JP2003001644A - 成形品の加飾方法 - Google Patents

成形品の加飾方法

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JP2003001644A
JP2003001644A JP2001191415A JP2001191415A JP2003001644A JP 2003001644 A JP2003001644 A JP 2003001644A JP 2001191415 A JP2001191415 A JP 2001191415A JP 2001191415 A JP2001191415 A JP 2001191415A JP 2003001644 A JP2003001644 A JP 2003001644A
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JP
Japan
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decorative material
molding
decorating
molded product
molded
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Pending
Application number
JP2001191415A
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Inventor
Yasuhiro Matsumoto
康弘 松本
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Yamaha Living Tech Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Living Tech Co Ltd
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Publication date
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加飾素材を成形品の凹陥部にはめ込んで接着
固定する手法において、成形品と加飾素材の境界部にず
れが発生することがないようにして仕上がりの精度およ
び生産性を向上するとともに、複雑な象嵌調の模様の形
成を可能とする。 【解決手段】 上側成形型2と下側成形型1および型枠
3により画定されたキャビティ内にコンパウンドCを注
入して所望の形状の成形品を成型するにあたり、前記成
形品の表面の所望の位置に、外周が深さ方向に下り勾配
の傾斜面B1となるように凹陥部Bを形成し、一方、前
記凹陥部の外周と傾斜面に倣う形状に加飾素材Aを形成
し、しかるのち、前記成形品の凹陥部Bに前記加飾素材
Aを接着固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば人工大理石
などからなる厨房設備のキッチンカウンターのような板
状の成形品の表面の加飾素材によるデザイン模様の形成
を、低い生産コストにより実現するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に人工大理石は水酸化アルミニウ
ム、炭酸カルシウムなどを含有した不飽和ポリエステル
樹脂やアクリル樹脂からなり、板状に成形した素材は住
宅用の建築材料として好適なものとされている。特に厨
房設備のキッチンカウンターには多く採用され、その高
級感は他の素材では得られない独特のものである。
【0003】ところが、このように人工大理石によるキ
ッチンカウンターは固有の特徴を具える反面、色調が単
調になり易くなるという問題があり、市場の要求に対応
するためにはデザイン性を向上できることが重要な課題
となっていた。
【0004】そこで、かかる課題のために、図5に示す
ごとく、成形品101の表面にNCルーターなどの切削
手段により凹陥部102を形成し、この凹陥部に色彩の
異なる人工大理石あるいは金属などの異種材料の加飾素
材Aをはめ込み、接着剤で固定するようにし、いわゆる
象嵌調の模様を形成する手法が一般になされている。
【0005】しかしながら、このような手法による場合
は、形成した凹陥部102に加飾素材Aが寸分の誤差も
なく精度よく納まることはなく、加飾素材Aより凹陥部
が大きい場合は、加飾素材Aと成形品101との間に細
溝が生じたり、あるいは加飾素材Aより凹陥部102が
小さい場合は、加飾素材Aをはめ込むことができなくな
り、きわめて生産性の低いものであった。しかも、この
よな従来の手法による場合は、図6に示すような二次曲
線を含むデザイン模様を形成する場合は、さらに困難を
伴うものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の手法による不具合を解決するためになされたもので、
加飾素材を成形品の凹陥部にはめ込んで接着固定する手
法において、成形品と加飾素材との境界部に前記のごと
き嵌合によって生ずる不具合が発生しないようにしたも
のであり、これにより仕上がりの精度および生産性を向
上するとともに、複雑なデザイン模様の形成も可能とす
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上側成形型と
下側成形型および型枠により画定されたキャビティ内に
コンパウンドを注入して所望の形状の成形品を成型する
にあたり、前記成形品の表面の所望の位置に、外周が深
さ方向に下り勾配の傾斜面となるように凹陥部を形成
し、一方、前記凹陥部の外周と傾斜面に倣う形状に加飾
素材を形成し、しかるのち、前記成形品の凹陥部に前記
加飾素材を接着固定するようにした第1の方法と、
【0008】上記第1の方法において、成形品を成型す
る際、同時に凹陥部を形成するようにした第2方法と、
【0009】上記第1の方法において、凹陥部を切削加
工により形成するようにした第3の方法と、
【0010】上記第1の方法において、少なくとも、加
飾素材の外周端部を研磨する仕上工程を含む第4の方法
と、により課題を解決する。
【0011】
【発明の実施の態様】以下、図に示す本発明の実施の態
様について詳細に説明する。なお、実施例を、人工大理
石による厨房設備のキッチンカウンターの成型を前提と
して説明するが、この他、例えば、建築用として柱材
料、壁材料あるいは装飾材料としての成形品を対象とす
ることも可能であり、特にその対象は限定されるもので
はない。
【0012】図1は、本発明による方法の実施の初期段
階の状態を示すもので、同図において、符号1は、キッ
チンカウンターの表面形状を形どった下側成形型であ
り、後工程において加飾素材をはめ込む凹陥部を形成す
るための凸部1Aを備え、該凸部の外周には上方に向か
う上り勾配1Bが形成されている。符号2は、上側成形
型を示し、符号3は、キッチンカウンターの外周形状を
形どる型枠である。なお、前記下側成形型1および上側
成形型2にはコンパウンドを加熱するための電熱ヒータ
4、5をそれぞれ備えているが、この電熱ヒータに代
え、熱水あるいは高熱蒸気などの熱源を利用することも
可能である。
【0013】以上の構成において、下側成形型1、上側
成形型2および型枠3で画定されるキャビティ内に図1
に示すごとくコンパウンドCを注入し、しかるのち、前
記電熱ヒータ4、5を通電し、該コンパウンドを加熱す
る。
【0014】以上の工程を終了し、所定の加熱時間が経
過するとコンパウンドCは熱硬化し、離型することによ
りキッチンカウンターの形状の成形品が得られる。この
とき、図3に示すごとく、成形品の表面には前記下側成
形型1の凸部1Aにより凹陥部Bが形成されていること
になる。なお、前記凹陥部Bは同時成形するようにして
いるが、成形品の表面を平坦に成形した場合、NCルー
ターなどにより切削加工するようにしてもよい。
【0015】このようにして形成された凹陥部Bは、そ
の外周に、深さ方向に下り勾配の傾斜面B1が形成され
る。そして、この凹陥部Bの外周に倣う形状で、傾斜面
A1の形成された加飾素材Aと、凹陥部Bの全面を図4
に示すごとく密着させ、接着剤により固定することによ
り図6に示すごとき象嵌調のデザイン模様が施されたキ
ッチンカウンターを完成することができる。このとき、
前記加飾素材Aの外周端部から接着剤が漏出していた
り、段差が生じていた場合は、この外周端部を研磨し、
仕上げを完了する。
【0016】
【発明の効果】このように本発明の成形品の加飾方法に
よれば、成形品の凹陥部の端部と加飾素材の端部が傾斜
面で接触するので、その境界部でのずれが発生し難く、
また、接触面積が従来に比べて広くなるので、より強固
な接着が可能となり、仕上がりの精度および生産性を向
上することができる。さらに、本発明によれば、二次曲
線を含む象嵌調の複雑な模様を実現することが可能とな
り、高い意匠効果を望むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法による初期の工程を示す図であ
る。
【図2】 本発明の方法の工程において、コンパウンド
を加熱している状態を示す図である。
【図3】 本発明の方法の工程において、加飾素材を取
り付ける状態を示す図である。
【図4】 本発明の方法の工程において、加飾素材を取
り付けた状態を示す図である。
【図5】 従来の方法の工程において、加飾素材を取り
付ける状態を示す図である。
【図6】 象嵌調の模様を施した状態のキッチンカウン
ターを示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・・下側成形型 2・・・・・上側成形型 3・・・・・型枠 4・・・・・電熱ヒータ 5・・・・・電熱ヒータ A・・・・・加飾素材 B・・・・・凹陥部 C・・・・・コンパウンド(成形品)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29L 31:10 B29L 31:10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側成形型と下側成形型および型枠によ
    り画定されたキャビティ内にコンパウンドを注入して所
    望の形状の成形品を成型するにあたり、 前記成形品の表面の所望の位置に、外周が深さ方向に下
    り勾配の傾斜面となるように凹陥部を形成し、 一方、前記凹陥部の外周と傾斜面に倣う形状に加飾素材
    を形成し、 しかるのち、前記成形品の凹陥部に前記加飾素材を接着
    固定するようにしたことを特徴とする成形品の加飾方
    法。
  2. 【請求項2】 成形品を成型する際、同時に凹陥部を形
    成することを特徴とする請求項1記載の成形品の加飾方
    法。
  3. 【請求項3】 凹陥部を切削加工により形成することを
    特徴とする請求項1記載の成形品の加飾方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも、加飾素材の外周端部を研磨
    する仕上工程を含むことを特徴とする請求項1記載の成
    形品の加飾方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110605799A (zh) * 2019-09-23 2019-12-24 湖北航天化学技术研究所 一种固体推进剂药柱侧面包覆模具及包覆方法

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