JP2003003621A - プラスチック建材及びその製造方法 - Google Patents

プラスチック建材及びその製造方法

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JP2003003621A
JP2003003621A JP2001343460A JP2001343460A JP2003003621A JP 2003003621 A JP2003003621 A JP 2003003621A JP 2001343460 A JP2001343460 A JP 2001343460A JP 2001343460 A JP2001343460 A JP 2001343460A JP 2003003621 A JP2003003621 A JP 2003003621A
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plastic building
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JP2001343460A
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Hiroyoshi Sen
裕喜 撰
Hideshi Matsumoto
英志 松本
Hitoshi Hayashi
仁司 林
Riyouta Kitagawa
良太 喜多河
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 錆が生じず、線膨張率が低く、耐衝撃強度に
優れた軽量のプラスチック建材を得る。 【解決手段】 スチレン系樹脂100重量部と、黒鉛5
〜100重量部と、有機繊維2〜100重量部とを含む
樹脂組成物を賦形することにより得られるプラスチック
建材、並びに上記樹脂組成物を押出機4中に供給し、1
60〜240℃の温度で剪断速度10〜500(秒-1
の条件で混練した後、所定の形状に賦形し、冷却固化す
ることにより成形体9からなるプラスチック建材の製造
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば雨樋などに
用いられるプラスチック建材及びその製造方法に関し、
より詳細には、線膨張率が低くかつ衝撃強度に優れ、軽
量であるプラスチック建材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、雨樋などの建材として、硬質塩化
ビニル樹脂成形体が広く用いられている。しかしなが
ら、硬質塩化ビニル樹脂では、繊維膨張率が8×10-5
/℃程度と高いため、継手などを用いて建物に雨樋など
が固定された場合、夏冬及び昼夜の温度変化による伸縮
により破損したり、変形したりすることがあった。
【0003】このような破損や変形を防止するために、
鋼板を塩化ビニル樹脂で被覆してなる雨樋や、実開昭5
9−196622号公報に記載のように、軟質合成樹脂
にガラス繊維を添加して芯材を構成し、該芯材の周囲に
硬質合成樹脂が被覆されている雨樋が提案されている。
【0004】また、特開2000−256505号公報
には、熱可塑性樹脂に無機繊維を添加してなる組成物か
らなる無機充填剤が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】鋼板を塩化ビニル樹脂
で被覆してなる雨樋では、端面において鋼板部分が露出
し、端面に錆が生じやすいという問題があった。また、
鋼板を用いるため重量が重くなり、さらにリサイクルが
困難であるという問題もあった。
【0006】他方、実開昭59−196622号公報に
記載の雨樋では、ガラス繊維が分散された軟質合成樹脂
からなる芯材を成形する工程と、芯材の周囲に硬質合成
樹脂を被覆する工程とを実施しなければならず、製造工
程が煩雑であり、コストが高くなるという問題があっ
た。
【0007】さらに、無機繊維や無機充填剤などを樹脂
に添加した場合、耐衝撃性が著しく低下するという問題
もあった。本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を
解消し、線膨張率が低く、従って温度変化による破損や
変形が生じ難く、耐衝撃性に優れており、軽量であり、
錆が端面等において生じ難いプラスチック建材及びその
製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプラスチッ
ク建材は、熱可塑性樹脂100重量部と、黒鉛、または
針状もしくは板状無機物5〜100重量部と、有機繊維
2〜100重量部とを含む樹脂組成物からなり、かつ賦
形されていることを特徴とする。
【0009】本願発明者等は、上記課題を達成すべく鋭
意検討した結果、熱可塑性樹脂100重量部に対し、上
記のように黒鉛、または針状もしくは板状無機物5〜1
00重量部を添加することにより線膨張率を低めること
ができ、さらに有機繊維を2〜100重量部の割合で添
加することにより、線膨張率を維持したまま耐衝撃性を
高め得ることを見出し、本発明をなすに至った。
【0010】本発明において、上記無機物としては、特
に限定されないが、好ましくはウォラストナイト、セピ
オライト及びマイカからなる群から選択した少なくとも
1種が用いられ、それによって線膨張率を効果的に低め
ることができる。
【0011】また、本発明においては、上記熱可塑性樹
脂としては、好ましくはスチレン系樹脂が用いられる。
本発明においては、上記有機繊維としては、好ましくは
ポリエステル繊維が用いられ、それによって有機繊維の
取り扱いが容易となり、かつプラスチック建材の強度を
より一層高めることができる。
【0012】また、本発明に係るプラスチック建材にお
いては、好ましくは、プラスチック建材の外表面に被覆
された表層がさらに備えられ、該表層が上記樹脂組成物
からなる部分よりも耐候性に優れた高耐候性樹脂により
構成される。このような表層を設けることにより、プラ
スチック建材の耐候性をより一層高めることができる。
【0013】好ましくは、上記表層は、アクリル系樹脂
またはスチレン系共重合樹脂により構成される。本発明
に係るプラスチック建材の製造方法は、熱可塑性樹脂1
00重量部に対し、黒鉛または針状もしくは板状無機物
5〜100重量部及び有機繊維2〜100重量部を押出
機中に供給し、160〜240℃の温度で剪断速度10
〜500(秒-1)の条件で混練した後、所定の形状に賦
形した後、冷却固化することを特徴とする。
【0014】本発明にかかる製造方法において、好まし
くは、上記熱可塑性樹脂としてスチレン系樹脂が用いら
れる。また、好ましくは、黒鉛、または針状もしくは板
状無機物を押出機に投入するに際し、熱可塑性樹脂とし
てスチレン系樹脂を用いた場合、スチレン系樹脂100
重量部と有機繊維2〜50重量部とを押出機に投入した
後、160〜240℃の温度においてスチレン系樹脂が
溶解した後に黒鉛、または針状もしくは板状無機物5〜
50重量部が押出機に供給される。
【0015】本発明に係るプラスチック建材の製造方法
では、好ましくは、上記有機繊維としてポリエステル繊
維が用いられ、それによって製造に際しての有機繊維の
取り扱いが容易となり、かつ得られたプラスチック建材
の機械的強度を高めることができる。
【0016】また、本発明に係る製造方法では、好まし
くは、上記樹脂組成物よりも耐候性に優れた高耐候性樹
脂が、上記樹脂組成物を賦形するに際し共押出され、そ
れによって表層が形成される。このような表層を形成し
た場合、より一層耐候性に優れたプラスチック建材を提
供することができる。
【0017】この場合、上記高耐候性樹脂としては、好
ましくは、アクリル系樹脂またはスチレン系共重合樹脂
が用いられる。以下、本発明の詳細を説明する。
【0018】(熱可塑性樹脂)本発明においては、プラ
スチック建材を構成する熱可塑性樹脂については特に限
定されないが、ポリスチレン、AES(アクリロニトリ
ル・エチレン−プロピレンゴム・スチレン樹脂)、AB
S(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)な
どのスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリカーボネート、ポリオレフィン、塩
化ビニル樹脂などのプラスチック建材として一般的に用
いられている熱可塑性樹脂を用いることができる。近
年、プラスチック建材を構成する材料として、非塩化ビ
ニル樹脂系のものが含まれることがあり、その場合、ス
チレン系樹脂やオレフィン系樹脂が好適に用いられる。
【0019】中でも、線膨張係数がオレフィン系樹脂に
比べて小さいため、スチレン系樹脂が、プラスチック建
材の線膨張率を低める上で好適に用いられる。本発明で
用いられるスチレン系樹脂としては、スチレン及びスチ
レン誘導体を重合したもの、スチレンもしくはスチレン
誘導体と分子内に1個以上の炭素−炭素二重結合を有す
るビニル単量体との共重合体、並びにこれらを主成分と
する樹脂が広く含まれる。
【0020】上記スチレン及びスチレン誘導体とは、一
般式CH2=CYZ(Yはフェニル基または置換フェニ
ル基、Zは水素原子またはアルキル基を示す)で表され
る化合物をいうものとする。
【0021】上記スチレン及びスチレン誘導体の具体例
としては、スチレン、α−メチルスチレン、α−エチル
スチレン、o−メトキシスチレン、p−メトキシスチレ
ン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、o−塩
化スチレン、p−塩化スチレン、o−臭化スチレン、p
−臭化スチレン、p−ニトロスチレン、ジビニルベンゼ
ンなどを挙げることができるが、これらに限定されるも
のではない。
【0022】スチレン及びスチレン誘導体とビニル単量
体との共重合体におけるビニル単量体とは、分子内に1
個以上の炭素−炭素二重結合を有するものであり、例え
ば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、4−
メチル−1−ペンテンなどのα−オレフィン;ブタジエ
ンなどのジエン;(メタ)アクリル酸エステルやその誘
導体;(メタ)アクリロニトリル;酢酸ビニルなどが挙
げられる。これらは1種のみが用いられてもよく、2種
以上併用されてもよい。
【0023】上記スチレン系樹脂としては、例えば、ス
チレンのアタクチック単独重合体、スチレンのアイソタ
クチック単独重合体、シンジオタクチック単独重合体;
ABS樹脂(アクリロニトリル/スチレン/ブタジエン
共重合体);スチレン/エチレン共重合体;ゴム成分が
添加されているHIPS(ハイインパクトポリスチレ
ン)などが挙げられる。
【0024】上記スチレン系樹脂は、1種のみが用いら
れてもよく、2種以上併用されてもよい。本発明におい
て、プラスチック建材の表層に、アクリル系やスチレン
系共重合体からなる高耐候性樹脂層を形成する場合に
は、高耐候性樹脂層との接着性を高めるために、上記ス
チレン系樹脂として、アクリル/スチレン共重合体を用
いることが好ましい。
【0025】また、本発明においては、プラスチック建
材の主成分として用いられる上記スチレン系樹脂には、
耐衝撃性をより一層高めるために適宜ゴム成分などを添
加してもよい。
【0026】上記スチレン系樹脂の分子量は特に限定さ
れないが、重量平均分子量で1万〜100万が好まし
く、より好ましくは3万〜30万である。本発明で用い
られる黒鉛については特に限定されず、天然黒鉛であっ
てもよく、人造黒鉛であってもよい。また、鱗片状黒
鉛、鱗状黒鉛や土壌黒鉛など適宜のものを用いることが
できる。
【0027】なかでも、レーザー解析による平均粒径が
500μm以下であり、アスペクト比が5以上の黒鉛が
好ましく用いられる。ここで、アスペクト比とは、黒鉛
の長径と厚みとの比であり、光学顕微鏡や走査型電子顕
微鏡観察などにより測定することができる。
【0028】黒鉛の添加により、プラスチック建材の線
膨張率を低くすることができ、かつ機械的強度を高める
ことができる。一般に、樹脂中に黒鉛を添加すると、樹
脂と黒鉛との相溶性が低い場合には、得られる複合材料
の耐衝撃性が著しく低下することがある。しかしなが
ら、熱可塑性樹脂、特に、スチレン系樹脂と黒鉛との組
み合わせでは、耐衝撃性の低下度合いが小さい。さら
に、本発明では、後述の有機繊維の配合により、プラス
チック建材の耐衝撃性がさらに高められる。
【0029】上記黒鉛の添加量がスチレン系樹脂100
重量部に対し5重量部未満の場合には、プラスチック建
材の線膨張係数を低くする効果が十分ではなく、100
重量部を超えると、耐衝撃性が著しく低下する場合があ
る。好ましくは、熱可塑性樹脂100重量部に対し、1
0〜50重量部、さらに好ましくは15〜30重量部の
割合で黒鉛が添加される。
【0030】(針状または板状の無機物)本発明で用い
られる針状無機物としては、ウォラストナイト、セピオ
ライトなどが好適に用いられる。また、板状無機物とし
てはマイカが好適に用いられる。
【0031】これらの無機物は、レーザー解析による平
均粒径が500μm以下、アスペクト比が5以上である
ことが好ましい。アスペクト比とは、無機物の高さ方向
寸法と幅寸法もしくは厚みとの比であり、光学顕微鏡や
走査型電子顕微鏡で観察することにより測定することが
できる。
【0032】上記針状または板状の無機物の添加量は、
熱可塑性樹脂100重量部に対し5〜100重量部であ
る。5重量部未満では、線膨張係数を小さくする効果が
十分ではなく、100重量部を超えると耐衝撃性が著し
く低下する。好ましくは無機物は10〜60重量部、よ
り好ましくは15〜50重量部の割合で添加される。
【0033】上記無機物に、通常のカップリング剤、例
えばアミノシラン、エポキシシラン、ビニルシラン、メ
タクリロキシシラン、メルカプトシランなどのシランカ
ップリング剤、あるいはチタネート系カップリング剤を
用いて表面処理を施すことが好ましく、それによって耐
衝撃性や線膨張率の長期耐久性をさらに改善することが
できる。
【0034】一般に、樹脂に無機物を添加すると、樹脂
の線膨張率は低められ、機械的強度が高められる。しか
しながら、樹脂と無機物との相容性は低いため、材料の
耐衝撃性が低下する場合がある。しかしながら、本発明
では、後述の有機繊維の配合により、プラスチック建材
の耐衝撃性が高められる。
【0035】(有機繊維)本発明に係るプラスチック建
材では、基材樹脂としての上記熱可塑性樹脂100重量
部に対し、有機繊維は2〜100重量部の割合で添加さ
れる。有機繊維の添加により、線膨張率を維持しつつ、
プラスチック建材の耐衝撃性を高めることができる。
【0036】上記有機繊維としては、ポリエステル繊
維、アラミド繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、アク
リル繊維、レーヨン繊維などの合成繊維;綿もしくは麻
などのセルロースまたは羊毛もしくは絹などの天然繊維
が用いられる。もっとも、基材樹脂との混練時に溶融ま
たは分解しない程度の耐熱性を有し、かつ所望の弾性率
及び靱性を有する限り、有機繊維を構成する材料は特に
限定されない。
【0037】取り扱いが容易でありかつ機械的強度を効
果的に高め得るため、ポリエステル繊維、ナイロン繊
維、アクリル繊維、ビニロン繊維、セルロース繊維、ア
ラミド繊維が好ましく用いられる。なかでも、ポリエス
テル繊維、特にポリエチレンテレフタレート(PET)
繊維が取り扱い性に優れ、機械的強度を効果的に高め得
るため最も好ましい。
【0038】有機繊維の添加量は、熱可塑性樹脂100
重量部に対し、2〜100重量部である。2重量部未満
では、十分な耐衝撃性向上効果が得られず、100重量
部を超えると成形性が悪化したり、得られる成形品の外
観が悪くなる場合がある。有機繊維の配合割合は、好ま
しくは5〜50重量部であり、より好ましくは10〜3
0重量部である。
【0039】有機繊維の長さは1〜30mmが好まし
い。1mm未満では、耐衝撃性向上効果が十分でないこ
とがあり、30mmを超えると成形性が劣化することが
ある。繊維の形状は、チョップ、ロービング、ミルドフ
ァイバーなど、混練機に投入し得る適宜の形状とするこ
とができる。
【0040】(添加剤)本発明においては、上記熱可塑
性樹脂、黒鉛または針状もしくは板状無機物及び有機繊
維からなる樹脂組成物に、本発明の目的を阻害しない範
囲で、所望の物性を得るために適宜添加剤を添加しても
よい。添加剤としては、例えば、ヒンダードアミンなど
の酸化防止剤、耐候剤、紫外線吸収剤、滑剤、難燃剤、
帯電防止剤などが挙げられる。
【0041】(高耐候性樹脂)本発明に係るプラスチッ
ク建材では、好ましくは、上記樹脂組成物よりも耐候性
に優れた高耐候性樹脂からなる表層が形成される。この
高耐候性樹脂としては、熱可塑性樹脂よりも耐候性に優
れている適宜の樹脂を用いることができる。上記熱可塑
性樹脂としてスチレン系樹脂を用いた場合、表層を構成
する樹脂として、例えばアクリル系樹脂や、上記樹脂組
成物に用いられるスチレン系樹脂よりも耐候性に優れた
スチレン系共重合樹脂などが好適に用いられる。上記表
層を形成することにより、プラスチック建材の耐候性が
より一層高められる。
【0042】(製造方法)本発明に係るプラスチック建
材を製造する方法は、本発明の製造方法に特に限定され
ず、押出、射出、プレス等の各種成形方法を用いること
ができる。もっとも、本発明では、線膨張率の小さいこ
とが求められる雨樋や建物内の配管などの長尺物に好適
に用いられるので、押出成形が特に好ましい。
【0043】本発明に係る製造方法では、上述した熱可
塑性樹脂と、黒鉛または針状もしくは板状無機物と、有
機繊維とが押出機に供給され、160〜240℃の温度
で剪断速度10〜500(秒-1)の条件で混練された
後、押出成形により所定形状に賦形され、冷却・固化さ
れる。
【0044】もっとも、針状もしくは板状無機物を用い
る場合には、熱可塑性樹脂が未溶融の状態でこれらの無
機物が投入されると、押出機内が摩耗し、整形できなく
なる恐れがある。従って、好ましくは、熱可塑性樹脂を
溶融させた状態で、無機物を押出機内に投入することが
好ましい。例えば、熱可塑性樹脂としてスチレン系樹脂
を用いた場合には、160〜240℃の温度でスチレン
系樹脂が溶融した後に、無機物を押出機中に供給するこ
とが望ましい。
【0045】上記混練に際しての温度が160℃未満の
場合には、押出機にかかる負荷が大きくなりすぎ、有機
繊維に過度の剪断力が加わり、繊維長が短くなり、所望
とする耐衝撃性が発現しない。他方、240℃を超える
と、有機繊維が溶融し、耐衝撃性を発現しないことがあ
る。上記混練温度のより好ましい範囲は180〜210
℃である。
【0046】また、押出機内での剪断速度は10〜50
0(秒-1)である。剪断速度が10(秒-1)未満の場合
には、黒鉛、または針状もしくは板状無機物や有機繊維
の分散が不十分となり、所望の線膨張率及び耐衝撃性を
発現しない。他方、剪断速度が500(秒-1)を超える
と、ポリエステル繊維に過度の剪断力が加わり、繊維長
が短くなり、耐衝撃性が低下する。剪断速度のより好ま
しい範囲は60〜300(秒-1)である。
【0047】上記黒鉛、または針状もしくは板状無機物
及び有機繊維の分散性を高めるには、二軸スクリューを
用いて混練することが好ましい。表層を形成する場合、
好ましくは、上記樹脂組成物を押出成形により賦形する
に際し、表層を構成する高耐候性樹脂を共押出しするこ
とが好ましい。なお、表層によるプラスチック建材の被
覆は部分的に行われてもよいが、黒鉛が添加されている
樹脂は黒色になるため、各種カラーのプラスチック建材
を提供するには、表層に所望の顔料を添加し、高耐候性
樹脂からなる表層を全周にわたり形成することが好まし
い。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施例を
挙げることにより、本発明をより詳細に説明する。
【0049】(実施例1)図1に概略構成図で示す成形
装置を用い、プラスチック建材として用いる成形体を製
造した。
【0050】図1に示す装置では、樹脂フィーダー1、
黒鉛もしくは無機物フィーダー2及び有機繊維フィーダ
ー3が、それぞれ、樹脂、黒鉛及び有機繊維を供給する
ために設けられている。これらの樹脂フィーダー1、黒
鉛もしくは無機物フィーダー2及び有機繊維フィーダー
3が押出機4に連結されている。押出機4としては、日
本製鋼所製小型押出機(品番:TEX44、同方向二軸
押出機)を用いた。
【0051】また、押出機4の下流には異形金型5が配
置されており、異形金型5内において断面コの字状とな
る形状となるように賦形が行われる。また、異形金型5
には、表層を形成するための表層押出機6が連結されて
いる。表層押出機6には、高耐候性樹脂を供給するため
の表層樹脂フィーダー7が連結されている。
【0052】上記表層押出機6としては、(株)プラス
チック工学研究所製、PLABORシングル押出機(リ
ップ径30mm)を用いた。また、異形金型5の下流に
は、冷却サイジング装置8が配置されており、冷却サイ
ジング装置8から冷却された成形体9、すなわちプラス
チック建材が引き出される。
【0053】ポリスチレン(A&Mポリスチレン社製、
品番:SX200)100重量部、黒鉛(日本黒鉛社
製、品番:CSP−AT)20重量部及びポリエステル
繊維(三菱レーヨン社製、品番:ソルーナB250)1
5重量部を、それぞれ、樹脂フィーダー1、黒鉛もしく
は無機物フィーダー2及び有機繊維フィーダー3から定
量供給し、190℃の温度でポリスチレンを溶融し、ポ
リスチレンと黒鉛とポリエステル繊維とを平均剪断速度
120(秒-1)で混練した。なお、平均剪断速度は、ス
クリュー断面を円筒状とみなして求めた値である。
【0054】また、表層樹脂フィーダー4からAES樹
脂(アクリロニトリル−エチレン・プロピレン・ジエン
共重合体−スチレン樹脂、日本A&L社製、商品名:ユ
ニブライトUB−400)を供給し、押出機6において
190℃で溶融混練し、異形金型7に、上記押出機4か
ら押し出された樹脂組成物と共押出し、断面コの字状の
成形体を得た。この成形体を冷却サイジング装置8によ
り冷却サイジングし、図2(a)に示す横断面形状がコ
の字状の成形体9を得た。成形体9では、本体10の表
面に表層11が被覆されている。
【0055】上記のようにして、本体10の厚みが1.
5mm、表層11の厚みが0.2mmであり、横断面に
おける底辺の寸法Aが80mm、高さBが40mmの横
断コの字状の成形体9を得た。
【0056】得られた成形体について、線膨張率及び
アイゾット衝撃値を測定した。結果を下記の表1に示
す。 線膨張率…TMAにより、0℃から50℃の温度範囲
における線膨張率を測定した。 アイゾット衝撃値…23℃において、JIS K 7
110に準拠しアイゾット衝撃値を測定した。
【0057】(実施例2)黒鉛(日本黒鉛社製、品番:
CSP−AT)の添加量を10重量部としたこと以外は
実施例1と同様にして成形体を作製し、線膨張率及びア
イゾット衝撃値の評価を行った。結果を表1に示す。
【0058】(実施例3)黒鉛(日本黒鉛社製、品番:
CSP−AT)の添加量を30重量部としたこと以外は
実施例1と同様にして成形体を作製し、線膨張率及びア
イゾット衝撃値の評価を行った。結果を表1に示す。
【0059】(実施例4)黒鉛(日本黒鉛社製、品番:
CSP−AT)の添加量を20重量部としたこと、表層
樹脂を共押出しなかったこと以外は実施例1と同様にし
て成形体を作製し、線膨張率及びアイゾット衝撃値の評
価を行った。得られた成形体の横断面を図2(b)に示
す。ここでは、表層が形成されていないので、横断面コ
の字状の本体のみからなる成形体9Aが得られている。
結果を表1に示す。
【0060】(実施例5)黒鉛として、日本黒鉛社製、
品番:SP−20を20重量部添加した以外は実施例1
と同様にして成形体を作製し、線膨張率及びアイゾット
衝撃値の評価を行った。結果を表1に示す。
【0061】(実施例6)ポリスチレン(A&Mポリス
チレン社製、品番:SX200)100重量部及びポリ
エステル繊維(三菱レーヨン社製、品番:ソルーナB2
50)20重量部をそれぞれフィーダー1,2から定量
供給し、190℃でポリスチレンを溶融させた後、ウォ
ラストナイト(キンセイマティックス社製、品番:SH
600)40重量部を押出機内にサイドフィーダー3か
ら定量供給し、平均剪断速度120(秒-1)の条件で混
練した。以下、実施例1と同様にして表層11を有する
横断面コの字状の成形体9を製造し、実施例1と同様に
して評価した。結果を下記の表2に示す。
【0062】(実施例7)ウォラストナイトの配合割合
を10重量部としたことを除いて実施例6と同様にして
成形体9を製造し、評価した。結果を下記の表2に示
す。
【0063】(実施例8)ウォラストナイトの配合割合
を50重量部としたことを除いて実施例6と同様にして
成形体9を成形し、評価した。結果を下記の表2に示
す。
【0064】(実施例9)ウォラストナイトの配合割合
を40重量部としたこと、並びに表層樹脂を共押出しな
かったことを除いては、実施例6と同様にして成形を行
ない、図2(b)に横断面形状を示す成形体9Aを成形
し、評価した。結果を下記の表2に示す。
【0065】(実施例10)ウォラストナイトとして、
キンセイマティックス社製、品番SH−800を用いた
ことを除いては実施例6と同様にして成形体9を得、評
価した。結果を下記の表2に示す。
【0066】(実施例11)無機物として、マイカ(日
本タルク社製、品番:マイカA300)を30重量部添
加したこと、並びに表層樹脂を共押出しなかったことを
除いては、実施例6と同様にして成形体9A(図2
(b)参照)を作製し、評価した。結果を下記の表2に
示す。
【0067】(実施例12)無機物として、セピオライ
ト(日本タルク社製、品番:セピオライトLFC20)
を30重量部添加したこと、並びに表層樹脂を共押出し
なかったこと以外は、実施例6と同様にして、成形体9
Aを得、評価した。結果を下記の表2に示す。
【0068】(比較例1)黒鉛(日本黒鉛社製、品番:
CSP−AT)の添加量を3重量部としたこと、ポリエ
ステル繊維(三菱レーヨン社製、品番:ソルーナB25
0)の添加量を15重量部としたこと以外は実施例1と
同様にして成形体を作製し、線膨張率及びアイゾット衝
撃値の評価を行った。結果を表1に示す。
【0069】(比較例2)黒鉛(日本黒鉛社製、品番:
CSP−AT)の添加量を20重量部としたこと、ポリ
エステル繊維(三菱レーヨン社製、品番:ソルーナB2
50)の添加量を1重量部としたこと以外は実施例1と
同様にして成形体を作製し、線膨張率及びアイゾット衝
撃値の評価を行った。結果を表1に示す。
【0070】(比較例3)黒鉛(日本黒鉛社製、品番:
CSP−AT)の添加量を110重量部としたこと、ポ
リエステル繊維(三菱レーヨン社製、品番:ソルーナB
250)の添加量を110重量部とした以外は実施例1
と同様にして成形体を作製したところ、外観不良で均一
な成形体が得られなかった。
【0071】(比較例4)本体の押出温度を150℃に
したこと以外は実施例1と同様にして成形体を作製し、
線膨張率及びアイゾット衝撃値の評価を行った。結果を
表1に示す。
【0072】(比較例5)本体の押出温度を250℃に
したこと以外は実施例1と同様にして成形体を作製し、
線膨張率及びアイゾット衝撃値の評価を行った。結果を
表1に示す。
【0073】(比較例6)本体の押出時の剪断速度を9
(秒-1)にしたこと以外は実施例1と同様にして成形体
を作製し、線膨張率及びアイゾット衝撃値の評価を行っ
た。結果を表1に示す。
【0074】(比較例7)本体の押出時の剪断速度を5
50(秒-1)にしたこと以外は実施例1と同様にして成
形体を作製し、線膨張率及びアイゾット衝撃値の評価を
行った。結果を表1に示す。
【0075】(比較例8)無機物として、ウォラストナ
イト(キンセイマティック社製、品番:SH600)を
3重量部添加したこと、並びにポリエステル繊維を20
重量部添加したことを除いては、実施例6と同様にして
成形体9を得、評価した。結果を下記の表2に示す。
【0076】(比較例9)無機物として、ウォラストナ
イト(キンセイマティック社製、品番:SH600)を
40重量部添加したこと、ポリエステル繊維の配合割合
を1重量部としたことを除いては、実施例6と同様にし
て成形体を得、評価した。結果を下記の表2に示す。
【0077】(比較例10)無機物として、ウォラスト
ナイト(キンセイマティック社製、品番:SH600)
を110重量部添加したこと、及びポリエステル繊維の
配合割合を110重量部としたことを除いては、実施例
6と同様にして成形体を作製しようとしたところ、外観
が不良であり、均一な成形体が得られなかった。
【0078】(比較例11)ポリスチレン、ポリエステ
ル繊維及び無機物からなる組成物の押出温度150℃と
したことを除いては、実施例6と同様にして成形体を作
製し、評価した。結果を下記の表2に示す。
【0079】(比較例12)ポリスチレン、ポリエステ
ル繊維及び無機物からなる組成物の押出温度を250℃
としたことを除いては、実施例6と同様にして成形体を
作製し、評価した。結果を下記の表2に示す。
【0080】(比較例13)ポリスチレン、無機物及び
ポリエステル繊維からなる組成物を押出する際の剪断速
度9(秒-1)にしたことを除いては、実施例6と同様に
して成形体を作製し、評価した。結果を下記の表2に示
す。
【0081】(比較例14)ポリスチレン、無機物及び
ポリエステル繊維からなる組成物を押出する際の剪断速
度550(秒-1)にしたことを除いては、実施例6と同
様にして成形体を作製し、評価した。結果を下記の表2
に示す。
【0082】
【表1】
【0083】
【表2】
【0084】
【発明の効果】本発明に係るプラスチック建材は、熱可
塑性樹脂100重量部に対し、黒鉛または針状もしくは
板状無機物5〜100重量部及び有機繊維2〜100重
量部が添加されている樹脂組成物を賦形することにより
構成されているので、黒鉛または針状もしくは板状無機
物により線膨張率が低められており、かつ有機繊維によ
り耐衝撃性が高められる。従って冬季と夏季との温度差
や昼夜の温度差による変形や破損が生じ難く、かつ衝突
等による破損が生じ難いプラスチック建材を提供するこ
とができる。また、本発明に係るプラスチック建材で
は、鋼などの金属部材が用いられていないため、軽量で
あり、かつ錆が生じない。従って、雨樋などの水が付着
する用途に用いられる建材として本発明に係るプラスチ
ック建材を効果的に用いることができる。
【0085】本発明に係る製造方法では、熱可塑性樹脂
100重量部と、黒鉛または針状もしくは板状無機物5
〜100重量部と、有機繊維2〜100重量部とを押出
機中に供給し、160〜240℃の温度で剪断速度10
〜500(秒-1)の条件で混練した後、所定形状に賦形
し、冷却固化することにより本発明に係るプラスチック
建材が得られる。従って、線膨張率が低く、温度差によ
る変形や破損が生じ難く、かつ耐衝撃性に優れた本発明
に係るプラスチック建材を押出成形法により得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のプラスチック建材の製造方法
に用いられる成形装置を示す概略構成図。
【図2】(a)及び(b)は、それぞれ、実施例で得ら
れた成形体の各横断面図を示し、(a)は表層が設けら
れた成形体の横断面図、(b)は表層が設けられていな
い成形体の横断面。
【符号の説明】
1…樹脂フィーダー 2…黒鉛もしくは無機物フィーダー 3…有機繊維フィーダー 4…押出機 5…異形金型 6…表層押出機 7…表層樹脂フィーダー 8…冷却サイジング装置 9…成形体(プラスチック建材) 9A…成形体(プラスチック建材) 10…樹脂組成物よりなる本体 11…表層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 25/06 C08L 25/06 101/00 101/00 // B29K 23:00 B29K 23:00 33:20 33:20 67:00 67:00 105:16 105:16 507:04 507:04 509:10 509:10 B29L 9:00 B29L 9:00 (72)発明者 喜多河 良太 京都市南区上鳥羽上調子町2−2 積水化 学工業株式会社内 Fターム(参考) 4F072 AA02 AA04 AA08 AB05 AD05 AE24 AE25 AF01 AH20 AK16 AL17 4F100 AA01A AA37A AC05A AC10A AK01A AK01B AK12A AK12B AK25B AK41A AK61 AL01B AR00B BA02 BA07 DD32B DE02A DE03A DG01A EH20 GB07 JB16A JK10 JL04 JL09B YY00A 4F207 AA13 AA13E AA20 AA24 AB18 AD16 AH46 AR06 KA01 KA17 KB22 KF12 KM14 4J002 BC031 BC061 BD041 CF061 CF062 CG011 DA026 DJ006 DJ056 FA016 FA042 FA076 GL00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂100重量部と、 黒鉛、または針状もしくは板状無機物5〜100重量部
    と、 有機繊維2〜100重量部とを含む樹脂組成物からな
    り、かつ賦形されているプラスチック建材。
  2. 【請求項2】 前記無機物がウォラストナイト、セピオ
    ライト及びマイカからなる群から選択した少なくとも1
    種である、請求項1に記載のプラスチック建材。
  3. 【請求項3】 前記熱可塑性樹脂がスチレン系樹脂であ
    る請求項1または2に記載のプラスチック建材。
  4. 【請求項4】 前記有機繊維がポリエステル繊維であ
    る、請求項1〜3のいずれかに記載のプラスチック建
    材。
  5. 【請求項5】 前記プラスチック建材の外表面に被覆さ
    れた表層をさらに備え、該表層が前記樹脂組成物からな
    る部分よりも耐候性に優れた高耐候性樹脂により構成さ
    れている請求項1〜4のいずれかに記載のプラスチック
    建材。
  6. 【請求項6】 前記表層が、アクリル系樹脂またはスチ
    レン系共重合樹脂からなる、請求項5に記載のプラスチ
    ック建材。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂100重量部と、黒鉛、ま
    たは針状もしくは板状無機物5〜100重量部と、有機
    繊維2〜100重量部とを押出機に供給する工程と、 押出機に供給された組成物を160〜240℃の温度で
    剪断速度10〜500秒-1の条件で混練する工程と、 混練された樹脂組成物を所定の形状に賦形する工程と、 賦形された樹脂組成物を冷却固化することによりプラス
    チック建材を得る工程とを備える、プラスチック建材の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 前記熱可塑性樹脂がスチレン系樹脂であ
    る、請求項7に記載のプラスチック建材の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記黒鉛、または針状もしくは板状無機
    物を押出機に投入するに際し、スチレン系樹脂100重
    量部と有機繊維2〜50重量部とを押出機に投入した後
    に、160〜240℃の温度においてスチレン系樹脂が
    溶融した後に黒鉛、または針状もしくは板状無機物5〜
    50重量部を押出機に供給する、請求項8に記載のプラ
    スチック建材の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記有機繊維がポリエステル繊維であ
    る、請求項8または9に記載のプラスチック建材の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 前記樹脂組成物よりも耐候性に優れた
    高耐候性樹脂を、前記樹脂組成物を賦形するに際し共押
    出し、表層を形成する、請求項8〜10のいずれかに記
    載のプラスチック建材の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記高耐候性樹脂として、アクリル系
    樹脂またはスチレン系共重合樹脂を用いる、請求項11
    に記載のプラスチック建材の製造方法。
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