JP2003002575A - 重量物懸架具 - Google Patents

重量物懸架具

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JP2003002575A
JP2003002575A JP2001183351A JP2001183351A JP2003002575A JP 2003002575 A JP2003002575 A JP 2003002575A JP 2001183351 A JP2001183351 A JP 2001183351A JP 2001183351 A JP2001183351 A JP 2001183351A JP 2003002575 A JP2003002575 A JP 2003002575A
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JP
Japan
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crank mechanism
heavy
heavy load
holding
parallel crank
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JP2001183351A
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English (en)
Inventor
Tadashi Mitsunaka
忠 満仲
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Ahresty Corp
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Ahresty Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少なくとも、作業者自身の重量物を挟んで保持
する力を必要とせず、しかも、重量物の落下の可能性を
低減して確実な運搬を可能とする。 【解決手段】平行クランク機構1を伸縮させることによ
って、保持部2を開閉して重量物Bを保持及び保持解除
する。保持状態において、平行クランク機構を伸長方向
に引き上げることによって、保持部2の保持力を増強す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重量物を懸架運搬
するために使用される懸架装置に関し、特に、エンジン
ブロックに代表される重量のある鋳造物を懸架運搬する
ために好適な懸架装置に関する。
【0002】
【従来背景】鋳造製品が出来上がるとバケットに搬入さ
れるが、このとき、出来上がったばかりの鋳造製品は非
常に熱いために、作業者が鋳造物をやっとこで挟み持っ
て運搬して搬入している。しかしながら、やっとこにお
いては、作業者自身の力がそのまま挟んで保持する力と
なるため、運搬する場合には、保持する力と持ち上げる
力の双方を必要とするので、作業者には多大な労力を課
していた。特に、エンジンブロックのような重量がある
鋳造物を運搬するには、当然、より大きな力を必要とす
るので、疲労が溜まれば、保持する力が低下して、運搬
中に鋳造物を落下させてしまう可能性もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、少なくと
も、作業者自身の重量物を挟んで保持する力を必要とせ
ず、しかも、重量物の落下の可能性を低減して確実な運
搬を可能とすることを課題とし、この課題を解決できる
重量物懸架具の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明が採用した技術的手段は、図1及び図2に
示すように、下側の軸支部11よりも下方に位置する下
端に重量物Bを左右から挟むように保持する保持部2を
有した平行クランク1機構を備え、平行クランク機構1
の左右軸支部12,13間に、該軸支部相互を接近、離
反させる操作部3を有し、該操作部3の操作によって保
持部2を開閉して重量物Bを保持及び保持解除し、保持
状態において、平行クランク機構1を伸長方向に引き上
げることによって、保持部2の保持力が増強される重量
物懸架具Aにしたことである。(請求項1)
【0005】
【発明の実施の形態】運搬効率を向上させるには、作業
者自らが持ち上げて運搬するよりも、上側軸支部14に
吊下げ部4を設け、該吊下げ部4をホイスト機構に吊下
げて重量物Bを運搬可能にすることが好適である。(請
求項2) この場合、ホイスト機構の上下動操作及び重量物Bのバ
ケットへの載置方向変更を容易に行うため、ホイスト機
構の上下動を操作する操作スイッチ5を備え、操作スイ
ッチ5及び平行クランク機構1を、吊下げ部4に対して
上下軸線方向と直交する方向に回動可能にすることが好
適である。(請求項3)
【0006】例えば、エンジンブロックのように側部に
突起がある重量物Bを懸架するためには、保持部2に、
重量物Bの左右方向に突設された突起B1,B2に引っ
掛ける掛け爪21を備えることが好適である。(請求項
4)
【0007】本発明では、平行クランク機構1の上下伸
縮動作において、過伸縮を防止する過伸縮防止用のスト
ッパー6を備えることが好適である。(請求項5)
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る重量物懸架具Aの実施例
を図面に基づいて説明すると、図1は重量物Bを保持す
る前の状態を示し、図2は重量物Bを保持した状態を示
し、図3は重量物Bを保持し、吊下げ部4に対して操作
スイッチ5及び平行クランク機構1を回動させて、重量
物Bの方向を図2に示す重量物Bの方向に対して90度
回動させた方向にした状態を示す。
【0009】本実施例の重量物懸架具Aは、平行クラン
ク機構1の上側軸支部14に同軸で軸支された吊下げ部
4と、吊下げ部4が吊下げられるホイスト機構(図示せ
ず)の上下動作を操作する操作スイッチ5と、平行クラ
ンク機構1の左右軸支部12,13間に軸支された操作
部3と、平行クランク機構1の下側の軸支部11からク
ロスして下方に延長された左右クランク板1A、1Bの
両下端に亘って設けられた保持部2と、平行クランク機
構1の過伸縮を防止するストッパー6とから構成してあ
る。
【0010】平行クランク機構1は、操作部3の操作に
よって上下に伸縮し、その伸縮に伴って保持部2を開閉
して重量物Bの保持及び保持解除を行う。
【0011】保持部2は、左保持板2Lと右保持板2R
とから構成され、クランク機構1の伸縮に伴いって近
接、離反し、重量物Bを左右から挟み持つように保持す
る。左右保持板2L,2Rには夫々、重量物Bの左右突
起B1,B2に引っ掛ける掛け爪21が備えてあり、保
持状態において左右突起B1,B2の下側を引っ掛ける
ようにしている。符号22は、重量物Bに対する重量物
懸架具Aの位置決めをする位置決め杆であり、重量物B
に向かって下降させたとき、位置決め杆22が重量物B
の表面に接触した位置で保持部2を閉じることによっ
て、掛け爪21が左右突起B1,B2の下側に位置する
ようにしてある。
【0012】操作部3は、左側の軸支部12に同軸で軸
支されたカバー体31と、右側の軸支部13に同軸で軸
支されたスライド体32とで構成してある。スライド体
32はカバー体31に長手方向スライド可能に嵌合され
ている。カバー体31には、カバー体31の長手方向に
沿って開孔された長孔33と、長孔33の右側のカバー
体31表面に突設された操作杆34とが備えてある。ス
ライド体32には、前記長孔33を貫通する操作杆35
が備えてある。そして、前記操作杆34,35のいずれ
かを持って、長孔33の長手方向に、カバー体31又は
スライド体32を往復動させることによって、左右の軸
支部12,13が接近、離反し、この接近、離反に伴っ
て平行クランク1が上下に伸縮すると共に、保持部2が
開閉する。
【0013】吊下げ部4は、平行クランク機構1の上側
の軸支部14に同軸で軸支された台座15上に位置し、
台座15とはボルト71とナット72を介して連結され
ている。具体的な連結構造は、図4に示すように、吊下
げ部4と台座15にボルト71を遊びを持って貫通し、
貫通したボルト71の上下両端部にナット72をねじ込
んで連結される。そして、このように連結したことによ
って、吊下げ部4と平行クランク機構1がボルト71を
回動中心として夫々独立して回動可能となり、吊下げた
状態で、平行クランク機構1のみを回動させて、保持し
た重量物Bの方向を代えることができる。
【0014】操作スイッチ5は、図4に示すように、前
記吊下げ部4と台座15の間に位置する取付板51に取
付けられており、図示は省略するがホイスト機構とは電
気的に配線されている。取付板51は、ボルト71が遊
びを持って貫通されることによって、ボルト71を回動
中心として、吊下げ部4と台座15とは独立して回動可
能となり、吊下げた状態で取付板51のみを回動させ
て、操作しやすい位置にすることができる。
【0015】ストッパー6は、平行クランク機構1の下
側の軸支部11からクロスする右側に位置するクランク
板1Bの表面に突設してあり、平行クランク機構1の伸
縮動作中に左側に位置するクランク板1Aの側面11A
が接触することによって、平行クランク機構1の過伸縮
を防止している。ストッパー6は、軸支部11方向側
に、略中央部を頂点61として左右に傾斜面62,63
を有する板状のものであり、その頂点61を境に、左側
の傾斜面62を過伸長防止用のストッパー面とし、右側
の傾斜面63を過収縮防止用のストッパー面としてい
る。つまり、図1に示すように、平行クランク機構1が
収縮しているときには、クランク板1Aの側面11Aが
右側の傾斜面63に接触して、これ以上の収縮が防止さ
れる。又、図2に示すように、平行クランク機構1が伸
長しているときには、クランク板1Aの側面11Aが左
側の傾斜面62に接触して、これ以上の伸長が防止され
る。
【0016】次に、本実施例の重量物懸架具Aの使用方
法を説明する。先ず、図1に示すように、操作杆34,
35のいずれか一方を、操作杆34,35同士が近接す
る方向に操作して、平行クランク機構1を収縮させて保
持部2を開いた状態で、位置決め杆22が重量物Bの表
面に接触するまで下降させる。
【0017】次に、図2に示すように、操作杆34,3
5のいずれか一方を、操作杆34,35同士が離反する
方向に操作して、平行クランク機構1を伸長させ、保持
部2を閉じて重量物を保持する。この状態で、操作スイ
ッチ5を操作してホイスト機構を上昇させることによっ
て重量物を持ち上げる。このとき、重量物Bの自重によ
って、平行クランク機構1には伸長方向への力が作用し
て保持部2の保持力が増強される。つまり、伸長方向へ
の力は、操作部2の操作杆34,35を離反させる方向
にも作用するので、その結果、操作部2がロック状態と
なって、操作杆34,35を持って運搬にしても保持部
2が開いてしまうことが防止される。
【0018】そして、図3に示すように、目的の場所に
運搬した後、重量物Bの載置方向に合わせて平行クラン
ク機構1を回動させる。最後に、ホイスト機構を下降さ
せて重量物Bを載置すると、前記した重量物の自重によ
る伸長方向への力が解除され、操作部2が操作可能状態
となり、操作杆34,35のいずれか一方を操作杆3
4,35同士が近接する方向に操作して、平行クランク
機構1を収縮させて保持部2を開くことによって運搬が
終了する。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る重量物懸架具Aは、以上説
明した構成によって、下記の効果を有する。請求項1の
発明によれば、平行クランク機構の作用によって重量物
を左右から挟むように保持するものであるので、少なく
とも、作業者自身の重量物を挟んで保持する力を必要と
しない。しかも、重量物の自重が平行クランク機構を伸
長させる方向に作用するので、重量物を保持する保持力
が増強され、運搬中に保持部が開くことは全くない。し
たがって、重量物の落下の可能性を低減して確実な運搬
を行うことができるので、重量物を効率的に運搬するこ
とができる。
【0020】さらに、請求項2の発明によれば、ホイス
ト機構に吊下げて重量物の運搬を行えるようにもしてい
るので、重量物を持ち運ぶ力をも必要としない。したが
って、重量物の運搬効率をさらに向上させることができ
る。
【0021】しかも、請求項3の発明によれば、ホイス
ト機構に吊下げて運搬される重量物懸架具の傍において
ホイスト機構の上下動操作が行える。その上、吊下げ部
に対して、操作スイッチ及び平行クランク機構を回動さ
せることができる。したがって、作業者は運搬中常に操
作スイッチを操作することができる上に、操作スイッチ
を操作しやすい位置にすることができ、しかも、重量物
の載置方向を吊下げた状態で変更することもできるの
で、運搬作業効率をさらに向上させることができる。
【0022】そして、請求項4の発明によれば、側部に
突起を有する重量物を保持する場合、突起に掛け爪を引
っ掛けた状態で保持することができるので、重量物の運
搬がより確実なものとなる。
【0023】さらに、請求項5の発明によれば、平行ク
ランク機構の過伸縮が防止されているので、各クランク
板の接近、離反の距離が必要最低限とすることができ
る。したがって、各クランク板の接近、離反時に作業者
の指や手が挟まれるようなことを回避することができる
し、伸縮動作に無駄がないので作業効率の向上という点
で極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】重量物保持前の収縮状態を示す。
【図2】重量物保持中の伸長状態を示す。
【図3】平行クランク機構を回動させた状態を示す。
【図4】図1の要部拡大図。
【符号の説明】
A:重量物懸架具 B:重量物 B1,B2:突起 1:平行クランク 11〜14:軸支部 2:保持部 21:掛け爪 3:操作部 4:吊下げ部 5:操作スイッチ 6:ストッパー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端に重量物を左右から挟むように保持す
    る保持部を有した平行クランク機構を備え、 平行クランク機構の左右軸支部間に、該軸支部相互を接
    近、離反させる操作部を有し、 該操作部の操作によって、クランク機構が上下に伸縮す
    ると共に、保持部が開閉して重量物を保持及び保持解除
    し、 保持状態において、平行クランク機構を伸長方向に引き
    上げることによって、保持部の保持力が増強されるよう
    にしている重量物懸架具。
  2. 【請求項2】重量物懸架具が、上側軸支部に吊下げ部を
    設け、該吊下げ部をホイスト機構に吊下げて重量物を運
    搬するものである請求項1に記載の重量物懸架具。
  3. 【請求項3】ホイスト機構の上下動を操作する操作スイ
    ッチを備え、 操作スイッチ及び平行クランク機構は、吊下げ部に対し
    て上下軸線と直交する方向に回動可能としている請求項
    2に記載の重量物懸架具。
  4. 【請求項4】保持部には、重量物の左右方向に突設され
    た突起に引っ掛ける掛け爪が備えられている請求項1乃
    至請求項3いずれか1項に記載の重量物懸架具。
  5. 【請求項5】平行クランク機構の上下伸縮動作における
    過伸縮を防止する過伸縮防止用のストッパーが備えられ
    ている請求項1乃至請求項4いずれか1項に記載の重量
    物懸架具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103508314A (zh) * 2013-10-11 2014-01-15 无锡市新华起重工具有限公司 圆钢夹钳
CN103723620A (zh) * 2013-12-18 2014-04-16 太原市冶金机械厂 一种起重机吊运铸锭的翻锭夹钳
CN108571174A (zh) * 2018-07-09 2018-09-25 中国五冶集团有限公司 一种建筑用便携式转运工具

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