JP2003004926A - 光ファイバーグレーティングの作製方法及び作製装置 - Google Patents

光ファイバーグレーティングの作製方法及び作製装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相マスク長により制限されずにスーパース
トラクチャー・ファイバー・ブラッグ・グレーティング
を作製する。 【解決手段】 まず、マスクと光ファイバーの相対位置
を固定してビームを走査する(ステップ1)。次に、マ
スクと光ファイバーの相対位置を光ファイバーの長さ方
向に対して動かす(ステップ2)。そして、ステップ1
と同じようにマスクと光ファイバーの相対位置を固定し
てビームを走査する。次に、位相ずれを補正・整合する
ために、マスクをはずし、光ファイバーに一様な紫外光
ビームを当てることにより、一様に屈折率を変えること
ができ、その部分の光学長を変化させ位相シフトを与え
る(ステップ3)。位相シフトを与える位置は、両固定
間の他適当な場所でよい。位相シフト量は紫外光ビーム
照射時間(あるいは光パルス数)で決まり、必要な位相
シフト量が達成できたかどうかは反射スペクトラムを観
察しながら決める。以上のステップを繰り返すことによ
り、自由な長さのSSFBGが作成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバーグレ
ーティングの作製方法及び作製装置に係り特に、スーパ
ーストラクチャ光ファイバーブラッググレーティングの
作製方法及び作製装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1970年代における低損失光ファイバ
ーの登場と同時期に半導体レーザの常温発振が可能とな
って以来、光を用いた様々な研究が世界中で活発となっ
た。特に光通信分野は光アンプ(EDFA)の登場によ
り急速に発展し、現在では超長距離伝送(〜10,00
0km)、超高速伝送(〜40Gb/s)、波長多重伝
送(WDM,〜256波長)等の伝送システムの実現が
可能となっている。そのため、光ファイバー情報通信ネ
ットワークは21世紀初頭の最重要な社会基盤(インフ
ラストラクチャ)であると考えられている。しかしなが
ら、現在のところ、光ファイバー通信システムは、主に
1対1の基幹線系にのみ用いられており、ネットワーク
部分は従来の同軸ケーブルと半導体集積回路・電子デバ
イスが主役である。近年のインターネットの爆発的な発
展により、今後のネットワークに求められる伝送容量の
伸びは12ヶ月で2倍と予測されている。これは半導体
集積回路に関するいわゆるムーアの法則(18ヶ月で2
倍)を上回っているという状況であり、例えば、ネット
ワーク部分も光を用いるWDM光ネットワークがやがて
は必要とされることは間違いないであろう。しかしなが
ら、現状ではWDM光ネットワークのための光デバイス
がまだまだ未熟であり、これらの光デバイスの開発が急
務である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなWDM技術
においては、例えば、光フィルタが必須のデバイスとな
ってくる。このWDM光通信用光フィルタとして、光フ
ァイバーブラッググレーティング(FBG)の一種である
スーパーストラクチャー・ファイバー・ブラック・グレ
ーティング(Super Structure FBG)が注目されてい
る。ここで、FBG(Fiber Bragg Grating 光ファイバ
ー回折格子(グレーティング))とは、光ファイバーの
コア部分に波長オーダ(〜1ミクロン)周期の屈折率変化
を与えたもので、鋭い波長選択反射特性をもつデバイス
である。屈折率変化は、紫外光を光ファイバーの外側か
ら照射することにより非破壊的に得られ、また波長オー
ダ周期構造は、位相マスクなどを紫外光を照射する際に
介在させると、その位相マスクで形成される干渉縞によ
り得られる。FBGは、他の光フィルターに比べ柔軟な
設計が可能であるため、回折格子の工夫により従来には
ない機能をもった光フィルターの作成が可能である。屈
折率が変化された回折格子を直接光ファイバー中に形成
するため、低損失、小型、高信頼性、ファイバーを基本
とした光システムとの親和性など、多くの利点がある。
FBGの鋭い波長選択反射特性は、光通信の分野では波
長多重(WDM)光ファイバー通信技術に欠かせないもの
として利用される。また、FBGの反射波長は歪・温度
依存性をもつため、光計測の分野ではこれらの多点型高
分解能センサとして利用される。
【0004】また、SSFBG(Super Structure FB
G)とは、Sampled FBGとも呼ばれ、同じ周期の短い
FBGを等間隔で並べたデバイスである。SSFBG
は、FBGの波長オーダ周期構造の上に数mm程度の周期
構造(=サンプリング構造)が乗畳された構造になって
いる。SSFBGは、サンプリング構造の周期で決まる
等間隔の鋭い波長選択反射特性をもつ、くし(コム)型
反射光フィルタである。SSFBGは、WDM通信で用
いられる多波長の光を一括してフィルタリングできるた
め、波長多重(WDM)光ファイバー通信に適し、WDM
システムの低価格化や簡易化が期待できる。
【0005】しかし、理論上提案されているFBGの内
いくつかは、その作製技術の限界のため、容易に作製で
きないものもある。その作製限界のうちの一つは、長い
FBGの作製が困難であるというものである。スーパー
ストラクチャー・ファイバー・ブラッグ・グレーティン
グ(SSFBG)はその一例であり、このSSFBGを
大容量化するWDM光通信に合わせて広帯域化・高密度
化するためには、全長が数センチから数十センチという
長いSSFBG長が必要となるが、従来の方法ではSS
FBG長は位相マスク長により制限されるため、その作
製が困難である。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、位相マスク長
により制限されないスーパーストラクチャー・ファイバ
ー・ブラッグ・グレーティング作製方法及び作製装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の解決手段
によると、グレーティングが形成された位相マスクと光
ファイバーの相対位置を第1の位置に固定する工程と、
第1の位置において、レーザからの紫外光により位相マ
スクを介して所定のグレーティング幅の干渉光を形成
し、その干渉光を光ファイバーに1箇所又は所定のグレ
ーティング間隔で複数箇所に照射することにより、ひと
つ又は複数の第1の光ファイバーグレーティングを形成
する工程と、位相マスク及び/又は光ファイバーを光フ
ァイバーの長さ方向に移動させて、位相マスクと光ファ
イバーとの相対位置を第2の位置に固定する工程と、
【0008】第2の位置において、レーザからの紫外光
により位相マスクを介して所定のグレーティング幅の干
渉光を形成し、その干渉光を光ファイバーに1箇所又は
所定のグレーティング間隔で複数箇所に照射することに
より、ひとつ又は複数の第2の光ファイバーグレーティ
ングを形成する工程と、位相シフトを調整するために、
第1の光ファイバーグレーティングと第2の光ファイバ
ーグレーティングとの間において、位相マスクを介さず
にレーザからの紫外光を光ファイバーに照射することに
より、位相をシフトする領域を形成する工程とを含む光
ファイバーグレーティングの作製方法が提供される。
【0009】本発明の第2の解決手段によると、紫外光
を照射するレーザと、前記レーザからの紫外光の幅を調
整するスリットと、グレーティングが形成された位相マ
スクと、光ファイバーと前記位相マスクとの相対位置を
第1の位置および第2の位置にそれぞれ固定するための
稼動部と、前記レーザからの紫外光により前記スリット
及び位相マスクを介して所定のグレーティング幅の干渉
光を形成し、その干渉光を光ファイバーに1箇所又は所
定のグレーティング間隔で複数箇所に照射するための照
射調整部とを備えた光ファイバーグレーティングの作製
装置が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】1.FBGの作成 FBG は、ファイバーのコア中に例えば約500[nm] の
周期を持つ摂動を形成する必要がある。これを実現する
ための、位相マスク法(Phase-Mask Method)とフォトセ
ンシティビティー(photosensitivity)についてを以下に
説明する。図1に、位相マスク法によるFBGの作製に
ついての説明図を示す。レーザからの紫外光101、伝
送マスク102、光ファイバー103が図示されてい
る。なお、以下の材料及び各データは、一例を示すもの
であり、これに限定されない。摂動の種類としては、屈
折率の変化を用いる。ゲルマニウムドープ(Ge-doped)
光ファイバーは紫外線を照射すると屈折率が変化すると
いう非線形な性質を持つ。これは、フォトセンシティビ
ティーと呼ばれ、FBGはこの非線形現象を用いて作製
される。このフォトセンシティビティーを最大限に引き
出す為に、光ファイバー102を、例えば、120[a
tm]の水素雰囲気中に2週間ほど留置する。ここで
は、この水素処理を行ったGe-doped 光ファイバーを用
いる。
【0011】例えば、500[nm]の所定周期をもつ
紫外線の強度分布は、位相マスク法によって実現でき
る。位相マスク法では図に示すように、石英基板にピッ
チdの凹凸を電子ビーム・リソグラフィーにより形成し
た位相マスク102が用いられる。位相マスク102に
垂直に入射された紫外光101(UV光)は、位相マス
ク102を通過すると+1次と−1次の回折光に分離さ
れ、それらが干渉縞(間隔d/2)を形成する。溝の深
さと形状が適当であれば、0次光(そのまま透過する
光)は数%以下になる。
【0012】位相マスク法の利点は同一のものを再現性
よく製作でき、また時間コヒーレンスの低いレーザでも
使用できることである。また、位相マスク法は、他の方
法よりアライメイントが比較的容易で、本実施の形態で
一例として用いるKrFエキシマレーザに現状では最適
な方法であると考えられる。
【0013】2.詳細な作製系 図2に、SSFBGの作製系の構成図を示す。この構成
は、レーザ1、スリット2、位相マスク3、稼動ステー
ジ4、光スペクトラムアナライザ5、EDFA6、サー
キュレータ7を備える。光ファイバー10は、稼動ステ
ージ4上に位相マスク3で覆われて固定される。
【0014】レーザ1は、ファイバーの屈折率を変化さ
せる為に用いる紫外光源として、高いパワー密度と高い
干渉性が望まれる。ここでは、一例として、紫外光パル
スを発生するKrFエキシマレーザを用いる。なお、K
rFエキシマレーザ以外には、ArFエキシマレーザ、
アルゴンレーザのSHG(2倍高調波)、銅蒸気レーザ
などが用いられてもよい。エキシマレーザ、銅蒸気はパ
ルスレーザであるが、アルゴンレーザのSHGは連続発
振レーザであり、いずれを用いても良い。本実施の形態
で用いたKrFエキシマレーザは、一例として、波長2
48nm、パルスの繰り返し周波数100Hz、1パル
スあたりのエネルギー約55mJ、ビーム径6x12m
mである。
【0015】また、スリット2は、一例として、12m
m幅の紫外光をスリットで0.3mmに狭窄し、位相マ
スクを通して光ファイバーに照射する。位相マスク3
は、たとえば、ガラスに0.5ミクロン程度のピッチで
回折格子が描かれている。ファイバー10は、次のよう
な光ファイバーを用いることができる。例えば、ファイ
バー10は、紫外光誘起屈折率変化が大きなファイバー
が好ましい。通常の光ファイバーではこの変化は小さい
ので、水素処理(高圧水素中に1〜2週間留置して水素
をロード)して高めることができる。また、光ファイバ
ーのコア中のGe(ゲルマニウム)ドープ量が大きいほ
ど紫外光誘起屈折率変化が大きいことが知られているの
で、FBG用の高Geドープ光ファイバーを用いること
ができる。本実施の形態では、FBG用の高Geドープ
光ファイバーを水素処理したものを用いている。その他
にファイバー10として、分散シフトファイバー(DS
F)、シングルモードファイバー(SMF)、マルチモ
ードファイバー等、各種のファイバーを用いることがで
きる。
【0016】図3に、伝送マスクと光ファイバーとの固
定についての説明図を示す。この例では、位相マスク3
と光ファイバー10は同じプレート8上に固定され、相
対的な振動を抑圧する。このプレート8を稼動ステージ
4上に固定し、稼動ステージ4の移動量とパルス数を制
御することで、FBG、SSFBGなどを作製する。
【0017】紫外光の照射の仕方は次のように成る。位
相マスク3に一様な紫外光を垂直に当てると、位相マス
ク3よる+1次と−1次の回折光どうしが光ファイバー
上に1ミクロン程度の干渉縞を作る。紫外光誘起屈折率
変化により、干渉縞の強いところでは大きな屈折率変化
が、干渉縞の弱いところでは小さな屈折率変化が起こ
り、1ミクロン程度の屈折率の周期構造(屈折率回折格
子)ができる。
【0018】以上のように、位相マスク3にレーザ1か
らの平行光を入射することにより、より鮮明な干渉縞が
得られる。紫外光又は紫外線パルスを照射するにしたが
って、光ファイバー10中のコアにグレーティングが形
成される。作製中、広帯域光源であるEDFA6のAS
Eを光ファイバー10に入射し、その反射光をサーキュ
レータ7を経て光スペクトラルアナライザー5に入射す
ることより、反射スペクトルを監視する。これにより、
レーザ光の照射を調整させることができる。
【0019】3.位相マスク走査法 まず、SSFBGの基本原理を説明する。図4に、SS
FBGの概念図を示す。図に示すように、SSFBG
は、離散的にFBGが形成されることで、作製される。
図4(a)には、伝送マスク3を介して紫外光が光ファ
イバー10に複数箇所で照射される様子を示す。ここ
で、矢印は紫外光ビームを表す。複数の紫外光ビームが
矢印で表されているが、本実験では一度に複数のビーム
で照射するのではなく、1本の紫外光ビーム(もしくは
伝送マスク3と光ファイバー10)を移動させて必要な
部分だけにFBGを描く。なお、複数箇所に一度に紫外
光ビームを照射する光学系配置としてもよい。レーザ光
は、スリットにより必要な部分だけ(例えば、約1m
m)切り出してから位相マスク3に照射される。
【0020】図4(b)は、光ファイバ10の位置Zに
おける屈折率nを示される。ここで、LgはFBG幅、
LsはFBG間隔である。また、図中屈折率nがギザギ
ザで表示されている箇所は、光ファイバー10中にFB
Gが刻まれているところである。
【0021】図5に、SSFBGの特性図を示す。図に
は、屈折率nと、波長λの関係を示す。ここで、ν
1/Lgに比例する包絡線幅、νは1/Lsに比例す
るチャネル間隔である。こうして、図に示すようにくし
(コム)型の反射フィルタが形成される。このくし状反
射スペクトルの包絡線幅νは離散的に作製されたFB
Gの長さに反比例し、また、チャネル間隔νは作製さ
れたFBGの間隔Lsに反比例する。そのため、より狭
いチャネル間隔を得るためにはより大きな間隔でFBG
を離散的に作製する必要がある。なお、FBGの個数は
ひとつでもよく、また、個数が多いほど反射率が高くな
る。反射率が1に達すると、包絡線幅が広がる。ここ
で、このくし状の反射スペクトルの一本をチャネルと呼
ぶ。
【0022】たとえば、全長50mmで、反射率100
%、チャネル間隔100GHzのスーパーストラクチャ
が得られるとする。このときチャネル間隔50GHzを
得ようとすると、グレーティング間隔を2倍にする必要
があり、全長を100mmにしなければならない。同
様、チャネル間隔を33.3GHzにすると、全長が1
50mmとなってしまう。
【0023】このように、SSFBGは離散的にFBG
を刻むものである。これらのFBGはその屈折率変調に
一定の位相関係を持たなければならないため、1つの固
定した位相マスクに紫外光を離散的に照射することで実
現する。したがって、SSFBGの全長は位相マスクの
長さにより制限される。つぎに、位相マスクの長さに制
限されないSSFBG作製法として、位相マスク走査法
を説明する。
【0024】図6に、位相マスクの走査によるSSFB
G作製法の説明図を示す。また、図7に、SSFBGの
特性図を示す。以下に、マスク走査の具体的工程を説明
する。上述ではマスクと光ファイバーの相対位置を固定
して、ビームを走査しているので、マスクの長さ以上の
SSFBGは描けない。そこで、まず図4と同様に、マ
スクと光ファイバーの相対位置を固定してビームを走査
する(ステップ1)。この場合のSSFBGの特性図を
図7(a)に示す。その次に、マスクと光ファイバーの
相対位置を光ファイバーの長さ方向に対して動かす(ス
テップ2)。そして、ステップ1と同じようにマスクと
光ファイバーの相対位置を固定してビームを走査する。
走査するための構成は、例えば、マスクと光ファイバー
をそれぞれ別の稼働ステージに固定して、PC制御で別
々に動かすことで実現できる。次に、位相ずれを補正・
整合するために、マスクをはずし、光ファイバーに一様
な紫外光ビームを当てることにより、一様に屈折率を変
えることができ、その部分の光学長を変化させ位相シフ
トを与える(ステップ3)。位相シフトを与える位置
は、第1のSSFBGと第2のSSFBGの間の適当な
場所でよい。位相シフト量は紫外光ビーム照射時間(あ
るいは光パルス数)で決まり、必要な位相シフト量が達
成できたかどうかは反射スペクトラムを観察しながら決
める。以上のステップを繰り返すことにより、自由な長
さのSSFBGが作成できる。図7(b)に示すよう
に、もともとのSSFBGの反射率が1に近い場合、ス
テップ3の工程後は、包絡線幅が広がる。
【0025】この位相マスク走査法について検証を行っ
た。UV光源としてKrFエキシマレーザ(248n
m)を用い、位相マスクのピッチは1074nmでLg
=0.3mm、Ls=3.0mmのSSFBGを作製し
た。図8に、位相整合のための紫外光照射前と後の反射
スペクトル図を示す。図8(a)のように、整合を取る
前、つまり単純に位相マスクを走査することにより2つ
のSSFBGを結合した場合、2つのSSFBGが干渉
しあうため反射ピークが分裂する。そこで、その後位相
整合をとると、図8(b)のように理想的なくし型フィ
ルタが実現できることがわかる。また、位相調整をする
前は反射帯域外の余分なサイドローブが大きく生じてい
たものが、位相調整により抑圧できている。したがっ
て、位相マスクを走査することにより、2倍の長さの位
相マスクにより作製したSSFBGと同じ特性を持つS
SFBGが作製できる。
【0026】つぎに、図9に、SSFBGの反射スペク
トル図を示す。図9(a)は、従来法により作製した長
さ30mmのSSFBG、図9(b)は、走査位相マス
ク法により図9(a)のSSFBGを3つ結合して長さ
90mmにしたSSFBGの反射スペクトル図である。
図示のように、結合後もきれいなくし型フィルタになっ
ていることがわかる。このように、もともとのSSFB
Gの反射率が小さい場合、包絡線幅は変わらず反射率が
高くなる。
【0027】4.チャープト−SSFBG(Chirped-SS
FBG) 上述の実施の形態では、屈折率の変調周期が同じFBG
を離散的に作製した通常のSSFBGを作製したが、こ
の位相マスク走査法を用いれば様々なSSFBGが作製
できる。たとえば、Chirped-SSFBGなどは特に容易に作
製できる。Chirped-SSFBGとは、屈折率の変調周波数を
少しずつ変化させたFBGを離散的に作製したものであ
る。この変化させる周波数自体に周期性を持たせ、広帯
域なくし型反射光フィルタを実現することができる。ま
た、このChirped-SSFBGは、光ファイバーの分散補償器
に応用することができる。
【0028】つぎに、従来の位相マスク固定法によるCh
irped-SSFBGの作製手順と、今回提案する位相マスク走
査法による作製手順を比較する。図10に、Chirped-SS
FBGの作製方法の説明図を示す。図10(a)は、従来
の位相マスク固定法によるChirped-SSFBG作製方法、図
10(b)は、本実施の形態の走査位相マスク法による
Chirped-SSFBG作製方法である。複数の矢印は、紫外光
ビームを出力し、一度に複数のビームで照射するのでは
なく、1本の紫外光ビームを移動させて必要な部分だけ
にFBGを描くようにしている。なお、同時に複数ビー
ムを照射してもよい。位相マスクは、グレーティング周
期の変化するものを用いる。
【0029】従来の位相マスク固定法では、作製するCh
irped-SSFBGと同じ長さの位相マスクが必要であ
り、図10(a)のように回折格子の周期が周期的に変化
した位相マスクを作製する必要がある。これに対して本
実施の形態によれば、短い(例えば、全長の数分の1)
長さの位相マスクがあればよく、単純なChirped-FBG用
の位相マスク1つで十分である。そして、短い位相マス
クで複数の紫外光を照射した後、それを横にずらして再
び照射する。この実施の形態は、上述の実施の形態と同
様であるが、描いているSSFBGが異なる。また、上
述と同様に、位相マスクの複数位置における位相整合の
ための一様な紫外光の照射が必要である。
【0030】通常のSSFBGや、Chirped-SSFBGなど
を作製するために必要な長い位相マスクは、その作製段
階において溝(回折格子)の周期性に多少なりとも誤差
が生じる。これは、現時点での位相マスクの作製技術の
限界(スティッチング・エラー)によるものである。この
誤差によりSSFBGの設計性は悪化する。しかし、本
実施の形態は短い位相マスクを用いるため、ほとんど溝
(回折格子)の周期性に誤差のない位相マスクでSSF
BGの作製が可能である。この点においても、位相マス
ク走査法は、有効なSSFBG作製方法である。
【0031】5. 多点位相シフト法 次に、多点型位相シフト(MPS-SSFBG = Multipl
e phase shift SSFBG)法によるSSFBG(MPS-SS
FBG)について説明する。MPS-SSFBGは、通常
のSSFBGと同じく反射くし型フィルタであるが、従
来型のSSFBGに比べてより短い長さで同じ特性を実
現できるという画期的な方法である。SSFBGは離散
的にFBGを作製して作られるため、チャネル間隔の狭
い高密度なSSFBGでは各々のFBGの間隔が長くな
り、この部分が無駄になる。そこで、本実施の形態のM
PS法ではFBG間に適切な位相シフトを与えること
で、FBG間隔を短く保ったままでチャネル間隔を高密
度化できる方法であり、効率よく光ファイバーを用いる
ことができる。
【0032】上述のように、くし状反射スペクトルの包
絡線幅は離散的に作製されたFBGの長さに反比例し、
チャネル間隔は作製したFBGの間隔に反比例する。よ
り狭いチャネル間隔を得るためにはより大きな間隔でF
BGを離散的に作製する必要がある。たとえば、全長5
0mmで、反射率100%、チャネル間隔100GHz
のスーパーストラクチャが得られるとする。このときチ
ャネル間隔50GHzを得ようとすると、グレーティン
グ間隔、即ちFBG間隔を2倍にする必要があり、全長
を100mmにしなければならない。同様に、チャネル
間隔を33.3GHzにすると、全長が150mmとな
ってしまう。
【0033】それに比べて、本実施の形態のMPS-S
SFBGは、通常のSSFBGの適切な場所に位相シフ
トを与えたもので、これは全体の反射率をあまり下げる
ことなく、またSSFBGの全長も維持したままチャネ
ル間隔を狭く高密度化できる方法である。つまり、チャ
ネル間隔を100GHz、50GHz、33.3GHz
と狭めても、全長は変わらない。
【0034】以下に、MPS−SSFBGの設計手順を
説明する。はじめに、得たいチャネル間隔や帯域などか
ら、上述のような実施の形態のSSFBG設計を行う。
このとき、各々のFBG間隔L、FBG長L、FB
Gの個数NFBG個、SSFBGの全長L
SSFBG(≒L×NFBG)のSSFBGが作製さ
れたとする。通常のSSFBGは各々のFBGの間が有
効に利用されていないため、必然的に全長が長くなって
しまう。したがって、このようなFBGの間に新たにF
BGを集積してMPS−SSFBGを実現し全長を1/
m(m=2,3,...)にするために必要な手順を以
下に述べる。
【0035】まず、先の設計で得たFBG間隔Lを1
/mに短縮し、NFBG個のFBGを離散的に作製する
ことで全長を1/mにする。このままでは、チャネル間
隔はm倍に拡大する。そこで、k番目のFBGとk+1
番目のFBGの間に、次式の位相シフトφを与える。 φ=2π(k−1)/m (0≦k≦NFBG
【0036】一様な紫外光ビームを光ファイバーの一部
に照射すると、その部分の屈折率が一様に変わるので、
その部分の光学長nLが変化し、位相シフトが起こる。
ここで、位相シフトとは、その部分での光の位相回転が
変化(シフト)することをいう。0、2π/3、4π/
3等のそれぞれ必要な位相シフト量が達成できたかどう
かは、光スペクトラムアナライザを用いて反射スペクト
ラムを観察しながら決める。
【0037】ここで、図11に、MPS−SSFBGに
おける光ファイバー軸方向の屈折率と位相シフトの説明
図を示す。上式により、図示のような鋸状の位相シフト
量が与えられる。与えられる位相シフト量が2πを越え
ると折り返すことができる。これにより、チャネル間隔
を設計通りに保ち、反射率もほぼ保ったまま、全長を1
/mにできる。
【0038】つぎに、図12に、SSFBGとMPS−
SSFBGとの比較に関する説明図を示す。この図は、
m=2,3としたときのMPS−SSFBGとSSFB
Gを比較したものである。図12中、右図は波長に対す
る反射率、中図は、通常又は上述の実施の形態により作
製されたSSFBG、左図は、多点型位相シフト技術に
よるSSFBGをそれぞれ示す。
【0039】図12(a)は、SSFBGの元の長さ
で、位相シフトを与えていない場合を示す。図12
(b)は、FBG間隔を2倍(m=2)をした場合を示
す。このとき、チャネル間隔は1/2(1/m)にな
る。通常又は上述のSSFBG作製法によると、全長が
2倍となるが、MPS−SSFBGでは、各FBG間に
0、π...の位相シフトを与えることで、同じ全長の
ままチャネル間隔を1/2(1/m)とすることができ
る。同様に、図12(c)は、FBG間隔を3倍(m=
3)とした場合を示す。このとき、チャネル間隔は1/
3(1/m)になる。各FBG間に0、2π/3、4π
/3、...の位相シフトを与えることで、同じ全長の
ままチャネル間隔を1/3(1/m)とすることができ
る。
【0040】このMPS−SSFBGの検証を行った。
UV光源としてKrFエキシマレーザ(248nm)を
用い、位相マスク固定法によりMPS−SSFBGの作
製を行った。今回作製したMPS−SSFBGはm=
2、L=0.3[mm]、L =3.0[mm]、N
FBG=15であり、位相マスクのピッチは1074
[nm]である。
【0041】図13に、MPS−SSFBGの作製(m
=2)の説明図を示す。これは、図12(b)に対応す
る場合である。まず、通常のSSFBGの作製方法に従
って作製した、位相シフトを与える前のSSFBGの反
射スペクトルを図13(a−1,2)に示す。図13
(a,b,c−2)は、図13(a,b,c−1)の拡
大図である。この例ではm=2のMPS−SSFBGを
作製したため、グレーティングの間に与える位相シフト
量はφ=0,π,0,π,0,π,0,π,....
となる。πの位相シフトを完全に与える前、つまり途中
過程であり、φ≒0,π/2,0,π/2,0,π/
2,0,π/2,....の位相シフトを与えた状態の
反射スペクトルを図13(b−1,2)に示す。元々の
チャネルの間に新しいチャネルが成長していく様子がわ
かる。最終的に設計した位相シフトを完全に与えた際の
反射スペクトルを図13(c−1,2)に示す。図13
(a−1,2)と比較すると、チャネル間隔が半分にな
り、設計どおりの反射スペクトルが得られていることが
わかる。
【0042】図14に、MPS−SSFBGの作製(m
=3)の説明図を示す。これは、図12(c)に対応す
る場合である。まず、通常のSSFBGの作製方法に従
って作製した、位相シフトを与える前のSSFBGの反
射スペクトルを図14(a)に示す。この例ではm=3
のMPS−SSFBGを作製したため、グレーティング
の間に与える位相シフト量はφ=0,2π/3,4π
/3,0,2π/3,4π/3,0,....となる。
最終的に設計した位相シフトを完全に与えた際の反射ス
ペクトルを図13(b)に示す。図13(a)と比較す
ると、チャネル間隔が1/3になり、設計どおりの反射
スペクトルが得られていることがわかる。
【0043】このMPS−SSFBGを用いると、チャ
ネル数を数倍に増やして高密度化することができる。し
かも、光ファイバーと位相マスクを有効に使用できた
め、作製のコストダウンにもつながる。最近の微細加工
技術の向上により位相マスクに位相シフトを精密に与え
ることが可能となっている。したがって、MPS−SS
FBGを作る際に与える位相シフトを位相マスク自体に
与えることで、短い位相マスクでも高密度化な光ファイ
バーくし型反射フィルタを作製することもできる。
【0044】以上の説明では、所望の位相シフトを光フ
ァイバーに与えるために、光スペクトラムアナライザを
観察しながら、レーザ出力を調整するようにしていた。
これを自動的にコンピュータにより実行させることも可
能である。
【0045】図15に、作製装置の他の構成図を示す。
これは、上述の実施の形態の作製装置の構成に、さら
に、制御部30と照射調整部40とを備え、稼動ステー
ジ4を位相マスク用稼動ステージ4−1及び光ファイバ
ー用稼動ステージ4−2に置換えたたものである。
【0046】制御部30は、光スペクトラムアナライザ
5の測定結果を内部のインタフェースを介して入力す
る。入力された波長に対する反射率に基づき、レーザ1
の出力時間、パルスエネルギー、繰返し周波数、ビーム
サイズ等のいずれか又は複数を調整する。さらに、制御
部30は、所定の位置にレーザ1の紫外光を照射するよ
うに照射調整部40を制御することができる。さらに、
制御部30は、稼動ステージ4−1及び4−2を移動制
御することで、位相マスク3と光ファイバー10の相対
位置を制御することが可能である。また、光ファイバー
10を固定する制御を行なうことも可能である。このよ
うな構成により、所定の位置への位相マスクの移動、位
相シフト量調整、レーザ照射の調整等が制御される。
【0047】つぎに、本発明の応用について、以下に例
示する。例えば、本発明は、光多重通信における、多波
長フィルター、分波・合波、WDM通信用のADM(add
/drop multiplexer)光増幅器の利得均一化、分散補償フ
ィルター、利得等化器などに応用可能である。また、本
発明は、光通信用光源としては、多波長光源用フィルタ
ー、半導体レーザ、ファイバーレーザなどのレーザの波
長選択、波長安定化、波長一括分散保証に応用できる。
さらに、本発明は、ファイバーセンサとしては、ひずみ
等を測定するなど、多くの応用が考えられている。
【0048】
【発明の効果】本発明によると、以上のように、位相マ
スク長により制限されないスーパーストラクチャー・フ
ァイバー・ブラッグ・グレーティング作製方法及び作製
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】位相マスク法によるFBGの作製についての説
明図。
【図2】SSFBGの作製系の構成図。
【図3】伝送マスクと光ファイバーとの固定についての
説明図。
【図4】SSFBGの概念図。
【図5】SSFBGの特性図。
【図6】位相マスクの走査によるSSFBG作製法の説
明図。
【図7】SSFBGに特性図。
【図8】位相整合のための紫外光照射前と後の反射スペ
クトル図。
【図9】SSFBGの反射スペクトル図。
【図10】Chirped-SSFBGの作製方法の説明図。
【図11】MPS-SSFBGにおける光ファイバー軸
方向の屈折率と位相シフトの説明図。
【図12】SSFBGとMPS-SSFBGとの比較に
関する説明図。
【図13】MPS-SSFBGの作製(m=2)の説明
図。
【図14】MPS-SSFBGの作製(m=3)の説明
図。
【図15】作製装置の他の構成図。
【符号の説明】
1 レーザ 2 スリット 3 位相マスク 4 稼動ステージ 5 光スペクトラムアナライザ 6 EDFA 7 サーキュレータ 10 光ファイバー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グレーティングが形成された位相マスクと
    光ファイバーの相対位置を第1の位置に固定する工程
    と、 第1の位置において、レーザからの紫外光により位相マ
    スクを介して所定のグレーティング幅の干渉光を形成
    し、その干渉光を光ファイバーに1箇所又は所定のグレ
    ーティング間隔で複数箇所に照射することにより、ひと
    つ又は複数の第1の光ファイバーグレーティングを形成
    する工程と、 位相マスク及び/又は光ファイバーを光ファイバーの長
    さ方向に移動させて、位相マスクと光ファイバーとの相
    対位置を第2の位置に固定する工程と、 第2の位置において、レーザからの紫外光により位相マ
    スクを介して所定のグレーティング幅の干渉光を形成
    し、その干渉光を光ファイバーに1箇所又は所定のグレ
    ーティング間隔で複数箇所に照射することにより、ひと
    つ又は複数の第2の光ファイバーグレーティングを形成
    する工程と、 位相シフトを調整するために、第1の光ファイバーグレ
    ーティングと第2の光ファイバーグレーティングとの間
    において、位相マスクを介さずにレーザからの紫外光を
    光ファイバーに照射することにより、位相をシフトする
    領域を形成する工程とを含む光ファイバーグレーティン
    グの作製方法。
  2. 【請求項2】隣接する光ファイバーグレーティングの間
    に、必要とされる位相シフトを調整するために、位相マ
    スクを介さずにレーザからの紫外光を光ファイバーに照
    射することにより、位相をシフトする領域を形成する工
    程をさらに含む請求項1に記載の光ファイバーグレーテ
    ィングの作製方法。
  3. 【請求項3】スーパーストラクチャ光ファイバーグレー
    ティングの全長又はチャネル間隔を1/m(m=2,
    3...)にする場合、k番目とk+1番目の光ファイ
    バーグレーティングの間に、次式の位相シフトφを与
    えることを特徴とする請求項2に記載の光ファイバーグ
    レーティングの作製方法。 φ=2π(k−1)/m (ここで、0≦k≦NFBG、NFBGは光ファイバー
    グレーティングの数、ただし、φは2πで折り返され
    る)
  4. 【請求項4】第1及び第2の光ファイバーグレーティン
    グは、光ファイバーブラッググレーティングであり、ス
    ーパーストラクチャ光ファイバーブラックグレーティン
    グの全長により反射特性の包絡線幅を設定し、その間隔
    によりチャネル間隔を設定することを特徴とする請求項
    1に記載の光ファイバーグレーティングの作製方法。
  5. 【請求項5】光ファイバーは、高ゲルマニウムドープ及
    び/又は水素処理した光ファイバーであることを特徴と
    する請求項1に記載の光ファイバーグレーティングの作
    製方法。
  6. 【請求項6】グレーティング周期の変化するグレーティ
    ングを有する位相マスクを用いることを特徴とする請求
    項1に記載の光ファイバーグレーティングの作製方法。
  7. 【請求項7】紫外光を照射するレーザと、 前記レーザからの紫外光の幅を調整するスリットと、 グレーティングが形成された位相マスクと、 光ファイバーと前記位相マスクとの相対位置を第1の位
    置および第2の位置にそれぞれ固定するための稼動部
    と、 前記レーザからの紫外光により前記スリット及び位相マ
    スクを介して所定のグレーティング幅の干渉光を形成
    し、その干渉光を光ファイバーに1箇所又は所定のグレ
    ーティング間隔で複数箇所に照射するための照射調整部
    とを備えた光ファイバーグレーティングの作製装置。
  8. 【請求項8】前記稼動部及び前記レーザ及び前記照射調
    整部を制御する制御部をさらに備え、 前記制御部は、 前記稼動部を制御することにより、前記位相マスクと光
    ファイバーの相対位置を第1の位置に固定するための手
    段と、 前記レーザ、前記スリット及び前記照射調整部を制御す
    ることにより、第1の位置において、前記レーザからの
    紫外光により前記位相マスクを介して所定のグレーティ
    ング幅の干渉光を形成し、その干渉光を光ファイバーに
    1箇所又は所定のグレーティング間隔で複数箇所に照射
    することにより、ひとつ又は複数の第1の光ファイバー
    グレーティングを形成するための手段と、 前記稼動部を制御することにより、前記位相マスク及び
    /又は光ファイバーを光ファイバーの長さ方向に移動さ
    せて、位相マスクと光ファイバーとの相対位置を第2の
    位置に固定するための手段と、 前記レーザ、前記スリット及び前記照射調整部を制御す
    ることにより、第2の位置において、前記レーザからの
    紫外光により前記位相マスクを介して所定のグレーティ
    ング幅の干渉光を形成し、その干渉光を光ファイバーに
    1箇所又は所定のグレーティング間隔で複数箇所に照射
    することにより、ひとつ又は複数の第2の光ファイバー
    グレーティングを形成するための手段と、 前記レーザ、前記スリット、前記照射調整部及び前記稼
    動部を制御することにより、位相シフトを調整するため
    に、第1の光ファイバーグレーティングと第2の光ファ
    イバーグレーティングとの間において、前記位相マスク
    を介さずに前記レーザからの紫外光を光ファイバーに照
    射することにより、位相をシフトする領域を形成するた
    めの手段とを備えた請求項7に記載の光ファイバーグレ
    ーティングの作製装置。
  9. 【請求項9】光ファイバーの光スペクトルを測定するア
    ナライザをさらに備え、 前記制御部は、前記アナライザからの測定出力に基づい
    て、所望の位相シフト量が達成されるように前記レーザ
    による照射出力を制御することを特徴とする請求項7又
    は8に記載の光ファイバーグレーティングの作製装置。
  10. 【請求項10】前記稼動部は、光ファイバーを固定して
    その位置を移動するための第1稼動ステージと、前記位
    相マスクを固定してその位置を移動するための第2稼動
    ステージとを備えた請求項7に記載の光ファイバーグレ
    ーティングの作製装置。
  11. 【請求項11】前記位相マスクはグレーティング周期の
    変化するグレーティングを有することを特徴とする請求
    項7又は8に記載の光ファイバーグレーティングの作製
    装置。
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