JP2002544384A - 合金メッキ - Google Patents

合金メッキ

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JP2002544384A
JP2002544384A JP2000617232A JP2000617232A JP2002544384A JP 2002544384 A JP2002544384 A JP 2002544384A JP 2000617232 A JP2000617232 A JP 2000617232A JP 2000617232 A JP2000617232 A JP 2000617232A JP 2002544384 A JP2002544384 A JP 2002544384A
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バーバーン,ウイルヘムス,マリア,ヨハネス,コーネリス
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エントン インコーポレイテッド
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    • C25D3/02Electroplating: Baths therefor from solutions
    • C25D3/56Electroplating: Baths therefor from solutions of alloys
    • C25D3/565Electroplating: Baths therefor from solutions of alloys containing more than 50% by weight of zinc

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Abstract

(57)【要約】 基材上に亜鉛/マンガン合金を付着させるための電気メッキ溶にあって、それがアンモニウムハロゲン化物及びフルオロホウ酸塩を含まず、又は実質含まず、10−150g.lのアルカリ金属塩、30−90g/lのホウ酸、10−200g/l水溶性亜鉛塩、10−50g.lの水溶性マンガン塩、60−140g/lのアルカリ金属グルコン酸塩又はシュウ酸塩及びpHを6.1−7.1の範囲にもっていくための塩基、例えばアルカリ金属水酸化物から作られる水性浴を含むことを特徴とする溶を開示される。パッシベートも開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は中性に近い酸性pH値にある電気メッキ浴からの亜鉛/マンガンの合
金付着層の付着に関する。
【0002】 本発明が関係する問題は高マンガン含有率、即ち9重量%より高い含有率を有
するがメッキ浴内での酸性塩化アンモニウム又はフルオロホウ酸塩:環境的理由
から望ましくないこれら2材料はの使用なしに製造することができる電気的付着
層を得ることである。
【0003】 更に工程は十分に成分をメッキすることができなければならない。
【0004】 ドイツOLS 2012774はメッキ浴が16.5gの硫酸亜鉛7水化物、
100gのグルコン酸ナトリウム、70gのホウ酸、100gの無水硫酸ナトリ
ウム、13gの水酸化ナトリウム、0.2gのベンズアルデヒド及び善良1リッ
トルにする水を含み、pHが6.8である亜鉛メッキ工程を記載している。合金
材料が存在することへの言及は無い。
【0005】 亜鉛/マンガン合金に関する従来工程は酸性pHにある塩化アンモニウムを含
む。我々はアルカリ金属塩化物による塩化アンモニウムの置換を試みたが、付着
層内に適当量のマンガンが生じないことを見いだした。
【0006】 驚くべき事に我々はアルカリ金属塩をグルクロン酸塩又は酒石酸塩と共に使用
すると、電気的付着層内に高いマンガン高含を得ることができることを見いだし
た。
【0007】 即ち本発明によれば亜鉛/マンガン合金を基板に付着するための電気的付着浴
は、ハロゲン化アンモニウム及びフルオロホウ酸塩を含まないか又は実質含まな
い、10−150g/l、好ましくは25−100g/lの、好ましくは硫酸塩
であるアルカリ金属塩、40−90g/l、好ましくは50−80g/lである
ホウ酸、アルカリ金属塩がハロゲン化物の場合には10−200g/l、好まし
くは10−100g/l、より好ましくは20−40g/lであり、アルカリ金
属塩が硫酸塩の場合には20−200g/l、好ましくは45−200g/lで
ある水溶性亜鉛塩のハロゲン化アンモニウム、10−50g/lの、好ましくは
20−40g/lの水溶性マンガン塩、60−140g/lの、好ましくは11
0−130g/lのアルカリ金属グルコン酸塩又は酒石酸塩、及びpH域を6.
1ないし7.2、好ましくは6.1ないし7.0、より好ましくは6.3−6.
9にする金属塩水酸化物より成る水性浴を含む。
【0008】 アルカリ金属塩はこれら金属の何れでもよいが、塩化ナトリウム及び塩化カリ
ウム又は硫酸ナトリウム又は硫酸カリウムが最も経済的且つ効果的であり、さら
に硫酸塩が好ましい。
【0009】 水溶性亜鉛塩は亜鉛の電気的付着に使用される何れかのものでよいが、硫酸亜
鉛が好ましい。
【0010】 水溶性マンガン塩はマンガンの電気的付着に使用される何れかのものでよいが
、硫酸塩、水和される硫酸塩が好ましい。亜鉛及びマンガンは、例えばスルファ
メート、メタンスルホネート、グルコン酸塩、酒石酸塩、酢酸塩、蟻酸塩又は炭
酸塩の様な硫酸塩意外の塩の形でメッキ浴に加えることができる。炭酸塩を酸系
に加えると、二酸化炭素が放出されるだろう。これは硫酸塩導電率塩の濃度が高
過ぎるレベルに上昇することを防ぐ方法になる。適度に高い濃度は、高及び低電
流密度範囲内にある様な均一な厚み分布を持つ付着層を生じる上で有益である。
【0011】 グルコン酸及び酒石酸はヒドロキシカルボン酸であり、これらシステムの錯化
剤として有効であることが分かっているが、クエン酸は良い結果をもたらさない
と思われる。ソルビトールの様な他のポリヒドロキシ化合物も、テトラメチレン
ペンタミンの様なアミン又はEDTA同様に、亜鉛と安定した錯体を形成すると
思われる。トリエタノールアミンはこの系では亜鉛と安定型錯体を形成できない
と考えられる。
【0012】 加えることができる追加成分には、必要に応じた結晶微細化剤が含まれる。水
溶性界面活性剤及びポリマーは、本機能に関し当分野でよく知られており、そし
て適当であるそのような材料を加えても良い。
【0013】 発明の好適形態では、電気メッキ浴は亜硫酸水素塩として50ないし500m
g/l、好ましくは100ないし300mg/l、より好ましくは175ないし
225mg/l、例えば約200mg/lのベンズアルデヒドを含むことを特徴
とする。発明の別の好適実施態様では、電気メッキ浴は1ないし50g/l、好
ましくは5ないし25g/l、より好ましくは7.5ないし15g/l、例えば
10g/lの量のトリメチロールプロパンを含むことを特徴とする。
【0014】 浴組成は好ましくは、
【0015】 15−170g/l、好ましくは75−140g/l、より好ましくは80−
120g/lの、好ましくはハロゲン化又は硫酸化アニオンである塩アニオン、
【0016】 4−50g/l、好ましくは10−18g/lの亜鉛イオン、
【0017】 3−16g/l、好ましくは6−13g/lのマンガンイオン、
【0018】 35−90g/l、好ましくは60−80g/lのホウ酸イオン、
【0019】 50−150g/l、好ましくは80−130g/lのグルコン酸又は酒石酸
イオン、及び好ましくは175ないし225mg/lの亜硫酸水素塩としてのベ
ンズアルデヒド、又は0.75ないし15g/lのトリメロールプロパンを含み
【0020】 pHは6.1ないし7.2、好ましくは6.1−7.0、より好ましくは6.
3−6.9の範囲である。
【0021】 発明の具体的実施例の一つは次の浴組成である: 14.4g/lの亜鉛イオン及び15.6g/lの塩素イオンを提供する30g
/lの塩化亜鉛、 10.1g/lのマンガンイオン及び17g/lの硫酸塩イオンを提供する31
g/lの硫酸マンガン1水化物、 55g/lの硫酸塩イオン及び45g/lのカリウムイオンを提供する100g
/lの硫酸カリウム、 57g/lのホウ酸塩イオンを提供する60g/lのホウ酸、 107g/lのグルコン酸塩イオン及び13g/lのナトリウムイオンを提供す
る120g/lのグルコン酸ナトリウム、 であり、水酸化ナトリウム又はカリウムによりpHが6.5に調節されたもの。
【0022】 発明の好適な具体的実施態様は以下の浴組成である: 14.4g/lの亜鉛イオン及び21.7g/lの硫酸塩イオンを提供する65
g/lの硫酸亜鉛7水化物、 9.8g/lのマンガンイオン及び6.5g/lの硫酸塩イオンを提供する30
g/lの硫酸マンガン1水化物、 55g/lの硫酸塩イオン及び45g/lのカリウムイオンを提供する100g
/lの硫酸カリウム、 71.3g/lのホウ酸塩イオンを提供する75g/lのホウ酸、 それぞれ107g/lのグルコン酸塩イオン、及び96g/lの酒石酸塩イオン
を提供する120g/lのグルコン酸ナトリウム又は酒石酸ナトリウム、 であり、水酸化ナトリウム又はカリウムによりpHが6.5に調節されたもの。
【0023】 効果的なメッキ条件は、室温、かきまぜ無し、2Aのメッキ電流による亜鉛陽
極を使用するものである。しかし、より高温又は低温、例えば60℃まで、又は
10℃までの温度も使用できるだろう。かき混ぜは必要であれば利用できる。0
.5ないし4Aの範囲のメッキ電流が使用できるだろう。
【0024】 発明は更に、亜鉛/マンガン合金に関するパッシベーション組成にも拡張され
、予想外にもブラックパッシベート及び改良耐腐食性を与える。
【0025】 即ち本発明のこの観点によれば、亜鉛/マンガン電気的付着層の表面上にブラ
ックパシベートを形成するための水性組成は、6価クロム、1又はそれ以上のカ
ルボン酸及び硫酸銅を含み、銀イオンを含まないことを特徴とする。6価クロム
はCrO及び濃硫酸の混合体、例えば30ないし70g/l、好ましくは40
ないし60g/l、例えば約50g/lのCrO及び2ないし15ml/l、
好ましくは5ないし10ml/lの96%HSOを含むもので提供されるだ
ろう。
【0026】 組成は好ましくは40ないし100ml/l、好ましくは50ないし70ml
/l、より好ましくは60ないし80ml/lの酢酸をカルボン酸として含む。
【0027】 組成は好ましくは10ないし25g/lの硫酸銅、例えばCuSO.5H Oを好ましくは14ないし20g/l、より好ましくは15ないし18g/l含
む。
【0028】 発明はさらに、電気的付着浴をここにクレームするパッシベート組成により処
理することを含む、ブラックパシベートを持つ亜鉛/マンガン合金電気的付着浴
を提供する方法にまで及ぶ。好ましくは亜鉛/マンガン電気的付着浴は14ない
し20重量%のマンガンを含む。
【0029】 発明は更にここにクレームされた方法によるブラックパッシベート仕上げを備
えた、本発明により特に作成された亜鉛/マグネシウム電気的付着層にも及ぶ。
【0030】 発明は様々な方法で実施することができ、そして態様が本発明を例示するため
に添付の実施例を参照しながら複数の具体的実施が記載されるだる。室温に関す
るいずれの表記も25℃を表している。
【0031】 実施例1−8 例えば電気メッキ浴組成は表1A及び1Bに記載の成分から作成された
【0032】 表1A
【0033】 表1B
【0034】 表1に関する注意 (1)MIRAPOL WTとして販売されるユーレン第4アンモニウムポリマ
ーは、水中に溶解された該ポリマー64%w/w含む。Mirapol WTは
CAS番号68555−36−2を有し、ローヌプーラン社(Rhone−Po
ulenc)より販売されており、次式で表される:
【0035】
【化1】 式中n=6(平均)。 (2) 本品は86%最小活性成分水溶液としてカオウコーポレーションよりA
KYPO PF4として販売されている。活性成分はメーカーによりカプリレス
(Capryleth)−9カルボン酸及びヘキセス(Hexeth)−4カル
ボン酸の混合体であることが示されている。(国際化粧品成分辞典、第6版、p
137及びp445参照) (3)カルボワックス4000はユニオンカーバイド社(Union Carb
ide)より固形粉末として販売されているMW3500の100%w/wポリ
エチレングリコールである。 (4)バニリンはそれを溶液にするために亜硫酸水素塩付加物の形状で加えられ
る。
【0036】 表1の各浴はハルセル内のハルセルパネルをメッキするのに使用され、前記パ
ネルは軟鋼基板を提供し、長さ10cm×幅6.7cmの平らな長方形である。
【0037】 亜鉛陽極は2Aのメッキ電流、かき混ぜなしのメッキ時間10分で使用された
。いずれの試験でも、ガス発生は軟鋼である陰極側に起こり、その効率が100
%より低い事が示されている。
【0038】 軟鋼ハルセルパネルは高、中及び低電流密度域を有し、パネルに沿って最高電
流密度域から最低電流密度域にかけ局在する10カ所の領域を有するものと考え
ることができる。次表2では、最高密度域は領域10と呼ばれ、最低密度領域は
領域1と呼ばれる。
【0039】 付着層の外観は表2下に示す意味を持つ次の文字コードにより示される。
【0040】 合金組成は2例、即ち実施例4及び6について4カ所の位置、即ち位置9、7
、4及び2についても提供される。
【0041】 表2 表2の外観コード bu=焦げ茶、bl=黒色、SB=半光沢、gy=グレー、BR=光沢、bbs
=光沢茶色のしま、gr=粗面。 これら外観の等級は、最高から最低の順にBR>SB>gy>bbs>bl>g
r>buである。
【0042】 マンガン含有量はハルセルパネルより1cm×4cmのサンプルを切り出すこ
とで決定された。サンプルの裏面は遮蔽され、次に付着層が40mlの塩酸(5
00ml/lのHCl35%及び500ml/lの水)40mlを使いはがし取
られる。次にこの溶液は脱ミネラル水にて100mlに希釈される。亜鉛及びマ
ンガン含有量は誘導プラズマ発光分光光度計(ICP)を使用し決定された。標
準的装置(パーキンエルマー社製モデルOPTIMA3000)は塩酸ブランク
(20容積%)及び20容積%のHClに250mg/lの亜鉛イオンと2.5
mg/lのマンガンイオンを含む標準体に対し、標準的方法を利用しキャリブレ
ーションされる。
【0043】 測定される元素に関する波長は、良好な感度を有し、かつ存在する可能性のあ
るその他元素に干渉されないものが選択される。亜鉛に適した波長は206nm
であり、マンガンに適した波長は279nmである。
【0044】 表2よりわかるように、15ないし28%の範囲のマンガンを含む亜鉛/マン
ガン電気的付着層を得ることができる。付着層は一般に半光沢の外観を持ち、例
えばファスナー、ボルト、ネジ、ナット及びブラケットの様な機能材料の技術的
仕上げとして有用である。
【0045】 付着層内のマンガン量は、メッキ浴温度53℃では52℃より低いことに気づ
くだろう。
【0046】 表1の例1―5の溶液は数週間、研究室内の空気に対し開放されたまま放置さ
れたが色変化もなく透明を維持し、良好な安定性を示した。
【0047】 実施例9−14
【0048】 天然塩スプレー試験による腐食に対する耐性は、メッキされた10×7cmの
面積の平坦プレートサンプルについて、上記実施例4の組成を有する2.5リッ
トルのビーカー内、プレート型の亜鉛陽極を使用し25℃にてかき混ぜながら実
施された。陽極に面する加工品の面が塩スプレーに曝される面であった。付着層
は17ないし21%マンガン、バランス亜鉛を含み、10ミクロンメーターの厚
さを持つ。下表3は通常のパッシベートを使用しない(実施例9)と2種類の市
販パッシベートPERMAPASS 3080−(3価クロムパッシベート)(
以下PP3080)(PERMAPASSはエントン(Enthone)OMI
社の商標であり、複数の国で登録されている)及びP2(MOLYPHOS 6
6)−(無クロムパッシベート)(センターフォーアドバンスドエレクトロプレ
ーティング(Center for Advanced Electropla
ting)、コペンハーゲン(Copenhagen)、デンマーク(Denm
ark)より供給された)(以下P2)(実施例11)を使用した場合の通常の
アルカリ亜鉛付着層と同一の3等級パッシベートを使用した実施例4の前記サン
プル(実施例12,13及び14)との比較を示している。
【0049】 P2はリンに対するモリブデンの比が0.66である無クローム転換コーティ
ングである。pHは4.6であり、60℃にて3分間使用された。
【0050】 表3
【0051】 表3の注意 1)中和塩スプレー試験は、ASTM B117の標準法に従い35℃にて中性
5%w/w塩化ナトリウム液を噴霧することで形成される塩霧にメッキ製品を連
続的に曝すことから成る。 2)WCPは白色腐食産物を意味し、プレートの端部に始まる。 3)5%WCPはプレートの面積の5%がWCPにより覆われていることを意味
する。4)RRは赤さびを意味する。 168時間の本発明による製品に関する赤さびに対する防御(実施例14)の差
は48時間の従来製品(実施例11)に比べて有意な改善である。
【0052】 カルボワックス4000は表2よりわかる様に実施例4−8それぞれに存在し
ており、これらは最大の半光沢外観度を有しており、好ましい。本発明は何れか
の理論の正確性などに依存しない上に、カルボワックス4000は結晶微細化剤
として作用し、これが均一な接着付着層の形成を促進すると信じられている。
【0053】 実施例15ないし25 これらは無塩素の準中性亜鉛−マンガンメッキ工程を開発することを目的に考
え出された。塩素浴内の金属濃度が問題になることが予想される。メッキ効率は
100%未満であり、そして付着金属の相当量が亜鉛ではなくマンガンと考えら
れる。亜鉛陽極の使用は亜鉛の沈着の原因となるだろう。不活性陽極は、それら
が有毒な塩素ガス発生の原因となることから使用できない。
【0054】 下表4Aは実施例15ないし18の、表4Bは実施例19ないし22及び表4
Cは実施例23ないし25に関する成分と量を表す。
【0055】 表4A
【0056】 表4B
【0057】 表4C
【0058】 表4に関する注意 (1)、(2)、(3)、(4)は表1に同じ。 (5) PEG400は分子量400であるポリエチレングリコールであり、B
ASF社よりプルリオール(Pluriol)E−400として、100%活性
成分液の形で販売されている。 (6) プルリオールE−1500はBASF社より100%活性成分液の形で
販売されている分子量1500のポリエチレングリコールである。 (7) ルトロン(Lutron)HF−1はBASF社より100%活性成分
液として販売されている修飾型ポリグリコールエーテルである。 (8) ポリミン(Polymin)G−35はBASF社より50%w/w活
性成分水溶液として販売されている低分子量ポリエチレンイミンである。 (9) 300g/l水溶液として加えられた。
【0059】 塩化物ではなく硫酸塩を使用する実施例17ないし25では、カルボワックス
4000類似の化合物、即ちPEG400が使用される。これはカルボワックス
4000より硫酸塩浴への溶解性が良好である。
【0060】 表4A及び4Bに示す各浴は、実施例16で空気かき混ぜを利用する意外は実
施例1−8記載同様にして、2Aのメッキ電流とかき混ぜなしの10分間のメッ
キ時間を利用しハルセル内のハルセルパネルをメッキするのに使用された。パネ
ルの外観は一般に高電流密度域内につや消し部分を持つ半光沢である。
【0061】 これらハルセルパネルは続いて実施例1−8に記載のICP技術により分析さ
れ、その実施例番号、分析位置、及び合金含有量を表5に示す。各サンプルにつ
いて、表では最初に亜鉛にマンガンを加えた合計含有量をppm単位で示し、そ
の下にマンガンの%を示しているが、これら数値は分析が実施された位置の縦列
、即ちハル位置2,4,7及び9の縦列に掲載されている。
【0062】 表5
【0063】 実施例26
【0064】 バレルメッキ用に25リットルの浴を、水酸化ナトリウムによりpHを6.6
に調節した実施例18の組成を使い作成した。
【0065】 バレルメッキはm20×25cmのスチール製陽極1本と4.5×6cmの亜
鉛陽極1本を使用し、1A/dm2にて、14.6Aで70分間、25℃にて加
工物としてのスチール製ボルトに対し実施した。メッキされたボルトはつや消し
ヘッドを持った半光沢の外観を呈した。メッキ液はピンク色から黄色に変色し、
スチール製陽極の検査ではスチール製陽極上への侵蝕を示すピッチングが見られ
たが、この侵蝕は溶が43ppmの鉄を含むことを示す分析により確認された。
【0066】 実施例1−8同様のICPによる付着層分析からは、付着層のマンガン量が1
5.6%であり、その厚さが8.6ミクロメーターであることが示された。メッ
キ効率は43.5%であった。
【0067】 実施例27,28及び29 実施例26のメッキボルトの3サンプルを、PERMAPASS3080(実
施例27)(上記実施例10参照)に30秒間、P2に3分間(実施例28)(
上記実施例11参照)及びその他市販のパッシベートエントックス(ENTHO
X)7748(実施例29)によるパッシベーションにかけた。得られたパッシ
ベーションボトルはそれぞれ“光沢を持った均一の青紫”、“斑点状の真珠光沢
を持った黄色”及び“真珠光沢を持つ黄色”の外観を呈した。
【0068】 実施例30 ハルセルメッキは、活性成分(イソプロピルアルコールに事前に溶解された)
として50mg/lの酢酸ベンジリデンが加えられた実施例18の溶組成を使い
実施された。その結果光沢性に若干の改善が認められた。
【0069】 実施例31 ハルセルメッキは、亜硫酸水素塩添加物として20mg/lのバニリンが加え
られた実施例18の溶組成を使い実施された。これにより特に高電流密度域に於
いて光沢性に透明性の改善が認められた。
【0070】 実施例32 実施例26のバレルメッキは、20mg/lのバニリンを亜硫酸水素塩添加物
として加えた意外同一の溶を使用し実施された。更にスチール製陽極は交換され
、それに代わって2個の白金チタンメッシュ陽極、15×20cmの大きさのも
のが使用された。合金付着のICP分析は20%マンガンを示した。厚さは8.
8−10.3ミクロメーターであった。メッキボルトは実施例26より明るかっ
たが、ヘッドは依然として若干つや消しであった。実施例27−29のパッシベ
ーション法を繰り返したが、パッシベーションボルトの外観は変わらなかった。
【0071】 本メッキ作業開始時の溶中の鉄量は43ppmであり、また作業終了時の量は
変化しないことから、スチール製加工物からの鉄の消失はないことが示された。
【0072】 実施例32は不活性陽極を使用し、この硫酸塩工程が塩素ガスの発生なしに実
施できることを示した。スチール製陽極は避けるべきである。混合不活性亜鉛陽
極は利用できる。
【0073】 実施例33−47 実施例18に類似の硫酸塩メッキ浴は、下表6A、6B及び6Cにg/l単位
に示される組成から作成され、ハルセルメッキはメッキ時間が20分である意外
は実施例1−8、即ち2A同様に実施された。
【0074】 表6A
【0075】 表6に関する注意 (1) トリエタノールアミン (2) テトラエチレンペンタミン (3) エチレンジアミンテトラ酢酸2ナトリウム塩
【0076】 表6B
【0077】 表6Bに関する注意 (4) 溶解しない沈殿が形成されたためにメッキは実施されなかった。
【0078】 表6C
【0079】 実施例48−54 実施例36の組成の浴はそのpHを調整することで変更された。実施例48及
び49はpH3.4である;実施例50はpH5.3;実施例51はpH5.9
;実施例52はpH6.4;実施例53はpH7.1;実施例54は10mlの
N−アミノエチルエタノールアミンが加えられ、次に水酸化ナトリウムにより6
.5にpHは調節された実施例36である。
【0080】 pHが7.5より高くなると沈殿が形成された。 実施例33−54のハルパネルの外観は、一般には高電流密度域に焦げ茶又は
非接着性黒色付着層を示すものであった。受け入れ可能な結果はグルコン酸塩及
び酒石酸塩の場合にのみ得られた。120g/lのグルコネートは60g/lの
場合より均一性に優れた。75g/lのホウ酸の結果は、より低量の場合の結果
に比べ良好であった。PH値が高いほど特に低電流密度域に関する結果は良好で
あった。
【0081】 実施例1−8同様のICP分析を接着性付着層を持つハルパネルパネルについ
て実施した。1×4cmの領域での分析位置は次表7に示す如くである。
【0082】 表7
【0083】 分析の結果は、付着層の%マンガン含有量として下表8に示す。
【0084】 表8
【0085】 上記結果及びICP分析は、ホウ酸が低電流密度域及び中電流密度域に於ける
%マンガン含有量を増加させるために、合金分布をより均一にすることを示して
いる。
【0086】 グルコン酸量が高いほど%マンガンも若干高くなり、高電流密度外観が改良さ
れる。
【0087】 酒石酸はグルコン酸に比べ若干均一なマンガン分布をもたらす。
【0088】 クエン酸は高い%マンガンをもたらすが、効率は極めて低い。
【0089】 TEPA及びN−アミノエチルエタノールアミンは付着層内の%マンガンを抑
制する。
【0090】 溶中のマンガン濃度を二倍にしても付着層内の%マンガンの増加はわずかであ
り、従って経済的利点はない。
【0091】 溶中の亜鉛とマンガンの合計濃度が高いほど均一性の低い外観を生じる。
【0092】 7.1までの範囲内ではpHが高いほど付着層内のマンガン分布はより均一に
なる。
【0093】 ソルビトールは錯化剤として使用できるが、付着層内のマンガンの分布はグル
コン酸に比べ不良であり、また外観も劣る。
【0094】 実施例55 20リットルの浴は、下表9に記載の水酸化ナトリウムにてpHを6.8に調
整された組成を使用し準備された。
【0095】 表9
【0096】 バレルメッキは、2個の20×25cmの白金チタン陽極及び1本の4.5×
6cmの亜鉛陽極を用い、1.73A/dmにて、60分間、10A、9.5
ボルト、29℃にてワッシャー付き鋼製ナットにおこなった。塩基分解中溶液は
色を変えなかった。白金チタン陽極上に侵蝕は観察されなかった。亜鉛陽極は十
分に侵蝕され、溶中の亜鉛濃度を安定レベルに維持した。メッキナットの外観は
グレーから半光沢であった。
【0097】 実施例1−8同様のICPによる付着層の分析は、付着層内マグネシウムが1
7.8−18.8%であり、厚さは10ミクロメーターであることを示した。メ
ッキ効率は34%であった。
【0098】 実施例56−65 実施例55により作製されたナットは番号P3又はP4又はそれらの商標識別
によりパッシベートを特定し、そして使用pH、浸漬時間及び結果の色が示され
ている表10A内に掲載されたパッシベーティング剤内に浸漬することでパッシ
ベーションされた。表10BはパッシベートP3及びP4の組成を示す。
【0099】 表10A 商標で示された表10A掲載のパッシベートは現在市販されている。エントック
ス(Enthox)775は銀イオンを含む6価クロムパッシベートである。
【0100】 エントックス(Enthox) VOZ及び7778は無機酸を含む6価クロ
ムである。エントックス(Enthox) 961は無機塩及び有機添加物を含
む6価クロムである。
【0101】 エントックス(Enthox) 747は酸化クロム、カルボン酸、無機酸及
び金属塩を含む。
【0102】 イムノックス(Immunox) 3Kは硝酸及び各種金属塩、リン酸塩及び
フッ化物を含む。
【0103】 表10B 実施例55、56ないし61及び63ないし66(予備熱処理なし)は、処理対
象の30個のナットを互いに2cm間隔を開けてグリッド上に懸垂され、並べら
れた最上部のナットから並べられた最下部にあるナットの上に滴が落ちない様に
に配置され、中性塩スプレー試験にかけられた。
【0104】 結果は下表11に示されており、試験は表3の記載同様に実施され、略語WC
P及びRRは表3の記載と同意である。
【0105】 表11
【0106】 表11からは、黒仕上がりをもたらす本発明によるパッシベート(P3及びP
4)がその他の黒パッシベート、即ち銀イオンを含むエントックス(ENTHO
X)775に比べ腐食耐性も大きく改善されることが見て取れる。
【0107】 実施例56A−61A及び63Aないし66A 実施例56ないし61、及び63ないし66は熱処理、即ち120℃1時間で
処理された。これはパーツが自動車応用時に高温に曝されるエンジンコンパート
メント内の状態を模擬している。次にそれらは表11同様の塩スプレー処理を受
け、その結果は表12に示す。
【0108】 表12 青色に関する最高のパッシベーションはイムノックス(Immunox) 3K
にて、黄色真珠光沢色はエントックス(Enthox) 747及び黒色はP3
またはP4で達成された。
【0109】 実施例67 実施例55は反復され、2個の白金チタン陽極(20×25cm)及び3個の
亜鉛陽極(4.5×6cm)を0.8A/dm2、60分間、7.4ボルトm8
Amps、25℃にて使用し5cm長の鋼製ネジをバレルメッキした。メッキさ
れたネジは光沢ヘッド及びポイントを有した。スレッド域はグレーであった。実
施例1−8同様のICPによる様着層の分析は、様着層内のマンガンが16.7
%であり、様着層の厚さが6ミクロメーターであることを示した。走査型電子顕
微鏡(SEM)分析は、ヘッドが19.4%マンガン含有量を有し、スレッド中
心部が6.3%マンガン含有量を有することを示した。
【0110】 実施例68ないし78 実施例67にて作製されたネジは表10に記載と同一条件の下、同一パッシベ
ートによりパッシベーションされ、同一の外観を得た。
【0111】 実施例67、及び68ないし76(予備熱処理なし)のネジは次に実施例55
、56ないし61、及び63ないし66同様の中性塩スプレー試験にかけられ、
その結果は表13に示されている。
【0112】 表13
【0113】 実施例68ないし76 実施例68ないし76は熱処理、即ち1時間、120℃にかけられ、コーティ
ングを焼きなましした。次にそれらは実施例11同様の中性塩スプレー処理にか
けられ、その結果が表14に示されている。
【0114】 表14 実施例68ないし76については、実施例68にて最高の黒色が得られ、実施例
69−71は若干茶色が強い。
【0115】 表13及び14と表11及び12の比較からは、ネジの加熱は白色腐食が若干
全体として悪化するものの赤さびに対する耐性は改善することを示している。こ
の効果はナットについては観察されなかった。
【0116】 パッシベーションに関する全体結論は、パルマパス(Permapass)
イムノックス(Immunox) 3K(実施例64)はケメンタル(Chem
mental) トリアザル(Triazur) 200(実施例61)に比し
良好な外観及び腐食結果を示すというものである。真珠光沢パッシベーションに
関しては、エントックス(Enthox)747(実施例66)が最高の結果を
示した。
【0117】 最高の黒色はEntox 775(実施例56)であったが、P3又はP4(
実施例57、58及び59)は若干茶色かかった黒色ではあるがより良い腐食結
果を示した。
【0118】 実施例77−96 実施例1−8に使用したハルメッキ法を下表15A、15B、15C及び15
Dに示す組成について実施した。
【0119】 表15A
【0120】 表15B
【0121】 表15C
【0122】 表15D
【0123】 表15に関する注意 (1) ESA/EK 20289はBayer社より販売されており、第4級
アミン製品と記載されている。 (2) TMPはトリメチルプロパン (3) PT−5は第四級ポリアルキレンイミン (4) ルガルバン(Lugalvan) HS 1000はチオジグリコレト
キシレート (5) リオクワ(Rewoquat) CPEMは(N−メチル−N−ペンタ
エトキシ)−N−ココアンモニウムメトスルフェート (6) アニスアルデヒドは4−メトキシベンズアルデヒド (7) C−36は36%ベンジルニコチン酸塩溶液 (8) ヘリオトロピンはピペロナールであり、1,3−ベンゾジオキソール−
5カルボキシアルデヒドとも呼ばれる。
【0124】 各組成79ないし96を使用し、2Aのメッキ電流及びかき混ぜなしのメッキ
時間10分にて亜鉛陽極を使い、実施例1−8記載同様にしてハルセル内にてハ
ルセルパネルをメッキした。実施例番号、長さ10cmのパネルの外観、その外
観を示したパネルの長さを表16に示す。
【0125】 次にハルセルパネルは実施例1−8記載のICP技術により分析され、実施例
番号、分析位置、各位置でのmg/4cm面積で表した付着層重量(”wt”
と表示)及びその付着層の重量%で表したマグネシウム含有量‘”%”で表示)
を表17に示す。
【0126】 表16
【0127】 表17A
【0128】 表17B 合金組成の好適範囲は14−20%Mnの範囲である。これはパネル全体に可能
な限り均一にすべきである。付着層重量、即ち厚みは可能な限り均一に、そして
可能な限り高くすべきである。
【0129】 付着層が厚いほど工程は効率的であり、迅速なほど所望厚に付着できる。
【0130】 パッシベートP3及びP4もまた亜鉛/鉄合金電気付着層、例えば0.4−0
.8重量%の鉄を含む付着層への黒付着層の生成に有効である。それらはまた亜
鉛/コバルト合金付着層、例えば0.6ないし1.2%のコバルトを含む付着層
についても有効である。
【0131】 それらは亜鉛/ニッケル電気付着層にも有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4K023 AB02 AB28 BA06 BA08 CA01 CA08 CA09 CB01 CB03 CB05 CB13 CB16 CB21 CB32 DA03 4K024 AA17 AB01 BA02 BB01 BC10 CA02 CA03 CB06 DB04 GA04 4K026 AA02 AA21 BA06 BB08 CA13 CA18 CA21 CA33 CA38 DA03

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】10−150g/lのアルカリ金属塩、 30−90g/lのホウ酸、 10−200g/lの水溶性亜鉛塩、 10−50g/lの水溶性マンガン塩、 60−140g/lのアルカリ金属グルコン酸塩又はシュウ酸塩、 及び6.1−7.1の範囲にpHを持っていく塩基、例えばアルカリ金属水酸化
    物とから成るハロゲン化アンモニウム及びフルオロホウ酸塩を含まない又は実質
    含まないを含むことを特徴とする基材上に亜鉛/マンガン合金を付着するための
    電気メッキ溶。
  2. 【請求項2】10−150g/lのハロゲン化物以外のアルカリ金属塩、
    40−90g/lのホウ酸、 20−200g/lの水溶性亜鉛塩、 10−50g/lの水溶性マンガン塩、 60−140g/lのアルカリ金属グル根酸塩又はシュウ酸塩、 及び6.5−6.9の範囲にpHを持っていく塩基、例えばアルカリ金属水酸化
    物とから成るハロゲン化アンモニウム及びフルオロホウ酸塩を含まない又は実質
    含まないを含むことを特徴とする基材上に亜鉛/マンガン合金を付着するための
    電気メッキ溶。
  3. 【請求項3】 75−125g/lのアルカリ金属塩を含むことを特徴と
    する、請求項2に記載の電気メッキ浴。
  4. 【請求項4】 50−70g/lのホウ酸を含むことを特徴とする、請求
    項1,2又は3に記載の電気メッキ浴。
  5. 【請求項5】 50−90g/lの水溶性亜鉛塩を含むことを特徴とする
    、請求項1、2、3又は4に記載の電気メッキ浴。
  6. 【請求項6】 20−40g/lの水溶性マンガン塩を含むことを特徴と
    する、請求1ないし5の何れかに記載の電気メッキ浴。
  7. 【請求項7】 110−130g/lのアルカリ金属グルコン酸塩又はシ
    ュウ酸塩を含むことを特徴とする、請求項1ないし6の何れかに記載の電気メッ
    キ浴。
  8. 【請求項8】 亜硫酸水素塩としてベンズアルデヒドを50ないし500
    mg/lの量含むことを特徴とする、請求項1ないし7の何れかに記載の電気メ
    ッキ浴。
  9. 【請求項9】 1ないし50g/lの量のトリメチロールプロパンを含む
    ことを特徴とする、請求項1ないし7の何れかに記載の電気メッキ浴。
  10. 【請求項10】 pHを6.3−6.9の範囲に持っていくアルカリ金属
    水酸化物を含むことを特徴とする、請求項1ないし9の何れかに記載の電気メッ
    キ浴。
  11. 【請求項11】 15−170g/lの硫酸イオン、4−50g/lの
    亜鉛イオン、3−16g/lのマンガンイオン、35−90g/lのホウ酸塩、
    50−150g/lのグルコン酸塩又はシュウ酸塩イオン含む水性浴を含むこと
    、及びpHが6.1−7.2の範囲にあることを特徴とする電気メッキ浴の組成
  12. 【請求項12】 55ないし75g/l、例えば65g/lの硫酸亜鉛
    7水化物、20ないし40g/l、例えば30g/lの硫酸マンガン1水化物、
    90ないし110g/l、例えば100g/lの硫酸カリウム、65ないし85
    g/l、例えば75g/lのホウ酸、110ないし130g/l例えば120g
    /lのグルコン酸ナトリウムまたはシュウ酸ナトリウムを含むこと、及び塩基、
    例えば水酸化ナトリウム又はカリウムによりpHが6.4ないし6.9に調節さ
    れること、及び組成がアルカリ金属ハロゲン化物及びハロゲン化アンモニウム及
    びフルオロホウ酸塩を含まない、または実質含まないことを特徴とする電気メッ
    キ浴の組成。
  13. 【請求項13】 それが175ないし225mg/lのベンズアルデヒド
    を亜硫酸水素塩の形で含むことを特徴とする、請求項11又は12に記載の電気
    メッキ浴の組成。
  14. 【請求項14】 それが7.5ないし15g/lのトリメチロールプロパ
    ンを含むことを特徴とする、請求項11又は請求項12に記載の電気メッキ浴の
    組成。
  15. 【請求項15】 加工物を電気メッキ浴に接触せしめるステップと、電極
    を備えるステップと、電極と加工物の間に電気メッキ電流を流すステップとを含
    み、電気メッキ浴が請求項1ないし14の何れかに記載されている浴であること
    を特徴とする加工物上に亜鉛/マンガン合金電気メッキを作製する方法。
  16. 【請求項16】 溶が請求項2または請求項11又は請求項12又は13
    又は14によるものであるとき、溶が請求項2又は請求項3ないし10の何れか
    に記載の溶であり、電極が不活性電極又は亜鉛電極、又はその混合であることを
    特徴とする、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 請求項15又は請求項16に記載の方法による亜鉛/マ
    ンガン合金の電気メッキが施された加工物。
  18. 【請求項18】 亜鉛/マンガン電気的付着層の表面に黒色パッシベート
    を形成するための水性組成にあって、それが6価クロム、1またはそれ以上のカ
    ルボン酸及び硫酸銅を含み、銀イオンを含まないことを特徴とする水性組成。
  19. 【請求項19】 6価クロムがCrO及び濃硫酸の混合体により提供さ
    れることを特徴とする請求項18に記載の組成。
  20. 【請求項20】 それが30ないし70g/lのCrO及び2ないし1
    5ml/lの96%HSOを含むことを特徴とする、請求項19に記載の組
    成。
  21. 【請求項21】 それが40ないし100ml/lの酢酸を含むことを特
    徴とする、請求項18、19または20の何れかに記載の組成。
  22. 【請求項22】 それが10ないし25g/lの硫酸銅、即ちCuSO .5HOを含むことを特徴とする、請求項18ないし21の何れかに記載の組
    成。
  23. 【請求項23】 黒色パッシベートを有する亜鉛/マンガン合金電気的付
    着層を与える方法にあって、電気的付着層を請求項18ないし22の何れかに記
    載の組成により処理することを含む方法。
  24. 【請求項24】 亜鉛/マンガン電気的付着層が14ないし20重量%の
    マンガンを含むことを特徴とする、請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 請求項23または請求項24に記載の方法により黒色パ
    ッシベートが備えられた亜鉛/マンガン電気的付着層。
  26. 【請求項26】 亜鉛/鉄電気的付着層、又は亜鉛/コバルト電気的付着
    層又は亜鉛/ニッケル電気的付着層の表面に黒色パッシベートを形成するための
    水性組成にあって、前記組成が6価クロム、1またはそれ以上のカルボン酸及び
    硫酸銅を含み、銀イオンは含まない組成。
  27. 【請求項27】 30ないし70g/lのCrO及び2ないし15ml
    /lの96%HSOを含む請求項26に記載の組成。
  28. 【請求項28】 40ないし100ml/lの酢酸を含む請求項26に記
    載の組成。
  29. 【請求項29】 1ないし25g/lの硫酸銅を含む請求項26に記載の
    組成。
  30. 【請求項30】 亜鉛/鉄、亜鉛/コバルト又は亜鉛/ニッケル電気的付
    着層の表面に黒色パッシベートを形成するための水性組成にあって、30ないし
    70g/lのCrO及び2ないし15ml/lの96%HSO;40ない
    し100ml/lの酢酸;及び10ないし25g/lのCuSO.5HOを
    含み、銀イオンを含まない組成。
  31. 【請求項31】 亜鉛/鉄、亜鉛、コバルト又は亜鉛/ニッケル電気的付
    着層に黒色パッシベートを与える方法にあって、電気的付着層を請求項26又は
    請求項30に記載の組成にて処理することを含む方法。
  32. 【請求項32】 電気的付着層が0.4ないし0.8重量%の鉄を含む亜
    鉛/鉄合金である、請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 電気的付着層が0.6ないし1.2重量%の鉄を含む亜
    鉛/コバルト合金である、請求項31に記載の方法。
  34. 【請求項34】 請求項31に記載の方法による方法にて黒色パッシベー
    トが備えられた亜鉛/鉄、亜鉛/コバルト又は亜鉛/ニッケル電気的付着層。
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