JP2003004507A - 液面レベルセンサ - Google Patents

液面レベルセンサ

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JP2003004507A
JP2003004507A JP2001182235A JP2001182235A JP2003004507A JP 2003004507 A JP2003004507 A JP 2003004507A JP 2001182235 A JP2001182235 A JP 2001182235A JP 2001182235 A JP2001182235 A JP 2001182235A JP 2003004507 A JP2003004507 A JP 2003004507A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロートアームのストッパ乗り越え防止及び
接点保護を同時に解決し、信頼性を向上させた液面レベ
ルセンサを提供する。 【解決手段】 フレーム2の前面には、フロートアーム
3に接触して、フロートアーム3の回動角度範囲を規制
するストッパ9a、9bが設けられている。また、アー
ムホルダー4は、フロートアーム3がストッパ9a、9
bに対してその半径rを越えて乗り上がる前に、フレー
ム2の一部に当接してこの乗りあがりを停止させるカバ
ー部41を有する。更に、このカバー部41は、フロー
トアーム3に連動するコンタクト片5を上側から覆って
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液面レベルに応じ
て回動するフロートアームを具備する液面レベルセンサ
に関し、特に、ガソリン、軽油等の液体を燃料とする車
両の燃料タンクに取り付けられ、燃料の残量を検知する
のに好適な液面レベルセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の液面レベルセンサを図5に例示
する。図5(A)はこの種の液面レベルセンサの要部拡
大断面図であり、図5(B)は図5(A)に示す液面レ
ベルセンサの要部拡大断面図である。但し、ここに例示
する液面レベルセンサは、本発明を理解するために出願
人が想定したものであり、いわゆる公知の従来例ではな
い。すなわち、ここに示す液面レベルセンサは、後述の
本発明の液面レベルセンサと同等の機能も有する。
【0003】図5(A)及び(B)に示すように、この
液面レベルセンサ10は、樹脂製のフレーム2、金属製
のフロートアーム3、樹脂製のアームホルダー40、コ
ンタクト片5、被測定液体に対して浮力を有するフロー
ト6、及び抵抗体7とから構成される。
【0004】上記フレーム2は、図中、矢印で示すよう
な被測定液体の液面レベル変動に応じたフロートアーム
3の回動に基づき、この液面レベルを検出するための電
気回路、例えば、後述する抵抗体7や出力端子8等を搭
載している。その外形は図5(A)に示すように、上か
ら見ると台形に近い形状をしており、また図5(B)に
示すように、上面が開口して所定の厚さを有している。
このフレーム2の開口している側の上下の縁部の一部に
は、フロートアーム3の構造を考慮した所定高さのスト
ッパ9a及び9bが形成されている。このストッパ9a
及び9bにより、上記フロートアーム3の回動可能角度
が規定される。すなわち、基本的に、フロートアーム3
がストッパ9aに接した点が液面最上位レベルに対応
し、ストッパ9bに接した点が液面最下位レベルに対応
するようになっている。
【0005】図5(A)に示すように、フレーム2の右
側端部付近はフレーム2の一部として第1軸受部2aが
形成されている。この第1軸受部2aには、フロートア
ーム3の回転軸部3aが挿入される回転軸穴2a1が設
けられている。また、この第1軸受部2aの下方には、
第1軸受部2aと略平行に所定の距離を保って、フレー
ム2の一部として第2軸受部2bが形成されている。こ
の第2軸受部2bにも、上記回転軸穴2a1に対向する
ようにして設けられた、回転軸部3aが回転可能に挿入
される回転軸穴2b1が設けられている。これら第1軸
受部2aと第2軸受部2bとの間は、後述するアームホ
ルダー40の下側保持部4bとがかみ合うように取りつ
け可能な形状になっている。
【0006】上記フロートアーム3は円形断面の金属棒
状であり、回転の支点となる回転軸部3a、及びこの回
転軸部3aに対して略直角に折り曲げられ回転軸部3a
を軸として回動する回動部3bからなる。このフロート
アーム3の回動部3bの先端部には、被測定液体に対し
て浮力を有する材質で形成された円筒状のフロート6が
取り付けられている。回動部3bの先端部は、このフロ
ート6の両底面の中心部を貫通して固定されている。
【0007】アームホルダー40は、上記フロートアー
ム3を保持すると共に、上記フレーム2とかみ合って、
保持しているフロートアーム3を回転軸部3aを支点と
して回動させる。このアームホルダー40は、上記フレ
ーム2の回転軸穴2a1のある部分を上下から挟んでお
互いに略平行になるように形成された上側保持部4a及
び下側保持部4bを含む断面コ字状をしている。上側保
持部4a及び下側保持部4bには、それぞれ対向するよ
うにして回転軸穴4a1及び回転軸穴4b1が設けられ
ている。これら回転軸穴4a1及び回転軸穴4b1に
は、フロートアーム3の回転軸部3aが回転可能に挿入
される。
【0008】また、上側保持部4aの上面部には、フロ
ートアーム3の回動部3bが上側から圧入可能であり、
圧入された回動部3bを保持する上側が開いた爪形状を
したアーム保持部4cが形成されている。また、アーム
ホルダー40に固定されたコンタクト片5は弾性を有
し、その先端部に設けられる接点5aが、フレーム2に
取り付けられている抵抗体7に弾性により付勢されて接
触している。これらは、フロートアーム3の回動に基づ
く、液面レベル検出時に用いられる。
【0009】なお、上記回転軸穴2b1は、第2軸受部
2bの下面部から筒状に下方に延びている。また、回転
軸穴4a1は、上側保持部4aの上面部から下に進むに
したがって徐々にその直径を細くし、上側保持部4aの
下面部においては回転軸部3aと略同等の直径を有して
いる。
【0010】組立時には、上記フロートアーム3の回転
軸部3aは、上記回転軸穴4a1、2a1、4b1及び
2b1にこの順に上から挿通される。そして、フロート
アーム3の回動部3bはアーム保持部4cに圧入されて
保持される。この時、第1軸受部2aの下面部と下側保
持部4bの上面部とが圧接されている。すなわち、回転
軸部3aの各軸穴への挿通、回動部3bのアーム保持部
4cによる保持、並びに第1軸受部2aと下側保持部4
bとの接触によって、フロートアーム3がフレーム2か
ら抜け落ちないようになっている。
【0011】このような構造の液面レベルセンサ10
は、ガソリン等の被測定液体を貯蔵する容器(不図示)
に取り付けられる。そして、液面レベルの変動によりフ
ロート6が、図中矢印で示すように上下動すると、フロ
ートアーム3は回転軸部3aを支点として、上記のよう
な規制された所定角度範囲内で回動する。この回動によ
り、上記コンタクト片5が抵抗体7上を摺動し、検出回
路(不図示)で抵抗体7の一端と、コンタクト片5の接
点5aとの間の抵抗値が変化するとこれを検出して、液
面変動量を示すレベル信号を出力端子8から取り出すこ
とができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような液面レベルセンサは以下の問題がある。図6
(A)は、図5に示した液面レベルセンサの問題点を説
明するための要部拡大平面図である。図6(B)は、フ
ロートアーム3が第1ストッパ9aに乗りあがった状態
を示す説明図である。なお、この図6(B)は、図6
(A)に示すZ方向から見たものと想定している。上述
したように、この液面レベルセンサ10のフレーム2に
は、フロートアーム3の回動可能角度を規制する第1及
び第2ストッパ9a及び9bが形成されている。これら
ストッパ9a及び9bは、隆起して所定の高さを有して
いるが、スペース制約のあるガソリンタンク等に取り付
られることを想定して、それは無制限に高くはできな
い。すなわち、ストッパ9a及び9bの高さは、通常状
態において、フロートアーム3が乗りあがることのない
必要最低限の高さに設定されている。
【0013】ところが、ガソリンタンク等を搭載する車
両の振動やその組付け時等に、図6(A)及び(B)の
矢印F1で示す方向に過大荷重がかかると、フロートア
ーム3は通常乗り越えることのない第1ストッパ9aに
乗りあがり、これらの図に示すような状態になってしま
う可能性がある。一旦このように乗りあがったフロート
アーム3は、図中、矢印F2で示す方向には自ら移動す
ることはできない。すなわち、図6(A)及び(B)の
ような状態から正常な状態に自動的に復帰することはで
きなくなる。ストッパ9bに対する乗りあがりも同様の
ことが起こる可能性がある。この結果、検出特性不良や
破損を引き起こすことになる。また、上記接点5aを含
むコンタクト片5が外部に露出しているため、同様に運
搬時やタンクへの組付け時等に、この部分にも外力がか
かって変形し、検出特性不良をもたらす可能性もある。
【0014】よって本発明は、上述した現状に鑑み、フ
ロートアームのストッパ乗り越え防止及び接点保護を同
時に解決し、信頼性を向上させた液面レベルセンサを提
供することを課題としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の液面レベルセンサは、図3に
示すように、回転軸部3a及びこの回転軸部3aに対し
て略直角に折り曲げられ前記回転軸部3aを軸として回
動する回動部3bで形成された円形断面をした棒状のフ
ロートアーム3と、前記フロートアーム3の回動部3b
の先端部に取り付けられ、被測定液体に対して浮力を有
するフロート6と、前記回転軸部3aが挿入される回転
軸穴2a1を有し、この回転軸穴2a1を支点とする前
記フロートアーム3の回動に基づき前記被測定液体の液
面レベルを検出する電気回路を搭載するフレーム2と、
前記フロートアーム3を保持して、このフロートアーム
3と連動するアームホルダー4と、前記フレーム2の前
面に形成され、前記フロートアーム3に接触して、前記
フロートアーム3の回動角度範囲を規制する回動角度規
制手段とを含む液面レベルセンサであって、前記アーム
ホルダー4は、前記フロートアーム3が前記回動角度規
制手段に対してその半径rを越えて乗り上がる前に、前
記フレーム2の一部に当接してこの乗りあがりを停止さ
せる乗上停止手段を有することを特徴とする。
【0016】請求項1記載の発明によれば、フレーム2
の前面には、フロートアーム3に接触して、フロートア
ーム3の回動角度範囲を規制する回動角度規制手段が設
けられている。また、アームホルダー4は、フロートア
ーム3が回動角度規制手段に対してその半径rを越えて
乗り上がる前に、フレーム2の一部に当接してこの乗り
あがりを停止させる乗上停止手段を有する。この乗上停
止手段により、円形断面のフロートアーム3はその半径
rを越えて回動角度規制手段に乗り上がることはないの
で、予期せぬ外圧等により、フロートアーム3が回動角
度規制手段に強制的に押圧されて乗りあがりそうになっ
ても、自動的に通常の状態に戻ることができる。すなわ
ち、図6で示したように完全にフロートアーム3がスト
ッパに乗りあがってしまうことはない。
【0017】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載の液面レベルセンサは、図3及び図5に示すよう
に、請求項1記載の液面レベルセンサにおいて、前記ア
ームホルダー4は、アームホルダー4に保持されたフロ
ートアーム3に連動するコンタクト片5が固定されてお
り、このコンタクト片5には、その下面に接点5aが形
成されており、前記電気回路は、前記接点5aが接触す
る液面レベル検出に関わる抵抗体7を含んでおり、そし
て、前記乗上停止手段は、前記コンタクト片5を上側か
ら覆うカバー部41でもあることを特徴とする。
【0018】請求項2記載の発明によれば、乗上停止手
段は、フロートアーム3に連動するコンタクト片5を上
側から覆うカバー部41でもあるので、この部分を外力
から保護する。したがって、上述したフロートアーム3
のストッパ乗り越え防止と同時にコンタクト片保護も行
われる。
【0019】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載の液面レベルセンサは、図3に示すように、請求
項2記載の液面レベルセンサにおいて、前記回動角度規
制手段は、前記回動角度範囲の原点及び最大回動角度を
それぞれ規制する第1ストッパ9a及び第2ストッパ9
bであることを特徴とする。
【0020】請求項3記載の発明によれば、第1ストッ
パ9a及び第2ストッパ9bによりフロートアーム3の
回動範囲が確実に規制される。したがって、フロートア
ーム3の過回転が防止され、更に信頼性が向上する。
【0021】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載の液面レベルセンサは、図3に示すように、請求
項3記載の液面レベルセンサにおいて、前記第1ストッ
パ9a及び前記第2ストッパ9bは、前記フレーム2の
端部に沿って細長く延びて、かつ所定の高さに隆起して
おり、前記カバー部41は、前記フレーム2の一部とし
て、前記第1ストッパ9a及び前記第2ストッパ9bに
それぞれ当接することを特徴とする。
【0022】請求項4記載の発明によれば、第1ストッ
パ9a及び第2ストッパ9bは、フレーム2の端部に沿
って細長く延びて、かつ所定の高さに隆起している。そ
して、カバー部41は、これら第1ストッパ9a及び第
2ストッパ9bにそれぞれ当接する。つまり、第1スト
ッパ9aは、フロートアーム3と接触して回動角度範囲
の原点を規定すると共に上記乗り上げ防止のためのカバ
ー部41とも当接する。また、第2ストッパ9bはフロ
ートアーム3と接触して最大回動角度を規定すると共
に、上記乗り上げ防止のためのカバー部41とも当接す
る。このように、第1ストッパ9a及び第2ストッパ9
bはそれぞれ、フレーム2の端部に沿って細長く延びて
いるので、回動範囲の規制の他に、乗り上げ防止用とし
ても利用できる。
【0023】上記課題を解決するためになされた請求項
5記載の液面レベルセンサは、図4に示すように、請求
項4記載の液面レベルセンサにおいて、前記フロートア
ーム3は、前記カバー部41より先に、前記第1ストッ
パ9a及び前記第2ストッパ9bに接触することを特徴
とする。
【0024】請求項5記載の発明によれば、フロートア
ーム3は、カバー部41より先に第1ストッパ9a及び
第2ストッパ9bに接触するので、通常時におけるフロ
ートアーム3の回動範囲が大きくとれるようになる。逆
に言うと、カバー部41が、フロートアーム3より先に
第1ストッパ9a及び第2ストッパ9bと接触してしま
うと、フロートアーム3の回動範囲が狭くなるが、本発
明ではこのようなことはない。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、図1を用いて本発明の液面
レベルセンサの第1実施形態について説明する。図1
は、本発明の液面レベルセンサの実施形態を示す平面図
である。但し、この図に示す第1実施形態の液面レベル
センサは、上記図5で示した液面レベルセンサとアーム
ホルダー以外の部分は同等の構成をしているので、重複
する部分の詳細な説明は省略する。
【0026】図1に示すように、第1実施形態の液面レ
ベルセンサ1は、樹脂製のフレーム2、金属製のフロー
トアーム3、樹脂製のアームホルダー4、コンタクト片
5、被測定液体に対して浮力を有するフロート6、及び
抵抗体7とから構成される。
【0027】上記フレーム2は、図中、矢印で示すよう
な被測定液体の液面レベル変動に応じたフロートアーム
3の回動に基づき、この液面レベルを検出するための電
気回路、例えば、後述する抵抗体7や出力端子8等を搭
載している。このフレーム2の開口している側の上下の
縁部の一部には、上述したようにフロートアーム3の構
造を考慮した所定高さの第1ストッパ9a及び第2スト
ッパ9bが形成されている。これらストッパ9a及び9
bは、上記フロートアーム3の回動角度範囲の原点及び
最大回動角度、すなわち、回動可能角度を規定する。こ
の第1ストッパ9a及び第2ストッパ9bは共に、フレ
ーム2の端部に沿って細長く延びて隆起している。この
第1ストッパ9a及び第2ストッパ9bにより、フロー
トアーム3の過回転が防止される。なお、これら第1ス
トッパ9a及び第2ストッパ9bは、請求項の回動角度
規制手段に相当する。
【0028】フロートアーム3は円形断面の金属棒状で
あり、回転の支点となる回転軸部3a、及びこの回転軸
部3aに対して略直角に折り曲げられ回転軸部3aを軸
として回動する回動部3bからなる。このフロートアー
ム3の回動部3bの先端部には、被測定液体に対して浮
力を有する材質で形成された円筒状のフロート6が取り
付けられている。
【0029】この液面レベルセンサ1の要部断面は、図
5(B)で示したと基本的に同様なので、ここでは重複
説明を省略する。すなわち、端部に断面コ字状の第1軸
受部2a及び第2軸受部を有するフレーム2は、同じく
断面コ字状のアームホルダー4とかみ合うように組み付
けられる。
【0030】アームホルダー4は、図5(B)で示した
と同様に断面コ字状をしており、上記フロートアーム3
をアーム保持部4cにより保持すると共に、上記フレー
ム2とかみ合わされて組み付けられて、保持しているフ
ロートアーム3を回転軸部3aを支点として回動させ
る。このアームホルダー4は、ここでは図示しないが、
図5(B)で示したと同様の一対の上記回転軸部3aが
回転可能に挿通される回転軸穴を有している。
【0031】また、このアームホルダー4は、弾性を有
するコンタクト片5が固定されている。その先端部下面
には、図5(B)で示したように接点5aが設けられて
いて、フレーム2に取り付けられている抵抗体7に弾性
により付勢されて接触している。これらは、フロートア
ーム3の回動に基づく液面レベル検出時に用いられる。
そして、このアームホルダー4は、コンタクト片5を上
側から覆うカバー部41を有している。なお、コンタク
ト片5は、図中、想像線で描かれている。このように、
カバー部41が、フロートアーム3に連動するコンタク
ト片5を上側から覆うので、この部分を外力から保護す
る。
【0032】上記カバー部41は、フロートアーム3の
第1ストッパ9a及び第2ストッパ9bへの乗りあがり
を停止させる乗上停止手段としても機能する。これに関
しては、図3及び図4を用いて後述する。
【0033】この液面レベルセンサ1の組立時には、断
面コ字状のフレーム2とアームホルダー4とがかみ合う
ように組み付けられた後、上記フロートアーム3の回転
軸部3aが、フレーム2及びアームホルダー4にそれぞ
れ設けられた回転軸穴に挿通される。そして、フロート
アーム3の回動部3bはアーム保持部4cに圧入されて
保持される。すなわち、回転軸部3aの各軸穴への挿
通、回動部3bのアーム保持部4cによる保持、並びに
断面コ字状のフレーム2と及びアームホルダー4のかみ
合いによって、フロートアーム3がフレーム2から抜け
落ちないようになっている。
【0034】なお、上記フロートアーム3のアーム保持
部4cへの圧入時には、図2で示すように、フロートア
ーム挿入治具21及びホルダ受治具22が用いられる。
すなわち、アームホルダー4のアーム保持部4cの下側
面とフレーム2との間にホルダ受治具22が挿入され
て、フロートアーム挿入治具21によって、上から圧力
がかけられ、フロートアーム3がアーム保持部4cに圧
入される。このような組み立て用治具を用いることによ
り、各部を破損することなく確実に組み立てができるよ
うになる。なお、この図2は、図1に示すX方向から見
たものと想定している。
【0035】このような構造の液面レベルセンサ1は、
ガソリン等の被測定液体を貯蔵する容器(不図示)に取
り付けられる。そして、液面レベルの変動によりフロー
ト6が図1の矢印で示すように上下動すると、フロート
アーム3は回転軸部3aを支点として、上記のような規
制された所定角度範囲内で回動する。この回動により、
上記コンタクト片5が抵抗体7上を摺動し、検出回路
(不図示)で抵抗体7の一端と、コンタクト片5の接点
5aとの間の抵抗値が変化するとこれを検出して、液面
変動量を示すレベル信号を出力端子8から取り出すこと
ができる。
【0036】次に図3及び図4を用いて、フロートアー
ム3のストッパへの乗りあがり防止構造について説明す
る。図3(A)は、図1に示す液面レベルセンサのカバ
ー部41及びフロートアーム3が、第1ストッパ9aに
当接した状態を示す平面図である。図3(B)は、図3
(A)の状態におけるフロートアーム3及び第1ストッ
パ9aの接触箇所を示す説明図である。図4は、フロー
トアームが第1ストッパ9aに接触した瞬間を示す平面
図である。なお、これらの図における参照番号は、図1
と同等のものを示すのでそれらの個々の説明は省略す
る。
【0037】図3(A)に示すように、本液面レベルセ
ンサ1が取りつけられているガソリンタンク等を搭載す
る車両の振動やその組付け時等に、図中矢印F1で示す
方向に過大荷重がかかったものと想定する。この時、フ
ロートアーム3は第1ストッパ9aに接触し、更に第1
ストッパ9aに乗りあがるように作用する。但し、この
ときカバー部41が、第1ストッパ9aに当接する。こ
のカバー部41が第1ストッパ9aに当接した状態で
は、図3(B)に示すように、フロートアーム3は第1
ストッパ9aに対して、その半径rを越えて乗り上がる
ことのないように設定されている。なお、この図3
(B)は、図3(A)に示すZ方向から見たものと想定
している。
【0038】換言すれば、フロートアーム3が第1スト
ッパ9aに対してその半径rを越えて乗り上がる前に、
カバー部41が第1ストッパ9aに当接してこの乗りあ
がりを停止させるように作用する。すなわち、フロート
アーム3がその半径rを越えて乗り上がらない限り、図
3(B)の矢印F2で示す方向に反力が発生するので、
図6で示したようにフロートアーム3は完全に第1スト
ッパ9aに乗りあがってしまうことがなく、通常の状態
に復帰しようとする。したがって、この乗りあがりによ
る検出特性不良や破損が防止され、信頼性が向上する。
なお、このカバー部41は、請求項1の乗上停止手段に
相当する。
【0039】また、図4に示すように、フロートアーム
3は、カバー部41より先に第1ストッパ9a及び第2
ストッパ9bに接触するように設定されている。すなわ
ち、この接触時、カバー部41と第1ストッパ9aとの
間には、クリアランスxが設けられている。これによ
り、通常時におけるフロートアーム3の回動範囲が大き
くとれるようになる。逆に言うと、カバー部41が、フ
ロートアーム3より先に第1ストッパ9a及び第2スト
ッパ9bに接触してしまうと、フロートアーム3の回動
範囲が狭くなるが、上述のような構造ではこのようなこ
とはない。もちろん、予期せぬ外圧等が働いたときに
は、上述のようにカバー部41が第1ストッパ9a及び
第2ストッパ9bに当接することにより、フロートアー
ム3の乗りあがりが防止される。
【0040】なお、第2ストッパ9bと、フロートアー
ム3及びカバー部41との関係も同様な構造になってい
る。したがって、同様の作用効果を有する。
【0041】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、カバー部41が第1及び第2ストッパ9a及び9b
に当接することにより、円形断面のフロートアーム3の
乗りあがりを防止する。また、カバー部41はコンタク
ト片5を上側から覆うので、この部分を外力から保護す
る。したがって、カバー部41によりフロートアーム3
のストッパ乗り越え防止とコンタクト片保護が同時に行
われ、信頼性が非常に向上する。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、乗上停止手段により、円形断面のフロート
アーム3はその半径rを越えて回動角度規制手段に乗り
上がることはないので、予期せぬ外圧等により、フロー
トアーム3が回動角度規制手段に強制的に押圧されて乗
りあがりそうになっても、自動的に通常の状態に戻るこ
とができる。すなわち、図6で示したように完全にフロ
ートアーム3がストッパに乗りあがってしまうことはな
い。したがって、乗りあがりによる検出特性不良や破損
が防止され、信頼性が向上する。
【0043】請求項2記載の発明によれば、乗上停止手
段は、フロートアーム3に連動するコンタクト片5を上
側から覆うカバー部41でもあるので、この部分を外力
から保護する。したがって、上述したフロートアーム3
のストッパ乗り越え防止と同時にコンタクト片保護も行
われ、更に信頼性が向上する。
【0044】請求項3記載の発明によれば、第1ストッ
パ9a及び第2ストッパ9bによりフロートアーム3の
回動範囲が確実に規制される。したがって、フロートア
ーム3の過回転が防止され、更に信頼性が向上する。
【0045】請求項4記載の発明によれば、第1ストッ
パ9a及び第2ストッパ9bはそれぞれ、フレーム2の
端部に沿って細長く延びているので、回動範囲の規制の
他に、カバー部41の乗り上げ防止用としても利用でき
る。すなわち、回動範囲規制と乗り上げ防止用にそれぞ
れ別途にストッパを設ける必要がなくなり、装置全体が
シンプルになる。
【0046】請求項5記載の発明によれば、フロートア
ーム3は、カバー部41より先に第1ストッパ9a及び
第2ストッパ9bに接触するので、通常時におけるフロ
ートアーム3の回動範囲が大きくとれるようになる。逆
に言うと、カバー部41が、フロートアーム3より先に
第1ストッパ9a及び第2ストッパ9bと接触してしま
うと、フロートアーム3の回動範囲が狭くなるが、本発
明ではこのようなことはない。もちろん、予期せぬ外圧
等が働いたときには、上述のようにカバー部41が第1
ストッパ9a及び第2ストッパ9bに当接することによ
り、フロートアーム3の乗りあがりが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液面レベルセンサの実施形態を示す平
面図である。
【図2】フロートアームのアームホルダーへの取り付け
方法の一例を示す説明図である。
【図3】図3(A)は、図1に示す液面レベルセンサの
カバー部及びフロートアームが、ストッパに当接した状
態を示す平面図である。図3(B)は、図3(A)の状
態におけるフロートアーム及び第1ストッパの接触箇所
を示す説明図である。
【図4】フロートアームがストッパに接触した瞬間を示
す平面図である。
【図5】図5(A)はこの種の液面レベルセンサの要部
拡大断面図である。図5(B)は図5(A)に示す液面
レベルセンサの要部拡大断面図である。
【図6】図6(A)は、図5に示した液面レベルセンサ
の問題点を説明するための要部拡大平面図である。図6
(B)は、フロートアームが第1ストッパに乗りあがっ
た状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 液面レベルセンサ 2 フレーム 3 フロートアーム 4 アームホルダー 4c アーム保持部 5 コンタクト片 6 フロート 7 抵抗体 8 出力端子 9a、9b 第1、第2ストッパ 41 カバー部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸部及びこの回転軸部に対して略直
    角に折り曲げられ前記回転軸部を軸として回動する回動
    部で形成された円形断面をした棒状のフロートアーム
    と、 前記フロートアームの回動部の先端部に取り付けられ、
    被測定液体に対して浮力を有するフロートと、 前記回転軸部が挿入される回転軸穴を有し、この回転軸
    穴を支点とする前記フロートアームの回動に基づき前記
    被測定液体の液面レベルを検出する電気回路を搭載する
    フレームと、 前記フロートアームを保持して、このフロートアームと
    連動するアームホルダーと、 前記フレームの前面に形成され、前記フロートアームに
    接触して、前記フロートアームの回動角度範囲を規制す
    る回動角度規制手段と、 を含む液面レベルセンサであって、 前記アームホルダーは、 前記フロートアームが前記回動角度規制手段に対してそ
    の半径を越えて乗り上がる前に、前記フレームの一部に
    当接してこの乗りあがりを停止させる乗上停止手段を有
    することを特徴とする液面レベルセンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液面レベルセンサにおい
    て、 前記アームホルダーは、アームホルダーに保持されたフ
    ロートアームに連動するコンタクト片が固定されてお
    り、このコンタクト片には、その下面に接点が形成され
    ており、 前記電気回路は、前記接点が接触する液面レベル検出に
    関わる抵抗体7を含んでおり、そして、 前記乗上停止手段は、前記コンタクト片を上側から覆う
    カバー部でもあることを特徴とする液面レベルセンサ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の液面レベルセンサにおい
    て、 前記回動角度規制手段は、前記回動角度範囲の原点及び
    最大回動角度をそれぞれ規制する第1ストッパ及び第2
    ストッパであることを特徴とする液面レベルセンサ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の液面レベルセンサにおい
    て、 前記第1ストッパ及び前記第2ストッパは、前記フレー
    ムの端部に沿って細長く延びて、かつ所定の高さに隆起
    しており、 前記カバー部は、前記フレームの一部として、前記第1
    ストッパ及び前記第2ストッパにそれぞれ当接すること
    を特徴とする液面レベルセンサ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の液面レベルセンサにおい
    て、 前記フロートアームは、前記カバー部より先に、前記第
    1ストッパ及び前記第2ストッパに接触することを特徴
    とする液面レベルセンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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