JP2002541727A - 半確認付き再送信プロトコルに対するパケット破棄通知 - Google Patents
半確認付き再送信プロトコルに対するパケット破棄通知Info
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Abstract
Description
ータパケット送信を行うセルラー電気通信システム及び方法に関するものであり
、特に、エアインタフェースを介してデータパケットの確認付き送信を行うこと
に関するものである。 本発明の背景及び目的 実質的に誤りから解放される方法で、大量のデジタルデータが送信されかつ受
信されなければならないアプリケーションが多く存在する。電気通信及び衛星通
信システムでは、特に、エアインタフェースを介するデジタルデータの送信がで
きる限り正確な方法で完了することが避けられない。しかしながら、デジタルデ
ータの正確な送信及び受信は難しく、これは、エアインタフェースを介するデー
タ送信に利用される通信チャネルが誤り誘引要素の影響を受けるからである。例
えば、このような誤りは、例えば、ノイズ及び歪みのようなチャネル内の過渡状
態に起因する可能性があり、あるいは、誤りは、チャネル内の欠陥によって起因
する周期的に発生する状態による可能性がある。過度状態あるいは欠陥の存在は
、例えば、デジタルデータが正確に送信されないあるいは確実に受信できない結
果をもたらす。
ム)で送信され、この場合、各パケットは、フレームチェックシーケンスビット
に続いて数バイトの情報を含んでいる。デジタルデータの送信及び受信において
発生する誤りは典型的には、「ランダム」チャネル誤り、「バースト」チャネル
誤りの2つがある。ランダムチャネル誤りは、1つのビット値が変更されている
場合に発生し、一方、バーストチャネル誤りは、連続シーケンス中の隣接ビット
値が変更されている場合に発生する。各データパケット内に含まれるフレームチ
ェックシーケンスは、チャネル誤りがいつどこでデータパケットに含められたか
を検出するために使用される。
ている場合の誤りに関する問題に取り組むための方法を見つけることである。例
えば、誤り訂正における2つの共通技術には、順方向誤り訂正(FEC)及び自
動反復要求(ARQ)がある。FEC誤り訂正技術は、送信機に冗長情報を付加
し、これは、送信誤りを訂正するために受信機によって使用される、一方、(A
RQ)誤り訂正技術では、受信機は送信機から正しく受信されなかったデータパ
ケットの再送信を要求する。典型的には、FEC及びARQを組み合わせた技術
が、送信誤りを回復するために適用される。FECとARQの適用比率は、送信
対象のデータタイプに依存する。例えば、音声のようなわずかな遅延しか許され
ないリアルタイムデータは、通常、FECだけで搬送される。一方、ファイル転
送のような遅延に関する条件が緩慢なデータに対しては、通常、FEC及びAR
Qの組み合わせが、転送成功確率を最大にするために使用される。
することができる。例えば、ファイル転送アプリケーションは、高信頼性のある
送信が必要であり、これに対して、一時的に重要となるアプリケーション転送情
報は適度な送信信頼性だけが必要となる。高信頼性及び適度な信頼性のアプリケ
ーションは、同じ数だけ再送信され、適度な信頼性のアプリケーションの再送信
は、より重要なデータの再送信に必要な容量のチャネルを利用することができる
。加えて、インターネットでは、時間の制約がある情報の交換を行うアプリケー
ションの量は増加している。これには、例えば、ストック割当ブロードキャスト
アプリケーションや、プレイヤー間で位置更新データが交換されるインタラクテ
ィブビデオゲームが含まれる。
データパケットがドロップされる前に許容される再送信数によって調整されてい
る。例えば、現在の移動通信グローバルシステム(GSM)では、再送信カウン
タが所定値を越えると、受信機及び送信機の両方は、自身のバッファ全体を解放
し、すべてのカウンタ及びタイマが再初期化される。GSM再送信タイムアウト
機構は、高データ信頼性を必要とする多くのアプリケーションを満足しないもの
である、これは、シーケンス外で受信されたデータパケットを含むすべてのデー
タパケットが再送信タイムアウトによって損失されるからである。別の方法には
、無線リンクプロトコルのIS−95に対して採用されている方法がある。この
方法では、データパケットは、多くても2回再送信される。その後、受信機は、
どんなことがあろうと(データが破壊されていようがいまいが)そのデータパケ
ットを送信機へ送信する。多くのパケットベースのシステムのような可変チャネ
ルレートのシステムでは、許容される再送信数が直接有限遅延に反映されない。
つまり、エアインタフェースを介してデータパケットを最適に送信するために、
セルラーサービスに対する送信信頼レベルを設定する必要が生じる。
ことである。 本発明の要約 本発明の実施形態は、ARQ誤り訂正及びデータパケットの分解及び組立の両
方を選択的に繰り返し利用する半確認付き再送信プロトコルを実現する電気通信
システム及び方法に関するものである。この新規な半確認付き再送信プロトコル
は、再送信タイムアウトを始動するディスカードタイマを含んでいる。つまり、
再送信タイムアウトは、どのようなチャネルレートにも無関係であり、かつ破壊
されたデータパケットのエアインタフェースを介する再送信に対して許容される
最大遅延に基づいて定義することが可能である。送信機でデータパケットが受信
される毎に、データパケットの送信時間を監視するディスカードタイマは初期化
される。データパケット送信中にディスカードタイマが切れると、このデータパ
ケットには、送信機で破棄されたことがマークされ、かつ受信機で破棄されるデ
ータパケットを搬送する受信機によって受信される送信を補償するために、「移
動受信ウインドウ」要求メッセージがその受信機へ送信される。ディスカードタ
イマの値は、ネットワークのサービス品質(QoS)レベルに依存して様々な方
法で設定することができる。本発明の一実施形態では、ディスカードタイマ値は
、パケット内に含まれるデータのタイプに対して許容される最大遅延に従って設
定することができる。 実施形態の詳細説明 本願のいくつかの新規な技術を、実施形態を参照して説明する。しかしながら
、この実施形態は、本明細書での新規な技術を使用して得られる多くの効果のい
くつかの例を挙げているに過ぎないことが理解されるべきである。一般的には、
本願の明細書で示される説明は、請求項で定義される様々な発明の範囲を限定す
るものではない。また、いくつかの説明は、本発明のいくつかの構成及び他の構
成に適用することができる。
おける国際標準化機構(ISO)によって1980年代の初頭に開発された。こ
の規約では、端末及びモデムを含む他の装置と通信するメインフレームコンピュ
ータに対して必要な処理及び機構を提供している。OSIモデルは、例えば、フ
ァイル転送あるいは音声送信を実現するアプリケーションを実行するために、デ
ータ送信を3つの基本機能(プロセス、トランスポート及びネットワーク)に分
割している。プロセス機能は、使用するアプリケーションに固有なプロトコルを
使用し、一方、トランスポート機能は、ネットワークを介して信頼性のあるデー
タ送信を提供する処理機能とのインタフェースを実現する。例えば、トランスポ
ート機能は、誤り検出及び訂正を提供し、かつデータのセグメントをシーケンス
化するような他のタスクを提供する。そして、ネットワーク機能は、ネットワー
クを介してデータを宛先ノードへ実際に転送する機構を提供する。
ットワーク機能を示すとともにこれらの機能は、アプリケーション10、プレゼ
ンテーション20、セッション30、トランスポート40、ネットワーク50、
データリンク60及び物理70の7つの層に分けられる。各層は、上述及び以下
に示す層へサービスを提供する。例えば、物理層70はデータリンク層60へサ
ービスを提供し、一方で、データリンク層60はネットワーク層50と物理層7
0へサービスを提供し、以下同様に各層が隣接する層へサービスを提供する。し
かしながら、各層は独立しているため、任意の層での機能交換をしたとしても、
他の層への機能への影響は生じない。
ットストリームに変換することが可能な層である。データリンク層60は、2つ
の装置、例えば、送信機及び受信機間の通信信頼性を提供する。例えば、図2を
参照すると、エアインタフェース240を介して送信機200から受信機250
へデータが送信される場合、送信機200のネットワーク層50aは、典型的に
はいくつかのデータパケット215からなるサービスデータユニット(SDU)
210を送信機200のデータリンク層60aへ送信する。送信機200のデー
タリンク層60aは、SDU210を複数のプロトコルデータユニット(PDU
群)220へ分割し、このプロトコルデータユニットは、例えば、1500バイ
ト長のSDU210に対し、所定長、例えば、40バイト長を有している。これ
らのPDU220は、データリンク層60aの送信バッファ230に記憶され、
エアインタフェース240を介してPDU220内のデジタルデータを送信用ビ
ットストリームに変換するために送信機200の物理層70aを通して受信機2
50の物理層70bへ送信される。
受信機250のデータリンク層60bのような2つの同位プロトコル間のピアツ
ーピア通信に使用されるデータユニットして参照され、一方、SDU210は、
ネットワーク層50aのような高層から受信されるデータユニットとして参照さ
れることが理解されるべきである。つまり、送信機200のデータリンク層60
aがネットワーク層50aからSDU210を受信し、SDU210を複数のP
DU220に分割すると、データリンク層60aは、受信機250でのPDU2
20をSDU210への再構築時にデータリンク層60bによって使用されるヘ
ッダ情報225を各PDU220に付加し、これは、受信機250のネットワー
ク層50b上で処理することができる。
15を含むPDU220を受信機250へ送信する場合、データ215を送信す
るために使用される送信機200と受信機250間の通信チャネル245には、
その送信データ215にいくつかの誤りを含ませてしまう可能性がある。いくつ
かの種類の誤り検出及び訂正技術を、データ215の損失を防止するために送信
機200及び受信機250で利用することができる。
り訂正(FEC)を適用することができる。しかしながら、FEC後、受信機2
50の物理層70bでPDU220の1つに誤りが生じている場合、その破壊さ
れているPDU220は破棄される。その後、データリンク層60bは、受信P
DU220のシーケンス数をチェックすることによって破壊されているPDU2
20の損失を検出し、破壊されているPDU220を含むSDU210に付随す
るPDU220を正確に受信バッファ260に記憶する。続いて、データリンク
層60bは、例えば、自動再送要求(ARQ)技術を使用して、誤り訂正を試行
する。ARQ技術では、送信機200のデータリンク層60aによって、受信機
250のデータリンク層60bは、受信機250によって正しく受信されないP
DU220の再送信を要求する。PDU220が正しく受信されている場合、受
信機250のデータリンク層60bは、応答確認メッセージ270を送信機20
0のデータリンク層60aへ送信し、PDU220を正しく受信したことを送信
機200へ通知する。上述のFEC及びARQ誤り検出及び訂正技術の組み合わ
せが、ネットワークオペレータに依存して変形できることが理解されるべきであ
る。
データリンク層60bで正しく受信されない場合、残っているデータ215の送
信における不必要な遅延を防止するために、多くの既存システムは特定PDU2
20を再送信できる回数に制限を設けている。例えば、GSMでは、再送信カウ
ンタが所定値を越えると、受信機250と送信機200の両方は、自身のバッフ
ァ230及び260全体を解放する。加えて、汎用パケット無線サービス(GP
RS)システムでは、送信ウインドウが閉じられるといつでもタイマが初期化さ
れる。このタイマ期間には、データリンク層60の状況は、切断され、かつ再確
立される。また、IS−95システムでは、データリンク層のPDU220は最
大2回再送信され、2回目の再送信後、受信機250はPDU220(破壊され
ていようがいまいが)をネットワーク層50bへ解放する。しかしながら、上述
の再送信システムのそれぞれでは、再送信は、(SDU210の重要性を考慮す
る)特定SDU210の再送信によって発生する遅延量に基づく代わりに、固定
数の再送信後は不連続となる。加えて、GSM及びIS−95システムは、SD
U210の制限を考慮しない。それゆえ、GSM及びIS−95システムでは、
SDU210の1つのPDU220が破壊されているとしても、送信機200の
データリンク層60aは、SDU210の途中で再度送信を再開する可能性があ
る。
始動する送信機200内にディスカード(discard)タイマ300を含む新規な
半確認付き再送信プロトコルを実現することができる。この新規な半確認付き再
送信プロトコルは、図2で併せて説明されるように、ARQ誤り訂正及びSDU
の分解及び組立の両方を実行するシステムで使用することができる。しかしなが
ら、FEC及びARQの技術の特定の組み合わせで実現されるこの新規な半確認
付き再送信プロトコルが、本明細書で説明される組み合わせに限定されないこと
に注意すべきである。
ム内のサービス品質(QoS)レベルに依存して、様々な方法で設定できる。好
ましくは、新規のディスカードタイマ300は、SDU210に含まれるデータ
215のタイプに対して可能な最大遅延に従って設定される。例えば、2つのア
プリケーションが自身のSDU210内のデータ215を送信し、かつそれらの
アプリケーションの1つがもう1つのアプリケーションよりも高い優先度を有し
ている場合、より優先度の高いアプリケーションによって送信されるSDU21
0は、もう一方のアプリケーションによって送信されるSDU210よりも長い
ディスカードタイマ300の値を有することになる。選択的には、遅延変数(不
図示)がシステム内の各接続に割当られると、この遅延変数は、ディスカードタ
イマ300に対してデフォルト値を設定するために使用することができる。従っ
て、再送信タイムアウトはどのようなチャネルレートにも影響を受けず、かつS
DU210に対して許容される最大遅延の実値に基づいている。
層50aから受信され、少なくとも1つのPDU220に分解され、かつ送信バ
ッファ230にSDU210が記憶される毎に、(SDU210の送信時間を監
視する)新規のディスカードタイマ300が初期化される。本実施形態では、デ
ィスカードタイマ300の値を含む専用フィールド208には、SDU210の
ヘッダ205を含ませることができる。この値は、例えば、SDU210を送信
するアプリケーションによって設定することができる。ディスカードタイマ30
0が特定SDU210に対して経過すると、この特定SDU210には、送信機
200の送信バッファ230で破棄されたものとしてマークされ、かつ受信機2
50の受信バッファ260で破棄される特定SDU210を搬送する受信機25
0によって受信されるPDU220を補償するために、「移動受信ウインドウ」
要求メッセージ280が受信機250のデータリンク層60bに送信される。例
えば、破棄されたSDU210のセグメントを搬送する、先頭及び最終PDU2
20以外のすべてのPDU220は受信バッファ260から解放される、これは
これらのPDU220が他のSDU210のセグメントを含んでいる場合である
。つまり、受信機のデータリンク層60bは、破棄されたSDU210内に任意
のPDU220の再送信を決して要求しない。
再送信プロトコルに対し、他のSDU210のセグメントを搬送するPDU22
0はタイムアウトせず、かつ破棄されるべきでないことに注意すべきである。加
えて、「移動受信ウインドウ」要求メッセージ280の損失を防止するために、
受信機250は、「移動受信ウインドウ」要求メッセージ280の受信が成功し
た後、応答確認メッセージ285を送信機200へ送信することができる。加え
て、送信機200は、対応する再送信タイマ290を実現することができる。応
答確認メッセージ285が受信される前に再送信タイマ290がタイムアウトす
る場合、送信機200は別の「移動受信ウインドウ」280を受信機250へ送
信することができる。選択的には、受信機250で破棄されるべきPDU220
に対する有効PDUの状態は、送信機200によって、例えば、後に送信される
PDU220上の情報に便乗させることによって定期的に通知することができる
。
ケーション層データユニット(ADU)(不図示)はSDU210のヘッダ20
5に符号化することができる。ADUは、典型的には、1つ以上のSDU210
に分解あるいは連結される。それゆえ、ADUをSDU210のヘッダ205に
符号化することによって、システムは「存続時間」値をADUへ割り当てること
ができ、これは、複数のSDU210に潜在的に及ばすことができる。この「存
続期間」値は、ディスカードタイマ300を初期化するために、SDUヘッダ2
05の専用フィールド208で符号化することができる。加えて、データリンク
層60は、バッファ230及び260内の同一のADUに属するすべてのPDU
220に記憶することができる。つまり、特定の破壊されたSDU210に属す
るすべてのPDU220を破棄する代わりに、データリンク層60は「存続期間
」値の期間に特定ADUに属するすべてのPDU220を破棄することができ、
これは、半確認付き再送信プロトコルに、それぞれのSDU210内のADUマ
ークに状況対処(context-sensitive)させることができる。
続に対しては、圧縮機及び解凍機の不必要な再同期を、対応するデータがない(
ネットワーク層50ヘッダである)圧縮ヘッダを「移動受信ウインドウ」要求メ
ッセージ280内に含ませることによって回避することができる。相対的に小さ
いサイズの圧縮ヘッダは、「移動受信ウインドウ」要求メッセージ280にわず
かなオーバヘッドを与えることになるが、再同期情報交換が避けられるので、ス
ループットは向上する。
含まれるステップ例を示すフローチャートが示される。本実施形態では、送信機
200には2つのタイマが示されている。タイマT_discardはSDU210のタ
イムアウトを監視し、かつ図3に示される新規のディスカードタイマ300に対
応する、一方、タイマT_intervalは着信SDU210間の時間間隔を監視してい
る。
10を受信すると(ステップ400)、データリンク層60aはタイマT_discar
dがアクティブであるかをチェックする(ステップ405)。アクティブである
場合、データリンク層60aはタイマT_intervalの現在の値のタイムスタンプ値
を受信SDU210に発行し(ステップ410)、タイマT_intervalをリスター
トする(ステップ415)。アクティブでない場合、データリンク層60aはタ
イマT_discardをタイマT_discardのデフォルト値で初期化し(ステップ420)
、このデフォルト値には受信SDU210のヘッダ205に含まれる値にするこ
とができる、更に、タイマT_intervalを初期化する(ステップ425)。タイマ
T_intervalが一旦初期化されると(ステップ415あるいはステップ425)、
送信機200及び受信機250それぞれのデータリンク層60a及び60bは、
SDU210が受信機250で正しく受信されることを補償するためにARQ関
連機能を実行する(ステップ430)。タイマT_discardがまだ切れていない場
合(ステップ435)、別のSDU210が、送信機200のデータリンク層6
0aによって受信され(ステップ438)、処理は、タイマT_discardが切れる
まで(ステップ435)繰り返される(ステップ400)。
はSDU210送信が成功したか(ステップ440)、例えば、PDU220が
搬送するSDU210のすべての応答確認がなされたかをチェックする。SDU
210の送信が成功しなかった場合(ステップ440)、データリンク層60a
はSDU210を破棄し(ステップ445)、「移動受信ウインドウ」要求メッ
セージ280を受信機250へ送信する(ステップ450)。要求メッセージ2
80が受信機250へ送信された後(ステップ450)、あるいはSDU210
の送信が成功した場合(ステップ440)、送信機200のデータリンク層60
aは送信機バッファ230にタイムスタンプが付けられたSDU210が存在す
るかをチェックする。存在する場合、データリンク層60aはSDU210のタ
イムスタンプ値でタイマT_discardをリスタートし(ステップ460)、次のS
DU210を待機する(ステップ400)。存在しない場合、データリンク層6
0aはタイマT_intervalをリセットし(ステップ465)、次のSDU210を
待機する(ステップ400)。
discard及びタイマT_intervalの動作例が示される。第1SDUが受信されると
、タイマT_discard及びタイマT_intervalの両方が初期化される。その後、第2
SDU210がタイマT_discardが切れる前に受信されると、タイマT_interval
は停止し、受信した第2SDU210にタイマT_intervalの値でタイムスタンプ
が付加され、更に、タイマT_intervalがリスタートされる。タイマT_discardが
一旦切れると、SDU210を搬送する応答確認されたすべてのPDU220が
破棄され、タイマT_discardが第2SDU210のタイムスタンプ値でリスター
トされる。これ以上送信するSDU210が存在しない場合、タイマT_interval
が停止される。
作を避けるために、受信機250からPDU220の応答確認が得られる毎に、
SDU210のタイムスタンプは更新されることが好ましい。SDU210が一
旦応答確認されると、そのタイムスタンプ値は削除され、かつシーケンス内に次
の未応答確認されたSDU210に付加される。それゆえ、タイマT_discardは
、受信機250から既に応答確認されているSDU210に対しては動作しない
。
に認識されるであろう。従って、特許の構成要件の範囲は、説明される特定形態
の技術に限定されるものではなく、添付の請求項によって定義されるものである
。
すブロック図である。
半確認付き再送信プロトコルを示す図である。
チャートである。
Claims (25)
- 【請求項1】 選択的に自動再送信要求を繰り返し利用する半確認付き再送
信プロトコルを使用してデータパケットを送信する電気通信システムであって、 複数の前記データパケットを含むサービスデータユニットを受信するデータリ
ンク層を内部に有する送信機と、前記データリンク層は、前記サービスデータユ
ニットを少なくとも1つのプロトコルデータユニットに分割し、 前記送信機の内部に、前記少なくとも1つのプロトコルデータユニットの再送
信時間を監視するディスカードタイマと、前記ディスカードタイマは、前記デー
タリンク層で前記サービスデータユニットが受信される場合に初期化され、 正しく受信されている前記少なくとも1つのプロトコルデータユニットのそれ
ぞれに対して、エアインタフェースを介して前記送信機から前記少なくとも1つ
のプロトコルデータを受信し、かつ該エアインタフェースを介して前記送信機へ
応答確認メッセージを送信する受信機とを備え、前記応答確認メッセージが前記
少なくとも1つのプロトコルデータユニットに対して送信されず、かつ前記ディ
スカードタイマが切れている場合、前記サービスデータユニットは前記送信機及
び前記受信機によって破棄される ことを特徴とする電気通信システム。 - 【請求項2】 前記送信機は、更に、 前記サービスデータユニットを前記データリンク層へ送信するネットワーク層
と、 前記データリンク層から前記少なくとも1つのプロトコルデータユニットを受
信し、前記エアインタフェースを介して該少なくとも1つのプロトコルデータユ
ニットを前記受信機へ送信する物理層と を備えることを特徴とする請求項1に記載の電気通信システム。 - 【請求項3】 前記受信機は、更に、 前記エアインタフェースを介して前記送信機から前記少なくとも1つのプロト
コルデータユニットを受信する物理層と、 前記物理層から前記少なくとも1つのプロトコルデータユニットを受信し、正
しく受信されている該少なくとも1つのプロトコルデータユニットのそれぞれに
対する前記応答確認メッセージを送信し、かつ該少なくとも1つのプロトコルデ
ータユニットを前記サービスデータユニットに組み立てるデータリンク層と を備えることを特徴とする請求項1に記載の電気通信システム。 - 【請求項4】 前記送信機は、更に、 前記少なくとも1つのプロトコルデータユニットそれぞれに対して前記応答確
認メッセージが受信されるまで、あるいは前記ディスカードタイマが切れるまで
、該少なくとも1つのプロトコルデータユニットを記憶する送信バッファと を備えることを特徴とする請求項1に記載の電気通信システム。 - 【請求項5】 前記送信機は、更に、 前記ディスカードタイマが切れ、かつ前記少なくとも1つのプロトコルデータ
ユニットそれぞれに対する前記応答確認メッセージが受信されない場合、前記受
信機へ「移動受信ウインドウ」要求メッセージを送信する手段と を備えることを特徴とする請求項1に記載の電気通信システム。 - 【請求項6】 前記受信機は、更に、 前記少なくとも1つのプロトコルデータユニットを記憶する受信バッファを備
え、該少なくとも1つのプロトコルデータユニットは、前記「移動受信ウインド
ウ」要求メッセージが受信される場合に前記受信バッファから削除される ことを特徴とする請求項5に記載の電気通信システム。 - 【請求項7】 前記送信機は、更に、 前記「移動受信ウインドウ」要求メッセージの受信時間を監視する受信タイマ
を備え、前記受信タイマは該「移動受信ウインドウ」要求メッセージが前記送信
機によって送信される場合に初期化され、該送信機は該受信タイマが切れ、かつ
「移動受信ウインドウ」応答確認メッセージが該送信機で受信されない場合に該
「移動受信ウインドウ」要求メッセージを該受信機へ再送信する ことを特徴とする請求項6に記載の電気通信システム。 - 【請求項8】 前記サービスデータユニットは、それに付随するヘッダを有
し、前記ヘッダは前記ディスカードタイマに対するデフォルト値を記憶する専用
フィールドを有している ことを特徴とする請求項1に記載の電気通信システム。 - 【請求項9】 前記デフォルト値は、前記データパケット内のデータに対し
て許容される最大再送信遅延に基づいている ことを特徴とする請求項8に記載の電気通信システム。 - 【請求項10】 前記データリンク層での前記サービスデータユニットの到
着時間と該データリンク層での連続サービスデータユニットの到着時間間の時間
間隔を監視する前記送信機内のインターバルタイマを更に備え、前記インターバ
ルタイマは、該サービスデータユニットが該データリンク層によって受信される
場合に初期化され、前記連続サービスデータユニットは、該連続サービスデータ
ユニットが該データリンク層によって受信され、かつ前記ディスカードタイマが
切れていない場合の該インターバルタイマの現在値のタイムスタンプが付加され
る ことを特徴とする請求項1に記載の電気通信システム。 - 【請求項11】 選択的に自動再送信要求を繰り返し利用する半確認付き再
送信プロトコルを使用する受信機へ、エアインタフェースを介してデータパケッ
トを送信する送信機であって、 複数の前記データパケットを含むサービスデータユニットを受信するデータリ
ンク層と、前記データリンク層は、前記サービスデータユニットを少なくとも1
つのプロトコルデータユニットに分割し、 前記少なくとも1つのプロトコルデータユニットの前記受信機への再送信時間
を監視するディスカードタイマとを備え、前記ディスカードタイマは、前記デー
タリンク層で前記サービスデータユニットが受信される場合に初期化され、前記
少なくとも1つのプロトコルデータユニットそれぞれに対する応答確認メッセー
ジが受信されず、かつ前記ディスカードタイマが切れている場合、前記サービス
データユニットは前記データリンク層によって破棄される ことを特徴とする送信機。 - 【請求項12】 前記サービスデータユニットを前記データリンク層へ送信
するネットワーク層と、 前記データリンク層から前記少なくとも1つのプロトコルデータユニットを受
信し、前記エアインタフェースを介して該少なくとも1つのプロトコルデータユ
ニットを受信機へ送信する物理層と を更に備えることを特徴とする請求項11に記載の送信機。 - 【請求項13】 前記少なくとも1つのプロトコルデータユニットそれぞれ
に対して前記応答確認メッセージが受信されるまで、あるいは前記ディスカード
タイマが切れるまで、該少なくとも1つのプロトコルデータユニットを記憶する
送信バッファと を更に備えることを特徴とする請求項11に記載の送信機。 - 【請求項14】 前記ディスカードタイマが切れ、かつ前記少なくとも1つ
のプロトコルデータユニットそれぞれに対する前記応答確認メッセージが受信さ
れない場合、受信機へ「移動受信ウインドウ」要求メッセージを送信する手段と を更に備えることを特徴とする請求項11に記載の送信機。 - 【請求項15】 前記「移動受信ウインドウ」要求メッセージの受信時間を
監視する受信タイマを更に備え、前記受信タイマは該「移動受信ウインドウ」要
求メッセージが前記送信機によって送信される場合に初期化され、該送信機は、
該受信タイマが切れ、かつ「移動受信ウインドウ」応答確認メッセージが該送信
機で受信されない場合に該「移動受信ウインドウ」要求メッセージを再送信する ことを特徴とする請求項14に記載の送信機。 - 【請求項16】 前記サービスデータユニットは、それに付随するヘッダを
有し、前記ヘッダは前記ディスカードタイマに対するデフォルト値を記憶する専
用フィールドを有している ことを特徴とする請求項11に記載の送信機。 - 【請求項17】 前記デフォルト値は、前記データパケット内のデータに対
して許容される最大再送信遅延に基づいている ことを特徴とする請求項16に記載の送信機。 - 【請求項18】 前記データリンク層での前記サービスデータユニットの到
着時間と該データリンク層での連続サービスデータユニットの到着時間間の時間
間隔を監視するインターバルタイマを更に備え、前記インターバルタイマは、該
サービスデータユニットが該データリンク層によって受信される場合に初期化さ
れ、前記連続サービスデータユニットは、該連続サービスデータユニットが該デ
ータリンク層によって受信され、かつ前記ディスカードタイマが切れていない場
合の該インターバルタイマの現在値のタイムスタンプが付加される ことを特徴とする請求項11に記載の送信機。 - 【請求項19】 選択的に自動再送信要求を繰り返し利用する半確認付き再
送信プロトコルを使用して、エアインタフェースを介してデータパケットを送信
機から受信機へ送信する方法であって、 複数の前記データパケットを含むサービスデータユニットを、前記送信機内の
データリンク層によって受信する工程と、 前記データリンク層によって、前記サービスデータユニットを少なくとも1つ
のプロトコルデータユニットに分割する工程と、 前記サービスデータユニットが前記データリンク層によって受信される場合に
、前記送信機内のディスカードタイマを初期化する工程と、 エアインタフェースを介して前記少なくとも1つのプロトコルデータを前記送
信機から前記受信機へ送信する工程と、 正しく受信されている前記少なくとも1つのプロトコルデータユニットのそれ
ぞれに対して、前記エアインタフェースを介して前記受信機から前記送信機へ応
答確認メッセージを送信する工程と、 前記応答確認メッセージが前記少なくとも1つのプロトコルデータユニットに
対して送信されず、かつ前記ディスカードタイマが切れている場合、前記サービ
スデータユニットを前記送信機及び前記受信機によって破棄する工程と を備えることを特徴とする方法。 - 【請求項20】 前記少なくとも1つのプロトコルデータユニットそれぞれ
に対して前記応答確認メッセージが受信されるまで、あるいは前記ディスカード
タイマが切れるまで、該少なくとも1つのプロトコルデータユニットを前記送信
機内の送信バッファに記憶する工程を 更に備えることを特徴とする請求項19に記載の方法。 - 【請求項21】 前記破棄する工程は、更に、 前記ディスカードタイマが切れ、かつ前記少なくとも1つのプロトコルデータ
ユニットそれぞれに対する前記応答確認メッセージが受信されない場合、前記送
信機から前記受信機へ「移動受信ウインドウ」要求メッセージを送信する工程と を備えることを特徴とする請求項19に記載の方法。 - 【請求項22】 前記破棄する工程は、更に、 前記少なくとも1つのプロトコルデータユニットを前記受信機内の受信バッフ
ァに記憶する工程と、 前記「移動受信ウインドウ」要求メッセージが受信される場合に前記受信バッ
ファから前記少なくとも1つのプロトコルデータユニットを除去する工程と を備えることを特徴とする請求項21に記載の方法。 - 【請求項23】 前記破棄する工程は、更に、 前記「移動受信ウインドウ」要求メッセージが前記送信機によって送信される
場合に受信タイマを初期化する工程と、 前記受信タイマが切れ、かつ「移動受信ウインドウ」応答確認メッセージが前
記送信機によって受信されていない場合に、前記「移動受信ウインドウ」要求メ
ッセージを前記受信機へ再送信する工程と を備えることを特徴とする請求項22に記載の方法。 - 【請求項24】 前記サービスデータユニットが前記データリンク層によっ
て受信される場合にインターバルタイマを初期化する工程と、 前記データリンク層によって連続サービスデータユニットを受信する工程と、 前記データリンク層によって受信される前記連続サービスデータユニットへタ
イムスタンプを付加する工程とを更に備え、前記タイムスタンプは、前記ディス
カードタイマが切れていない場合の該インターバルタイマの現在値である ことを特徴とする請求項19に記載の方法。 - 【請求項25】 前記サービスデータユニットに付随する前記少なくとも2
つのプロトコルデータユニットそれぞれに対する前記応答確認メッセージが前記
送信機で受信されない場合、あるいは前記ディスカードタイマが切れる場合に前
記ディスカードタイマを停止する工程と、 前記連続サービスデータユニットに対して前記ディスカードタイマを前記タイ
ムスタンプ値で再初期化する工程と を更に備えることを特徴とする請求項24に記載の方法。
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