JP2002544144A - イソチアゾロンの安定化 - Google Patents

イソチアゾロンの安定化

Info

Publication number
JP2002544144A
JP2002544144A JP2000616625A JP2000616625A JP2002544144A JP 2002544144 A JP2002544144 A JP 2002544144A JP 2000616625 A JP2000616625 A JP 2000616625A JP 2000616625 A JP2000616625 A JP 2000616625A JP 2002544144 A JP2002544144 A JP 2002544144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
isothiazolone
dimethylhydantoin
stabilizer
preservative formulation
formulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000616625A
Other languages
English (en)
Inventor
ローセンバーガー、スティーヴン、ジュード
ヒグビー、ヴァレリィ、リン
ルッツ、パトリック、ジェイ
Original Assignee
ロンザ インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ロンザ インコーポレイテッド filed Critical ロンザ インコーポレイテッド
Publication of JP2002544144A publication Critical patent/JP2002544144A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/06Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite
    • A61K47/22Heterocyclic compounds, e.g. ascorbic acid, tocopherol or pyrrolidones
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/41Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with two or more ring hetero atoms, at least one of which being nitrogen, e.g. tetrazole
    • A61K31/425Thiazoles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は広スペクトルの保存特性を有する高度に安定な処方物を提供する。この処方物はジアルカノール置換ジメチルヒダントインと一つ又はそれ以上のイソチアゾロン化合物とヒダントイン安定剤とヒドロキシル溶媒との混合物である。この処方物は約4〜8のpH範囲で高度に安定である。好ましくは、活性成分はジメチロールジメチルヒダントイン、クロロメチルイソチアゾロンおよびメチルイソチアゾロンであり、そして安定剤はジメチルヒダントインである。この処方物は0.2%未満の遊離ホルムアルデヒド含分を有し、そして、イソチアゾロンがカチオン塩の存在下で安定であるところのpH範囲よりも酸性でないpH範囲を要求する家庭用および工業用製品および特に身体ケア用製品を含めた様々な水性組成物を保存するのに有益である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、イソチアゾロン、ホルムアルデヒド供与体、イソチアゾロンのため
の安定剤およびヒドロキシル溶媒を含む、ブレンド保存剤システムの安定化され
た処方物に関し、また、組成物中の微生物増殖を禁止または遅延させるための使
用方法に関する。
【0002】 (発明の背景) 有効かつ経済的な保存剤組成物の必要性は十分に知られている。多くの製品は
微生物による汚染や微生物の増殖を起こさないように防護するための保存剤を必
要とする。そのような製品は、シャンプー、クリーム、ローション、化粧品およ
び石鹸のような身体ケア用製品、洗濯用洗剤や硬質表面清浄剤や布柔軟剤のよう
な家庭用製品、および様々な工業用製品が挙げられる。特に、身体ケア用製品組
成物は栄養分に富む媒体であり、それは微生物の増殖を抑制し腐敗を防ぐための
保存剤を組み込むことによる利益を得る。一般に、これら製品の保存期限はそこ
に含有されている成分の微生物による腐敗に対する耐性に依存する。従って、身
体ケア用製品、家庭用製品および工業用製品の微生物汚染を防ぐ保存剤を処方す
ることが望ましい。
【0003】 上記応用のため、安定な広スペクトル保存剤に対する需要が増加している。た
とえば、ホルムアルデヒド及びイソチアゾロン誘導体は高度に有効な殺生物的保
存剤であることが示されている。フォルシュ(Foelsch)に対して発行された米
国特許第3,987,184号は、身体ケア用製品、化粧品および家庭用および
工業用製品の保存のための有効なホルムアルデヒド供与体化合物として1,3−
ジメチロール−5,5−ジメチルヒダントイン(DMDMH)を開示している。
【0004】 ホルムアルデヒド供与性化合物の研究は良好な成果を上げてきた。たとえば、
DMDMHの場合、改良された処方物および加工は非常に低い量の遊離ホルムア
ルデヒドを含有する組成物を生じた(米国特許第5,405,862号を参照)
。加えて、行政による規制は今日、遊離ホルムアルデヒドの低い製品を要求して
いる。従って、最小量の遊離ホルムアルデヒドを含有する保存剤システムを処方
することが望ましいであろう。
【0005】 各種組成物はイソチアゾロンと、ホルムアルデヒド供与体としてのDMDMH
を使用して保存できる。保存すべき最終用途製品にこれら活性成分を添加する前
にイソチアゾロンが保存剤としてその活性を任意の有意な期間維持するように、
イソチアゾロンとホルムアルデヒド供与体が安定化された混合物の状態に予め混
合されることは決してなかった。代わりに、それら活性成分は保存すべき組成物
に個別に添加される。最終製品への添加を単段階で行うことができるように活性
成分の混合物を含有した安定なイソチアゾロン保存剤システムが設計できるなら
ば有益であろう。
【0006】 イソチアゾロンは高度に毒性であり、そして水またはその他の反応性分子の中
に存在する場合のように殆どの環境下で非常に不安定である。この化合物を安定
にするために、大量のカチオン塩が添加され、そしてイソチアゾロンは希釈され
る(通常、約14%以下に)。これら条件下にある間は、イソチアゾロンは低pH
(1〜4)において室温で安定である。貯蔵および製造条件の間に、温度および
pHが増すと、イソチアゾロンは不安定になる。最終用途製品の中で細菌、菌類
およびその他汚染性微生物を抑制するのに高度に有効でありながら、理想未満の
条件下でのイソチアゾロンの不安定性は活性の顕著な損失を結果として生じる。
従って、広範囲の温度およびpHで安定であるイソチアゾロン含有保存剤システ
ムを提供することが有利であろう。
【0007】 加えて、非常に酸性のpH条件下では、身体ケア用製品のようないくつかの最
終用途製品を容易にイソチアゾロンをもって処方できない。より酸性でないpH
レベルでは、いくらかの活性損失があるので保存剤処方物には比較的多量のイソ
チアゾロンが必要である。保存剤システムは処方が容易であるべきであり、且つ
それが無毒性で非刺激性であるのになお殺生物活性を与えるように安定なイソチ
アゾロンをより低いレベルで有するべきである。より酸性でないpHレベルにお
いて有効である安定なイソチアゾロン処方物は従来容易に得られなかった。
【0008】 さらに、カチオン塩を含有せずに、より酸性でないpHレベルでの用途に使用
するための、低い遊離ホルムアルデヒドをもつホルムアルデヒド供与体と安定な
イソチアゾロンとを含有する、無毒性である、有効な広スペクトル保存システム
はたやすくは入手できない。
【0009】 (発明の概要) 先行技術における上記困難を克服するために、広スペクトルの殺生物活性を有
する高度に安定な保存剤処方物は一つ又はそれ以上のイソチアゾロンをホルムア
ルデヒド供与体たとえばアルカノール置換ジメチルヒダントインと、イソチアゾ
ロンのための安定剤としてのヒダントインとを混合することによって製造できる
ことが発見された。
【0010】 この安定化された処方物はより酸性でないpHおよび高い温度においてもそれ
らの安定性を維持する。保存剤処方物のpHは必要ならばpH4〜8に調整され
ても良い。従って、本発明の保存剤システムは製造中に又は倉庫環境で遭遇する
高温に耐えるであろう。さらに、イソチアゾロン含有組成物を保存するために伝
統的に使用されている金属塩の高レベルは本発明の組成物には必要ないか又は望
ましくない。
【0011】 本発明の保存剤システムは、より中性のpH範囲(5〜7)を有しそして高い
金属塩の不在下で室温以上の温度でも安定なままである、シャンプー、化粧品、
クリーム、ローションおよび液体石鹸のような、身体ケア用製品において特に有
効である。
【0012】 別の利点は、本発明の保存剤システムは遊離ホルムアルデヒドを低い量すなわ
ち0.2%未満しか含有しないので、新設の環境規制を満たすということである。
【0013】 本発明の更なる利点は、高度に安定なイソチアゾロンを含有する保存剤はより
少ない量の活性成分の使用を可能にするので無毒性の高度に有効な保存剤処方物
を提供するということである。従って、安定化された保存剤システムは製造業者
および最終使用者どちらにとってもより良い費用対効果を与えることができ、そ
の一方で身体ケア用製品に添加されたときに非刺激性処方物を提供する。
【0014】 本発明の更に別の利点は、安定化されたイソチアゾロンは蛍光灯の光の下に室
温で2ヶ月貯蔵した後でさえ透明無色のままであり、そして凍結融解条件下で安
定なままであるということである。
【0015】 本発明はまた、本発明の安定化された保存剤システムを組み入れることによっ
て身体ケア用、家庭用および工業用製品の中での微生物の増殖を遅延または禁止
させる方法を提供する。
【0016】 (発明の詳細な説明) 本願明細書の中に引用された全ての特許、特許公報および文献資料はそれらの
全体が本願明細書の中に組み込まれる。
【0017】 本発明の安定化された保存剤システムの第一の活性成分は式Iを有する一つ又
はそれ以上の3−イソチアゾロンを含む: 式中、Xは水素またはハロゲン、好ましくは塩素、であり、そしてRは炭素原子
数1〜22のアルキル鎖である。好ましいイソチアゾロン成分は5−クロロ−2−
メチル−4−イソチアゾリン−3−オン(CMI)および2−メチル−4−イソチ
アゾリン−3−オン(MI)、およびそれらの混合物(CMI/MI)が挙げられる。そ
の他の3−イソチアゾロンも本発明に使用することができ、4−クロロ−2−メ
チル−4−イソチアゾリン−3−オン、ジクロロイソチアゾロンたとえば4,5
−ジクロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、ブロモイソチアゾロ
ンたとえば5−ブロモ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、n−オク
チルイソチアゾロンたとえば2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン
、およびベンズイソチアゾロンが挙げられる。
【0018】 本発明の安定化された保存剤システムの第二の活性成分はホルムアルデヒド供
与体、たとえば、ヒダントイン類、N,N´´−メチレン−ビス[N´−(ヒド
ロキシメチル)−2,5−ジオキソ−4−イミダゾリジニル]ウレア、N´−(
ヒドロキシメチル)−N−(1,3−ジヒドロキシメチル−2,5−ジオキソ−
4−イミダゾリジニル)−N´−(ヒドロキシメチル)ウレア、およびクォータ
ーニウム(Quaternium)−15、である。好ましい化合物は式IIを有するアル
カノールジアルキルヒダントインである: 式中、R1およびR2は各々独立に水素または(CH2)OHであるが、R1および
2の両方が水素であることはできない、そしてR3およびR4は各々独立に水素
、メチル基、エチル基、プロピル基、またはアリール基である。
【0019】 アルカノール置換ジメチルヒダントイン化合物は好ましく使用される。それら
は米国特許第3,987,184号および第4,172,140号に記載されて
いるものが挙げられる。これらは5,5−ジメチルヒダントインと1モル又はそ
れ以上のホルムアルデヒドとの縮合生成物(例えば、1,3−ジメチロール−5
,5−ジメチルヒダントイン、1−メチロール−5,5−ジメチルヒダントイン
、または3−メチロール−5,5−ジメチルヒダントインおよび1−メチロール
−3−メチロールオキシメチレン−5,5−ジメチルヒダントイン、およびそれ
らの混合物)である。アルカノール置換DMH化合物の混合物も使用できる。他の
ホルムアルデヒド供与体はn−ヒドロキシメチルウレア類たとえばイミダゾリニ
ルウレアやジアゾリジニルウレア、ジアミノメタン類、1,3−オキサゾリジン
類、第4級ヘキサミニウム塩類たとえばクォーターニウム15、C−メチロール
類たとえばブロノポール(Bronopol)、2−ブロモ−2−ニトロ−プロパン−1
−オール、およびO−ヒドロキシメチル化合物およびホルマール類が挙げられる
【0020】 本発明に使用される安定剤はヒダントイン類、ウレア類およびそれらの誘導体
が挙げられる。ヒダントイン類は式IIIによって表わされる: 式中、R1〜R4は独立に、H、およびC1〜C22アルキル基から選ばれる。
【0021】 N,N´´−メチレンビス[N´−2,5−ジオキソ−4−イミダゾリジニル
]ウレアおよびその誘導体は式IVによって表わされる: 式中、R1〜R5は独立に、HまたはC1〜C22から選ばれる。
【0022】 2,5−ジオキソ−4−イミダゾリジニルウレア(5−ウレイドヒダントイン
)およびその誘導体は式Vによって表わされる: 式中、R1〜R7は独立に、H、CH3、C25またはC37から選ばれる。
【0023】 尿素およびその誘導体は式VIによって表わされる: 式中、R1〜R4は独立に、HまたはC1〜C12から選ばれる。全てのR基がHで
あるとき、化合物は尿素である。
【0024】 好ましくは、安定剤は5,5−ジメチルヒダントインまたはメチルエチルヒダ
ントイン(MEH)である。
【0025】 水は本発明において使用するのに好ましい溶媒である。その他に、モノ−、ジ
−、およびポリヒドロキシルアルコールを含めてヒドロキシル溶媒が使用できる
。例えば、約1〜5個の炭素原子を有するモノヒドロキシルアルコール、最も好ま
しくはエタノールおよびプロパノール、が使用されてもよい。ジヒドロキシルア
ルコール(例えば、グリコール)たとえばC2〜C8ジオール(例えば、プロピレ
ングリコールおよびブチレングリコール)は有利である。使用できるその他化合
物はジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、PPG−9、PPG−2−
ブテト(buteth)−2、ブトキシプロパノール、ブトキシジグリコール、PPG−
2−ブチルエーテル、グリセレト(glycereth)−7、ソルビトール、イソペン
チルジオール、ミリスチルミリステート、およびフェノキシエタノールが挙げら
れる。
【0026】 表1は本発明の広スペクトルの安定化されたホルムアルデヒド供与体/イソチ
アゾロン保存剤濃厚物についての範囲を与える。
【0027】
【0028】 広スペクトル濃厚物についてのホルムアルデヒド供与体−対−イソチアゾロン
化合物の比は一般的には約5000:1から1:1まで、好ましくは約1000:1から5:1
まで、であってもよい。上記濃厚物における全安定剤−対−イソチアゾロン化合
物の比は一般的に約1:1から2000:1まで、好ましくは約50:1〜1500:1まで、
であってもよい。この処方物は1重量%未満好ましくは0.2重量%未満の遊離ホル
ムアルデヒド濃度を有する。全ホルムアルデヒド濃度は、5重量%〜25重量%、
好ましくは12重量%〜17重量%、である。
【0029】 好ましいアルカノールジアルキルヒダントインは1,3−ジメチロール−5,
5−ジメチルヒダントイン(DMDMH)であり、そして70%固形分(65%DMDMH、30
%モノメチルジメチルヒダントイン(MMDMH)、および5%ジメチルヒダントイン
(DMH))を含有し残余が水であるグリダント(Glydant)II(ロンザ社(Lonza,
Inc.)、フェアローン(Fair Lawn)、ニュージャージー州)のような混合物の
状態で便利に得ることができる。グリダントIIは全ホルムアルデヒド含分が17%
である。
【0030】 本発明の保存剤濃厚物は当業者に周知の手順に従って、上記表1に記載の成分
を単に混合しそして使用者の目的に適する任意の有機酸または無機酸(例えば、
塩酸や酢酸)を使用してpHを調整することによって容易に製造できる。成分を
混合する仕方は本発明の思想を逸脱することなく、下記に記載されているように
処方者の要求に適するように変更できる。
【0031】 使用−希釈における活性化合物の濃度は抑えるべき微生物の本性および保存す
べき最終製品の組成に依存する。たとえば、水性組成物を保存するのに使用する
ための保存剤の最適量は当分野で既知のスクリーン試験によって、そして表1お
よび表2に与えられている処方範囲に従って、決定できる。水性組成物を保存す
るときは、使用レベルは一般に、最終組成物の0.00005重量%〜5重量%であり、
好ましくは約0.01〜1%である。本発明の保存剤処方物は希釈なしで、製造され
たまま直接に使用することもできるし、または製造において伝統的に使用される
他の仕方で例えば計量によって使用することもできる。
【0032】 本発明の別の態様においては、安定剤をイソチアゾロンと合わせてもよい。望
むならば、ヒドロキシル溶媒を添加してもよい。得られた組成物はそれをホルム
アルデヒド供与体と混合することによって本発明の保存剤処方物を製造するのに
使用できる。
【0033】 両方の活性成分を含有している安定化された処方物においては、安定剤DMHは
遊離ホルムアルデヒドの量を最小にする働きもある。しかしながら、ホルムアル
デヒド供与体組成物の中に典型的に存在するDMHの量は2つの活性成分が使用さ
れる場合にイソチアゾロンを安定化するのには不十分である。従って、本発明の
安定化された保存剤を処方するときは、イソチアゾロンを安定化するのにどれく
らいの量のアルキルヒダントインが添加されるべきかを決定するのに、全アルキ
ルヒダントイン濃度を考慮しなければならない。全アルキルヒダントイン濃度は
遊離のアルキルヒダントイン+反応したアルキルヒダントイン(例えば、縮合生
成物MMDMHおよびDMDMHの中のDMH)に等しい。
【0034】 「全」アルキルヒダントイン濃度は「添加された」アルキルヒダントイン濃度
とは異なる。或る種のホルムアルデヒド供与体組成物の中にはアルキルヒダント
イン(遊離の及び反応した)が存在するであろうので、イソチアゾロンを安定化
させる量を達成するための量のアルキルヒダントインが添加されるであろう。従
って、一つの態様においては、アルキルヒダントインは遊離の及び反応したアル
キルヒダントインを含有している製造されたホルムアルデヒド供与体組成物(例
えば、グリダントII)に添加されるので、添加されたアルキルヒダントインはホ
ルムアルデヒド供与体組成物中のアルキルヒダントインと組み合わされてイソチ
アゾロンを安定化する全アルキルヒダントイン濃度を与える。
【0035】 本発明の保存剤は微生物を抑えるのに有効であり、特に、家庭用、工業用およ
び身体ケア用製品、例えば、化粧品、ローション、クリーム、消臭剤、シャンプ
ー、及び石鹸、の保存用に有効である。身体ケア用製品は通常使用においてヒト
または動物の身体に適用または接触させるいずれの製品も包含する。本発明の保
存剤システムを導入することによって利益を得ることができる製品を次に列挙す
るが、本発明はそれらに限定されるものではない:接着剤、サイズ剤、紙および
厚紙、編織物、皮革、木材および木材製品、塗料およびプラスチック製品、あら
ゆる目的の液体清浄剤、食器洗浄用液体洗剤、自動車用クリーナー、界面活性剤
溶液、家庭用磨き剤、自動車用ワックス、空気清涼剤、カーペット用シャンプー
、プレスポッター(pre-spotter)、液体ランドリー用品、作物生育用殺虫剤、
非食品用殺菌剤、非食物用除草剤、非食物用防虫剤、非食物用駆虫剤、非食物用
バイオ殺虫剤、防汚用品、プレモイスンド(pre-moistened)スポンジ、プレモ
イスンドモップ、コーティング材、ポリマーエマルション、天然ラテックス、ミ
ネラルスラリ、顔料スラリ、建築用水性コンパウンド、コーキング材、シーリン
グ材、金属加工用作業流体、金属クリーニング液、圧媒液、電着液、工業用プロ
セス水、空気洗浄システム、油田圧入水、液体炭化水素燃料、工業用再循環冷却
水、潤滑剤、および微生物によって攻撃または分解されることがあるその他材料
【0036】 水性製品の汚染または崩壊を生じさせる微生物は細菌、菌類、酵母、藻類及び
粘液が挙げられる。下記属の微生物は例である:アルテルナリア属(Alternaria
)、たとえば、Alternaria tenuis、アスペルギルス属(Aspergillus)、たとえ
ば、Aspergillus niger、ケダマカビ属(Chaetomium)、たとえば、Chaetomium
globosum、カンジダ属(Candida)、たとえば、Candida albicans、マツオウジ
属(Lentinus)、たとえば、Lentinus tigrinus、ペニシリウム属(Penicillium
)、たとえば、Penicillium glaucum、白癬菌属(Trichophyton)、たとえば、T
richophyton mentagrophytes、アウレオバシジウム属(Aureobasidium)、たと
えば、Aureobasidium pullulans、エンテロバクター属(Enterobacter)、たと
えば、Enterobacter gergoviae、トリコデルマ属(Trichoderma)、たとえば、T
richoderma viride、大腸菌属(Escherichia)、たとえば、大腸菌(Escherichi
a coli)、シュードモナス属(Pseudomonas)、たとえば、緑膿菌(Pseudomonas
aeruginosa)およびBurkholderia cepacia、およびブドウ球菌属(Staphylococ
cus)、たとえば、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)および表皮ブドウ
球菌(Staphylococcus epidermidis)。
【0037】 下記実施例は本発明をさらに教示するために提供されており、本発明の範囲を
制限することを意図されてはいない。
【0038】実施例1 イソチアゾロンを促進貯蔵条件下での安定性について試験し、そしてその回収
率を室温(RT)に維持された処方物のそれと比較する。安定化量のDMHを添加し
て又は添加せずに、14%のイソチアゾロン(CMI/MI 2.8:1)をグリダントII(ロ
ンザ社、フェアローン、ニュージャージー州)と混合することによって3種類の
試験処方物を製造し、そしてクエン酸(CA)またはHClを使用してpHを約5.0、
5.5および6.0に調整した。全部で9つの処方物が表2に記載通りの最終濃度の成
分を有して製造された。試験(Tests)1〜3についてはpHは約5.0であった。
試験4〜6についてはpHは約5.5であり、そして試験7〜9についてはpHは
約6.0であった。
【0039】 イソチアゾロンの安定性を試験するために、9つの処方物は室温と高温(54℃
)で促進安定化試験を14日間受けた。その後、クロロメチルイソチアゾロン(CM
I)の回収%を求めた。表3を参照。
【0040】 各試験処方物のpHを14日間の前と後に記録した。試験処方物のpHの変動は
無視できるものであり、イソチアゾロンの回収に有意に影響しなかった。
【0041】
【0042】 注:回収率の誤差限界は±2%である。回収率が100%より大きい場合には、イソ
チアゾロンの回収が100%であったと考えられた。
【0043】 表3は本発明の処方物におけるイソチアゾロンのための安定剤としての5,5
−ジメチルヒダントインの有効性を示している。促進貯蔵条件下では、安定化さ
れたCMIの回収は安定化されなかったCMIの回収よりも有意に良かった。たとえば
、試験処方物No.4では、pH 5.5(pH調整剤としてCA)における非安定化CMI
の回収率が促進条件下で78%であった。しかしながら、試験処方物No.5では、
安定化量のDMHが存在したとき、CMIの回収率が88%であった。更により大きな回
収はHClがpH調整剤であったときに得られた(pH 5.5で91%の回収率;表3
の試験No.6を参照)。
【0044】 様々なpHレベルにおける室温対促進条件下での回収率の比較から、安定化無
しではCMI回収が顕著に低下したことが明らかである。典型的にイソチアゾロン
を分解させる約6のpHでは、pH調整剤としてHClを使用した安定化CMIの回収
%は室温および促進条件下ではそれぞれ95%および89%であった。表3の試験No
.9を参照。これら条件下での回収率の比率は94%であった。ほぼ同じpHにお
いて、クエン酸を用いた非安定化CMIの回収は室温および促進貯蔵条件ではそれ
ぞれ108%(約100%)および75%であった。表3の試験No.7を参照。しかしな
がら、これら回収率の比率はたった69%であった。安定化−対−非安定化条件下
での回収の差は顕著であり、それはDMHがよりアルカリ性のpHレベルでそして
より高い温度でイソチアゾロンの安定性を大幅に改良したことを示している。DM
Hのこの安定化させる性質は以前には決して予測できなかった。
【0045】実施例2 この実施例は代表的なプロテインシャンプーを保存するための、本発明の安定
化された保存剤処方物の用途を実証する。プロテインシャンプーおよび保存剤処
方物の組成は下記の表4に記載されている。最初、プロテインシャンプーのpH
は7.0のpHに調整され、そして保存剤処方物のpHはHClを用いて5.5のpHに
調整された。保存剤処方物は表2の処方に従って製造された(試験No.3、6お
よび9)。
【0046】 注:1 ホルムアルデヒド供与体組成物は、35%のDMDMH、30%のMMDMH、5%のDMHおよ
び30%の水であった。2 イソチアゾロン組成物は、14% CMI/MIの通常ブレンドを含有していた。
【0047】 5つのプロテインシャンプー試験処方物を製造しそして試験した:1つは保存
剤処方物を添加しなかった、そして4つは保存剤処方物の量を変えてある。
【0048】 プロテインシャンプーおよび保存剤の使用濃度は表5に示した処方物1〜5に
よって表わされている:
【0049】
【0050】 黄色ブドウ球菌(S. aureus)(ATCC#6538)と大腸菌(E. coli)(ATCC#8739
)と緑膿菌(P. aeruginosa)(ATCC#9027)の等しい混合物を、シャンプー/保
存剤混合物に添加し、そして存在する細菌の量を測定した(0日)。7日間隔で4
週間にわたって測定を行い、そして5つのサンプルの各々における細菌レベルを
表6に示される通り記録した。
【0051】 注: TNTCは多すぎて計数できなかったことを示す(too numerous to count)。
【0052】 表6のデータによって示されている通り、安定化されたDMDMH:CMI/MIの保存
剤ブレンドは試験した保存剤使用レベルの各々においてプロテインシャンプー中
の混合細菌の増殖を有効に抑制した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK ,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN ,YU,ZA,ZW (72)発明者 ルッツ、パトリック、ジェイ アメリカ合衆国 ペンシルヴァニア、ナザ レス、ケスラーズヴィル ロード 5735 Fターム(参考) 4C083 AB012 AC182 AC302 AC642 AC782 AC851 AC852 AC861 AC862 AD432 BB48 CC01 CC05 CC23 CC38 4H011 AA02 BA01 BB10 BC09 DA12 DC05 DD07 DE17 DF03

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルムアルデヒド供与体、イソチアゾロン、およびアルキル
    ヒダントイン安定剤を含み、イソチアゾロンに対する全アルキルヒダントインの
    比率がイソチアゾロンを安定化するのに十分である、広域スペクトル保存剤処方
    物。
  2. 【請求項2】 全アルキルヒダントイン安定剤−対−イソチアゾロンの比が
    1:1から2000:1までである、請求項1の保存剤処方物。
  3. 【請求項3】 処方物が20〜95重量%のホルムアルデヒド供与体、0.02〜90
    重量%のイソチアゾロン、1〜30重量%のアルキルヒダントイン安定剤および60
    重量%までのヒドロキシル溶媒を含有する、請求項1の保存剤処方物。
  4. 【請求項4】 ホルムアルデヒド供与体化合物が置換ジメチルヒダントイン
    である、請求項1の保存剤処方物。
  5. 【請求項5】 ホルムアルデヒド供与体化合物が1,3−ジメチロール−5
    ,5−ジメチルヒダントイン、1−メチロール−5,5−ジメチルヒダントイン
    、3−メチロール−5,5−ジメチルヒダントインまたは1−メチロール−3−
    メチロールオキシメチレン−5,5−ジメチルヒダントイン、またはそれらの混
    合物である、請求項1の保存剤処方物。
  6. 【請求項6】 イソチアゾロン化合物が5−クロロ−2−メチル−4−イソ
    チアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4−クロ
    ロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−メチ
    ル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−ブロモ−2−メチル−4−イソチアゾ
    リン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オンから選ばれ
    た化合物の少なくとも一つである、請求項1の保存剤処方物。
  7. 【請求項7】 イソチアゾロンが5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾ
    リン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの混合物である、
    請求項6の保存剤処方物。
  8. 【請求項8】 安定剤がメチルエチルヒダントインおよびジメチルヒダント
    インから選ばれる、請求項1の保存剤。
  9. 【請求項9】 成分が水の中に溶解されている、請求項1の保存剤処方物。
  10. 【請求項10】 pHが約4〜8である、請求項1の保存剤処方物。
  11. 【請求項11】 遊離ホルムアルデヒド濃度が0.2%以下であり、そして全
    ホルムアルデヒド濃度が少なくとも5%である、請求項1の保存剤処方物。
  12. 【請求項12】 請求項1に従った保存剤処方物を含む、身体ケア用製品、
    家庭用製品、または工業用製品。
  13. 【請求項13】 シャンプー、クリーム、ローション、石鹸、および化粧品
    から選ばれる、請求項12の身体ケア用製品。
  14. 【請求項14】 保存剤処方物が安定剤としてジメチルヒダントインを含有
    している、請求項12の身体ケア用製品。
  15. 【請求項15】 イソチアゾロンとアルキルヒダントインを含み、アルキル
    ヒダントイン−対−イソチアゾロンの比が1:1から2000:1までである、イソチ
    アゾロン溶液。
  16. 【請求項16】 安定剤がジメチルヒダントインおよびメチルエチルヒダン
    トインから選ばれる、請求項15の溶液。
  17. 【請求項17】 安定剤が5,5−ジメチルヒダントインである請求項16
    の安定化された溶剤。
  18. 【請求項18】 イソチアゾロンが5−クロロ−2−メチル−3−イソチア
    ゾリン−4−オンおよび2−メチル−3−イソチアゾリン−4−オンである、請
    求項15の安定化された溶液。
  19. 【請求項19】 pHが約4〜8である、請求項15の安定化された溶液。
  20. 【請求項20】 抗微生物上有効な量のホルムアルデヒド供与体、イソチア
    ゾロン、およびイソチアゾロンのためのヒダントイン安定剤を含み、ホルムアル
    デヒド供与体−対−イソチアゾロンの比が1000:1から50:1までであり、そして
    安定剤−対−イソチアゾロンの比が1:1から2000:1までである、身体ケア用製
    品、家庭用製品、または工業用製品。
  21. 【請求項21】 微生物の増殖を受けやすい組成物における微生物の増殖を
    防止する方法であって、前記組成物にホルムアルデヒド供与体、イソチアゾロン
    およびアルキルヒダントイン安定剤を添加することを含み、イソチアゾロンに対
    するアルキルヒダントインの比率がイソチアゾロンを安定化するのに十分である
    、前記方法。
JP2000616625A 1999-05-11 2000-05-05 イソチアゾロンの安定化 Pending JP2002544144A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/309,686 US6121302A (en) 1999-05-11 1999-05-11 Stabilization of isothiazolone
US09/309,686 1999-05-11
PCT/US2000/012381 WO2000067579A1 (en) 1999-05-11 2000-05-05 Stabilization of isothiazolone

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002544144A true JP2002544144A (ja) 2002-12-24

Family

ID=23199233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000616625A Pending JP2002544144A (ja) 1999-05-11 2000-05-05 イソチアゾロンの安定化

Country Status (14)

Country Link
US (1) US6121302A (ja)
EP (1) EP1071330B1 (ja)
JP (1) JP2002544144A (ja)
AR (1) AR023981A1 (ja)
AT (1) ATE222456T1 (ja)
AU (1) AU4989400A (ja)
BR (1) BR0011516A (ja)
CA (1) CA2372812A1 (ja)
CO (1) CO5170492A1 (ja)
DE (1) DE60000343T2 (ja)
DK (1) DK1071330T3 (ja)
ES (1) ES2182803T3 (ja)
PE (1) PE20010135A1 (ja)
WO (1) WO2000067579A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010229158A (ja) * 2002-01-31 2010-10-14 Rohm & Haas Co 相乗的殺微生物配合物
JP2011006452A (ja) * 2005-10-04 2011-01-13 Rohm & Haas Co 殺微生物組成物
JP2012153606A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 Japan Enviro Chemicals Ltd 抗白癬菌剤組成物

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6255331B1 (en) 1999-09-14 2001-07-03 Rohm And Haas Company Stable biocidal compositions
DE19961621C2 (de) * 1999-12-13 2002-11-14 Schuelke & Mayr Gmbh Bakterizide und fungizide flüssige Zubereitungen für technische Produkte
US20030039580A1 (en) * 2001-02-26 2003-02-27 Lonza Inc. Stable preservative formulations comprising halopropynyl compounds and butoxydiglycol solvent
JP2003138202A (ja) * 2001-11-07 2003-05-14 Nippon Paint Co Ltd 抗菌性無鉛性カチオン電着塗料組成物
ES2279217T3 (es) * 2002-08-20 2007-08-16 Lonza, Inc. Composiciones antimicrobianas sinergicas, estables, a base de donadores de aldehidos y acido dehidroacetico y que son de bajo contenido en formaldehido libre.
DE10244442A1 (de) * 2002-09-24 2004-04-01 Schülke & Mayr GmbH Emissionsarme Formaldehyd-Depot-Zubereitungen und deren Verwendung
US9034905B2 (en) * 2003-02-05 2015-05-19 Rohm And Haas Company Synergistic microbicidal combinations
BRPI0910177B1 (pt) * 2008-06-27 2017-09-26 Dow Global Technologies Inc. A biocidal composition and method for inhibiting bacterial growth in a medium
US8933134B2 (en) 2010-06-09 2015-01-13 L'oreal Compositions containing agar and a softening agent

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AR207229A1 (es) * 1973-08-20 1976-09-22 Rohm & Haas Composicion de recubrimiento estabilizada con formaldehido y metodo para su preparacion
US3987184A (en) * 1974-06-07 1976-10-19 Glyco Chemicals, Inc. Dimethylol dimethylhydantoin solution
US4172140A (en) * 1977-08-19 1979-10-23 Glyco Chemicals, Inc. Antimicrobial hydantoin derivative compositions and method of use
DE2800766A1 (de) * 1978-01-09 1979-07-19 Bode Bacillolfab Konservierungsmittel
ATE105139T1 (de) * 1989-06-06 1994-05-15 Rohm & Haas Organische stabilisatoren fuer isothiazolone.
JPH0641457B2 (ja) * 1989-07-17 1994-06-01 ソマール株式会社 イソチアゾロン系化合物の安定化溶液
CA2029302A1 (en) * 1989-11-17 1991-05-18 Gary L. Willingham Use of carbonyl stabilizers for 3-isothiazolones
US5037989A (en) * 1990-04-05 1991-08-06 Rohm And Haas Company Phenoxyalkanol as a stabilizer for isothiazolone concentrates
JPH07121921B2 (ja) * 1990-04-27 1995-12-25 ソマール株式会社 イソチアゾロン系化合物の安定化溶液
US5142058A (en) * 1990-12-14 1992-08-25 Rohm And Haas Company Halogen-containing organic stabilizers for 3-isothiazolones
US5464850A (en) * 1991-10-04 1995-11-07 Ciba Corning Diagnostics Corp. Synergistic preservative systems for chemistry reagents
US5160526A (en) * 1991-11-21 1992-11-03 Rohm And Haas Company Alkene stabilizers for 3-isothiazolone compounds
ZA933464B (en) * 1992-05-21 1993-12-20 Lonza Ag A method for preparing low free formaldehyde methylolhydantoins and compositions thereof
US5342836A (en) * 1992-08-11 1994-08-30 Rohm And Haas Company Nitrogen-based stabilizers for 3-isothiazolones
US5373016A (en) * 1993-05-28 1994-12-13 Zeneca, Inc. Protection of isothiazolinone biocides from free radicals

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010229158A (ja) * 2002-01-31 2010-10-14 Rohm & Haas Co 相乗的殺微生物配合物
JP4615068B2 (ja) * 2002-01-31 2011-01-19 ローム アンド ハース カンパニー 相乗的殺微生物配合物
JP2011006452A (ja) * 2005-10-04 2011-01-13 Rohm & Haas Co 殺微生物組成物
JP2012153606A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 Japan Enviro Chemicals Ltd 抗白癬菌剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
DK1071330T3 (da) 2002-12-23
EP1071330A1 (en) 2001-01-31
EP1071330B1 (en) 2002-08-21
ES2182803T3 (es) 2003-03-16
BR0011516A (pt) 2002-03-26
DE60000343D1 (de) 2002-09-26
AU4989400A (en) 2000-11-21
DE60000343T2 (de) 2003-04-17
AR023981A1 (es) 2002-09-04
PE20010135A1 (es) 2001-02-22
CO5170492A1 (es) 2002-06-27
ATE222456T1 (de) 2002-09-15
CA2372812A1 (en) 2000-11-16
US6121302A (en) 2000-09-19
WO2000067579A1 (en) 2000-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0327220B1 (en) Synergistic biocidal composition
PT93633B (pt) Processo para a preparacao de uma composicao biocidas contendo pelo menos um derivado de isotiazolinona ou de isotiazolotiona
EP1022950B1 (en) Stabilised mixtures of an iodopropargyl compound and a formaldehyde donor
JP2003238319A (ja) 相乗的殺微生物配合物
US20060148873A1 (en) Low-temperature-stable preservatives
US5552425A (en) Synergistic water soluble preservative compositions of biocidal mixtures
EP0741517B1 (en) Synergistic antimicrobial compositions containing a halogenated acetophenone and an organic acid
JP2002544144A (ja) イソチアゾロンの安定化
US20040014736A1 (en) Stabililzed haloalkynyl microbicide compositions
WO2002089759A1 (en) Alcohol-free liquid concentrate for preserving cosmetics, household and technical products
JP2001526679A (ja) ヨードプロピニルおよびホルムアルデヒド供与化合物を主成分とする保存薬組成物
US6114366A (en) Broad spectrum preservative
JP4993803B2 (ja) 殺生物組成物
AU2003259934B2 (en) Stable, low free formaldehyde, synergistic antimicrobial compositions of aldehyde donors and dehydroacetic acid
EP0542489A2 (en) Microbicidal compositions comprising 3-isothiazolones and poly-lysine
JP2925322B2 (ja) 2―(2―ブロモ―2―ニトロエテニル)フランと2―ブロモ―2―ニトロプロパン―1,3―ジオールとの新しい協力作用組成物及びその利用
US6417211B1 (en) Isothiazolone concentrates
US20030039580A1 (en) Stable preservative formulations comprising halopropynyl compounds and butoxydiglycol solvent
JP2003286115A (ja) 工業用抗菌組成物及び抗菌方法
JPH10168069A (ja) 安定化されたイソチアゾロン溶液
JP2001516696A (ja) ドデシルモルホリンまたはその塩およびドデシルアミンまたはその塩を含有する相乗的抗微生物組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050311

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050805