JP2002542248A - ハロアルコキシイミダゾナフチリジン - Google Patents

ハロアルコキシイミダゾナフチリジン

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ビイク グルデン ロンベルク ヒエーミツシエ フアブリーク ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 前記意味を有する式Iの化合物は、胃腸疾病の予防および治療に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明の属する分野 本発明は、医薬品製造のための活性化合物として、製薬工業において使用され
る新規化合物に関する。
【0002】 背景技術 米国特許明細書第4468400号明細書では、イミダゾピリジン親構造と結
合する種々の環系を有する三環系イミダゾ[1,2−a]ピリジンが記載されて
おり、この場合、これは、消化性潰瘍の治療に適している。国際特許出願WO9
8/42707では、極めて特異的な置換型を有するテトラヒドロイミダゾナフ
チリジンを開示しており、この場合、これは、同様に胃および腸疾患の治療に適
しているとされる。
【0003】 本発明の開示 本発明は、式I
【0004】
【化3】
【0005】 [式中、R1は水素、1〜4C−アルキルまたはヒドロキシ−1〜4C−アルキ
ルであり、 R2は水素、1〜4C−アルキル、ヒドロキシ−1〜4C−アルキル、ハロゲン
、2〜4C−アルケニルまたは2〜4C−アルキニルであり、 R3は水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、1〜4C−アルキル、2〜4C−
アルケニルまたは2〜4C−アルキニルであり、 置換基R4aおよびR4bの一つは水素であり、かつ他方は水素、ヒドロキシル
、1〜4C−アルコキシ、1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシ、1〜
4C−アルキルカルボニルオキシまたは基R4’であるか、あるいはR4aおよ
びR4bは一緒になってO(酸素)であり、その際、R4’は完全にかまたは部
分的にハロゲンによって置換されている1〜4C−アルコキシであり、 置換基R5aおよびR5bの一つは水素であり、かつ他方は水素、ヒドロキシル
、1〜4C−アルコキシ、1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシ、1〜
4C−アルキルカルボニルオキシまたは基R5’であるか、あるいはR5aおよ
びR5bは一緒になってO(酸素)であり、その際、R5’は、ハロゲンによっ
て完全にかまたは部分的に置換された1〜4C−アルコキシであり、その際、置
換基R4aおよびR4bの一つはR4’の意味を有するか、および/または置換
基R5aおよびR5bの一つはR5’の意味を有するか、あるいは、 それぞれの場合において、一方では置換基R4aおよびR4bの一つ、および他
方では置換基R5aおよびR5bの一つが水素であり、かつ他の置換基はそれぞ
れの場合において一緒になってハロゲンによって完全にかまたは部分的に置換さ
れた1〜2C−アルキレンジオキシ基を形成し、 R6は水素、ハロゲン、1〜4C−アルキル、1〜4C−アルコキシ、1〜4C
−アルコキシカルボニルアミノ、1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシ
カルボニルアミノまたはトリフルオロメチルであり、かつ、 R7は水素、ハロゲン、1〜4C−アルキルまたは1〜4C−アルコキシである
]の化合物およびその塩に関する。
【0006】 1〜4C−アルキルは、炭素原子1個〜4個を有する直鎖または分枝鎖のアル
キル基を表す。挙げられてよい例はブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチ
ル、プロピル、イソプロピル、エチルおよびメチル基である。
【0007】 ヒドロキシ−1〜4C−アルキルは、前記ヒドロキシル基によって置換された
前記1〜4C−アルキルを表す。挙げられてもよい例は、ヒドロキシメチル基、
2−ヒドロキシエチル基および3−ヒドロキシプロピル基である。
【0008】 本発明の意味の範囲内のハロゲンは、臭素、塩素またはフッ素である。
【0009】 2〜4C−アルケニルは、炭素原子2個〜4個を有する直鎖または分枝鎖のア
ルケニル基である。挙げられてよい例は2−ブテニル、3−ブテニル、1−プロ
ペニルおよび2−プロペニル基(アリル基)である。
【0010】 2〜4C−アルキニルは、炭素原子2個〜4個を有する直鎖または分枝鎖のア
ルキニル基を表す。挙げられてよい例は2−ブチニル、3−ブチニルおよび好ま
しくは2−プロピニル基(プロパルジル基)である。
【0011】 1〜4C−アルコキシは、酸素原子以外に、炭素原子1個〜4個を有する直鎖
または分枝鎖のアルキル基を含む。挙げられてよい例はブトキシ、イソブトキシ
、s−ブトキシ、t−ブトキシ、プロポキシ、イソプロポキシおよび好ましくは
エトキシおよびメトキシ基である。
【0012】 1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシは、他の1〜4C−アルコキシ
基によって置換された前記1〜4C−アルコキシ基の一つを表す。挙げられてよ
い例は、基2−メトキシエトキシ(CH−O−CH−CH−O−)および
2−エトキシエトキシ(CH−CH−O−CH−O−)である。
【0013】 1〜4C−アルキルカルボニルは、カルボニル基以外に、前記1〜4C−アル
キル基の一つを含有する基を表す。挙げられてよい例はアセチル基である。
【0014】 1〜4C−アルキルカルボニルオキシは、酸素原子と結合された1〜4C−ア
ルキルカルボニル基である。挙げられてよい例は、アセトキシ基(CHCO−
O−)である。
【0015】 最初に挙げられてよい、完全にかまたは大部分がハロゲン置換された1〜4C
−アルコキシは、塩素および/または、特にはフッ素置換された1〜4C−アル
コキシ基である。挙げられてよいハロゲン−置換された1〜4C−アルコキシは
、2,2,2−トリクロロエトキシ、ヘキサクロロイソプロポキシ、ペンタクロ
ロイソプロポキシ、1,1,1−トリクロロ−3,3,3−トリフルオロ−2−
プロポキシ、1,1,1−トリクロロ−2−メチル−2−プロポキシ、1,1,
1−トリクロロ−2−プロポキシ、3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロ−2
−プロポキシ、3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロ−2−ブトキシ、4−ブ
ロモ−3,3,4,4−テトラフルオロ−1−ブトキシ、クロロジフルオロメト
キシ、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロポキシ、2−トリフ
ルオロメチル−2−プロポキシ、1,1,1−トリフルオロ−2−プロポキシ、
ペルフルオロ−t−ブトキシ、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−
1−ブトキシ、4,4,4−トリフルオロ−1−ブトキシ、2,2,3,3,3
−ペンタフルオロプロポキシ、ペルフルオロエトキシ、1,2,2−トリフルオ
ロエトキシ、特に、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、2,2,2−ト
リフルオロ−エトキシ、トリフルオロメトキシおよび好ましくはジフルオロメト
キシ基である。
【0016】 特に、挙げられてよい完全にかまたは大部分がハロゲン−置換された1〜2C
−アルキレンジオキシは、フッ素−置換された1〜2C−アルキレンジオキシ、
たとえば、ジフルオロエチレンジオキシ(−O−CF−CH−O−)、テト
ラフルオロエチレンジオキシ(−O−CF−CF−O−)および特にジフル
オロメチレンジオキシ(−O−CF−O−)、および1,1,2−トリフルオ
ロエチレンジオキシ基(−O−CFCHF−O−)、さらにはクロロトリフル
オロエチレンジオキシ基である。
【0017】 1〜4C−アルコキシカルボニルは、前記1〜4C−アルコキシ基の一つと結
合したカルボニル基を表す。挙げられてよい例は、メトキシカルボニル(CH O−C(O)−)およびエトキシカルボニル基(CHCHO−C(O)−)
である。
【0018】 1〜4C−アルコキシカルボニルアミノは、前記1〜4C−アルコキシカルボ
ニル基の一つによって置換されたアミノ基を表す。挙げられてよい例は、エトキ
シカルボニルアミノ基およびメトキシカルボニルアミノ基である。
【0019】 1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシカルボニルは、前記1〜4C−
アルコキシ−1〜4C−アルコキシ基の一つが結合したカルボニル基を表す。挙
げられてよい例は、2−メトキシ−エトキシカルボニル(CH−O−CH
−O−CO−)および2−エトキシエトキシカルボニル基(CHCH
O−CHCH−O−CO−)である。
【0020】 1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシカルボニルアミノは、前記1〜
4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシカルボニル基の一つによって置換され
たアミノ基を表す。挙げられてよい例は、2−メトキシエトキシカルボニルアミ
ノ基および2−エトキシエトキシカルボニルアミノ基である。
【0021】 場合による式Iの化合物の考えられうる塩は、特にすべての酸付加塩である。
特に挙げられるのは、薬学において通常使用される無機酸および有機酸の薬理学
的に許容可能な塩である。適しているものは、酸、たとえば、塩酸、塩化臭素酸
、リン酸、硝酸、硫酸、酢酸、クエン酸、D−グルコン酸、安息香酸、2−(4
−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、酪酸、スルホサリチル酸、マレイン酸、ラ
ウリン酸、リンゴ酸、フマル酸、コハク酸、シュウ酸、酒石酸、エンボイック酸
(embonic acid)、ステアリン酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸また
は3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸であり、その際、酸は、一塩基酸かまたは多
塩基酸かによって、かつどちらの塩が好ましいかによって、その等モル量比かま
たは異なるモル量比で、塩の製造中に使用される。
【0022】 最初に得られてもよい薬理学的に許容されない塩、たとえば、工業的規模での
本発明による化合物の製造方法でのプロセス生成物は、当業者に公知の方法で薬
理学的に許容可能な塩に変換される。
【0023】 本発明の化合物およびその塩が単離される場合には、たとえば、結晶の形で、
様々の量の溶剤を含みうることは当業者に公知である。したがって、本発明は、 式Iの化合物のすべての溶媒和物、特には水和物を含有し、かつ、式Iの化合
物の塩のすべての溶媒和物、特には水和物を含有する。
【0024】 式Iの化合物は、少なくとも2つのキラル中心を含む。本発明は、互いに好まし
い混合比でのすべての考えられうる立体異性体に関し、この場合、これは、本発
明の好ましい目的である純粋なエナンチオマーを含む。
【0025】 基R1の好ましい例はメチル基である。
【0026】 基R2の好ましい例はメチル基およびヒドキシメチル基である。
【0027】 本発明におけるR3は好ましくは水素である。
【0028】 適した化合物として挙げられるのは、 R1が1〜4C−アルキルであり、 R2が1〜4C−アルキルまたはヒドロキシ−1〜4C−アルキルであり、 R3が水素が水素であり、 置換基R4aおよびR4bの一つが水素であり、かつ他方が水素、ヒドロキシル
、1〜4C−アルコキシ、1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシまたは
基R4’であり、その際、R4’は完全にかまたは大部分がハロゲン置換された
1〜4C−アルコキシであり、 置換基R5aおよびR5bの一つが水素であり、かつ他方が水素、ヒドロキシ
ル、1〜4C−アルコキシ、1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシまた
は基R5’であり、その際、基R5’は完全にかまたは大部分がハロゲン置換さ
れた1〜4C−アルコキシであり、 その際、置換基R4aおよびR4bの一つがR4’の意味を有するか、および/
または、他方では置換基R5aおよびR5bの一つはR5’の意味を有するか、
あるいは、 それぞれの場合において、一方では置換基R4aおよびR4bの一つ、および他
方ではR5aおよびR5bの一つ水素であり、かつそれぞれの場合において他の
置換基は一緒になって完全にかまたは部分的にハロゲン−置換された1〜2C−
アルキレンジオキシ基であり、 R6は水素、ハロゲンまたはトリフルオロメチルであり、かつ、 R7は水素またはハロゲンである、 式Iの化合物およびその塩である。
【0029】 強調されてもよい本発明の化合物は、式I
【0030】
【化4】
【0031】 [式中、R1は1〜4C−アルキルであり、 R2は1〜4C−アルキルまたはヒドロキシ−1〜4C−アルキルであり、 R3は水素であり、 置換基R4aおよびR4bの一つは水素であり、かつ他方は水素、ヒドロキシ
ル、1〜4C−アルコキシ、1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシまた
は基R4’であり、その際、R4’は完全にかまたは大部分がフッ素−置換され
た1〜4C−アルコキシまたはクロロジフルオロメトキシであり、 置換基R5aおよびR5bの一つは水素であり、かつ他方は水素、ヒドロキシル
、1〜4C−アルコキシ、1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシまたは
基R5’であり、その際、R5’は完全にかまたは大部分がフッ素置換された1
〜4C−アルコキシまたはクロロジフルオロメトキシであり、その際、置換基R
4aおよびR4bの一つはR4’の意味を有するか、および/または置換基R5
aおよびR5bの一つはR5’の意味を有するか、あるいは、 それぞれの場合において、一方では置換基R4aおよびR4bの一つ、および一
方では置換基R5aおよびR5bの一つが水素であり、かつ、それぞれの場合に
おいて他の置換基は一緒になって完全にかまたは部分的にフッ素置換された1〜
2C−アルキレンジオキシ基であるかまたはクロロトリフルオロエチレンジオキ
シ基であり、 R6は水素、ハロゲンまたはトリフルオロメチルであり、かつ、 R7は水素またはハロゲンである] の化合物およびその塩である。
【0032】 強調されるべき式Iの化合物の実施態様(実施態様a)は、置換基R4aお
よびR4bの一つが水素であり、かつ他方が基R4’であり、置換基R5aおよ
びR5bの一つが水素であり、かつ他方がヒドロキシルである化合物である。
【0033】 強調されるべき式Iの化合物の他の実施態様(実施態様b)は、置換基R4
aおよびR4bの一つが水素であり、かつ他方が基R4’であり、かつ、置換基
R5aおよびR5bの一つが水素であり、かつ他方が1〜4C−アルコキシまた
は1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシである化合物である。
【0034】 強調されるべき式Iの化合物の他の実施態様(実施態様c)は、置換基R4
aおよびR4bの一つが水素であり、かつ、他方が基R4’であり、かつ、 置換基R5aおよびR5bの一つが水素であり、かつ、他方が基R5’である化
合物である。
【0035】 強調されるべき式Iの化合物の他の実施態様(実施態様d)は、置換基R4
aおよびR4bの一つが水素であり、かつ、他方が1〜4C−アルコキシまたは
1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシであり、かつ、置換基R5aおよ
びR5bの一つは水素であり、かつ他方は基R5’である化合物である。
【0036】 特に強調されるべき実施態様a,b,cおよびdの化合物Iは、 R1が1〜4C−アルキルであり、 R2が1〜4C−アルキルであり、 R3が水素であり、 R4’が完全にかまたは大部分がフッ素置換された1〜4C−アルコキシまたは
クロロジフルオロメトキシであり、 R5’が完全にかまたは大部分がフッ素置換された1〜4C−アルコキシまたは
クロロジフルオロメトキシであり、 R6は水素であり、かつ、 R7は水素である化合物およびその塩である。
【0037】 実施態様aの好ましい化合物Iは、 R1が1〜4C−アルキルであり、 R2が1〜4C−アルキルであり、 R3が水素であり、 置換基R4aおよびR4bの一つが水素であり、かつ他方がR4’であり、 その際、R4’は完全にかまたは大部分がフッ素置換された1〜4C−アルコキ
シまたはクロロジフルオロメトキシであり、置換基R5aおよびR5bの一つは
水素であり、かつ、他方はヒドロキシルであり、 R6は水素であり、かつ、 R7は水素である化合物およびその塩である、 化合物およびその塩である。
【0038】 実施態様bの好ましい化合物Iは、 R1が1〜4C−アルキルであり、 R2が1〜4C−アルキルであり、 R3が水素であり、 置換基R4aおよびR4bの一つが水素であり、かつ他方がR4’であり、その
際、R4’は完全にかまたは大部分がフッ素置換された1〜4C−アルコキシま
たはクロロジフルオロメトキシであり、 置換基R5aおよびR5bの一つは水素であり、かつ他方は1〜4C−アルコキ
シまたは1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシであり、 R6は水素であり、かつ、 R7は水素である化合物およびその塩である。
【0039】 実施例cの好ましい化合物Iは、 R1が1〜4C−アルキルであり、 R2が1〜4C−アルキルであり、 R3が水素であり、 置換基R4aおよびR4bの一つは水素であり、かつ他方はR4’であり、その
際、R4’は完全にかまたは大部分がフッ素置換された1〜4C−アルコキシま
たはクロロジフルオロメトキシであり、 置換基R5aおよびR5bの一つは水素であり、かつ他方はR5’であり、その
際、R5’は完全にかまたは大部分がフッ素置換された1〜4C−アルコキシま
たはクロロジフルオロメトキシであり、 R6は水素であり、かつ、 R7は水素である、 化合物およびその塩である。
【0040】 実施例dの好ましい化合物Iは、 R1が1〜4C−アルキルであり、 R2が1〜4C−アルキルであり、 R3が水素であり、 置換基R4aおよびR4bの一つは水素であり、かつ、他方は1〜4C−アルコ
キシまたは1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシであり、 置換基R5aおよびR5bの一つは水素であり、かつ、他方はR5’であり、そ
の際、R5’は完全にかまたは大部分がフッ素置換された1〜4C−アルコキシ
またはクロロジフルオロメトキシであり、 R6は水素であり、かつ、 R7は水素である、 化合物およびその塩である。
【0041】 好ましくは選択される化合物IはR5bが水素である、実施例a、b、cお
よびdの化合物である。
【0042】 特に好ましくは選択される化合物IはR5bが水素であり、かつR4aが水
素である、実施例a、b、cおよびdの化合物である。
【0043】 好ましくは選択される基R4’およびR5’は、2,2,2−トリフルオロエ
トキシ−およびジフルオロメトキシ基である。
【0044】 本発明によって好ましくは選択される以下の例は、 R4a、R4bおよびR5aが次の第1表の置換基の意味を有する以下の式I
【0045】
【化5】
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】 によって明確に挙げられてもよい。
【0049】 本発明による化合物は、たとえば、WO98/42707で開示された式Iの
化合物から出発し、この場合、これは、置換基R4a、R4b、R5aおよびR
5bの少なくとも一つがヒドロキシルの意味を有する(後に、“出発化合物”と
する)。前記出発化合物から出発して、本発明による化合物の製造は、この場合
、いずれの最終生成物が好ましいかによって、種々の方法、たとえば、出発化合
物と式R4’−HまたはR5’−Hの化合物との酸触媒によるエーテル化(acid
-catalyezed etherification)によって、次のように実施することができる。
【0050】 本発明による物質は、自体公知の方法で、たとえば、真空下での溶剤の留去し
、かつ適した溶剤から生じる残留物を再循環させるか、あるいは通常の精製方法
、たとえば、適した支持材料上でのカラムクロマトグラフィーでの精製によって
分離および精製する。
【0051】 塩は、適した溶剤、たとえば、塩化メチレンまたはクロロホルムのような塩化
炭化水素か、あるいは低分子量脂肪族アルコール(エタノール、イソプロパノー
ル)中で遊離化合物を溶解することによって得られ、この場合、これは、好まし
い酸を含有するか、あるいはその後に好ましい酸が添加される。塩は濾過、再沈
殿、付加塩に対する非溶剤での沈殿、または溶剤の蒸発によって得られる。得ら
れる塩は、遊離化合物に変換されてもよいが、この場合、これは、順に、アルカ
リ化または酸性化によって塩に変換されてもよい。この方法において、薬理学的
に非認容性の塩は、薬理学的に認容性の塩に変換されてもよい。
【0052】 本発明の好ましい目的である純粋なエナンチオマー、特に式Iの純粋なエナ
ンチオマーは、自体公知の方法で、たとえばエナンチオマー選択的合成によって
、キラル分離カラム上のクロマトグラフィー的分離によって、キラル助剤での誘
導化、その後のジアステレオマーの分離およびキラル補助基の開裂によって、キ
ラル酸での塩形成、その後の塩の分離および塩からの好ましい化合物の遊離によ
ってか、あるいは適した溶剤からの(分別)結晶化によって得られてもよい。
【0053】 以下の例は、本発明を制限することなく詳細に例証するものである。本発明に
よる化合物は、例に記載されたように、同様の方法で製造することができる。略
記RTは室温を示し、hは時間、minは分、m.p.は融点およびdec.は
分解を示す。
【0054】 例 1.(7R,8R,9R)−2,3−ジメチル−8−ヒドロキシ−7−(2,2
,2−トリフルオロメトキシ)−9−フェニル−7,8,9,10−テトラヒド
ロイミダゾ[1,2−h][1,7]ナフチリジン (7R,8R,9R)−2,3−ジメチル−7,8−ジヒドロキシ−9−フェ
ニル−7,8,9,10−テトラヒドロイミダゾ[1,2−h][1,7]−ナ
フチリジン 4gを2,2,2−トリフルオロエタノール 40ml中に溶解さ
せ、かつ、濃硫酸 1.5gを滴加することで処理する。RTで15分間に亘っ
ての撹拌の後に、混合物を氷水 60ml中に注ぐ。固体の水酸化ナトリウム
0.6gを添加し、かつ、混合物をそれぞれの場合においてジクロロメタン 4
0mlで3回に亘って、pH7.5で抽出する。捕集された有機抽出物を、組み
合わせ、かつ少量の水で洗浄する。真空下で溶剤を抜き取った後に、残留する粘
性のオイルをシリカゲル上で精製する(エチルアセテート/メタノール=20:
1)。標題化合物のジアステレオマー混合物 2.8gが得られた(約20%
7−R、約80% 7−S)。この混合物 200mgをシリカゲル上で精製す
る(厚層クロマトグラフィー、石油エーテル/トリエチルアミン=1:1)。m
.p.178〜180℃を有する標題化合物 20mgが得られた。
【0055】 2.(7S,8R,9R)−2,3−ジメチル−8−ヒドロキシ−7−(2,2
,2−トリフルオロエトキシ)−9−フェニル−7,8,9,10−テトラヒド
ロイミダゾ[1,2−h][1,7]ナフチリジン m.p.158〜160℃を有する標題化合物 20mgが、例1と同様に、
シリカゲル上での2回に亘る精製の後に得られた。
【0056】 商業的使用 式Iの化合物およびその塩は、商業的に使用可能な価値ある薬理学的特性を有
する。特に、これらは、温血動物、特にヒトにおいて胃酸分泌の著しい抑制およ
び良好な胃および腸の保護作用を示す。本発明による化合物は、本明細書中で高
い選択作用、有利な作用の持続、特に良好な腸内作用、著しい副作用がないこと
、および広範囲の治療的幅によって特徴付けられる。
【0057】 “胃および腸の保護”は、これに関連して、胃腸の疾病、特に、胃腸内炎症性
疾病および疾患(たとえば、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、胃酸過多または薬物
による機能性胃疾患)の予防および治療を意味するものとされ、この場合、これ
らは、たとえば、微生物(たとえば、ヘリコバクターピロリ)、細菌毒素、薬物
(たとえば、実際には抗炎症剤および抗リウマチ薬)、化学薬品(たとえば、エ
タノール)、胃酸またはストレス状態によって引き起こされうる。
【0058】 本発明による化合物は、驚くべきことに、当業者に公知の化合物よりも、抗潰
瘍および抗分泌特性が測定される種々のモデルでその良好な性質において、特に
優れていることが明かである。これらの性質の点で、式Iの化合物およびその薬
理学的に認容性の塩は、ヒト医学および獣医学での使用に極めて適しており、そ
の際、これらは、特に、胃および/または腸の疾病の治療および/または予防の
ために使用される。
【0059】 したがって、本発明の他の目的は、前記疾病の治療および/または予防に使用
するための本発明による化合物である。
【0060】 同様に、本発明は、前記疾病の治療および/または予防に使用される医薬品を
製造するための本発明による化合物の使用を含む。
【0061】 また、本発明は、前記疾病の治療および/または予防のための本発明による化
合物の使用を含む。
【0062】 さらに、本発明の目的は、式Iの化合物一つまたはそれ以上および/または薬
理学的に認容性の塩を含む医薬品である。
【0063】 医薬品は、当業者に公知の方法で製造される。医薬品として、本発明による薬
理学的に活性の化合物(=作用化合物)は、このようにして使用されるか、ある
いは好ましくは適した薬理学的助剤または賦形剤との組み合わせで、錠剤、被覆
錠剤、カプセル剤、坐剤、パッチ剤(たとえば、TTSs)、エマルション、懸
濁液または溶液の形で使用され、この場合、活性化合物の含量は、有利には、0
.1〜95%であってもよく、かつ、その際、適した助剤および賦形剤の選択に
よって、薬剤投与形態(たとえば、持続放出性の形または腸溶性の形)は、正確
に活性化合物および/または好ましい作用の開始が達成できるように調整される
【0064】 専門的知識に基づく、好ましい薬剤に適した賦形剤および担持剤は、当業者に
公知である。溶剤、ゲル化剤、坐剤基剤、錠剤賦形剤および他の活性化合物担持
剤に加えて、たとえば、抗酸化剤、分散剤、乳化剤、起泡抑制剤、矯味矯臭剤、
保存剤、可溶化剤、着色剤、または特には浸透促進剤および錯化剤(たとえば、
シクロデキストリン)を使用することが可能である。
【0065】 活性化合物は、経口的に、非経口的にかまたは経皮的に投与されてもよい。
【0066】 一般に、ヒトの医薬品において、一つまたはそれ以上の活性化合物を、経口投
与の場合には、おおよそ0.01〜おおよそ20、好ましくは0.05〜5、特
に0.1〜1.5mg/kg体重量の日用量で投与することは有利であり、多形
態が好ましい場合には、好ましい結果を達成するために好ましくは1〜4個の別
個の投与で適用される。非経口的治療の場合には、同様か(特に、活性化合物の
静脈内投与)または一般に、低い投与量が使用されてもよい。任意の当業者は、
専門家知識に基づいて、それぞれの場合において、最適投与量および必要な投与
の型を定めることができる。
【0067】 本発明による化合物および/またはその塩が前記疾病の治療のために使用され
る場合には、さらに薬剤は他の薬理学的群の薬理学的有効成分の一つまたはそれ
以上を含有していてもよい。挙げられてもよい例は:トランキライザー(たとえ
ば、ベンゾジアゼピン群からのもの、たとえば、ジアゼパン)、鎮痙薬(たとえ
ば、ビエタミバリンまたはカミロフィン)、抗コリン作用薬(たとえば、オキシ
フェンサイクライミンまたはフェンカルバミド)、局所麻酔薬(たとえば、テト
ラカインまたはプロカイン)であり、場合によってはまた、酵素、ビタミンまた
はアミノ酸である。
【0068】 これに関連して特に挙げられるのは、本発明による化合物と、酸分泌抑制作用
を有する薬剤、たとえば、Hブロッカー(たとえば、サイメチジン、ラニチジ
ン)、H/KATPアーゼ阻害剤(たとえば、オメプラゾール、パントプラ
ゾール)との組み合わせ物、または末梢性抗コリン作用薬と呼称されるものとの
組み合わせ物(たとえば、ピレンゼピン、テレンゼピン)であり、さらには、活
性であるかまたは過度活性の意味で主要作用を増加させるか、および/または副
作用を排除するかまたは減少させる目的で、ガストリン拮抗薬との組み合わせ物
、さらには、ヘリコバクターピロリ(Helicobacter pylori)を管理するための
抗菌性有効物質(たとえば、セファノスホリン、テトラサイクリン、ペニシリン
、マクロライデス、ニトロイミダゾールまたは他のビスマス塩)との組み合わせ
物である。挙げられてもよい抗菌性の有効な組み合わせパートナーは、たとえば
、メズロシリン、アンピシリン、アモキシリン、セファロシン、セホキシチン、
セホタミン、イミペニン、ゲンタマイシン、アミカシン、エリトロマイシン、シ
プロフロクサシン、メトリニダゾール、クラリオマイシン、アジトロマイシンお
よびこれらの混合物(たとえば、クラリトロマイシン+メトロニダゾール)であ
る。
【0069】 薬理学 良好な胃の保護作用および本発明の化合物の胃および抗分泌性作用は、動物試
験モデルで試験することができる。以下に挙げられたモデルで試験された本発明
による化合物は、例中の前記化合物の番号に相当する番号で提供されている。
【0070】 灌流されたラットの胃での抗分泌作用試験 生体内で(in vivo)、灌流されたラット胃のペンタガストリン刺激による酸
分泌作用上で、本発明による化合物の静脈内投与後の影響は、以下の第A表に示
されている。
【0071】 第A表
【0072】
【表3】
【0073】 方法論 麻酔されたラット(CDラット、雌、200〜250g;1.5g/kg 静脈
内投与 ウレタン)の腹部を、腹上部正中切開術による気管切開の後に、開腹し
、かつ、PVCカテーテルを、食道中に経口的に固定し、かつ、もう一つは、管
の末端がちょうど胃管腔中に投入される程度に幽門を介して固定する。幽門から
導かれるカテーテルは、側面の開口部を通して、外部から右胃壁に導かれる。
【0074】 リンスを通した後(約5〜100ml)に、温めた薬理学的NaCl溶液(37
℃)を連続的に胃に通す(約0.5ml/分、pH6.8〜6.9、Braum
−Unita I)。pH(pHメーター632、ガラス電極EA147φ=5
mm、Metrohm)は、新たに作製された0.01N NaOH溶液でpH
7に滴定する(dosimat 665 Metrohm)ことによって、分泌されたHClを流出
液中で測定し、それぞれの場合において、15分間隔で補集する。
【0075】 胃酸分泌は、操作の完了後に、約30分に亘ってのペンタガストリン静脈内(i
.v.)投与量1μg/kg(=1.65ml/h)(左大腿部静脈)の連続的
な注入によって刺激する(特に、2つの予備的画分の測定後)。処理されるべき
物質は、連続的なペンタガストリン注入の開始後60分に亘って、1ml/kg
の液量で静脈内投与する。
【0076】 動物の体温を、赤外線照射および加熱パットによって、一貫して37.8〜38
℃に保持する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AE ,AL,AU,BA,BG,BR,CA,CN,CZ, EE,GE,HR,HU,ID,IL,IN,JP,K R,LT,LV,MK,MX,NO,NZ,PL,RO ,SG,SI,SK,TR,UA,US,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 ヴォルフガング−アレクサンダー ジモン ドイツ連邦共和国 コンスタンツ シュー ベルトシュトラーセ 17 (72)発明者 シュテファン ポスティウス ドイツ連邦共和国 コンスタンツ アウシ ュトラーセ 4ベー (72)発明者 ヴォルフガング クロマー ドイツ連邦共和国 コンスタンツ アルペ ンシュトラーセ 2 (72)発明者 ヨルク ゼン−ビルフィンガー ドイツ連邦共和国 コンスタンツ ゼンテ ィスシュトラーセ 7 Fターム(参考) 4C065 AA04 BB09 CC02 DD03 EE03 HH02 JJ03 JJ05 KK02 PP01 4C086 AA01 AA02 AA03 CB09 MA01 MA02 MA03 MA04 MA05 NA14 ZA68 ZB35 ZC51

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I 【化1】 [式中、R1は水素、1〜4C−アルキルまたはヒドロキシ1〜4C−アルキル
    であり、 R2は水素、1〜4C−アルキル、ヒドロキシ−1−4C−アルキル、ハロゲン
    、2〜4C−アルケニルまたは2〜4C−アルキニルであり、 R3は水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、1〜4C−アルキル、2〜4C−
    アルケニルまたは2〜4C−アルキニルであり、 置換基R4aおよびR4bの一つは水素であり、かつ、他方は水素、ヒドロキシ
    ル、1〜4C−アルコキシ、1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシ、1
    〜4C−アルキルカルボニルオキシまたは基R4’であるか、あるいはR4aお
    よびR4bは一緒になってO(酸素)であり、 その際、R4’は、ハロゲンによって完全にかまたは大部分が置換された1〜4
    C−アルコキシであり、 置換基R5aおよびR5bの一つまたは水素であり、かつ他方は水素、ヒドロキ
    シル、1〜4C−アルコキシ、1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシ、
    1〜4C−アルキルカルボニルオキシまたは基R5’であるか、あるいはR5a
    およびR5bは一緒になってO(酸素)であり、 その際、R5’は、ハロゲンによって完全にかまたは部分的に置換された1〜4
    C−アルコキシであり、 その際、置換基R4aおよびR4bの一つはR4’の意味を示すか、および/ま
    たは置換基R5aおよびR5bはR5’の意味を示すか、あるいは、 それぞれの場合において、一方では置換基R4aおよびR4bの一つおよび他方
    では置換基R5aおよびR5bの一つは水素であり、かつ、それぞれの場合にお
    いて他の置換基は一緒になって、ハロゲンによって完全にかまたは大部分が置換
    された1〜2C−アルキレンジオキシ基であり、 R6は水素、ハロゲン、1〜4C−アルキル、1〜4C−アルコキシ、1〜4C
    −アルコキシカルボニルアミノ、1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシ
    カルボニルアミノまたはトリフルオロメチルであり、かつ、 R7は水素、ハロゲン、1〜4C−アルキルまたは1〜4C−アルコキシである
    ]の化合物またはその塩。
  2. 【請求項2】 式I 【化2】 [式中、R1は1〜4C−アルキルであり、 R2は1〜4C−アルキルまたはヒドロキシ−1〜4C−アルキルであり、 R3は水素であり、 置換基R4aおよびR4bの一つは水素であり、かつ、他方は水素、ヒドロキシ
    ル、1〜4C−アルコキシ、1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシまた
    は基R4’であり、 その際、R4’は、完全にかまたは大部分がフッ素置換された1−4C−アルコ
    キシまたはクロロジフルオロメトキシであり、 置換基R5aおよびR5bの一つは水素であり、かつ、他方は水素、ヒドロキシ
    ル、1〜4C−アルコキシ、1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシまた
    は基R5’であり、 その際、R5’は完全にかまたは大部分がフッ素置換された1〜4C−アルコキ
    シかまたはクロロジフルオロメトキシであり、 その際、置換基R4aおよびR4bはR4’の意味を有するか、および/または
    置換基R5aおよびR5bはR5’の意味を有するか、あるいは、 それぞれの場合において、一方では置換基R4aおよびR4bの一つ、および他
    方では置換基5aおよび5bの一つが水素であり、かつそれぞれの場合において
    、他の置換基は一緒になって、完全にかまたは大部分がフッ素置換された1〜2
    C−アルキレンジオキシ基またはクロロトリフルオロエチレンジオキシ基を形成
    し、 R6は水素、ハロゲンまたはトルフルオロメチルであり、かつ、 R7は水素またはハロゲンである] の化合物またはその塩。
  3. 【請求項3】 R1が1〜4C−アルキルであり、 R2が1〜4C−アルキルであり、 R3が水素であり、 置換基R4aおよびR4bの一つが水素であり、かつ他方がR4’であり、その
    際、R4’は完全にかまたは大部分がフッ素置換された1〜4C−アルコキシま
    たはクロロジフルオロメトキシであり、 置換基R5aおよびR5bの一つは水素であり、かつ他方がヒドロキシルであり
    、 R6は水素であり、かつ、 R7は水素である、 請求項2に記載の化合物またはその塩。
  4. 【請求項4】 R1が1〜4C−アルキルであり、 R2が1〜4C−アルキルであり、 R3が水素であり、 置換基R4aおよびR4bの一つが水素であり、かつ他方がR4’であり、 その際、R4’は完全にかまたは大部分がフッ素置換された1〜4C−アルコキ
    シまたはクロロジフルオロメトキシであり、置換基R5aおよびR5bの一つは
    水素であり、かつ他方は1〜4C−アルコキシまたは1〜4C−アルコキシ−1
    〜4C−アルコキシであり、 R6は水素であり、かつ、 R7は水素である、 請求項2に記載の化合物またはその塩。
  5. 【請求項5】 R1が1〜4C−アルキルであり、 R2が1〜4C−アルキルであり、 R3が水素であり、 置換基R4aおよびR4bの一つが水素であり、かつ、他方がR4’であり、そ
    の際、R4’は完全にかまたは大部分がフッ素置換された1〜4C−アルコキシ
    またはクロロジフルオロメトキシであり、 置換基R5aおよびR5bの一つが水素であり、かつ他方がR5’であり、その
    際、R5’は完全にかまたは大部分がフッ素置換された1〜4C−アルコキシま
    たはクロロジフルオロメトキシであり、 R6は水素であり、かつ、 R7は水素である、 請求項2に記載の化合物またはその塩。
  6. 【請求項6】 R1が1〜4C−アルキルであり、 R2が1〜4C−アルキルであり、 R3が水素であり、 置換基R4aおよびR4bの一つが水素であり、かつ他方が1〜4C−アルコキ
    シまたは1〜4C−アルコキシ−1〜4C−アルコキシであり、 置換基R5aおよびR5bの一つが水素であり、かつ他方がR5’であり、その
    際、R5’は完全にかまたは大部分がフッ素置換された1〜4C−アルコキシま
    たはクロロジフルオロメトキシであり、 R6は水素であり、かつ、 R7は水素である、 請求項2記載の化合物またはその塩。
  7. 【請求項7】 R5bが水素である、請求項2から6までのいずれか1項に
    記載の化合物I
  8. 【請求項8】 R5bが水素であり、R4bが水素である、請求項2から6
    までのいずれか1項に記載の化合物I
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の化合物および/または薬理学的に認容性の
    塩と一緒に汎用の薬理学的賦形剤および/または担持剤を含有する医薬品。
  10. 【請求項10】 胃腸疾患を予防および治療する医薬品を製造するための、
    請求項1に記載の化合物およびそれらの薬理学的に認容性の塩の使用。
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