JP2003001574A - マイクロマニピュレ−タ及びマイクロマニピュレ−タ用微小器具の卵細胞内への挿入方法 - Google Patents

マイクロマニピュレ−タ及びマイクロマニピュレ−タ用微小器具の卵細胞内への挿入方法

Info

Publication number
JP2003001574A
JP2003001574A JP2001187486A JP2001187486A JP2003001574A JP 2003001574 A JP2003001574 A JP 2003001574A JP 2001187486 A JP2001187486 A JP 2001187486A JP 2001187486 A JP2001187486 A JP 2001187486A JP 2003001574 A JP2003001574 A JP 2003001574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
micromanipulator
piezoelectric
electrostrictive element
microdevice
egg cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001187486A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuaki Oishi
石 勝 昭 大
Masa Sekichi
知 雅 関
Katsuhiko Iida
田 克 彦 飯
Toshiro Higuchi
口 俊 郎 樋
Kenichi Kudo
藤 謙 一 工
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suruga Seiki Co Ltd
Original Assignee
Suruga Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suruga Seiki Co Ltd filed Critical Suruga Seiki Co Ltd
Priority to JP2001187486A priority Critical patent/JP2003001574A/ja
Publication of JP2003001574A publication Critical patent/JP2003001574A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、衝撃力を発生する機構と移動機構を
別個にしたマイクロマニピュレ−タを提供することを目
的としている。 【解決手段】マイクロマニピュレ−タ1は、直線方向に
移動自在な移動体2と、この移動体2に取り付けられた
圧電・電歪素子4と、この圧電・電歪素子4の先端部に
取り付けられたマイクロマニピュレ−タ用微小器具6と
を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、マイクロマニピュレ−タ及びマ
イクロマニピュレ−タ用微小器具の卵細胞内への挿入方
法に係り、特に、衝撃力を発生する機構と移動機構を別
個にしたマイクロマニピュレ−タ及びマイクロマニピュ
レ−タ用微小器具の卵細胞内への挿入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロマニピュレ−タ(微調整装置)
として、例えば、移動体の先端部にマイクロマニピュレ
−タ用微小器具を、移動体の後端部に圧電・電歪素子を
それぞれ取り付けたマイクロマニピュレ−タがある(例
えば、特公平7−73830号公報参照)。
【0003】この公報記載のマイクロマニピュレ−タに
おいては、圧電・電歪素子の衝撃力を利用してマイクロ
マニピュレ−タ用微小器具を移動させるようにしたもの
である。しかしながら、上記のマイクロマニピュレ−タ
においては、衝撃力を発生する機構と摩擦面を介した移
動機構が同じであるため、衝撃力と移動量が安定しない
という問題点が生じた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を除去するようにしたマイクロマニピュレ−タ及び
マイクロマニピュレ−タ用微小器具の卵細胞内への挿入
方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のマイクロマニピュレ−タは、直線方
向に移動自在な移動体と、この移動体に取り付けられた
圧電・電歪素子と、この圧電・電歪素子の先端部に取り
付けられたマイクロマニピュレ−タ用微小器具とを有す
るものである。
【0006】また、請求項2記載のマイクロマニピュレ
−タは、直線方向に移動自在な移動体と、この移動体を
制御する移動体制御手段と、前記移動体に取り付けられ
た圧電・電歪素子と、この圧電・電歪素子を制御する圧
電・電歪素子制御手段と、前記圧電・電歪素子の先端部
に取り付けられたマイクロマニピュレ−タ用微小器具と
を有するものである。
【0007】また、請求項3記載のマイクロマニピュレ
−タ用微小器具の卵細胞内への挿入方法は、直線方向に
移動自在な移動体と、この移動体に取り付けられた圧電
・電歪素子と、この圧電・電歪素子の先端部に取り付け
られたマイクロマニピュレ−タ用微小器具とを備え、前
記移動体の移動により前記マイクロマニピュレ−タ用微
小器具を卵細胞へ近づけ、前記移動体を移動させなが
ら、前記圧電・電歪素子による衝撃力によって前記マイ
クロマニピュレ−タ用微小器具の先端部を前記卵細胞内
へ挿入させるものである。
【0008】また、請求項4記載のマイクロマニピュレ
−タ用微小器具の卵細胞内への挿入方法は、直線方向に
移動自在な移動体と、この移動体に取り付けられた圧電
・電歪素子と、この圧電・電歪素子の先端部に取り付け
られたマイクロマニピュレ−タ用微小器具とを備え、前
記移動体の移動により前記マイクロマニピュレ−タ用微
小器具を卵細胞へ近づけ、前記移動体の移動を停止さ
せ、停止後、前記圧電・電歪素子による衝撃力によって
前記マイクロマニピュレ−タ用微小器具の先端部を前記
卵細胞内へ挿入させるものである。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例のマイクロマニピュレ−タ
(微調整装置)を図面を参照して説明する。
【0010】1はマイクロマニピュレ−タで、マイクロ
マニピュレ−タ1は、直線方向に移動自在な移動体2
と、この移動体2を制御する移動体制御手段3と、移動
体2に取り付けられた圧電・電歪素子4と、この圧電・
電歪素子4を制御する圧電・電歪素子制御手段5と、圧
電・電歪素子4の先端部に取り付けられたマイクロマニ
ピュレ−タ用微小器具6とを有する。
【0011】なお、より具体的には、圧電・電歪素子4
は移動体2に圧電・電歪素子取付部材41を介して取り付
けられ(圧電・電歪素子4の後端部には、圧電・電歪素
子取付部材41が取り付けられている。)、圧電・電歪素
子4の先端部はマイクロマニピュレ−タ用微小器具6を
取り付ける微小器具取付部材61に取り付けられ、更に、
圧電・電歪素子4と平行に弾性部材9(より具体的に
は、引っ張りバネ)が設けられ、この弾性部材9の端部
はそれぞれ圧電・電歪素子取付部材41、微小器具取付部
材61に接続されている。また、圧電・電歪素子制御手段
5は、例えば、圧電・電歪素子4に印加する印加電圧を
電圧コントロ−ラにより制御するようにしている。
【0012】移動体2は、例えば、X軸方向に移動自在
なもので、また、移動体制御手段3は、例えば、移動体
2に接続したボ−ルネジ31をモ−タ34により正逆に回転
させて、移動体2をX軸方向に進退させることにより行
うものである。なお、移動体2は基台32に設けられたガ
イド33上を摺動し、ボ−ルネジ31はモ−タ34の正逆の回
転により正逆に回転するようになっている。
【0013】上記マイクロマニピュレ−タ1は、例え
ば、図3に示すマイクロマニピュレ−タ用微小器具6を
卵細胞8内へ挿入する際に使用される。すなわち、ホ−
ルディングピペット7の吸引圧により卵細胞8をホ−ル
ドし、移動体2を移動させてマイクロマニピュレ−タ用
微小器具6(例えば、インジェクションピペット)を卵
細胞8へ近づけ、移動体2を移動させながら(望ましく
は、徐々に低速に移動させながら)、圧電・電歪素子4
による衝撃力によってマイクロマニピュレ−タ用微小器
具6の先端部を卵細胞8内へ挿入させるものである。
【0014】なお、上述の実施例では、移動体2を移動
させながら、圧電・電歪素子4による衝撃力を作用させ
たが、本発明にあっては、これに限らず、マイクロマニ
ピュレ−タ用微小器具6の先端部が卵細胞8の手前で移
動体2を停止させて、圧電・電歪素子4による衝撃力に
よってマイクロマニピュレ−タ用微小器具6の先端部を
卵細胞8内へ挿入するようにしても良く、また、より望
ましくは、マイクロマニピュレ−タ用微小器具6の先端
部が卵細胞8に接触した時点で移動体2の移動を停止さ
せ、停止後、圧電・電歪素子4による衝撃力によってマ
イクロマニピュレ−タ用微小器具6の先端部を卵細胞8
内へ挿入する。
【0015】したがって、この実施例によれば、衝撃力
を発生する機構と移動機構を別個にしたため、移動量が
安定すると共に、衝撃力の調整も容易となり、マイクロ
マニピュレ−タ用微小器具6の卵細胞8内へのスム−ズ
な挿入が可能となる。その結果、卵細胞8に与えるダメ
−ジを小さくすることができる。
【0016】
【発明の効果】請求項1又は2記載のマイクロマニピュ
レ−タによれば、移動体に取り付けた圧電・電歪素子の
先端部にマイクロマニピュレ−タ用微小器具を設けて、
衝撃力を発生する機構と移動機構を別個にしたため、移
動量が安定すると共に、衝撃力の調整も容易となる。
【0017】また、請求項3又は4記載のマイクロマニ
ピュレ−タ用微小器具の卵細胞内への挿入方法によれ
ば、移動体に取り付けられた圧電・電歪素子の先端部に
マイクロマニピュレ−タ用微小器具を設けて、衝撃力を
発生する機構と移動機構を別個にしたため、移動量が安
定すると共に、衝撃力の調整も容易となり、マイクロマ
ニピュレ−タ用微小器具の卵細胞内へのスム−ズな挿入
が可能となり、卵細胞に与えるダメ−ジを小さくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例のマイクロマニピュ
レ−タの概略的図である。
【図2】図2は、図1のマイクロマニピュレ−タの概略
的斜視図である。
【図3】図3は、図1のマイクロマニピュレ−タ用微小
器具の先端部を卵細胞へ挿入する状態の概略的断面図で
ある。
【符号の説明】
1 マイクロマニピュレ−タ 2 移動体 4 圧電・電歪素子 6 マイクロマニピュレ−タ用微小器具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 知 雅 静岡県清水市七ツ新屋549番地の1 駿河 精機株式会社内 (72)発明者 飯 田 克 彦 静岡県清水市七ツ新屋549番地の1 駿河 精機株式会社内 (72)発明者 樋 口 俊 郎 神奈川県横浜市都筑区荏田東三丁目4番26 号 (72)発明者 工 藤 謙 一 東京都豊島区巣鴨5−15−16 Fターム(参考) 2H052 AF19 3C007 AS09 BS01 BS30 HS27 HS29 HT20 NS11 XG00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直線方向に移動自在な移動体と、 この移動体に取り付けられた圧電・電歪素子と、 この圧電・電歪素子の先端部に取り付けられたマイクロ
    マニピュレ−タ用微小器具とを有することを特徴とする
    マイクロマニピュレ−タ。
  2. 【請求項2】直線方向に移動自在な移動体と、 この移動体を制御する移動体制御手段と、 前記移動体に取り付けられた圧電・電歪素子と、 この圧電・電歪素子を制御する圧電・電歪素子制御手段
    と、 前記圧電・電歪素子の先端部に取り付けられたマイクロ
    マニピュレ−タ用微小器具とを有することを特徴とする
    マイクロマニピュレ−タ。
  3. 【請求項3】直線方向に移動自在な移動体と、 この移動体に取り付けられた圧電・電歪素子と、 この圧電・電歪素子の先端部に取り付けられたマイクロ
    マニピュレ−タ用微小器具とを備え、 前記移動体の移動により前記マイクロマニピュレ−タ用
    微小器具を卵細胞へ近づけ、前記移動体を移動させなが
    ら、前記圧電・電歪素子による衝撃力によって前記マイ
    クロマニピュレ−タ用微小器具の先端部を前記卵細胞内
    へ挿入させることを特徴とするマイクロマニピュレ−タ
    用微小器具の卵細胞内への挿入方法。
  4. 【請求項4】直線方向に移動自在な移動体と、 この移動体に取り付けられた圧電・電歪素子と、 この圧電・電歪素子の先端部に取り付けられたマイクロ
    マニピュレ−タ用微小器具とを備え、 前記移動体の移動により前記マイクロマニピュレ−タ用
    微小器具を卵細胞へ近づけ、前記移動体の移動を停止さ
    せ、停止後、前記圧電・電歪素子による衝撃力によって
    前記マイクロマニピュレ−タ用微小器具の先端部を前記
    卵細胞内へ挿入させることを特徴とするマイクロマニピ
    ュレ−タ用微小器具の卵細胞内への挿入方法。
JP2001187486A 2001-06-21 2001-06-21 マイクロマニピュレ−タ及びマイクロマニピュレ−タ用微小器具の卵細胞内への挿入方法 Pending JP2003001574A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001187486A JP2003001574A (ja) 2001-06-21 2001-06-21 マイクロマニピュレ−タ及びマイクロマニピュレ−タ用微小器具の卵細胞内への挿入方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001187486A JP2003001574A (ja) 2001-06-21 2001-06-21 マイクロマニピュレ−タ及びマイクロマニピュレ−タ用微小器具の卵細胞内への挿入方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003001574A true JP2003001574A (ja) 2003-01-08

Family

ID=19026766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001187486A Pending JP2003001574A (ja) 2001-06-21 2001-06-21 マイクロマニピュレ−タ及びマイクロマニピュレ−タ用微小器具の卵細胞内への挿入方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003001574A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015529838A (ja) * 2012-07-09 2015-10-08 エッペンドルフ アクチェンゲゼルシャフト 保持装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60118473A (ja) * 1983-11-29 1985-06-25 オリンパス光学工業株式会社 マイクロマニピユレ−タ
JPH0690770A (ja) * 1991-03-29 1994-04-05 Shimadzu Corp マイクロマニピュレータ用微小器具
JPH07159698A (ja) * 1993-12-07 1995-06-23 Olympus Optical Co Ltd マイクロマニピュレータ及びマイクロマニピュレータの駆動方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60118473A (ja) * 1983-11-29 1985-06-25 オリンパス光学工業株式会社 マイクロマニピユレ−タ
JPH0690770A (ja) * 1991-03-29 1994-04-05 Shimadzu Corp マイクロマニピュレータ用微小器具
JPH07159698A (ja) * 1993-12-07 1995-06-23 Olympus Optical Co Ltd マイクロマニピュレータ及びマイクロマニピュレータの駆動方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015529838A (ja) * 2012-07-09 2015-10-08 エッペンドルフ アクチェンゲゼルシャフト 保持装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970010616B1 (ko) 미소 조작용 마이크로 매니퓰레이터
JP3041001B2 (ja) 自動ねじ締め装置
US7284779B2 (en) Electric tweezers
JP4029881B2 (ja) 電動ピンセット
AU2003265705A1 (en) Bending tool and tool holding fixture therefor
CN101615835B (zh) 音圈马达组装装置
JP3941813B2 (ja) グリッパー
EP1333423A3 (en) Tremolo unit for string instrument
ES2190777T1 (es) Dispositivo de control para un motor electrico que arrastra una carroceria movil.
JP2003001574A (ja) マイクロマニピュレ−タ及びマイクロマニピュレ−タ用微小器具の卵細胞内への挿入方法
CA2471913A1 (en) Surgical tool
WO2002039127A3 (en) Test head actuation system with positioning and compliant modes
CN217525261U (zh) 可更换组件的对接结构以及手术机器人用连发施夹钳
JP2003025261A (ja) マイクロマニピュレ−タ及びマイクロマニピュレ−タ用微小器具の卵細胞内への挿入方法
JPH0890477A (ja) マイクログリップ
CN213411692U (zh) 一种可分离式微夹持装置
JP4436908B2 (ja) 眼内レンズ挿入器具
JP2022083673A (ja) トグルスイッチ制御装置
WO2004036727A3 (en) Piezoelectric driving apparatus
US6533158B2 (en) Wire bonding apparatus having wire clamp
JP2017153811A (ja) 美容器具
JPH0773830B2 (ja) マイクロマニピュレータ
JPH06246671A (ja) ロボットハンド把持間隔調整装置
WO2004103647A1 (ja) 電動ピンセット
JP2004325836A (ja) マイクロマニピュレータ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070925

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080304