JP2003000346A - 自動車用の雪かき具 - Google Patents

自動車用の雪かき具

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JP2003000346A JP2001234210A JP2001234210A JP2003000346A JP 2003000346 A JP2003000346 A JP 2003000346A JP 2001234210 A JP2001234210 A JP 2001234210A JP 2001234210 A JP2001234210 A JP 2001234210A JP 2003000346 A JP2003000346 A JP 2003000346A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 把持棒に配列されるブラシの向きを問わず、
ブラシが該ブラシの配列方向に伸縮自在として、一かき
の除雪量が大小選択されて能率的に雪かきできること
と、屋根上の積雪量に対応して把持棒に対するブラシの
向きが変換され、雪かき労力を効率的に省力化できる自
動車用の雪かき具を提供すること。 【解決手段】 第1に、把持棒1の一端に雪かきブラシ
5を配設して成る自動車用の雪かき具において、雪かき
ブラシ5がブラシの配列方向に伸縮自在に配列されるこ
とであり、第2に、把持棒1に対して特定姿勢で配列さ
れる雪かきブラシ5を、該特定姿勢に対して直角方向へ
配列変換するブラシ配列変換部37を、前記一端に配設
するなどである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の屋根上に
積もる雪をかき落とす自動車用の雪かき具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から提供されている自動車用の雪か
き具は、雪をかき落とすブラシが短く一定長であるた
め、多量の雪をかき落とすときは不便なものであった。
また、屋根上の積雪が少量のときは、把持棒の長手方向
に沿って配列するブラシで、該把持棒を左右に振って雪
をかき落とすにはさほど労力を要することもないが、積
雪が多くなると、ブラシを左右に振って除雪するには大
変な労力となり、そのときには、把持棒を前後に操作し
て該把持棒の長手方向に対して直角方向に配列されるブ
ラシで除雪するのが楽なものである。が、しかし、ブラ
シの配列方向を縦横変更自在になすものは提供されてい
ないのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
に鑑みて、把持棒に配列されるブラシの向きを問わす、
ブラシが該ブラシの配列方向に伸縮自在として、積雪の
多いときは、一かきの除雪量を大にして能率的に雪かき
できる自動車用の雪かき具と、屋根上の積雪量に対応し
て把持棒に対するブラシの向きを変換し、雪かき労力を
効率的に発揮できる自動車用の雪かき具とを提供するも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、第1発明の自
動車用の雪かき具は、把持棒の一端に雪かきブラシを配
設して成る自動車用の雪かき具において、雪かきブラシ
がブラシの配列方向に伸縮自在に配列されて成る。ま
た、第2発明の自動車用の雪かき具は、把持棒の一端に
雪かきブラシを配設して成る自動車用の雪かき具におい
て、該把持棒に対して特定姿勢で配列される雪かきブラ
シを、該特定姿勢に対して直角方向へ配列変換するブラ
シ配列変換部を、前記一端に配設して成る。
【0005】
【発明の実施の形態】雪かきブラシがブラシの配列方向
に伸縮自在に配列されるとは、把持棒の長手方向に沿っ
て配列される固定ブラシに対して、摺動案内部で前記長
手方向に沿って案内される摺動ブラシが伸展縮入される
ものから、前記固定ブラシに対して把持棒の先端部で長
手方向の延長線上に180°回転される展開ブラシが伸
展縮入されるもの、又は把持棒の先端で長手方向に対し
て直角方向に配列される固定ブラシに対して、摺動案内
部で前記直角方向に沿って案内される摺動ブラシを、左
右同時に、若しくは左右各別に、又は何れか一方に伸展
縮入することである。また、、把持棒に対して特定姿勢
で配列される雪かきブラシとは、該把持棒に略平行また
は略直角に配列される雪かきブラシのことであり、該特
定姿勢に対して直角方向へ配列変換するとは、相互に逆
関係となることである。
【0006】
【実施例】本発明を実施例により説明すると、図1の分
図(a)に示すように、自動車用の雪かき具aは、把持
棒1の固定棒2の他端に氷かき取り部3を配設し、該固
定棒2の一端で出入自在に案内される摺動棒4の一端
に、その軸心に対して直角に雪かきブラシ5を配設して
成る公知の自動車用の雪かき具において、雪かきブラシ
5が、固定座6の下端にブラシ7を垂下配列した固定ブ
ラシ8と摺動ブラシ9とから成り、該摺動ブラシ9は左
右に分割されて固定ブラシ8の固定座6に縦設した上下
のアリ溝10に案内される一対の摺動座11の下端にブ
ラシ12を垂下配列したものからなり、左右の摺動座1
1には把持棒1側の垂直面に、垂直軸を中心とする嵌合
孔を有する軸受け13を上下に所要間隔で配設し、両軸
受け13にピン14を嵌合するとともに、該ピン14に
それぞれ柔軟性を有して変形自在な支持バンド15の一
端に一体の中空軸16を遊嵌し、該支持バンド15の他
端を前記摺動棒4に摺動自在に案内されるスライダー1
7の各側面に固定し、該スライダー17はその前進端
で、すなわち前記各摺動座11の最大伸展位置で、前進
方向に降下する傾斜面を有し、該摺動棒4内に出入する
ストッパー(図外)によりその後端が位置決めされるの
である。
【0007】このようにして成る自動車用の雪かき具a
は、通常は分図(a)に示す状態で、把持棒1の固定棒
2に対して摺動棒4を適宜に出入させてクランパー18
で固定し、握り部19をしっかり握り、前後方向に自動
車の屋根上の雪を排除するものであるが、積雪の多いと
きは、分図(b)に示すように、固定棒2に対して摺動
棒4を適宜に位置決めした状態で、スライダー17を前
進させ、両摺動座11の最大伸展位置でストッパーによ
り前記スライダー17の後退を阻止し、一度の押し出し
或は引き入れによる排雪量を多くして除雪できるもので
ある。次に、図2の分図(a)に示す自動車用の雪かき
具bについて説明すると、把持棒1の一端部である先端
部の下端に所要長さに渡ってブラシ20を垂下配列し、
その突端にストッパー21を接合し、かつ、その左右に
上下のアリ溝22に嵌入するレール23を接合し、各レ
ール23には分図(b)に示すように、前記アリ溝22
において嵌入する摺動棒24をそれぞれ摺動自在に案内
するとともに、その各下端にブラシ25を垂下配列し、
両者を接合体26で接合し、該接合体26に回転頭部2
7を有するネジ軸28を垂直方向に螺設し、両摺動棒2
4の後退端をストッパー50で位置決めして成る。
【0008】このようにして成る自動車用の雪かき具b
は、屋根上の積雪が多いときでは、図2の分図(a)の
仮想線に示す状態で、把持棒1の長手方向に沿うブラシ
の長さを最大伸長にして、該把持棒1を左右に振って自
動車の屋根上の積雪を除雪するものであり、ブラシの長
さを最小縮入状態にするには、ネジ軸28の回転頭部2
7を回し該ネジ軸28を弛め、軸端を把持棒1の頂部か
ら離脱させ、接合体26を握ったり、両摺動棒24を握
るなどで後方ストッパー50に当接するまで後退させ、
分図(a)の実線で示すように、左右の摺動棒24のブ
ラシ25を把持棒1のブラシ20に並列させ、ネジ軸2
8を把持棒1に締め付けてその位置で把持棒1に対して
両摺動棒24を固定するものである。また、図3の分図
(a)に示した自動車用の雪かき具cについて説明する
と、このものは、把持棒1の先端部を所要長さに渡って
中央に所要幅の溝29を欠切し、該溝29によって左右
に分割された各円弧片30の下端には長手方向に沿って
ブラシ31を垂下配列し、前記溝29には前記円弧片3
0の先端部で締結ネジ32に回転自在に締結される展開
棒33を嵌入し、かつ、円弧片30の下部でその前端よ
り所要長突出した支持座34を前記溝29の内部に固定
し、展開棒33の上面には所要長さに渡って上向きにブ
ラシ35を植設して成る。
【0009】このようにして成る自動車用の雪かき具c
は、ブラシの長さを最大伸長するときは、締結ネジ32
を弛め、展開棒33を矢印方向へ回転し、その上面を支
持座34に着座させた状態で前記締結ネジ32を締結す
れば、その分ブラシの長さを伸長できるのである。この
ほか、分図(c)に示すように、把持棒1の上部から所
要長さに渡って凹溝36を掘設し、該凹溝36に展開棒
33を遊嵌し、前記と同様に把持棒1の先端部で両側に
渡って螺設した締結ネジ32に展開棒33を回転自在に
遊嵌し、該展開棒33の上面に所要長さに渡ってブラシ
35を植設し、把持棒1の中央下端にブラシ31を所要
長さに渡って垂下配列する自動車用の雪かき具cなども
提案できるのである。さらに、図4の分図(a)、
(b)に示した自動車用の雪かき具dは、把持棒1の先
端部に、特定姿勢として、該把持棒1の長手方向に沿っ
て配列されるブラシを、該長手方向に対して直角方向へ
配列変換するブラシ配列変換部37を配設したものであ
り、該ブラシ配列変換部37は、把持棒1の先端で揺動
自在に接合される左右(片側一方だけでもよい)の前部
揺動棒38と、該前部揺動棒38に揺動自在に接合され
る後部揺動棒39と、該後部揺動棒39の後端を揺動自
在に接合し、把持棒1に摺動自在に案内され、その前進
端で、分図(b)に示すようにストッパー(図外)で位
置決めされるスライダー40とから成るのである。
【0010】このようにして成る自動車用の雪かき具d
は、前部揺動棒38及び後部揺動棒39の下端にそれぞ
れブラシ(図外)が垂下配列されるものであるから、把
持棒1に対してスライダー40を後退させて、分図
(a)に示すブラシの配列状態からスライダー40を前
進端へ前進させ、ブラシを前記配列状態に対して直角方
向へ配列変換できるのである。さらに、図5に示した自
動車用の雪かき具eについて説明すると、このものも前
記の自動車用の雪かき具dと同様に、把持棒1の先端部
に、ブラシ配列変換部37を配設したものであり、この
場合のブラシ配列変換部37は、把持棒1の先端で揺動
自在に接合され、その下端にブラシを所要長に渡って垂
下配列される左右の所要長の各揺動棒41と、各揺動棒
41の中間部でその一端を揺動自在に接合する作動棒4
2と、該作動棒42の他端を揺動自在に接合し、把持棒
1に摺動自在に案内されるスライダー43とから成るの
である。
【0011】このようにして成る自動車用の雪かき具e
は、分図(a)に示すように、各揺動棒41はスライダ
ー43の後退によって、作動棒42を介して把持棒1に
対して略平行状態(特定姿勢)に折りたたまれ、スライ
ダー43を前進端まで前進させたときは分図(b)に示
すように、作動棒42を介して各揺動棒41は開かれ、
そのブラシの配列向きを前記姿勢に対して変換できるの
である。なお、自動車用の雪かき具aにおいて、摺動座
11の摺動棒4周縁における合接部には雪が詰まり易い
ため、該合接部に下面から上面に向かう傾斜面を設けて
雪を排除し易くするなどは、本発明から容易に想起され
る事項である。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、把持棒に
配列されるブラシの向きを問わす、ブラシがその配列方
向に伸縮自在として、自動車の屋根上の積雪の多少に対
応し、能率的に雪かきができる上、ブラシ配列変換部を
有するものでは、屋根上の積雪量に対応して把持棒に対
するブラシの向きを変換し、雪かき労力を能率的に省力
化できるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係わる自動車用の雪かき具a
の斜視図。(b)は摺動ブラシ9を伸長したときの伸長
状態図。
【図2】(a)は本発明に係わる自動車用の雪かき具b
の一部を破断した要部説明図。(b)は分図(a)のA
−A矢視縦断面図。
【図3】(a)は本発明に係わる自動車用の雪かき具c
の一部を破断した要部説明図。(b)は分図(a)のA
−A矢視図。(c)は展開棒33の把持棒1に対する接
合の他の実施態様を示す説明図。
【図4】本発明に係わる自動車用の雪かき具dの機構説
明図。(a)は前部揺動棒38と後部揺動棒39を折り
たたんだ状態図。(b)は前記両者を展開した状態図。
【図5】本発明に係わる自動車用の雪かき具eの機構説
明図。(a)は揺動棒41を折りたたんだ状態図。
(b)は揺動棒41を展開した状態図。
【符号の説明】
1 把持棒 2 固定棒 3 氷かき取り部 4 摺動棒 5 雪かきブラシ 6 固定座 7 ブラシ 8 固定ブラシ 9 摺動ブラシ 10 アリ溝 11 摺動座 12 ブラシ 13 軸受け 14 ピン 15 支持バンド 16 中空軸 17 スライダー 18 クランパー 19 握り部 20 ブラシ 21 ストッパー 22 アリ溝 23 レール 24 摺動棒 25 ブラシ 26 接合体 27 回転頭部 28 ネジ軸 29 溝 30 円弧片 31 ブラシ 32 締結ネジ 33 展開棒 34 支持座 35 ブラシ 36 凹溝 37 ブラシ配列変換部 38 前部揺動棒 39 後部揺動棒 40 スライダー 41 揺動棒 42 作動棒 43 スライダー 50 ストッパー a乃至e 自動車用の雪かき具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持棒の一端に、雪かきブラシを配設し
    て成る自動車用の雪かき具において、 雪かきブラシがブラシの配列方向に伸縮自在に配列され
    て成る自動車用の雪かき具。
  2. 【請求項2】 把持棒の一端に、雪かきブラシを配設し
    て成る自動車用の雪かき具において、 該把持棒に対して特定姿勢で配列される雪かきブラシ
    を、該特定姿勢に対して直角方向へ配列変換するブラシ
    配列変換部を、前記一端に配設して成る自動車用の雪か
    き具。
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