JP2003002062A - サンルーフ装置 - Google Patents

サンルーフ装置

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JP2003002062A
JP2003002062A JP2001193664A JP2001193664A JP2003002062A JP 2003002062 A JP2003002062 A JP 2003002062A JP 2001193664 A JP2001193664 A JP 2001193664A JP 2001193664 A JP2001193664 A JP 2001193664A JP 2003002062 A JP2003002062 A JP 2003002062A
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Kenji Hori
健二 堀
Nobuyasu Bessho
伸康 別所
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンルーフパネルの重量増加を招かず、簡単
な構成によって、広範囲に柔らかい光を取り込むことが
できるサンルーフ装置とする。 【解決手段】 開口11を有するルーフ10に取り付
け、開口11に対してサンルーフパネル2が移動するレ
ール5に対して、閉状態では開口11に配設されて開口
11を通過する光を緩和すると共に開状態では開口外に
移動自在な緩光パネル3と、光を遮蔽する遮光パネル4
とを個別に備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サンルーフ装置に
関するものであり、特に、上部に設けられた開口からの
光の強さを和らげる緩光部材を備えたサンルーフ装置に
係わる。
【0002】
【従来の技術】近年、車両においては、車両のルーフに
設けられた開口に対して、スライデングルーフガラス
(単に、ルーフガラスと称す)が車両の前後方向にスラ
イドあるいは上下方向にチルトアップ/チルトダウンす
るサンルーフ装置(ムーンルーフ装置とも言う)が知ら
れている。この様な装置は、例えば、セルシオ新型車解
説書(1994年10月 トヨタ自動車株式会社発行)
の4−126〜129頁に開示されており、ここに示さ
れる装置は、ルーフガラスの下側にルーフの開口からの
光を遮断する遮蔽部材(サンシェードとも言う)が配設
されており、ルーフガラスが全閉状態でもサンシェード
を開ければ、十分な採光と開放感が味わえるようになっ
ている。また、ルーフガラスの後部を上にチルトアップ
させることによって、ルーフの開口後部が開いた状態と
なり、これによって、十分な換気が行える。
【0003】しかし、この様な装置では、ルーフガラス
を介して車室内に外からの光を取り入れたい場合には、
ドライバーはサンシェードを手で開方向(後方)へと操
作して、適量な光りが入ってくる位置までサンシェード
を開けて移動させる動作を行う。この場合には、サンシ
ェードの開状態となった前部(ルーフの開口とサンシェ
ードの先端により形成される面積)からしか光を取り込
むことができない。このため、光を取り込める範囲が狭
くなって、車両の運転席や助手席の前部席と後部席との
明暗変化が大きくなってしまう。これは、例えば、前部
席では適量以上の光がルーフの開口から入ってまぶしい
状態となるが、後部席では適量以下の光しか車室内には
入らないといったことが起こり得る。
【0004】そこで、ルーフガラスを介して広範囲に均
一な光を取り入れる様にした装置が、特開平8−995
35号公報に開示されている。この公報では、格子状に
配列された光の採光を行う入射孔を有するサンシールド
をスクリーン印刷によってガラス窓の下面に形成してい
る。また、ルーフガラスに固定された包囲フレームに形
成された溝に沿ってスライド可能に遮光パネルをガラス
窓の下方に設け、入射孔に対応した開口を遮光パネルに
形成して、遮光パネルをスライドすることにより、パネ
ルの遮蔽部分でシールドの孔を遮蔽するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た公報ではガラス窓にスクリーン印刷を施し、その下に
包囲フレームの溝に沿ってスライド可能なように遮光パ
ネルを設けているので、ガラス窓が重くなる。それ故
に、この様な光を取り入れる入射孔およびこの入射孔を
遮蔽する遮光パネルを備えたガラス窓を、例えば、サン
ルーフパネルに適用した場合には、ガラス窓からの光を
入射孔に通して広範囲の適度な緩光は行えるが、ガラス
窓を駆動するモータが大型化してしまう等のサンルーフ
パネルの駆動に悪影響を与えるものとなってしまう。ま
た、この様な構成では、ガラス窓自体に光の緩光を行う
遮蔽プレートを取り付けるために、構造が複雑なものに
なってしまう。またスクリーン印刷されたガラス窓は、
それ自体で採光を制限するため、より多くの採光が欲し
い場合には対応ができない。
【0006】よって、本発明は上記の問題点に鑑みてな
されたものであり、サンルーフパネルの駆動に影響を与
えず、簡単な構造により、広範囲の光を選択的に取り込
めるサンルーフ装置を提供することを技術的課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた技術的手段は、開口を有するルーフに取り付
けられ、前記開口に対してサンルーフパネルが移動する
レールと、閉状態では前記開口に配設され、前記レール
に沿って移動し、前記開口を通過する光を遮断すると共
に、開状態では前記開口外に移動自在な遮光部材とを備
えたサンルーフ装置において、前記遮光部材の上または
下側に配設され、前記レールに沿って移動し、前記開口
を通過する光を緩和すると共に、開状態では前記開口外
に移動自在な緩光部材を備えるにしたことである。
【0008】上記の構成によれば、緩光部材はルーフパ
ネルから独立させたので、電動駆動を行うルーフパネル
自体が重くなり、モータが大型化することが防止され
る。また、緩光部材に複数の採光孔を設けかつ移動自在
にしたので、簡単な構造により、複数の採光孔からの採
光が選択的に行える。よって、採光は広範囲に行え、部
分的に明るくするのではなく、車室内全体が明るくな
る。
【0009】また、遮光部材には操作孔が形成されると
共に、操作孔上に操作部が緩光部材に形成され、緩光部
材を操作する場合、操作孔を介して操作部により緩光部
材を操作するようにすれば、操作孔を介して操作部によ
り遮光部材が操作でき、簡単な構成により緩光部材と遮
光部材を操作することが可能となる。
【0010】更に、緩光部材には押圧部が設けられ、遮
光部材が前記開口を塞ぐ方向に操作された場合には、押
圧部により緩光部材を押圧し、緩光部材と一体で移動す
るようにすれば、遮蔽部座に設けられた押圧部により、
遮光部材が開口を塞ぐ方向に操作された場合には緩光部
材と一体で動くことから、緩光部材の閉め忘れを確実に
防止することが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明のサンル
ーフ装置1を車両のルーフ10へ取り付けた状態を示
す。サンルーフ装置1は車両のルーフ10に設けられた
開口11に対して、車両の前後または上下方向に移動す
るサンルーフパネル(以下、ルーフパネルと称する)
2、開口11を通過する外部からの光(例えば、直射日
光、車両周囲の光等)の強度を和らげる緩光パネル3、
開口11を通過してきた光を車室内に入らないよう遮断
するシェードパネル4を備えており、これらのパネル
2,3,4は車両のルーフ11に取り付けられた一対の
ガイドレール(以下、レールと称する)5に沿って、移
動が行えるようになっている。
【0012】このレール5は、図5に示されるように、
押出成形により略コ字状に形成され、複数の溝部5a,
5b,5cを有している。レール5は、車両の開口11
の後方にボルト等の固定部材によりルーフ10の裏面に
取り付けられており、リンク機構20を介してルーフパ
ネル2が移動できる様、リンク機構20を動作させるド
ライブケーブル14が収まる溝部5aが上下方向に形成
されている。また、レール5は車幅方向に対しては平行
となり、左右のレール5の内側には、車両の前後方向に
伸びる溝部5b,5cが車両の上下方向に形成されてい
る。
【0013】リンク機構20は、左右両側に対称形状で
ドライブケーブル14の先端に取り付けられており、ド
ライブケーブル14に結合されて、車両の前後方向に溝
部5aに沿った移動が可能となっている。この左右のリ
ンク機構20には、ルーフパネル2の車幅方向の両端が
支持されており、リンク機構20の動作によって、開口
位置でルーフパネル2の後方のみを上昇させるチルトア
ップ動作(図2の(a)参照)、下降させるチルトダウ
ン動作(図2の(b)参照)および前後方向のスライド
動作(図2の(c)参照)が可能である。
【0014】リンク機構20はドライブケーブル14に
より減速機構につながり、減速機構は開口11の前部中
央に配設されたモータ21を駆動することによって、動
作させることができる。モータ21は、図示しないコン
トローラによって駆動信号が与えられて動作する。この
場合、モータ21を正転させると、リンク機構20はル
ーフ10の開口11を閉じる方向(閉方向)に動き、一
方、モータ21を逆転させるとリンク機構20は、ルー
フ10の開口11が開く方向(開方向)に動く。
【0015】ルーフパネル2は、周囲からルーフ10の
開口11内に水滴等の異物が入らないように、ゴム等の
シール部材がパネル2の周囲に設けられ、ルーフパネル
2の材質は半透明なスモークガラスから成り立ってい
る。尚、このルーフパネル2は半透明なガラスでなくと
も、透明なガラスでも良く、それ以外に、透明もしくは
半透明な樹脂から成り立っていても良い。つまり、ルー
フパネル2はルーフ10の開口11を通過して、車室内
に車両外部からの光が取り入れられるものであれば、材
質はこれに限定されない。
【0016】図5に示されるように、このルーフパネル
2の下には、電動駆動されるルーフパネル2とは独立し
て、レール5の溝部5bに沿って車幅方向の両端部3c
が摺動する緩光パネル3が設けられている。緩光パネル
3は開口11を通った車両外部からの光(例えば、直射
日光や車両周囲の光等)の強度を和らげて、その光を緩
和するものであり、1枚の長方形状の板状部材一面もし
くは広い所定領域内において、プレス加工等によって、
光を取り入れる複数の採光孔3aが設けられている。複
数の採光孔3aを通って車室内に到達する光は互いに重
なり合い、木漏れ日のような一様に柔らかな光となる。
緩光パネル3の材質は軽量化を目的としてアルミプレー
トを使用しているが、これに限定されず、光(特に、直
射日光による紫外線)を緩和させる機能をもつものであ
れば半透明の樹脂パネル等であっても良い。更に、緩光
パネル3の一部(例えば、ドライバーが緩光パネル3を
操作し易いよう車両前方の中央)には、緩光パネル3を
動作させたい場合に、手の指が入る程度の凹部形状を有
する操作部(ノブ)13が、緩光パネル3に一体または
別体で設けられている。
【0017】この様な緩光パネル3は、レール5の溝部
5bに沿って移動し、図5に示す全閉位置FCから、全
開位置FOまで移動することが可能である。全閉位置F
Cでは緩光パネル3は開口11のちょうど下側に配設さ
れ、ルーフパネル2と重合する。この状態から開方向へ
の移動では、緩光パネル3の後方端部がレール5に設け
られ図示しないストッパに当接し、後方への移動が規制
されることによって、その位置が全開位置FOとなる。
【0018】緩光パネル3の下には遮光パネル4が配設
されており、遮光パネル4は図4に示す形状を呈してい
る。遮光パネル4は、一枚の光を透過させない機能をも
つ、車幅方向に長い長方形状をした部材(例えば、樹
脂、アルミ等の軽い金属等)より成り立っている。ま
た、遮光パネル4の内側(図4に示す下面)には車室内
の内装と同色のフェルトで覆われている。遮光パネル4
の後方の端部4dには上方に突き出た押圧部4bを備え
ており、この押圧部4bは遮光パネル4に一体または別
体で形成されている。この押圧部4bは開口2を塞ぐ閉
方向に移動するとき、緩光パネル後方の端部3d全体を
押圧し、緩光パネル3と一緒になって移動できるように
なっている。また、遮光パネル4の前方中央には、長方
形状をした操作孔4aが形成されている。この操作孔4
aは全閉位置FCではノブ13が設けられる位置の下側
に設けられ、ノブ13と略同じ大きさとなっている。つ
まり、車室内からドライバーが操作孔4aに手の指を入
れた状態で、緩光パネル3のノブ13が直接操作できる
よう、遮光パネル4を貫通して設けられている。
【0019】この様な遮光パネル4は、レール5の溝部
5cに沿って移動し、図6に示す全閉位置FCから全開
位置FOまで移動することが可能である。全閉位置FC
では開口11のちょうど下側に配設され、パネル2およ
び緩光パネル3と重合する。この状態から開方向への移
動では、遮光パネル4の後方端部がレール5に設けられ
図示しないストッパに当接し、後方への移動が規制され
ることによって、その位置が全開位置FOとなる。
【0020】上記した緩光パネル3と遮光パネル4は、
ルーフパネル2とは完全に独立して移動できるように配
設されている。そして、緩光パネル3と遮光パネル4
は、開く時にはレール5の溝部5b,5cに沿って互い
に独立して移動でき、閉る時には一緒に動くようになっ
ている。
【0021】ルーフパネル2が全閉状態の時には、遮光
パネル4を開けることにより、開口11からの光りがあ
る程度減光され、緩光パネル3において複数一面に設け
られた採光孔3aより広範囲な適度な採光となり、ドラ
イバー席、助手席、後部席に乗っている人は、柔らかい
光線で開放感を味わえる。また、パネル2がチルトアッ
プ時には、遮光パネル4を開けることにより上記と同じ
効果に加え、開口後部が開くので、採光孔3aを通して
適度な換気を行うことができる。
【0022】そこで、動作について、図5から図8を参
照して説明する。図5では緩光パネル3および遮光パネ
ル4が全閉位置FCにある場合を示しており、図6は図
5を車室内から見た場合の図を示す。例えば、ルーフパ
ネル2がモータ21の駆動によって、ドライブケーブル
14が引っ張られ、或いは、ドライブケーブル14が押
されることによって、リンク機構20、つまり、リンク
機構20に固定されるルーフパネル2が全閉位置から全
開位置まで開く方向に移動する動作において、緩光パネ
ル3および遮光パネル4は全開位置まで、ルーフパネル
2と一緒に動く。このため、図5から図8の以下の説明
では、ルーフパネル2が開口11を閉じて全閉状態にあ
る場合、或いは、開口11に対して、図2の(a)の如
くリンク機構20の後部が上に上昇し、ルーフパネル2
の後部がチルトアップした状態にあることを前提とし
て、緩光パネル3と遮光パネル4の動作について以下に
説明する。
【0023】図5に示す状態では、開口11が遮光パネ
ル4により遮蔽されるためにルーフ10の開口11から
の採光は得られない。そこで、車室内に開口11を通し
て、日光または周囲の光を多く取り入れたい場合には、
ドライバーは図6に示す遮光パネル4に設けられた操作
孔4aを介して緩光パネル3のノブ13を手の指で開方
向に移動させる。これによって、緩光パネル3と遮光パ
ネル4を一緒に全開位置FOまで移動させることができ
る。この場合、緩光パネル3と遮光パネル4の移動によ
って、ルーフパネル2が閉じている状態では、ルーフパ
ネルを通った光が開口11と遮光パネル4の前端部とで
形成される面積を通して緩光されていない光が車室内に
入り、車室内が広範囲に明るくなる。さらに、この状態
でルーフパネル2がチルトアップされると外気との換気
が行える状態となる。
【0024】また、図5に示す状態から、ドライバーは
手の指をノブ13まで伸ばさず、操作孔4aにかけて、
遮光パネル4のみを開くことができる。この様な操作図
7および図8に示す如く、遮光パネル4を全閉位置FC
の状態から移動させると、ルーフパネル2と緩光パネル
を通った光が車室内に入る。緩光パネル3の複数の採光
孔3aによって、光線強度の弱められた光が車室内に入
る。緩光パネル3が半透明の樹脂等から成るプレートの
場合には、パネルを透過した光で、また半透明のプレー
トに複数の採光孔3aを設けた組み合わせの場合はその
両方を透過した光が車室内に入る。これによって車室内
の広範囲の採光が可能となる。
【0025】次に閉操作について説明する。緩光パネル
3と遮光パネル4を同時に閉方向に操作させたい場合に
は、開動作と同様に、ドライバーは操作孔4aを介して
手の指をノブ13にかけて閉ることができる。そして所
定位置で保持して置くこともできる。
【0026】一方、図7および図8の如く、緩光パネル
3は閉状態となっており、開状態となった遮光パネル4
を、閉状態に動作させたい場合には、ドライバーは手の
指をノブ13まで伸ばさず、操作孔4aのみにかけて閉
操作を行うことにより遮光パネル4を閉動作させること
ができる。
【0027】この場合、緩光パネル3が全閉位置FCか
ら全開位置FOの間に位置している場合には、遮光パネ
ル4の閉操作時に遮光パネル4の後方に設けられた押圧
部4bが緩光パネル3の後方端部3dを押圧する。その
結果、押圧状態を保ちながら緩光パネル3と遮光パネル
4は一体で動くようになっている。よって、遮光パネル
4の閉操作時に、緩光パネル3の閉め忘れが押圧部4b
を設けることによって確実に防止できる。この様な操作
により、遮光パネル4が開状態から全閉位置FCまで移
動すると、開口11からの光は車室内に入射されなくな
る。
【0028】本実施形態では、ルーフパネル2と遮光パ
ネル4との間に緩光パネル3を配設したので、ルーフパ
ネル2と遮光パネル4とによって作る車室内の明るさの
明暗範囲において、複数の採光孔3aよって中間の明る
さを広範囲に作ることができる。また、ルーフパネル
2、緩光パネル3および遮光パネル4を同じレール5の
異なる溝部5a,5b,5cに沿って移動できるように
したので、レール5の共通化を図ることができ、軽量化
に対応できるものとなる。
【0029】更に、本実施形態では、ルーフパネル2に
従来の様なスクリーン印刷を施さなくても、ルーフパネ
ル2の下に緩光パネル3と遮光パネル4をルーフパネル
2と別体で設けているので、ルーフパネル自体が重くな
ることはない。その結果、電動で動作させるルーフパネ
ル自体が重くなり、ルーフパネル2を駆動するモータ2
1も大型化してしまい、コストアップを招くということ
が防止できる。また、本実施形態では特殊のルーフパネ
ル2は必要なく、既存のルーフパネル2を使用でき、簡
単な構成により開口11からの光を適度に緩光パネル3
により調光し、車室内を全体的に明るくすることができ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、緩光部材はルーフパネ
ルから独立させたので、電動駆動を行うルーフパネル自
体が重くなり、モータが大型化することが防止できる。
また、緩光部材に複数の採光孔を設けたので、簡単な構
造により、複数の採光孔からの採光が広範囲に行え、部
分的に明るくするのではなく、車室内全体を明るくする
ことができる。
【0031】この場合、緩光部材は、サンルーフパネル
が移動するレールに沿って移動するようにすれば、サン
ルーフパネルと同じレールを共用して緩光部材を設ける
ことができ、軽量化できる。
【0032】また、遮光部材には操作孔が形成されると
共に、操作孔上に操作部が緩光部材に形成され、緩光部
材を操作する場合、操作孔を介して操作部により緩光部
材を操作するようにすれば、操作孔を介して操作部によ
り遮光部材が操作でき、簡単な構成により緩衝部材と遮
光部材を操作することができる。
【0033】更に、緩光部材には押圧部が設けられ、遮
光部材が前記開口を塞ぐ方向に操作された場合には、押
圧部により緩光部材を押圧し、緩光部材と一体で移動す
るようにすれば、遮蔽部座に設けられた押圧部により、
遮光部材が開口を塞ぐ方向に操作された場合には緩光部
材と一体で動くことから、緩光部材の閉め忘れを確実に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるサンルーフ装置を
車両に取り付けた場合の要所部分断面図である。
【図2】図1に示すルーフパネルを移動させるリンク機
構の状態を示し、(a)はチルトアップ時、(b)は通
常の全閉時、(c)はスライド開始時の状態を示す説明
図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるサンルーフ装置の
緩光パネルの形状を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態におけるサンルーフ装置の
遮光パネルの形状を示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるサンルーフ装置の
採光パネルと遮光パネルとのレールに対する移動状態を
示す要所部分の斜視図である。
【図6】図5を車室内側から見た場合の要所部分の斜視
図である。
【図7】図5に示す状態から遮光パネルのみを開方向へ
移動させた場合の要所部分の斜視図である。
【図8】図7を車室内側から見た場合の要所部分の斜視
図である。
【符号の説明】
1 サンルーフ装置 2 サンルーフパネル(ルーフパネル) 3 緩光パネル(緩光部材) 3a 採光孔 4 遮光パネル(遮光部材) 4a 操作孔 4b 押圧部 5 レール 5b,5c 溝部 10 ルーフ 11 開口 13 ノブ(操作部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有するルーフに取り付けられ、前
    記開口に対してサンルーフパネルが移動するレールと、 閉状態では前記開口に配設され、前記レールに沿って移
    動し、前記開口を通過する光を遮断すると共に、開状態
    では前記開口外に移動自在な遮光部材とを備えたサンル
    ーフ装置において、 前記遮光部材の上または下側に配設され、前記レールに
    沿って移動し、前記開口を通過する光を緩和すると共
    に、開状態では前記開口外に移動自在な緩光部材を備え
    ることを特徴とするサンルーフ装置。
  2. 【請求項2】 前記緩光部材は、採光を行う複数の採光
    孔を備えていることを特徴とする請求項1に記載のサン
    ルーフ装置。
  3. 【請求項3】 前記緩光部材は、半透明であることを特
    徴とする請求項1に記載のサンルーフ装置。
  4. 【請求項4】 前記遮光部材を前記緩光部材の下側に配
    置し、前記遮光部材に操作孔を形成し、該操作孔を通し
    て前記緩光部材の操作を可能とする操作部を前記緩光部
    材に設けることを特徴とする請求項2または請求項3に
    記載のサンルーフ装置。
  5. 【請求項5】 前記遮光部材に押圧部に設け、前記開口
    を閉じる方向に前記遮光部材を移動したとき、該押圧部
    によって前記緩光部材を押圧し、前記緩光部材と前記遮
    光部材は一体で移動することを特徴とする請求項2乃至
    請求項4のいずれかに記載のサンルーフ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108422840A (zh) * 2018-04-25 2018-08-21 上海恩坦华汽车部件有限公司 天窗遮光组件

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CN108422840A (zh) * 2018-04-25 2018-08-21 上海恩坦华汽车部件有限公司 天窗遮光组件

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