JP2003001569A - プーリ研磨用摩擦伝動ベルト - Google Patents

プーリ研磨用摩擦伝動ベルト

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JP2003001569A
JP2003001569A JP2001192658A JP2001192658A JP2003001569A JP 2003001569 A JP2003001569 A JP 2003001569A JP 2001192658 A JP2001192658 A JP 2001192658A JP 2001192658 A JP2001192658 A JP 2001192658A JP 2003001569 A JP2003001569 A JP 2003001569A
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JP
Japan
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belt
pulley
abrasive
coating layer
rubber layer
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Application number
JP2001192658A
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English (en)
Inventor
Fujitaka Shimizu
藤孝 清水
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩耗したり錆が発生したプーリを適正に修復
する。 【解決手段】 Vベルト1、Vリブドベルト11又はコ
ード平ベルト111のプーリと接触する面に研磨材塗布
層6,16又は116を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、摩擦伝動ベルト
用のプーリを研磨するために用いられるメンテナンス専
用の摩擦伝動ベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】Vベルト等の摩擦伝動ベルトが巻き掛け
られるプーリは、長期間に亘って使用するとプーリと接
触する面が摩耗する。また、使用しないで保管している
と錆が発生する。このような場合において、摩耗がそれ
ほどでもなかったり錆が少量である場合には、サンドペ
ーパーやサンダーでプーリ表面を研磨して均したり錆を
除去するか、あるいはバイトにより溝加工して修復する
一方、摩耗が激しかったり錆が多量に発生していて研磨
による修復では間に合わない場合には、新しいプーリと
交換しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、サンドペーパ
ーやサンダーでプーリ表面を研磨すると、プーリ表面の
面粗度や溝形状が不均一になり易く、バイトで溝加工す
ると、プーリピッチラインが下がって機械機能に悪影響
を及ぼすおそれがある。新しいプーリと交換する場合に
は、交換の手間や費用が掛かるとともに、再利用が困難
なプーリはそのまま廃棄されるため環境悪化を招く。
【0004】この発明はかかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、摩耗したり錆が発生
したプーリを適正に修復することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、プーリを研磨するためのメンテナンス
専用の摩擦伝動ベルトを提供することを特徴とする。
【0006】具体的には、請求項1に記載の発明が講じ
た解決手段は、少なくともプーリと接触する面に研磨材
塗布層が設けられていることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明が講じた解決手段
は、少なくともプーリと接触する面に研磨材含有帆布が
設けられていることを特徴とする。
【0008】上記の構成により、請求項1,2に記載の
発明では、摩耗したり錆が発生したプーリに摩擦伝動ベ
ルトを巻き掛けて慣らし運転すると、研磨材塗布層又は
研磨材含有帆布と回転プーリとの摩擦によりプーリのベ
ルトとの接触面が全周に亘って均一に研磨され、摩耗箇
所が均されてプーリ表面の面粗度や溝形状が均一に修復
されるとともに、錆が除去される。また、摩擦伝動ベル
トを慣らし運転するだけなので削り過ぎることがなく、
バイトによる溝加工の如きプーリピッチラインの低下に
起因する機械機能への悪影響もない。当然、新しいプー
リと交換する場合における交換の手間や費用も掛から
ず、プーリの廃棄による環境悪化もない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。
【0010】図1及び図2はこの発明の実施の形態に係
るプーリ研磨用摩擦伝動ベルトとして3つのタイプのベ
ルトをそれぞれ例示するが、これに限らない。
【0011】図1(a)及び図2(a)はVベルト1で
あり、図1(a)のVベルト1は、心線2がベルト長手
方向にスパイラルに埋設された接着ゴム層3を備え、こ
の接着ゴム層3の上面には上ゴム層4が、下面には下ゴ
ム層5がそれぞれ一体に接合されている。これら接着ゴ
ム層3、上ゴム層4及び下ゴム層5で構成されるベルト
側面は、ベルト走行時にプーリと接触する面であり、こ
のベルト側面には、この発明の特徴としての研磨材塗布
層6が塗布形成されていて、この研磨材塗布層6の研磨
材7がベルト走行時にプーリの溝側面と接触するように
なっている。
【0012】図2(a)のVベルト1は、上記の図1
(a)のVベルト1に塗布形成された研磨材塗布層6の
代わりに研磨材含有帆布8をベルト全体に一体に被着し
たものでラップドVベルトと称されるベルトであり、図
1(a)のVベルト1と同一の箇所には同一の符号を付
してその説明を省略する。この研磨材含有帆布8には、
研磨材7が全体に亘って含有されているが、ベルト走行
時にプーリの溝側面と接触するベルト側面に含有されて
いれば他の箇所には含有されていなくてもよい。
【0013】上述の如く構成されたVベルト1は、長期
間に亘る使用により摩耗したプーリや、使用しないで保
管中に錆が発生したプーリを使用可能なように修復する
ために、当該プーリに巻き掛けられて慣らし運転に供せ
られる。
【0014】この慣らし運転により、図1(a)では研
磨材塗布層6と回転プーリの溝側面とが、図2(a)で
は研磨材含有帆布8と回転プーリの溝側面とが各々摩擦
してプーリの溝側面を全周に亘って均一に研磨すること
ができ、摩耗箇所を均してプーリ表面の面粗度や溝形状
を均一に修復するとともに、錆を除去することができ
る。
【0015】また、Vベルト1を慣らし運転するだけな
ので、削り過ぎることがなく、バイトによる溝加工の如
きプーリピッチラインの低下に起因する機械機能への悪
影響を回避することができる。当然、新しいプーリと交
換する場合における交換の手間や費用も掛からず、プー
リの廃棄による環境悪化をも回避することができる。
【0016】図1(b)及び図2(b)はVリブドベル
ト11であり、図1(b)のVリブドベルト11は、心
線12がベルト長手方向にスパイラルに埋設された接着
ゴム層13を備え、この接着ゴム層3の下面には、ベル
ト長手方向に延びる4つのリブ15aからなるリブゴム
層15が一体に接合されている。このリブゴム層15
(リブ15a)のリブ側面はベルト走行時にプーリの溝
側面と接触する面であり、このリブゴム層15(リブ1
5a)のリブ側面には、この発明の特徴としての研磨材
塗布層16が塗布形成されていて、この研磨材塗布層1
6の研磨材17がベルト走行時にプーリの溝側面と接触
するようになっている。
【0017】図2(b)のVリブドベルト11は、上記
の図1(b)のVリブドベルト11に塗布形成された研
磨材塗布層16の代わりに研磨材含有帆布(リブ布)1
8をリブゴム層15(リブ15a)のリブ側面に一体に
被着したものであり、図1(b)のVリブドベルト11
と同一の箇所には同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0018】上述の如く構成されたVリブドベルト11
は、上記のVベルト1と同様に、長期間に亘る使用によ
り摩耗したプーリや、使用しないで保管中に錆が発生し
たプーリを使用可能なように修復するために、当該プー
リに巻き掛けられて慣らし運転に供せられる。
【0019】したがって、これらVリブドベルト11に
おいても、上記のVベルト1と同様の作用効果を奏する
ことができるものである。
【0020】図1(c)及び図2(c)はコード平ベル
ト111であり、図1(c)のコード平ベルト111
は、心線112がベルト長手方向にスパイラルに埋設さ
れた接着ゴム層113からなる。この接着ゴム層113
の片面(図で上面)はベルト走行時にプーリと接触する
面であり、この接着ゴム層113の片面(図で上面)に
は、この発明の特徴としての研磨材塗布層116が塗布
形成されていて、この研磨材塗布層116の研磨材11
7がベルト走行時にプーリと接触するようになってい
る。
【0021】図2(c)のコード平ベルト111は、上
記の図1(c)のコード平ベルト111に塗布形成した
研磨材塗布層116の代わりに研磨材含有帆布118を
接着ゴム層113の片面に一体に被着したものであり、
図1(c)のコード平ベルト111と同一の箇所には同
一の符号を付してその説明を省略する。
【0022】上述の如く構成されたコード平ベルト11
1は、上記のVベルト1と同様に、長期間に亘る使用に
より摩耗したプーリや、使用しないで保管中に錆が発生
したプーリを使用可能なように修復するために、当該プ
ーリに巻き掛けられて慣らし運転に供せられる。
【0023】したがって、これらコード平ベルト111
においても、上記のVベルト1と同様の作用効果を奏す
ることができるものである。
【0024】なお、これらVベルト1、Vリブドベルト
11及びコード平ベルト111の素材として、低級のベ
ルトや損傷の比較的少ない回収ベルト等を利用すれば経
済的である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、プーリ研磨用摩擦伝動ベルトの少なくともプーリと
接触する面に研磨材塗布層又は研磨材含有帆布を設けた
ので、この摩擦伝動ベルトを摩耗したプーリや錆が発生
したプーリに巻き掛けて慣らし運転することで、削り過
ぎやプーリピッチラインの低下を招くことなくプーリを
全周に亘って均一に研磨するとともに錆を除去すること
ができる。さらには、新しいプーリと交換する場合にお
ける交換の手間や費用が掛からず、しかも、プーリの廃
棄による環境悪化をも解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はプーリと接触する側面に研磨材塗布層
が設けられたVベルトの斜視図、(b)はプーリと接触
するリブ側面に研磨材塗布層が設けられたVリブドベル
トの斜視図、(c)はプーリと接触する面に研磨材塗布
層が設けられたコード平ベルトの斜視図である。
【図2】(a)は研磨材含有帆布が設けられたラップド
Vベルトの斜視図、(b)はプーリと接触するリブ側面
に研磨材含有帆布が設けられたVリブドベルトの斜視
図、(c)はプーリと接触する面に研磨材含有帆布が設
けられたコード平ベルトの斜視図である。
【符号の説明】
1 Vベルト(摩擦伝動ベルト) 6,16,116 研磨材塗布層 7,17,117 研磨材 8,18,118 研磨材含有帆布 11 Vリブドベルト(摩擦伝動ベ
ルト) 111 コード平ベルト(摩擦伝動
ベルト)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともプーリと接触する面に研磨材
    塗布層が設けられていることを特徴とするプーリ研磨用
    摩擦伝動ベルト。
  2. 【請求項2】 少なくともプーリと接触する面に研磨材
    含有帆布が設けられていることを特徴とするプーリ研磨
    用摩擦伝動ベルト。
JP2001192658A 2001-06-26 2001-06-26 プーリ研磨用摩擦伝動ベルト Pending JP2003001569A (ja)

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