JP2002542575A - ケーブル加工装置の制御方法、ケーブル加工装置及びケーブル加工装置を備えたシステム - Google Patents

ケーブル加工装置の制御方法、ケーブル加工装置及びケーブル加工装置を備えたシステム

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ダニエル シュロッサー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、例えばケーブル加工装置(1a)とコイリング装置(2a)と言った複数のケーブル加工装置(1、2)が連結された形態におけるケーブル加工の方法に係る。本発明はまた、前記方法を実施するための装置及び例えばこれらをもってコイリング工程を制御しケーブル加工マシーン(1a)の運転を最適化するためのプログラム制御手段(3、4)に制御を受けるケーブル運搬装置、ケーブル絶縁皮膜剥離装置及びコイリング装置から構成されるシステムに係り、本発明によればケーブルの張力を測定すること無くケーブルへの負荷を削減することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、請求項1及び請求項2記載の方法、請求項10、12及び13記載
の装置、請求項10、12及び13記載の装置用コイル形成装置並びに請求項2
8記載のシステムに関する。
【0002】 (背景技術) 本発明に係るケーブル加工装置は、ケーブルの表面、形状若しくは長さを加工
するために用いる装置である。本発明に係るケーブル加工装置は、通常ケーブル
の長軸方向に設置されたケーブル運搬装置、ケーブル加工工具(一般的には、少
なくとも一つのナイフ、圧着装置又は圧力ヘッドあるいは類似するもの)を装備
する。本発明に係るケーブル加工装置は、好ましくは二台目のケーブル運搬装置
を備える。二台目のケーブル運搬装置は、一台目のケーブル運搬装置と同方向に
あるいは逆方向に、ケーブル加工工具の作動状態に応じてケーブルを運搬するよ
うに設置されている。
【0003】 一般的なケーブル加工マシーンとは、ケーブルあるいはケーブルの末端の切断
、絶縁皮膜の剥離又は結束を行うケーブル加工装置のことを意味する。
【0004】 本発明は上記機器に制限されるものではない。本発明のケーブル加工装置には
、ケーブル切断機(カッター)あるいはケーブル運搬装置も含まれる。
【0005】 コイリング装置とはケーブルをコイル状にする装置を意味する。コイリング装
置は、コイルを形成するための通常コイリング・パンあるいはコイリング・ソー
サーを装備し、また上記コイリング・パンあるいはコイリング・ソーサーを動か
すための動力を装備する。コイリング・パンは、コイリング・ソーサーにコイル
を側方から固定する外周壁を組み合わせたものと言える。以下の説明においては
コイリング・パンとコイリング・ソーサーの区別はしないものとする。一般的に
は、コイリング・パンあるいはコイリング・ソーサーは、コイリング装置に付属
するものであり移動することはないが、特殊な形態においては、コイリング・パ
ンあるいはコイリング・ソーサーを後続する加工工程においてコイルの運搬容器
として使用することも可能である。
【0006】 コイリング(コイル形成)とは、ケーブルをコイル化する事を意味する。コイ
ルとは、リング状に重なられたケーブルのことを意味する。一般的にコイルは、
数多くのリング状に重ねなられたケーブルからなっており、二つのケーブル末端
(ケーブルの始端とケーブルの終端)を持つ。コイルには、一般的には担体やス
プール体を包含しない。本発明に係るケーブルとは、外側に絶縁を施した少なく
とも一本の電線又は光伝導線を意味する。本発明に係る代表的なケーブル加工機
器は、CS9050、CS9100、PS9500パーワー・ストリップ又は当
出願人の製品であるOC3950等の名称で市販されている機器、要するに「カ
ット・アンド・ストリップ」と総称される自動化された装置やカッター等のこと
である。
【0007】 「カット・アンド・ストリップ」と総称される自動化された装置は、通常駆動
プリー、駆動ベルト又は他の駆動手段を装備する。上記駆動手段が、ケーブルを
まず運搬軸に沿った方向に運搬し、絶縁皮膜剥離工程を経た後、一般的にはケー
ブルの他端に絶縁皮膜剥離工程を施すために、これまでとは逆の方向に運搬する
【0008】 本発明の好ましい実施形態においては、両端の絶縁皮膜を剥離された又は両端
を切断のみされたケーブルを容易に運搬できるようにするためあるいは容易に保
管できるようにするため又は後続工程において容易に加工できるようにするため
にコイル化する。
【0009】 SU−916012Bには一つのコイリング・パンを備えた線材コイリング・
マシーンが記載されている。該コイリング・マシーンにおいてはU型の帯をコイ
リング前に仕込み、コイリングされた線材の取り出しを容易にすると共に運搬を
容易にする工夫が施されている。線材は、回転する手段によりコイリング・パン
に挿入される。上記コイリング・マシーンは、その構造上、線材巻き取り(ドラ
ム)装置又は線材送り出し(牽引)装置の補助装置として機能し、製造工程の関
係上、線材は一定の方向にのみ運搬される。
【0010】 US−4372141には、線材切断手段を内部に備えた他のコイリング・マ
シーンが記載されている。線材の運搬速度は、歯車により駆動される駆動プリー
の速度に対応する。線材の運搬速度は、機械的に同期され、コイリング又は切断
工程により左右される。上記コイリング・マシーンにおいては、ケーブルの絶縁
皮膜剥離装置の補助装置としての使用形態は考慮されていない。またSU−91
6012Bのコイリング・マシーン同様、構造上一定の運搬方向のみ可能である
【0011】 US−4663822(1987年)には、ケーブル加工装置及びコイリング
・マシーンの更なる同期方法が記載されている。該発明においては、一台のプロ
グラミング可能な電子制御装置が全ての駆動手段を制御する。また二枚のコイリ
ング・パンを備え、ケーブル通路分岐手段により選択可能となっている。二枚の
コイリング・パンは、クラッチを備えた一台のモーターに選択的に交互に駆動さ
れる(他方のコイリング・パンは停止)。上記電子制御装置は、長さ測定センサ
ーからケーブルの運搬距離、またタッチ・センサーによりケーブル通路の位置を
把握する。駆動手段の同期は、上記電子制御装置が電動気圧式制御シリンダーを
介して行う。上記制御シリンダーのうちの一台が、例えばケーブル通路を各コイ
リング・パンの位置に移動させる。他の二台の制御シリンダーは、それぞれ一台
のクラッチを担当し、常時回転しているモーターとコイリング・パンの駆動を制
御する。ケーブル加工時に、ケーブルに縮みや移動誤差がない場合上記機構によ
り同期が実現できる。ケーブルは、コイリング・パンに固定されずに挿入される
ため、コイリング・パン内でケーブルに遊びが生ずることがある。好ましくない
摩擦やケーブルの損傷を上記方法では完全に避けることはできない。上記のごと
く、ケーブルが固定されずにコイリング・パンに挿入されるため完全な再現性は
期待できない。
【0012】 上記発明の好ましい形態においては、上記制御装置により制御されるディスク
・ブレーキで、駆動されていいない側のコイリング・パンを停止する。要するに
コイリング・パンは全速力で回転するあるいは停止している二通りの状態のみし
か考慮されていない。上記発明においては可変回転速度、加速モーメントの変更
、ブレーキ・モーメントの変更やケーブルの運搬方向の逆転などは、該装置が電
子的に制御されているにもかかわらず考慮されていない。
【0013】 上記欠点の他、構造上該発明に係るケーブル加工装置の操作やプログラミング
が複雑なものとなる欠点がある。すなわち一台の制御装置に全てのパラメーター
をインプットする必要があり、補助装置などを交換した場合、全てのプログラム
を書き換えなければならない。工具や運搬に関するパラメーターを変更する場合
逆に補助装置のパラメーターを作業員が適応させる必要がある。これは時間の無
駄であり、作業ミスの原因ともなる。またパラメーターの設定後には試運転を必
要とし、多くの無駄を出す可能性を持つ。
【0014】 複数のケーブル加工装置を中央制御コンピューターで制御する案はUS 53
43605(1994年)にも公示されている。第一の信号路(コマンド・バス
)が前処理装置を、そして第二の信号路(コマンド・バス)が「カット・アンド
・ストリップ」を制御する。各装置からは、各一本の信号路がコンピューターに
接続される(ステータス・バス)。該発明の方法では制御がコンピューターに一
任されるので、装置を交換するたびにプログラムを対応させる必要がある。
【0015】 US−4546675には引き抜き可能なマンドレルにケーブルを巻きつける
タイプのコイリング・マシーンが取り付けられた一体型のケーブル切断・ストリ
ップ装置が記載されている。コイルを取り出す際には、マンドレルを下方に引き
抜く。上記方式の欠点は、コイルとマンドレルの摩擦にあり、場合によってはケ
ーブルに傷がつくことがある。
【0016】 またコイルを規則正しく重ねていくにあたり、ノズルに沿って移動する補助円
盤を使用するとなっている。ケーブルの引っ張り応力を測定するセンサーが取り
付けられており、ケーブルの引っ張り応力に応じて巻きドラムの速度を調節する
。旧式のUS´822の使用に比べ論理的にはコイリング時における感度が高く
はなっているが、その対応は常に応答と言う形で行われるためケーブルの運搬速
度に対してかなりの遅れが生ずる。よってケーブルに折れができる若しくは過度
の張力がかかる可能性が高い。該発明においては、運搬の逆転は全く考慮されて
いない。
【0017】 US−4869437には、ケーブルを円形に配置された複数のロッドに巻き
つけ、同時に外周に配置された複数のロッドでケーブルを誘導するタイプの巻き
線の製造装置が記載されている。完成した巻き線の取出し時の問題や異なる直径
を持つ巻き線の形を整えるために上記のロッドは偏心的に配置されており、偏心
軸を軸に回転させることにより巻き線の外周と内周に対応させるように工夫され
ている。ただしケーブル巻付け時のケーブルの運搬方向は一方向しか想定されて
いない。
【0018】 US−4730779では、円形に配置されたロッドの代わりに直径を可変と
した巻取り体を採用している。該装置は、紙組織を巻取るのに使用されるが、巻
取りが終了した後巻取り体の直径を縮小し巻取られた組織を開放するように工夫
されている。しかし該発明を応用しコイリング装置の最適な制御方法に発展する
ことはできない。
【0019】 US−4172374には、二本の放射状に移動可能なマンドレルからなる巻
取り体を採用したスプリング巻取り装置が記載されている(図9と図10参照)
。しかしながら移動可能なマンドレルをコイリング装置に応用できると言う記載
はされていない。
【0020】 US−4669679には二枚のコイリング・パンを採用したコイリング装置
の取り付けられたケーブル切断装置が記載されている。それぞれのコイリング・
パンには中央にマンドレルが取り付けられており、ケーブルは、運搬ベルトの助
けでマンドレルの周りに巻かれていく(巻きつけられていくのではない)。この
時ケーブルは、マンドレルとベルトの相互作用より運搬されるわけであるがルー
ズでもなくマンドレルを縛り付けるようにしっかりとでもなく、ベルトに抑えら
れぎみに巻かれていく。ケーブルを規則正しく重ねていくにあたってはノズルを
マンドレルに沿って上下させることにより実現する。ノズルの移動速度は、運搬
ベルトの速さにより制御される。この時、切断装置内及びコイリング装置内のケ
ーブル運搬速度は、一定に保たれる。ケーブルを切断後、ケーブルの新しい先端
は他方のコイリング・パンに自動的に挿入される。この間に、完成したコイルを
コイリング・パンから取り出す。該装置においては、ケーブルの切断のみを前提
としているため、ケーブルの運搬方向を逆転する機能は考慮されていない。
【0021】 該装置においては、ケーブルの折れを防止するためにノズル部分に、ばね式の
ドア状のガイドが採用されている。またコイルの取り出しを容易にするため巻取
り体の直径を可変なものとしている。
【0022】 なおUS−特許4669679には、従来の技術が詳しく記載されている。こ
こでは、本発明に係る従来の技術として上記記載事項を引用したものとする。
【0023】 EP−B−330840、US−4881393、EP−A−584493、E
P−B−396068とEP−A−864524に記載の従来の技術も考慮した
が、以下に述べる課題を解決する手段のものとは言えない。
【0024】 US−4026483には、切断手段(「カット・アンド・ストリップ」では
なく単なる「カット」)を有するコイリング装置が記載されている。この装置に
は、ケーブルを巻取り体に重ねる手段としてギヤで制御されるノズルが装備され
ている。ただしこの発明においてもケーブルは一方向にしか運搬されない。
【0025】 US−5063974には、線材を自動的に切断、コイリング、結束し複合線
材を作成するシステムが記載されている。該発明の装置は、空気圧で作動し線材
の先端をマンドレルに取り付けるクリップ装置を備えた電動式コイリング装置等
を採用することを特徴とする。また一本の線材がちょうどはまるリング状のガイ
ド溝を持つガイドロールを備え、コイルの内径を設定できるように工夫されてい
る。ただし絶縁皮膜の剥離は、考慮されていない。よって作業中、線材を前後に
動かす必要性はない。線材の運搬方向を変更する必要がないが故にコイリング装
置の回転速度と線材の運搬速度の同期は問題なくできる。
【0026】 ラマテク社製のコイリング装置には線材あるいはケーブルの先端をクリップす
る更なる方法が採用されている。該装置においては線材にクリップ金具が取り付
けられており、線材が自ら引っかかる仕組みになっている。ただし線材が引っか
かる場所は特に定義されていないため線材がずれるおそれがある。また該ラマテ
ク社の方法においては線材の先端をクリップ金具に手動で差し込む必要がある。
【0027】 US−5374005とUS−5575455記載のコイリング装置において
はグラス・ファイバーをコイリングするために環状のコンテナを採用している。
なお該コンテナは回転可能となっている。グラス・ファイバーは、ノズルからの
空気圧で該環状コンテナ内に送り込まれ該コンテナ内のマンドレルにたるみを保
ちながら巻かれていく。しかしながらこれらの方法は、細くて軽い線材にしか採
用できない。またコイルの再現性と言う観点からも十分なものとは言えない。
【0028】 US−5485973には、前記方法に類似した方法を太目の線材のコイリン
グに応用した方法が採用されている。ただし該方法においては回転アームを使用
している。該方法はなおコイルを取り出すためのコイリング・システムではなく
、線材を貯蔵するための方法である。また押し付けロールを利用しケーブルをで
きるだけ底版に押さえ付け重ね密度を最大限にするよう工夫されている。この押
し付けロールなしではシリンダー方のコイリングコンテナの空間に線材を詰める
ことは不可能である。なお該方法においては回転アーム及び押し付けロールを採
用しているがためにコイル又は巻かれた線材を巻かれたまま取り出すことは不可
能である。
【0029】 EP−A−474152には、移動可能な管状のケーブル誘導手段を採用した
ケーブル加工装置が記載されている。該ケーブル誘導手段によりケーブルを一つ
の加工装置から次の加工装置へと移動させることができる。このようなケーブル
誘導手段は既知の複数のコイリング・パンを使用するコイリング装置でも採用さ
れている。
【0030】 US−4669679には、二台のコイリング手段をもち、例えば一台目のコ
イリング手段でコイリング中に他のコイリング手段からコイルを取り出す作業を
行うことのできるコイリング装置について記載されている。該装置においては上
記のごときケーブル誘導手段ではなくいわゆる分岐手段を採用しケーブルを目標
のコイリング・パンに誘導する。
【0031】 出願人は、既にCP1250と呼ばれる上記の装置と同様、二枚のコイリング
・パンを持つコイリング装置において二本の独立した誘導管とその前方に設置さ
れた分岐手段を採用している。コイリング・パンは、電動モーターにより駆動さ
れる。コイリング・パンに挿入されたケーブルは、枠との摩擦により運搬されコ
イリングされる。コイリング・パンの中心にはマンドレルが設けられており、円
形以外の形状でケーブルが巻かれていくのを防止する構造になっている。コイリ
ング・パンの回転速度は制御できるようになっており、ユーザー毎に「最適な」
回転速度を設定できるようになっている。この回転速度は、一般的に必要最低限
、要するにコイリングの速度又はケーブルの挿入速度よりも多少速めに設定され
る。これはケーブルの詰まりやケーブルの折れを避けるために取られる処置であ
る。
【0032】 CP1250は、従来のコイリング装置とは異なりコイリング・パンやその他
の巻取り装置の回転速度を必要に応じて制御することが、例えばケーブルの張力
を測定し、データに基づきモーターの回転を加速(張力の低下)又は減速(張力
の上昇)することにより可能となっている。
【0033】 従来の方法においてはコイリング装置の前方にある装置の作動速度を加減する
ことにより間接的に対応している。CP1250においては、前記したごとく前
方にある装置の作動速度よりも早い速度を設定しているので、ケーブルの運搬速
度を張力測定手段によりケーブルの張力として測定し、回転速度を対応すること
ができる。
【0034】 (発明の開示) 上記のいずれの従来の方法においても以下のような課題が残されている。
【0035】 縮みが発生し、ケーブルに傷がつくような摩擦が起きてしまった場合、制御装
置の反応が遅いと装置の運転が不安定になり、曲がりや引っ張りの原因となりう
る。ケーブルに強い張力がかかるとケーブルの機械的特性、電気的特性に悪影響
を与えたり外観を損なったりする原因となりうる。
【0036】 この発明の課題は、既知の短所を解決しえる精確でなお長時間安定して、例え
ば「カット・アンド・ストリップ」装置の補助装置となりうる二台あるいは複数
のケーブル加工装置を制御し得、張力をかけること無くあるいは定められた張力
を保ち再現性のあるケーブルのコイリングを可能にし、また前記した他の発明に
おける短所をも解決することのできる新規の方法及び装置を提供することにある
【0037】 請求項1に記載の特徴を組み合わせることにより、主な課題は解決される。た
だし本発明は、絶縁皮膜剥離装置とコイリング装置の組合せに限定されるもので
はない。本発明に係る装置は、請求項記載の機能を持つケーブル加工装置全般に
係るものである。各ケーブル加工装置を独立させ、各々に独立したプログラム制
御手段を導入したことにより、本発明は従来の技術とは全く別の方法と言える。
本発明の最大の長所は、従来メイン装置として取り扱われてきた絶縁皮膜剥離装
置のプログラム制御手段の制御プログラムを書き換える必要がなくなったことに
ある。
【0038】 本発明によればケーブル加工装置に、様々な補助装置を取り付けることが可能
である。各補助装置は必要な情報を先端に配置された装置から受取し、該装置の
状態を情報として送り返す。なおこの関係は、厳密なマスターとスレーブと言っ
た関係にあって、先頭の装置のプログラムから全て制御される必要は無い。本発
明においては、マスターとスレーブの関係は動的であり、必要に応じて反転させ
たり、交互にマスターを担当したり、さしてはこの関係を撤回する事も可能であ
る。以下に例を挙げて説明する。第一プログラム制御手段が運搬速度を10m/
sに設定し、「カット・アンド・ストリップ」装置の動力を制御する。この信号
は、第二プログラム制御手段に伝えられ、この第二プログラム制御手段がコイリ
ング・パンの動力を運搬速度に対応して制御する(スレーブとして機能)。ある
いは、第二プログラム制御手段が第一プログラム制御手段に対して「この運搬速
度は、コイリング速度の限界を超えたので、運搬速度を半分に減速しろ」と言っ
た制御命令を出すことも可能である(マスターとして機能)。
【0039】 なおこの実施例により、請求項1に記載の特許請求の範囲は制限されるもので
はない。該特許請求の範囲は、全てのケーブル加工装置を網羅するものである。
【0040】 独立請求項2に記載の装置は、本発明の基本的考え方及び発明コンセプトに基
づくものであるが、請求項2に記載の装置は、特に他のケーブル加工装置に接続
して使用される積み重ね装置、コイリング装置やケーブル操出装置などのケーブ
ル加工装置(補助装置)を対象にしている。
【0041】 従属請求項3から9には、特別な、発展対応した方法が記載されている。
【0042】 独立請求項10には、課題解決のために考案された新しいケーブル加工装置を
組み合わせた装置が記載されている。
【0043】 請求項12には、請求項10記載の装置を本発明の本旨に基づいて実施する事
を容易にするための重要な絶縁皮膜剥離装置の従来の装置と比較した場合の変更
点が記載されている。
【0044】 独立請求項28には、本発明の本旨に基づいたケーブル加工方法を実施できる
システムが記載されている。
【0045】 その他の従属請求項11及び請求項13から27には、本発明の改良案、発展
案及びバリエーションが記載されている。
【0046】 本発明は、絶縁皮膜剥離装置の制御形態に制限されるものではなく、制御形態
に関係なく独立して使用可能な新規なコイリング装置の形態にも関する。
【0047】 例えば、コイリング装置におけるケーブル先端の把握方法及びクリップ方法な
どその他の改良点も本発明の本旨に包含するものとする。なおコイリング装置は
、従来のコイリング・パンを備えた装置に限定されるものではなく、側壁の無い
コイリング・ソーサーなどを備えた装置も包含するものとする。
【0048】 コイリング装置動力のプログラム制御を前工程となるケーブル加工装置のケー
ブル運搬動力のプログラム制御と同期して行うにあたっては、ケーブル加工装置
や運搬されるケーブルの、慣性、起動時の特性、ブレーキ特性、運搬、引っ張り
等と言った特徴や動きを考慮しなくてはならない。
【0049】 本発明によれば、運搬方向は制限されない。また段階的加速などを設定するこ
とも可能となる。また本発明の方法によれば、安定した作業工程及び精確なコイ
リングが可能となる。すなわち本発明によれば前工程の作業内容に左右されるこ
と無く、コイルを高い再現性で長時間安定して作成することが可能となる。
【0050】 本発明の特別な実施形態においては、ケーブル加工装置のプログラム制御手段
だけでなくコイリング装置動力のプログラム制御手段も自由に設定可能なように
、プログラム制御手段をプログラミングできるように考慮されている。
【0051】 本発明の特別な実施形態においては、データ転送方式の選択が自由である。連
結された装置間のインターフェースの例としてとして、FIELD-BUS、好ましくはC
ANBUS、特CAN-SELECTRON、PROFIBUS、INTERBUS-S、AS-BUS、LON、ARCNET、EIB、
ETHERNET(登録商標)等を挙げることができる。これらのインターフェースを介
してステータス情報を主体となる装置から補助装置へ又は逆方向に、例えばコイ
リング装置からプログラム制御手段と(あるいは)ディスプレーへ転送すること
が可能である。以下の発明の詳細な説明及び特許請求の範囲ではFIELD-BUSのみ
を代表として記載するが、前記全てのバス・システムを包含するものとする。
【0052】 補助装置(コイリング装置等)やその制御装置は、基本的に固有のプログラミ
ング用キーボードを装備している。場合によっては、データ転送手段あるいはイ
ンターフェース並びに第一プログラム制御手段を介して、ケーブル加工装置のキ
ーボードからコイリング装置の動力を同時にプログラミングしたりコイリング装
置の設定値をケーブル加工装置のディスプレーに表示したりすることも可能であ
る。本発明の更なるバリエーションにおいては補助装置に固有のディスプレーを
装備し、例えば主要装置の制御設定値をインターフェース経由で表示できるよう
にすることも可能である。
【0053】 本発明に係るコイリング装置動力の制御は、従来の技術のようにタクトタイム
に基づいたケーブル加工装置及びコイリング装置の制御ではなく、いわゆるイン
テリジェント制御、要するにコイリング装置をケーブル加工装置と完全に相互互
換性を持たした制御を可能にするものである。よってコイリング装置の駆動はタ
クトタイムに必ずしも制限されず、例えば絶縁皮膜剥離装置を起動する前にコイ
リング装置を起動し運搬開始時にケーブルにかかる圧力や張力のピークを軽減す
ることもできる。
【0054】 よってケーブル張力の変化に最適に対応するためのデータ表に基づいたコイリ
ング装置動力の段階的加速方法も本発明に包含される。本発明の特別な実施形態
においてはコイリング装置動力等の減速方法や反転方法等の制御形態も考慮され
ている。
【0055】 詳しい技術内容を以下に記載する事で、新しいコイリング装置のユーザーの利
益となるあるいは従来の技術と比較して改善されている点について説明する。
【0056】 制御可能なケーブル・クリップ手段が確実にケーブルの末端あるいは先端をク
リップし、再現性のあるコイル作成に貢献する。本発明の特別な実施形態に基づ
いてコイリング装置のケーブル挿入手段にプログラム制御と(又は)位置制御と
(又は)センサー制御を導入することによりコイリング工程を自動化することが
できる。特にこれはコイルを正確な位置で固定するのに役立つ方法である。
【0057】 本発明に係るセンサーは、コイリング・パンあるいはコイリング・ソーサーに
対し規定の位置に配置される。本発明の好ましい実施形態において上記センサー
は、プログラムで制御されているケーブル挿入路に対し規定の位置に配置された
センサー・アームに取り付けられ、ケーブル挿入状態等を監視し、場合によって
はフィードバックできるように考慮されている。その他本発明の更なる発展した
実施形態においてセンサーは、ケーブルと(あるいは)コイルを幾何学的に測定
し、制御手段にデータを提供することができる。好ましい形態においてセンサー
・アームとケーブル挿入路は、同一の軸上にずらして配置される。
【0058】 本発明の実施形態においては、ケーブル挿入路とコイリング・パンあるいはコ
イリング・ソーサーの動力の関係を、1つめのケーブルが完成したときに切断さ
れたケーブルの先端がケーブル挿入路に一時的に残留するように設定する。上記
のごとく設定しプログラムで制御することにより、コイルのケーブル先端及びケ
ーブル末端を幾何学的に定義でき、再現性も高い。よってコイルの形状も安定す
るので固定や更なる加工(運搬も含めて)が簡易に自動化できる。
【0059】 コイリングにマンドレルを使用することは既知の技術であるが、本発明の更に
発展した実施形態においては、放射状に移動可能なマンドレルを使用し、コイル
を引っ張ること無く取り外せるように考慮されている。また本発明の好ましい実
施形態においては、マンドレルを下に引き抜く、あるいは底プレートを上昇させ
ることでマンドレルと底プレートを相対的に移動させ完成したコイルを容易に取
り出せるように考慮されている。作業員がコイルを取り外す場合、コイルが上昇
し作業員に近づくので、底プレートを上昇させる方法がより好ましい。
【0060】 本発明の更なる発展した実施形態においては、作製中のコイルの直径をセンサ
ーで随時測定する。このことにより、コイリング装置内のケーブル運搬速度とケ
ーブル加工装置の加工速度を同期するために、コイリング・パン動力の回転数を
自動的に調節することが可能になる。光センサー等を利用したコイル直径の測定
の代わりに、例えばコイリング・パン動力の電力消費を回転数設定の基準とする
ことも可能である。既知の技術ではあるが、ケーブルの張力を測定することも可
能であるが、この方法は反応時間が長いので好ましい方法とは言えない。
【0061】 既知の技術である二台のコイリング装置を使用する方法を採用することにより
ケーブルを連続的に加工することが可能である。ただし本発明の他の概念から独
立させても使用可能な新型の分岐手段を採用することが好ましい。要するに一つ
のケーブル入り口と二つのケーブル出口を持つことを特徴とし、その分岐手段の
位置をずらすことにより分岐を行うことを特徴とする既知の分岐手段の代わりに
プログラムに制御されることを特徴とし、ケーブル加工装置のケーブル出口に好
ましくは垂直又は水平に位置をずらして設置されることを特徴とした独立したケ
ーブル挿入路を採用する。このことにより作業の正確さを向上しまたケーブルが
引っかかったり間違った方向へ運搬されたりすることを回避することができる。
【0062】 本発明の特別な実施形態においてはケーブル通路分岐手段を手動あるいは電動
で取り外しができるようになっており、万一の不合格品を自動的に排除すること
ができるように考慮されている。少なくとも手動で取り外しができるようにして
おくことでケーブルの入替えや点検が容易になる。
【0063】 本発明に基づいた電動、好ましくはセンサー制御されたケーブル・ガイドアー
ムを、コイリング装置の回転とプログラム制御により同期させることでコイルの
品質を向上させることができる。要するに階層構造の精確な位置決めのみならず
二本目のケーブル末端の位置決めやケーブル先端の位置決めが理想的に遂行でき
る。特にコイリング装置の本発明による精確な回転位置計測と組み合わせること
によりコイルの使用時に利点となるコイル末端の位置決めが容易に行えるように
なる。
【0064】 本発明において二台のケーブル加工装置の位置関係は、一連のケーブル運搬路
に沿ってケーブル加工装置を配置しケーブルを加工していく連続的な位置関係に
限定されるものではない。本発明に係るケーブル加工の概念には平行したケーブ
ル加工も包含され、例えばケーブルを一連のケーブル運搬路から平行に移動させ
たり、迂回路を介したりするなどして他のケーブル加工装置でケーブルを処理し
た後に元のケーブル運搬路に戻して加工を継続するなどの方法も本発明の概念に
包含される。
【0065】 (発明を実施するための最良の形態) 以下に、本発明に係る更なる改良点や詳細を図面として記載し、これを持って
本発明の実施例とする。
【0066】 以下に図の説明を総合的に記載する。同一番号の符号は、同一部品を示すもの
とする。同じ機能を持つ部品は同一番号が使用され、各部品の区別は付記のアル
ファベットにより行う。記載の各図面は好ましい一実施例を示すものであり、本
発明の特許請求の範囲及び明細書記載の内容を制限するものではない。添付の「
符号の説明」も「図面の説明」の一部として取り扱われるものとする。「図面の
説明」は本発明の特許請求の範囲及び明細書記載内容を補うものである。
【0067】 図1と図2は、本発明の上位概念を示すものである。二台の同等のケーブル加
工装置(二台以上の複数も可、図面には表示せず)をデータ転送手段5a(独立
したプログラム制御手段又はコンピューター)あるいは5b(特別なインターフ
ェース、例えはFELDBUS等)で連結する又は連結することが可能である。それぞ
れのケーブル加工装置1、2は、従来のメインとなる装置での中央制御とは異な
りそれぞれに独立したプログラム制御手段3、4を備える。それぞれのプログラ
ム制御手段3、4、5aは、装備することを想定されているキーボード6a、6
c、6d又は同等の手段でプログラミング可能となっている。またセンサー(7
a、7b)や同等の手段の測定値からも影響を受ける。
【0068】 本発明の画期的手段の一つである演算処理手段(符号24で象徴的に示唆)を
持ったプログラム制御手段4は、第一プログラム制御手段3の状態データやパラ
メーター・データから二台目のケーブル加工装置2の制御に必要なデータを算出
する。制御データは、制御手段11に送られ、例えば動力25を制御する。動力
25は、象徴的に図示されている制御回路6bあるいは同等の手段にフィードバ
ックし、動力データはデータ転送手段5a又は5bを介し状態情報として第一プ
ログラム制御手段3に提供される。
【0069】 本発明に係る第一プログラム制御手段3も、第二プログラム制御手段4と同様
、同様な演算処理手段(24)を装備することができる。ただしこの実施例では
記載されていない。
【0070】 この実施例においては、図1に象徴的に示唆されているキーボード6bでケー
ブル加工装置1と2の間のデータ転送を設定できるように想定されている。
【0071】 図3に、本発明に係るコイリング装置2aと取付け台26を示す。その他図3
にはケース27、コネクト部28(電源や圧縮空気のホースなど)、ディスプレ
ー29、キーボード6a、インターフェース5bと象徴的に示唆されているプロ
グラム制御手段4a、制御回路11、コイリング・ソーサー2枚8aと8b及び
カバー20が示されている。カバー20が、コイリング・ソーサー8a(図示)
あるいはコイリング・ソーサー8bのどちらか一方をカバーする。なお安全のた
めカバーされていない側のコイリング・ソーサー8では、コイリングできないよ
うに安全装置が働くように設計されている。
【0072】 図6に示されているごとくカバー20は、スピンドル・シャフト29で電動開
閉されるようになっている。なおリミット・スイッチ30aと30bは、本発明
に係る安全機構の一部である。
【0073】 コイリング装置2a後部のケース27に、本発明に係るケーブル通路分岐手段
16が取り付けられている。クランプ31を緩めることによりケーブル通路分岐
手段16は、回転軸32を軸として傾けることができるように考慮されており、
ケーブル挿入路17aと17bをケーブル加工マシーン1aの出口18の位置か
らずらす事ができる。通常は、ケーブル挿入路17aあるいは17bがケーブル
加工マシーン1aの出口18の正面に来るように設計されている。移動手段33
を、動力(圧縮空気あるいは電動モーター)をもって移動することにより、ケー
ブル挿入路17aあるいは17bを正しい位置にポジショニングする。ケーブル
挿入路17aと17bの反対側には各1本のケーブル・ガイドアーム10が取り
付けられており、一本はコイリング・ソーサー8bに、もう一本はコイリング・
ソーサー8aを担当する。
【0074】 コイリング・ソーサー8には、スペーサー15を支持する底板14も包含され
る。なおこの実施例においては、スペーサーを取り外し可能なものとしたが、取
り外しできない仕様も可能である。コイルは、このスペーサー15の上に形成さ
れるので、作業員、運搬手段あるいは結束手段がコイルの底面を支持することが
可能である。
【0075】 また上記コイリング・ソーサー8には、モーター又は空気圧で移動可能な巻取
りマンドレル13も包含され、図中ではコイルの取り外し時の状態が示されてい
る。コイリング時にはマンドレル13が、放射状に外側に移動し、コイルの内径
を定義する。プログラム制御手段の指示により複数あるマンドレル13の内の一
本とケーブル・クリップ手段9の働きでケーブルの先端をクリップし、コイルの
開始点を精確に定義する。
【0076】 ケーブル挿入アーム10がコイリング・ソーサー8bを担当する。ケーブル挿
入アーム10は、ケーブル挿入路17bと合成樹脂製のパイプで連結されている
。コイリング・ソーサー8aにも同様の手段が設けられている。ケーブル通路分
岐手段16を上げるあるいは下げることによりケーブル出口18は、ケーブル挿
入アーム10又は、コイリング・ソーサー8aを担当するケーブル挿入アームに
連結される。
【0077】 ケーブル挿入アーム10は、プログラム制御手段に制御され、回転軸21を軸
として左右に移動可能なケーブル・ガイドアーム19(レコード・プレーヤーの
トーン・アームに類似)に取り付けられている。場合によっては上下動も制御す
る。このようにコイル全体をプログラムで制御しながらコイリングすることも可
能である。
【0078】 コイリング作業は、ケーブル・ガイドアーム19と同じ回転軸に、ただし軸方
向にずらして設置されているセンサー・アーム34に取り付けられた光センサー
7aで監視する。
【0079】 図5は、実施例のサーボ・モーター35、ケース36及びサーボモーター35
とその他のコイリング装置2a用動力の制御回路11を示す分解図である。
【0080】 ケーブル・ガイドアーム19は、ホルダー37の上部あるいは下部に取り付け
ることができる。ホルダーの取付け位置(高さ)は、本発明の概念に基づきスペ
ーサー15の高さによって決定される。スペーサー15を使用する時には、ケー
ブル・ガイドアーム19をホルダー37の上に、スペーサー15を使用しない時
には、下に取り付ける。
【0081】 図6においてケーブル加工マシーン1aは、ケーブル運搬手段22をもって象
徴的に示唆するに止められているが、様々なケーブル加工装置を想定することが
できる。例えば出願者のパーワー・ストリップ9500と言った「カット・アン
ド・ストリップ」マシーンを採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プログラム制御(コンピューター)をデータ転送装置として装備
した本発明の一実施例に係る構成のシンボル配線図である。
【図2】 インターフェースをデータ転送装置として装備した一実施例の配
線図である。
【図3】 本発明の一実施例に係るコイリング装置の斜視図である。
【図4】 図3のコイリング・ソーサー部分の拡大図である。
【図5】 図4のケーブル挿入路とセンサー・アームの拡大分解図である。
【図6】 図3のコイリング装置を一部破断して示す斜視後方図である。
【図7】 図6のケーブル挿入路とケーブル通路分岐手段の拡大図である。
【図8】 図3の装置に結束手段を導入した一実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 第一ケーブル加工装置、1a ケーブル加工マシーン(絶縁皮膜剥離装置
)、2 第二ケーブル加工装置、2a 補助装置(後続工程用加工装置、コイリ
ング装置、積み重ね装置やケーブル操出装置)、3 第一プログラム制御手段(
制御装置)、4 第二プログラム制御手段、4a 補助装置のプログラム制御手
段(コイリング装置)、5 データ転送手段、5a 第三プログラム制御手段、
5b インターフェース、6 データ・ソース(例えばデータ入力手段など)、
6a 第二ケーブル加工装置に取り付けられたキーボードなど、6b 制御回路
フィードバック、6c 第一ケーブル加工装置に取り付けられたキーボードなど
、6d 第三プログラム制御手段・制御装置に取り付けられたキーボードなど、
7 センサー、7a 第二ケーブル加工装置2のセンサー、7b 第一ケーブル
加工装置1のセンサー、8 コイリング・ソーサー、8a 左、8b 右、9
クリップ手段、10 ケーブル挿入アーム、11 補助装置の制御回路、12
コイルの回転軸、13 巻取り用マンドレル、14 底板、15 スペーサー、
16 ケーブル通路分岐手段、17 ケーブル挿入路、17a 右側コイリング
・ソーサー用、17b 左側コイリング・ソーサー用、18 ケーブル加工マシ
ーン1aの取り出し口、19 ケーブル・ガイドアーム、20 カバー、21
ケーブル・ガイドアームの回転軸、22 ケーブル運搬手段、23 ケーブル運
搬方向(矢印)、24 演算処理手段、25 動力、26 台、27 ケース、
28 コネクト部、29 スピンドル・シャフト、30 リミット・スイッチ、
30a 右、30b 左、31 クランプ、32 回転軸、33 動力付き移動
手段、34 センサー・アーム、35 サーボ・モーター、36 ケース、37
ホルダー、38 ケーブル結束装置。
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月17日(2001.10.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 1/14 H02G 1/14 C

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二台目のケーブル加工装置(2)あるいは補助装置(2a)
    が第二制御プログラムの実行される第二プログラム制御手段(4)を装備し、二
    台目のケーブル加工装置(2)あるいは補助装置(2a)がデータ転送手段(5
    )を介してケーブル加工装置(1)と接続され、該第二プログラムは、データ転
    送手段(5)から第一プログラムのデータを受取し、制御データを演算し、その
    データをもとに二台目のケーブル加工装置(2)を制御し、好ましくは第二プロ
    グラム制御手段(4)の少なくとも制御データの一部あるいはその他のデータを
    データ転送手段(5)を介して第一プログラム制御手段(3)にフィードバック
    することを特徴とする、第一制御プログラムが実行される第一プログラム制御手
    段(3)を装備したケーブル加工装置(1)と少なくとも一台の二台目のケーブ
    ル加工装置(2)あるいは補助装置(2a)を使用するケーブル加工方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも一台のケーブル運搬手段(22)と少なくとも一
    つのケーブル加工手段を装備したケーブル加工マシーン(1a)に接続される補
    助装置(2a)が、積み重ね装置、コイリング装置あるいはケーブル操出装置か
    ら選択され、加工されるケーブルが少なくとも一方のケーブル運搬方向(23)
    へ運搬され、プログラム制御手段(3)のケーブル加工前及び/又はケーブル加
    工中及び運搬に係る及び/又はケーブル特有のプロセス・データ(測定データ及
    び/又は制御データ及び/又はケーブル・データ)がデータ転送手段(5)に提
    供され、第二プログラム制御手段から照会され、続いて補助装置(2a)の設定
    値又は測定された結果に関係する、第一制御データを元にしてプリセット可能な
    及び/又は測定され演算された結果に基づく第二制御データをプロセス演算し第
    三の制御データを割り出す、また該第三制御データを補助装置(2a)の制御に
    使用することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 データ転送手段として、例えば制御論理、コンピューター及
    び/又はインターフェース(5b)から選択され、好ましくはFELD-BUSとして構
    築されている第三プログラム制御手段(5a)を採用することを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 第二プログラム制御手段から結果を左右するあるいは運搬を
    左右する、プロセス演算から割り出された若しくは他の「プログラム制御手段(
    4)に入力される」データ・ソース(6)からのデータが第一プログラム制御手
    段にフィードバックされることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 第二プログラム制御手段(4a)を補助装置(2a)に内蔵
    する、また該プログラム制御手段に少なくとも一つのプログラムを実行させる、
    そして第一プログラム制御手段(3)のプログラム進行状況に応じて運搬に関連
    する値、及び/又はケーブルのデータ及び/又は作業データをデータ転送手段(
    5)に提供し、また逆にデータ転送手段(5)からデータを取り出し、更には補
    助装置(2a)において準備工程及び/又は並行した工程及び/又は後続する工
    程を制御できるように上記プログラムをプログラミングする、ただし上記プログ
    ラムは、少なくともケーブルの幾何学的パラメーターあるいは状態パラメーター
    を測定する少なくとも一つのセンサー(7)から測定データを得、これを第二プ
    ロセス・データとたうえで、第一プロセス・データと照らし合わせ、これらデー
    タから第三プロセス・データを算出することができることを特徴とする、プログ
    ラムによって制御されるケーブル加工装置(1)と準備工程及び/又は、平方し
    た及び/又は後続の補助装置(2a)で行われる工程でケーブルを加工する請求
    項2〜4のいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記補助装置が以下に挙げるいずれかの装置: a)コイリング・パンあるいはコイリング・ソーサー(8a)を装備したコイリ
    ング装置(2a) b)ワイヤ・スタッカ(巻立機) c)プレ・フィーダー(供給装置) d)ケーブルをマークする装置 e)ケーブルの末端を加工する装置であり、好ましくは束ねる、よる、スズ・メ
    ッキする、半田付けする、溶接する、クリンプする、端子やスリーブを圧着する
    、シールする、ソケットを取り付けるなどをするための装置 f)ケーブルの皮膜を加工する装置であり好ましくは物理的に加工する工具や熱
    で加工する工具若しくはこれに順ずる工具を備えた装置 g)ケーブルを運搬する装置 h)ケーブルをコイルから取り出す装置 であり、これらの装置による工程が他の工程の前に及び/又は他の工程と平行し
    て及び/又は他の工程の後に行われることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 ケーブルがコイリング装置(2a)内でコイリング装置に接
    続されているクリップ手段(9)に捕らえられプログラムに制御されつつクリッ
    プされ、好ましくはコイルが巻き終えられるまでクリップしておく、ただしコイ
    リング装置(2a)は、制御プログラムがその動力をケーブルの運搬方向(23
    )あるいは運搬方向の逆方向への加減速あるいは回転方向を制御することで、ケ
    ーブルの張力を制御プログラムで定義された範囲内に、ケーブルの張力を直接測
    定する必要無しに、保ちつつコイリングできる仕様になっているあるいはコイリ
    ング装置(2a)がその動力のプログラムによる制御により、少なくともケーブ
    ルの末端、好ましくはコイリングされるケーブル全体にわたって、ケーブルを幾
    何学的に定義された形に張力をかけること無くコイリングできる仕様になってい
    ることを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 ケーブルの加工中及びコイリング中及び/又は前記工程の開
    始前において、第一ケーブル加工装置の動力、特に好ましくはケーブルの運搬に
    関与する値を第一プロセス・データとし、特に好ましくはその時点のコイル直径
    を含む第二プロセス・データを考慮した上で第三プロセス・データを元にコイリ
    ング装置(2a)の運搬に関与する値を設定し、好ましくは張力自体を測定する
    必要なく、ケーブルの張力をプログラムで設定された張力範囲内に調節する若し
    くは張力をかけないようにすることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 コイリングされたケーブルの末端をコイリング終了後にケー
    ブル挿入アーム(10)に残留させるあるいはある一定の位置に止め、続いて/
    あるいはコイリング・パンあるいはコイリング・ソーサー(8)を規定の位置に
    回転させ、少なくともケーブルの一端がプログラムで定義された位置にくるよう
    にすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 第二プログラム制御手段(4)が第二ケーブル加工装置(
    2)を担当し、該記第二プログラム制御手段(4)のプログラムが装置の稼動中
    第一プログラム制御手段(3)からデータ転送手段(5)を介してケーブルを加
    工するのに関連するデータを受取し、第二ケーブル加工装置(2)の制御データ
    を演算することを特徴とする、第一ケーブル加工装置(1)と少なくとも一台の
    第二ケーブル加工装置(2)と前記二台の装置(1、2)間に設置されるデータ
    転送手段(5)と第一ケーブル加工装置を担当する第一プログラム制御手段(3
    )から構成される装置。
  11. 【請求項11】 第一プログラム制御手段(3)及び/又は第二プログラム
    制御手段(4)及び/又はデータ転送手段(5)が少なくとも一台のデータ・ソ
    ース(6)及び/又は少なくとも一つのセンサー(7)と接続されており、これ
    らの手段がケーブルの加工に関連するデータ及び/又は制御データに影響を与え
    ることができ、続いて/あるいは第二プログラム制御手段(4)から第一プログ
    ラム制御手段(3)に、好ましくはデータ転送手段(5)を介して、フィードバ
    ックすることができ、更に/若しくはデータ転送手段が、特に好ましくはFELDBU
    S等のインターフェース(5b)あるいは、特に好ましくはコンピューターなど
    の第三プログラム制御手段(5a)であることを特徴とする請求項10記載の装
    置。
  12. 【請求項12】 プログラム制御手段(3、4)が、好ましくはFELDBUS等
    のインターフェース(5b)を装備し、稼動中に運搬に関連する及び/又はケー
    ブル加工に関連するデータを互いに提供できるように構成されていることを特徴
    とするプログラム制御手段(3、4)を装備したケーブル加工装置。
  13. 【請求項13】 第一プログラム制御手段に運搬に関連する若しくはケーブ
    ル加工に関連する第一プロセス・データを転送するためのデータ転送手段(5b
    )が接続され、複数でありうる補助装置(2a)の内の少なくとも一台に、デー
    タ転送手段(5b)とその第一端子で接続されている第二プログラム制御手段(
    4a)が装備され、好ましくは補助装置(2a)に装備されている第二プログラ
    ム制御手段(4a)が第二プロセス・データを管理でき、場合によってはその第
    二端子に第二プロセス・データを補うためにデータ・入力手段(6a)及び/又
    は少なくとも一つのセンサー(7)と接続され第二プログラム制御手段のプログ
    ラムが第一プロセス・データと第二プロセス・データから第三プロセス・データ
    を演算し得る、ただし第二プログラム制御手段(4a)のアウトプットが補助装
    置(2a)の制御手段(11)と接続されており、稼動中第三プロセス・データ
    を制御手段(11)に制御データとして提供することを特徴とする請求項1〜9
    のいずれか1項記載の方法を実施できる第一ケーブル加工マシーン(1a)と第
    一プログラム制御手段(3)と少なくとも一台の補助装置(2a)から構成され
    る装置。
  14. 【請求項14】 第二プログラム制御手段(4a)が少なくとも一つの第二
    プロセス・データを掌握するためのセンサー(7)と接続され、該センサー(7
    )が少なくともコイルの幾何学的値及び/又はケーブルの位置及び/又はケーブ
    ルの幾何学的値を測定する、またプログラムが論理的ケーブル運搬速度及び/又
    は論理的コイリング回転数を第四プロセス・データとして回転数又は速度と回転
    軸(12)からの半径を元に若しくは回転数とコイル外周を元に演算するアルゴ
    リズムを包含する、ただし該アルゴリズムが好ましくは、第四プロセス・データ
    としての論理的運搬速度あるいは回転数と対応する第一若しくは第二プロセス・
    データと同期し、例えば回転数の調節と言った第三プロセス・データを割り出す
    ことを特徴とする、特に好ましくは補助装置としてのコイリング装置(2a)と
    少なくとも一台のケーブル運搬装置(10)と少なくとも一機の動力源と特に好
    ましくは少なくとも一台のケーブル末端をクリップするクリップ手段(9)から
    構成される請求項13記載の装置。
  15. 【請求項15】 コイリング装置(2a)が、少なくともケーブルの一端を
    クリップするプログラムで制御されるクリップ手段(9)及び/又はコイル巻付
    け用マンドレル(13)を包含する、なおマンドレル(13)が、コイルの内径
    を定義しかつコイルを取り出す際、コイルの軸に対して放射状に及び/又は必要
    に応じてコイルの軸方向に移動可能であることを特徴とする請求項14記載の装
    置用の、あるいは該装置に内蔵されるコイリング装置。
  16. 【請求項16】 コイリング装置(2a)にコイリング・パン及び/又はコ
    イリング・ソーサー(8)が装備され、なお/若しくはコイリング・パン又はコ
    イリング・ソーサー(8)には底板(14)が装備され、該底板(14)がコイ
    ルの軸方向に、巻付け用マンドレル(13)に対して相対的に移動できる、若し
    くはコイルを自動的に、コイルの定義された幾何学的値を保ちながらあるいは特
    に定義されない状態で、取り出す機能を持つことを特徴とする請求項14記載の
    装置用若しくは該装置に内蔵されるあるいは請求項15記載のコイリング装置。
  17. 【請求項17】 コイリング・パン又はコイリング・ソーサー(8)のいず
    れかの底板(14)の上に取り外し可能なスペーサー(15)を装備し、該スペ
    ーサー(15)がコイルと底板(14)の間に間隔を取り、作業員及び/又は取
    り外し手段及び/又は結束手段がコイルの底面を支持若しくは把握できるように
    することを特徴とする前記請求項のいずれか1項記載のコイリング装置。
  18. 【請求項18】 コイリング装置(2a)に少なくとも一台のケーブル結束
    装置(38)が装備され、好ましくはプログラムの制御を受けつつ、運転時に少
    なくとも、コイルの少なくとも一箇所を結束する作業を行うことを特徴とする前
    記請求項のいずれか1項記載のコイリング装置。
  19. 【請求項19】 センサー(7)がコイル直径測定センサー及び/又はケー
    ブル位置測定センサー及び/又はケーブルの幾何学的値を測定するセンサーで、
    好ましくは機械的又は光学的センサーであることを特徴とする前記請求項のいず
    れか1項記載のコイリング装置。
  20. 【請求項20】 これらの内部でプログラム制御しつつコイリングできる二
    枚のコイリング・パン又はコイリング・ソーサー(8a、8b)を隣接して装備
    する、ただし該二枚のコイリング・パン又はコイリング・ソーサー(8a、8b
    )の前方には、一つのケーブル通路分岐手段(16)が装備される、また該ケー
    ブル通路分岐手段(16)には、独立したケーブル挿入路(17a、17b)が
    接続されている、該二本のケーブル挿入路は、プログラムで制御され交互にケー
    ブル加工装置(1a)のケーブル出口(18)に連動される、なお/若しくはそ
    れぞれのコイリング・パン又はそれぞれのコイリング・ソーサー(8a、8b)
    には、動力により移動可能なケーブル・ガイドアーム(19)が装備され、ケー
    ブルは該ケーブル・ガイドアームの働きで第三プロセス・データに基づいたコイ
    リング・パン又はコイリング・ソーサー(8a、8b)に対して相対的な位置に
    ガイドされる、なお/若しくは該二枚のコイリング装置(8)は、一枚のカバー
    (20)を共有し、なお該カバーは安全制御手段と連動しておりカバーされてい
    る側のコイリング装置でのみ回転及びコイリングできるようになっていることを
    特徴とする前記請求項のいずれか1項記載のコイリング装置。
  21. 【請求項21】 ケーブル通路分岐手段(16)が、少なくとも三本目のケ
    ーブルをコイリング・パン又はコイリング・ソーサー(8a、8b)には誘導し
    ないケーブル挿入路を装備し、なお/若しくはケーブル通路分岐手段(16)が
    、好ましくは動力によりあるいは手動で取り外しできるようになっていることを
    特徴とする請求項20記載のコイリング装置。
  22. 【請求項22】 それぞれのコイリング・パン又はそれぞれのコイリング・
    ソーサー(8a、8b)を担当するケーブル挿入アーム(10)にケーブル・ガ
    イドアーム(19)が装備され、なおケーブル・ガイドアーム(19)は、軸(
    21)を中心に回転し得、プログラム制御手段(4a)に接続されているセンサ
    ーに対し定義された幾何学的位置に配置される、そして該形態を実施することに
    よりコイリング中ケーブルをガイドしたり/あるいはコイリング工程及び/又は
    ケーブルを監視したりできるようになっていることを特徴とする前記請求項のい
    ずれか1項記載のコイリング装置。
  23. 【請求項23】 一つのケーブル通路分岐手段(16)と少なくとも二本の
    ケーブル挿入路を装備したコイリング装置であり、ケーブル挿入路のうち少なく
    とも一本はケーブルをコイリング装置に誘導し、他の一本はケーブルをコイリン
    グ装置に誘導しないようになっており、若しくは、少なくとも一つの、好ましく
    は動力を備えた、ケーブル通路分岐手段(16)が取り外し可能で、ケーブルが
    コイリング・パン又はコイリング・ソーサー(8)に送り込まれないようにでき
    ることを特徴とする請求項13〜19若しくは21〜22のいずれか1項記載の
    コイリング装置。
  24. 【請求項24】 コイリング・パン又はコイリング・ソーサー(8)に、位
    置センサー(7)が装備され、若しくはコイリング・パン又はコイリング・ソー
    サー(8)の動力が制御可能で、コイリング・パン又はコイリング・ソーサー(
    8)の回転状態からケーブルの状態が感知できるようになっている、ただし好ま
    しくは第二プログラム制御手段(4a)が少なくともコイルのケーブル末端を、
    コイル取出しの際あるいは結束する際に、定義された位置に配置できるようにプ
    ログラムされているサブルーチンを包含し、該プログラムが好ましくはケーブル
    ・ガイドアーム(19)と/又はコイリング・パン又はコイリング・ソーサー(
    8)の回転位置を定めることによりケーブル末端の位置決めを実施することを特
    徴とする前記請求項のいずれか1項記載のコイリング装置。
  25. 【請求項25】 該プログラムが、段階的加速を受け持つデータ表及び/又
    はアルゴリズムを包含し、最適なコイリング・パン又はコイリング・ソーサーの
    加速制御を行うことを特徴とする前記請求項のいずれか1項記載のコイリング装
    置。
  26. 【請求項26】 コイリング・パン又はコイリング・ソーサーの動力にブレ
    ーキが装備され、及び/又は動力がブレーキをかけることもできる仕様になって
    おり、及び/又は動力に、動力の電力消費を監視する電力消費センサーが装備さ
    れ動力制御のパラメーターとしてこの値を第二プログラム制御手段にフィードバ
    ックすることを特徴とする前記請求項のいずれか1項記載のコイリング装置。
  27. 【請求項27】 補助装置(2a)がケーブル加工マシーン(1a)の前又
    は後ろに配置され、若しくは補助装置がケーブル加工マシーンと平行して配置さ
    れていることを特徴とする前記請求項のいずれか1項記載のコイリング装置。
  28. 【請求項28】 各装置がそれぞれ専用のプログラムを包含するプログラム
    制御手段(3、4)を装備し、ケーブル加工装置(1a)の第一プログラム制御
    手段(3)が、稼動中少なくともそれぞれ一つのデータ転送手段(5)を介して
    、絶縁膜剥離に関連するプロセス・データや/又はケーブルに関連するデータや
    /又は運搬に関連するプロセス・データなどそれぞれの工程に必要なデータを他
    の第二プログラム制御手段(4)に提供し、また第二プログラム制御手段(4a
    )のプログラムが少なくとも、第一プロセス・データとその他の前処理工程に関
    連するあるいは運搬に関連する第三プロセス・データを統合し、これらのデータ
    からケーブル前処理装置やケーブル加工装置(2a)の動力を制御するのに必要
    なデータを演算する機能を持つことを特徴とする、ケーブルを前処理し、絶縁皮
    膜を剥離し、ケーブルを加工する機能を有し、ケーブル絶縁皮膜剥離装置(1a
    )とその前及び/又は後ろに配置される少なくとも一台の第二ケーブル前処理装
    置、及びこれらの後及び/又は平行して配置されるケーブル加工装置(2a)か
    ら構成されるシステム。
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