JP2002541448A - 多軸車両のボギー台車を監視する方法と装置 - Google Patents

多軸車両のボギー台車を監視する方法と装置

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JP2002541448A JP2000609768A JP2000609768A JP2002541448A JP 2002541448 A JP2002541448 A JP 2002541448A JP 2000609768 A JP2000609768 A JP 2000609768A JP 2000609768 A JP2000609768 A JP 2000609768A JP 2002541448 A JP2002541448 A JP 2002541448A
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JP2000609768A
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ベヒティガー・ロルフ
ローダー・マックス
シュレッパース・レト
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シーメンス シュヴァイツ アクチエンゲゼルシャフト
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61KAUXILIARY EQUIPMENT SPECIALLY ADAPTED FOR RAILWAYS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、車道又はレール(2)上で運転される多軸車両のボギー台車(1)を監視する方法と装置に関する。ボギー台車(1)の少なくとも2つ車軸(5a,5b)の加速度が、これらの車軸(5a,5b)に対して敷設された加速度センサ(11a,11b)によって検出される。これらの加速度センサ(11a,11b)によって生成された信号s11a ,s11b が、フーリエ変換(FFT)される。その結果得られた周波数分布が、記憶された分布と比較される。検出された偏差が、閾値と比較される。そして、それに関するメッセージが、車両を制御するシステムに送られる。本発明の方法は、車道によって引き起こされる影響を受けることなしにボギー台車の機械的な運転状況の変化を検出することを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1又は2の上位概念に記載の方法と装置に関する。
【0002】 鉄道による交通では、鉄道車両のボギー台車の正常に機能しない要素が危険の
原因となる。欠陥は、例えば走行運転中に生じる材料の摩耗に起因するか又は不
十分な整備に起因して発生する。走行速度が多くの路線で速くなっているために
、例えば車軸の軸受や制動機の破損によって引き起こされる事故の危険が高まっ
ている。
【0003】 特定しようとする正常でない運転状況が、事故を回避するために迅速に検出さ
れて、それに応じた安全対策(例えば、走行速度の低減)を講ずることができる
【0004】 ハンブルグの Tetzlaff 出版社発行の Signal + Draht の 1999 年,1月/2
月号の第 30-33頁から、軌道側に設置された赤外線センサを用いたいわゆる発熱
軸箱の位置測定が公知である。周囲の温度と日光の照射量が、広い範囲内で変化
しうること、及び、監視される部分が、大抵汚れの膜で覆われていることが、こ
の測定時に考慮すべき点である。さらに、軸受が、多くの場合に様々な運転温度
を呈する。測定装置をこれらの温度に適合させる必要がある。しかも、この温度
測定では、ボギー台車の監視される部分の加熱をもたらす誤差しか求められない
【0005】 それ故に、或る監視装置が特に使用される。ボギー台車の熱的な運転状況によ
る許されない誤差ではなくて、ボギー台車の機械的な運転状況による許されない
誤差が、この監視装置によって求められる。測定装置が、この監視装置に合わせ
てある。
【0006】 監視される対象物の機械的な運転状況の許されない誤差を求めるのに適してい
る装置が、例えば米国特許発明第 5,419,197号明細書から公知である。この装置
は、1つの加速度センサを有する。この加速度センサは、監視される対象物に取
付けられていて、その対象物の振動を加速度信号に変換する。これらの加速度信
号は、許されない程度に外れた運転状況を求めるために信号プロセッサ内とニュ
ーロネットワーク内で処理される。
【0007】 それ故に、ボギー台車のこの機械的な運転状況による許されない誤差も、この
ような監視装置によって求められ得る。この目的のために、1つの加速度センサ
が、このボギー台車上に取付けられる。ボギー台車が理想的な車道又はレール上
で走行しないので、このボギー台車内で発生する変動だけではなくて、車道又は
レールの反作用もこの機械的な運転状況に影響を及ぼす。それ故に、車道又はレ
ールの反作用のために、ボギー台車の機械的な運転状況を誤って解釈してしまう
という危険がある。そのため、場合によっては、間違ったエラーメッセージが発
せられる。
【0008】 本発明の課題は、ボギー台車の機械的な運転状況の変動による誤差が、未知の
影響に関係なく測定可能である多軸車両のボギー台車を監視する方法と装置を提
供することにある。
【0009】 この課題は、請求項1若しくは2又は9若しくは10中に記載の手段によって
解決される。本発明の好適な構成は、その他の請求項中に記載されている。
【0010】 本発明の方法は、車道又はレールによって引き起こされる作用の影響を受けず
にボギー台車の機械的な運転状況の変動を検出することを可能にする。本発明の
主な構成では、車道又はレールの未知の影響が測定可能である。これによって、
これらの未知の影響の状況が確認され得る。それ故に、通過する走行線路の状況
が、各々の運転によって検査され得る。さらに、車両の速度とその都度の位置も
、主な構成における本発明の解決手段によって測定可能である。それ故に、場所
と時間と速度が、個々の測定結果つまり誤差情報又は警報情報に付記され得る。
この測定された速度は、本発明の主な構成において一方ではボギー台車の機械的
な運転状況を評価するパラメータとして使用され、他方では未知の影響を正確に
突き止めるために使用される。もう1つ別の主な構成では、車両の制御によって
引き起こされる未知の影響も考慮される。
【0011】 以下に、本発明を図面に基づいて例示的に詳しく説明する。
【0012】 図1は、国際公開第 97/23375 号明細書から公知のまくら木3に支承され、レ
ール2上に敷設されている鉄道車両用のボギー台車1を示す。このボギー台車1
は、1つのピボット6cを介して互いに連結されている2つのフレーム部材6a
,6bから構成される。これらのフレーム部材6a,6bは、車輪4a,4bに
連結されている車軸5a,5bを支持するための軸受を1つずつ有する。貨物,
ボギー台車のフレーム6の重量及び場合によっては増両された自動車用の貨車が
ピボット6cを下に押すと、これらのフレーム部材6a,6bの片側がそれぞれ
、それに応じてバネ群7に向かって押しつけられる。同様に、車軸5a,5bの
加速度が、バネ群7によって捕捉される。これらの加速度は、車輪4a,4b又
は車道又は軌道の破損箇所8,9によって引き起こされる。
【0013】 図1中では、車輪4bが一カ所の扁平部分9を有し、レール2が2つの窪み8
を有する。これらの扁平部分9とレール2は、ボギー台車1の振動状況に影響を
及ぼす。それ故に、ボギー台車の機械的な運転状況の誤差は、ボギー台車1又は
レール2の欠陥によって引き起こされうる。したがって、ボギー台車1に欠陥が
あるかどうかをレール2の欠陥と関係なく本発明によりつきとめなければならな
い。
【0014】 この目的のために、導線12a,12bを介して監視回路10に接続されてい
る1つの加速度センサ11a,11bが、各車軸の近くに設けられている。これ
らの加速度センサ11a,11bは、車軸5a,5bの加速度を測定する。
【0015】 図2は、監視装置10の可能な内部構造を示す。加速度センサ11a,11b
から伝達された信号s11a ,s11b のいろいろな評価が、この監視装置10内で
可能である。一方では、これらのセンサー信号s11a ,s11b が、適合段13に
伝達され得る。ボギー台車1の機械的な運転状況に対する適合が、この適合段1
3中で実行される。
【0016】 適合段13の構成は、図5中に示されている。センサー信号s11a ,s11b
いろいろな評価が、この適合段13の構成によって可能である。これらのセンサ
ー信号s11a ,s11b の個々の評価が省略され得るならば、この適合段13の構
成はより簡単になる。
【0017】 センサー信号s11a ,s11b は、適合段13中でこれらの伝達された信号s11 a ,s11b をフーリエ変換するために設けられているFFTモジュール132a
又は132b(FFT:高速フーリエ変換)に1つずつ伝達される。これらの信
号s11a ,s11b は、この高速フーリエ変換によって時間の領域から周波数の領
域に変換される。
【0018】 フーリエ変換時に生成された周波数分布が、第1検査モジュール135に伝達
される。これらの生成された周波数分布の相互間の偏差,最初に測定された周波
数分布からの偏差及び適切に選択された標準分布からの偏差、又はこれらの少な
くとも1つの分布からの偏差が、この第1検査モジュール135中で求められ得
る。
【0019】 偏差が、事実上遅れなしにこの第1検査モジュール135中で求められ得る。
【0020】 その代わりに又は追加的に、フーリエ変換時に生成された周波数分布が、記憶
段133a又は133bを経由して第2検査モジュール136に伝達される。変
動する平均値分布が、これらの記憶段133a又は133b中で生成される。こ
れらの生成された平均値分布の相互間の偏差、及びこれらの生成された平均値分
布と最初に測定された平均値分布との偏差、及びこれらの生成された平均値分布
と適切に選択された標準分布との偏差、又はこれらのうちの少なくとも1つの偏
差が、この第2検査モジュール136中で求められる。変動する平均値が生成さ
れる記憶段133a又は133b中の先の測定周期の測定値に対する新しい値の
重みづけは、その都度比較的小さい。その結果、短期間の雑音が、事実上影響を
及ぼさない。
【0021】 長時間にわたって生成された複数の平均値分布が同時に比較される検査モジュ
ール136中では、長時間にわたって存在する偏差が正確に求められ得る。さら
に、対応する補正手段が、この正確な分析によって自動的に要求され得る。両平
均値分布が同様に変化する場合は、その変化が車輪と軸受の欠陥によってではな
くて、老化だけによって引き起こされたことが突き止められ得る。より大きな偏
差がこれらの両分布間に存在する場合は、最初の輪郭からより大きくずれている
この一対の車輪の欠陥を推測できる。
【0022】 その代わりに又は追加的に、記憶段133a又は133bから読取られた平均
値分布が、第3検査モジュール134a又は134bに1つずつ伝達される。こ
れらの平均値分布は、これらの第3検査モジュール134a,134b中で実際
に算出された周波数分布と比較される。これらの検査モジュール134a;13
4b中では、対応する偏差がほとんど遅れなしに同様に求められ得る。変化がボ
ギー台車1で生じない場合は、この検査モジュール134a又は134bによっ
て求められた偏差が、車道又はレール2の欠陥に起因している。
【0023】 検査モジュール134a,134b,135及び136中でか又はこれらのう
ちの少なくとも1つで求められた偏差は、これらの検査モジュール134a,1
34b,135及び/又は136自体で評価されるか、又は特に信号処理ユニッ
ト17中で評価される。これらのデータは、適合段13からデータチャネル13
1を経由してこの信号処理ユニット17に伝達可能である。これらの偏差は、信
号処理ユニット17内で許容可能な複数の限界値と比較される。これらの限界値
を越えた後に、エラーメッセージが、車両の監視システム又は司令センターに伝
達される。
【0024】 それ故に、これらの伝達された信号を評価するこの信号処理ユニット17は、
ボギー台車1とレール2の状況に関して的確な指示を出力する。ボギー台車1と
レール2のこの状況に関する情報が、特に場所情報と結合され、場合によっては
時間情報とも結合される。その結果、破損情報が、例えばレールの保守担当者に
伝達され得る。破損のある軌道区間の位置が、この破損情報から分かる。それ故
に、軌道材料の状況が、列車の全ての走行時に検査される。これによって、整備
員による点検がほとんど不要である。信号が、特にいろいろなパラメータ、特に
車両の速度を考慮して評価される(以下の説明も参照)。
【0025】 車軸の破損又は車輪の破損が突然発生した場合は、平均値分布と実際に算出さ
れた周波数分布との間のより大きな偏差も、検査モジュール134a,134b
によって当然に求められる。このような欠陥は、即座に検出可能でなければなら
ず、ボギー台車1の欠陥としてではなくて、レール2の欠陥として認識できなく
てはならない。このことに関する目安は、センサ11aとセンサ11bによって
出力された信号s12a と信号s12b を比較することによって得られる。時刻 t1
と時刻 t2 との差 Td が補正される範囲内で、これらの信号s12a ,s12b は互
いにずれる。ボギー台車1の車輪4a,4bが、これらの時刻 t1,t2にレール2
又は車道の或る地点を通過する。これらの互いにずれた信号s12a と信号s12b の差が、検査モジュール136から求められたこれらの両平均値分布の偏差によ
る補正後でも等しいならば、このボギー台車1には欠陥がない。それ故に、検査
モジュール134a,134bによって求められたこれらの平均値分布と実際に
算出された周波数分布との間の偏差は、レール2の欠陥が原因である。
【0026】 図4中に記された遅延時間 Td は、信号s12a と信号s12b の相関値によって
発生する。この目的のために、相関段14が設けられている。この相関段14は
、一方のセンサ11bの信号s11b を可変な遅延ユニット16によって遅延させ
るように、そして他方のセンサ11aの信号s11a を遅延させないように敷設さ
れる。制御信号が、相関段14の出力部から遅延ユニット16に伝達される。遅
延しなかった信号s11a と遅延回路16の出力部161で遅延して出力された信
* 11b とが、少なくともほぼ重なり合うまで、信号s11b の時間的な遅延が
、この制御信号によって変更可能である。相関段14中で生成されるこれらの信
号の相関値は、例えばレーダー技術から公知である。或る相関器が、M. I. Skol
nik 著の Rader Handbook,マグロー・ヒル出版株式会社,第 20-3 頁の図1c中
に示されている。1つのエコー信号とこのエコー信号の全通過時間に相当する遅
延した1つの送信信号とが1つの相関器に伝達される。これらの信号が等しくて
時間的に一致するならば、この相関器は整合フィルタに匹敵する。これらの伝達
された信号は、以下のたたみこみ積分にしたがってたたみこまれる:
【0027】
【式1】 両時間 t1,t2間の時間間隔 Td が、設定された遅延に正確に一致する場合に、
y(t) の最大値が得られる。それ故に、最大値が得られるまで、相関段14が遅
延ユニット16を制御する。さらに、多数の相関器を使用することが可能である
。時間的な遅延の異なる信号s11a と信号s11b が、これらの多数の相関器に伝
達される。これらの相関器の複数の出力信号を比較することによって、これらの
信号s11a *11b のうちのどの時間的なずれが、時間間隔 Td に最も一致す
るかを突き止めることができる。引続き、この時間間隔 Td に応じて互いにずら
されたこれらの信号s11a *11b は、差動段15に伝達される。これらの互
いにずらされた信号s11a *11b は、この差動段15内で互いに減算される
。その結果生成された信号sres = s11a - *11b が、出力部151を通じて
信号処理ユニット17に出力される。
【0028】 その代わりに、相関段14から出力部142を通じて出力された信号が、信号
処理ユニット17によって評価されてもよい。この信号処理ユニット17は、そ
の出力部を通じて遅延ユニット16に制御信号を伝達する。遅延量が、この制御
信号によって設定可能である。
【0029】 図4aは、センサ11a,11bによって出力された信号s11a ,s11b の経
時変化を示す。雑音xa 又はxb つまり強い加速度が、時点 t1 に車軸5aの近
くで記録され、時点 t2 に車軸5bの近くで記録される。これらの雑音xa 又は
b つまり強い加速度は、車道又はレール2に沿った同じ起伏によって引き起こ
される(図1,軌道の破損8参照)。上述したように、この軌道の破損8は、ボ
ギー台車1の欠陥として解釈されない。
【0030】 図4は、s11b の反転された経時変化とs11a の反転されなかった経時変化を
示す。信号s11a ,s11b のこれらの両経時変化は、値 Td だけ互いにずれてい
る。それ故、ボギー台車1が理想的に走行する場合には、差動段15内で生成さ
れるこれらの信号の差が、零線に沿って延在している信号の経時変化を形成する
【0031】 それ故に、センサ11a,11bによって出力された信号s11a ,s11b をず
らして差をとることによって、ボギー台車1に作用する外部の影響が、このボギ
ー台車1によって引き起こされた加速度から分離され得る。すなわち、軌道の破
損8によって引き起こされた加速度が、これによってボギー台車1の検査に影響
を及ぼさないか又はほんの僅かしか影響を及ぼさない。特に、差動信号sres
、信号処理ユニット17内で第1閾値と比較される。この閾値を上回るときには
雑音のあることを知らせ、この閾値を下回るときにはボギー台車1の状況に問題
のないことを知らせるように、この第1閾値は選択されている。
【0032】 両車軸5a,5bのうちの一方にだけ作用する加速度が、とりわけ明瞭に検出
される。図1中には、車輪4bの扁平部分が示されている。この扁平部分は、例
えばブレーキをかけることによって形成される。信号s11a と信号s11b とをず
らして減算した後に結果として生成された信号sres が、図4c中に示されてい
る。この扁平部分によって引き起こされた加速度が、この信号sres に明瞭に現
れている。
【0033】 この場合、低い周波数部分は、欠陥が車輪の周囲に沿って発生していることを
示している。これに対して、高い周波数範囲内の急激に上昇する信号は、車軸の
軸受面に沿った破損を示している。それ故に、どのような種類の破損が発生して
いるのかが、これらの信号を解析することによって突き止められ得る。例えばフ
ーリエ変換が、この信号解析のために使用され得る。このフーリエ変換は、これ
らの信号を周波数の次元で示すこと、及び評価することを可能にする。
【0034】 差動信号sres は、いろいろな方式で評価され得る。特に、少なくとも1つの
第2閾値、場合によっては1つの閾値分布が決定される。複数の信号値が、所定
の周波数範囲に対してこの閾値分布内に含まれている。これらの信号値を上回る
と、エラーメッセージが発せられる。
【0035】 さらに、複数のピーク値が時間間隔 Tu で周期的に発生することが、図4c中
に示された信号sres から分かる。これらのピーク値は、車輪4a,4bの回転
面に沿った破損を示す。2つのピーク値間の周期を測定することによって、そし
て車輪4a,4bの半径を知れば、車両の速度v(v=2πr/Tu)が算定さ
れ得る。ボギー台車の全ての車輪が事実上とりわけ周期的な挙動を示すので、本
発明は、それ故に車両速度vの信頼性の高い測定を可能にする。
【0036】 両時点 t1,t2間の時間間隔 Td は、速度vと車軸5a,5bの間隔dに基づい
ても算定され得る。ボギー台車の第1と第2の車輪4a又は4bは、これらの時
点 t1,t2に対して1つの特定の軌道位置を通過する。この時間間隔 Td は、Td =
d /v 又は Td = Tu * d / 2πrに等しい。さらに、車両コンピュータによって
速度vを送信することが可能である。
【0037】 この速度vは、信号処理ユニット17内で特に差動信号sres の検査時に考慮
される。例えば、1つの閾値分布が設けられている。複数の閾値が、この閾値分
布内でこの速度に依存して決められている。
【0038】 ボギー台車1の適合された機械的な状況からの突然の偏差が、適合段13と信
号処理段17によって確認された場合には、2つの原因がこれに対して関係しう
る。差動信号sres が突然の変化を示さないならば、外部の影響が存在する。こ
れらの外部の影響は、信号処理ユニット17によって評価され得、場合によって
は場所と時間が付記され得、さらに伝達され得る。しかしながら、差動信号sre s が突然に変化しないならば、破損がボギー台車1に存在する。
【0039】 破損が車道,軌道2又はボギー台車1で確認された場合は、所定の解決手段が
即座に開始され得る。車道又は軌道2が破損したときは、走行速度を落とすほう
がよい。ボギー台車1が破損したときは、車両を例えば停止させることができる
。特に様々な状況が、信号処理ユニット17によって信号解析に基づいて確認可
能である。これらの状況に応じた解決手段が組込まれている。適合された信号分
布が標準分布から明らかにずれている場合は、車両の走行が損なわれることなし
に、修正要求を伝達しなければならない。この場合か又は欠陥がレール2で確認
された場合は、予め設定された最高速度も落とされ得る。ボギー台車1の破損と
して認識される突然の変化の程度がより小さいときは、その最高速度を落として
もよい。突然の変化の程度がより大きいときは、車両を停止させて、該当するボ
ギー台車1を検査することができる。
【0040】 特に、3つの監視方法(ボギー台車の挙動の外部の影響の検査,緩やかなずれ
の検査及び速いずれの検査)が、全て同時に実施される。これらの方法のうちの
1つか又は2つの方法を使用することも当然に可能である。
【0041】 監視回路10の構成は、ほとんど自由に選択可能である。この監視回路10の
役割は、特に信号プロセッサが引き受けてもよい。
【0042】 図3は、監視回路10を示す。データが、多数のモジュール22,23,24
,25からこの監視回路10に伝達可能である。これらのデータは、測定信号の
処理時に特に考慮されるか、又は測定結果つまりエラーメッセージ及び警報メッ
セージと結合される。
【0043】 特に、車両つまり鉄道車両の全ての技術的なデータと業務上のデータが記憶ユ
ニット22内にファイルされている。この鉄道車両のボギー台車1が監視される
。これらのデータは、信号の評価時に考慮され得るか、又は算出された結果と共
に監視センターに伝達され得る。車両の例えば実際の重量と全体の重量が、これ
らの測定信号を評価するパラメータとしてあってもよい。特に、ボギー台車のデ
ータと標準分布が、記憶ユニット22から呼出し可能である。個々の車両番号が
この記憶ユニット22内にファイルされているならば、この車両番号がエラーメ
ッセージ及び警報メッセージと結合され得る。
【0044】 特に時間情報と場所情報が、その他のモジュール23,24から呼出し可能で
ある。これらの情報は、エラーメッセージ及び警報メッセージと同様に結合され
る。特に、これらのモジュール23,24は、この目的に対して対応するデータ
を任意に処理するグローバル・ポジショニング・システム(GPS)に接続され
ている。周囲温度も、パラメータとして考慮しなければならない。この周囲温度
は、場所と季節に応じて - 20 ℃〜 + 40 ℃の範囲内に存在しうる。このことは
、それに応じた変化をボギー台車1の運転状況にもたらしうる。
【0045】 モジュール25は、車両コンピュータに対するインターフェースとして使用さ
れる。この車両コンピュータは、様々な運転情報を監視ユニットに伝達する。明
らかに、ボギー台車1のこの運転状況は、不意の制動過程によって強く影響を受
ける。1回の制動過程によって引き起こされた高い周波数帯域内での信号の上昇
は、車軸折損とは当然みなされない。したがって、特に全ての過程が、車両コン
ピュータによって監視装置に伝達される。その結果、監視装置が一時的に遮断さ
れるか、又はこの状況に合った1つの信号分布がこの監視装置に入力される。制
動過程の間のボギー台車1の運転状況がこの信号分布からずれている場合は、制
動機又はそれに付随する制御部及び機構部が、異常な状況を呈し、場合によって
は破損していることが確認され得る。例えば、運転状況が事後的に変化すること
なしに、制動過程が伝達された場合は、該当するボギー台車1の制動が作動され
なかったことが確認され得る。
【0046】 監視装置によって算出されたデータは、特に車両内部の車両コンピュータ,走
行記録計,表示装置又はこれらのうちの少なくとも1つに伝達可能である。明ら
かに、これらの算出されたデータは、ラジオビーコン電波標識,無線システム等
を通じて司令センターにも伝達可能である( 例えば、ハンブルグの Tetzlaff 出
版社発行の Signal + Draht の 1999 年,1月/2月号の第 30-33頁参照) 。
【0047】 図3中に示された監視回路10は、この目的のためにデータ評価ユニット18
越しに送受信段19を有する。この送受信段19は、データとメッセージをアン
テナシステム20を通じて司令センターに伝達し、かつバスシステム192を通
じて車両コンピュータ21に伝達するか又はアンテナシステム20を通じて司令
センターに伝達するか若しくはバスシステム192を通じて車両コンピュータ2
1に伝達する。
【0048】 特に、ボギー台車1の全ての車輪4と車軸5が監視される。このボギー台車1
は、任意に構成でき、例えば車軸を2つしかもたない車両としても構成され得る
【0049】 監視装置は、道路交通と鉄道による交通の双方で多軸車両用に使用され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の監視回路10を有するボギー台車1を示す。
【図2】 適合段13,相関段14及び差動段15を有する監視回路10の内部構造を示
す。
【図3】 複数のデータが、多数のモジュール22,23,24,25によって監視回路
10に伝達可能であり、これらのモジュール22,23,24,25の出力信号
が、監視装置に伝達される監視回路10を示す。
【図4a】 ボギー台車1の車軸5a,5bで発生する加速度を示す。
【図4b】 ボギー台車1の車軸5a,5bで発生する加速度を示す。
【図4c】 ボギー台車1の車軸5a,5bで発生する加速度を示す。
【図5】 適合段13の好適な構成を示す。
【符号の説明】
1 ボギー台車 2 レール,軌道 3 まくら木 4 車輪 4a 車輪 4b 車輪 5 車軸 5a 車軸 5b 車軸 6 ボギー台車のフレーム 6a フレーム部材 6b フレーム部材 6c ピボット 7 バネ群 8 破損箇所,軌道の破損,窪み 9 破損箇所,扁平部分 10 監視回路 11a〜n 加速度センサ 12a〜n 導線 13 適合段 14 相関段 15 差動段 16 遅延ユニット,時限素子 17 信号処理ユニット 18 データ評価ユニット 19 送受信段 20 アンテナシステム 21 車両コンピュータ 22 モジュール,記憶ユニット 23 モジュール 24 モジュール 25 モジュール 131 データチャネル 132a FFTモジュール 132b FFTモジュール 133a 記憶段 133b 記憶段 134a 第3検査モジュール 134b 第3検査モジュール 135 第1検査モジュール 136 第2検査モジュール 141 出力部 151 出力部 161 出力部 192 バスシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュレッパース・レト スイス国、ヴェッツヴィル、ニーダーヴェ ーク、2アー Fターム(参考) 2G064 AA14 AB01 AB22 BA02 CC33 CC35 CC43 CC47 CC55

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項01】 監視される対象物の振動を、信号処理ユニット(17)に
    よって最終的に評価される信号に変換する加速度センサ(11a,11b,…,
    11n)を有する車道又はレール(2)上で運転される1台の多軸車両のボギー
    台車(1)を監視する方法において、このボギー台車(1)の少なくとも2つの
    車軸(5a,5b)の加速度が、これらの車軸(5a,5b)に敷設された加速
    度センサ(11a,11b)によって検出されること、これらの加速度センサ(
    11a,11b)によって出力された信号s11a ,s11b が、適合段(13)中
    に設けられているFFTモジュール(132a,132b)でフーリエ変換され
    ること、これらのFFTモジュール(132a,132b)によって出力された
    複数の周波数分布が、 −1つの第1検査モジュール(135)内で最初に測定された周波数分布と同時 に比較され、かつそれに応じて選択された標準分布と同時に比較されるか、又 は最初に測定された周波数分布と同時に比較されるか若しくはそれに応じて選 択された標準分布と同時に比較されるか又は、 −1つの第2検査モジュール(134a;134b)内ごとに複数の記憶段(1 33a又は133b)で生成された複数の平均値分布の各々と比較されること 、及び、 −複数の記憶段(133a又は133b)内で生成されたこれらの平均値分布が 、最初に測定された周波数分布と同時に直接比較され、かつそれに応じて選択 された標準分布と同時に直接比較されるか、又は最初に測定された周波数分布 と同時に直接比較されるか若しくはそれに応じて選択された標準分布と同時に 直接比較されること、又は、 これらのFFTモジュール(132a,132b)によって出力された複数の
    周波数分布が、 −1つの第1検査モジュール(135)内で最初に測定された周波数分布と同時 に比較され、かつそれに応じて選択された標準分布と同時に比較されるか、又 は最初に測定された周波数分布と同時に比較されるか若しくはそれに応じて選 択された標準分布と同時に比較されるか又は、 −1つの第2検査モジュール(134a;134b)内ごとに複数の記憶段(1 33a又は133b)で生成された複数の平均値分布の各々と比較されること 、若しくは、 −複数の記憶段(133a又は133b)内で生成されたこれらの平均値分布が 、最初に測定された周波数分布と同時に直接比較され、かつそれに応じて選択 された標準分布と同時に直接比較されるか、又は最初に測定された周波数分布 と同時に直接比較されるか若しくはそれに応じて選択された標準分布と同時に 比直接較されること、並びに、 求められた偏差が、複数の閾値と比較され、そしてこれに応じたメッセージが
    、車両を制御するか又は監視するためのシステムに対して出力されることを特徴
    とする方法。
  2. 【請求項02】 監視される対象物の振動を、信号処理ユニット(17)に
    よって最終的に評価される信号に変換する加速度センサ(11a,11b,…,
    11n)を有する車道又はレール(2)上で運転される1台の多軸車両のボギー
    台車(1)を監視する方法において、このボギー台車(1)の少なくとも2つの
    車軸(5a,5b)の加速度が、これらの車軸(5a,5b)に敷設された加速
    度センサ(11a,11b)によって検出されること、時刻 t1 と時刻 t2 との
    差 Td が補正される範囲内で、これらの加速度センサ(11a,11b)によっ
    て出力された信号s11a ,s11b が、制御可能な時限素子(16)に基づいて互
    いにずれ、ボギー台車(1)の車輪(4a,4b)が、これらの時刻 t1,t2にレ
    ール2又は車道の或る地点を通過すること、これらの互いにずらされた信号s11 a *11b が、差動段(15)内で互いに減算されること、及び、その結果生
    成されたボギー台車(1)の状況に関する目安として使用される信号sres = s 11a - *11b が、信号処理ユニット(17)内で少なくとも1つの閾値又は1
    つの閾値分布と比較されることを特徴とする方法。
  3. 【請求項03】 時刻 t1 と時刻 t2 との差 Td は、信号s11a - s11b
    しくはs11a - *11b の相関値によって算定されること、又は、時刻 t1 と時
    刻 t2 との差 Td は、車両の速度と該当する車輪(4a,4b)の車軸(5a,
    5b)の間隔dに基づいて算定されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項04】 第1閾値若しくは第1閾値分布が設けられていて、この第
    1閾値若しくはこの第1閾値分布に基づき信号sres = s11a - *11b と比較
    することによって、振動がレール(2)によって引き起こされたのか若しくはボ
    ギー台車(1)の異常によって引き起こされたのかが突き止められること、及び
    第2閾値若しくは第2閾値分布が設けられていて、この第2閾値若しくはこの第
    2閾値分布に基づいて、通報すべきこのボギー台車(1)の欠陥が存在するか否
    かが突き止められること、又は、第1閾値若しくは第1閾値分布が設けられてい
    て、この第1閾値若しくはこの第1閾値分布に基づき信号sres = s11a - * 11b と比較することによって、振動がレール(2)によって引き起こされたのか
    若しくはボギー台車(1)の異常によって引き起こされたのかが突き止められる
    こと、若しくは第2閾値若しくは第2閾値分布が設けられていて、この第2閾値
    若しくはこの第2閾値分布に基づいて、通報すべきこのボギー台車(1)の欠陥
    が存在するか否かが突き止められることを特徴とする請求項2又は3に記載の方
    法。
  5. 【請求項05】 第1検査モジュール(135)及び第2検査モジュール(
    134a;134b)又は第1検査モジュール(135)若しくは第2検査モジ
    ュール(134a;134b)内で求められた偏差が、信号sres = s11a - *11b の評価結果に応じてボギー台車(19)又はレール(2)の欠陥として記
    録されることを特徴とする請求項1及び請求項3又は4に記載の方法。
  6. 【請求項06】 閾値及び周波数の関数内で選択された閾値分布又は閾値若
    しくは周波数の関数内で選択された閾値分布は、車両の速度及び加速度又は速度
    若しくは加速度に応じて変更されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
    項に記載の方法。
  7. 【請求項07】 偏差に応じて確認された雑音が、時間情報及び場所情報又
    は時間情報若しくは場所情報と結合されることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の方法。
  8. 【請求項08】 サイクル期間を周期的に発生させる雑音が、信号処理ユニ
    ット(17)内で確認され、車両の速度が、車輪(4a,4b)の直径を考慮し
    て算出されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項09】 監視される対象物の振動を、信号処理ユニット(17)に
    よって最終的に評価可能である信号に変換する加速度センサ(11a,11b,
    …,11n)を有する車道又はレール(2)上で運転される1台の多軸車両のボ
    ギー台車(1)を監視する方法において、このボギー台車(1)の少なくとも2
    つの車軸(5a,5b)の加速度が、これらの車軸(5a,5b)に敷設された
    加速度センサ(11a,11b)によって検出されること、これらの加速度セン
    サ(11a,11b)によって出力された信号s11a ,s11b が、適合段(13
    )中に設けられている少なくとも1つのFFTモジュール(132a,132b
    )に伝達可能であること、これらのFFTモジュール(132a,132b)に
    よって出力された複数の周波数分布が、 −1つの第1検査モジュール(135)内で最初に測定された周波数分布と同時 に比較可能であり、かつそれに応じて選択された標準分布と同時に比較可能で あるか、又は最初に測定された周波数分布と同時に比較可能であるか若しくは それに応じて選択された標準分布と同時に比較可能であるか又は、 −1つの第2検査モジュール(134a;134b)内ごとに複数の記憶段(1 33a又は133b)で生成された複数の平均値分布の各々と比較可能である こと、及び、 −複数の記憶段(133a又は133b)内で生成されたこれらの平均値分布が 、最初に測定された周波数分布と同時に直接比較可能であり、かつそれに応じ て選択された標準分布と同時に直接比較可能であるか、又は最初に測定された 周波数分布と同時に直接比較可能であるか若しくはそれに応じて選択された標 準分布と同時に直接比較可能であること、又は、 これらのFFTモジュール(132a,132b)によって出力された複数の
    周波数分布が、 −1つの第1検査モジュール(135)内で最初に測定された周波数分布と同時 に比較可能であり、かつそれに応じて選択された標準分布と同時に比較可能で あるか、又は最初に測定された周波数分布と同時に比較可能であるか若しくは それに応じて選択された標準分布と同時に比較可能であるか又は、 −1つの第2検査モジュール(134a;134b)内ごとに複数の記憶段(1 33a又は133b)で生成された複数の平均値分布の各々と比較可能である こと、若しくは、 −複数の記憶段(133a又は133b)内で生成されたこれらの平均値分布が 、最初に測定された周波数分布と同時に直接比較可能であり、かつそれに応じ て選択された標準分布と同時に直接比較可能であるか、又は最初に測定された 周波数分布と同時に直接比較可能であるか若しくはそれに応じて選択された標 準分布と同時に比直接較可能であること、並びに、 求められた偏差が、複数の閾値と比較可能であり、これに応じたメッセージが
    、車両を制御するか又は監視するためのシステムに対して出力可能であることを
    特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 監視される対象物の振動を、信号処理ユニット(17)に
    よって最終的に評価される信号に変換する加速度センサ(11a,11b,…,
    11n)を有する車道又はレール(2)上で運転される1台の多軸車両のボギー
    台車(1)を監視する方法において、このボギー台車(1)の少なくとも2つの
    車軸(5a,5b)の加速度が、これらの車軸(5a,5b)に敷設された加速
    度センサ(11a,11b)によって検出されること、時刻 t1 と時刻 t2 との
    差 Td が補正される範囲内で、これらの加速度センサ(11a,11b)によっ
    て出力された信号s11a ,s11b を制御可能な時限素子(16)に基づいて互い
    にずらすことが可能であり、ボギー台車(1)の車輪(4a,4b)が、これら
    の時刻 t1,t2にレール2又は車道の或る地点を通過すること、これらの互いにず
    らされた信号s11a *11b が、差動段(15)内で互いに減算されること、
    及び、その結果生成された信号sres = s11a - *11b が、信号処理ユニット
    (17)内で少なくとも1つの閾値又は1つの閾値分布と比較可能であることを
    特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 時刻 t1 と時刻 t2 との差 Td は、相関段(14)内で信
    号s11a - s11b 若しくはs11a - *11b の相関値によって算定可能であるこ
    と、又は、時刻 t1 と時刻 t2 との差 Td は、車両の速度と該当する車輪(4a
    ,4b)の車軸(5a,5b)の間隔dに基づいて算定可能であることを特徴と
    する請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 第1検査モジュール(135)及び第2検査モジュール(
    134a;134b)又は第1検査モジュール(135)若しくは第2検査モジ
    ュール(134a;134b)内で求められた偏差が、信号sres = s11a - *11b の評価結果に応じてボギー台車(19)又はレール(2)の欠陥として記
    録可能であることを特徴とする請求項10又は11に記載の方法。
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