JP2003000720A - コネクタおよび留置針組立体 - Google Patents
コネクタおよび留置針組立体Info
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Abstract
るためのフィルターを破断することで流路内の液体の流
量を十分に確保するとともに、破断によるフィルターの
破片が発生しない医療用コネクタを提供する。 【解決手段】コネクタの流体通路内に破断可能なフィル
ター3を設ける。フィルターとしては、樹脂材料を一軸
配向し、通気性かつ疎水性を有するものが望ましい。
Description
付静注針等の医療用具に用いられる接続具に関する。
際には、チューブなどを相互にコネクタを介して接続し
て流路を確保している。しかし、流路から完全に空気を
抜く必要がある場合には、流路を完成させる前に少量の
液体を流し、空気を流路から押し出すようにして抜く必
要があるが、その操作が煩雑であったり、また空気を抜
くタイミングが難しく液体が流路から漏れ、外界に流出
するおそれがある。特に、空気を抜くための液体に、患
者の血液などの体液を利用する場合には、流出した液体
で感染などの医療事故が起こるおそれがある。そこで、
コネクタに通気性を有するフィルターを設け液体の流出
を防ぎながら空気を抜くことも考えられるが、この場合
フィルターにより流路内の液体の流量を十分に確保する
ことができない。
ィルターを設けながらも液体の流量を十分に確保し、か
つこの時にフィルターの破片が発生することがないコネ
クタおよびそれを用いた医療用具を提供することを目的
とする。
発明により解決される。
連通する流体通路を有するコネクタにおいて、前記流体
通路内に破断可能なフィルターが設けられていることを
特徴とするコネクタである。
挿入される雌型のコネクタにおいて、前記コネクタは、
前記雄型コネクタが挿入される開口部と、前記開口部に
連通する流体通路を有し、前記流体通路内には、前記雄
型コネクタの先端部により破断可能なフィルターが設け
られていることを特徴とするコネクタである。
材料が一軸配向されたものからなることを特徴とする上
記(1)ないし(2)に記載のコネクタである。
コネクタの長手軸方向に対して垂直に設けられているこ
とを特徴とする上記(1)ないし(3)に記載のコネク
タである。
面が前記雄型コネクタの先端部の挿入方向に対して垂直
に設けられていることを特徴とする上記(2)ないし
(3)に記載のコネクタである。
カテーテルハブと、前記カテーテル内に挿通される内針
が接続された内針ハブとからなり、前記カテーテルハブ
には、雄型コネクタの先端部が挿入される雌型のコネク
タ部が設けられている留置針組立体において、前記コネ
クタ部は、前記雄型コネクタが挿入される開口部と、前
記開口部に連通する流体通路を有し、前記流体通路内に
は、前記雄型コネクタの先端部により破断可能なフィル
ターが設けられていることを特徴とする留置針組立体で
ある。
材料が一軸配向されたものからなることを特徴とする上
記(6)に記載の留置針組立体である。
コネクタの長手軸方向に対して垂直に設けられているこ
とを特徴とする上記(6)ないし(7)に記載の留置針
組立体である。
面が前記雄型コネクタの先端部の挿入方向に対して垂直
に設けられていることを特徴とする上記(6)ないし
(7)に記載の留置針組立体である。
は、樹脂材料を一軸配向させたもので、延伸法や高ドラ
フト抽出法などにより得られるものが使用でき、特に破
断した時に破片が発生することがないものが望ましい。
ターは、コネクタまたはコネクタ部を有する医療用具の
内部の空気を血液など液体を用いて押し出すようにして
抜くため通気性を有することが望ましく、また血液など
液体がコネクタまたはコネクタ部から漏れ出すことを防
ぐため疎水性を有することが望ましい。
ては、フィルターを延伸法で得る場合には結晶性の樹脂
が使用でき、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンな
どのポリオレフィンを単層又は積層したシートを用いる
ことができる。
を用いることにより、破断する際にフィルターが配向方
向に沿うように容易に破断することができ、またフィル
ターの破片が発生することも防ぐことができる。
しては、一軸配向され、通気性かつ疎水性を有するもの
として具体的に、ポリエチレン(宇部興産製「ユーポ
ア」:UP2015)、ポリプロピレン(宇部興産製「ユーポ
ア」)、ポリエチレン-ポリプロピレン-ポリエチレン三
層(宇部興産製「ユーポア」)、ポリプロピレン-ポリ
エチレン-ポリプロピレン三層(宇部興産製「ユーポ
ア」)などが使用できる。
たはコネクタ部の内部の流体通路に開口部から雄型コネ
クタの先端部などにより破断可能な位置に設けられてい
れば、その位置は特に限定しない。
1を作製した。留置針組立体1は、カテーテル6が接続
されたカテーテルハブ5と、カテーテル6内に挿通され
る内針8が接続された内針ハブ7とからなり、カテーテ
ルハブ5の側面には、雌型のコネクタ部2が設けられて
いる。また、内針8を引き抜いた後にカテーテル6から
の血液の流出を防ぐため、カテーテルハブ5には止血弁
9が設けられている。
bとカテーテルハブ5内と連通する流体通路4aと、流
体通路4a内に設けられた一軸配向された疎水性通気フ
ィルター3とからなる。疎水性通気フィルター3は、そ
の面が雄型コネクタ10の先端部10aの挿入方向に対
して垂直になるように、超音波融着により固定されてい
る。なお、疎水性通気フィルター3にはポリエチレン多
孔フィルム(宇部興産株式会社製「ユーポア」:UP201
5)を用いた。
る。ます、留置針組立体1を皮膚に穿刺し、内針ハブ7
へのフラッシュバッグにより血管を確保したことを確認
した。その後、内針8と内針ハブ7とを引き抜くと、血
管からの血液がカテーテル6を介してカテーテルハブ5
内に満たされた。この時、カテーテルハブ5内に残って
いた空気は血液により押し出されるように疎水性通気フ
ィルター3から抜け、かつカテーテルハブ5内が血液で
満たされても血液が疎水性通気フィルター3から漏れる
ことはなかった。
満たされた(プライミングされた)輸液セット(テルフ
ュージョン輸液セット:TS-A350PK027(テルモ株式会社
製))の雄型コネクタ10の先端部11を、疎水性通気
フィルター3を破断させながら液密に接続した。その状
態を図2に示す(ただし、図2において血液は省略す
る)。このとき、疎水性通気フィルター3は、配向方向
に沿うように容易に破断され、また破片が発生すること
がなかった。
しては、図3に示すような翼付静注針20を作製した。
翼付静注針20は、通常の翼付静注針の翼付ハブ21の
基端部から延びるチューブ22に接続されるコネクタ2
3を有し、コネクタ23内には、上述した留置針組立体
1の疎水性通気フィルター3と同様な疎水性通気フィル
ター24を設けた。
1と同様にその内部に血液を満たした後、生理食塩水に
より満たされた(プライミングされた)輸液セットを接
続したところ、疎水性通気フィルターは配向方向に沿う
ように容易に破断され、また破片が発生することがなか
った。
気フィルターを有するため、輸液剤などを患者に投与す
る際にチューブなどを相互にコネクタを介して接続して
流路を確保するときに、血液などの液体の漏れを防ぎな
がら流路内の空気を除去することができ、また疎水性通
気フィルターを破断するため流路内の液体の流量を十分
に確保することができる。
脂材料を延伸法や高ドラフト抽出法などにより一軸配向
したものを用いることにより、破断の際に疎水性フィル
ターの破片が発生することも防ぐことができる。
どの感染や疎水性通気フィルターの破片による流路の閉
塞のおそれがない安全な操作・使用が可能なコネクタお
よびそれを用いた医療用具を得ることができる。
部が挿入される雌型のコネクタや、同様なコネクタ部を
有する留置針組立体、翼付静注針、三方活栓などの多方
活栓などに有効に使用することができる。
である。
態を示す断面図である。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】開口部と、前記開口部に連通する流体通路
を有するコネクタにおいて、 前記流体通路内に破断可能なフィルターが設けられてい
ることを特徴とするコネクタ。 - 【請求項2】雄型コネクタの先端部が挿入される雌型の
コネクタにおいて、 前記コネクタは、前記雄型コネクタが挿入される開口部
と、前記開口部に連通する流体通路を有し、 前記流体通路内には、前記雄型コネクタの先端部により
破断可能なフィルターが設けられていることを特徴とす
るコネクタ。 - 【請求項3】前記フィルターが、樹脂材料が一軸配向さ
れたものからなることを特徴とする請求項1ないし2に
記載のコネクタ。 - 【請求項4】カテーテルが接続されたカテーテルハブ
と、前記カテーテル内に挿通される内針が接続された内
針ハブとからなり、前記カテーテルハブには、雄型コネ
クタの先端部が挿入される雌型のコネクタ部が設けられ
ている留置針組立体において、 前記コネクタ部は、前記雄型コネクタが挿入される開口
部と、前記開口部に連通する流体通路を有し、 前記流体通路内には、前記雄型コネクタの先端部により
破断可能なフィルターが設けられていることを特徴とす
る留置針組立体。 - 【請求項5】前記フィルターが、樹脂材料が一軸配向さ
れたものからなることを特徴とする請求項4に記載の留
置針組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001185415A JP4847647B2 (ja) | 2001-06-19 | 2001-06-19 | コネクタおよび留置針組立体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001185415A JP4847647B2 (ja) | 2001-06-19 | 2001-06-19 | コネクタおよび留置針組立体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003000720A true JP2003000720A (ja) | 2003-01-07 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP4847647B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5957664A (ja) * | 1982-09-29 | 1984-04-03 | テルモ株式会社 | 留置針 |
JPS63151152A (ja) * | 1986-12-15 | 1988-06-23 | Komatsu Ltd | 自動ダイヤル装置付き電話装置の回線切替方法 |
JPH02243167A (ja) * | 1988-11-21 | 1990-09-27 | Schneider Usa Inc | 止血弁ガスケット、及び弾性弁ガスケットを備える製品 |
JPH11332991A (ja) * | 1998-05-26 | 1999-12-07 | Terumo Corp | 留置針組立体 |
-
2001
- 2001-06-19 JP JP2001185415A patent/JP4847647B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11332991A (ja) * | 1998-05-26 | 1999-12-07 | Terumo Corp | 留置針組立体 |
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---|---|
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