JP2002542433A - チューニング機構 - Google Patents

チューニング機構

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JP2002542433A
JP2002542433A JP2000611336A JP2000611336A JP2002542433A JP 2002542433 A JP2002542433 A JP 2002542433A JP 2000611336 A JP2000611336 A JP 2000611336A JP 2000611336 A JP2000611336 A JP 2000611336A JP 2002542433 A JP2002542433 A JP 2002542433A
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B39/00Locking of screws, bolts or nuts
    • F16B39/22Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening
    • F16B39/28Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening by special members on, or shape of, the nut or bolt
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
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  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
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  • Noodles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は空洞フィルタにおける、フィルタの周波数関係又はその結合係数因子のチューニングのための機構に関する。機構はフィルタ空洞、例えば中心導体、フィルタの蓋又はフィルタシャシーのいくつかの好ましい場所に取り付け可能なセルフロッキングネジを含む。チューニングはネジの位置をフィルタの中心導体又は蓋に関して調整することによって行う。ネジはプラスチックに埋め込まれた金属部分又は全部を金属により生成可能であり、径方向に貫通溝が設けられる。ネジの少なくとも一部は貫通溝に垂直な外延が溝に沿う方向よりも若干大きな断面積を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明が属する技術分野) 本発明は空洞フィルタ(cavity filter)チューニングネジに関し、特にフィル
タ及び/又はフィルタ中心導体間の結合係数因子(coupling coefficient factor
)の周波数関係チューニングのためのチューニングネジに関する。
【0002】 本発明はまた、例えば空洞フィルタの中心導体又はその蓋及び、空洞フィルタ
のシャシー内の他の適切な位置に配置可能なネジを含むチューニング機構に関す
る。
【0003】 (背景技術) 無線ベースフィルタ(radio base filter)は、各空洞内に分離中央導体を有す
るか、複数の中央導体を有する複数の空洞を有する所謂空洞フィルタとして構成
及び製造が可能である。これらのフィルタは例えばGSMベースの移動電話技術
用の基地局において用いられる。
【0004】 フィルタは一般に、例えばシャシーや蓋といった異なる部品を用いて構成され
ている。しかし、製造時にチューニングされないフィルタはフィルタ部品の許容
誤差の影響のため実装後に調整しなければならない。このフィルタ特性の調整は
、フィルタの共振器周波数及びフィルタ内の中心導体間のカップリングに関して
フィルタをチューニングすることにより行われる。
【0005】 空洞フィルタにおいて、中心導体を含む各空洞は、フィルタが受信信号の1/
4波長にチューニングされた場合、誘導部L及び容量部Cを含む並列発振器回路
によって表すことのできる電気発振器回路として機能する。フィルタの共振器周
波数は誘導部及び容量部を通じて決定される。
【0006】 空洞フィルタの周波数は中心導体の長さによってインダクタンスを変化させ、
また空洞内の中央導体から空洞の蓋(cavity lid)並びに空洞の側壁までの距離を
変化させてキャパシタンスを変化させることによってチューニングされる。周波
数調整は非常に正確に、かつまた設定周波数が維持されることを保証する方法で
行わねばならない。
【0007】 空洞フィルタ内の中心導体間の結合係数因子のチューニングはそれらの相対的
な距離を変化させるか、中心導体間の空間においてフィルタのジオメトリを変化
させることにより行われる。後者の方法は例えば適切な隙間を持った隔壁及び/
又は中心導体間に位置するチューニング装置を備える必要がある。
【0008】 図1は空洞フィルタの周知なチューニング方法を示す。この図は空洞の底12
及び側壁13によって規定される空洞フィルタ10の断面図である。空洞の中に
は、図の場合では空洞の底12と一体化形成され、底から延びる中心導体11が
設けられる。空洞全体は蓋又はカバー部材15によって覆われている。チューニ
ングは空洞壁及び蓋に取り付けられ、調整可能な接地面として機能するチューニ
ングプレート14を用いて行われる。チューニングプレートはある程度の弾力性
を有し、中心導体の上端との相対位置をネジ17を空洞蓋15を通じてチューニ
ングプレート14と中心導体11との適切な距離が達成されるまで回すことによ
って変化させることが可能である。代わりに、単にネジ17を用い、フィルタ蓋
における位置をカウンターナット又はロックナットを用いて固定することによっ
てもチューニングを行うこともできる。
【0009】 EP 0 525 378A2はセルフロック(self-locking)チューニングネ
ジ2つのネジ山部分4、5及び中間面又はネジ切りされていない部分3を含む第
1の部分1と、マイクロ波導波管内への挿入が意図された、ネジ切りされていな
い、又は平面の第2の部分2とからなる。ネジの第1の部分はネジ切りされてい
ない部分3においてスロットを形成するいくつかのエッジを含む、ネジ回し受け
入れ凹部を含む。
【0010】 (発明の概要) 本発明は、好ましくは空洞フィルタのチューニングのための、部品チューニン
グ機構に関する。
【0011】 本発明の1つの目的は、空洞フィルタにおいてフィルタの周波数関係をチュー
ニングするために利用可能で、フィルタの中心導体、壁面又は蓋に実装された際
にセルフロックするネジを提供することである。
【0012】 本発明の別の目的は、フィルタ内の2つの中心導体間の結合係数因子のチュー
ニングを行うために空洞フィルタで使用可能で、空洞の底及びその側壁又は蓋の
それぞれ適切な位置に実装された際にセルフロックするネジを提供することであ
る。
【0013】 本発明の更に別の目的は、セルフロッキングネジの形態によるただ1つの部品
からなり、ネジの遊びを除去するチューニング装置を提供することにある。
【0014】 これらの目的は本発明に基づき、少なくともその軸方向に延びる1つの溝を有
し、少なくとも1つの厚み部分(thicker part)とともに構成されるネジによって
達成される。この厚み部分の結果、ネジ溝はネジが締め込まれるに連れて圧迫さ
れ、それによってネジ穴の壁に、ネジが所望の位置にしっかりと固定されるよう
な力を作用させる。
【0015】 フィルタの周波数関係チューニングのための本発明の機構はネジを中心導体、
側壁又は蓋に取り付けることによって達成される。2つの中心導体間の結合係数
因子のチューニングは、中心導体間のネジをフィルタの底、蓋又は側壁に配置す
ることによって達成される。チューニングはネジ頭の位置を適切に調整すること
によって行われる。
【0016】 より具体的には、本発明の機構は添付の請求範囲に説明された機能によって特
徴付けされる。
【0017】 本発明のチューニング機構によって得られる1つの利点は、機構がただ1つの
部品から構成されることである。機構に含まれるチューニングネジはネジ全長に
沿う一定のモーメント力によってセルフロックするため、ネジの所望位置への設
定においてカウンターナット又はロックナットを必要としない。フィルタをチュ
ーニングするためのチューニングプレートもまた不要である。これはより合理的
かつ安価な製造を可能にする。
【0018】 別の利点は、本発明によるチューニング機構が、1つはネジのチューニング用
、もう一つは蓋を所定の場所に配置した後に引き続くネジの位置調整用の2つの
ネジ回し受け入れ凹部を有するおかげでチューニングが容易なことである。
【0019】 更に別の利点は、チューニングネジを他の形のネジ、例えば別の形状のネジ頭
を有するネジで容易に置き換えることが可能なため、高い柔軟性を有することで
ある。
【0020】 本発明をその好ましい実施形態及び添付図面を参照してより詳細に説明する。 (発明の詳細な説明) 図2及び図3は本発明によるチューニングネジの2つの可能性のある実施形態
を示す。ネジ20、30はネジ山が設けられ、2つの堅い端部部品(solid end p
arts)23a、23b、33a、33b及び、ほぼネジ本体の全長に等しい長さ
の径方向貫通溝22、32を有するネジ本体21、31を有する。好ましい実施
形態の場合には、一方の端部23a、33aが、適切形式のネジ回し受け入れ凹
部26、36を含む鍔(collar)25、35とともに形成される。対応して配置さ
れたネジ回し受け入れ凹部がまた、ネジの他の端部23b、33bにも設けられ
る。
【0021】 図2に示す第1の実施形態において、ネジ本体21は、外延が貫通溝22に垂
直な断面積が、ネジ本体においてネジの回転が開始する端部23bで対応する外
延の断面積よりも大きな部分24を含む。
【0022】 図3に示す第2の好ましい実施形態において、ネジ本体31は、外延が貫通溝
32に垂直な断面積が、ネジ本体においてネジの回転が開始する端部33bで対
応する外延の断面積よりも大きな2つの部分34a、34bを含む。
【0023】 ネジはセルフロックする。従って、ネジは少なくとも1つの軸方向に延びる溝
及び、溝の各々に垂直な、より大きな外延の断面積を有する少なくとも1つの部
分とを設けられている。ネジ穴の直径はまた、ネジの回転が開始する端部部品2
3b、33bにおける断面の直径に対応する。穴にネジがねじ込まれるに連れ、
ネジの穴に入った部分がネジ穴の直径よりも大きくなると、軸方向の溝22、3
3は直ちに圧迫され、ネジは所定量の摩擦力によってねじ込まれる。ネジ本体の
軸方向の溝22、32は、力がネジの長軸に垂直に作用できるよう、ネジにバネ
効果を与える。このバネ効果によって得られる力は、ネジ穴の径よりも大きな外
延を有する、ネジ本体の断面部分24、34a、34bにおけるネジ穴の壁に作
用する。その力はネジが設定されるべき所望の位置でネジの遊びがなくなるよう
ロックさせる。ネジが穴へのねじ込みとともにねじれる場合にもネジの安定性を
保証するため、ネジ本体21、31は2つの端部部品23a、23b又は33a
、33bとともに形成される。
【0024】 好ましい実施形態において、ネジは好適なプラスチック材料に埋め込まれた2
つの金属端部部品を含む。これらの金属部品は図4及び図5に示され、一方図6
にはこの好ましい実施形態による、上述の部品を含むチューニングネジの断面図
を示す。図4は第1の金属部品40を示し、この部品はネジ頭41を提供する鍔
形状を有し、そこにはネジ回し受け入れ凹部42が設けられている。部品40は
また、互いに平行な2つの足43a、43bを有する短く硬い(solid)部分を含
む。ネジ頭の形状はそのチューニングネジを用いる領域に合わせて変更すること
ができる。図5は別の金属部品50を示し、この部品は、ネジ回し受け入れ凹部
52及び、相互に平行な2つの足53a、53bを含む、より短く硬い部分51
を有する。部品が製造時にプラスチック材料中に固定され、相互の動きを妨げる
よう、一方の足43b、53bのそれぞれの部分に穴44、54が設けられる。
代替実施形態において、各部品40、50はただ1つの足を有する。
【0025】 好ましい実施形態によるチューニングネジの場合、金属端部部品63a、63
bは、図6に示すように、足の自由端部品(free end-parts)64a、64bが互
いに所定距離離れて位置し、これら部品間に自由空間61を形成するように配置
されても良い。ネジ本体の製造において、上述の硬い部品の部分、足及び上記部
品間に存在する空間はプラスチック材料62に埋め込まれる。足の間の溝及び前
記部品間の空間は除外され、それによって貫通溝がネジ本体の軸方向に形成され
る。プラスチックの本体62には、対応するネジ穴にねじ込み可能なネジ本体を
形成するようにネジ山が設けられる。
【0026】 空洞フィルタ内に実装される際、本発明によるネジは2つの直列接続されたキ
ャパシタンスC1及びC2によって表すことができる。キャパシタンスC1はネ
ジ頭及び空洞フィルタの蓋の間で得られ、一方キャパシタンスC2はネジ部分の
足と、空洞フィルタのネジが取り付けされる部分との間で得られる。例えば、ネ
ジがネジ穴の中を所定量巻き戻された(back-off)場合、そのアクティブな面の間
の距離が減少するため、キャパシタンスC1は増加する。直列接続の合計キャパ
シタンスは、空洞の共振周波数に関して影響を与えるため、主にC1から構成さ
れる。結果として、キャパシタンスC2はキャパシタンスC1よりも十分大きく
なくてはならない。変位中にもこの関係を維持するため、部品40の足43a、
43bの長さは、全位置においてC2がC1よりも大きいことを保証するように
C2に関するアクティブな面の領域がネジの全チューニング長に沿って十分大き
くなるように決められている。
【0027】 ネジの製造に適したプラスチック材料は高温安定性及び良好な機械安定性を有
さねばならない。プラスチック材料の線形膨張係数は、その周囲にある金属の線
形膨張係数と一致しなければならない。プラスチック材料はまた、電気エネルギ
ーの重要な部分を吸収しないよう、低い電気的損失を有する必要がある。この点
に関して好適なプラスチック材料はポリエチレンイミド(PEI)又はポリアリ
ルアミド(PAA)である。好適な金属は第1に良好な弾力性を有さねばならな
い。好適な金属の例はスズ青銅(tin bronze)又はベリリウム銅(beryllium coppe
r)である。これら金属は良好な導電性を有する物質でコーティングされても良い
【0028】 本発明のチューニングネジは別の形式で製造されても良い。第1の代替実施形
態の場合、ネジ本体は金属部分のみで生成される。図4に示す部品はネジの一端
に設けられ、部分的にプラスチック材料内に成形され、好ましくはネジ回し受け
入れ凹部及びネジ頭を形成する鍔が設けられる。ネジの他端はプラスチックで形
成され、第2のネジ回し受け入れ凹部を含む。使用する素材は上述の好ましい実
施形態と同様の基準で決定される。
【0029】 第2の代替実施形態において、ネジは全てが金属から製造される。しかし、本
実施形態の場合、ネジ本体及びネジが装着される本体との間で有効な電気化学的
接点(galvanic contact)が必要になる。ネジは例えばスズ青銅又はベリリウム銅
から作られ、ネジ及びネジ穴間での遷移において低抵抗が得られ、かつまた良好
な伝導性を与えるために銀メッキされる。
【0030】 図7及び図8は、示す空洞フィルタの周波数関係をチューニングするための2
つの代替可能な構成における本発明のチューニングネジの使用状態を示す。
【0031】 図7は本発明のチューニングネジが装着された中心導体71を含む空洞フィル
タを示す。空洞は空洞の底72及び側壁73によって規定される。本実施形態に
おいて、中心導体71は空洞の底72から直接形成され、底と一体化している。
中心導体は、ネジがねじ込みできるよう、部分的にネジ切りされた貫通穴を含む
。空洞全体は蓋74で覆われている。チューニング機構は中心導体71にねじ込
まれるチューニングネジ75によって実施される。上述したとおり、チューニン
グネジ75は少なくとも1つの径方向貫通溝及び、少なくとも1つの、ネジの他
の部分よりも大きな、溝に垂直な外延の大断面積部分を含むネジ本体を有する。
チューニングネジ75は好ましくはその一端にネジ頭を形成する鍔751と、少
なくともネジの他端752にネジ回し受け入れ凹部が設けられる。ネジはセルフ
ロックするため、ネジをねじ込む際に中心導体71の任意の選択位置において安
定した状態で取り付けることができる。ネジ頭751と蓋74の距離はチューニ
ング部品において決定的に重要であり、この距離が空洞の共振器周波数を決定す
る。この距離はネジが中心導体に入り込む量を変化させることによって変化する
。ネジ75が2つのネジ回し受け入れ凹部を有する場合、好ましくはネジ頭75
1の凹部がネジを中心導体71にねじ込むのに用いられ、ネジ本体の他端752
における他の凹部は、蓋74が空洞に配置された際にネジの位置を微調整するた
めに都合良く用いる。
【0032】 本発明のチューニングネジは、空洞の蓋に配置することも可能である。この代
替実施形態を図8に示す。空洞は空洞の底82及び側壁83で規定される。空洞
内には、本実施形態では空洞の底82から直接形成された、中心導体81が配置
されている。チューニングネジ85は、チューニングネジ85が安定して固定さ
れることを保証するように形成された蓋84のネジ穴に挿入される。決定的に重
要なチューニング因子は空洞内に配置されたネジ頭851と中心導体の上面の距
離であり、この距離が空洞の共振器周波数を決定する。距離は蓋に貫通したネジ
の深さを変化させることで変化する。チューニングネジ85が2つのネジ回し受
け入れ凹部を有する場合、好ましくはネジ頭851の凹部がネジを蓋84へねじ
込むために用いられるのに対し、ネジ本体の他端852のもう一方の凹部は、蓋
84が空洞に配置された際にネジの位置を微調整するために都合良く用いること
ができる。
【0033】 図9は本発明によるチューニングネジ95a、95bが空洞フィルタ内の2つ
の中心導体間の結合係数をチューニングする際に用いられる場合を示す。空洞の
図示されている部分は3つの空洞を有し、2つの中心ガイド91a、91bが全
く同一の空洞に配置され、他の2つの中心ガイド91c、91dの各々は個々の
空洞に配置されている。2つの中央ガイド間の結合係数因子は第1ステージにお
いてそれらの相対的な距離及び位置によって決定され、また例えば空洞隔壁93
a、93bにおける適切な凹部又は切り欠きを通じて、変化させることが可能で
ある。そして、結合係数因子は、2つの中心導体間の空間に配置された、図7を
参照して上述したチューニングネジ95a、95bからなる本発明によるチュー
ニング機構によってチューニングすることができる。中心ガイド91b、91c
間の結合係数因子をチューニングするためのチューニングネジ95aは中心導体
間に存在する壁93aの凹部に配置される。本発明のチューニング機構は、結合
係数因子が隔壁の機械的な処理によって変化させられない、複数の中心導体を含
む空洞内に有利に配置することが可能である。この場合、チューニングネジ95
bはフィルタの底にある中心導体91a、91b間に配置される。
【0034】 本発明が上述し、図示した実施形態そのものに限定されず、添付した特許請求
の範囲の範囲内において変形物の生成も可能であることは理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 チューニングプレートを含むチューニング機構を含む空洞であって、蓋に設け
られたネジを調整することによってチューニングが行われる空洞を示す図である
【図2】 本発明のチューニングネジの第1の実施形態を示す図である。
【図3】 本発明のチューニングネジの第2の実施形態を示す図である。
【図4】 好ましい実施形態におけるチューニングネジの上部ネジ部分を示す斜視図であ
る。
【図5】 好ましい実施形態におけるチューニングネジの底部ネジ部分を示す斜視図であ
る。
【図6】 好ましい実施形態におけるチューニングネジの断面図である。
【図7】 本発明のチューニング機構の第1の実施形態を含み、例えば図2又は図3によ
るチューニングネジが空洞フィルタの中心導体内に配置された空洞フィルタの空
洞を示す図である。
【図8】 本発明によるチューニング機構の別の実施形態を含み、例えば図2又は図3に
よるチューニングネジが空洞フィルタの蓋に配置された空洞フィルタの空洞を示
す図である。
【図9】 中心導体間の結合係数因子のチューニングに例えば図2又は図3によるチュー
ニングネジが用いられる空洞フィルタの一部を示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年6月27日(2001.6.27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記ネジ本体が、その前記軸方向に延びる溝の内部に沿って
配置された少なくとも1つの足(64a、64b)を含む2つの終端金属部品(
63a、63b)を含み、個々の部品の前記足(64a、64b)が所定の距離
(61)離され、前記2つの部品(63a、63b)が互いに関してプラスチッ
ク材料(62)のコーティングにより固定されることを特徴とする請求項1乃至
請求項のいずれか1項に記載のネジ機構。
【請求項】 1つの端部部品(23a、33a、63a)が大きな面を提
供する鍔(23、35)を含み、他方の他端部品(23b、33b)がネジ回し
に適合した凹部を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に
記載のネジ機構。
【請求項】 前記プラスチック材料がポリエチレンイミド又はポリアリル
アミドであることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のネ
ジ機構。
【請求項】 前記金族物質がスズ青銅又はベリリウム銅であることを特徴
とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のネジ機構。
【請求項】 前記ネジが銀メッキされていることを特徴とする請求項1乃
至請求項のいずれか1項に記載のネジ機構。
【請求項10】 少なくとも1つの中心導体を個々の空洞内に有する、少な
くとも1つの空洞を有し、前記空洞が蓋で覆われている空洞フィルタ内のチュー
ニング機構であって、 少なくとも1つの前記中心導体(71)には、軸方向に貫通した、ネジ切りさ
れたネジ穴及び、請求項1乃至請求項のいずれか1項のネジ(75)とが設け
られ、前記ネジが前記中心導体(71)の前記ネジ穴に調整可能に取り付けされ
ることを特徴とするチューニング機構。
【請求項11】 少なくとも1つの空洞及び少なくとも1つの中心導体を各
空洞に有し、前記空洞が蓋で覆われる空洞フィルタにおけるチューニング機構で
あって、 前記蓋(84)が少なくとも1つのネジ切りされた貫通穴及び、前記蓋の前記
ネジ穴に調整可能に取り付けされた請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載
のネジ(85)を含むことを特徴とするチューニング機構。
【請求項12】 少なくとも1つの空洞及び少なくとも1つの中心導体を各
空洞に有し、前記空洞が蓋で覆われる空洞フィルタにおけるチューニング機構で
あって、 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のネジ(95a、95b)が2つ
の中心導体間に調整可能に配置されることを特徴とするチューニング機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01P 7/06 H01P 7/06 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 リンデル, パトリク スウェーデン国 イェルフェラ エス− 176 71, スメドヴェーゲン 7 Fターム(参考) 5J006 HC01 JA01 JB02 LA11 MA01 MB01 ND01 NE01 NE12

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に延びる少なくとも1つの溝(22、32)を含み、
    少なくとも部分的にネジ切りされたネジ本体(21、31)を有するネジ機構で
    あって、 前記ネジ本体が、溝(22、32)に垂直な外延が、前記ネジのねじ込みが始
    まる前記本体の端部において対応する外延よりも若干大きな断面積を有する少な
    くとも1つの部分(24、34a、34b)を有し、 前記ネジ本体の少なくとも1つの端部がネジ回しに適合した凹部を含むことを
    特徴とするネジ機構。
  2. 【請求項2】 前記部分(24)が前記ネジ本体の中央部分に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のネジ機構。
  3. 【請求項3】 前記ネジ本体が、その中央部の個々の側面において軸方向に
    配置される第1及び第2の部分(34a、34b)を有することを特徴とする請
    求項1記載のネジ機構。
  4. 【請求項4】 前記溝が前記ネジ本体の径方向に前記ネジ本体を横断するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のネジ機構。
  5. 【請求項5】 2つの部品(23a、23b、33a、33b、63a、6
    3b)が前記ネジ本体の個々の端部に設けられ、 前記部品(23a、23b)の少なくとも1つがプラスチック材料に部分的に
    埋め込まれた金属物質で形成され、前記2つの端部が個々の端部に前記溝(22
    、32)の先端を含み、前記部品(23b、33b)の少なくとも1つがネジ回
    しに適合した凹部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1
    項に記載のネジ機構。
  6. 【請求項6】 前記ネジ本体が、その前記軸方向に延びる溝の内部に沿って
    配置された少なくとも1つの足(64a、64b)を含む2つの終端金属部品(
    63a、63b)を含み、個々の部品の前記足(64a、64b)が所定の距離
    (61)離され、前記2つの部品(63a、63b)が互いに関してプラスチッ
    ク材料(62)のコーティングにより固定されることを特徴とする請求項1乃至
    請求項5のいずれか1項に記載のネジ機構。
  7. 【請求項7】 1つの端部部品(23a、33a、63a)が大きな面を提
    供する鍔(23、35)を含み、他方の他端部品(23b、33b)がネジ回し
    に適合した凹部を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に
    記載のネジ機構。
  8. 【請求項8】 前記プラスチック材料がポリエチレンイミド又はポリアリル
    アミドであることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のネ
    ジ機構。
  9. 【請求項9】 前記金族物質がスズ青銅又はベリリウム銅であることを特徴
    とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のネジ機構。
  10. 【請求項10】 前記ネジが銀メッキされていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項9のいずれか1項に記載のネジ機構。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つの中心導体を個々の空洞内に有する、少な
    くとも1つの空洞を有し、前記空洞が蓋で覆われている空洞フィルタ内のチュー
    ニング機構であって、 少なくとも1つの前記中心導体(71)には、軸方向に貫通した、ネジ切りさ
    れたネジ穴及び、請求項1乃至請求項10のいずれか1項のネジ(75)とが設
    けられ、前記ネジが前記中心導体(71)の前記ネジ穴に調整可能に取り付けさ
    れることを特徴とするチューニング機構。
  12. 【請求項12】 少なくとも1つの空洞及び少なくとも1つの中心導体を各
    空洞に有し、前記空洞が蓋で覆われる空洞フィルタにおけるチューニング機構で
    あって、 前記蓋(84)が少なくとも1つのネジ切りされた貫通穴及び、前記蓋の前記
    ネジ穴に調整可能に取り付けされた請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記
    載のネジ(85)を含むことを特徴とするチューニング機構。
  13. 【請求項13】 少なくとも1つの空洞及び少なくとも1つの中心導体を各
    空洞に有し、前記空洞が蓋で覆われる空洞フィルタにおけるチューニング機構で
    あって、 請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載のネジ(95a、95b)が2
    つの中心導体間に調整可能に配置されることを特徴とするチューニング機構。
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