JP2002540918A - 内燃エンジン排出ガス処理用の改善された触媒式吸着剤システム及びその製造方法 - Google Patents

内燃エンジン排出ガス処理用の改善された触媒式吸着剤システム及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 ゼオライト及び無機酸化物ウオッシュコートで被覆された基体からなる自動車排出ガス処理用の触媒式吸着剤であって、その無機酸化物ウオッシュコートが触媒的に有効な量の貴金属によって含浸されしかる後に前記ゼオライトと、及び場合により促進剤と混合されたものであることを特徴とする該触媒式吸着剤。無機酸化物を貴金属試薬で処理し、その生成物をゼオライトと混合し、基体を被覆し、乾燥し、そして焼成することからなる上記触媒式吸着剤の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、その上に分散されたゼオライト及び無機酸化物ウオッシュコートを
有する基体からなる自動車排出ガス処理用の触媒式吸着剤であって、その無機酸
化物ウオッシュコートが触媒的に有効な量の貴金属によって含浸されしかる後に
前記ゼオライトと、及び場合により促進剤と混合されたものであることを特徴と
する該触媒式吸着剤に関する。本発明は、さらにそのような触媒式吸着剤を製造
する方法に関する。
【0002】 発明の背景 種々の触媒を含む触媒コンバータは、内燃エンジンからの炭化水素、一酸化炭
素及び窒素酸化物の排出についてのより一層厳格な法規に適合するために自動車
製造業者によって多年採用されてきている。これらの法規の引き続く改正及び強
化は、冷エンジンの始動直後の時期及び自動車製造業者によって通常供給される
触媒コンバータがエンジン排気ガスによって、炭化水素の転化に効果的となるよ
うに十分に暖められる前に(しばしば「冷時始動条件(cold start
conditions)」と称される)、炭化水素の排出を抑制するシステムの
開発を必要とさせてきた。興味ある対処方策は、排気系に冷時始動(0ないし2
50℃)に関連する低い排ガス温度での炭化水素を吸着することができ、さらに
通常の排気システム運転温度に達した時にはそれらの炭化水素を放出できる吸着
剤の導入であった。そのような吸着剤は、慣用の三元触媒(窒素酸化物を還元し
つつ、炭化水素及び一酸化炭素を酸化できる触媒、しばしば「TWC」と称され
る)または他の非吸着剤含有触媒と組合わせられるのが普通であろう。
【0003】 種々のタイプのTWC類自体は、自動車排ガスの低減に採用されてきており、
またか過去の標準に適合するのに効果的であった。しかしながら、ますます強化
される法規は冷時始動中の内燃エンジンからの未燃焼炭化水素の排出を抑制する
より効率的なシステムを必要とさせてきている。本発明は、そのような改善され
たシステムを提供する。
【0004】 種々な研究者が、ここに開示される触媒式吸着剤及びその製造方法に表面的に
似ている触媒配合及び調製方法を教示してきた。例えば、米国特許第4,151
,121号(グラッドロウ)は、アフターバーニングを避けるために流動触媒分
解器(crackers)のリゼネレイター(regenerators)中で
のCOの燃焼を促進するための触媒を教示している。その特許の触媒は、無機酸
化物上に担持されゼオライトと混合された第VIII族元素を含み、なおまたル
テニウム、クロム、マンガン、またはそれらのいくつかの組合せの存在を必要と
する。
【0005】 米国特許第5,273,945号(デス・クーリエレス等)も、無機酸化物バ
インダーまたはゼオライトに担持された金属を有する流動触媒クラッキングのた
めの触媒を教示しているが、使用される金属の種類に無関係でありまた金属が無
機酸化物またはゼオライトに担持されるかどうかに無関係である。
【0006】 同様に、米国特許第3,833,499号(イーガン等)は、無機酸化物に含
浸されたパラジウムをついでゼオライトに添加したものであるが、そのゼオライ
トがすでにパラジウムで含浸されていることが必要であるものを採用する炭化水
素のハイドロクラッキング用触媒を教示している。
【0007】 米国特許第5,278,113号(オノ等)は、アルミナ上に分散され、次い
でゼオライトと混合された白金族金属を含む室内加熱における脱臭用触媒を教示
している。その発明の触媒は、それが配置されている環境からの臭気の吸着を行
うように意図されており、臭気成分を放出し、酸化分解させるために定期的に加
熱され、それによって触媒が再生される。
【0008】 意図された使用が自動車エンジン排ガスの処理のためであるという点でより接
近して、米国特許第5,354,720号(レイラー等)は、リーン排ガス中の
存在量の窒素酸化物を還元するための触媒であって、白金及びイリジウムの混合
物で含浸されたアルミニウムまたはセリウムの酸化物の第1層、及び銅及び/ま
たは鉄で含浸されたゼオライトの第2層を含む触媒を教示している。本発明は、
レイラー等によって教示されているものよりも低い酸素濃度を含む排ガス流中に
含まれる量の炭化水素を還元することに関している。
【0009】 米国特許第5,510,086号(ヘミングウエイ等)は、自動車排出物の還
元のために3触媒帯域を使用することを教示している。その第1のものは、慣用
TWCであり、次いで排ガスの流れの方向において、炭化水素吸着剤/触媒が続
き、次いで別のTWCが続いている。その炭化水素吸着剤/触媒は、ゼオライト
及びパラジウムを含む密着ウォッシュコートを含む被覆を有することが特許請求
されている。しかし、’086号は、貴金属をゼオライトに付け、それにより本
発明の触媒よりも性能において劣る触媒式吸着剤を生じさせることを教示してい
る。
【0010】 欧州特許出願第94309790.7(アベ等)は、一つのハニカムモノリス
基体であって、その基体の一領域において炭化水素のための吸着剤で被覆されて
おり、また基体の完全に別異の区別される領域が三元触媒活性について活性な触
媒層で被覆されているものを使用することを教示している。この実施例における
触媒及び吸着剤は、いかようにも一緒にされない。
【0011】 欧州特許出願第95110617.8号(ハートル等)は、ヘミングウエイの
ものと類似した三区画システムであって、中間の吸着剤区画がハニカムモノリス
基体中に一つの穴を含んでいて、排ガスが吸着剤を迂回できるようになっている
ものを教示している。この発明は、排ガスを吸着剤区画内へ向け、また吸着区画
から転ずるためのある種の手段を必要とする。
【0012】 発明の概要 本発明は、内燃エンジンからの排ガスの処理において効果的であり、耐久性の
ある触媒式吸着剤を提供し、殊に、すべて一つの触媒体上で、冷時始動中にエン
ジン排ガスかろ炭化水素を吸着し、それらの炭化水素をエンジン排ガスが吸着剤
を通常の運転温度にまで加熱した後に放出し、これらの炭化水素の二酸化炭素及
び水への転換に触媒作用を行うために、しかもエンジンの運転中のいずれの時点
でも排ガスの変転向の必要がない触媒式吸着剤を提供する。さらには、本出願の
触媒式吸着剤は、床下での160,000km(100,000マイル)の使用
をシミュレートするエンジン排ガスによる過酷な熟成に曝した後にその機能を保
持する。本発明の触媒式吸着剤は、貴金属及び場合により促進剤で含浸された無
機酸化物と、適切なゼオライトとを分散させて担持した基体からなる。さらには
、本発明は、その吸着剤に捕捉された炭化水素の最適転化を与えるゼオライト、
貴金属、無機酸化物及び随意の促進剤の組合せ方法を教示する。本発明は、その
ような触媒式吸着剤の製造方法をも包含する。
【0013】 発明の詳しい説明 本発明の触媒式吸着剤は、適当なゼオライトで被覆された基体及び無機酸化物
ウォッシュコートを含み、そのウォッシュコートが予め、随意に促進剤と混合さ
れた触媒的に有効な量の貴金属及び場合により含浸されており、次いでそのゼオ
ライトと混合されたものである。貴金属及びウォッシュコートは、ゼオライト及
び随意の促進剤の表面上、またはゼオライト及び随意の促進剤の下に層状にされ
てよく、あるいはゼオライト及びウォッシュコートの多層を基体に任意の組合わ
せで塗布することもできる。本発明の重要な要素は、ウォッシュコートを貴金属
で含浸してから、ゼオライトと混合、または層化することである。これは、貴金
属またはその前駆体がゼオライトと相互作用するのを防ぐ、そのような相互作用
は、熟成(加齢)後の触媒式吸着剤の性能に負の影響を与えるであろう。
【0014】 排出抑制システムにおける触媒式吸着剤の開発 本発明の触媒式吸着剤(A−ブリック:“A−brick”)は、単独で、あ
るいは前(pre)吸着剤触媒(P−ブリック)及び/または後(post)吸
着剤TWC(C−ブリック)と組合わせて使用して、車両の冷時始動条件中の炭
化水素排出を低減する。触媒式吸着剤が、床下位置のように、エンジンから発す
る熱がゼオライトを損傷しない場所、そして温度の範囲(window)がA−
ブリックにとって良好に作用するのに適当な場所、に配置されることが好ましい
。P−ブリックのみと組合わせて使用される場合には、本発明の触媒式吸着剤は
、P−ブリックの下流側に置かれるべきであり、もし前吸着剤触媒/本発明の吸
着剤/後吸着剤(PAC)システムの部分として使用されるときには、本触媒式
吸着剤はP−ブリックの下流側そしてC−ブリックの上流側に配置されるべきで
ある。P−ブリック及びC−ブリックは、Pd単独、Rh単独、Pd/Rh、P
t/Rh、またはPt/Pd/Rhのように(ただし、これらに限定されない)
、TWCとして、使用され得る任意の貴金属触媒配合であってよい。P−ブリッ
クは、好ましくは、炭化水素の迅速なライトオフ(light−off)及び転
化を与えるように設計される。
【0015】 もしも、単独で、あいはP−ブリックのみと組合わせて使用されるならば、本
触媒式吸着剤は、冷時始動条件中(すなわち、P−ブリックがライトオフする前
)のHC排出量が所望排出量または標準の80%以下となるような、寸法(大き
さ)とされるべきである。PACシステムの部分として使用されるのであれば、
本触媒式吸着剤は、その容積がC−ブリックの容積の約4分の1ないし約2倍と
なるような寸法とされるべきである。C−ブリックの寸法は当業者に公知の方法
によって決定される。
【0016】 基体 基体は、それが被覆、またはエンジン運転中に曝される排ガスと反応しないと
いう観点から、不活性であるべきである。基体は、押出し物、球体、ビーズ、タ
ブレット、セラミック発泡体等のような当業者によって採用される任意の形状で
あってよいが、金属またはセラミックのモノリスが好ましい。
【0017】 基体としてモノリスが採用されるならば、それは収容容器として使用されるい
ずれの容器内に適合し、容器内壁とモノリス外壁との間に排ガスがモノリスを間
隙漏れで通り過ぎること(すなわち、触媒式吸着剤の迂回)となる空隙を残さな
いような形状及び寸法とされるべきである。セラミックのモノリスが、もしも使
用されるならば、当業界で慣習であるように、そのモノリスの外表面と容器壁と
の間にマット−マウントを設けて、エンジン運転中の振動にクッションとなるよ
うにし、またエンジン排ガスが空隙漏れで触媒を迂回するのを防止するようにす
る。金属モノリスは、慣習のように、容器壁に取付けられるべきである。
【0018】 モノリスの被覆量は、エンジン及び車両特性、ならびにゼオライト吸着容量及
び貴金属活性に依存して決定されようが、基体cm3当たり約0.061gのゼ
オライト+ウォッシュコートから約0.366gのゼオライト+ウォッシュコー
トの間(1ないし6g/インチ3)で、好ましくは基体cm3当たり0.183g
から0.305gのゼオライト+ウォッシュコートの間(3ないし5g/インチ 3 )で被覆されるべきである。
【0019】 ゼオライト いくつかの異なるゼオライトが本発明の触媒式吸着剤において有利に使用され
得る。可なりの程度、ゼオライトの選定は、処理が意図されるはいがすの特性に
よって決定される。すべての場合に、ゼオライト自体は、160,000km(
100,000マイル)の間床下位置に配置された慣用TWCと同じ運転条件に
曝されたときに、炭化水素に対する吸着容量を保持し得なければならない。
【0020】 しかし、すべての応用において、選択されたゼオライトは、下記の特性を有し
なければならない: a)それは、その応用において遭遇する運転温度範囲、すなわち周囲温度付近
から通常の運転温度、において、また一般的には約10容量%の水分を含む排ガ
スに曝された時に、水よりも炭化水素を優先的に吸着できなければならない。
【0021】 b)それは、処理されるべき排ガス中に含まれるすべての炭化水素分子に対し
て高い吸着熱を有しなければならない。吸着熱は、150℃において吸着炭化水
素1グラム−モル当たり少なくとも4.5kcal,好ましくは150℃におい
て吸着炭化水素1グラム−モル当たり少なくとも9.5kcalであるべきであ
る。
【0022】 c)それは、排ガス通常運転条件に曝されたときに安定であるべきであり、ま
た自動車製造者によって排出制御システムの耐久性を試験するために採用される
促進熟成(加齢あるいはエージング)条件に耐え得るべきである。好ましくは、
選定ゼオライトは、約850℃までの温度のスチームへの露出によってその炭化
水素保蔵及び放出特性が殆ど損傷を受けないものであるべきであり、また980
℃以下の温度で結晶崩壊を受けるものであってはならない。
【0023】 d)それは、所望の用途にたいして選択された無機酸化物バインダーと混合ま
たは層化された後に、モノリス基体への塗布、付着のために適当であり、発埃、
フレーク化、または剥離を受け易くない強靭な、密着性の被覆を生じるべきであ
る。
【0024】 e)それは、貴金属処理された無機酸化物ウォッシュコートとの混合または層
化の前に、被覆性を確保するために必要とされる軽度のミリング(磨砕)に耐え
なければならない。
【0025】 本発明の触媒式吸着剤の製造に使用するのに好ましいゼオライトは、約3.0
ないし約10のSi/Al比及び約0.1wt%より少ないNa含量のホウジサ
イトである。低ナトリウム含量は、当業において周知である手段によって、ゼオ
ライトをアンモニウムイオンまたは他の金属イオンを用いてイオン交換すること
によって達成される。好ましいゼオライトの例は、米国特許第4,711,77
0号に記載されている、UOP製造のLZ−210である。この米国特許記載は
、ここに参照のために導入される。
【0026】 無機酸化物ウォッシュコート 無機酸化物ウォッシュコートは、同時に二機能を果たす。まず、ウォッシュコ
ートは、貴金属の支持体として役立つ。第2に、基体へ塗布される前にゼオライ
トと混合されるときに、ウォッシュコートは、その混合物全体として接着性を向
上させる。触媒式吸着剤は、貴金属及びゼオライトに加えて少なくとも一つの無
機酸化物を含まなければならない。
【0027】 ここで有用なゼオライトと混合または層化するのに適切なウォッシュコートは
、アルミナ、シリカ、アルミナ−シリカ、チタニア、マグネシア、ジルコニア、
ベリリア、及びそれらの混合物のような無機酸化物を包含するが、アルミナ、チ
タニア、およびジルコニアが好ましい。セリア、ランタナ、ジルコニアまたはそ
れらの混合物のような少量の、約30wt%までの、希土類酸化物をウォッシュ
コートに添加して、使用貴金属のための促進剤として作用させることができる。
さらには、少量の、酸化バリウムまたは硫酸バリウムのような安定剤を添加する
こともできる。随意には、ウォッシュコートは、その全体または部分が、セリア
−ジルコニアのような、安定化セリアから成ってもよい。
【0028】 基体に塗布されるべき被覆中のゼオライト及び無機酸化物ウォッシュコートの
相対比率は、広範囲で変動し、基体へ塗布される前にゼオライトとウォッシュコ
ートを混合することによって作られる触媒式吸着剤についてはゼオライト含量は
約40ないし約80wt%、好ましくは約70ないし約80wt%の範囲であり
、そしてゼオライトとウォッシュコートを層化することによって作られる触媒式
吸着剤については好ましくは約40ないし約60wt%の範囲である。
【0029】 貴金属 本発明のために選択される貴金属は、パラジウム、白金、ロジウム、及びロジ
ウムとパラジウムまたは白金との混合物及び合金であるが、いずれのVIII族
金属、またはそれらの混合物も使用できる。好ましい貴金属は、相対的に低いラ
イトオフ温度(すなわち、排ガス中に含まれる炭化水素の50%の転化をもたら
す触媒式吸着剤温度)及び相対的に低い価格の故に、パラジウムである。
【0030】 推奨される貴金属添加量は、選択された金属に依存する。Pdについては、添
加量はモノリス基体のm3当たり約1,765ないし約8,830グラムのPd
(約50ないし約250グラムのPd/ft3)、好ましくはモノリス基体のm3 当たり約3,180ないし約7,060グラムのPd(約90ないし約200グ
ラムのPd/ft3)である。Ptについては、添加量はモノリス基体のm3当た
り約350ないし約2,470グラムのPt(約10ないし約70グラムのPt
/ft3)、好ましくはモノリス基体のm3当たり約1,410ないし約2,47
0グラムのPt(約40ないし約70グラムのPt/ft3)である。Rhにつ
いては、添加量はモノリス基体のm3当たり約175ないし約1,060グラム
のRh(約5ないし約30グラムのRh/ft3)、好ましくはモノリス基体の
3当たり約530ないし約1,060グラムのRh(約15ないし約30グラ
ムのRh/ft3)である。
【0031】 触媒式吸着剤の調製 図1によって示されるように、触媒式吸着剤を調製する方式は、新品及び加齢
時の性能に大きな影響を与える。本発明の触媒式吸着剤の調製における重要な考
慮は、貴金属の含浸または分散が最終の触媒式吸着剤の配合において無機酸化物
ウオッシュコート材料上に優先的であるという要件である。これを達成するため
の最も便宜な方法は、ゼオライトの不存在下にウオッシュコートに直接に適当な
貴金属試薬を適用することによる。貴金属がゼオライト上ではなくウオッシュコ
ート上に優先的に分散されるようになすたの方法は、公知であり、選択の問題と
して採用され得る。ゼオライトから貴金属を引き離すことによって、高酸性、高
反応性の貴金属溶液とゼオライト材料との相互作用が除かれる。従って、そのよ
うな引き離しは、ゼオライトの耐久性を改善し、同時に貴金属分散を保存し、ま
たそれは高温エージング中にゼオライトからの破砕物や移動性成分による活性貴
金属サイトの潜在的被毒化を限定する。この作用は、貴金属の耐久性も改善し、
それによって、加齢時ライトオフの改善ならびに触媒式吸着剤が接触するエンジ
ン排ガス中の炭化水素、一酸化炭素及び窒素酸化物の一定状態転化の改善もなさ
れる。他方、貴金属をゼオライトに近接して置くことは、ゼオライトのコーキン
グを防止し、また炭化水素がゼオライトから脱着される時の炭化水素の燃焼を促
進する。
【0032】 かくして、好ましい製造方法は、最終触媒式吸着剤に所望の貴金属を添加量を
与えるのに充分に、無機酸化物ウオッシュコート上に貴金属試薬を湿式含浸する
ことが挙げられる当業者に公知の任意の貴金属試薬を使用することができる。例
えば、しかし限定されるものではなく、硝酸パラジウムの7−8wt%水溶液は
、貴金属としてPdを用いる触媒式吸着剤のウオッシュコート上に含浸される。
硝酸白金の同様な溶液は、Ptの析出のために好ましいであろう。含浸されたウ
オッシュコートは、少なくとも24時間乾燥させて、貴金属が無機酸化物ウオッ
シュコート上に充分に化学吸着されるようにし、次いで250℃またはそれ以上
の温度で2時間焼成する。焼成済みの含浸ウオッシュコートは、次いで水でスラ
リー化され、そのpHは有機酸、好ましくは酢酸の添加によって約3.1及び約
3.9の間に調整され、その混合物は約20分から1時間磨砕(ミル)されて良
好な被覆性が与えられる。硝酸のような酸はゼオライトと望ましくない相互作用
をなす傾向があるので避けるべきである。同時に、所望ならば、そのスラリーに
は追加の促進剤または添加剤が直接に加えられ得る。ウオッシュコート懸濁液は
、次いでゼオライトの水性懸濁液と一緒にされ、被覆のために必要とされるので
全体が簡単にミル処理される。
【0033】 その一緒にした混合物を少なくとも1時間攪拌した後、得られるスラリーを当
業者に知られている任意の方法で基体へ塗布する。そのような方法は、限定され
るものではないが、スラリーへの基体の浸漬、スラリーの基体への吹付けが包含
される。基体へのスラリーへの塗布に続いて、被覆付き基体を乾燥させ、ついで
約400℃ないし約550℃の温度で2ないし4時間焼成する。
【0034】 別の方法として挙げられるものは、無機酸化物ウオッシュコートへの貴金属試
薬の湿式含浸であり、最終触媒式吸着剤部分へ貴金属の所望の添加量を与えるの
に充分な含浸を行う。前記の方法のように、硝酸パラジウムの7−8wt%水溶
液は、貴金属としてPdを用いる触媒式吸着剤のウオッシュコート上に含浸され
る。硝酸白金の同様な溶液は、Ptの析出のために好ましいであろう。含浸され
たウオッシュコートは、少なくとも24時間乾燥させて、次いで250℃または
それ以上の温度で2時間焼成する。焼成済みの含浸ウオッシュコートは、次いで
水でスラリー化され、そのpHは有機酸、好ましくは酢酸の添加によって約3.
1及び約3.9の間に調整され、その混合物は約20分から1時間磨砕(ミル)
されて良好な被覆性が与えられる。ゼオライトの水性懸濁液は、別個に調製され
、被覆のために必要とされるので簡単に、10分以下、ミル処理される。
【0035】 第1の被覆工程において、ゼオライト懸濁液または含浸ウオッシュコート懸濁
液は、当業者に知られている任意の方法で基体へ塗布する。そのような方法は、
限定されるものではないが、スラリーへの基体の浸漬、スラリーの基体への吹付
けが包含される。基体へのスラリーへの塗布に続いて、被覆付き基体を乾燥させ
、次いで約400℃ないし約550℃の温度で2ないし4時間焼成する。この方
法は、第1工程で被覆されなかった懸濁液を用いて繰り返される。基体への第2
のスラリーの塗布に続いて、層化され、被覆された基体を乾燥させ、次いで約4
00℃ないし約550℃の温度で2ないし4時間焼成する。もし多層ウオッシュ
コートが必要とされるならば、この方法は所望の回数繰り返す事ができる。
【0036】
【実施例】
実施例1 この実施例は、本発明の触媒式吸着剤の製造を例示する。水性硝酸Pd溶液を
アルミナ粉末に、得られる含浸粉末がアルミナ1kg当たり132.2グラムの
Pdを含むような量で、均一に含浸させた。この粉末を室温空気中で24時間乾
燥させ、次いで250℃で2時間焼成した。この含浸処理粉末の水性懸濁液を次
いで調製し、そのpHを測定した。必要に応じて、次いでpHを約3.5にまで
下げるのに十分な酢酸を添加し、次いでこの懸濁液を7及び15ミクロン間の粒
子寸法を得るように磨砕(ミル)した。次に、UOP CSX−455ゼオライ
トの磨砕された懸濁液(良好な被覆性とするために懸濁液中の塊を砕くのに丁度
十分にだけ磨砕した)の十分量を上記磨砕含浸粉末の懸濁液に添加して、ゼオラ
イト:アルミナの比が約3:1であるスラリーを作った。この混合物を次いで3
時間攪拌し、次にこれをセラミックモノリスに被覆し、次いでその被覆されたモ
ノリスを乾燥し、次いで約550℃の温度で2時間焼成した。一つの完成触媒式
吸着剤(A−ブリック)を基体P−ブリックの1m3当たり7,060gPd(
200gPd/ft3)と基体C−ブリック1m3当たり5,300gPd/Rh
(15/1の比)(1ft3当たり150gPd/Rh)の間で、コンバータに
組む込み、性能評価に適当なPACシステムを形成した。
【0037】 実施例2 この実施例は、先行技術の触媒式吸着剤の調製を記載する。 アルミナ粉末の水性懸濁液を作り、アルミナ1kg当たり165.4グラムの
Pdを有する水性アルミナ懸濁液を得るように十分な量の硝酸Pdを添加した。
この懸濁液のpHを酢酸で約3.5にまで下げ、次いで7及び15ミクロンの間
の粒子寸法を得るように磨砕した。次いで、UOP CSX−455ゼオライト
の磨砕された懸濁液の十分量を上記ウオッシュコート懸濁液に添加して、ゼオラ
イト:ウオッシュコートの比が約3:1であるスラリーを作った。この混合物を
次いで実施例1のように攪拌し、セラミックモノリスに被覆した。吸着剤固体を
この実施例の方法で作ったこと以外は、実施例1と同じようにPACシステムを
作った。
【0038】 実施例3 この実施例は、本発明の別の触媒式吸着剤の調製を記載する。 水性硝酸Pd溶液を、アルミナ粉末とZrに富む混合ZrO2/CeO2粉末と
の混合物に均一に含浸して、混合酸化物とアルミナの比が1.0となり、また得
られる含浸粉末がアルミナ/混合酸化物粉末の1kg当たり132.2グラムの
Pdを含むようにした。この粉末を室温空気中で24時間乾燥させ、次いで25
0℃で2時間焼成した。この含浸処理粉末の水性懸濁液を次いで調製し、そのp
Hを測定した。この懸濁液のpHを酢酸で約3.5にまで下げ、次いで7及び1
5ミクロン間の粒子寸法を得るように磨砕(ミル)した。次いで、UOP CS
X−455ゼオライトの磨砕された懸濁液の十分量を上記含浸粉末懸濁液に添加
して、ゼオライト:アルミナの比が約3:1であるスラリーを作った。この混合
物を次いで3時間攪拌し、次にこれをセラミックモノリスに被覆し、次いでその
被覆されたモノリスを乾燥し、次いで約550℃の温度で2時間焼成した。一つ
の完成触媒式吸着剤(A−ブリック)を基体P−ブリック1m3当たり7,06
0gPd(200gPd/ft3)と基体C−ブリック1m3当たり5,300g
Pd/Rh(15/1の比)(1ft3当たり150gPd/Rh)の間で、コ
ンバータに組む込み、性能評価に適当なPACシステムを形成した。
【0039】 実施例4 この実施例は、本発明の別の触媒式吸着剤の調製を記載する。 ゼオライト:アルミナの比が約4:1である、UOP CSXゼオライト粉末
とアルミナとの水性懸濁液を作り、10分間磨砕した。次いでこの懸濁液を3時
間攪拌し、次いでこれをセラミックモノリスに被覆した。その被覆されたモノリ
スを乾燥し、次いで約550℃の温度で2時間焼成した。
【0040】 アルミナ粉末及び安定化Zr粉末(83.6wt%ZrO2;14.5wt%
CeO2及び1.9wt%La23)の混合物へ硝酸Pd水溶液を均一に含浸さ
せて、安定化Zr:アルミナの重量比が2.0であり、得られる含浸粉末が、ア
ルミナ/混合酸化物粉末の1kg当たり132.2グラムのZrを含むようにし
た。この粉末を室温空気中で24時間乾燥し、次いで250℃で2時間焼成した
。次いでこの含浸粉末の水性スラリーを作り、そのpHを測定した。この懸濁液
のpHを酢酸で約3.5にまで下げ、次いで7及び15ミクロン間の粒子寸法を
得るように磨砕した。次いでこの混合物を3時間攪拌し、ついでそれを、予めゼ
オライトで被覆されてあったセラミックモノリスに被覆した。その被覆されたモ
ノリスを乾燥し、次いで約550℃の温度で2時間焼成した。この実施例の方法
で作られた一つの完成触媒式吸着剤を、実施例1のように、PAC形体でコンバ
ータに組み込んだ。
【0041】 実施例5 この実施例は、非触媒式吸着剤の製造を記載する。 ゼオライト:アルミナの比が約4:1である、UOP CSXゼオライト粉末
とアルミナとの水性懸濁液を作り、10分間磨砕した。次いでこの懸濁液を3時
間攪拌し、次いでこれをセラミックモノリスに被覆した。その被覆されたモノリ
スを乾燥し、次いで約550℃の温度で2時間焼成した。
【0042】 実施例6 この実施例は、本発明の別の触媒式吸着剤の調製を記載する。 水性硝酸Pd溶液をアルミナ粉末に、得られる含浸粉末がアルミナ1kg当た
り46.3グラムのPdを含むような量で、均一に含浸させた。この粉末を室温
空気中で24時間乾燥させ、次いで250℃で2時間焼成した。この含浸処理粉
末の水性懸濁液を次いで調製し、そのpHを測定した。次いでpHを約3.5に
まで酢酸で下げ、次いでこの懸濁液を7及び15ミクロン間の粒子寸法を得るよ
うに磨砕した。次に、UOP CSX−455ゼオライトの磨砕された懸濁液の
十分量を上記磨砕含浸粉末の懸濁液に添加して、ゼオライト:アルミナの比が約
3:1であるスラリーを作った。この混合物を次いで3時間攪拌し、次にこれを
セラミックモノリスに被覆し、次いでその被覆されたモノリスを乾燥し、次いで
約550℃の温度で2時間焼成した。
【0043】 実施例7 この実施例は、本発明の別の触媒式吸着剤の調製を記載する。 水性硝酸Rh溶液を、アルミナ粉末と安定化Zr粉末との混合物に均一に含浸
して、安定化Zr粉末とアルミナの比が1.0となり、また得られる含浸粉末が
アルミナ/混合酸化物粉末の1kg当たり19.8グラムのRhを含むようにし
た。この粉末を室温空気中で24時間乾燥させ、次いで250℃で2時間焼成し
た。この含浸処理粉末の水性懸濁液を次いで調製し、そのpHを測定した。この
懸濁液のpHを酢酸で約3.5にまで下げ、次いで7及び15ミクロン間の粒子
寸法を得るように磨砕した。次いで、UOP CSX−455ゼオライトの磨砕
された懸濁液の十分量を上記含浸粉末懸濁液に添加して、ゼオライト:アルミナ
の比が約3:1であるスラリーを作った。この混合物を次いで3時間攪拌し、次
にこれをセラミックモノリスに被覆し、次いでその被覆されたモノリスを乾燥し
、次いで約550℃の温度で2時間焼成した。
【0044】 実施例8 この実施例は、本発明の別の触媒式吸着剤の調製を記載する。 水性カルボン酸Pd溶液をアルミナ粉末に、得られる含浸粉末がアルミナ1k
g当たり59.5グラムのPdを含むような量で、均一に含浸させた。この粉末
を室温空気中で24時間乾燥させ、次いで250℃で2時間焼成した。この含浸
処理粉末の水性懸濁液を次いで調製し、そのpHを測定した。この懸濁液のpH
を酢酸で約3.5にまで下げ、次いでこの懸濁液を7及び15ミクロン間の粒子
寸法を得るように磨砕した。次に、UOP CSX−455ゼオライトの磨砕さ
れた懸濁液(良好な被覆性とするために懸濁液中の塊を砕くのに丁度十分にだけ
磨砕した)の十分量を上記磨砕含浸粉末の懸濁液に添加して、ゼオライト:アル
ミナの比が約3:1であるスラリーを作った。この混合物を次いで3時間攪拌し
、次にこれをセラミックモノリスに被覆し、次いでその被覆されたモノリスを乾
燥し、次いで約550℃の温度で2時間焼成した。一つの完成触媒式吸着剤(A
−ブリック)を基体P−ブリックの1m3当たり7,060gPd(200gP
d/ft3)と基体C−ブリック1m3当たり5,300gPd/Rh(15/1
の比)(1ft3当たり150gPd/Rh)の間で、コンバータに組む込み、
性能評価に適当なPACシステムを形成した。
【0045】 実施例9(比較) 本発明の重要な要素は、ウオッシュコートを貴金属で含浸してから後にゼオラ
イトと混合または層化することである。このようにすると、貴金属またはその科
学的前駆体がゼオライトと相互作用するのが防止される(ゼオライトは加齢後触
媒式吸着剤のライト−オフ;light−offに負の影響を与えるようになる
)。実施例1及び2の方法を用いて作った触媒式HC吸着剤を、800℃で2時
間オーブン中で、次いで10%水分及び窒素中で900℃でさらに2時間熟成(
加齢)させた。これらの熟成HC吸着剤をコンバータ中に入れ、これを一回で、
3.8Lエンジン付き1995年オールズモビールに組み込み、各コンバータで
の車両排出物をEPA「車両からの排出物測定のための連邦試験操作(Fede
ral Test Procedure for Determining E
missions from Vehicles)」を用いて評価した。表1は
実施例1及び2の車両でのライト−オフ性能の比較を示す。ライト−オフまでの
より短い時間または、より低いライト−オフ温度は、より低い排出をもたらすこ
とになろう。
【0046】
【表1】
【0047】 実施例10(比較) 実施例1,2,5及び8の方法を用いて作った触媒式吸着剤を、PACシステ
ムにおいて、Pdのみの前面(フロント)ブリック及び慣用TWC背後(リヤ)
ブリックと組合わせ、次いで2.7Lコンバータに組み込んだ。実施例1と同じ
貴金属転化量の慣用非吸着剤触媒を、一つの追加のコンバータに組み込んだ。こ
の試料は、HC吸着が存在しない場合に何が転化され得るかを示す働きをする。
コンバータの全てを、車両での100,000マイル使用を模擬するためにエン
ジンダイナモメータで高温熟成サイクルを用いて熟成(加齢処理)した。(促進
熟成は吸着剤を910℃までの床温度にさらすエンジンダイナモメータで50時
間続けられた。)熟成されたコンバータを、一回で、3.8Lエンジン付き19
95年オールズモービルに取り付け、各コンバータでの車両排出物をEPAの「
車両からの排出物測定のための連邦試験操作(Federal Test Pr
ocedure for Determining Emissions fr
om Vehicles)」を用いて評価した。試験結果は、図1に、時間に対
してのマイル当たり秤量積算HC排出量として示されており、本発明のHC吸着
剤を用いたシステムが、0.04688グラム/km(0.075グラム/マイ
ル)の乗用車用のキャリホルニア・ロウ・エミッション・ベヒクル・スタンダー
ドに合格し得たことを明らかにしている。本発明のものでない吸着剤または吸着
剤を用いないコンバータは、該ロウ・エミッション・ベヒクル・スタンダードを
達成し得るように車両排出物を十分に転化できなかった。結果は、実施例8のP
d前駆体の使用は、低い負荷において硝酸Pdと同等の性能を与えたことも示し
ている。
【0048】 さらなる結果は図2に示されており、それは排出物試験の最初の100秒にわ
たる各コンバータによって与えられた毎秒当たりのHC排出量(単位グラム)を
示している。この図は、車両運転の最初の40秒中の吸着剤の利点を示している
。なんとなれば、この時間中に吸着剤含有コンバータシステムからのはいしゅつ
は非吸着剤システムからのものよりも著しく少ないからである。さらには、本発
明の吸着剤(実施例1及び8)を含むコンバータからのHC排出は、この同一の
40秒の期間中に先行技術の吸着剤(実施例2及び5)を含むものよりも少なか
った。
【0049】 表2は、上記試験のPACコンバータについてのHC,CO及びNOxのテイ
ルパイプ排出量の結果を示している。本発明の3ブリックの触媒式吸着剤システ
ムでのCO及びNOx転化は、慣用三元触媒と同等である。
【0050】
【表2】
【0051】 実施例11(比較) 触媒式HC吸着剤を実施例1、6及び7の方法で作り、各完成モノリス部材か
ら1個の1インチ径コアを切り出した。それらのコアを石英管炉内で、窒素及び
10%水分の雰囲気中で800℃で2時間そして900℃で2時間熟成した。熟
成後、それらのコアを、化学量論的空気/燃料比での自動車走行を代表する人工
ガス混合物を用いて実験室反応器中で試験した。コアへの入り口温度は、その人
工ガス混合物がコアを通過するにつれて、10℃/分で25℃から350℃へ上
昇させた。実施例1及び6からの試料についての温度に対してのHC及びCOの
転化率は、図3に示されおり、また実施例1及び実施例7からの試料についての
温度に対してのHC及びCOの転化率は、図4に示されている。両図は、全ての
試験された試料についての特性吸着相とそれに続く触媒ライトオフヲ示している
。この試験結果は、PtまたはRhは、本発明の吸着剤の活性触媒成分としての
Pdの適当な代替物であることを示している。Rh試料は、Pd試料よりも良好
なNOx転化を与え、一方Pt試料はより良好なCO転化を与えるようである。
【0052】 実施例12(比較) 触媒式HC吸着剤を実施例1及び5の方法で作り、各完成モノリス部材から1
個の1インチ径コアを切り出した。慣用Pd触媒を別個に作り、それからもコア
を切り出した。これらのコアを、富空気/燃料比での自動車走行を代表する人工
ガス混合物を用いて実験室反応器中で試験した。その人工ガス混合物がコアを通
過するにつれて、ゼオライト上へのコーキングを促進するようなやり方で、温度
を50℃及び250℃の間で10℃/分でサイクルさせた。図5は、そのサイク
ル回数に対しての各試験サイクル中に吸着されたHCグラム数をプロットしてあ
る。この図の結果は、実施例5の方法をもちいて作った5.08インチ(2cm
)長のコア(非触媒式吸着剤)は、それ自体で使用されたときに、最初の試験サ
イクル中には良好な吸着容量でスタートするものの、試験サイクルすうが増加す
るにつれて、その吸着容量が著しく低減することを示している。実施例5のコア
を半分に切断して、その上流側に慣用触媒を置くことによって、問題が解決され
る:この場合に、サイクル数が増えても吸着の低減はない。同じ効果は、本発明
の触媒式吸着剤を使用することによって達成される。従って、図5における実施
例1の曲線も、試験サイクルの増加に伴う吸着容量の低減を示さない。本発明の
触媒式吸着剤を使用することによって、吸着剤の上流側に慣用三元触媒をはいち
する必要がなくなる。
【0053】 実施例13 実施例1、3及び4の方法で作った触媒式HC吸着剤を、前吸着剤触媒/本発
明吸着剤(PA)システムにおけるPd/Rh前ブリックと組合わせ、次いで2
.7Lコンバータに組み付けた。コンバータの全てを車両での使用の160,0
00km(100,000マイル)を模擬するエンジンダイナモメータでの欧州
過酷温度熟成(加齢)サイクルを用いて、熟成した(その促進熟成は吸着剤を9
70℃までの床温度に曝すエンジンダイナモメータで65時間継続した。)その
熟成(加齢)コンバータを、2.0Lエンジン付き1996年メルセデスベンツ
車に1度に一個組み付け、各コンバータでの車両排出物を、車両排出物の測定の
ためのEPAの連邦試験操作(FTP)を用いて評価した。試験結果は、図6に
時間に対してのマイル当たりの秤量積算HC排出量として示されており、また欧
州熟成サイクルについては、2ブリックシステムにおいて使用されるときには、
実施例4の方法で作られた層状のHC吸着剤が、実施例1及び3のような本発明
の別の技法で作った吸着剤よりも有利であることを示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の二つの触媒式吸着剤(50時間熟成)に付いての時間に
対するマイル当たりの非メタン炭化水素(NMHC)排出物積算秤量と、慣用触
媒、慣用触媒式吸着剤及び慣用非触媒式吸着剤(すべて50時間熟成)について
の同様な積算秤量とを比較する。
【図2】 図1におけるコンバータのそれぞれにつての、EPA「車両から
の排出物測定のための連邦試験操作(Federal Test Proced
ure for Determining Emissions from V
ehicles)」の最初の200秒間にわたるNMHC排出率を示す。
【図3】 本発明のPt及びPd触媒式吸着剤から取り出した2.54cm
(1インチ)径のコアについての温度対HC及びCOの転化率を示す。
【図4】 本発明のPt及びPd触媒式吸着剤から取り出した2.54cm
(1インチ)径のコアについての温度対HC及びNOxの転化率を示す。
【図5】 新鮮ゼオライトコアのコーキング速度に対する貴金属添加の影響
を示す。
【図6】 本発明の三つの触媒式吸着剤(50時間熟成)に付いての時間に
対するマイル当たりの非メタン炭化水素(NMHC)排出物積算秤量を示す。
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月22日(2001.1.22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/08 F01N 3/10 A 3/10 B01D 53/36 104A (72)発明者 デューン,スティーブン・アール アメリカ合衆国イリノイ州60102,アルゴ ンキン,ワインフィールド・ドライブ 1730 Fターム(参考) 3G091 AA02 AB10 BA03 BA07 BA15 GB06Y GB07Y GB09Y GB10Y HA07 4D048 AA06 AA13 AA18 AB05 BA01Y BA03X BA06Y BA07Y BA08X BA10X BA11X BA19X BA30X BA31X BA33X BA39Y BA41X BB02 BB09 BB16 CC46 EA04 4G066 AA12D AA16D AA20D AA23D AA30D AA47D AA61B AA72C AE19C BA07 CA51 DA02 FA03 FA15 4G069 AA03 AA08 BA01A BA01B BA02A BA04A BA05A BA06A BA07A BA07B BA13A BA13B BA17 BB02A BB02B BB04A BB06A BB06B BB10A BC13A BC42A BC42B BC43A BC43B BC51A BC51B BC69A BC71A BC71B BC72A BC72B BC75A CA02 CA03 CA09 EA19 EB11 EC29 FA02 FA03 FB06 FB14 FB15 FB20 FB23 FB30 FC07 FC09 ZA03 ZA03B ZC04 ZE07

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゼオライト及び無機酸化物ウオッシュコートで被覆された基
    体からなる自動車排出ガス処理用の触媒式吸着剤であって、その無機酸化物ウオ
    ッシュコートが触媒的に有効な量の貴金属によって含浸されしかる後に前記ゼオ
    ライトと、及び場合により促進剤と混合されたものであることを特徴とする該触
    媒式吸着剤。
  2. 【請求項2】 基体が、セラミックモノリス、セラミック発泡体、及び金属
    モノリスからなる群から選択される請求項1の触媒式吸着剤。
  3. 【請求項3】 無機酸化物ウオッシュコートがアルミナ、アルミナ−シリカ
    、チタニア、マグネシア、ジルコニア及びセリア、ならびにそれらの混合物より
    なる群から選択される請求項1の触媒式吸着剤。
  4. 【請求項4】 貴金属がPt,Pd,Rhならびにそれらの混合物及び合金
    よりなる群から選択される請求項1の触媒式吸着剤。
  5. 【請求項5】 任意の促進剤がランタニア、セリア、ジルコニア、及びそれ
    らの混合物よりなる群から選択される請求項1の触媒式吸着剤。
  6. 【請求項6】 吸着剤が酸化バリウム及び硫酸バリウムよりなる群から選択
    される安定剤で安定化された促進剤を含む請求項5の触媒式吸着剤。
  7. 【請求項7】 ゼオライトが約10のSi/Al比を有し、そして約0.1
    wt%以下のNa含量を有するホウジャサイトである請求項1の触媒式吸着剤。
  8. 【請求項8】 その上に分散されたゼオライト層及び無機酸化物ウオッシュ
    コート層を有する基体を含む自動車排出ガス処理用の触媒式吸着剤であって、そ
    のウオッシュコート層が触媒的に有効な量の貴金属でそして場合により促進剤で
    含浸されており、それらの層の一方が基体上に分散され、ついで他方の層がその
    最初に分散された層の上に分散されている該触媒式吸着剤。
  9. 【請求項9】 少なくとも一つの三元触媒と請求項1の触媒式吸着剤を含む
    排出ガス排出抑制システム。
  10. 【請求項10】少なくとも一つの三元触媒と請求項8の触媒式吸着剤を含む
    排出ガス排出抑制システム。
  11. 【請求項11】請求項1の触媒式吸着剤を製造する方法であって、 a)無機酸化物ウォッシュコートに触媒的に有効な量の貴金属試薬を含浸させて
    、それによって貴金属含浸ウォッシュコートを作り、 b)その貴金属含浸ウォッシュコートを少なくとも24時間乾燥させ、 c)随意に、そのウォッシュコートを約250℃以上の温度で約1及び2時間の
    間焼成し、 d)そのウォッシュコートの水性懸濁物を作り、 e)その懸濁物のpHを、有機酸の添加によって約3.1及び約3.9の間に調
    節し、 f)その懸濁物を約1時間ミリングし、 g)ゼオライト水性懸濁物を調製し、 h)工程(g)の生成汚物を約10分及び約15分の間ミリングし、 i)工程(f)の生成物と工程(h)の生成物とを一緒にしてスラリーを作り、 j)そのスラリーを基体に塗布し、そして k)工程(j)の生成物を乾燥及び焼成して触媒式吸着剤を生成させる、 ことからなる上記触媒式吸着剤を製造する方法。
  12. 【請求項12】工程(a)において、有効量の促進剤も無機酸化物ウォッシ
    ュコートに含浸させる請求項11の方法。
  13. 【請求項13】請求項8の触媒式吸着剤を製造する方法であって、 a)無機酸化物ウォッシュコートに触媒的に有効な量の貴金属試薬を含浸させて
    、それによって貴金属含浸ウォッシュコートを作り、 b)その貴金属含浸ウォッシュコートを少なくとも24時間乾燥させ、 c)随意に、そのウォッシュコートを約250℃以上の温度で約1及び2時間の
    間焼成し、 d)そのウォッシュコートの水性懸濁物を作り、 e)その懸濁物のpHを、有機酸の添加によって約3.1及び約3.9の間に調
    節し、 f)その懸濁物を約1時間ミリングし、それによってウォッシュコート被覆剤を
    形成し、 g)ゼオライト水性懸濁物を調製し、 h)工程(g)の生成汚物を約10分及び約15分の間ミリングし、それによっ
    てゼオライト被覆剤を形成し、 i)そのウォッシュコート被覆剤及びゼオライト被覆剤からなる群より選択され
    る被覆剤を基体へ塗付し、 j)工程(i)において塗布されなかった被覆剤を基体に塗布し、そして k)工程(j)の生成物を乾燥及び焼成して触媒式吸着剤を生成させる、 ことからなる上記触媒式吸着剤を製造する方法。
  14. 【請求項14】有効量の促進剤も工程(a)において無機酸化物ウォッシュ
    コートに含浸させる請求項13の方法。
  15. 【請求項15】最初にその上に分散されたゼオライト層を有する基体を含む
    自動車排出ガス処理用の触媒式吸着剤であって、そのゼオライト層が、その上に
    次に分散された無機酸化物ウオッシュコート層を有し、そのウオッシュコート層
    が次いで触媒的に有効な量の貴金属で、そして場合により促進剤で含浸されてい
    る上記触媒式吸着剤。
JP2000609183A 1998-07-10 1998-07-10 内燃エンジン排出ガス処理用の改善された触媒式吸着剤システム及びその製造方法 Pending JP2002540918A (ja)

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