変位が基準点RPのところで
生じない。
【0093】図13,14と15は、この条件を満たす
ため、鏡1と2を備えた鏡担体3を調節する装置の一例
を示す。
【0094】フレーム42はその接続表面46と調節板
47により外側、例えばレンズシステムのハウジング部
分49に強固に接続されている。調節板47は値bを調
節するために使用される。
【0095】値aを調節するため、調節ネジ48が使用
され、そのナットのネジ山は外側もしくはレンズシステ
ムのハウジング部分49に強固に接続されている。
【0096】フレーム42にもそれに接続している固体
の傾斜関節部材41がある。このフレーム42の中には
二つの固体の関節部材が収納されていて、一方の関節部
材により軸32の周りに傾斜でき、他方の関節部材によ
り軸31の周りに傾斜できる。
【0097】調節ネジ44を使用して軸32の周りの傾
きを調節してこれを固定する。そして、調節ネジ45を
使用して軸31の周りの傾きを調節してこれを固定す
る。
【0098】固体の傾斜関節部材41のウェブ50と5
1は四本棒の機構を形成するように基準点RPに対して
整列されている。四本棒の接続部の瞬間的な回転中心は
基準点RPのところにあり、傾斜軸33は基準点RPの
ところで図面に対して垂直になっている。調節ネジ45
を使用して軸33の周りの傾きを調節してこれを固定で
きる。
【0099】鏡担体3はその後側により固体の傾斜関節
部材41に強固に接続されている。
【0100】傾斜軸31,32と33は直線的に依存
し、鏡担体3上の基準点RPを必ず通過する。傾斜軸3
1は鏡面1aをまちまちに通過し、傾斜軸32は鏡面2
aをまちまちに通過する。
【0101】この発明の核心は、互いに直線的に依存
し、全て基準点RPを通過する傾斜軸31,32と33
の配置にある。これにより、鏡担体3を空間内の三方向
に傾けて調節でき、鏡担体3の位置が変化することな
く、再調節する必要がない。
【0102】もちろん、ここに例示的に示す装置内の固
体の関節部材により、鏡担体3の一定の点に全て交わる
三つの独立軸(カルダン懸垂部)の周りに鏡担体を傾斜
できるなら、これ等の固体の関節部材を他のもの、例え
ば回転する関節部材に置き換えることもできる。この一
定の点は、同時に、鏡担体3の位置を決める基準点RP
として働く。
【0103】図16はビームスプリッタ立方体300の
形をしたビームスプリッタを示し、この立方体は二つの
鏡面1と2を備えた担体3に相当する。ビームスプリッ
タは当該技術で良く知られている。例えば、米国特許第
6,252,712 号明細書を参照。以下に説明するような傾
斜装置は米国特許第 6,252,712 号明細書に開示されて
いるような光学システム内に使用できる。このビームス
プリッタ立方体300は、図1の上板4に相当するマニ
ピュレータ400の上に装着される。このビームスプリ
ッタ立方体300を調節して傾けるため、マニピュレー
タ400は、図1〜15,特に図1に記載するような正
確な方法でベースプレート9に接続されている。
【0104】マニピュレータ400をベースプレート9
に対して傾けることにより、光学面としての鏡面1と2
を備えた鏡担体3と同じように、ビームスプリッタ立方
体300を傾けて調節できる。
【0105】ビームスプリッタ立方体300の光学面は
ビームに対する入口面と出口面である。
【0106】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明による
光学部材の担体の傾斜装置により、一方の光学部材、例
えば平面鏡またはビームスプリッタがとにかく他方の光
学部材に取るに足らない影響を及ぼすだけであり、この
担体を空間的に3方向で調節でき、担体の位置もしくは
隣接する光学部材に対する空隙に変化がなく、再調節を
何ら必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】鏡担体上に配置された二つの平面鏡を備えた従
来技術による装置を示す。
【図2】異なる移動方向を図示した鏡を示す。
【図3】一つの傾斜軸の周りに傾く鏡の図面を示す。
【図4】一つの傾斜軸の周りに傾く第二鏡の図面を示
す。
【図5】他の傾斜軸の周りに傾く第一鏡の図面を示す。
【図6】異なった位置にある図5の傾斜軸の周りに傾く
図面を示す。
【図7】図8で線分 VII−VIIに見たこの発明の装置の
断面図を示す。
【図8】図7で矢印 VIII の方向に見たこの発明による
装置の図面を示す。
【図9】図7で矢印 IX の方向に見た図面を示す。
【図10】異なる移動方向を図示する二つの平面鏡を備
えた鏡担体を示す。
【図11】従来技術による装置を示す。
【図12】基準点(RP)を伴う図10により鏡担体を
示す。
【図13】図14で線分 XIII−XIIIから見た断面に応
じた図11による装置の設計を示す。
【図14】矢印方向 XIV に見た、図3のこの発明によ
る装置の図面を示す。
【図15】矢印方向 XV から見た図13のこの発明によ
る装置の図面を示す。
【図16】調節と傾斜を行うマニプレータ上に組み込ま
れているビームスプリッタ立方体を示す。
【符号の説明】
1,2 鏡 3 担体 4 上板 5 ボール 6,7,8 調節ネジ 9 ベースプレート 10 引張バネ 11,12,13,14 光軸 15,16,17,18 レンズ 21,22,23,24 空隙 31,32,33 傾斜軸 19,20 交点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウルリッヒ ウエバー ドイツ国 デー−89073 ウルム エンジ ンガーストラッセ 53 (72)発明者 アレクサンダー コール ドイツ国 デー−73430 エイアレン ゼ ッペリンストラッセ 1 Fターム(参考) 2H043 AB02 AB06 AB07 AB08 AB09 AB15 AB35 BC02

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リンク結合された接続部を介してベース
    プレートに固定されていて担体上に一緒に配置され、互
    いに一定の角度で固定されている二つの光学面を備えた
    光学部材用の担体の傾斜装置において、 第一光学面を傾けるため第二光学面の平面に垂直に延び
    る第一傾斜軸と、第二光学面を傾けるため第一光学面の
    平面に垂直に延びる第二傾斜軸と、これ等の光学面の二
    つの平面の間の交差線に平行に位置する第三傾斜軸の、
    これら三つの傾斜軸の周りに回転できるように担体が配
    置されていることを特徴とする光学部材用担体の傾斜装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第一傾斜軸は光軸が前記第一光学面
    の平面を通過する点のところにあり、前記第二傾斜軸は
    光軸が他の光学面の平面を通過する点のところにあるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光学部材用担体の傾斜
    装置。
  3. 【請求項3】 前記二つの光学面を備えた前記光学部材
    は、鏡、特に平面鏡であることを特徴とする請求項1に
    記載の傾斜装置。
  4. 【請求項4】 光学部材はビームスプリッタ、特にビー
    ムスプリッタ立方体であることを特徴とする請求項1に
    記載の光学部材用担体の傾斜装置。
  5. 【請求項5】 前記担体は前記ベースプレートにカルダ
    ン式に接続されていることを特徴とする請求項1に記載
    の光学部材用担体の傾斜装置。
  6. 【請求項6】 前記リンク結合された接続部は固体の関
    節部材として設計されていることを特徴とする請求項1
    に記載の光学部材用担体の傾斜装置。
  7. 【請求項7】 前記固体の関節部材は前記固体の関節部
    材に割り当ててある前記傾斜軸に一致することを特徴と
    する請求項6に記載の光学部材用担体の傾斜装置。
  8. 【請求項8】 前記固体の関節部材は調節ネジにより調
    節できることを特徴とする請求項6に記載の光学部材用
    担体の傾斜装置。
  9. 【請求項9】 前記傾斜軸は少なくとも4本棒の連結部
    を形成することを特徴とする請求項1に記載の光学部材
    用担体の傾斜装置。
  10. 【請求項10】 リンク結合された接続部を介してベー
    スプレートに固定されていて、担体上に一緒に配置さ
    れ、互いに一定の角度で固定されている複数の光学部材
    用の担体の傾斜装置において、前記担体が全て一つの基
    準点を通過する複数の傾斜軸の周りに回転するように配
    置されていることを特徴とする光学部材用担体の傾斜装
    置。
  11. 【請求項11】 前記基準点は前記担体の上に配置され
    ていることを特徴とする請求項10に記載の光学部材用
    担体の傾斜装置。
  12. 【請求項12】 前記担体は三つの傾斜軸の周りで回転
    するように配置されていることを特徴とする請求項10
    に記載の光学部材用担体の傾斜装置。
  13. 【請求項13】 前記基準点は前記二つの鏡部材の間の
    交点で形成されていることを特徴とする請求項11に記
    載の光学部材用担体の傾斜装置。
  14. 【請求項14】 前記リンク結合された接続部は固体の
    関節部材として構成されていることを特徴とする請求項
    10に記載の光学部材用担体の傾斜装置。
  15. 【請求項15】 前記固体の関節部材は4本棒機構を形
    成することを特徴とする請求項14に記載の光学部材用
    担体の傾斜装置。
  16. 【請求項16】 前記固体の関節部材のウェブは前記基
    準点に向けて指向していることを特徴とする請求項15
    に記載の光学部材用担体の傾斜装置。
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